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 最終的に、月が船として使われることはなかった。人は終末と戦うことを選び、月に搭載されていた跳躍航行装置などは、「魔導船ラグナロク」に積まれることとなったのだ。
 然して終末が去った今、リヴィングウェイたちは新たな生き方を模索しているが、人の役に立てるのが嬉しいことには変わりない。いつかは嘘偽りなく、「レポリット最高、リヴィングウェイは人類の素敵な右腕」と言わしめたいと、想いを馳せる日々である。"
194,
195,
196,
197,
194,イゼル
195,イゼル・ダングラン
196,氷の巫女
197," イシュガルドにおける異端者勢力の指導者。第七霊災後、寒さに追われて避難した高地ドラヴァニアにて、偶然にも聖竜フレースヴェルグと邂逅したイゼルは「超える力」により、その過去を垣間見てしまう。これにより、竜詩戦争の発端を知った彼女は、幻龍との対面を経て幻視した内容が真実だと確信すると、竜と人との融和を実現するため、異端の道を歩むことになる。
 だが、その活動の最中、アシエンと思しきエレゼン族の男と出会い、自らの力の何たるかと神降ろしの手法を教わることに。そして、言われるがまま氷神シヴァを召喚し、尋常ならざる力を得た彼女は、皇都を覆う魔法障壁を破り、ドラゴン族を手引きしたのだった。偽りの歴史を教え、聖戦を導く教皇さえ葬れば、竜詩戦争が終結すると考えてのことである。もちろん、その過程で罪なき者の命を奪うことになるとも理解していたが、罪を背負ってでも教皇を倒さねば、憎しみと争いの輪廻を断ち切ることはできないとの決意であった。皇都に向かうドラゴン族を見て、彼女が高らかに笑ってみせたのは、罪人に徹しようとの心の現れであったのだろう。だが、復讐に猛るドラゴン族は、理性的ではいられなかった。皇都に入るや手近にあった雲霧街を強襲。教皇ではなく、支配される者たちの命を奪っていった。イゼルが企図した皇都攻撃は、その目標を達成できず、ただ憎しみを広げるだけの結果に終わったのである。
 その後、光の戦士と再会した彼女が、共に旅を続けたことの背景には、贖罪の意図があったのだろう。旅の果てに氷神シヴァが己の願望を反映したまがい物に過ぎぬという事実を知った彼女は、失意の内に旅を終えたが、やがて決意を新たにふたたび歩み出す。そして、仲間たちの道を切り拓くため、命を投げ打ったのだった。"
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