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0,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_000","ああ、冒険者さん。
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今回わかったソーン家のことについて、
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私でよければお話しさせてください。"
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1,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_Q1_000_000","何を聞く?"
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2,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_001","ガーベラの花冠について"
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3,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_002","フォルティン・ソーンについて"
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4,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_003","クラウディア・ソーンについて"
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5,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_004","ソーン王朝について"
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6,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_005","扇と「姫の舞踊」について"
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7,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_A1_000_006","キャンセル"
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8,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_001","「全ての女の子は国の宝であり、王女として遇されるべきである」
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そう宣言したバルドリック王は事件以来、
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毎年、庶民の女の子の執事として一日仕えたといいます。"
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9,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_002","そうして、数年が過ぎた頃のこと、
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バルドリック王は、その年の「姫」に選ばれた女の子から、
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執事役のお礼にと、ガーベラの花束を贈られたそうです。"
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10,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_003","その花束を使い、その場でふたつの「花冠」を従者に作らせると、
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王の王冠を外し……女の子と自分の頭に被せては、
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「お揃いだ」と笑ったのでした。"
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11,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_004","それ以来、ソーン家にとってガーベラの花は、
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「女の子の幸せを願う花」となったといいます。"
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12,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_005","……どうされたのですか?
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「ガーベラの花冠」について、なにかご存じのことが?"
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13,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_006","なるほど、依頼主の都合で言えないと……。
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そうですよね、冒険者さんであれば、
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秘密の冒険譚も、中にはあることでしょう。"
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14,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_007","でも、正直言ってそこまで隠されると気になります。
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……秘密の冒険、いつか私にも聞かせてくださいね!"
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15,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_010","私の父であり、現ソーン家当主、フォルティン・ソーン。
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父はソーン家を代表して、プリンセスデーの後援を行っています。"
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16,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_011","それは、ソーンの血族の伝統を残す意味もあるでしょうが、
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母と出会った思い出の祝祭を、守りたいのだとわかりました。"
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17,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_012","かのエドヴィア姫とバルドリック王も、
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失踪事件の前後で、不仲が解消したと聞いたことがあります。
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私とお父様も同じように、壁がひとつ消えた気がします。"
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18,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_015","ソーン家の長女であった、私の母、クラウディア・ソーン。
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私の物心がつく前に亡くなったと聞いています。"
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19,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_016","体が弱かったため、貴族の社交界にはなかなか参加できなかった。
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代わりに、タイミング良く参加できたプリンセスデーで、
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「姫の舞踊」をお父様たちに披露できたのだとか……。"
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20,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_017","……まだ母については知らないことも多いのですが、
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話を聞く限り、特徴含めて私によく似ているような。
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私自身のすべてが、母からもらったものなのですね。"
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21,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_020","ウルダハという国は、ウル朝により興されたものの、
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歴史上、争いによって内政が荒れた時期がありました……。
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そのときに、ソーン家が一時的に王朝を預かったのです。"
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22,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_021","それが今より350年ほど昔のことです。
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それより100年以上に亘って、時間をかけて国の問題を解決し、
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多くの民にとっての善政を執り行ったといいます。"
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23,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_022","その後、役目を終えたとして、
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ソーン家は元のウル家へと王朝を返上しました。
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その後も、ウルダハの発展のため、下支えしてきたのですよ。"
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24,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_025","「エドヴィア姫失踪事件」の後、
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姫は社交界にも参加する、淑女となったそうです。"
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25,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_026","ですが、姫のお転婆ぶりは成人後も相変わらず。
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本来は顔を隠すために使う扇を手に、
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即興の舞踊を披露してしまったのだとか……!"
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26,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_027","その振る舞いを見て、王や執事たちが呆れる一方で、
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貴族たちは舞の美しさに見惚れ、手を叩き称賛しました。"
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27,"TEXT_FESPDY2023ALDIYTHA_00810_ALDIYTHA_000_028","これ以降、エドヴィア姫の舞いは、
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「姫の舞踊」としてソーン家の女性たちに、
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扇と共に、代々受け継がれるようになったのです。"
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