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1,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_GREETING_000","やあ、よく来てくれたね。
今回はどんな冒険を、話してくれるんだい?
創作者のひとりとして、とても楽しみだよ。"
2,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_Q1_000_001","何の話をする?"
3,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_MENU_CANCEL","やめる"
4,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_NOSELECT_000","おや、帰るのかい?
君も忙しい身の上だし、残念だが仕方がない。
また時間があるときに来て、君の冒険を話してくれよ。"
5,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_NOCONTENT_000","…………おや、今は話せる冒険がない、と。
君の冒険を元にした詩歌は、この知の都でもことのほか人気なんだ。
新作を待つ聴衆のため、新たな冒険を終えたら協力を頼むよ。"
6,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_000","さて、今回はどんな冒険を話してくれるのかな?"
7,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_001","最古にして最強の蛮神、ゾディアークとの決戦……。
いやはや、君の冒険は僕の想像を超えてくるね。
まさか、月でそんな戦いを繰り広げるなんて。"
8,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_002","かの闇の神を打倒し、
間一髪、世界は救われた……と思いきや、
自ずから消滅し、真の「終末」の引き金をひいてしまう……か。"
9,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_003","……よし、君の話を聞いて、詩が浮かんできた。
さっそく聞いてくれるかい?"
10,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_004","『古き人の創りし神 月の枷より解き放たれ
 想い 救えぬまま 世界の終わりに向けて 荒ぶらん』"
11,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_005","『新しき人より立つ英雄 地の軛より解き放たれ
 世界 救わんがため 想いに導かれ 神へ挑まん』"
12,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_006","それにしても、ゾディアークか……。
世界を救うためとはいえ、新たな星の理を紡ぐために、
全人類の半数が生命を賭して神を創造するなんてね。"
13,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_007","古の人々の強き想いには震えるよ。
そして、その想いを知りながらも踏みにじった、
ファダニエルという男の絶望の深さにも……。"
14,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_008","……いや、その心を想像のみで語るのは、
いささか以上に、情緒がないというものだろう。
真実は君のみが知っていればいい。"
15,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_009","ともかく、いまは古の人々の犠牲を悼み、
彼らの想いの一端を詩に込めて、
覚えていよう、彼らが確かに生きていたことを……。"
16,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_010","わくわくするなあ……。
次の冒険は、どんな話だい?"
17,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_011","終末から世界を救うため、
星の意思たるハイデリンの試練を受けたと。
さすがは英雄、冒険のスケールが恐ろしく違うね。"
18,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_012","スケールが違うと言えば、君を待っていた年月も、だ。
ヴェーネスなる人物は、断固たる決意で百年、千年どころか、
一万年以上も待ち続けていたことになるのだから……。"
19,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_013","……うん、いい詩が浮かんできた。
さっそく聞いてもらえるかい?"
20,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_014","『新しき者 長き旅路の果て 古き者と 邂逅す
 世界 救わんがため その心 希望を宿し 天の果てへと歩まん』"
21,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_015","『古き者 長き旅路の果て 新しき者と 再会す
 世界 救わんがため その魂 神に宿し 星の内へと消えん』"
22,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_016","ハイデリンは、終末に抗うことを決めた君たちに対し、
天の果てへと挑む覚悟を問い、試練として立ちはだかった。"
23,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_017","遥かなる古代から、待ち続けていた彼女は、
己を超えてくれと願いながらも、決して手を緩めなかった。
その悲壮な想いを想像すると涙すら滲んでくるよ。"
24,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_018","でも、その長き旅路は無駄ではなかった。
彼女の希望は正しく君たちへと、届けられたのだから。"
25,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_019","フフッ、これを最も新しき神話とでも名付けようか。
この詩を紡ぐ栄誉に浴することができて、光栄だよ。
話を聞かせてくれてありがとう、冒険者!"
26,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_020","ほう、竜詩戦争の話を……?
あらためて過去の旅路を振り返ろうというのだね……。"
27,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_021","うん、それは素晴らしい試みだと思うよ。"
28,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_022","終末の危機を経験した今なら、あの戦争の裏にあった、
さまざまな想いを、より深く感じることができそうだ。
ぜひとも、話を聞かせてくれるかな?"
29,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_023","……そうか、あの戦争で君は…………。"
30,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_024","正直、何と言っていいか言葉に詰まるよ。
言葉を紡ぐことを生業とする詩人であるにも関わらずね。"
31,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_025","しかし、その悲痛な想いは、大切にしなければならないはずだ。
大切な存在を喪った者たちが感じた想いこそが、
千年にも亘る戦争を引き起こす力となったのだから……。"
32,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_026","君は、こう考えたことはあるかい?
あの時、喪われた命が、もしも救えていたら、と……。"
33,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_027","歴史に「もし」はないと言うが、
それでも、「もし」の先を考えてしまうのが人の常だよ。"
34,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_028","だとしたら、無限の可能性を持つ詩の力を借りて、
「もし」の続きを詠ってみたとしたら……?"
35,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_029","『銀の剣救いたくば 鋭き槍に備えよ
 然れば その矛先は 友の命に届くことなし』"
36,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_030","『我ら今こそ 昔日に想いを馳せん
 邪には聖 聖には邪 常に相対する者ありと知るがゆえに』"
37,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_031","賢人ルイゾワの遺文集から、
竜詩戦争を暗示していたと語られている四行詩を引用し、
改変してみたのだが……かの賢人は、これを愚行と笑うだろうか?"
38,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_032","それでも、可能性を探り続けることが、
明日に直面する別の事態に備えることに繋がるかもしれない。"
39,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_033","だからこそ、君にも考えてみてほしいのさ。
あったかもしれない、もうひとつの物語の結末をね……。"
40,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_040","なんだって……?
天の果てで行われた、終焉の戦い?"
41,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_041","実に興味をそそられる言葉じゃないか!
そこに至った経緯も含めて、お聞かせ願えるかい?"
42,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_042","ふぅむ……。
終末の騒動については聞き及んでいたが、
それほど壮大な背景があったとは……。"
43,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_043","しかし、君たちが向かった「ウルティマ・トゥーレ」とは、
はたしてどこだったのだろうね?"
44,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_044","無論、魔導船に関わった研究者や、
そのレポリットというクルーたちに聞けば、
正確な答えが返ってくるのだろう。"
45,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_045","だが、具体的な座標を示されたとしても、
それは僕たちから見て「そこ」にあるというだけだ。
本質とは何ら関係がない。"
46,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_046","ましてや、「想いだけが真実となる宙域」だろう?
夢の中や心の中との線引きさえ、難しいように思えるんだ。"
47,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_047","事実、世界では、
巨大なものの構造と、ごく小さなものの構造が、
似通ることがあるそうだよ。"
48,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_048","同じように、遥か宇宙の構造と、
僕たちの頭脳の構造が似る……なんてことも、
あるかもしれない。"
49,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_049","だとしたら……
かの地で出会った「終焉を謳うもの」とは何だったのか?"
50,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_050","君たちは、ウルティマ・トゥーレで、
何に抗っていたのだろうね……?"
51,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_051","まあ、吟遊詩人の戯言さ!
深く気にしないでくれ。"
52,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_052","それにしても、「終焉を謳うもの」が、
星々の絶望を集めた存在だったという話には、
想像力を掻き立てられるよ。"
53,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_053","あといくつかの星で……
あるいは、あとひとり分だけでも……絶望を拾っていたら、
勝敗は違っていたかもしれないだろう?"
54,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_054","いいね、今回はそういう可能性を詠ってみるとしよう!"
55,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_055","君を想う「暁」の仲間たち……繋いだ希望は光となる……。
されど、その光が届かぬほどに、絶望は暗く深いのだ……。"
56,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_056","果ての果てで謳われるは、揺るぎなきこの世すべての終わり……
題するならば、そう、「終極の戦い」だ……。"
57,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_060","ちょっと待ってくれ、異界ヴォイドの妖異だって……?
どうやら、君の新たなる冒険が始まったようだね。
事の経緯を、詳しくお聞かせ願えるかい?"
58,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_061","死の存在しないヴォイドで互いを喰らい合う妖異たち。
そして、彼らを封じる失われた技術を持つ半妖か……。
実に興味をそそられるね。"
59,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_062","それにしても、異界の空を風の如く翔けるバルバリシアが、
もし天竜のエーテルを完全に喰らい尽くしていたとしたら……
その魂は、いかなる輝きを帯びたのだろうか。"
60,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_063","……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。
さっそく聞いてくれるかい?"
61,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_064","『黒鎧の騎士 天竜の翼折り 自由奪いて
 声高らかに 聖戦の始まりを告げん』"
62,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_065","『風の四天王 天竜の魂喰らい 自由得て
 髪なびかせ 死闘の終わりに向かわん』"
63,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_066","喰らうために戦い、戦うために喰らう……
永遠に続く彼らの営みに終わりが訪れるときがくるとしたら、
その魂に刻まれるのは、悔恨の叫声か、安堵の溜息か。"
64,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_067","自由を求めた魂が、死闘の果てに、
物言わぬ結晶に封じ込まれるとは、なんたる皮肉だろう。"
65,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_068","ならば、その最期の戦いをこそ、
彼らの生命の輝きを示すものとして語り継ごうと思うのさ。"
66,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_070","異界から、次元を超えて妖異たちが襲撃してきた?
知らぬ間に、とんでもないことが起こっていたようだね。
その話、詳しく聞かせてもらえるかい?"
67,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_071","こちらの世界で死ぬために、次元の壁を破壊する……
異形の存在である妖異たちに、そんな思惑があったなんて。
彼らにも、命をかけて戦う理由があったということか。"
68,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_072","つまり、火の妖異ルビカンテは、死を覚悟していたわけだが、
もし天竜のエーテルを完全に喰らい尽くしていたとしたら……
彼の最期の戦いは、また違った結末を迎えていたかもしれないね。"
69,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_073","……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。
さっそく聞いてくれるかい?"
70,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_074","『黒鎧の騎士 次元の壁砕き 異界の大地奪いて
 己が民を連れ その命を回帰させん』"
71,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_075","『火の四天王 次元の門砕き 異界の勇士阻み
 己が身を焼いて その罪を贖わん』"
72,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_076","犠牲なくしてヴォイドの救済は不可能……。
それは、英雄たらんと志した者にとっては、
受け容れがたい事実だったかもしれない。"
73,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_077","だが、己が魂を獣に堕として尚、理想に殉じた姿は、
まさしく英雄的であった……
そう言ってもよいのではないだろうか。"
74,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_078","たとえ、この世界に仇なす悪だったとしても……
その消えてしまった命の灯を悼み、
葬送の歌を捧げることこそ、僕の役目としたい。"
75,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_080","いいね、順を追って教えてもらうとしようか。
まずそのオメガというのは、どういう外見をしているんだい?"
76,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_081","基本的には、黒くて丸くて四足歩行……。
聞いているかぎりだと、まるで鋼鉄でできた甲虫じゃないか。"
77,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_082","というか……ふむ……
僕も最近そんな物体を見たような……?"
78,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_083","そうそう、まさにあれだよ!
街を散策しているみたいで、何度かここを通ったんだ。"
79,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_084","しかし、あれが本物のオメガというわけではないだろう?
いつもチョコボみたいな相棒と一緒に走り回っていて、
到底、危険な存在だとは思えないよ。"
80,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_085","……なるほど。
オメガは戦闘経験によって自己を強化する兵器。
現代に目覚めたあとも、次元の狭間で検証を行っていたんだね。"
81,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_086","彼らにとって未知の力……
「心」を解き明かして、会得するために。"
82,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_087","そしてアルファは、
その検証のために創り出された個体だったというわけか。"
83,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_088","難問だね、「心」とは何なのか……。"
84,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_089","僕たちは当然のように、自分がそれを持つと思っている。
事実、想いが力として発揮されることもある。"
85,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_090","けれど、その定義はどうしたって曖昧だ。
「心」という言葉が存在していなかったら、
この胸の裡に巡るものを、認識できていただろうか?"
86,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_091","裏を返せば……
認識できていなくとも、「心」は存在し得るのでは?"
87,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_092","なぁに、あくまでも可能性の話だよ。"
88,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_093","……だが、詩人としては、
その可能性を詠わないわけにはいかないだろう?"
89,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_094","次元の狭間での検証が、もう少し続いていたとしたら、
オメガは果たして「答え」へと辿りつけたのか。
さっそく思い描いてみよう。"
90,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_095","オメガ……カルテノーに眠りし兵器か……。"
91,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_096","しばらく前に目覚めさせられたそれは、
黒衣森とギラバニア辺境地帯の境界に顕現した神龍を捕捉。
大規模な戦闘を繰り広げたと聞く。"
92,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_097","戦いはオメガ自身の意志だったのか、
はたまた、与えられた命令に従っただけなのか……。"
93,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_098","うん、想像力を掻き立てられる題材だ。
ひとつ詠ってみるとしよう!"
94,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_099","『空より現れし 心を持たぬ者
 鋼鉄の兵器は ただ強きことを求めん』"
95,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_100","『測れよ強者を 試せよ己を
 未知なる力に 辿りつくまで』"
96,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_110","ふぅむ、「ゴルベーザ」か。
君が異界ヴォイドで出会ったというその妖異について、
詳しく教えてくれるかい?"
97,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_111","彼が掲げた聖戦の目的は、妖異たちの魂の救済……。
そのためにアジュダヤの望郷の念を利用して、
次元の壁を砕く計画を企てていた、と。"
98,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_112","原初世界側の住人に大きな犠牲を強いるその策は、
とても英雄的とは言えない悪行ではあるが……"
99,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_113","……考えを巡らせていたら、詩が浮かんできたよ。
よければ聞いてくれるかい?"
100,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_114","『囚われし月竜は 故郷へ帰らんと闇に堕つ
 囚えし騎士は 同胞を還さんと闇に誓う』"
101,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_115","『ひとつ世界を救い ひとつ世界を贄とする
 その手に得るは 英雄の賞賛か 咎人の烙印か』"
102,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_116","四天王やほかの妖異を、仲間ではなく駒として扱い、
自分すら盾として、ゼロムスを生み出したその執念……。
いったいなにが彼を突き動かしたのだろう。"
103,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_117","犠牲ありきの手段はもちろん非難されるべきと思うが、
一方でたしかに救済を願ってもいたはずだ……。
そんな彼に、想いを馳せずにはいられないな。"
104,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_120","第十三世界における英雄の名を冠した妖異ゼロムス……。
どうやら、かつてない強敵と激戦を繰り広げたみたいだね。
詳しく聞かせてもらってもいいかな?"
105,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_121","そのゼロという人物は、君とともに次元を超え、
光に呑まれた世界で、滅びの運命に抗って生きる人々と出会った。
そして、己の運命を変える決意をするに至ったということか。"
106,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_122","もし、彼女が第一世界で光を宿すことがなかったら……
ゼロムスの闇を掃い、
アジュダヤを救い出すことも叶わなかったかもしれないね。"
107,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_123","……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。
さっそく聞いてくれるかい?"
108,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_124","『闇の神の残滓 異界の竜を喰らいて 英雄として再誕し
 次元の壁を破りて  故郷への帰還を願わん』"
109,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_125","『闇の衣の半妖 異界の光を喰らいて 聖騎士として再誕し
 己が運命を破りて 光明の起点とならん』"
110,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_126","原初世界への侵攻により、妖異と化した人々を命の巡りに戻す。
ゴルベーザが画策したこの計画を否定したことで、
ゼロは、異なる救済策を提示する使命を得た。"
111,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_127","それは途方もない困難ではあるだろうが、
今や彼女はひとりではない。"
112,"TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_128","彼女たちは、希望を背負い生み出された大いなる闇、
ゼロムスの<RubyCharaters>FF07E8A898E686B6FF0DE383A1E383A2E383AAE382A2</RubyCharaters>と共に歩み続けるだろう。
その先に、第十三世界の再生があらんことを……。"
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5 1 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_GREETING_000 やあ、よく来てくれたね。 今回はどんな冒険を、話してくれるんだい? 創作者のひとりとして、とても楽しみだよ。
6 2 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_Q1_000_001 何の話をする?
7 3 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_MENU_CANCEL やめる
8 4 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_NOSELECT_000 おや、帰るのかい? 君も忙しい身の上だし、残念だが仕方がない。 また時間があるときに来て、君の冒険を話してくれよ。
9 5 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_MINSTREL_NOCONTENT_000 …………おや、今は話せる冒険がない、と。 君の冒険を元にした詩歌は、この知の都でもことのほか人気なんだ。 新作を待つ聴衆のため、新たな冒険を終えたら協力を頼むよ。
10 6 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_000 さて、今回はどんな冒険を話してくれるのかな?
11 7 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_001 最古にして最強の蛮神、ゾディアークとの決戦……。 いやはや、君の冒険は僕の想像を超えてくるね。 まさか、月でそんな戦いを繰り広げるなんて。
12 8 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_002 かの闇の神を打倒し、 間一髪、世界は救われた……と思いきや、 自ずから消滅し、真の「終末」の引き金をひいてしまう……か。
13 9 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_003 ……よし、君の話を聞いて、詩が浮かんできた。 さっそく聞いてくれるかい?
14 10 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_004 『古き人の創りし神 月の枷より解き放たれ  想い 救えぬまま 世界の終わりに向けて 荒ぶらん』
15 11 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_005 『新しき人より立つ英雄 地の軛より解き放たれ  世界 救わんがため 想いに導かれ 神へ挑まん』
16 12 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_006 それにしても、ゾディアークか……。 世界を救うためとはいえ、新たな星の理を紡ぐために、 全人類の半数が生命を賭して神を創造するなんてね。
17 13 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_007 古の人々の強き想いには震えるよ。 そして、その想いを知りながらも踏みにじった、 ファダニエルという男の絶望の深さにも……。
18 14 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_008 ……いや、その心を想像のみで語るのは、 いささか以上に、情緒がないというものだろう。 真実は君のみが知っていればいい。
19 15 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_009 ともかく、いまは古の人々の犠牲を悼み、 彼らの想いの一端を詩に込めて、 覚えていよう、彼らが確かに生きていたことを……。
20 16 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_010 わくわくするなあ……。 次の冒険は、どんな話だい?
21 17 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_011 終末から世界を救うため、 星の意思たるハイデリンの試練を受けたと。 さすがは英雄、冒険のスケールが恐ろしく違うね。
22 18 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_012 スケールが違うと言えば、君を待っていた年月も、だ。 ヴェーネスなる人物は、断固たる決意で百年、千年どころか、 一万年以上も待ち続けていたことになるのだから……。
23 19 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_013 ……うん、いい詩が浮かんできた。 さっそく聞いてもらえるかい?
24 20 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_014 『新しき者 長き旅路の果て 古き者と 邂逅す  世界 救わんがため その心 希望を宿し 天の果てへと歩まん』
25 21 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_015 『古き者 長き旅路の果て 新しき者と 再会す  世界 救わんがため その魂 神に宿し 星の内へと消えん』
26 22 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_016 ハイデリンは、終末に抗うことを決めた君たちに対し、 天の果てへと挑む覚悟を問い、試練として立ちはだかった。
27 23 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_017 遥かなる古代から、待ち続けていた彼女は、 己を超えてくれと願いながらも、決して手を緩めなかった。 その悲壮な想いを想像すると涙すら滲んでくるよ。
28 24 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_018 でも、その長き旅路は無駄ではなかった。 彼女の希望は正しく君たちへと、届けられたのだから。
29 25 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_019 フフッ、これを最も新しき神話とでも名付けようか。 この詩を紡ぐ栄誉に浴することができて、光栄だよ。 話を聞かせてくれてありがとう、冒険者!
30 26 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_020 ほう、竜詩戦争の話を……? あらためて過去の旅路を振り返ろうというのだね……。
31 27 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_021 うん、それは素晴らしい試みだと思うよ。
32 28 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_022 終末の危機を経験した今なら、あの戦争の裏にあった、 さまざまな想いを、より深く感じることができそうだ。 ぜひとも、話を聞かせてくれるかな?
33 29 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_023 ……そうか、あの戦争で君は…………。
34 30 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_024 正直、何と言っていいか言葉に詰まるよ。 言葉を紡ぐことを生業とする詩人であるにも関わらずね。
35 31 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_025 しかし、その悲痛な想いは、大切にしなければならないはずだ。 大切な存在を喪った者たちが感じた想いこそが、 千年にも亘る戦争を引き起こす力となったのだから……。
36 32 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_026 君は、こう考えたことはあるかい? あの時、喪われた命が、もしも救えていたら、と……。
37 33 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_027 歴史に「もし」はないと言うが、 それでも、「もし」の先を考えてしまうのが人の常だよ。
38 34 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_028 だとしたら、無限の可能性を持つ詩の力を借りて、 「もし」の続きを詠ってみたとしたら……?
39 35 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_029 『銀の剣救いたくば 鋭き槍に備えよ  然れば その矛先は 友の命に届くことなし』
40 36 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_030 『我ら今こそ 昔日に想いを馳せん  邪には聖 聖には邪 常に相対する者ありと知るがゆえに』
41 37 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_031 賢人ルイゾワの遺文集から、 竜詩戦争を暗示していたと語られている四行詩を引用し、 改変してみたのだが……かの賢人は、これを愚行と笑うだろうか?
42 38 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_032 それでも、可能性を探り続けることが、 明日に直面する別の事態に備えることに繋がるかもしれない。
43 39 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_033 だからこそ、君にも考えてみてほしいのさ。 あったかもしれない、もうひとつの物語の結末をね……。
44 40 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_040 なんだって……? 天の果てで行われた、終焉の戦い?
45 41 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_041 実に興味をそそられる言葉じゃないか! そこに至った経緯も含めて、お聞かせ願えるかい?
46 42 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_042 ふぅむ……。 終末の騒動については聞き及んでいたが、 それほど壮大な背景があったとは……。
47 43 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_043 しかし、君たちが向かった「ウルティマ・トゥーレ」とは、 はたしてどこだったのだろうね?
48 44 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_044 無論、魔導船に関わった研究者や、 そのレポリットというクルーたちに聞けば、 正確な答えが返ってくるのだろう。
49 45 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_045 だが、具体的な座標を示されたとしても、 それは僕たちから見て「そこ」にあるというだけだ。 本質とは何ら関係がない。
50 46 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_046 ましてや、「想いだけが真実となる宙域」だろう? 夢の中や心の中との線引きさえ、難しいように思えるんだ。
51 47 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_047 事実、世界では、 巨大なものの構造と、ごく小さなものの構造が、 似通ることがあるそうだよ。
52 48 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_048 同じように、遥か宇宙の構造と、 僕たちの頭脳の構造が似る……なんてことも、 あるかもしれない。
53 49 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_049 だとしたら…… かの地で出会った「終焉を謳うもの」とは何だったのか?
54 50 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_050 君たちは、ウルティマ・トゥーレで、 何に抗っていたのだろうね……?
55 51 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_051 まあ、吟遊詩人の戯言さ! 深く気にしないでくれ。
56 52 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_052 それにしても、「終焉を謳うもの」が、 星々の絶望を集めた存在だったという話には、 想像力を掻き立てられるよ。
57 53 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_053 あといくつかの星で…… あるいは、あとひとり分だけでも……絶望を拾っていたら、 勝敗は違っていたかもしれないだろう?
58 54 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_054 いいね、今回はそういう可能性を詠ってみるとしよう!
59 55 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_055 君を想う「暁」の仲間たち……繋いだ希望は光となる……。 されど、その光が届かぬほどに、絶望は暗く深いのだ……。
60 56 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_056 果ての果てで謳われるは、揺るぎなきこの世すべての終わり…… 題するならば、そう、「終極の戦い」だ……。
61 57 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_060 ちょっと待ってくれ、異界ヴォイドの妖異だって……? どうやら、君の新たなる冒険が始まったようだね。 事の経緯を、詳しくお聞かせ願えるかい?
62 58 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_061 死の存在しないヴォイドで互いを喰らい合う妖異たち。 そして、彼らを封じる失われた技術を持つ半妖か……。 実に興味をそそられるね。
63 59 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_062 それにしても、異界の空を風の如く翔けるバルバリシアが、 もし天竜のエーテルを完全に喰らい尽くしていたとしたら…… その魂は、いかなる輝きを帯びたのだろうか。
64 60 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_063 ……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。 さっそく聞いてくれるかい?
65 61 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_064 『黒鎧の騎士 天竜の翼折り 自由奪いて  声高らかに 聖戦の始まりを告げん』
66 62 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_065 『風の四天王 天竜の魂喰らい 自由得て  髪なびかせ 死闘の終わりに向かわん』
67 63 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_066 喰らうために戦い、戦うために喰らう…… 永遠に続く彼らの営みに終わりが訪れるときがくるとしたら、 その魂に刻まれるのは、悔恨の叫声か、安堵の溜息か。
68 64 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_067 自由を求めた魂が、死闘の果てに、 物言わぬ結晶に封じ込まれるとは、なんたる皮肉だろう。
69 65 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_068 ならば、その最期の戦いをこそ、 彼らの生命の輝きを示すものとして語り継ごうと思うのさ。
70 66 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_070 異界から、次元を超えて妖異たちが襲撃してきた? 知らぬ間に、とんでもないことが起こっていたようだね。 その話、詳しく聞かせてもらえるかい?
71 67 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_071 こちらの世界で死ぬために、次元の壁を破壊する…… 異形の存在である妖異たちに、そんな思惑があったなんて。 彼らにも、命をかけて戦う理由があったということか。
72 68 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_072 つまり、火の妖異ルビカンテは、死を覚悟していたわけだが、 もし天竜のエーテルを完全に喰らい尽くしていたとしたら…… 彼の最期の戦いは、また違った結末を迎えていたかもしれないね。
73 69 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_073 ……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。 さっそく聞いてくれるかい?
74 70 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_074 『黒鎧の騎士 次元の壁砕き 異界の大地奪いて  己が民を連れ その命を回帰させん』
75 71 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_075 『火の四天王 次元の門砕き 異界の勇士阻み  己が身を焼いて その罪を贖わん』
76 72 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_076 犠牲なくしてヴォイドの救済は不可能……。 それは、英雄たらんと志した者にとっては、 受け容れがたい事実だったかもしれない。
77 73 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_077 だが、己が魂を獣に堕として尚、理想に殉じた姿は、 まさしく英雄的であった…… そう言ってもよいのではないだろうか。
78 74 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_078 たとえ、この世界に仇なす悪だったとしても…… その消えてしまった命の灯を悼み、 葬送の歌を捧げることこそ、僕の役目としたい。
79 75 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_080 いいね、順を追って教えてもらうとしようか。 まずそのオメガというのは、どういう外見をしているんだい?
80 76 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_081 基本的には、黒くて丸くて四足歩行……。 聞いているかぎりだと、まるで鋼鉄でできた甲虫じゃないか。
81 77 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_082 というか……ふむ…… 僕も最近そんな物体を見たような……?
82 78 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_083 そうそう、まさにあれだよ! 街を散策しているみたいで、何度かここを通ったんだ。
83 79 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_084 しかし、あれが本物のオメガというわけではないだろう? いつもチョコボみたいな相棒と一緒に走り回っていて、 到底、危険な存在だとは思えないよ。
84 80 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_085 ……なるほど。 オメガは戦闘経験によって自己を強化する兵器。 現代に目覚めたあとも、次元の狭間で検証を行っていたんだね。
85 81 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_086 彼らにとって未知の力…… 「心」を解き明かして、会得するために。
86 82 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_087 そしてアルファは、 その検証のために創り出された個体だったというわけか。
87 83 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_088 難問だね、「心」とは何なのか……。
88 84 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_089 僕たちは当然のように、自分がそれを持つと思っている。 事実、想いが力として発揮されることもある。
89 85 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_090 けれど、その定義はどうしたって曖昧だ。 「心」という言葉が存在していなかったら、 この胸の裡に巡るものを、認識できていただろうか?
90 86 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_091 裏を返せば…… 認識できていなくとも、「心」は存在し得るのでは?
91 87 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_092 なぁに、あくまでも可能性の話だよ。
92 88 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_093 ……だが、詩人としては、 その可能性を詠わないわけにはいかないだろう?
93 89 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_094 次元の狭間での検証が、もう少し続いていたとしたら、 オメガは果たして「答え」へと辿りつけたのか。 さっそく思い描いてみよう。
94 90 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_095 オメガ……カルテノーに眠りし兵器か……。
95 91 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_096 しばらく前に目覚めさせられたそれは、 黒衣森とギラバニア辺境地帯の境界に顕現した神龍を捕捉。 大規模な戦闘を繰り広げたと聞く。
96 92 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_097 戦いはオメガ自身の意志だったのか、 はたまた、与えられた命令に従っただけなのか……。
97 93 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_098 うん、想像力を掻き立てられる題材だ。 ひとつ詠ってみるとしよう!
98 94 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_099 『空より現れし 心を持たぬ者  鋼鉄の兵器は ただ強きことを求めん』
99 95 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_100 『測れよ強者を 試せよ己を  未知なる力に 辿りつくまで』
100 96 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_110 ふぅむ、「ゴルベーザ」か。 君が異界ヴォイドで出会ったというその妖異について、 詳しく教えてくれるかい?
101 97 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_111 彼が掲げた聖戦の目的は、妖異たちの魂の救済……。 そのためにアジュダヤの望郷の念を利用して、 次元の壁を砕く計画を企てていた、と。
102 98 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_112 原初世界側の住人に大きな犠牲を強いるその策は、 とても英雄的とは言えない悪行ではあるが……
103 99 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_113 ……考えを巡らせていたら、詩が浮かんできたよ。 よければ聞いてくれるかい?
104 100 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_114 『囚われし月竜は 故郷へ帰らんと闇に堕つ  囚えし騎士は 同胞を還さんと闇に誓う』
105 101 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_115 『ひとつ世界を救い ひとつ世界を贄とする  その手に得るは 英雄の賞賛か 咎人の烙印か』
106 102 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_116 四天王やほかの妖異を、仲間ではなく駒として扱い、 自分すら盾として、ゼロムスを生み出したその執念……。 いったいなにが彼を突き動かしたのだろう。
107 103 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_117 犠牲ありきの手段はもちろん非難されるべきと思うが、 一方でたしかに救済を願ってもいたはずだ……。 そんな彼に、想いを馳せずにはいられないな。
108 104 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_120 第十三世界における英雄の名を冠した妖異ゼロムス……。 どうやら、かつてない強敵と激戦を繰り広げたみたいだね。 詳しく聞かせてもらってもいいかな?
109 105 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_121 そのゼロという人物は、君とともに次元を超え、 光に呑まれた世界で、滅びの運命に抗って生きる人々と出会った。 そして、己の運命を変える決意をするに至ったということか。
110 106 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_122 もし、彼女が第一世界で光を宿すことがなかったら…… ゼロムスの闇を掃い、 アジュダヤを救い出すことも叶わなかったかもしれないね。
111 107 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_123 ……よし、君の話を聞いて、新たな詩が浮かんできた。 さっそく聞いてくれるかい?
112 108 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_124 『闇の神の残滓 異界の竜を喰らいて 英雄として再誕し  次元の壁を破りて  故郷への帰還を願わん』
113 109 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_125 『闇の衣の半妖 異界の光を喰らいて 聖騎士として再誕し  己が運命を破りて 光明の起点とならん』
114 110 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_126 原初世界への侵攻により、妖異と化した人々を命の巡りに戻す。 ゴルベーザが画策したこの計画を否定したことで、 ゼロは、異なる救済策を提示する使命を得た。
115 111 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_127 それは途方もない困難ではあるだろうが、 今や彼女はひとりではない。
116 112 TEXT_CTSOPN60WANDERINGMINSTREL_00728_WANDERINGMINSTREL_000_128 彼女たちは、希望を背負い生み出された大いなる闇、 ゼロムスの<RubyCharaters>FF07E8A898E686B6FF0DE383A1E383A2E383AAE382A2</RubyCharaters>と共に歩み続けるだろう。 その先に、第十三世界の再生があらんことを……。