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0,"TEXT_VOICEMAN_05100_000010_KRILE","あら、来てくれていたのね。"
1,"TEXT_VOICEMAN_05100_000020_TATARU","それで……みなさんの様子はどうでっすか?"
2,"TEXT_VOICEMAN_05100_000030_KRILE","相変わらず、昏睡状態が続いているわ。
まるで眠っているように、体に異常は見られない……"
3,"TEXT_VOICEMAN_05100_000040_KRILE","と、言いたいところなのだけれど、
実は変化の兆しが見られるのよ。"
4,"TEXT_VOICEMAN_05100_000050_TATARU","変化……でっすか?"
5,"TEXT_VOICEMAN_05100_000060_TATARU","ハッ……?
もしかして、相談したかったことって……!?"
6,"TEXT_VOICEMAN_05100_000070_KRILE","ええ、そうよ。"
7,"TEXT_VOICEMAN_05100_000080_KRILE","微かにだけれど……みんなの肉体に残るエーテル、
つまり、魂以外の生命力とでも言い換えればいいかしら。
そこに揺らぎが見られるの。"
8,"TEXT_VOICEMAN_05100_000090_KRILE","今すぐに、どうにかなるというほどの変化ではないけれど、
その揺らぎに個人差があるのが気になるのよ。"
9,"TEXT_VOICEMAN_05100_000100_KRILE","いちばん、揺らぎが大きいのはサンクレッドさん。
次いで、ヤ・シュトラとウリエンジェさん……。
一方、アルフィノくんとアリゼーには、ほとんど変化はなし。"
10,"TEXT_VOICEMAN_05100_000110_TATARU","それって……倒れた順でっすよね!"
11,"TEXT_VOICEMAN_05100_000120_KRILE","そのとおりよ。
つまり、魂が分離してから時間が経過している人ほど、
生命力の揺らぎが大きくなっているってことね。"
12,"TEXT_VOICEMAN_05100_000130_KRILE","これは推論に過ぎないけれど、
魂と肉体の結びつきが、弱まりつつあるのかもしれないわ。"
13,"TEXT_VOICEMAN_05100_000140_TATARU","たたたたた、大変でっす!
その結びつきが完全に断たれてしまったら、
どうなるでっすか!?"
14,"TEXT_VOICEMAN_05100_000150_KRILE","こんな症状はじめてだから、確かなことは何も言えないわ。
でも、決していい結果になるとは思えない。"
15,"TEXT_VOICEMAN_05100_000160_KRILE","先程も言ったけれど、まだ揺らぎはとても小さいわ。
それに、私もマトーヤ様と連携して、
肉体を保つための努力はしてみるつもり。"
16,"TEXT_VOICEMAN_05100_000170_KRILE","だから、その間……
あなたには彼らの魂を帰還させる方法を探してほしいの。"
17,"TEXT_VOICEMAN_05100_Q1_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
18,"TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_001_NONE_VOICE","任せておけ!"
19,"TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_002_NONE_VOICE","もう慣れている"
20,"TEXT_VOICEMAN_05100_000180_KRILE","ありがとう、頼りにさせてもらうわ。"
21,"TEXT_VOICEMAN_05100_000190_KRILE","ふたつの世界を救う戦いを終えたばかりだというのに、
ごめんなさいね。"
22,"TEXT_VOICEMAN_05100_000200_TATARU","でもでも、探すと言ってもどうやって!?
これまでも専門家さんたちに力を借りて調べてきたのに、
まだ何も……手がかりすらつかめていないんでっすよ?"
23,"TEXT_VOICEMAN_05100_000210_KRILE","確か……あなたの報告によれば、
水晶公は、召喚者である自らの死を以て、
賢人たちの魂を原初世界に返すつもりだったのよね?"
24,"TEXT_VOICEMAN_05100_000220_KRILE","シャーレアンにいたころのラハくんを知る身としては、
その決断に思うところもあるけれど……。"
25,"TEXT_VOICEMAN_05100_000230_KRILE","何にせよ、幸いにして彼の命は救われ、
結果的に、賢人たちも第一世界に留まることになった。"
26,"TEXT_VOICEMAN_05100_000240_KRILE","そうなるとやっぱり、魂の帰還を実現するには、
召喚術の要となっている、水晶公の協力が不可欠よ。"
27,"TEXT_VOICEMAN_05100_000250_KRILE","だから、この肉体の変化に関する情報を携えて、
もう一度、第一世界に渡り、水晶公たちと協議してもらいたいの。"
28,"TEXT_VOICEMAN_05100_000260_KRILE","もちろん、原初世界側からのフォローは徹底させてもらうわ。
だから……よろしくね!"
29,"TEXT_VOICEMAN_05100_000270_URIANGER","失礼……遅くなりました……。"
30,"TEXT_VOICEMAN_05100_000280_YSHTOLA","あら、サンクレッドとリーンも、
一緒だったのではなくて?"
31,"TEXT_VOICEMAN_05100_000290_URIANGER","彼らは「無の大地」に関する調査に注力したいと……。
急ぎ、手が必要なときには呼ぶよう、言付かっております。"
32,"TEXT_VOICEMAN_05100_000300_MYSTERYVOICE","確かに、彼らが担う調査も重大事だ。
今は、ここに集った者で問題を検討しよう。"
33,"TEXT_VOICEMAN_05100_000310_MYSTERYVOICE","さて、皆にはすでに概要を伝えてあるが……
あなたが原初世界で聞いたことを、改めて報告してもらっても?"
34,"TEXT_VOICEMAN_05100_000320_ALPHINAUD","生命力に揺らぎ、か……。"
35,"TEXT_VOICEMAN_05100_000330_YSHTOLA","魂であるこちらの私たちには、
今のところ、異常は視られないわね……。"
36,"TEXT_VOICEMAN_05100_000340_YSHTOLA","さりとて、この状態を維持し続けられる確証もない……
いずれにせよ、帰還方法を真剣に探すべきでしょうね。"
37,"TEXT_VOICEMAN_05100_000350_MYSTERYVOICE","あなたにも、私の用いた召喚術について、
一度、きちんと説明しておこう。"
38,"TEXT_VOICEMAN_05100_000360_MYSTERYVOICE","……そもそも、私は優秀な魔法使いなどではなくてね。
大がかりな術を扱うときには、
この塔の機能と、そこに蓄えられたエネルギーを用いているのだ。"
39,"TEXT_VOICEMAN_05100_000370_MYSTERYVOICE","皆や、あなたを喚んだ術も、例外ではない。
遠い未来で確立され、私を第一世界へと送った機能……
それを四苦八苦しながら転用した。"
40,"TEXT_VOICEMAN_05100_000380_MYSTERYVOICE","乱暴な言い方をしてしまえば、
世界の壁に、対象者だけが通れる穴をあけて、
この塔のもとへと引っ張ってくる、といったものなのだが……。"
41,"TEXT_VOICEMAN_05100_000390_MYSTERYVOICE","あなた以外の皆は、想定外の召喚だったため、
その穴が完璧には開けられなかった……という具合だ。"
42,"TEXT_VOICEMAN_05100_000400_MYSTERYVOICE","……私はもう、どんな役目を背負っていても、
生きることを投げ出さない。"
43,"TEXT_VOICEMAN_05100_000410_MYSTERYVOICE","あの海の底まで救いにきてくれた、あなたに誓って……
今回の件だって、何が何でも解決法を探してみせる。"
44,"TEXT_VOICEMAN_05100_000420_MYSTERYVOICE","だが……もしそれが間に合わず、
皆の身に危機が迫るようなことがあれば……
当初の方法を選ぶことも、ためらわないでくれ。"
45,"TEXT_VOICEMAN_05100_000430_MYSTERYVOICE","いでっ!?"
46,"TEXT_VOICEMAN_05100_000440_MYSTERYVOICE","いきなり、何を……!"
47,"TEXT_VOICEMAN_05100_000450_ALISAIE","「もし」の話でも、気に食わなかっただけよ。
それで生き延びたって、あの人が悲しい顔するなら、
最低最悪のやり方だわ!"
48,"TEXT_VOICEMAN_05100_000460_YSHTOLA","ほうぼうから愛されて大変ね、英雄さん?"
49,"TEXT_VOICEMAN_05100_000470_ALISAIE","はぁっ!?"
50,"TEXT_VOICEMAN_05100_000480_MYSTERYVOICE","なっ……!"
51,"TEXT_VOICEMAN_05100_000485_YSHTOLA","あ"
52,"TEXT_VOICEMAN_05100_000490_YSHTOLA","さ、そろそろ議論に戻りましょうか。"
53,"TEXT_VOICEMAN_05100_000500_YSHTOLA","まず検討すべきは、
私たちのような不完全な転移の事例ではないと思うの。
完全な成功例が、この場にいるんだから……。"
54,"TEXT_VOICEMAN_05100_000510_YSHTOLA","ここで注目すべきは、魂と肉体の転移のみならず、
装備や持ち物を含む物質を伴い、次元の狭間を超えている点よ。"
55,"TEXT_VOICEMAN_05100_000520_YSHTOLA","テレポに代表される転移魔法では、
自己の延長線上に物質を置くことで転移を実現しているの。
その際、鍵となるのが「これは自分の物である」という認識よ。"
56,"TEXT_VOICEMAN_05100_000530_ALPHINAUD","なるほど。
つまり私たちの魂を、彼が「自分の物」だと認識すれば、
原初世界に持ち帰ることができる、と?"
57,"TEXT_VOICEMAN_05100_000540_ALPHINAUD","なるほど。
つまり私たちの魂を、彼女が「自分の物」だと認識すれば、
原初世界に持ち帰ることができる、と?"
58,"TEXT_VOICEMAN_05100_000550_ALISAIE","それで済むなら話がはやいわね。"
59,"TEXT_VOICEMAN_05100_000560_ALISAIE","でも、そんな簡単に他人を物だなんて思える?
少しでも疑念を抱いた瞬間、次元の狭間に放り出される……
なんてことだったら、さすがに危険すぎよ。"
60,"TEXT_VOICEMAN_05100_000570_URIANGER","アリゼー様の懸念は、ごもっともでしょう。"
61,"TEXT_VOICEMAN_05100_000580_URIANGER","ですが、魂を何らかの物質に収めてしまえば話は別……
我らが魔女は、そう言いたいのではありませんか?"
62,"TEXT_VOICEMAN_05100_000590_URIANGER","ならば、「白聖石」が役立つはず……。
あの魔器は、元々、アシエンの魂を捕らえるため創られた物。
より魂の質量が小さい我々であれば、収められて当然です。"
63,"TEXT_VOICEMAN_05100_000600_URIANGER","「白聖石」に収められた魂を、
安全に維持する方法、そして肉体に移し替える方法。
このふたつを確立できれば、原初世界への帰還も叶いましょう。"
64,"TEXT_VOICEMAN_05100_000610_MYSTERYVOICE","魂の維持と、移し替えか……。
であれば、私からも提案できることがありそうだ。"
65,"TEXT_VOICEMAN_05100_000620_MYSTERYVOICE","レイクランドの「始まりの湖」、
その対岸に、かつてエルフたちが築いた宮殿があってね。"
66,"TEXT_VOICEMAN_05100_000630_MYSTERYVOICE","「光の氾濫」の折、放棄されたようなのだが、
そんな場所を根城とする風変わりなン・モゥの隠者がいるんだ。"
67,"TEXT_VOICEMAN_05100_000640_MYSTERYVOICE","かつてフッブート王国の王宮にも出入りしていた魔道士で、
特に「魂」に関する研究で知られていたと聞く。
ここは隠者殿に、知恵を借りてみてはどうだろう?"
68,"TEXT_VOICEMAN_05100_000650_ALISAIE","もちろん、反対する気はないけれど……
そんなに名高い魔道士が、廃墟で隠れて暮らしてるなんて、
よほどの事情がありそうじゃない?"
69,"TEXT_VOICEMAN_05100_000660_MYSTERYVOICE","おそらく、そのとおりだ。
私も数十年前に、罪喰いの対策に関して協力を仰ごうと、
接触を試みたことがあったのだが……"
70,"TEXT_VOICEMAN_05100_000670_MYSTERYVOICE","使い魔をけしかけられて、まともに交渉すらできなかったよ。
どうやら、相当な人嫌いらしい……。"
71,"TEXT_VOICEMAN_05100_000680_MYSTERYVOICE","だが、気難しいイル・メグの妖精たちとも、
縁を結んだあなた方であれば、あるいはと思ってね。"
72,"TEXT_VOICEMAN_05100_000690_MYSTERYVOICE","場合によっては、荒事になるだろうが……
ここはひとつ、隠者殿を訪ねてみようじゃないか。
もちろん、あなた方さえよければ、だがね。"
73,"TEXT_VOICEMAN_05100_000700_BEQLUGG","なんともはや、自慢の使い魔までもが倒されるとは……。"
74,"TEXT_VOICEMAN_05100_000710_MYSTERYVOICE","宮殿に住まいし隠者……「ベーク=ラグ」殿とお見受けする。"
75,"TEXT_VOICEMAN_05100_000720_MYSTERYVOICE","あなたにとって、我々は招かれざる客なのだろう。
少々、手荒な歓迎を受けたもので、
無礼を承知ながら、全力で応じさせていただいた。"
76,"TEXT_VOICEMAN_05100_000730_MYSTERYVOICE","だが、戦いは本意ではない。
私たちは、助力を「お願い」すべく訪ねてきたのだから。"
77,"TEXT_VOICEMAN_05100_000740_BEQLUGG","……お願い……だと?"
78,"TEXT_VOICEMAN_05100_000750_MYSTERYVOICE","そう、私の仲間たちの命を救うため、
長年に亘り魂の研究をしてきた、あなたの知恵をお借りしたい。
その「お願い」に来たのだ。"
79,"TEXT_VOICEMAN_05100_000760_BEQLUGG","ぐぬぅ……「お願い」……
な、なんとも抗いがたき甘美な響き……!"
80,"TEXT_VOICEMAN_05100_000770_BEQLUGG","その言葉を投げかけられたくないがゆえに、
こうして人里離れた廃墟に移り住んだというに……!"
81,"TEXT_VOICEMAN_05100_000780_BEQLUGG","いいや、ダメだ、ダメだ……!
ワシはヒトの悪意に絶望し、生涯、お願いなど聞かぬと、
心に誓ったのだッ……!"
82,"TEXT_VOICEMAN_05100_000790_ALPHINAUD","対価の収集家たるン・モゥ族が、
取引を拒むからには、相応の理由がおありなのでしょう。"
83,"TEXT_VOICEMAN_05100_000800_ALPHINAUD","ですが、重ねて「お願い」させていただきたい。
私を含めて、幾人もの命が関わる事案なのです……。
どうか、話だけでも聞いてはいただけないでしょうか?"
84,"TEXT_VOICEMAN_05100_000810_BEQLUGG","ふぁーッ!"
85,"TEXT_VOICEMAN_05100_000820_BEQLUGG","話だけ……? 本当に話を聞くだけ……?
それくらいなら……"
86,"TEXT_VOICEMAN_05100_000830_BEQLUGG","いいや、やっぱりダメだ、誓いを立てたのだ!"
87,"TEXT_VOICEMAN_05100_000840_BEQLUGG","よりにもよって、お前たちはワシの知恵を求めているのだろう?
かつてワシが裏切り者の宮廷魔道士に知恵を貸したばかりに、
多くの犠牲が出たのだ……!"
88,"TEXT_VOICEMAN_05100_000850_BEQLUGG","お前たちは、あの恐ろしい事件を知らないから、
安々と知恵を借りたいなどと言えるのだ!"
89,"TEXT_VOICEMAN_05100_Q2_000_001_NONE_VOICE","何と答える?"
90,"TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_001_NONE_VOICE","それでも「お願い」したい!"
91,"TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_002_NONE_VOICE","決して知恵を悪用しないと誓う!"
92,"TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_003_NONE_VOICE","フッブート王国の魔物化事件のことか?"
93,"TEXT_VOICEMAN_05100_000860_BEQLUGG","フーッ、フーッ……!"
94,"TEXT_VOICEMAN_05100_000870_BEQLUGG","し、辛抱たまらん……!
こう何度も「お願い」されては……どうにかなりそうだ!"
95,"TEXT_VOICEMAN_05100_000880_BEQLUGG","我が知恵を、仲間の命を救うためだけに使う、と……?"
96,"TEXT_VOICEMAN_05100_000890_BEQLUGG","心より誓うと申すのか?"
97,"TEXT_VOICEMAN_05100_000900_BEQLUGG","なんと、あの事件を知っておったか!"
98,"TEXT_VOICEMAN_05100_000910_BEQLUGG","だが、ワシは知恵を貸したばかりに、
あの男は魔物化の魔法を完成させたのだぞ?
その忌まわしい知恵を、借りたいと申すのか……?"
99,"TEXT_VOICEMAN_05100_000920_BEQLUGG","うーん、うーん……。"
100,"TEXT_VOICEMAN_05100_000930_BEQLUGG","よ、よかろう……。"
101,"TEXT_VOICEMAN_05100_000940_BEQLUGG","いいか、ちょ~っと、話を聞くだけだぞ……?
相応の「対価」を必ず支払うのだぞ……?"
102,"TEXT_VOICEMAN_05100_000950_MYSTERYVOICE","釣り合いの取れた対価を支払うと、約束しよう。"
103,"TEXT_VOICEMAN_05100_000960_MYSTERYVOICE","それでは是非、私たちと共にクリスタリウムへ。
少々、込み入った事情となるが話を聞いていただきたい。"
104,"TEXT_VOICEMAN_05100_000970_BEQLUGG","……まさか、おぬしたちが、
夜に闇を取り戻していたとは……。"
105,"TEXT_VOICEMAN_05100_000980_BEQLUGG","それに加えて、異界からの来訪者だと……?"
106,"TEXT_VOICEMAN_05100_000990_MYSTERYVOICE","古の時代に分かたれた十三の鏡像世界……
そして、過去、七度発生した霊災による世界の統合。
これまで語った言葉に、嘘偽りはないと誓おう。"
107,"TEXT_VOICEMAN_05100_001000_MYSTERYVOICE","とはいえ、そう簡単に信じられる事柄でもあるまい。"
108,"TEXT_VOICEMAN_05100_001010_MYSTERYVOICE","ただ、魂について長年に亘り研究してこられたあなたなら、
彼らの魂が、この世界の者と根本的に異なることが、
おわかりになるのではあるまいか?"
109,"TEXT_VOICEMAN_05100_001020_BEQLUGG","確かに……戯言と退けたくなる話だが、
なるほど、よくよく注意して観察してみれば、
魂の濃さも尋常でなく、肉体を持っておらぬこともわかる。"
110,"TEXT_VOICEMAN_05100_001030_BEQLUGG","特に、こちらの御仁は、一段と濃い魂をお持ちだ。"
111,"TEXT_VOICEMAN_05100_001040_BEQLUGG","しかも、肉体も仮初めのものではなく、本物であろう。"
112,"TEXT_VOICEMAN_05100_001050_BEQLUGG","ふぅ~む……。"
113,"TEXT_VOICEMAN_05100_001060_MYSTERYVOICE","繰り返すが、彼ら異界からの来訪者の協力なくして、
この世界に夜闇を取り戻すことはできなかった。"
114,"TEXT_VOICEMAN_05100_001070_MYSTERYVOICE","その恩に報いるためにも、
是が非でも、無事に、もとの世界へと帰還させたい。
どうか、ご助力願えないだろうか……?"
115,"TEXT_VOICEMAN_05100_001080_BEQLUGG","ふぅ……。"
116,"TEXT_VOICEMAN_05100_001090_BEQLUGG","話を聞くだけのことに対価を求めはしたが、
今、聞いた情報だけでも、十分すぎるほどの価値があろう。"
117,"TEXT_VOICEMAN_05100_001100_BEQLUGG","なにより、光に覆われた空に闇を取り戻してくれたというなら、
なるほど確かに、恩に報いるのが筋というもの……。"
118,"TEXT_VOICEMAN_05100_001110_MYSTERYVOICE","では……!?"
119,"TEXT_VOICEMAN_05100_001120_BEQLUGG","うむ。
我が知恵でよければ、喜んでお貸ししよう。"
120,"TEXT_VOICEMAN_05100_001130_BEQLUGG","ただし、老いぼれゆえに、
新たな研究を始めるとなると、ひとりではいかんともしがたい。
調査やら実験やらで、手を借りることになるが構わんな?"
121,"TEXT_VOICEMAN_05100_001140_ALPHINAUD","もちろんです。
これは私たち自身の問題……
当然、手となり足となり、働かせていただきましょう。"
122,"TEXT_VOICEMAN_05100_001150_BEQLUGG","それでは始めるぞ。"
123,"TEXT_VOICEMAN_05100_001160_BEQLUGG","これまで集めてきた素材を、
すべて砕いて混ぜ込んだ粘土は用意できておるな?"
124,"TEXT_VOICEMAN_05100_001170_BEQLUGG","ふむ、よかろう。
では、それを豚の形にコネてみせよ。"
125,"TEXT_VOICEMAN_05100_001175_BEQLUGG","とびきり、かわいく……な。"
126,"TEXT_VOICEMAN_05100_001180_ALISAIE","わかったわ……。"
127,"TEXT_VOICEMAN_05100_001190_ALISAIE","で、できたわよ……!"
128,"TEXT_VOICEMAN_05100_001200_ALPHINAUD","アリゼー、君の作品は……
昔から、独創的……フフ……。"
129,"TEXT_VOICEMAN_05100_001210_ALPHINAUD","フフフフフ……。"
130,"TEXT_VOICEMAN_05100_001220_ALISAIE","ちょっとそこ、笑うんじゃないわよッ!"
131,"TEXT_VOICEMAN_05100_001230_BEQLUGG","よいよい、デキの良し悪しは関係ない。
この潰れたプリンのようなシロモノを術者であるおぬしが、
「とびきりかわいい豚」であると認識できておればいいのだ。"
132,"TEXT_VOICEMAN_05100_001240_ALISAIE","まったくフォローになってないんだけど……。"
133,"TEXT_VOICEMAN_05100_001250_BEQLUGG","よいかね……。
魔法とは、空想を現実へと変換する術のことだ。"
134,"TEXT_VOICEMAN_05100_001260_BEQLUGG","それゆえ、術者の認識が重要となる。
イメージさえ強固であれば、見た目に惑わされる必要はない。
よくよく覚えておくのだぞ?"
135,"TEXT_VOICEMAN_05100_001270_BEQLUGG","さあ、教えたとおりの術式で、粘土の豚に魔力を注ぐのだ。"
136,"TEXT_VOICEMAN_05100_001280_ALISAIE","豚は飛ばず、土は起きず、命分かたれぬのが理なれど、
我が生命の力よ、今ひととき理より離れ、
空飛ぶ豚とならん……。"
137,"TEXT_VOICEMAN_05100_001281_ALISAIE","あ"
138,"TEXT_VOICEMAN_05100_001290_BEQLUGG","ふむ、なかなかのデキではないか。"
139,"TEXT_VOICEMAN_05100_001300_BEQLUGG","では、この使い魔を用いて、
ハルリクとやらの「魂の活性化」を執り行うぞ。
さあ、患者をここへ……。"
140,"TEXT_VOICEMAN_05100_001310_BEQLUGG","さて、アリゼーよ。
おぬしが創った使い魔には、すでに魂を活性化させる、
一種の強化魔法が備わっている。"
141,"TEXT_VOICEMAN_05100_001320_BEQLUGG","あとは、自身の魔力を注ぎ込みながら、
心に決めた使い魔の名を呼んでやるだけだ。"
142,"TEXT_VOICEMAN_05100_001330_ALISAIE","この子の名前…………。"
143,"TEXT_VOICEMAN_05100_001340_ALISAIE","うん、決めたわ……やってみる!"
144,"TEXT_VOICEMAN_05100_001350_ALISAIE","いきなさい、アンジェロ!"
145,"TEXT_VOICEMAN_05100_001360_HALRIC","ア……アアアア……"
146,"TEXT_VOICEMAN_05100_001370_HALRIC","オ母サン……ボク、ハ…………"
147,"TEXT_VOICEMAN_05100_001380_DULIACHAI","ふ、ふたりとも……来てくれたのね!
カイ・シルちゃん、よくやってくれたわ!"
148,"TEXT_VOICEMAN_05100_001390_ALPHINAUD","ドゥリア夫人、いったいどうしたというのです?"
149,"TEXT_VOICEMAN_05100_001400_DULIACHAI","嗚呼、もう、私、どうしたらいいかわからないの……!
ひとりで、本当に心細くて……!"
150,"TEXT_VOICEMAN_05100_001410_ALPHINAUD","ひとり……?
確かに旦那様の姿が見えないようですが……。"
151,"TEXT_VOICEMAN_05100_001420_DULIACHAI","そう、そう、そうなのよ……!
あの人が、私を置いて出ていってしまったの!"
152,"TEXT_VOICEMAN_05100_001430_ALPHINAUD","なんですって!?
いったい何故、そんなことに……!"
153,"TEXT_VOICEMAN_05100_001440_DULIACHAI","それが……アルフィノちゃんは、
しばらくユールモアに残ってくれていたから、
知っているとは思うのだけれど……"
154,"TEXT_VOICEMAN_05100_001450_DULIACHAI","あれから、私たち……自由市民が集まって、
ユールモアの新しい元首を選ぼうとしていたの。"
155,"TEXT_VOICEMAN_05100_001460_ALPHINAUD","ヴァウスリーの後任を決めるため、
選挙を実施する計画でしたね?"
156,"TEXT_VOICEMAN_05100_001470_DULIACHAI","ええ……。
でも、誰も立候補する人がいなかったの。"
157,"TEXT_VOICEMAN_05100_001480_DULIACHAI","私たち自由市民は、怠惰な時間を過ごしすぎたわ。
我が身の振る舞いを正すだけで精一杯なのに、
混乱した国を率いようという人はいなかったのね。"
158,"TEXT_VOICEMAN_05100_001490_DULIACHAI","それで、自由に投票しようということになって……
結果、選ばれたのが、うちの旦那様だったの。"
159,"TEXT_VOICEMAN_05100_001500_ALPHINAUD","ふむ……チャイ・ヌズ殿は、巨大タロースの件でも、
見事にリーダーシップを発揮しておられました。
適任のように思えますが……。"
160,"TEXT_VOICEMAN_05100_001510_DULIACHAI","私も、そう思ったわ。
彼は、ダイダロス社を率いていた立派な人だもの。"
161,"TEXT_VOICEMAN_05100_001520_DULIACHAI","だから私、選ばれたときに、背中を押すようなことを言ったの。"
162,"TEXT_VOICEMAN_05100_001530_DULIACHAI","きっと、それがいけなかったのね……。
あの人、そのときを最後に、姿を消してしまったんだから……。"
163,"TEXT_VOICEMAN_05100_001531_DULIACHAI","うっうっうっ……。"
164,"TEXT_VOICEMAN_05100_001540_ALPHINAUD","望まぬ大役に推挙され、
重圧に耐えきれず、失踪したと……?"
165,"TEXT_VOICEMAN_05100_001550_ALPHINAUD","ドゥリア夫人、どうか顔をあげてください。"
166,"TEXT_VOICEMAN_05100_001560_ALPHINAUD","私は、旦那様が、愛するあなたを捨て置いて、
逃げてしまうような人物には思えません。
きっと、理由あっての一時的な外出でありましょう。"
167,"TEXT_VOICEMAN_05100_001570_DULIACHAI","本当……?
アルフィノちゃん?"
168,"TEXT_VOICEMAN_05100_001580_DULIACHAI","あなたも、そう思う?"
169,"TEXT_VOICEMAN_05100_Q3_000_001_NONE_VOICE","アルフィノの意見に賛成する?"
170,"TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_001_NONE_VOICE","賛成する、逃げ出したわけがない"
171,"TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_002_NONE_VOICE","賛成しない、逃げ出したに違いない"
172,"TEXT_VOICEMAN_05100_001600_ALPHINAUD","聞いてのとおりです、ドゥリア夫人……。
チャイ・ヌズ殿が、誰よりもあなたを愛していたことは、
ここにいる全員が知っているのです。"
173,"TEXT_VOICEMAN_05100_001590_ALPHINAUD","いいや、これに関しては「逃げていない」と断言しよう……。
よく考えてみるんだ、チャイ・ヌズ殿は、
いつだってドゥリア夫人に寄り添っていただろう?"
174,"TEXT_VOICEMAN_05100_001610_ALPHINAUD","旦那様のことは、私が探し出してみせますので、
どうか気を強くお持ちになって、お待ちください。"
175,"TEXT_VOICEMAN_05100_001620_DULIACHAI","ありがとう、アルフィノちゃん。
あなたたちを呼んできてもらって正解だったわ……!
私、パーラーのいつもの席で、あの人の帰りを待っているわね!"
176,"TEXT_VOICEMAN_05100_001630_WRENDEN","誰かと思えば……また、お前か……。"
177,"TEXT_VOICEMAN_05100_001640_WRENDEN","しかも、ゾロゾロと連れ立って……
ひとりで説得できぬと見て、助っ人でも呼んできたか?"
178,"TEXT_VOICEMAN_05100_001650_CHAINUZZ","呼んだわけではないが……確かに彼らは助っ人だ。
いや、正確には、手助けをしてくれた恩人だ。"
179,"TEXT_VOICEMAN_05100_001660_CHAINUZZ","彼らは、ドン・ヴァウスリーの下で惰眠を貪ってきた私たちを、
目覚めさせてくれた「闇の戦士」たちなのだ。"
180,"TEXT_VOICEMAN_05100_001670_WRENDEN","ほう……「闇の戦士」とな……。"
181,"TEXT_VOICEMAN_05100_001680_CHAINUZZ","だがしかし、いつまでも恩人の優しさに甘え、
助力を受け続けるわけにはいかん。"
182,"TEXT_VOICEMAN_05100_001690_CHAINUZZ","それでは、ヴァウスリーの力に頼り、
すべてを任せきりにしていた頃と大差がない……。
彼らは助っ人ではなく「立会人」と考えていただきたい。"
183,"TEXT_VOICEMAN_05100_001700_ALPHINAUD","チャイ・ヌズ殿……。"
184,"TEXT_VOICEMAN_05100_001710_WRENDEN","ふん、殊勝な心がけだが……さてな。"
185,"TEXT_VOICEMAN_05100_001720_WRENDEN","私は、己を「官僚」であると規定してきた。
民のため、国のため、政を司る者に対して助言を行い、
その方針を最善の方法で実現すべく、働いてきた自負がある。"
186,"TEXT_VOICEMAN_05100_001730_WRENDEN","だが、それは理想を共有できればこそ……。
民が、国が、指導者が……理想とする「楽園」とやらに、
共感できなくなったがゆえに、私はユールモアから去ったのだ。"
187,"TEXT_VOICEMAN_05100_001740_WRENDEN","チャイ・ヌズとか言ったか……。
ヴァウスリーの下で奔放な生活を送ってきた貴様が、
いかなる国を築かんとするというのだ?"
188,"TEXT_VOICEMAN_05100_001750_CHAINUZZ","そ、その問いに一言を以て応じるほどの答えを、
私は……私は、まだ見いだせてはいない。"
189,"TEXT_VOICEMAN_05100_001760_CHAINUZZ","だが……!"
190,"TEXT_VOICEMAN_05100_001770_CHAINUZZ","私はいかなる国を築くのかを、市民が語れる国を作りたい!"
191,"TEXT_VOICEMAN_05100_001780_CHAINUZZ","罪喰いの脅威に怯えて暮らす世界で、
私を含め、多くの者が、身の安全と食料を求めて、
ユールモアに集ってきた。"
192,"TEXT_VOICEMAN_05100_001790_CHAINUZZ","一芸を持ち、身の振り方を決められる労役市民はともかく、
街の周辺に住まう者たちは、食料の配給を断たれ、
今日明日を生き延びることに必死だ。"
193,"TEXT_VOICEMAN_05100_001800_CHAINUZZ","自由市民に至っては、もっと酷い。
未だ酒や快楽に溺れ、現実から目を背け続ける者も少なくない。"
194,"TEXT_VOICEMAN_05100_001810_CHAINUZZ","今のままでは、早々に富を食いつぶす者も現れるだろう。
私が元首となれば、その権限を以て、
かつて、国に差し出された財産の再分配を行うつもりだ。"
195,"TEXT_VOICEMAN_05100_001820_CHAINUZZ","貧者であれ富者であれ、
このような状態では国の未来など語れようものか……!"
196,"TEXT_VOICEMAN_05100_001830_CHAINUZZ","食料の早急な確保、周辺集落との関係改善、
崩壊した産業の再建に、他地域との連携強化……。
課題は、まさに山積みだ。"
197,"TEXT_VOICEMAN_05100_001840_CHAINUZZ","私は、政治家でも国王でもない。
ダイダロス社の跡取り……企業家だ……!"
198,"TEXT_VOICEMAN_05100_001850_CHAINUZZ","そんな私にできることは、
問題を分析し、改善案を企画し、
収益を上げて部下を食わせること……。"
199,"TEXT_VOICEMAN_05100_001860_CHAINUZZ","レンデン殿……ユールモアの民が、
国の理想を思い描き、政に手を挙げられるようになるまで……
どうか力を貸していただきたい!"
200,"TEXT_VOICEMAN_05100_001870_WRENDEN","いかなる国を築くのかを、民が語れる国か……"
201,"TEXT_VOICEMAN_05100_001880_WRENDEN","悪くない方針だ。"
202,"TEXT_VOICEMAN_05100_001890_WRENDEN","チャイ・ヌズよ……。
お前がいっときとはいえ国政を担うに相応しい器か、
試させてもらうとしよう。"
203,"TEXT_VOICEMAN_05100_001900_CHAINUZZ","な、なにをすればいい……!?"
204,"TEXT_VOICEMAN_05100_001910_WRENDEN","今、ユールモアが抱える問題のひとつを解決してもらう。
そうでなければ、改革など夢のまた夢、
誰もお前についてはこないだろうからな……。"
205,"TEXT_VOICEMAN_05100_001911_WRENDEN","フン。"
206,"TEXT_VOICEMAN_05100_001920_CHAINUZZ","よし、そのまま一列になって、
ユールモアへ向かえ!"
207,"TEXT_VOICEMAN_05100_001930_DIRTYMAN","なんだ、この音は……?"
208,"TEXT_VOICEMAN_05100_001940_DIRTYMAN","タ、タロース……!?
壊れたタロースが暴走してやがるのか……?"
209,"TEXT_VOICEMAN_05100_001950_DIRTYMAN","おい、誰か……番兵を呼んできてくれ!"
210,"TEXT_VOICEMAN_05100_001960_EULMORANSOLDIER","(-ユールモア軍の兵士-)市民の方は、お下がりください……!"
211,"TEXT_VOICEMAN_05100_001970_DULIACHAI","まって……!"
212,"TEXT_VOICEMAN_05100_001980_DULIACHAI","嗚呼、あなた……!
"
213,"TEXT_VOICEMAN_05100_001990_CHAINUZZ","も、もちろん、帰ってくるに……"
214,"TEXT_VOICEMAN_05100_002000_CHAINUZZ","ぐぁっ……く、苦しぃ……"
215,"TEXT_VOICEMAN_05100_002010_DULIACHAI","あらあら、まぁまぁ、どうしましょう……?"
216,"TEXT_VOICEMAN_05100_002020_CHAINUZZ","ふぅ……助かった……。"
217,"TEXT_VOICEMAN_05100_002030_DULIACHAI","ごめんなさい、あなた……
帰ってきてくれたのが嬉しくて。"
218,"TEXT_VOICEMAN_05100_002040_CHAINUZZ","いや、構わん。
それよりも、置き手紙だけでなく、
しっかり、言葉で伝えてから外出すべきだった。"
219,"TEXT_VOICEMAN_05100_002050_DULIACHAI","それじゃあ……"
220,"TEXT_VOICEMAN_05100_002060_CHAINUZZ","……う、うむ。
私は、元首の座から逃れるために、
ユールモアを出ていったわけではない……。"
221,"TEXT_VOICEMAN_05100_002070_CHAINUZZ","補佐官としてレンデン殿を迎えるために交渉に行っていたのだ。
その助力を得られた今、ようやく私は胸を張って言える。"
222,"TEXT_VOICEMAN_05100_002080_CHAINUZZ","私は、ユールモアの元首の役目を、
引き受けさせてもらう、と。"
223,"TEXT_VOICEMAN_05100_002090_DULIACHAI","まぁまぁまぁ!
なんて、おめでたいのかしら……!"
224,"TEXT_VOICEMAN_05100_002091_CHAINUZZ","あ"
225,"TEXT_VOICEMAN_05100_002095_CHAINUZZ","にぃぎゃああああーー!!!"
226,"TEXT_VOICEMAN_05100_002100_CHAINUZZ","えー、あー……。"
227,"TEXT_VOICEMAN_05100_002110_DULIACHAI","あなた……。"
228,"TEXT_VOICEMAN_05100_002120_CHAINUZZ","皆、今日はよく集まってくれた。"
229,"TEXT_VOICEMAN_05100_002130_CHAINUZZ","まず、自由市民の諸君……。
周囲を見渡してほしい。"
230,"TEXT_VOICEMAN_05100_002140_CHAINUZZ","ドン・ヴァウスリー施政下の20年間とは、
異なる顔ぶれが混じっていることに気づくだろう。"
231,"TEXT_VOICEMAN_05100_002150_CHAINUZZ","我々に仕えてくれていた、
労役市民たちはもちろん……"
232,"TEXT_VOICEMAN_05100_002160_CHAINUZZ","廃船街やゲートタウンに住まう、市民権を持たない者もいる……。
そしてなにより……"
233,"TEXT_VOICEMAN_05100_002170_CHAINUZZ","我らを目覚めさせてくれた恩人、
「闇の戦士」たちもまた、新たな出発となる今日という日に、
立会人として駆けつけてくれた。"
234,"TEXT_VOICEMAN_05100_002180_CHAINUZZ","先日、自由市民たちの間で行われた選挙にて、
私、チャイ・ヌズが、ドン・ヴァウスリーの後任として、
新たな元首に選出された。"
235,"TEXT_VOICEMAN_05100_002190_CHAINUZZ","そして私は、名誉あるこの務めを受けさせていただくことを、
この場にいる全員の前で、宣言する。"
236,"TEXT_VOICEMAN_05100_002200_CHAINUZZ","ただし、期限付きの一時的な「元首代行」として、だ。"
237,"TEXT_VOICEMAN_05100_002210_CHAINUZZ","自由市民と労役市民の関係……
そして、市民と非市民の関係……。"
238,"TEXT_VOICEMAN_05100_002220_CHAINUZZ","ドン・ヴァウスリーの下で決められた歪んだ制度を正すとして、
ユールモアという国を、いかなる国にするのか……。"
239,"TEXT_VOICEMAN_05100_002230_CHAINUZZ","この大きな問題について、
私は、ここにいるすべての者が意見を交わし、
議論する必要があると考えている。"
240,"TEXT_VOICEMAN_05100_002240_CHAINUZZ","だが、我々が直面している現実の問題の前では、
理想を語り合う余裕など無いというのが実情だろう。"
241,"TEXT_VOICEMAN_05100_002250_CHAINUZZ","メオルに依存してきた食料問題、
冷え込んだ周辺集落、他地域との関係改善、
治安維持に、産業再興……喫緊の課題があまりに多い。"
242,"TEXT_VOICEMAN_05100_002260_CHAINUZZ","ゆえに私は、ひとりの企業家として、
まずは、ここにいる皆の安全と安心を優先しようと思う。"
243,"TEXT_VOICEMAN_05100_002270_CHAINUZZ","当然、ヴァウスリーが築いた偽りの楽園で、
怠惰な時を過ごしてきた、私を含む自由市民にとっては、
多くの痛みを伴う改革も必要となろう。"
244,"TEXT_VOICEMAN_05100_002280_CHAINUZZ","だが、夢から覚めた私たちは、現実を生きてゆかねばならない。"
245,"TEXT_VOICEMAN_05100_002290_CHAINUZZ","私たちのために命を賭して、
天より光を払い、闇を取り戻してくれた、
「闇の戦士」たちに恥じぬ生き方を……!"
246,"TEXT_VOICEMAN_05100_002300_CHAINUZZ","そして、皆の暮らしが安定してきたそのとき、
改めて理想のユールモアについて、話し合わせてほしい。"
247,"TEXT_VOICEMAN_05100_002310_CHAINUZZ","だから、それまでの間、どうかこの私に……
いや、ユールモアという希望に、皆の力を貸してもらいたい!"
248,"TEXT_VOICEMAN_05100_002320_KRILE","おまたせしちゃったわね。"
249,"TEXT_VOICEMAN_05100_002330_KRILE","マトーヤ様からの助言を受けて、
みんなの体に、ひとまずの処置をしたところよ。
これで今しばらくは、生命力の揺らぎも安定してくれるはず。"
250,"TEXT_VOICEMAN_05100_002340_KRILE","それで……第一世界での、
みんなの様子はどうだったの?"
251,"TEXT_VOICEMAN_05100_002350_TATARU","なるほど……
そのベーク=ラグさんという方の協力で、
少しずつ帰る方法の研究が始まっているのでっすね。"
252,"TEXT_VOICEMAN_05100_002360_KRILE","確かに「白聖石」を使って魂を運ぶというのは、
いいアイディアだと思うわ。"
253,"TEXT_VOICEMAN_05100_002370_KRILE","なら私たちは、研究の進展を信じて、
肉体の維持に全力を尽くさなくっちゃね……。"
254,"TEXT_VOICEMAN_05100_002380_ESTINIEN","(-????-)折よく、来てくれていたか。
話が早くて助かる。"
255,"TEXT_VOICEMAN_05100_002390_ESTINIEN","よう……。
無事に旅先から戻ったようじゃないか。"
256,"TEXT_VOICEMAN_05100_002400_TATARU","エスティニアンさん……!
連絡が取れなくなって、心配していまっした!"
257,"TEXT_VOICEMAN_05100_002410_ESTINIEN","動乱の帝都から脱出して、帰還しようとしていた道中で、
リオルとかいう「暁」の密偵と出会ってな……。
ひとまず、ここに立ち寄らせてもらった。"
258,"TEXT_VOICEMAN_05100_002420_TATARU","帝都で動乱って……
いったい何があったのでっすか?"
259,"TEXT_VOICEMAN_05100_002430_ESTINIEN","さて、どこから話したものか……。"
260,"TEXT_VOICEMAN_05100_002435_ESTINIEN","お前たちから帝国の秘密兵器の調査と始末を依頼され、
ラザハン経由で、帝国領に潜入したんだが……"
261,"TEXT_VOICEMAN_05100_002440_ESTINIEN","ある属州の魔導工場で、漆黒の王狼……
いや、今は影の狩人と名乗っているんだったか。
とにかく、ガイウス・バエサルと出会ってな。"
262,"TEXT_VOICEMAN_05100_002450_ESTINIEN","共闘を打診され、帝都まで同行することになったんだ。"
263,"TEXT_VOICEMAN_05100_002460_ESTINIEN","そして、その中枢……魔導城にて、
俺たちは驚くべき人物と出会うことになる。"
264,"TEXT_VOICEMAN_05100_002470_ESTINIEN","アシエンから肉体を奪い返した、あの男……"
265,"TEXT_VOICEMAN_05100_002475_ESTINIEN","ゼノス・イェー・ガルヴァスだ……!"
266,"TEXT_VOICEMAN_05100_002480_ESTINIEN","しかも、奴は俺たちの目の前で、
父親でもある皇帝ヴァリスを殺害……。
激昂したガイウスが、ゼノスに斬りかかり……"
267,"TEXT_VOICEMAN_05100_002490_ESTINIEN","お、おい……!"
268,"TEXT_VOICEMAN_05100_002670_TATARU","大丈夫でっすか、冒険者さん、クルルさん!"
269,"TEXT_VOICEMAN_05100_002680_ESTINIEN","俺の過去を視た、といったところか?"
270,"TEXT_VOICEMAN_05100_002690_KRILE","私が視た光景も同じよ。
さすがに、追体験するほどの強烈な幻視じゃなかったけれど。"
271,"TEXT_VOICEMAN_05100_002700_ESTINIEN","やれやれ、その異能を直に見たのは久しぶりだが、
なんとも奇妙なものだな。"
272,"TEXT_VOICEMAN_05100_002710_ESTINIEN","ともかく、肉体を取り戻したゼノスは、
近衛兵が来ると、興ざめしただのとぬかして消えやがった。
その後の行方はようとして知れず、だ。"
273,"TEXT_VOICEMAN_05100_002720_KRILE","……まさか、あのときのアラミゴでの「超える力」の研究が、
こんな大事を引き起こすだなんて。"
274,"TEXT_VOICEMAN_05100_002730_KRILE","死を超越して、他者に憑依してたばかりじゃなく、
自身の体を取り戻したなんて……信じられる?
まるで、不滅なるアシエンだわ!"
275,"TEXT_VOICEMAN_05100_002740_ESTINIEN","常識外という点では、次元の狭間を超えて、
異界を旅してきた、どこぞの英雄殿も大概だとは思うがな。"
276,"TEXT_VOICEMAN_05100_002750_ESTINIEN","ともかく、皇帝を失った上に、
皇太子だったゼノスも消えたとあって、帝国は大荒れだ。"
277,"TEXT_VOICEMAN_05100_002760_ESTINIEN","しばらくは、侵略戦争どころじゃあるまい。
「黒薔薇」に関しても、理由はどうあれゼノスが使用を阻止した。"
278,"TEXT_VOICEMAN_05100_002770_ESTINIEN","これらの情報は、今頃、リオルとやらが、
エオルゼア同盟軍に伝えているはずだからな。
あとはアイメリクたち、お偉方に任せていいだろう。"
279,"TEXT_VOICEMAN_05100_002780_KRILE","確かにギムリトの戦場も落ち着きそうね。
内乱となれば帝国の属州の今後が心配だけれど……"
280,"TEXT_VOICEMAN_05100_002790_KRILE","ところで、ガイウスはどうしているの?
途中までは、いっしょだったのでしょう?"
281,"TEXT_VOICEMAN_05100_002800_ESTINIEN","ああ、奴とは帝国本土を脱出した後で別れた。
なんでも「新たな脅威」を察知したとかでな……。"
282,"TEXT_VOICEMAN_05100_002810_ESTINIEN","詳しいことはわからんが、奴と過去に因縁のある存在が、
皇帝不在の状況で、動き出した気配があるそうだ。"
283,"TEXT_VOICEMAN_05100_002820_ESTINIEN","いっときとはいえ、ともに行動して感じたが、
もはやガイウスはエオルゼア侵略を企むような男じゃない。
自由にやらせておけばいいさ。"
284,"TEXT_VOICEMAN_05100_002830_TATARU","そうでっすね。
でも、「新たな脅威」と言われると、
なんだか漠然とした不安を感じてしまいまっす。"
285,"TEXT_VOICEMAN_05100_002840_TATARU","リオルさんや東方の忍びさんたちに情報を共有して、
警戒を強めた方がいいかもしれまっせんね。"
286,"TEXT_VOICEMAN_05100_002850_ESTINIEN","さて、俺からの報告は以上だ。
対応を依頼された「黒薔薇」の脅威も去った今、
契約は終了ってことでいいんだろう……?"
287,"TEXT_VOICEMAN_05100_002860_TATARU","は、はい……それはそうなのでっすが……。
賢人のみなさんも、まだお目覚めになっていない状況でっす。
よければ、もう少しここで一緒に……!"
288,"TEXT_VOICEMAN_05100_002870_ESTINIEN","悪いが、約束は約束だ。
……ガイウスがそうしているように、
俺も好きにやらせてもらう。"
289,"TEXT_VOICEMAN_05100_002880_KRILE","突然の協力要請に応えてくれて感謝しているわ。
アルフィノくんが慕うだけのことはあるわね。"
290,"TEXT_VOICEMAN_05100_002890_ESTINIEN","……フン。"
291,"TEXT_VOICEMAN_05100_002900_ESTINIEN","それじゃあな、相棒。
今度は戦場で倒れるような、危なっかしいことはしてくれるなよ。"
292,"TEXT_VOICEMAN_05100_002910_KRILE","さあ、私たちも解散しましょう。
賢人たちの肉体についてはこっちに任せて、
あなたは、ゆっくり身体を休めておいてね。"
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2 #
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4 0 TEXT_VOICEMAN_05100_000010_KRILE あら、来てくれていたのね。
5 1 TEXT_VOICEMAN_05100_000020_TATARU それで……みなさんの様子はどうでっすか?
6 2 TEXT_VOICEMAN_05100_000030_KRILE 相変わらず、昏睡状態が続いているわ。 まるで眠っているように、体に異常は見られない……
7 3 TEXT_VOICEMAN_05100_000040_KRILE と、言いたいところなのだけれど、 実は変化の兆しが見られるのよ。
8 4 TEXT_VOICEMAN_05100_000050_TATARU 変化……でっすか?
9 5 TEXT_VOICEMAN_05100_000060_TATARU ハッ……? もしかして、相談したかったことって……!?
10 6 TEXT_VOICEMAN_05100_000070_KRILE ええ、そうよ。
11 7 TEXT_VOICEMAN_05100_000080_KRILE 微かにだけれど……みんなの肉体に残るエーテル、 つまり、魂以外の生命力とでも言い換えればいいかしら。 そこに揺らぎが見られるの。
12 8 TEXT_VOICEMAN_05100_000090_KRILE 今すぐに、どうにかなるというほどの変化ではないけれど、 その揺らぎに個人差があるのが気になるのよ。
13 9 TEXT_VOICEMAN_05100_000100_KRILE いちばん、揺らぎが大きいのはサンクレッドさん。 次いで、ヤ・シュトラとウリエンジェさん……。 一方、アルフィノくんとアリゼーには、ほとんど変化はなし。
14 10 TEXT_VOICEMAN_05100_000110_TATARU それって……倒れた順でっすよね!
15 11 TEXT_VOICEMAN_05100_000120_KRILE そのとおりよ。 つまり、魂が分離してから時間が経過している人ほど、 生命力の揺らぎが大きくなっているってことね。
16 12 TEXT_VOICEMAN_05100_000130_KRILE これは推論に過ぎないけれど、 魂と肉体の結びつきが、弱まりつつあるのかもしれないわ。
17 13 TEXT_VOICEMAN_05100_000140_TATARU たたたたた、大変でっす! その結びつきが完全に断たれてしまったら、 どうなるでっすか!?
18 14 TEXT_VOICEMAN_05100_000150_KRILE こんな症状はじめてだから、確かなことは何も言えないわ。 でも、決していい結果になるとは思えない。
19 15 TEXT_VOICEMAN_05100_000160_KRILE 先程も言ったけれど、まだ揺らぎはとても小さいわ。 それに、私もマトーヤ様と連携して、 肉体を保つための努力はしてみるつもり。
20 16 TEXT_VOICEMAN_05100_000170_KRILE だから、その間…… あなたには彼らの魂を帰還させる方法を探してほしいの。
21 17 TEXT_VOICEMAN_05100_Q1_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
22 18 TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_001_NONE_VOICE 任せておけ!
23 19 TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_002_NONE_VOICE もう慣れている
24 20 TEXT_VOICEMAN_05100_000180_KRILE ありがとう、頼りにさせてもらうわ。
25 21 TEXT_VOICEMAN_05100_000190_KRILE ふたつの世界を救う戦いを終えたばかりだというのに、 ごめんなさいね。
26 22 TEXT_VOICEMAN_05100_000200_TATARU でもでも、探すと言ってもどうやって!? これまでも専門家さんたちに力を借りて調べてきたのに、 まだ何も……手がかりすらつかめていないんでっすよ?
27 23 TEXT_VOICEMAN_05100_000210_KRILE 確か……あなたの報告によれば、 水晶公は、召喚者である自らの死を以て、 賢人たちの魂を原初世界に返すつもりだったのよね?
28 24 TEXT_VOICEMAN_05100_000220_KRILE シャーレアンにいたころのラハくんを知る身としては、 その決断に思うところもあるけれど……。
29 25 TEXT_VOICEMAN_05100_000230_KRILE 何にせよ、幸いにして彼の命は救われ、 結果的に、賢人たちも第一世界に留まることになった。
30 26 TEXT_VOICEMAN_05100_000240_KRILE そうなるとやっぱり、魂の帰還を実現するには、 召喚術の要となっている、水晶公の協力が不可欠よ。
31 27 TEXT_VOICEMAN_05100_000250_KRILE だから、この肉体の変化に関する情報を携えて、 もう一度、第一世界に渡り、水晶公たちと協議してもらいたいの。
32 28 TEXT_VOICEMAN_05100_000260_KRILE もちろん、原初世界側からのフォローは徹底させてもらうわ。 だから……よろしくね!
33 29 TEXT_VOICEMAN_05100_000270_URIANGER 失礼……遅くなりました……。
34 30 TEXT_VOICEMAN_05100_000280_YSHTOLA あら、サンクレッドとリーンも、 一緒だったのではなくて?
35 31 TEXT_VOICEMAN_05100_000290_URIANGER 彼らは「無の大地」に関する調査に注力したいと……。 急ぎ、手が必要なときには呼ぶよう、言付かっております。
36 32 TEXT_VOICEMAN_05100_000300_MYSTERYVOICE 確かに、彼らが担う調査も重大事だ。 今は、ここに集った者で問題を検討しよう。
37 33 TEXT_VOICEMAN_05100_000310_MYSTERYVOICE さて、皆にはすでに概要を伝えてあるが…… あなたが原初世界で聞いたことを、改めて報告してもらっても?
38 34 TEXT_VOICEMAN_05100_000320_ALPHINAUD 生命力に揺らぎ、か……。
39 35 TEXT_VOICEMAN_05100_000330_YSHTOLA 魂であるこちらの私たちには、 今のところ、異常は視られないわね……。
40 36 TEXT_VOICEMAN_05100_000340_YSHTOLA さりとて、この状態を維持し続けられる確証もない…… いずれにせよ、帰還方法を真剣に探すべきでしょうね。
41 37 TEXT_VOICEMAN_05100_000350_MYSTERYVOICE あなたにも、私の用いた召喚術について、 一度、きちんと説明しておこう。
42 38 TEXT_VOICEMAN_05100_000360_MYSTERYVOICE ……そもそも、私は優秀な魔法使いなどではなくてね。 大がかりな術を扱うときには、 この塔の機能と、そこに蓄えられたエネルギーを用いているのだ。
43 39 TEXT_VOICEMAN_05100_000370_MYSTERYVOICE 皆や、あなたを喚んだ術も、例外ではない。 遠い未来で確立され、私を第一世界へと送った機能…… それを四苦八苦しながら転用した。
44 40 TEXT_VOICEMAN_05100_000380_MYSTERYVOICE 乱暴な言い方をしてしまえば、 世界の壁に、対象者だけが通れる穴をあけて、 この塔のもとへと引っ張ってくる、といったものなのだが……。
45 41 TEXT_VOICEMAN_05100_000390_MYSTERYVOICE あなた以外の皆は、想定外の召喚だったため、 その穴が完璧には開けられなかった……という具合だ。
46 42 TEXT_VOICEMAN_05100_000400_MYSTERYVOICE ……私はもう、どんな役目を背負っていても、 生きることを投げ出さない。
47 43 TEXT_VOICEMAN_05100_000410_MYSTERYVOICE あの海の底まで救いにきてくれた、あなたに誓って…… 今回の件だって、何が何でも解決法を探してみせる。
48 44 TEXT_VOICEMAN_05100_000420_MYSTERYVOICE だが……もしそれが間に合わず、 皆の身に危機が迫るようなことがあれば…… 当初の方法を選ぶことも、ためらわないでくれ。
49 45 TEXT_VOICEMAN_05100_000430_MYSTERYVOICE いでっ!?
50 46 TEXT_VOICEMAN_05100_000440_MYSTERYVOICE いきなり、何を……!
51 47 TEXT_VOICEMAN_05100_000450_ALISAIE 「もし」の話でも、気に食わなかっただけよ。 それで生き延びたって、あの人が悲しい顔するなら、 最低最悪のやり方だわ!
52 48 TEXT_VOICEMAN_05100_000460_YSHTOLA ほうぼうから愛されて大変ね、英雄さん?
53 49 TEXT_VOICEMAN_05100_000470_ALISAIE はぁっ!?
54 50 TEXT_VOICEMAN_05100_000480_MYSTERYVOICE なっ……!
55 51 TEXT_VOICEMAN_05100_000485_YSHTOLA あ
56 52 TEXT_VOICEMAN_05100_000490_YSHTOLA さ、そろそろ議論に戻りましょうか。
57 53 TEXT_VOICEMAN_05100_000500_YSHTOLA まず検討すべきは、 私たちのような不完全な転移の事例ではないと思うの。 完全な成功例が、この場にいるんだから……。
58 54 TEXT_VOICEMAN_05100_000510_YSHTOLA ここで注目すべきは、魂と肉体の転移のみならず、 装備や持ち物を含む物質を伴い、次元の狭間を超えている点よ。
59 55 TEXT_VOICEMAN_05100_000520_YSHTOLA テレポに代表される転移魔法では、 自己の延長線上に物質を置くことで転移を実現しているの。 その際、鍵となるのが「これは自分の物である」という認識よ。
60 56 TEXT_VOICEMAN_05100_000530_ALPHINAUD なるほど。 つまり私たちの魂を、彼が「自分の物」だと認識すれば、 原初世界に持ち帰ることができる、と?
61 57 TEXT_VOICEMAN_05100_000540_ALPHINAUD なるほど。 つまり私たちの魂を、彼女が「自分の物」だと認識すれば、 原初世界に持ち帰ることができる、と?
62 58 TEXT_VOICEMAN_05100_000550_ALISAIE それで済むなら話がはやいわね。
63 59 TEXT_VOICEMAN_05100_000560_ALISAIE でも、そんな簡単に他人を物だなんて思える? 少しでも疑念を抱いた瞬間、次元の狭間に放り出される…… なんてことだったら、さすがに危険すぎよ。
64 60 TEXT_VOICEMAN_05100_000570_URIANGER アリゼー様の懸念は、ごもっともでしょう。
65 61 TEXT_VOICEMAN_05100_000580_URIANGER ですが、魂を何らかの物質に収めてしまえば話は別…… 我らが魔女は、そう言いたいのではありませんか?
66 62 TEXT_VOICEMAN_05100_000590_URIANGER ならば、「白聖石」が役立つはず……。 あの魔器は、元々、アシエンの魂を捕らえるため創られた物。 より魂の質量が小さい我々であれば、収められて当然です。
67 63 TEXT_VOICEMAN_05100_000600_URIANGER 「白聖石」に収められた魂を、 安全に維持する方法、そして肉体に移し替える方法。 このふたつを確立できれば、原初世界への帰還も叶いましょう。
68 64 TEXT_VOICEMAN_05100_000610_MYSTERYVOICE 魂の維持と、移し替えか……。 であれば、私からも提案できることがありそうだ。
69 65 TEXT_VOICEMAN_05100_000620_MYSTERYVOICE レイクランドの「始まりの湖」、 その対岸に、かつてエルフたちが築いた宮殿があってね。
70 66 TEXT_VOICEMAN_05100_000630_MYSTERYVOICE 「光の氾濫」の折、放棄されたようなのだが、 そんな場所を根城とする風変わりなン・モゥの隠者がいるんだ。
71 67 TEXT_VOICEMAN_05100_000640_MYSTERYVOICE かつてフッブート王国の王宮にも出入りしていた魔道士で、 特に「魂」に関する研究で知られていたと聞く。 ここは隠者殿に、知恵を借りてみてはどうだろう?
72 68 TEXT_VOICEMAN_05100_000650_ALISAIE もちろん、反対する気はないけれど…… そんなに名高い魔道士が、廃墟で隠れて暮らしてるなんて、 よほどの事情がありそうじゃない?
73 69 TEXT_VOICEMAN_05100_000660_MYSTERYVOICE おそらく、そのとおりだ。 私も数十年前に、罪喰いの対策に関して協力を仰ごうと、 接触を試みたことがあったのだが……
74 70 TEXT_VOICEMAN_05100_000670_MYSTERYVOICE 使い魔をけしかけられて、まともに交渉すらできなかったよ。 どうやら、相当な人嫌いらしい……。
75 71 TEXT_VOICEMAN_05100_000680_MYSTERYVOICE だが、気難しいイル・メグの妖精たちとも、 縁を結んだあなた方であれば、あるいはと思ってね。
76 72 TEXT_VOICEMAN_05100_000690_MYSTERYVOICE 場合によっては、荒事になるだろうが…… ここはひとつ、隠者殿を訪ねてみようじゃないか。 もちろん、あなた方さえよければ、だがね。
77 73 TEXT_VOICEMAN_05100_000700_BEQLUGG なんともはや、自慢の使い魔までもが倒されるとは……。
78 74 TEXT_VOICEMAN_05100_000710_MYSTERYVOICE 宮殿に住まいし隠者……「ベーク=ラグ」殿とお見受けする。
79 75 TEXT_VOICEMAN_05100_000720_MYSTERYVOICE あなたにとって、我々は招かれざる客なのだろう。 少々、手荒な歓迎を受けたもので、 無礼を承知ながら、全力で応じさせていただいた。
80 76 TEXT_VOICEMAN_05100_000730_MYSTERYVOICE だが、戦いは本意ではない。 私たちは、助力を「お願い」すべく訪ねてきたのだから。
81 77 TEXT_VOICEMAN_05100_000740_BEQLUGG ……お願い……だと?
82 78 TEXT_VOICEMAN_05100_000750_MYSTERYVOICE そう、私の仲間たちの命を救うため、 長年に亘り魂の研究をしてきた、あなたの知恵をお借りしたい。 その「お願い」に来たのだ。
83 79 TEXT_VOICEMAN_05100_000760_BEQLUGG ぐぬぅ……「お願い」…… な、なんとも抗いがたき甘美な響き……!
84 80 TEXT_VOICEMAN_05100_000770_BEQLUGG その言葉を投げかけられたくないがゆえに、 こうして人里離れた廃墟に移り住んだというに……!
85 81 TEXT_VOICEMAN_05100_000780_BEQLUGG いいや、ダメだ、ダメだ……! ワシはヒトの悪意に絶望し、生涯、お願いなど聞かぬと、 心に誓ったのだッ……!
86 82 TEXT_VOICEMAN_05100_000790_ALPHINAUD 対価の収集家たるン・モゥ族が、 取引を拒むからには、相応の理由がおありなのでしょう。
87 83 TEXT_VOICEMAN_05100_000800_ALPHINAUD ですが、重ねて「お願い」させていただきたい。 私を含めて、幾人もの命が関わる事案なのです……。 どうか、話だけでも聞いてはいただけないでしょうか?
88 84 TEXT_VOICEMAN_05100_000810_BEQLUGG ふぁーッ!
89 85 TEXT_VOICEMAN_05100_000820_BEQLUGG 話だけ……? 本当に話を聞くだけ……? それくらいなら……
90 86 TEXT_VOICEMAN_05100_000830_BEQLUGG いいや、やっぱりダメだ、誓いを立てたのだ!
91 87 TEXT_VOICEMAN_05100_000840_BEQLUGG よりにもよって、お前たちはワシの知恵を求めているのだろう? かつてワシが裏切り者の宮廷魔道士に知恵を貸したばかりに、 多くの犠牲が出たのだ……!
92 88 TEXT_VOICEMAN_05100_000850_BEQLUGG お前たちは、あの恐ろしい事件を知らないから、 安々と知恵を借りたいなどと言えるのだ!
93 89 TEXT_VOICEMAN_05100_Q2_000_001_NONE_VOICE 何と答える?
94 90 TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_001_NONE_VOICE それでも「お願い」したい!
95 91 TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_002_NONE_VOICE 決して知恵を悪用しないと誓う!
96 92 TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_003_NONE_VOICE フッブート王国の魔物化事件のことか?
97 93 TEXT_VOICEMAN_05100_000860_BEQLUGG フーッ、フーッ……!
98 94 TEXT_VOICEMAN_05100_000870_BEQLUGG し、辛抱たまらん……! こう何度も「お願い」されては……どうにかなりそうだ!
99 95 TEXT_VOICEMAN_05100_000880_BEQLUGG 我が知恵を、仲間の命を救うためだけに使う、と……?
100 96 TEXT_VOICEMAN_05100_000890_BEQLUGG 心より誓うと申すのか?
101 97 TEXT_VOICEMAN_05100_000900_BEQLUGG なんと、あの事件を知っておったか!
102 98 TEXT_VOICEMAN_05100_000910_BEQLUGG だが、ワシは知恵を貸したばかりに、 あの男は魔物化の魔法を完成させたのだぞ? その忌まわしい知恵を、借りたいと申すのか……?
103 99 TEXT_VOICEMAN_05100_000920_BEQLUGG うーん、うーん……。
104 100 TEXT_VOICEMAN_05100_000930_BEQLUGG よ、よかろう……。
105 101 TEXT_VOICEMAN_05100_000940_BEQLUGG いいか、ちょ~っと、話を聞くだけだぞ……? 相応の「対価」を必ず支払うのだぞ……?
106 102 TEXT_VOICEMAN_05100_000950_MYSTERYVOICE 釣り合いの取れた対価を支払うと、約束しよう。
107 103 TEXT_VOICEMAN_05100_000960_MYSTERYVOICE それでは是非、私たちと共にクリスタリウムへ。 少々、込み入った事情となるが話を聞いていただきたい。
108 104 TEXT_VOICEMAN_05100_000970_BEQLUGG ……まさか、おぬしたちが、 夜に闇を取り戻していたとは……。
109 105 TEXT_VOICEMAN_05100_000980_BEQLUGG それに加えて、異界からの来訪者だと……?
110 106 TEXT_VOICEMAN_05100_000990_MYSTERYVOICE 古の時代に分かたれた十三の鏡像世界…… そして、過去、七度発生した霊災による世界の統合。 これまで語った言葉に、嘘偽りはないと誓おう。
111 107 TEXT_VOICEMAN_05100_001000_MYSTERYVOICE とはいえ、そう簡単に信じられる事柄でもあるまい。
112 108 TEXT_VOICEMAN_05100_001010_MYSTERYVOICE ただ、魂について長年に亘り研究してこられたあなたなら、 彼らの魂が、この世界の者と根本的に異なることが、 おわかりになるのではあるまいか?
113 109 TEXT_VOICEMAN_05100_001020_BEQLUGG 確かに……戯言と退けたくなる話だが、 なるほど、よくよく注意して観察してみれば、 魂の濃さも尋常でなく、肉体を持っておらぬこともわかる。
114 110 TEXT_VOICEMAN_05100_001030_BEQLUGG 特に、こちらの御仁は、一段と濃い魂をお持ちだ。
115 111 TEXT_VOICEMAN_05100_001040_BEQLUGG しかも、肉体も仮初めのものではなく、本物であろう。
116 112 TEXT_VOICEMAN_05100_001050_BEQLUGG ふぅ~む……。
117 113 TEXT_VOICEMAN_05100_001060_MYSTERYVOICE 繰り返すが、彼ら異界からの来訪者の協力なくして、 この世界に夜闇を取り戻すことはできなかった。
118 114 TEXT_VOICEMAN_05100_001070_MYSTERYVOICE その恩に報いるためにも、 是が非でも、無事に、もとの世界へと帰還させたい。 どうか、ご助力願えないだろうか……?
119 115 TEXT_VOICEMAN_05100_001080_BEQLUGG ふぅ……。
120 116 TEXT_VOICEMAN_05100_001090_BEQLUGG 話を聞くだけのことに対価を求めはしたが、 今、聞いた情報だけでも、十分すぎるほどの価値があろう。
121 117 TEXT_VOICEMAN_05100_001100_BEQLUGG なにより、光に覆われた空に闇を取り戻してくれたというなら、 なるほど確かに、恩に報いるのが筋というもの……。
122 118 TEXT_VOICEMAN_05100_001110_MYSTERYVOICE では……!?
123 119 TEXT_VOICEMAN_05100_001120_BEQLUGG うむ。 我が知恵でよければ、喜んでお貸ししよう。
124 120 TEXT_VOICEMAN_05100_001130_BEQLUGG ただし、老いぼれゆえに、 新たな研究を始めるとなると、ひとりではいかんともしがたい。 調査やら実験やらで、手を借りることになるが構わんな?
125 121 TEXT_VOICEMAN_05100_001140_ALPHINAUD もちろんです。 これは私たち自身の問題…… 当然、手となり足となり、働かせていただきましょう。
126 122 TEXT_VOICEMAN_05100_001150_BEQLUGG それでは始めるぞ。
127 123 TEXT_VOICEMAN_05100_001160_BEQLUGG これまで集めてきた素材を、 すべて砕いて混ぜ込んだ粘土は用意できておるな?
128 124 TEXT_VOICEMAN_05100_001170_BEQLUGG ふむ、よかろう。 では、それを豚の形にコネてみせよ。
129 125 TEXT_VOICEMAN_05100_001175_BEQLUGG とびきり、かわいく……な。
130 126 TEXT_VOICEMAN_05100_001180_ALISAIE わかったわ……。
131 127 TEXT_VOICEMAN_05100_001190_ALISAIE で、できたわよ……!
132 128 TEXT_VOICEMAN_05100_001200_ALPHINAUD アリゼー、君の作品は…… 昔から、独創的……フフ……。
133 129 TEXT_VOICEMAN_05100_001210_ALPHINAUD フフフフフ……。
134 130 TEXT_VOICEMAN_05100_001220_ALISAIE ちょっとそこ、笑うんじゃないわよッ!
135 131 TEXT_VOICEMAN_05100_001230_BEQLUGG よいよい、デキの良し悪しは関係ない。 この潰れたプリンのようなシロモノを術者であるおぬしが、 「とびきりかわいい豚」であると認識できておればいいのだ。
136 132 TEXT_VOICEMAN_05100_001240_ALISAIE まったくフォローになってないんだけど……。
137 133 TEXT_VOICEMAN_05100_001250_BEQLUGG よいかね……。 魔法とは、空想を現実へと変換する術のことだ。
138 134 TEXT_VOICEMAN_05100_001260_BEQLUGG それゆえ、術者の認識が重要となる。 イメージさえ強固であれば、見た目に惑わされる必要はない。 よくよく覚えておくのだぞ?
139 135 TEXT_VOICEMAN_05100_001270_BEQLUGG さあ、教えたとおりの術式で、粘土の豚に魔力を注ぐのだ。
140 136 TEXT_VOICEMAN_05100_001280_ALISAIE 豚は飛ばず、土は起きず、命分かたれぬのが理なれど、 我が生命の力よ、今ひととき理より離れ、 空飛ぶ豚とならん……。
141 137 TEXT_VOICEMAN_05100_001281_ALISAIE あ
142 138 TEXT_VOICEMAN_05100_001290_BEQLUGG ふむ、なかなかのデキではないか。
143 139 TEXT_VOICEMAN_05100_001300_BEQLUGG では、この使い魔を用いて、 ハルリクとやらの「魂の活性化」を執り行うぞ。 さあ、患者をここへ……。
144 140 TEXT_VOICEMAN_05100_001310_BEQLUGG さて、アリゼーよ。 おぬしが創った使い魔には、すでに魂を活性化させる、 一種の強化魔法が備わっている。
145 141 TEXT_VOICEMAN_05100_001320_BEQLUGG あとは、自身の魔力を注ぎ込みながら、 心に決めた使い魔の名を呼んでやるだけだ。
146 142 TEXT_VOICEMAN_05100_001330_ALISAIE この子の名前…………。
147 143 TEXT_VOICEMAN_05100_001340_ALISAIE うん、決めたわ……やってみる!
148 144 TEXT_VOICEMAN_05100_001350_ALISAIE いきなさい、アンジェロ!
149 145 TEXT_VOICEMAN_05100_001360_HALRIC ア……アアアア……
150 146 TEXT_VOICEMAN_05100_001370_HALRIC オ母サン……ボク、ハ…………
151 147 TEXT_VOICEMAN_05100_001380_DULIACHAI ふ、ふたりとも……来てくれたのね! カイ・シルちゃん、よくやってくれたわ!
152 148 TEXT_VOICEMAN_05100_001390_ALPHINAUD ドゥリア夫人、いったいどうしたというのです?
153 149 TEXT_VOICEMAN_05100_001400_DULIACHAI 嗚呼、もう、私、どうしたらいいかわからないの……! ひとりで、本当に心細くて……!
154 150 TEXT_VOICEMAN_05100_001410_ALPHINAUD ひとり……? 確かに旦那様の姿が見えないようですが……。
155 151 TEXT_VOICEMAN_05100_001420_DULIACHAI そう、そう、そうなのよ……! あの人が、私を置いて出ていってしまったの!
156 152 TEXT_VOICEMAN_05100_001430_ALPHINAUD なんですって!? いったい何故、そんなことに……!
157 153 TEXT_VOICEMAN_05100_001440_DULIACHAI それが……アルフィノちゃんは、 しばらくユールモアに残ってくれていたから、 知っているとは思うのだけれど……
158 154 TEXT_VOICEMAN_05100_001450_DULIACHAI あれから、私たち……自由市民が集まって、 ユールモアの新しい元首を選ぼうとしていたの。
159 155 TEXT_VOICEMAN_05100_001460_ALPHINAUD ヴァウスリーの後任を決めるため、 選挙を実施する計画でしたね?
160 156 TEXT_VOICEMAN_05100_001470_DULIACHAI ええ……。 でも、誰も立候補する人がいなかったの。
161 157 TEXT_VOICEMAN_05100_001480_DULIACHAI 私たち自由市民は、怠惰な時間を過ごしすぎたわ。 我が身の振る舞いを正すだけで精一杯なのに、 混乱した国を率いようという人はいなかったのね。
162 158 TEXT_VOICEMAN_05100_001490_DULIACHAI それで、自由に投票しようということになって…… 結果、選ばれたのが、うちの旦那様だったの。
163 159 TEXT_VOICEMAN_05100_001500_ALPHINAUD ふむ……チャイ・ヌズ殿は、巨大タロースの件でも、 見事にリーダーシップを発揮しておられました。 適任のように思えますが……。
164 160 TEXT_VOICEMAN_05100_001510_DULIACHAI 私も、そう思ったわ。 彼は、ダイダロス社を率いていた立派な人だもの。
165 161 TEXT_VOICEMAN_05100_001520_DULIACHAI だから私、選ばれたときに、背中を押すようなことを言ったの。
166 162 TEXT_VOICEMAN_05100_001530_DULIACHAI きっと、それがいけなかったのね……。 あの人、そのときを最後に、姿を消してしまったんだから……。
167 163 TEXT_VOICEMAN_05100_001531_DULIACHAI うっうっうっ……。
168 164 TEXT_VOICEMAN_05100_001540_ALPHINAUD 望まぬ大役に推挙され、 重圧に耐えきれず、失踪したと……?
169 165 TEXT_VOICEMAN_05100_001550_ALPHINAUD ドゥリア夫人、どうか顔をあげてください。
170 166 TEXT_VOICEMAN_05100_001560_ALPHINAUD 私は、旦那様が、愛するあなたを捨て置いて、 逃げてしまうような人物には思えません。 きっと、理由あっての一時的な外出でありましょう。
171 167 TEXT_VOICEMAN_05100_001570_DULIACHAI 本当……? アルフィノちゃん?
172 168 TEXT_VOICEMAN_05100_001580_DULIACHAI あなたも、そう思う?
173 169 TEXT_VOICEMAN_05100_Q3_000_001_NONE_VOICE アルフィノの意見に賛成する?
174 170 TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_001_NONE_VOICE 賛成する、逃げ出したわけがない
175 171 TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_002_NONE_VOICE 賛成しない、逃げ出したに違いない
176 172 TEXT_VOICEMAN_05100_001600_ALPHINAUD 聞いてのとおりです、ドゥリア夫人……。 チャイ・ヌズ殿が、誰よりもあなたを愛していたことは、 ここにいる全員が知っているのです。
177 173 TEXT_VOICEMAN_05100_001590_ALPHINAUD いいや、これに関しては「逃げていない」と断言しよう……。 よく考えてみるんだ、チャイ・ヌズ殿は、 いつだってドゥリア夫人に寄り添っていただろう?
178 174 TEXT_VOICEMAN_05100_001610_ALPHINAUD 旦那様のことは、私が探し出してみせますので、 どうか気を強くお持ちになって、お待ちください。
179 175 TEXT_VOICEMAN_05100_001620_DULIACHAI ありがとう、アルフィノちゃん。 あなたたちを呼んできてもらって正解だったわ……! 私、パーラーのいつもの席で、あの人の帰りを待っているわね!
180 176 TEXT_VOICEMAN_05100_001630_WRENDEN 誰かと思えば……また、お前か……。
181 177 TEXT_VOICEMAN_05100_001640_WRENDEN しかも、ゾロゾロと連れ立って…… ひとりで説得できぬと見て、助っ人でも呼んできたか?
182 178 TEXT_VOICEMAN_05100_001650_CHAINUZZ 呼んだわけではないが……確かに彼らは助っ人だ。 いや、正確には、手助けをしてくれた恩人だ。
183 179 TEXT_VOICEMAN_05100_001660_CHAINUZZ 彼らは、ドン・ヴァウスリーの下で惰眠を貪ってきた私たちを、 目覚めさせてくれた「闇の戦士」たちなのだ。
184 180 TEXT_VOICEMAN_05100_001670_WRENDEN ほう……「闇の戦士」とな……。
185 181 TEXT_VOICEMAN_05100_001680_CHAINUZZ だがしかし、いつまでも恩人の優しさに甘え、 助力を受け続けるわけにはいかん。
186 182 TEXT_VOICEMAN_05100_001690_CHAINUZZ それでは、ヴァウスリーの力に頼り、 すべてを任せきりにしていた頃と大差がない……。 彼らは助っ人ではなく「立会人」と考えていただきたい。
187 183 TEXT_VOICEMAN_05100_001700_ALPHINAUD チャイ・ヌズ殿……。
188 184 TEXT_VOICEMAN_05100_001710_WRENDEN ふん、殊勝な心がけだが……さてな。
189 185 TEXT_VOICEMAN_05100_001720_WRENDEN 私は、己を「官僚」であると規定してきた。 民のため、国のため、政を司る者に対して助言を行い、 その方針を最善の方法で実現すべく、働いてきた自負がある。
190 186 TEXT_VOICEMAN_05100_001730_WRENDEN だが、それは理想を共有できればこそ……。 民が、国が、指導者が……理想とする「楽園」とやらに、 共感できなくなったがゆえに、私はユールモアから去ったのだ。
191 187 TEXT_VOICEMAN_05100_001740_WRENDEN チャイ・ヌズとか言ったか……。 ヴァウスリーの下で奔放な生活を送ってきた貴様が、 いかなる国を築かんとするというのだ?
192 188 TEXT_VOICEMAN_05100_001750_CHAINUZZ そ、その問いに一言を以て応じるほどの答えを、 私は……私は、まだ見いだせてはいない。
193 189 TEXT_VOICEMAN_05100_001760_CHAINUZZ だが……!
194 190 TEXT_VOICEMAN_05100_001770_CHAINUZZ 私はいかなる国を築くのかを、市民が語れる国を作りたい!
195 191 TEXT_VOICEMAN_05100_001780_CHAINUZZ 罪喰いの脅威に怯えて暮らす世界で、 私を含め、多くの者が、身の安全と食料を求めて、 ユールモアに集ってきた。
196 192 TEXT_VOICEMAN_05100_001790_CHAINUZZ 一芸を持ち、身の振り方を決められる労役市民はともかく、 街の周辺に住まう者たちは、食料の配給を断たれ、 今日明日を生き延びることに必死だ。
197 193 TEXT_VOICEMAN_05100_001800_CHAINUZZ 自由市民に至っては、もっと酷い。 未だ酒や快楽に溺れ、現実から目を背け続ける者も少なくない。
198 194 TEXT_VOICEMAN_05100_001810_CHAINUZZ 今のままでは、早々に富を食いつぶす者も現れるだろう。 私が元首となれば、その権限を以て、 かつて、国に差し出された財産の再分配を行うつもりだ。
199 195 TEXT_VOICEMAN_05100_001820_CHAINUZZ 貧者であれ富者であれ、 このような状態では国の未来など語れようものか……!
200 196 TEXT_VOICEMAN_05100_001830_CHAINUZZ 食料の早急な確保、周辺集落との関係改善、 崩壊した産業の再建に、他地域との連携強化……。 課題は、まさに山積みだ。
201 197 TEXT_VOICEMAN_05100_001840_CHAINUZZ 私は、政治家でも国王でもない。 ダイダロス社の跡取り……企業家だ……!
202 198 TEXT_VOICEMAN_05100_001850_CHAINUZZ そんな私にできることは、 問題を分析し、改善案を企画し、 収益を上げて部下を食わせること……。
203 199 TEXT_VOICEMAN_05100_001860_CHAINUZZ レンデン殿……ユールモアの民が、 国の理想を思い描き、政に手を挙げられるようになるまで…… どうか力を貸していただきたい!
204 200 TEXT_VOICEMAN_05100_001870_WRENDEN いかなる国を築くのかを、民が語れる国か……
205 201 TEXT_VOICEMAN_05100_001880_WRENDEN 悪くない方針だ。
206 202 TEXT_VOICEMAN_05100_001890_WRENDEN チャイ・ヌズよ……。 お前がいっときとはいえ国政を担うに相応しい器か、 試させてもらうとしよう。
207 203 TEXT_VOICEMAN_05100_001900_CHAINUZZ な、なにをすればいい……!?
208 204 TEXT_VOICEMAN_05100_001910_WRENDEN 今、ユールモアが抱える問題のひとつを解決してもらう。 そうでなければ、改革など夢のまた夢、 誰もお前についてはこないだろうからな……。
209 205 TEXT_VOICEMAN_05100_001911_WRENDEN フン。
210 206 TEXT_VOICEMAN_05100_001920_CHAINUZZ よし、そのまま一列になって、 ユールモアへ向かえ!
211 207 TEXT_VOICEMAN_05100_001930_DIRTYMAN なんだ、この音は……?
212 208 TEXT_VOICEMAN_05100_001940_DIRTYMAN タ、タロース……!? 壊れたタロースが暴走してやがるのか……?
213 209 TEXT_VOICEMAN_05100_001950_DIRTYMAN おい、誰か……番兵を呼んできてくれ!
214 210 TEXT_VOICEMAN_05100_001960_EULMORANSOLDIER (-ユールモア軍の兵士-)市民の方は、お下がりください……!
215 211 TEXT_VOICEMAN_05100_001970_DULIACHAI まって……!
216 212 TEXT_VOICEMAN_05100_001980_DULIACHAI 嗚呼、あなた……!
217 213 TEXT_VOICEMAN_05100_001990_CHAINUZZ も、もちろん、帰ってくるに……
218 214 TEXT_VOICEMAN_05100_002000_CHAINUZZ ぐぁっ……く、苦しぃ……
219 215 TEXT_VOICEMAN_05100_002010_DULIACHAI あらあら、まぁまぁ、どうしましょう……?
220 216 TEXT_VOICEMAN_05100_002020_CHAINUZZ ふぅ……助かった……。
221 217 TEXT_VOICEMAN_05100_002030_DULIACHAI ごめんなさい、あなた…… 帰ってきてくれたのが嬉しくて。
222 218 TEXT_VOICEMAN_05100_002040_CHAINUZZ いや、構わん。 それよりも、置き手紙だけでなく、 しっかり、言葉で伝えてから外出すべきだった。
223 219 TEXT_VOICEMAN_05100_002050_DULIACHAI それじゃあ……
224 220 TEXT_VOICEMAN_05100_002060_CHAINUZZ ……う、うむ。 私は、元首の座から逃れるために、 ユールモアを出ていったわけではない……。
225 221 TEXT_VOICEMAN_05100_002070_CHAINUZZ 補佐官としてレンデン殿を迎えるために交渉に行っていたのだ。 その助力を得られた今、ようやく私は胸を張って言える。
226 222 TEXT_VOICEMAN_05100_002080_CHAINUZZ 私は、ユールモアの元首の役目を、 引き受けさせてもらう、と。
227 223 TEXT_VOICEMAN_05100_002090_DULIACHAI まぁまぁまぁ! なんて、おめでたいのかしら……!
228 224 TEXT_VOICEMAN_05100_002091_CHAINUZZ あ
229 225 TEXT_VOICEMAN_05100_002095_CHAINUZZ にぃぎゃああああーー!!!
230 226 TEXT_VOICEMAN_05100_002100_CHAINUZZ えー、あー……。
231 227 TEXT_VOICEMAN_05100_002110_DULIACHAI あなた……。
232 228 TEXT_VOICEMAN_05100_002120_CHAINUZZ 皆、今日はよく集まってくれた。
233 229 TEXT_VOICEMAN_05100_002130_CHAINUZZ まず、自由市民の諸君……。 周囲を見渡してほしい。
234 230 TEXT_VOICEMAN_05100_002140_CHAINUZZ ドン・ヴァウスリー施政下の20年間とは、 異なる顔ぶれが混じっていることに気づくだろう。
235 231 TEXT_VOICEMAN_05100_002150_CHAINUZZ 我々に仕えてくれていた、 労役市民たちはもちろん……
236 232 TEXT_VOICEMAN_05100_002160_CHAINUZZ 廃船街やゲートタウンに住まう、市民権を持たない者もいる……。 そしてなにより……
237 233 TEXT_VOICEMAN_05100_002170_CHAINUZZ 我らを目覚めさせてくれた恩人、 「闇の戦士」たちもまた、新たな出発となる今日という日に、 立会人として駆けつけてくれた。
238 234 TEXT_VOICEMAN_05100_002180_CHAINUZZ 先日、自由市民たちの間で行われた選挙にて、 私、チャイ・ヌズが、ドン・ヴァウスリーの後任として、 新たな元首に選出された。
239 235 TEXT_VOICEMAN_05100_002190_CHAINUZZ そして私は、名誉あるこの務めを受けさせていただくことを、 この場にいる全員の前で、宣言する。
240 236 TEXT_VOICEMAN_05100_002200_CHAINUZZ ただし、期限付きの一時的な「元首代行」として、だ。
241 237 TEXT_VOICEMAN_05100_002210_CHAINUZZ 自由市民と労役市民の関係…… そして、市民と非市民の関係……。
242 238 TEXT_VOICEMAN_05100_002220_CHAINUZZ ドン・ヴァウスリーの下で決められた歪んだ制度を正すとして、 ユールモアという国を、いかなる国にするのか……。
243 239 TEXT_VOICEMAN_05100_002230_CHAINUZZ この大きな問題について、 私は、ここにいるすべての者が意見を交わし、 議論する必要があると考えている。
244 240 TEXT_VOICEMAN_05100_002240_CHAINUZZ だが、我々が直面している現実の問題の前では、 理想を語り合う余裕など無いというのが実情だろう。
245 241 TEXT_VOICEMAN_05100_002250_CHAINUZZ メオルに依存してきた食料問題、 冷え込んだ周辺集落、他地域との関係改善、 治安維持に、産業再興……喫緊の課題があまりに多い。
246 242 TEXT_VOICEMAN_05100_002260_CHAINUZZ ゆえに私は、ひとりの企業家として、 まずは、ここにいる皆の安全と安心を優先しようと思う。
247 243 TEXT_VOICEMAN_05100_002270_CHAINUZZ 当然、ヴァウスリーが築いた偽りの楽園で、 怠惰な時を過ごしてきた、私を含む自由市民にとっては、 多くの痛みを伴う改革も必要となろう。
248 244 TEXT_VOICEMAN_05100_002280_CHAINUZZ だが、夢から覚めた私たちは、現実を生きてゆかねばならない。
249 245 TEXT_VOICEMAN_05100_002290_CHAINUZZ 私たちのために命を賭して、 天より光を払い、闇を取り戻してくれた、 「闇の戦士」たちに恥じぬ生き方を……!
250 246 TEXT_VOICEMAN_05100_002300_CHAINUZZ そして、皆の暮らしが安定してきたそのとき、 改めて理想のユールモアについて、話し合わせてほしい。
251 247 TEXT_VOICEMAN_05100_002310_CHAINUZZ だから、それまでの間、どうかこの私に…… いや、ユールモアという希望に、皆の力を貸してもらいたい!
252 248 TEXT_VOICEMAN_05100_002320_KRILE おまたせしちゃったわね。
253 249 TEXT_VOICEMAN_05100_002330_KRILE マトーヤ様からの助言を受けて、 みんなの体に、ひとまずの処置をしたところよ。 これで今しばらくは、生命力の揺らぎも安定してくれるはず。
254 250 TEXT_VOICEMAN_05100_002340_KRILE それで……第一世界での、 みんなの様子はどうだったの?
255 251 TEXT_VOICEMAN_05100_002350_TATARU なるほど…… そのベーク=ラグさんという方の協力で、 少しずつ帰る方法の研究が始まっているのでっすね。
256 252 TEXT_VOICEMAN_05100_002360_KRILE 確かに「白聖石」を使って魂を運ぶというのは、 いいアイディアだと思うわ。
257 253 TEXT_VOICEMAN_05100_002370_KRILE なら私たちは、研究の進展を信じて、 肉体の維持に全力を尽くさなくっちゃね……。
258 254 TEXT_VOICEMAN_05100_002380_ESTINIEN (-????-)折よく、来てくれていたか。 話が早くて助かる。
259 255 TEXT_VOICEMAN_05100_002390_ESTINIEN よう……。 無事に旅先から戻ったようじゃないか。
260 256 TEXT_VOICEMAN_05100_002400_TATARU エスティニアンさん……! 連絡が取れなくなって、心配していまっした!
261 257 TEXT_VOICEMAN_05100_002410_ESTINIEN 動乱の帝都から脱出して、帰還しようとしていた道中で、 リオルとかいう「暁」の密偵と出会ってな……。 ひとまず、ここに立ち寄らせてもらった。
262 258 TEXT_VOICEMAN_05100_002420_TATARU 帝都で動乱って…… いったい何があったのでっすか?
263 259 TEXT_VOICEMAN_05100_002430_ESTINIEN さて、どこから話したものか……。
264 260 TEXT_VOICEMAN_05100_002435_ESTINIEN お前たちから帝国の秘密兵器の調査と始末を依頼され、 ラザハン経由で、帝国領に潜入したんだが……
265 261 TEXT_VOICEMAN_05100_002440_ESTINIEN ある属州の魔導工場で、漆黒の王狼…… いや、今は影の狩人と名乗っているんだったか。 とにかく、ガイウス・バエサルと出会ってな。
266 262 TEXT_VOICEMAN_05100_002450_ESTINIEN 共闘を打診され、帝都まで同行することになったんだ。
267 263 TEXT_VOICEMAN_05100_002460_ESTINIEN そして、その中枢……魔導城にて、 俺たちは驚くべき人物と出会うことになる。
268 264 TEXT_VOICEMAN_05100_002470_ESTINIEN アシエンから肉体を奪い返した、あの男……
269 265 TEXT_VOICEMAN_05100_002475_ESTINIEN ゼノス・イェー・ガルヴァスだ……!
270 266 TEXT_VOICEMAN_05100_002480_ESTINIEN しかも、奴は俺たちの目の前で、 父親でもある皇帝ヴァリスを殺害……。 激昂したガイウスが、ゼノスに斬りかかり……
271 267 TEXT_VOICEMAN_05100_002490_ESTINIEN お、おい……!
272 268 TEXT_VOICEMAN_05100_002670_TATARU 大丈夫でっすか、冒険者さん、クルルさん!
273 269 TEXT_VOICEMAN_05100_002680_ESTINIEN 俺の過去を視た、といったところか?
274 270 TEXT_VOICEMAN_05100_002690_KRILE 私が視た光景も同じよ。 さすがに、追体験するほどの強烈な幻視じゃなかったけれど。
275 271 TEXT_VOICEMAN_05100_002700_ESTINIEN やれやれ、その異能を直に見たのは久しぶりだが、 なんとも奇妙なものだな。
276 272 TEXT_VOICEMAN_05100_002710_ESTINIEN ともかく、肉体を取り戻したゼノスは、 近衛兵が来ると、興ざめしただのとぬかして消えやがった。 その後の行方はようとして知れず、だ。
277 273 TEXT_VOICEMAN_05100_002720_KRILE ……まさか、あのときのアラミゴでの「超える力」の研究が、 こんな大事を引き起こすだなんて。
278 274 TEXT_VOICEMAN_05100_002730_KRILE 死を超越して、他者に憑依してたばかりじゃなく、 自身の体を取り戻したなんて……信じられる? まるで、不滅なるアシエンだわ!
279 275 TEXT_VOICEMAN_05100_002740_ESTINIEN 常識外という点では、次元の狭間を超えて、 異界を旅してきた、どこぞの英雄殿も大概だとは思うがな。
280 276 TEXT_VOICEMAN_05100_002750_ESTINIEN ともかく、皇帝を失った上に、 皇太子だったゼノスも消えたとあって、帝国は大荒れだ。
281 277 TEXT_VOICEMAN_05100_002760_ESTINIEN しばらくは、侵略戦争どころじゃあるまい。 「黒薔薇」に関しても、理由はどうあれゼノスが使用を阻止した。
282 278 TEXT_VOICEMAN_05100_002770_ESTINIEN これらの情報は、今頃、リオルとやらが、 エオルゼア同盟軍に伝えているはずだからな。 あとはアイメリクたち、お偉方に任せていいだろう。
283 279 TEXT_VOICEMAN_05100_002780_KRILE 確かにギムリトの戦場も落ち着きそうね。 内乱となれば帝国の属州の今後が心配だけれど……
284 280 TEXT_VOICEMAN_05100_002790_KRILE ところで、ガイウスはどうしているの? 途中までは、いっしょだったのでしょう?
285 281 TEXT_VOICEMAN_05100_002800_ESTINIEN ああ、奴とは帝国本土を脱出した後で別れた。 なんでも「新たな脅威」を察知したとかでな……。
286 282 TEXT_VOICEMAN_05100_002810_ESTINIEN 詳しいことはわからんが、奴と過去に因縁のある存在が、 皇帝不在の状況で、動き出した気配があるそうだ。
287 283 TEXT_VOICEMAN_05100_002820_ESTINIEN いっときとはいえ、ともに行動して感じたが、 もはやガイウスはエオルゼア侵略を企むような男じゃない。 自由にやらせておけばいいさ。
288 284 TEXT_VOICEMAN_05100_002830_TATARU そうでっすね。 でも、「新たな脅威」と言われると、 なんだか漠然とした不安を感じてしまいまっす。
289 285 TEXT_VOICEMAN_05100_002840_TATARU リオルさんや東方の忍びさんたちに情報を共有して、 警戒を強めた方がいいかもしれまっせんね。
290 286 TEXT_VOICEMAN_05100_002850_ESTINIEN さて、俺からの報告は以上だ。 対応を依頼された「黒薔薇」の脅威も去った今、 契約は終了ってことでいいんだろう……?
291 287 TEXT_VOICEMAN_05100_002860_TATARU は、はい……それはそうなのでっすが……。 賢人のみなさんも、まだお目覚めになっていない状況でっす。 よければ、もう少しここで一緒に……!
292 288 TEXT_VOICEMAN_05100_002870_ESTINIEN 悪いが、約束は約束だ。 ……ガイウスがそうしているように、 俺も好きにやらせてもらう。
293 289 TEXT_VOICEMAN_05100_002880_KRILE 突然の協力要請に応えてくれて感謝しているわ。 アルフィノくんが慕うだけのことはあるわね。
294 290 TEXT_VOICEMAN_05100_002890_ESTINIEN ……フン。
295 291 TEXT_VOICEMAN_05100_002900_ESTINIEN それじゃあな、相棒。 今度は戦場で倒れるような、危なっかしいことはしてくれるなよ。
296 292 TEXT_VOICEMAN_05100_002910_KRILE さあ、私たちも解散しましょう。 賢人たちの肉体についてはこっちに任せて、 あなたは、ゆっくり身体を休めておいてね。
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