7.45 follow-up (#99)

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2026-03-03 21:04:14 -06:00
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26493 changed files with 2237110 additions and 2316955 deletions
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0,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_00","リア・ターラのウリエンジェは、沈痛な面持ちだ。"
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24,"TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_00","リア・ターラで情報収集"
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48,"TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_000","レポリットたちの驚きは、間違っていなかったんだ……。
0,TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_00,リア・ターラのウリエンジェは、沈痛な面持ちだ。
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48,TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_000,"レポリットたちの驚きは、間違っていなかったんだ……。
人が生存可能な環境なんて、ここにあるはずがなかった。
それを、サンクレッドが覆してくれたんだ……。"
49,"TEXT_AKTKMG105_04454_ALISAIE_000_005","まさか、これでお別れなんてこと、ないわよね……?
49,TEXT_AKTKMG105_04454_ALISAIE_000_005,"まさか、これでお別れなんてこと、ないわよね……?
だって、彼の魂は……まだ……。"
50,"TEXT_AKTKMG105_04454_YSHTOLA_000_010","彼が、ウルティマ・トゥーレを認識できる形に変えた。
50,TEXT_AKTKMG105_04454_YSHTOLA_000_010,"彼が、ウルティマ・トゥーレを認識できる形に変えた。
私にまで視えているのは、そのせいなのね。
本当に……よく気づく人だこと……。"
51,"TEXT_AKTKMG105_04454_GRAHATIA_000_015","サンクレッドは貫いたのか……。
51,TEXT_AKTKMG105_04454_GRAHATIA_000_015,"サンクレッドは貫いたのか……。
息さえできない、あの混乱の中で……譲れない一念を……。"
52,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_020","狙いは的確だったはず……
52,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_020,"狙いは的確だったはず……
だが、メーティオンは俺の槍をかわしおおせた。"
53,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_021","癪だが、奴の言うとおり、
53,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_021,"癪だが、奴の言うとおり、
「見えるだけでは触れられない」ということか……。
なら、どうしたら肉薄できる……!"
54,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_030","…………肉体を失い、魂だけとなることを、何と呼ぶか。
54,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_030,"…………肉体を失い、魂だけとなることを、何と呼ぶか。
私とて、知らぬわけではございません。"
55,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_031","ですが私たちは、第一世界において、
55,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_031,"ですが私たちは、第一世界において、
それと近しい状態にあったのです……。"
56,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_032","あのときとは事情が違うとわかっていても……
56,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_032,"あのときとは事情が違うとわかっていても……
嘆いて立ち止まるよりは、信じたい。
彼は「生きて」私たちを護っているのだと……。"
57,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_033","……調査を進めましょう。
57,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_033,"……調査を進めましょう。
さきほど見たとおり、メーティオンを追いかけるだけでなく、
ウルティマ・トゥーレを理解する必要があるようです。"
58,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_034","まずは、この場所から……。
58,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_034,"まずは、この場所から……。
竜にお詳しい、あなたとエスティニアン……
そして私で、ここに集いしドラゴン族の調査を。"
59,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_035","ほかの皆さんには、取り急ぎ、地形の確認をお願いしたく。
59,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_035,"ほかの皆さんには、取り急ぎ、地形の確認をお願いしたく。
先に進める道があるかどうかなど、
調べていただいて、よろしいでしょうか……?"
60,"TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_036","了解だ。
60,TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_036,"了解だ。
ひととおり調べ終えたら、このあたりに戻ってこよう。"
61,"TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_037","メーティオンによれば、ここにいる竜は、
61,TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_037,"メーティオンによれば、ここにいる竜は、
滅亡する前の末期の姿……魂なき、その再現体……。"
62,"TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_038","私たちが知っている竜と、同じように話せるとはかぎらない。
62,TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_038,"私たちが知っている竜と、同じように話せるとはかぎらない。
三人とも、くれぐれも気をつけてくれ。"
63,"TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_039","私たちは、手分けして竜の話を聞くところから始めましょう。"
64,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_050","ああ……小さき者よ……我が星に降りた流星よ……。"
65,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_051","その細き手に、病のひとつも抱えていたなら……
63,TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_039,私たちは、手分けして竜の話を聞くところから始めましょう。
64,TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_050,ああ……小さき者よ……我が星に降りた流星よ……。
65,TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_051,"その細き手に、病のひとつも抱えていたなら……
その吐く息が、血潮の熱を奪い去るなら……
どんなにか君を愛せただろう……。"
66,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_052","私たちは待っているんだ。
時がこの命を<RubyCharaters>FF04E6BC82FF07E38195E38289</RubyCharaters>し、身は朽ちて、死に還ることを。"
67,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_053","君がもし、私たちに問い、語り、諭そうというのならば、
66,TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_052,"私たちは待っているんだ。
時がこの命を漂 (さら)し、身は朽ちて、死に還ることを。"
67,TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_053,"君がもし、私たちに問い、語り、諭そうというのならば、
どうか何もせずに立ち去ってほしい……。
ここに必要なのは静寂……ただ、静寂なのだ……。"
68,"TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_055","静寂を乱さないでくれ……。
68,TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_055,"静寂を乱さないでくれ……。
音は、時の流れを正しく刻ませる……。
意識を棄ててなお永き時を、どうしてそれで耐えられる?"
69,"TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_060","遠い……遠い……すべては霧の向こうだ……。
69,TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_060,"遠い……遠い……すべては霧の向こうだ……。
鮮やかなものは、何もかも……。"
70,"TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_061","我ら竜は、愛であった……力であった……誇りであった……。
70,TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_061,"我ら竜は、愛であった……力であった……誇りであった……。
高潔であろうとし、事実、それそのものだった……。"
71,"TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_062","だというのに、敗れたのだ……。
71,TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_062,"だというのに、敗れたのだ……。
あの黒と鈍色の兵団に……
血の繋がりを持たず、信念すらもない<RubyCharaters>FF07E585B5E599A8FF07E38282E381AE</RubyCharaters>たちに。"
72,"TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_063","あぁ……敗北は我らの威風を止めた……。
血の繋がりを持たず、信念すらもない兵器 (もの)たちに。"
72,TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_063,"あぁ……敗北は我らの威風を止めた……。
大気は淀み、我らは沈む……。
すべては霧の向こうだ……鮮やかなものは、何もかも……。"
73,"TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_065","このまま静かに眠らせてくれ……。
73,TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_065,"このまま静かに眠らせてくれ……。
霧の向こうを想うのは、もう、疲れた……。"
74,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_070","聞く……?
74,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_070,"聞く……?
いったい、何を聞くというのか……。"
75,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_071","この世の愚かしさが、我を石へと変えたのだ。
75,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_071,"この世の愚かしさが、我を石へと変えたのだ。
石は羽ばたかず、語らわず、咆哮を上げもしないが、
静観と沈黙はもっとも利口だ。"
76,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_072","ただひとつ、あの光景だけが、今も我の喉を震わせる。
76,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_072,"ただひとつ、あの光景だけが、今も我の喉を震わせる。
外れの岩地の「アーム・ノール」……
謳われなかった竜詩たち……。"
77,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_073","いかにして、あれを語れようか。
77,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_073,"いかにして、あれを語れようか。
竜詩でも……ましてや言葉などでは……。
然して我はまた、石へと戻るのだ……。"
78,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_075","石に語るべき言葉はない……。
78,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_075,"石に語るべき言葉はない……。
知りたくば訪ね、見るがいい。
理解するには程遠かろうがな……。"
79,"TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_076","外れの岩地の「アーム・ノール」……
79,TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_076,"外れの岩地の「アーム・ノール」……
我らの絶望……我らの終わり……。"
80,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_080","ああ、お前もここを見に来たのか?
80,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_080,"ああ、お前もここを見に来たのか?
俺も、「アーム・ノールこそ絶望と終わりの象徴」と聞いて、
気にかかったものでな……。"
81,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_081","ここは、竜が卵を孵す場所のようだ。
81,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_081,"ここは、竜が卵を孵す場所のようだ。
アーテリスでも、同じような竜の巣を見たことがある。"
82,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_082","……やはり、竜は竜か。
82,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_082,"……やはり、竜は竜か。
ここはミドガルズオルムの故郷、その末期の再現なんだろうよ。"
83,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_083","ヴリトラは、故郷の星を戦乱で追われたと言っていたが……
83,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_083,"ヴリトラは、故郷の星を戦乱で追われたと言っていたが……
この様子だと、ミドガルズオルムが離れたあとに、
完全に敗北したようだな……。"
84,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_084","ともかく、ここの卵を調べてみるか。
84,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_084,"ともかく、ここの卵を調べてみるか。
絶望と終わりの象徴とくれば、予想はできるがな……。"
85,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_090","それにしても、酷い匂いだ……。
85,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_090,"それにしても、酷い匂いだ……。
風がないから余計に、腐臭が籠っていやがる……。"
86,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_100","割れた卵の中に、ドラゴン族の幼生体が横たわっている。
86,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_100,"割れた卵の中に、ドラゴン族の幼生体が横たわっている。
……すでに腐敗の始まった死骸のようだ。"
87,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_101","死骸は、生乾きの粘液にまみれている。
87,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_101,"死骸は、生乾きの粘液にまみれている。
うまく孵れなかったのだろうか……。"
88,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_105","腐臭を放つ粘液が、殻の中に溜まっている。
88,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_105,"腐臭を放つ粘液が、殻の中に溜まっている。
色は濁り毒々しい……
何らかの汚染を受けているのだろうか?"
89,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_110","濁った粘液の中に沈んでいる大きな殻を、
89,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_110,"濁った粘液の中に沈んでいる大きな殻を、
静かに持ち上げてみた。
形さえも定かでない「何か」の塊が、粘液に浸っている……。"
90,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_111","……殻を、そっと元に戻した。"
91,"TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_120","この卵は、ほかと比べて綺麗に見える。
90,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_111,……殻を、そっと元に戻した。
91,TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_120,"この卵は、ほかと比べて綺麗に見える。
孵って間もない状態のようだ。"
92,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_121","ほう……?
92,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_121,"ほう……?
卵は全滅かと思っていたが、無事に孵れた奴もいたようだな。"
93,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_122","しかし、こんな風に置き去りにされていて、
93,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_122,"しかし、こんな風に置き去りにされていて、
ちゃんと親竜に合流できたのか……?"
94,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_123","……軽く、あたりを見回ってみるか。
94,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_123,"……軽く、あたりを見回ってみるか。
俺は、アーム・ノールの正面方向を見てくる。
お前は、竜の集落とは反対の方に進んでみてくれ。"
95,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_125","…………。"
96,"TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_130","グギェェェ!
95,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_125,…………。
96,TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_130,"グギェェェ!
ギョプ…ギェ…"
97,"TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_131","グェェェ…プ…ピ…"
98,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_140","不快な鳴き声が途絶えたかと思えば……
97,TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_131,グェェェ…プ…ピ…
98,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_140,"不快な鳴き声が途絶えたかと思えば……
汝が屠ったのか。"
99,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_141","尋常じゃない竜の悲鳴が聞こえたぞ。
99,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_141,"尋常じゃない竜の悲鳴が聞こえたぞ。
何があったんだ?"
100,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_142","おい、こいつを襲った子竜は何だ?
100,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_142,"おい、こいつを襲った子竜は何だ?
お前はその親なのか?"
101,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_143","……アーム・ノールに卵は置いた。
101,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_143,"……アーム・ノールに卵は置いた。
それが孵ったというなら、確かに我が血族であろうよ。"
102,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_144","だが、そこな者は見たであろう。
102,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_144,"だが、そこな者は見たであろう。
あの穢れた翼を……禍々しき容貌を……。"
103,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_145","あれはもはや竜にあらず……我が子にあらず……。
103,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_145,"あれはもはや竜にあらず……我が子にあらず……。
我らの行いに対する罰であり、
生きとし生ける者の、愚かさの証明だ……。"
104,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_146","……何があった。"
105,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_147","……空より現れし、心なき鋼鉄の兵団。
104,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_146,……何があった。
105,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_147,"……空より現れし、心なき鋼鉄の兵団。
奴らは突然、我が同胞たちを葬りはじめた。"
106,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_148","侵略だ……我らは心底怒り、憎み、戦った。
106,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_148,"侵略だ……我らは心底怒り、憎み、戦った。
長きにわたる、熾烈な戦いが始まったのだ……。"
107,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_149","やがて我らの敗北が決定的となったとき、
107,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_149,"やがて我らの敗北が決定的となったとき、
戦場となったこの星は、荒廃しきっていた。"
108,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_150","その様を見た奴らは、
108,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_150,"その様を見た奴らは、
我らの星に「接収する価値なし」の烙印を押し、
生き残りの竜を捨て置いて、撤退していったのだ……。"
109,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_151","生き残りたちは、恥辱に耐えながら、種の再起を図ろうとした。
109,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_151,"生き残りたちは、恥辱に耐えながら、種の再起を図ろうとした。
……しかし、竜の卵を孵すには、
清らな力が満ちた土地が必要なのだ。"
110,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_152","そんなものは、もうどこにもありはしない……。
110,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_152,"そんなものは、もうどこにもありはしない……。
どこの巣でも、卵は孵ることなく腐ってしまった。"
111,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_153","たまに生まれる者があっても、
111,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_153,"たまに生まれる者があっても、
見るに堪えない異形になり果てている……。
我らは、種の未来を失ったのだ。"
112,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_154","生き残りの中に、星を渡れる竜はいなかったのか?
112,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_154,"生き残りの中に、星を渡れる竜はいなかったのか?
別の星でなら、卵を孵せる可能性もあったんじゃないか?"
113,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_155","ああ、いたとも……星渡る同胞たちが……。
113,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_155,"ああ、いたとも……星渡る同胞たちが……。
お前の言うように、彼らは他の星に孵卵の場を求めた。"
114,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_156","だが、多くの力を宿した豊かな星では、
114,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_156,"だが、多くの力を宿した豊かな星では、
その支配権をかけて争いが起きていた……。"
115,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_157","残っているのは、孵化などは到底見込めぬ、
115,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_157,"残っているのは、孵化などは到底見込めぬ、
枯れ果てた星ばかり……。"
116,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_158","そう……世は争いに満ちていたのだ……。
116,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_158,"そう……世は争いに満ちていたのだ……。
生ける者は命あるかぎり、奪い、奪われ、戦っていた……。"
117,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_159","なんて愚かで、恐ろしい輪廻だ……。
117,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_159,"なんて愚かで、恐ろしい輪廻だ……。
私たちは、そこに加わることを良しとしなかった。
争いにはもう……疲れていたのだ……。"
118,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_160","ゆえにここで、終わりを待っている。
118,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_160,"ゆえにここで、終わりを待っている。
何者をも脅かさず、脅かされず、高潔なる沈黙のうちに、
永き命を終えるその日を……。"
119,"TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_161","おい、話はまだだ。
119,TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_161,"おい、話はまだだ。
俺たちの星では、お前たち竜が……!"
120,"TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_162","…………。"
120,TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_162,…………。
1 key 0 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_00 1 リア・ターラのウリエンジェは、沈痛な面持ちだ。
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4 0 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_00 3 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_03 リア・ターラのウリエンジェは、沈痛な面持ちだ。
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25 21 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_21 24 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_00 リア・ターラで情報収集
26 22 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_22 25 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_01 アーム・ノールで異変を探す
27 23 TEXT_AKTKMG105_04454_SEQ_23 26 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_02 を調べる
28 24 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_00 27 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_03 リア・ターラで情報収集 をさらに調べる
29 25 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_01 28 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_04 アーム・ノールで異変を探す アーム・ノール付近で子竜を探す
30 26 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_02 29 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_05 <Sheet(EObj,2012281,0)/>を調べる 虚ろな様子の親竜と話す
31 27 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_03 30 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_06 <Sheet(EObj,2012284,0)/>をさらに調べる
32 28 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_04 31 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_07 アーム・ノール付近で子竜を探す
33 29 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_05 32 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_08 虚ろな様子の親竜と話す
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49 45 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_21 48 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_000 レポリットたちの驚きは、間違っていなかったんだ……。 人が生存可能な環境なんて、ここにあるはずがなかった。 それを、サンクレッドが覆してくれたんだ……。
46 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_22
47 TEXT_AKTKMG105_04454_TODO_23
48 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_000 レポリットたちの驚きは、間違っていなかったんだ……。 人が生存可能な環境なんて、ここにあるはずがなかった。 それを、サンクレッドが覆してくれたんだ……。
50 49 TEXT_AKTKMG105_04454_ALISAIE_000_005 49 TEXT_AKTKMG105_04454_ALISAIE_000_005 まさか、これでお別れなんてこと、ないわよね……? だって、彼の魂は……まだ……。 まさか、これでお別れなんてこと、ないわよね……? だって、彼の魂は……まだ……。
51 50 TEXT_AKTKMG105_04454_YSHTOLA_000_010 50 TEXT_AKTKMG105_04454_YSHTOLA_000_010 彼が、ウルティマ・トゥーレを認識できる形に変えた。 私にまで視えているのは、そのせいなのね。 本当に……よく気づく人だこと……。 彼が、ウルティマ・トゥーレを認識できる形に変えた。 私にまで視えているのは、そのせいなのね。 本当に……よく気づく人だこと……。
52 51 TEXT_AKTKMG105_04454_GRAHATIA_000_015 51 TEXT_AKTKMG105_04454_GRAHATIA_000_015 サンクレッドは貫いたのか……。 息さえできない、あの混乱の中で……譲れない一念を……。 サンクレッドは貫いたのか……。 息さえできない、あの混乱の中で……譲れない一念を……。
53 52 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_020 52 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_020 狙いは的確だったはず…… だが、メーティオンは俺の槍をかわしおおせた。 狙いは的確だったはず…… だが、メーティオンは俺の槍をかわしおおせた。
54 53 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_021 53 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_021 癪だが、奴の言うとおり、 「見えるだけでは触れられない」ということか……。 なら、どうしたら肉薄できる……! 癪だが、奴の言うとおり、 「見えるだけでは触れられない」ということか……。 なら、どうしたら肉薄できる……!
55 54 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_030 54 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_030 …………肉体を失い、魂だけとなることを、何と呼ぶか。 私とて、知らぬわけではございません。 …………肉体を失い、魂だけとなることを、何と呼ぶか。 私とて、知らぬわけではございません。
56 55 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_031 55 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_031 ですが私たちは、第一世界において、 それと近しい状態にあったのです……。 ですが私たちは、第一世界において、 それと近しい状態にあったのです……。
57 56 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_032 56 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_032 あのときとは事情が違うとわかっていても…… 嘆いて立ち止まるよりは、信じたい。 彼は「生きて」私たちを護っているのだと……。 あのときとは事情が違うとわかっていても…… 嘆いて立ち止まるよりは、信じたい。 彼は「生きて」私たちを護っているのだと……。
58 57 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_033 57 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_033 ……調査を進めましょう。 さきほど見たとおり、メーティオンを追いかけるだけでなく、 ウルティマ・トゥーレを理解する必要があるようです。 ……調査を進めましょう。 さきほど見たとおり、メーティオンを追いかけるだけでなく、 ウルティマ・トゥーレを理解する必要があるようです。
59 58 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_034 58 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_034 まずは、この場所から……。 竜にお詳しい、あなたとエスティニアン…… そして私で、ここに集いしドラゴン族の調査を。 まずは、この場所から……。 竜にお詳しい、あなたとエスティニアン…… そして私で、ここに集いしドラゴン族の調査を。
60 59 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_035 59 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_035 ほかの皆さんには、取り急ぎ、地形の確認をお願いしたく。 先に進める道があるかどうかなど、 調べていただいて、よろしいでしょうか……? ほかの皆さんには、取り急ぎ、地形の確認をお願いしたく。 先に進める道があるかどうかなど、 調べていただいて、よろしいでしょうか……?
61 60 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_036 60 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_036 了解だ。 ひととおり調べ終えたら、このあたりに戻ってこよう。 了解だ。 ひととおり調べ終えたら、このあたりに戻ってこよう。
62 61 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_037 61 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_037 メーティオンによれば、ここにいる竜は、 滅亡する前の末期の姿……魂なき、その再現体……。 メーティオンによれば、ここにいる竜は、 滅亡する前の末期の姿……魂なき、その再現体……。
63 62 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_038 62 TEXT_AKTKMG105_04454_ALPHINAUD_000_038 私たちが知っている竜と、同じように話せるとはかぎらない。 三人とも、くれぐれも気をつけてくれ。 私たちが知っている竜と、同じように話せるとはかぎらない。 三人とも、くれぐれも気をつけてくれ。
64 63 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_039 63 TEXT_AKTKMG105_04454_URIANGER_000_039 私たちは、手分けして竜の話を聞くところから始めましょう。 私たちは、手分けして竜の話を聞くところから始めましょう。
65 64 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_050 64 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_050 ああ……小さき者よ……我が星に降りた流星よ……。 ああ……小さき者よ……我が星に降りた流星よ……。
66 65 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_051 65 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_051 その細き手に、病のひとつも抱えていたなら…… その吐く息が、血潮の熱を奪い去るなら…… どんなにか君を愛せただろう……。 その細き手に、病のひとつも抱えていたなら…… その吐く息が、血潮の熱を奪い去るなら…… どんなにか君を愛せただろう……。
67 66 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_052 66 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_052 私たちは待っているんだ。 時がこの命を<RubyCharaters>FF04E6BC82FF07E38195E38289</RubyCharaters>し、身は朽ちて、死に還ることを。 私たちは待っているんだ。 時がこの命を漂 (さら)し、身は朽ちて、死に還ることを。
68 67 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_053 67 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_053 君がもし、私たちに問い、語り、諭そうというのならば、 どうか何もせずに立ち去ってほしい……。 ここに必要なのは静寂……ただ、静寂なのだ……。 君がもし、私たちに問い、語り、諭そうというのならば、 どうか何もせずに立ち去ってほしい……。 ここに必要なのは静寂……ただ、静寂なのだ……。
69 68 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_055 68 TEXT_AKTKMG105_04454_SEIHLOSKH_000_055 静寂を乱さないでくれ……。 音は、時の流れを正しく刻ませる……。 意識を棄ててなお永き時を、どうしてそれで耐えられる? 静寂を乱さないでくれ……。 音は、時の流れを正しく刻ませる……。 意識を棄ててなお永き時を、どうしてそれで耐えられる?
70 69 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_060 69 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_060 遠い……遠い……すべては霧の向こうだ……。 鮮やかなものは、何もかも……。 遠い……遠い……すべては霧の向こうだ……。 鮮やかなものは、何もかも……。
71 70 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_061 70 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_061 我ら竜は、愛であった……力であった……誇りであった……。 高潔であろうとし、事実、それそのものだった……。 我ら竜は、愛であった……力であった……誇りであった……。 高潔であろうとし、事実、それそのものだった……。
72 71 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_062 71 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_062 だというのに、敗れたのだ……。 あの黒と鈍色の兵団に…… 血の繋がりを持たず、信念すらもない<RubyCharaters>FF07E585B5E599A8FF07E38282E381AE</RubyCharaters>たちに。 だというのに、敗れたのだ……。 あの黒と鈍色の兵団に…… 血の繋がりを持たず、信念すらもない兵器 (もの)たちに。
73 72 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_063 72 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_063 あぁ……敗北は我らの威風を止めた……。 大気は淀み、我らは沈む……。 すべては霧の向こうだ……鮮やかなものは、何もかも……。 あぁ……敗北は我らの威風を止めた……。 大気は淀み、我らは沈む……。 すべては霧の向こうだ……鮮やかなものは、何もかも……。
74 73 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_065 73 TEXT_AKTKMG105_04454_KOHMNOSKH_000_065 このまま静かに眠らせてくれ……。 霧の向こうを想うのは、もう、疲れた……。 このまま静かに眠らせてくれ……。 霧の向こうを想うのは、もう、疲れた……。
75 74 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_070 74 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_070 聞く……? いったい、何を聞くというのか……。 聞く……? いったい、何を聞くというのか……。
76 75 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_071 75 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_071 この世の愚かしさが、我を石へと変えたのだ。 石は羽ばたかず、語らわず、咆哮を上げもしないが、 静観と沈黙はもっとも利口だ。 この世の愚かしさが、我を石へと変えたのだ。 石は羽ばたかず、語らわず、咆哮を上げもしないが、 静観と沈黙はもっとも利口だ。
77 76 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_072 76 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_072 ただひとつ、あの光景だけが、今も我の喉を震わせる。 外れの岩地の「アーム・ノール」…… 謳われなかった竜詩たち……。 ただひとつ、あの光景だけが、今も我の喉を震わせる。 外れの岩地の「アーム・ノール」…… 謳われなかった竜詩たち……。
78 77 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_073 77 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_073 いかにして、あれを語れようか。 竜詩でも……ましてや言葉などでは……。 然して我はまた、石へと戻るのだ……。 いかにして、あれを語れようか。 竜詩でも……ましてや言葉などでは……。 然して我はまた、石へと戻るのだ……。
79 78 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_075 78 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_075 石に語るべき言葉はない……。 知りたくば訪ね、見るがいい。 理解するには程遠かろうがな……。 石に語るべき言葉はない……。 知りたくば訪ね、見るがいい。 理解するには程遠かろうがな……。
80 79 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_076 79 TEXT_AKTKMG105_04454_WHEIFEHSK_000_076 外れの岩地の「アーム・ノール」…… 我らの絶望……我らの終わり……。 外れの岩地の「アーム・ノール」…… 我らの絶望……我らの終わり……。
81 80 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_080 80 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_080 ああ、お前もここを見に来たのか? 俺も、「アーム・ノールこそ絶望と終わりの象徴」と聞いて、 気にかかったものでな……。 ああ、お前もここを見に来たのか? 俺も、「アーム・ノールこそ絶望と終わりの象徴」と聞いて、 気にかかったものでな……。
82 81 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_081 81 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_081 ここは、竜が卵を孵す場所のようだ。 アーテリスでも、同じような竜の巣を見たことがある。 ここは、竜が卵を孵す場所のようだ。 アーテリスでも、同じような竜の巣を見たことがある。
83 82 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_082 82 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_082 ……やはり、竜は竜か。 ここはミドガルズオルムの故郷、その末期の再現なんだろうよ。 ……やはり、竜は竜か。 ここはミドガルズオルムの故郷、その末期の再現なんだろうよ。
84 83 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_083 83 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_083 ヴリトラは、故郷の星を戦乱で追われたと言っていたが…… この様子だと、ミドガルズオルムが離れたあとに、 完全に敗北したようだな……。 ヴリトラは、故郷の星を戦乱で追われたと言っていたが…… この様子だと、ミドガルズオルムが離れたあとに、 完全に敗北したようだな……。
85 84 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_084 84 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_084 ともかく、ここの卵を調べてみるか。 絶望と終わりの象徴とくれば、予想はできるがな……。 ともかく、ここの卵を調べてみるか。 絶望と終わりの象徴とくれば、予想はできるがな……。
86 85 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_090 85 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_090 それにしても、酷い匂いだ……。 風がないから余計に、腐臭が籠っていやがる……。 それにしても、酷い匂いだ……。 風がないから余計に、腐臭が籠っていやがる……。
87 86 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_100 86 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_100 割れた卵の中に、ドラゴン族の幼生体が横たわっている。 ……すでに腐敗の始まった死骸のようだ。 割れた卵の中に、ドラゴン族の幼生体が横たわっている。 ……すでに腐敗の始まった死骸のようだ。
88 87 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_101 87 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_101 死骸は、生乾きの粘液にまみれている。 うまく孵れなかったのだろうか……。 死骸は、生乾きの粘液にまみれている。 うまく孵れなかったのだろうか……。
89 88 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_105 88 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_105 腐臭を放つ粘液が、殻の中に溜まっている。 色は濁り毒々しい…… 何らかの汚染を受けているのだろうか? 腐臭を放つ粘液が、殻の中に溜まっている。 色は濁り毒々しい…… 何らかの汚染を受けているのだろうか?
90 89 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_110 89 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_110 濁った粘液の中に沈んでいる大きな殻を、 静かに持ち上げてみた。 形さえも定かでない「何か」の塊が、粘液に浸っている……。 濁った粘液の中に沈んでいる大きな殻を、 静かに持ち上げてみた。 形さえも定かでない「何か」の塊が、粘液に浸っている……。
91 90 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_111 90 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_111 ……殻を、そっと元に戻した。 ……殻を、そっと元に戻した。
92 91 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_120 91 TEXT_AKTKMG105_04454_SYSTEM_000_120 この卵は、ほかと比べて綺麗に見える。 孵って間もない状態のようだ。 この卵は、ほかと比べて綺麗に見える。 孵って間もない状態のようだ。
93 92 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_121 92 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_121 ほう……? 卵は全滅かと思っていたが、無事に孵れた奴もいたようだな。 ほう……? 卵は全滅かと思っていたが、無事に孵れた奴もいたようだな。
94 93 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_122 93 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_122 しかし、こんな風に置き去りにされていて、 ちゃんと親竜に合流できたのか……? しかし、こんな風に置き去りにされていて、 ちゃんと親竜に合流できたのか……?
95 94 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_123 94 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_123 ……軽く、あたりを見回ってみるか。 俺は、アーム・ノールの正面方向を見てくる。 お前は、竜の集落とは反対の方に進んでみてくれ。 ……軽く、あたりを見回ってみるか。 俺は、アーム・ノールの正面方向を見てくる。 お前は、竜の集落とは反対の方に進んでみてくれ。
96 95 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_125 95 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_125 …………。 …………。
97 96 TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_130 96 TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_130 グギェェェ! ギョプ…ギェ… グギェェェ! ギョプ…ギェ…
98 97 TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_131 97 TEXT_AKTKMG105_04454_BALLOON_000_131 グェェェ…プ…ピ… グェェェ…プ…ピ…
99 98 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_140 98 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_140 不快な鳴き声が途絶えたかと思えば…… 汝が屠ったのか。 不快な鳴き声が途絶えたかと思えば…… 汝が屠ったのか。
100 99 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_141 99 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_141 尋常じゃない竜の悲鳴が聞こえたぞ。 何があったんだ? 尋常じゃない竜の悲鳴が聞こえたぞ。 何があったんだ?
101 100 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_142 100 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_142 おい、こいつを襲った子竜は何だ? お前はその親なのか? おい、こいつを襲った子竜は何だ? お前はその親なのか?
102 101 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_143 101 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_143 ……アーム・ノールに卵は置いた。 それが孵ったというなら、確かに我が血族であろうよ。 ……アーム・ノールに卵は置いた。 それが孵ったというなら、確かに我が血族であろうよ。
103 102 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_144 102 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_144 だが、そこな者は見たであろう。 あの穢れた翼を……禍々しき容貌を……。 だが、そこな者は見たであろう。 あの穢れた翼を……禍々しき容貌を……。
104 103 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_145 103 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_145 あれはもはや竜にあらず……我が子にあらず……。 我らの行いに対する罰であり、 生きとし生ける者の、愚かさの証明だ……。 あれはもはや竜にあらず……我が子にあらず……。 我らの行いに対する罰であり、 生きとし生ける者の、愚かさの証明だ……。
105 104 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_146 104 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_146 ……何があった。 ……何があった。
106 105 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_147 105 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_147 ……空より現れし、心なき鋼鉄の兵団。 奴らは突然、我が同胞たちを葬りはじめた。 ……空より現れし、心なき鋼鉄の兵団。 奴らは突然、我が同胞たちを葬りはじめた。
107 106 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_148 106 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_148 侵略だ……我らは心底怒り、憎み、戦った。 長きにわたる、熾烈な戦いが始まったのだ……。 侵略だ……我らは心底怒り、憎み、戦った。 長きにわたる、熾烈な戦いが始まったのだ……。
108 107 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_149 107 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_149 やがて我らの敗北が決定的となったとき、 戦場となったこの星は、荒廃しきっていた。 やがて我らの敗北が決定的となったとき、 戦場となったこの星は、荒廃しきっていた。
109 108 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_150 108 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_150 その様を見た奴らは、 我らの星に「接収する価値なし」の烙印を押し、 生き残りの竜を捨て置いて、撤退していったのだ……。 その様を見た奴らは、 我らの星に「接収する価値なし」の烙印を押し、 生き残りの竜を捨て置いて、撤退していったのだ……。
110 109 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_151 109 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_151 生き残りたちは、恥辱に耐えながら、種の再起を図ろうとした。 ……しかし、竜の卵を孵すには、 清らな力が満ちた土地が必要なのだ。 生き残りたちは、恥辱に耐えながら、種の再起を図ろうとした。 ……しかし、竜の卵を孵すには、 清らな力が満ちた土地が必要なのだ。
111 110 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_152 110 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_152 そんなものは、もうどこにもありはしない……。 どこの巣でも、卵は孵ることなく腐ってしまった。 そんなものは、もうどこにもありはしない……。 どこの巣でも、卵は孵ることなく腐ってしまった。
112 111 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_153 111 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_153 たまに生まれる者があっても、 見るに堪えない異形になり果てている……。 我らは、種の未来を失ったのだ。 たまに生まれる者があっても、 見るに堪えない異形になり果てている……。 我らは、種の未来を失ったのだ。
113 112 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_154 112 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_154 生き残りの中に、星を渡れる竜はいなかったのか? 別の星でなら、卵を孵せる可能性もあったんじゃないか? 生き残りの中に、星を渡れる竜はいなかったのか? 別の星でなら、卵を孵せる可能性もあったんじゃないか?
114 113 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_155 113 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_155 ああ、いたとも……星渡る同胞たちが……。 お前の言うように、彼らは他の星に孵卵の場を求めた。 ああ、いたとも……星渡る同胞たちが……。 お前の言うように、彼らは他の星に孵卵の場を求めた。
115 114 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_156 114 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_156 だが、多くの力を宿した豊かな星では、 その支配権をかけて争いが起きていた……。 だが、多くの力を宿した豊かな星では、 その支配権をかけて争いが起きていた……。
116 115 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_157 115 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_157 残っているのは、孵化などは到底見込めぬ、 枯れ果てた星ばかり……。 残っているのは、孵化などは到底見込めぬ、 枯れ果てた星ばかり……。
117 116 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_158 116 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_158 そう……世は争いに満ちていたのだ……。 生ける者は命あるかぎり、奪い、奪われ、戦っていた……。 そう……世は争いに満ちていたのだ……。 生ける者は命あるかぎり、奪い、奪われ、戦っていた……。
118 117 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_159 117 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_159 なんて愚かで、恐ろしい輪廻だ……。 私たちは、そこに加わることを良しとしなかった。 争いにはもう……疲れていたのだ……。 なんて愚かで、恐ろしい輪廻だ……。 私たちは、そこに加わることを良しとしなかった。 争いにはもう……疲れていたのだ……。
119 118 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_160 118 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_160 ゆえにここで、終わりを待っている。 何者をも脅かさず、脅かされず、高潔なる沈黙のうちに、 永き命を終えるその日を……。 ゆえにここで、終わりを待っている。 何者をも脅かさず、脅かされず、高潔なる沈黙のうちに、 永き命を終えるその日を……。
120 119 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_161 119 TEXT_AKTKMG105_04454_ESTINIEN_000_161 おい、話はまだだ。 俺たちの星では、お前たち竜が……! おい、話はまだだ。 俺たちの星では、お前たち竜が……!
121 120 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_162 120 TEXT_AKTKMG105_04454_ELDERDRAGON04454_000_162 …………。 …………。
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