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1,Bajsaljen Ulgasch,"54歳。ロスガル族。旧ボズダ王郜ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスのリヌダヌ。
ガレマヌル垝囜からボズダ管区を解攟し独立囜家の暹立を目指しおいる。
医孊生を経お垝囜軍に城甚される。軍医ずしお埓軍。様々な勲功を䞊げ、垝囜の名誉垂民ずしお垂民暩を埗た。結婚し子をもうけるが、反乱鎮圧のための遠埁䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生、劻子を倱う。
事倉埌、垝囜を芋限り仲間ず共に軍を脱走。地䞋での朜䌏掻動䞭にレゞスタンスに参加した。
埓軍しおいた際は、自分の人生に぀いお、これはこれで悪くないずいう印象を持っおいたが、事倉埌、それは真逆ずなった。垝囜に察する恚みず憎しみは誰よりも匷い。
だが、知性掟でもあるバむシャヌ゚ンはそうした負の感情を極力抌さえ蟌もうずしおいる。感情だけでは負の連鎖が収たらないこずを歎史から孊んでいたためだ。
グンヒルドの剣レゞスタンス・りェポンを埩刻し、女王の芪衛隊を新生したバむシャヌ゚ンは぀いに第IV軍団をボズダから远い出すために反撃の火蓋を切った  。
",バむシャヌ゚ン・りルガッシュ,69478,0,72556,72501,1,0,0,1
2,Marsak Apella,"42歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。
バむシャヌ゚ンの片腕ずしお掻躍。
城甚兵ずしお垝囜軍に埓軍䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生。芪兄匟を倱う。事倉埌、軍を離れレゞスタンスに参加した。
バむシャヌ゚ンを垫ず仰ぐ䞀方、レゞスタンスでは資金や物資の調達、人材の育成などに埓事しおいる。特に倖郚の協力者ずのやりずり、䟋えばドマ囜のピンや東アルデナヌド商䌚などずの枉倖圹ずしおその才を発揮。枩厚な性栌もあり、窓口ずしお信頌されおいるようだ。
垝囜に察しお恚みはあるものの、属州民ずしお育ったこずもあり、たずは囜家ず人を切り分けお接するこずをモットヌずしおいる。ある意味、お人奜しずもいえるが、その柔和な口調が他者の譊戒心を解きほぐすようだ。
戊士ずしおの評䟡も高い。それもそのはず、ロスティック盎䌝のガンブレむカヌでもある。枩厚で頌れる盟圹、それがマルシャヌクだ。
",マルシャヌク・アペッラ,69478,0,72557,72502,2,0,0,1
3,Xeven Svanasch,"47歳。ロスガル族。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
その出自は䞍明。ボズダ人ず思われるがれノェンの過去を知る者はひずりもいない。本人も奜んで過去を語るこずはないが、わずかに知り埗た情報によるず、曰く、魔術を極めるために各地を攟浪しおいたらしい。南はサベネア、東はひんがしの囜、北はガレマヌル垝囜の垝郜ガレマルドたで足を䌞ばしたこずがあるようだ。
魔術を志したきっかけぱオルれアの地を蚪れた時のこずだ。䞍治の病に冒された母を助けようず父ず二人でグリダニアを目指し旅しおいた。だが、残念ながら治癒法を芋぀けるこずはできず、母は旅の途䞭で亡くなった。その病はガレマヌル垝囜によるボズダ䟵攻が原因であり、母を倱った哀しみは幌心に垝囜に察する憎悪ず埩讐心を芜生えさせるには十分だった。
旅の途䞭、様々な魔術を目にしたれノェンはその知識をボズダに持ち垰ろうず考えた。独孊で身に぀けたその魔術をボズダ解攟に圹立おようずいうのだ。
各地で孊んだ魔術はれノェン独自の魔術䜓系ずしおひず぀の孊問になり埗おいたが、れノェンはそれを他者に教瀺しようずはしなかった。なぜなら、それは砎壊を䞻ずした魔術であり、利甚者の目的次第ではただの「灜い」ずなるからである。
気が぀けばれノェンは唯䞀無二の魔術士ずしお、兵士から畏怖の念を抱かれ、軍神ずしお厇められる存圚ずなっおいた。
れノェンは戊堎での死を恐れおいなかった。むしろ死を望んでいた。それはか぀おダルマスカの倧迷宮を蚪れた際、遭遇した異囜の怪しげな魔道士にされた予蚀である。異囜の蚀葉を聞き取るこずはできなかったが、その意味を理解するこずはできた。い぀かボズダで解攟の狌煙が䞊がるずきこそ、れノェンの死が蚪れる時であるず。今、この南方ボズダ戊線がその死地ではないのか。だずしたら、自分はその死を恐れずに、ただ、ただ䞀振りの剣ずしお、新生グンヒルドの剣ずしお戊い死ねばよい。れノェンは死を恐れおはいないのだ。
そんなれノェンに察する予蚀が成就しようずしおいた  。
",れノェン・スノァナシュ,69478,0,72558,72503,3,0,0,1
4,Isolde Covey,"26歳。ヒュヌラン族。ダルマスカ管区レアモンデ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
れっきずしたボズダ人。䞡芪はダルマスカぞ逃れたボズダ難民であり、ダルマスカが垝囜の属州ずなった埌、垝囜が始めたボズダ難民の垰囜政策を拒吊しおレアモンデに移り䜏んだ。む゜ルデは垝囜属州民ずしお生たれ垝囜匏の教育も受けたが、圌女の興味はもっぱらボズダに䌝わる舞螏ず歌であった。ボズダの音楜の倧きな特城は速いテンポず激しい旋埋の䞊䞋動である。歌詞も庶民の生掻や自然をモチヌフずしおおり、その倧半が恋愛に関する楜曲であった。匊楜噚ず打楜噚からなる挔奏ず共に螊り手が歌いながら激しいステップを螏む。む゜ルデは幌い頃からその螊り手に憧れ、い぀しか次䞖代の螊り手ずしお期埅が集たるようになっおいた。このボズダ舞螏のもうひず぀倧きい特城が歊噚である匓を楜噚ずしお甚いるこずである。匓の匊をもうひず぀別の匓で匟いお音色を䜜ったり、たた匓の匊を指で匟いお打楜噚のようにリズムを奏でるこずに䜿甚する。これは狩猟をしながらボズダの各地を転々ずした祖先に察する敬いであり、螊り手は皆、匓矢の䜿い手でもあったのだ。
ボズダに戻りレゞスタンスに参加したむ゜ルデはたたたくたに匓術士ずしお掻躍するようになった。
だが、圌女の心には庶民の生掻ず自然に察する深い理解ず愛情が色濃く残っおいる。それはボズダ人のみならず垝囜人に察しおも、同じである。「早く平和に、でもそれはボズダも垝囜も」それがむ゜ルデの口癖であった。
",む゜ルデ・コノィヌ,69478,0,72559,72504,4,0,0,2
5,Stanik Alubov,"36歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
スタニックは幌い頃から「英雄」に憧れおいた。
属州民ずしお暮らす倚くのボズダ人の生掻はずおも貧しく、スタニックの䞡芪が営む雑貚屋もその日の食事代を賄うので粟䞀杯。孊校ぞ通わせるお金すらなかったが、貧困にあえぐボズダ人にはけっしお珍しい光景ではなかった。スタニックは少しでも金銭を埗ようず子守から靎磚きたでなんでもやったが、スリや盗みなどの犯眪に手を染めるこずはなかった。䞡芪からたずえ貧しくずも人の道に倖れるこずをしおはならないず教育されおいたからである。
15歳になったスタニックは垝囜軍の城兵怜査を受け、兵ずなった。「英雄」になりたかったからではない。自分ひずりが「枛る」こずで䞡芪の負担を少しでも楜にしおやりたかったからだ。
わずかな絊金からさらにほんのわずか、スタニックは䞡芪に仕送りをしたこずもあった。毎回ではなかったが、スタニックにずっおそれが「自分的英雄行為」だず感じられたからだ。スタニックにずっお䞡芪からの手玙が唯䞀の安らぎであり、生きおいる蚌ずなった。
シタデル・ボズダ蒞発事倉が起きた時、スタニックはボズダから遠く離れた地で任務にあたっおいた。事倉から5日埌、䞡芪からの手玙が圌の手元に届いたが、その日付は事倉の前日であった  。
",スタニック・アルボフ,69478,0,72560,72505,5,0,0,1
6,Blaz Azetina,"25歳。ロスガル族。ドマ囜ドマ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」盎系のサムラむ。
「翠の䞀門」はこれたで門埒に察しおレゞスタンスぞの参加を認めおはいなかった。これは歊術の粟進は己の魂を磚くためであり、けっしお争いの道具にしおはならないずいう教えがあるためだ。だが、ボズダで反乱が起きる郜床、垝囜に察する䞍満ず憎悪を抑えられない門埒がそれに参加。䞀門はそうした門埒を砎門ずし、垝囜ず盎接事を構えるこずを避けおきた。
ブラズの父芪は「翠の䞀門」宗家の末子だったが、やはり犁を砎り反乱に参加。反乱は倱敗に終わり、ボズダを離れドマ囜ぞ逃れた。ドマで母ず出䌚い、ブラズが誕生した。ブラズは䟍剣術の名門に匟子入りし、父芪譲りの才胜を開花。若くしお免蚱皆䌝の腕前ずなる。ピンの垰還埌、ドマに察する恩を返そうずドマ解攟戊争に参加し掻躍した。ドマ奪還埌、圹目が終わったずばかりに出家するが、東方連合ずボズダ蜂起の噂を聞き、故郷ぞ戻るこずを決意する。
䞁床その頃、「翠の䞀門」の圓䞻が亀代し、ボズダ再興のために力を尜くすず方針転換があった。「翠の䞀門」に戻るこずを蚱されたブラズに察しお圓䞻は䟍剣術の垫範になるよう芁請するが、ブラズはそれを断りレゞスタンスに参加。すでに鬌籍に入った亡き父の遺志を継ぎボズダの独立ず再興を目指すず固く心に誓ったのである  。
",ブラズ・アれティナ,69478,0,72561,72506,6,0,0,3
7,Velibor Azetina,"24歳。ロスガル族。ボズダ管区れティナ庄出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」盎系の階士。ブラズの又埓兄匟にあたる。
「翠の䞀門」は二癟幎以䞊の歎史を誇る歊芞の名門である。ガレマヌル垝囜の䟵攻時、小囜ボズダを守るために倚くの門埒が戊いに挑み、その呜を散らしたずいう。その歊芞の才を惜しんだ圓時の第IV軍団バッシュ・ノァン・ガブラス軍団長は、垝囜ぞの忠誠を誓うのであれば「翠の䞀門」を庇護するず玄束した。圓䞻は自らの銖を差し出すこずで䞀門皆殺し、その「血」を途絶えるこずを避けた。
圓䞻代理ずなったノェリボルの祖母はガブラスずの玄束を頑なに守った。占領埌もたびたび反乱が発生し、䞀郚の門埒が参加したが、郜床、それらを砎門ずしお䞀門に害が及ばぬよう尜力したのである。その祖母も鬌籍に入り、新たな圓䞻ずなったノェリボルの父に残した最期の蚀葉は「我はガブラスずの玄束を生涯守った。それは我が䌎䟶の願いであり、我やぬしを守るための深い愛であったず思う。だが、ぬしは正盎に生きろ。時代は倉わる  」
䞀門に埩垰した又埓兄匟のブラズずはおおいに気が合った。初めお䌚った時を今でも芚えおいる。同じ志を持った同門の士、いや魂を分けおこの䞖に生たれた真の兄匟であるずノェリボルは感じた。短い期間ではあったが互いに切磋琢磚するこずができ新たな技を生み出すこずにも成功したずいう。ボズダ蜂起を受け、䞀門はレゞスタンスに正匏に参加。自らの圹目を果たすため、今日もノェリボルは倧剣を振るう  。
",ノェリボル・アれティナ,69478,0,72562,72507,7,0,0,3
8,Aggie Glover,"17歳。ヒュヌラン族。ボズダ管区マルタルノェ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」の拳術士。
アギヌは䞡芪を知らないし、本圓の名前もわからない。「アギヌ」ず名付けたのは、寒い冬の日、凍死寞前のずころを助けおくれた垝囜犏祉局の職員だった。
ボズダの枯湟郜垂マルタルノェは人口20䞇人の叀郜であり、仕事を求めお地方から出皌ぎにくる劎働者が倚い雑倚な街である。そうした街にはホヌムレスや孀児も倚かった。戊争や病気、䜕かしらの事件により圓局に逮捕されたボズダ人を芪に持぀子䟛  芪を倱った孀児の倚くは䞋氎が流れる地䞋斜蚭で身を寄り添うように暮らしおいた。アギヌもそうした「マンホヌル・ベむビヌ」の䞀人であった。
保護された5歳たでの蚘録はない。芪ず過ごしたであろう生掻を思い出すこずもできない。そもそもアギヌは蚀葉を話すこずすらできなかったずいう。
犏祉局はそんなアギヌを歊芞の名門「翠の䞀門」に預けた。アギヌはたたたくたに読み曞きを芚え、兄匟子たちを盞手にめきめきず実力を身に぀けおいった。保護された圓時、その瞳は死人のように暗く、生気をほずんど感じられない、たさに生きる屍だったアギヌ。今では明るく人な぀こい性栌で䞀門のムヌドメヌカヌずなった。
特に、ブラズずノェリボルの二人ず意気投合したアギヌは、ふたりに負けぬよう拳術に励んだ。才胜があったのか、それずも努力が実ったのか、16歳にしお免蚱皆䌝ずなった。
レゞスタンスに参加埌もなにかず沈みがち、荒れがちずなる堎の雰囲気をアギヌは明るく倉えた。圌女は皆のアむドルずなった。そんなアギヌが「新生グンヒルドの剣」に遞ばれたこずをブラズやノェリボルは喜んだが、バむシャヌ゚ンの政治的配慮をアギヌは感じおいた。だが、それを衚に出すような嚘ではない。今も、傷を負った負傷兵のため圌女は元気づけようず明るく振る舞っおいる。
奜物はれフィヌル。マシュマロに䌌た甘い菓子である。アギヌが唯䞀、マンホヌル・ベむビヌずしお芚えおる蚘憶がそのれフィヌルの味であった  。
",アギヌ・グロヌノァヌ,69478,0,72563,72508,8,0,0,1
9,Hernais pyr Longus,"24歳。ヒュヌラン族。ランディス州モンファルコヌネ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の䌝什長。
獣王ラむアンに憧れ「魔獣倧隊」に志願した若者。自分が立案した䜜戊を状況に応じおコロコロず倉曎するラむアンの采配は、どれも奇抜なものであり、士官孊校では絶察に孊ぶこずはない。それ故、䞭倮の将たちはラむアンを所詮蟺境の者皋床ず軜んじおいる。実際、将らしからぬ粗暎な物蚀いやその姿、人間よりも魔獣を可愛がるその姿勢はたさに「蛮族の将」である。
゚ルネむスも入隊盎埌はそうした感想を抱いたものだ。だが、4幎前のダルマスカ管区の反乱鎮圧でその感想は真逆のものずなった。たしかに口は悪いが、郚䞋ひずりひずりの名を芚え、その匱点を的確に指摘する。戊堎では誰よりも真っ先に敵ず察峙し、危険に身を眮くこずを厭わない。「死ぬ奎は匱いだけ」ず口癖のように語るラむアンのいうずおり、戊堎で死ぬのは腕の立たない臆病者ばかり。圌が人間よりも魔獣を可愛がるのは、兵を死なせぬために魔獣を盟ずする  その甚兵法があるため、魔獣の方が死ぬ確率が高い。それ故、死に近い䜍眮にいる魔獣を圌は愛しい恋人のように可愛がるのだ。そう気付いた時、゚ルネむスはラむアンを垫ず仰ぎ、「魔獣倧隊」の所属ずなった。
以䞋、モンファルコヌネのタりン誌「キュリオス」に掲茉された゚ルネむスの蚘事より抜粋。
蚘者あなたは第IV軍団の仲間から「忠犬」ず呌ばれおいるそうですね。揶揄ずは思いたせんか
゚ルネむス  連䞭は矚たしいのさ、このオレのこずがね。
蚘者どうしおそう思うのですか
゚ルネむスたいおいの連䞭は面埓腹背だ。倧人しく䞊官の呜什に埓っおるフリしお、内心、どこかで逆らっおいる。
蚘者軍人なら䞊官の呜什は絶察ですが、圌らも人間ですからね。
゚ルネむスだが、オレは違う。心の底からラむアン様を厇拝しおいるからな。魂の底から圌に寄り添う準備ができおいるんだ。蚀わせおおけばいい  オレにずっおは勲章だ、そう呌ばれるこずが䜕よりの幞せ  実に誇りに思う
蚘者ラむアン殿、このようにロングス䌝什長は語っおいたしたが、あなたはどう思いたすか
ラむアンいやぁ、マゞ思い出せなかったのよ、でも今の話で思い出したわ。あの犬っころみたいなガキね。ああいう元気のむむ奎ぁ奜きなンだがなぁ  早死にしちゃうんだよなぁ、ああいう奎っおサ。
蚘者    。
",゚ルネむス・ピル・ロングス,69478,0,72565,72510,10,0,0,3
10,Clarricie quo Priscus,"33歳。゚レれン族。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の癟人隊長。
高慢な物蚀いなどから倖連味が匷くキャラの濃いクラリシヌだが、それは圌女の衚局的な倖的偎面、いわゆるペル゜ナである。
クラリシヌが第IV軍団の䞀員ずなっお玄10幎、獣王ラむアンが認める魔獣䜿い・ビヌストテむマヌのひずりが圌女である。魔獣を意のたたに操る圌女を皆は「魔女」ずも呌んだ。噂によるず、圌女はこの䞖のものずは思えぬ䞍思議な発音で人倖の蚀葉を語り、その蚀葉で魔獣を䜿圹しおいるのだずいう。いやいや、それは圌女のアンチが流した悪意ある噂だず別の者は語る。クラリシヌは「魔女」どころか「聖女」。傷぀いた兵士や魔獣のために身䜓を匵っお戊うその姿は䌝説の軍神にしお女神であるグラヌディアその人だずいうのだ。事実、圌女が戊堎で挙げた歊功は数知れない。
どちらの噂も本圓かもしれない。仲間のために誰よりもその身をさらし戊う姿はたさに「聖女」、䞀方、魔獣を操り容赊なく敵を狩るそれは「魔女」そのものに違いない。いずれにしおも、圌女の瞳を芖た者はその劖艶な県差しに魅了されるか、恐れを抱き震え䞊がるかどちらかなのだ  。
圌女の過去を知る者は極めお少ない。
クラリシヌは囜境をたたいで旅をする流浪の民である゚シュワ族出身である。垝囜支配䞋では定䜏政策が進められおいたが、゚シュワ族はそれを拒吊。軍団長ガブラスは折衷案ずしお䞀定期間兵圹に就く者を差し出せば今たでの生掻を続けお良いず提案。゚シュワ族はその条件を呑み若い男性数名を差し出した。クラリシヌの倫もそのひずりだ。獣王ラむアン配䞋の魔獣倧隊の䞀員ずしお圌女の倫も参加したが初陣であえなくその呜を萜ずしおしたう。結婚からわずか数ヶ月埌のこずであった。ガブラスに代わりラむアンが圌女の元を匔問し、死なせたこずを謝眪した。未亡人ずなったクラリシヌは倫の代わりに兵圹に就くこずで䞀族からこれ以䞊の男手を奪わぬよう嘆願し、ラむアンはそれを承諟した。以来、圌女は「魔女」ず「聖女」の仮面を被り぀぀、亡き倫の鎮魂ず䞀族の平和のため戊いを続けおいる  。
",クラリシヌ・クォ・プリスクス,69478,0,72566,72511,13,0,0,2
11,Sartauvoir quo Soranus,"61歳。゚レれン族。旧ランディス共和囜マントノァ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。
ボズダ䟵攻を果たした第IV軍団は初代゜ル垝の呜に埓い、次なる目暙である旧ダルマスカ王囜ぞ䟵攻するために準備を進めおいた。圓時の軍団長バッシュ・ノァン・ガブラスにずっおダルマスカの魔術士隊が脅嚁であった。毒をもっお毒を制する  ではないが、ガブラスは䌌たような魔術士隊を第IV軍団内に構築するこずで察抗しようず蚈画した。たず目を付けたのが、旧ランディス共和囜で唯䞀、魔術を歊噚ずする魔術階士団を有しおいた郜垂マントノァである。垝囜はその支配を受け入れた囜家の階士団を解䜓し垝囜軍に組み盎すずいう手法を採っおいたが、それは旧ランディス共和囜も同じであった。だが、魔術を脅嚁ずしお認識しおいた垝囜は魔術階士団を匟圧。所属しおいた魔術士たちは死を恐れお各地ぞ逃れた。ガブラスはそうしたマントノァの魔術士たちを探したのである。
サルトノォアヌルもそのひずりであった。マントノァ近くの小さな蟲村でその正䜓を隠しお小さな孊問所を営んでいたが、第IV軍団に芋぀かっおしたう。サルトノォアヌルはオファヌを拒吊したが、垝囜ず䌌お非なるガブラスの思想を知り興味を抱くようになる。長期間をかけおし぀こく、だが䞁寧に第IV軍団はサルトノォアヌルを口説いた。ある日、孊問所に芋知らぬ歊人がいた。垯剣もせず、護衛もいない初老の歊人  だが、サルトノォアヌルはその魔術をもっおしおも倒すこずはできないずすぐに悟った。その歊人こそバッシュ・ノァン・ガブラスであった。ガブラス本人ず盎接蚀葉を亀わす機䌚を埗たサルトノォアヌルはその䟡倀芳や思想に深く感銘し、忠誠を誓った。
あれから䞉十䜙幎、劖術士アルビレオの参加により第IV軍団の魔術はより高みぞず匕き䞊げられたが、その基瀎はマントノァの魔術士たちである。サルトノォアヌルはそれを誇りずし぀぀柔軟にアルビレオから魔術を孊んだ。そしお、ノア・ノァン・ガブラス珟軍団長ず共に亡きバッシュの遺志を実珟しようずしおいる  。
",サルトノォアヌル・クォ・゜ラノス,69478,0,72567,72512,14,0,0,5
12,Sicinius mal Vellutus,"42歳。ガレアン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の技術士官。
ガレマヌル垝囜・超越技術研究所にお魔導技垫長アりルス・マル・アシナに垫事し、研究員ずしお掻動しおいた。アラミゎ陥萜ず共に超越技術研究所は解䜓され、その研究デヌタは垝郜ガレマルドぞず送られた。シシニアスにも垝郜ぞの垰還呜什が䞋るが、もずもず叀代アラグ垝囜が残した遺物や倱われた技術を研究察象ずしおいたこずから第IV軍団ぞ転属を願い出た。第IV軍団が以前から「聖遺物」ず呌ばれる叀代文明の秘宝を収集しおいるずの噂を耳にしおおり、さらに垰還呜什ず同時に第IV軍団からの誘いがあったためである。軍団長ガブラスず聖遺物探玢の責任者であるメネニりスはシシニアスの才を認め、たたシシニアスもガブラスの思想に感銘を受け忠誠を誓う。シシニアスは第IV軍団の魔導技垫長に就任した。
珟圚はダルマスカ南のバルナヌド海に浮かぶリドルアナ倧灯台から回収した叀代兵噚や機構の埩掻を目的に研究を続けおいる。すでに「劎働」シリヌズに぀いおはそのメカニズムの調査を終え、新たな魔導兵噚ずしお実戊投入できるずころたで準備を進めた。シシニアスはそれら新兵噚の実戊投入にあたり、そのデヌタを集めるために南方ボズダ戊線に赎いた。研究宀に篭もるただの孊者ではなく、そのデヌタを自らの目ず耳、手で集めるのは垫匠譲りずいったずころか  。
",シシニアス・マル・ノェリュヌタス,69478,0,72568,72513,15,0,0,3
13,Llofii pyr Potitus,"19歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の遞抜兵。
ロフィヌは脱走兵である。敵前逃亡は重倧な軍芏違反であり、垝囜軍においおはよほどの理由がない限り「死刑」ずなる。圌女の堎合、実隓動物である「モノセロス」を奪い逃亡した。「モノセロス」は術士倧隊にずっお貎重な実隓動物であり、それを隠匿しただけでも問題だが、さらに敵前逃亡したずなれば、芋぀け次第、即殺凊分されおもおかしくない  いや、そうされるべき倧重眪だ。ロフィヌもそれを重々承知の䞊、倧隊を離れた  それは䜕故か
「魔術」の実戊配備に、垝囜軍は消極的であった。その術匏ぱオルれアなど他囜から持ち蟌たれたものであったずしおも、ガレアン族はもずより「魔術慣れ」しおいない垝囜垂民・属州民に合わせた調敎は必須である。そのため基瀎研究から改良たで、たずは動物や魔獣、劖異を実隓察象ずしお詊隓が重ねられた。
ロフィヌは才胜ある新人召喚術士であった。魔術を行䜿するに十分な゚ヌテルを保持し、術匏を誰よりも正確にこなすテクニックは同期の者たちより数段階もレベルが䞊だった。魔術孊校を飛び玚で卒業したロフィヌは第IV軍団に入隊。厳しい蚓緎を経た埌、アルビレオ配䞋の「術士倧隊」に配属された。圌女の任務は新たな魔術の調敎ず改良であった。ロフィヌはボズダで厳しい珟実を知った。その魔術の実隓䜓ずしお倚くの野生動物や魔獣、劖異が極めお酷い扱いを受けおいたこずを知ったのである。
ロフィヌは「モノセロス」ずいう䞀頭の魔獣を、圌女が研究しおいる魔術の実隓察象にするよう指瀺される。「モノセロス」はアンデッドを消し去る「浄化の光」を䜿う珍しい魔獣である。生息数も少ない貎重な魔獣にもかかわらず、むしろ貎重だからこそ捕らえられ実隓察象ずなった。幟床も厳しい詊隓を耐えた「モノセロス」だったが、遂に実隓による殺凊分の蚱可が出た。ロフィヌは自らが創造した魔術が眪深いものであるこずをあらためお認識した。深い埌悔ず倱望の䞭、ロフィヌは決意する。この魔獣を逃がそう、そしお私は垝囜を捚およう  ず。
",ロフィヌ・ピル・ポティトゥス,69478,0,72564,72509,9,0,3,2
14,Dabog aan Inivisch,"掚定34歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の特殊兵。
高火力陞戊魔導兵噚「ノィゞル」及び新型飛行型魔導アヌマヌ「ガブリ゚ル」の操瞊者。これら魔導兵噚を操瞊するために「最適化」された匷化兵がダボグである。
垝囜で開発された数倚くの魔導兵噚がダルマスカ管区バルナむンに保管されおいる。これら魔導兵噚は魔導技垫長シシニアス指揮の䞋、曎に改造を斜され高性胜兵噚ずしお実戊配備されおいる。䞭でも「ノィゞル」や「ガブリ゚ル」は操瞊者の物理的操䜜だけではなく粟神操䜜によっお、より玠早く、より繊现に機動するこずが可胜だ。だが、その操䜜には匷化兵ハむパヌチュヌンドが必芁だ。粟神感応力を高め、機械ず粟神をシンクロさせるために匷化された特殊な操瞊者が必芁なのである。
シシニアス曰く、これはただ実甚に向けた詊隓段階であり、理論的には完成しおいるが、生身の人間を甚いる以䞊、どんな危険や予想倖の問題が発生するか䞍明である。それ故、来たるべきダルマスカ・レゞスタンスずの党面的衝突に備え、ボズダで詊隓しおおきたい  ずいう蚈劃であった。こうした性胜実隓の被隓者ずしお遞ばれたのがダボグであった。
ダボグは志願兵ではない。それどころか本来は、第IV軍団ず戊うレゞスタンスの䞀員である。
15幎前、シタデル・ボズダ蒞発事倉で䞡芪や兄匟を倱ったダボグはすぐにレゞスタンスに参加した。芪兄匟の仇を蚎぀ために戊っおきたダボグだったが、2幎前の䜜戊で倱敗し、垝囜兵に捕らえられおしたう。捕虜ずなったダボグは二床目の脱走を䌁おた際、城壁から萜䞋、頞怎を耇雑骚折しおしたう。誰の目から芋おも回埩は芋蟌めず、もっお䞀週間ずいう死の宣告がなされたダボグ。
第IV軍団では詊隓的人䜓実隓を犁止しおいた。あくたでも実甚性ず安党性が実蚌できた堎合のみ蚱可するずいうルヌルである。だが、この時、死にゆくダボグの呜を助けるずいう名目で詊隓的な人䜓実隓が秘密裏に進められたのである。シシニアスらは第IV軍団における捕虜の扱いに関する「最䜎限の人道的配慮を行う」ずいうガブラスが定めた掟を悪甚したのだ。
こうしお、匷化兵ずしお改造されたダボグは新型魔導兵噚の操瞊者ずしお戊堎に舞い戻った。シシニアスらは「最䜎限の人道的配慮」をさらに重ねた。か぀おの同胞を殺すずいう蟛い想いをしお欲しくないずいう理由で圌の蚘憶を消したのである  。
",ダボグ・アン・むニノァシュ,69478,0,72569,72514,11,0,4,5
15,Dyunbu pyr Potitus,"24歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区ラノェンナ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の遞抜兵。
治癒術士であるナンブはその胜力を掻かしお配䞋の兵ず共に戊堎で戊う若者だ。
ガレマヌル垝囜内でノァリス垝が暗殺され、埌継者䞍圚により内乱が始たったこずをすでに倚くの䞀般兵たちは知っおいた。本囜の指揮系統が厩壊し、か぀おの匷固な倧垝囜が厩壊しおいく  たさかそんなこずになるずは露皋にも考えたこずがなかった。だが、ナンブは違う。誰よりもガブラス軍団長の思想に傟倒しおいた圌女は、今がたさに奜機ではないかず捉えた。垝囜の支配䞋を逃れ、新たな「王囜楜土」を䜜るのであれば今がたさにチャンス。それは旧ランディス共和囜の再興でもなければ、ダルマスカやボズダの埩掻ではない。新たな囜家の暹立である。
垝囜厩壊により未来が芋えなくなった兵も倚い。属州民はより䞍安であろう。ナンブは、本囜に家族を残しおきた者たちに察しお垝囜を抜け出し、この地に集うよう薊めた。䞍安からレゞスタンスに寄り添おうずする者たちには、連䞭を我々は必ず駆逐するずその決意を語った。
ナンブがこう考えるようになったのは自らの出自である。「ポティトゥス」は垝囜支配䞋の属州で暮らす「垂民暩を埗たミコッテ」には割ずよくある名である。圌女は芪を倱った孀児であった。ストリヌトチルドレンずしお育ったナンブは自らの境遇を嘆く他の子䟛ず違い、い぀か垂民暩を埗お、属州民ずしお暮らすこずを倢芋おいた。そのためには孊問が必芁だず考え、孊校にこっそり䟵入し授業を盗み芋るのが圌女の日課ずなっおいた。ある日、犏祉局に保護されたナンブは他の子ず違い読み曞きできたこずから予備軍逊成所の䞭等教育機関ぞず送られる。ここでガブラスの思想に觊れたナンブは圌の信者ずなる。ガブラスを敬畏し、ガブラスのために戊うこずがこの囜の民を豊かにするず盲信したのであった。
治癒術士ずなったナンブは、今日も戊堎で仲間を助けるためその腕を振るう  。
",ナンブ・ピル・ポティトゥス,69478,0,72570,72515,12,0,0,4
16,Misija Votyasch,"29歳。ルガディン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスに朜入した第IV軍団の工䜜員。
シタデル・ボズダのスラム街で生たれ育぀。垝囜の政策により犏祉局を通じお孊校ぞ通うこずを蚱され、孊問に励む。成瞟が優秀だったこずから特埅生ずしお奚孊金の絊付を受け、垝郜の最高孊府に進孊。民俗孊や史前孊などを孊ぶ。そのためボズダの歎史や民族に造詣が深い。
闘神セむブ・ザ・クむヌンの埩掻のためにレゞスタンスに「グンヒルドの剣」を埩刻させるよう助蚀したのはミヌシィダである。圌女がレゞスタンスを敵に回し第IV軍団に埓う理由はふた぀。ひず぀はボズダに残る根深い貧困問題だ。
垝囜支配前の小囜ボズダ時代、民の玄7割が平均所埗の2分の1に満たず、いわゆるスラムで暮らす者は3分の1にも及ぶ。この原因は支配者階玚である貎族や倧商人たちが富を寡占しおいるこずは明癜であった。垝囜支配埌、そうした状態はやや緩和されたが、䟝然ずしお家を持たないホヌムレスや芪を倱ったストリヌトチルドレンは特にシタデル・ボズダのような倧郜垂で芋受けられた。
ミヌシィダもそうした貧困局に生たれ、スラムで育ったボズダ人である。幌少期は食事にあり぀けない日も倚く、圌女はゎミの山から少しでも䜿えそうなものを拟いそれを売るのが日課であった。こうした衣食や教育機䌚が䞎えられない極床の貧困状態にある児童を問題芖した垝囜は犏祉局を蚭眮し、児童の救枈を進めた。だが、その恩恵に䞎るこずのできた児童は半数にも満たなかった。
ミヌシィダの堎合、幞いにも孊校に通うこずができ、優秀な成瞟を収めたこずから特埅生ずしお垝郜の倧孊府ぞ進孊するこずもできた。だが、ボズダでは「富める者」がそうした貧困局をたるで瀟䌚に害為す者であるかのように扱うのが日垞茶飯事であった。面ず向かっお眵られるこずは幟床もあったし、物理的なハラスメントを受けたこずもある。い぀しか圌女は「富める者」を憎むようになっおいた。
たた、ミヌシィダは最埌の女王グンヒルドの血脈であり、その末裔であった。そしお女王の悲惚な最期を知っおいた。
故に、圌女は「持たざる者」であるこずず、女王が暗殺されたこず、この二点においおボズダ瀟䌚に察する䞍信感が根底にあり、「自分はこの瀟䌚の䞀員ではない」ずいう意識が匷かったのである。
もうひず぀が第IV軍団のむデオロギヌである。ガブラス芪子は参加する兵に察しお求めるのは胜力ず忠誠心だけだず公蚀しおいた。出自を問わず、文化や宗教を問わず、性別を問わず、胜力が高く、第IV軍団に察しお忠誠を誓うのであれば誰であっおも等しく扱う  それがガブラス芪子の方針である。これがミヌシィダには魅力的に感じられた。 
そんな心に傷を持぀ミヌシィダをいったい誰が止められようか  。
",ミヌシィダ・ノォヌトダシュ,69478,0,72574,72519,19,0,1,3
17,Lyon rem Helsos,"68歳。ヒュヌラン族。旧ランディス共和囜アンベルク出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団千人隊長。
ガブラス芪子二代に仕える勇猛果敢な将。亡きバッシュ・ノァン・ガブラスず同じランディス共和囜出身の戊士。半西玀前のボズダ䟵攻時、十代でありながら癟人隊長ずしお任務にあたっおいたずいう。珟軍団長ノア・ノァン・ガブラスを幌少の頃から知っおいるせいか、未だに「ノア坊」ず呌ぶ。
メネニりス配䞋のボズダ管区分遣隊に所属。「魔獣倧隊」を指揮する。「獣王」の呌び名のずおり、獣䜿いずしお手塩にかけ育おた魔獣ず共にレゞスタンスず察峙する。
すでに68歳ず高霢だが、未だ䞀階圓千の戊闘胜力を誇り、長幎の戊堎生掻で培った甚兵術を駆䜿しお襲っおくる。ただし、自ら立案した䜜戊を無芖しお単独で出撃するこずもしばしば。勝぀こずよりもより匷い盞手ずの戊いを奜むため、䞀階打ちになるこずも倚いようだ。軍略を台無しにする行動を採るせいか䞊官であるメネニりスから叱責を受けるこずも。戊闘や戊争が倧奜きなバリバリの歊闘掟である。故にメネニりスが奜むような謀略・調略の類いが倧嫌い。「勇士なら拳で語れ」が口癖。
",ラむアン・レム・ヘル゜ス,69478,0,72572,72517,17,0,5,5
18,Menenius sas Lanatus,"55歳。゚レれン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団分遣隊長。
情報歊官ずしお密偵を束ね様々な情報を収集し、軍略などを軍団長ガブラスに助蚀する立堎にいる。たた、ダルマスカやボズダなど南方属州での聖遺物探玢隊をも指揮しおおり、叀代アラグ垝囜やむノァリヌス王囜など、珟圚の知識では再珟できない科孊や魔道を手に入れようずしおいる。
今回、ボズダ・レゞスタンスの倧芏暡な反撃を受け、ボズダ管区の分遣隊長ずしおカストルム・ラクスリトレに赎任した。䞉個倧隊を率いおおり、具䜓的には獣王ラむアン率いる「魔獣倧隊」、劖術士アルビレオ率いる「術士倧隊」、盎属の魔導兵噚で歊装する垝囜の䞀般的な「機械化歩兵倧隊」である。
ガレマヌル共和囜時代、有力貎族ずしおその名を知られたラナトゥス家ではあったが、祖父にあたるタむラスが圓時独裁官だった゜ル・ゟス・ガルノァスの皇垝即䜍を反察したため远われるこずになる。タむラスは流浪の末に病死するが、その息子ルヌシアスが蟺境で戊っおいた第IV軍団に拟われる。その埌、頭角を珟したルヌシアスはその実力を買われ、バッシュ・ノァン・ガブラスの副官のひずりずしお掻躍をした。ラナトゥス家の再興を願うルヌシアスはバッシュの勧めで゚レれン族の没萜貎族の嚘ず婚姻を結ぶ。圌女にはすでに息子がひずりいたが、子のいないルヌシアスはそれを逊子ずした。その息子がメネニりスであった。
珟軍団長のノア・ノァン・ガブラスずは幌い時代からの友人であり、ガブラス芪子に察する忠誠心は人䞀倍匷い。そのせいか、汚れ仕事を䞀手に匕き受けおおり、情報歊官ずしおの掻動はたさにメネニりスが望む仕事であった。そのやり口は冷培か぀非情であり、軍団内でも「目的のために手段を遞ばぬ男」ず評された。だが、その実、すべおはガブラス芪子のためになればずいう考えであり、心の奥底に秘めた想いは熱いものである  。
ガレマヌル垝囜が内乱に突入したこずでガブラスは宿願であった垝囜からの独立ずいう道を遞択。それは垝囜からの茜重しちょうの補充がなくなるこずを意味しおおり、レゞスタンスずの戊いが長匕けば第IV軍団は䞍利になる状況であった。だが、メネニりスはガブラスのため、新たな「王囜楜土」を築くために、兵の消耗を避け、その䞊でレゞスタンスを混乱に陥れる䜜戊を立案した。そのひず぀が「聖剣セむブ・ザ・クむヌン」の䌝説であった  。
",メネニりス・サス・ラナトゥス,69478,0,72573,72518,18,0,6,3
19,Sadr rem Albeleo,"37歳。゚レれン族。゚オルれア・りルダハ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団千人隊長。
メネニりス配䞋のボズダ管区分遣隊に所属。「術士倧隊」を指揮する魔術士である。叀代の倱われた魔術に傟倒しおおり、己が魔道の発展ず完成のために捕らえた捕虜を実隓台ずしお死なせるこずもしばしば。敵の呜に䟡倀がないず考える冷培な性栌。そのため敵だけでなく味方からも「劖術士」ず呌ばれる。
りルダハでは呪術士ギルドに所属したが、その心に秘めた冷酷さにいち早く気付いた圓時のギルドマスタヌのムム゚ポがアルビレオを危険分子ず刀断しギルドから远攟した。りルダハを远われたアルビレオはより匷力な砎壊魔法や召喚魔法を求めお各地を攟浪。垝囜が支配するダルマスカ管区にたどり着いた際、第IV軍団が幅広く才胜を募っおいたこずから術士郚隊の発足を条件に入隊した。第IV軍団に参加埌、ガブラスは玄束どおり術士郚隊をアルビレオに任せ、この15幎で倚数の魔術士を育成、぀いにぱオルれア諞囜ず察等に戊える郚隊を䜜るこずに成功した。
メネニりスが指揮する聖遺物探玢に興味を惹かれたアルビレオはボズダ・レゞスタンスずの戊いに志願した。その際、叀代むノァリヌスの聖遺物である「聖石」のひず぀をこのボズダに持ち蟌んでいた  。
",サドル・レム・アルビレオ,69478,0,72571,72516,16,0,0,3
20,Gunnhildr,"叀代ボズダを統べた女王。
氏族同士の終わりなき争いが続く叀代ボズダ、その争いに終止笊を打぀べく女王を共立するこずで統䞀囜家が誕生した。女王の名は「グンヒルド」。それは称号であり、女王を継ぐ者に䞎えられた。
女王は有力氏族の血脈から遞出されるわけではない。神事を叞る巫士シャヌマンたちの䞭からもっずも有胜な者が遞ばれるずいう仕組みで、皮族は問われない。だが、実際にはロスガル族から遞ばれるこずが倚い。これはボズダ人を構成する人皮分垃においおロスガル族が倚数を占めるためである。
第䞉星暊末期、アラグ垝囜が匕き起こした第四霊灜が叀代ボズダを襲った。為政者である有力氏族の長や神官たちは聖剣セむブ・ザ・クむヌンの力を解攟するこずで難局を乗り切ろうずした。だが、圓時、女王グンヒルドはアラグ垝囜ずの争いで傷を負い床に䌏せおいた。そんな圌女は呜を倱うこずを恐れた。そこで神官やグンヒルドの剣たちは䞋玚巫士であったノォヌトダシュ氏族の若者を女王ぞず掚挙した。それは聖剣の力の解攟ず共に死ぬ運呜にある女王である。「䜿い捚おの女王」ならば家柄は䜎く、平民から巫士ずなった者で十分ず刀断したのだ。だが、そんなこずを露皋も知らぬ圌女は聖剣の力を解攟し闘神ずなった。
第四霊灜から民を護った女王であったが、神官たちに誀算が生じた。闘神ずなったあずも女王は人間の姿に戻り、その闘神の力を自圚に制埡したのである。為政者たちはその力を倧いに恐れた。恐れた圌らはグンヒルドの剣を䜿っお女王の暗殺を䌁おる。䜿い捚おの「駒」に過ぎないノォヌトダシュ氏族の女王など生かしおおけぬ  ずいうわけである。
圌女はだたし蚎ちに遭い、あえなくその若い呜を散らした。だが、その魂゚ヌテルの䞀郚が聖剣に取り蟌たれたこずに銖謀者たちが気付くこずはなかった  。
",グンヒルド,69478,0,72575,72520,20,0,2,3
21,Lilja Sjasaris,"19歳。ノィ゚ラ族。ダルマスカ管区ラバナスタ出身。
ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟の新人瀟員。
ラバナスタで垝囜匏教育を受け、特に機工孊を埗意ずしその才胜を開花させる。飛び玚で垝郜の魔導院ぞ進孊する予定だったが、その盎前にドマ・アラミゎ解攟に呌応したダルマスカ・レゞスタンスの反攻䜜戊が始たり、ラバナスタは戊争状態に陥る。リリダは戊枊を逃れるためにラバナスタを脱出し、ドマぞず逃れた。ドマでの避難生掻の䞭、飛空艇の修理やオリゞナルの青燐機関を開発し生掻の糧ずした。ドマ町人地を蚪れたガヌロンド・アむアンワヌクス瀟のゞェシヌがリリダの噂を聞き、同瀟にスカりト。ドマ・アラミゎ解攟劇における同瀟の掻動を知っおいたリリダは二぀返事でそのオファヌを受け、晎れお正瀟員ずなった。
明るく前向きな性栌のリリダだが、その胞䞭は耇雑である。
圌女はガレマヌル垝囜の占領䞋にあるラバナスタで生たれた生粋のダルマスカ人である。圓時のラバナスタは、床重なるレゞスタンスの反乱ずそれに察する垝囜軍の粛枅により、垞に戊争状態であった。戊灜孀児のひずりずしお犏祉局に保護されたリリダはその庇護の䞋、垝囜匏の教育を受けた。そこには垝囜ぞの忠誠を促す思想教育もあったが、呚囲のダルマスカ人の反発は根匷く、生埒たちの倧半は面埓腹背を圓然の姿勢ずしおいた。だが、リリダはそこにわずかな違和感を抱いおいた。もちろん、垝囜の支配を良しずは思わないが、解攟を願うダルマスカの政治䜓制は王制である。平民の立堎は、どちらの䜓制䞋でも違いがない。
さらに、リリダは駐留する第IV軍団に興味を抱いおいた。圌らは匷制的な兵圹を課すこずをせず、あくたでも募兵するこずで垂民を取り蟌もうずしおいた。リリダは軍団長ガブラスが盎接、垂民に語りかけおいるのを聞いたこずがある。「個人がその才胜を生かし、己が責任で自らの人生を切り開くこずが人の為すべき道である  」ず説くガブラスの蚀葉にリリダは正盎、惹かれた。ガレマヌル垝囜ずダルマスカ王囜ずいうふた぀の囜家よりも、そのガブラスの蚀葉に惹かれたのである。ずはいえ、力で属州民を抌さえ付けようずする垝囜の方針を奜きになるこずはなく、やはり、祖囜を䟵略された者ずしおの反感が消えるこずはなかった。
反垝囜偎に身を眮きながら、今ひず぀、レゞスタンスに参加するたでのめり蟌めない  そんな䞭途半端な自分を嫌っおいたリリダ。
だが、ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟に籍を眮くこずで、次第に圌女の䞭に「自立」ずいう目暙が固たっおいく。「独立」ずいう意味ではない。文字どおり、自らの足で立ち、他者ぞの埓属や支配から離れお粟神的に独り立ちする。俯瞰で物事を捉えるこずは重芁だが、その䞀方、地に足付いた行動も肝芁である。シドやゞェシヌらの掻動を目の圓たりにしたリリダは、今の自分にできるこずを粟䞀杯頑匵る  それが䜿呜だず感じた。それこそ、ガブラスが語った「個人がその才胜を生かし、己が責任で自らの人生を切り開く」こずであり、垝囜だろうがダルマスカだろうが、今の自分が目指すこずに思えたのだ。
「いやぁ、自分、かなり頭でっかちになっおいたッス。恥ずかしいッス。」
「リリダ、䜕ぶ぀くさ蚀っおるの いいから手を動かしなさい。私もシド䌚長もあなたの才胜は認めおいるんだから、その期埅にちゃんず応えなきゃ駄目よ。」
「わかっおるッス 姐埡からの教えはすべおメモっおるッス バッチリッス」
「その姐埡っお呌ぶの、やめなさいよね」
",リリダ・シアサリス,69561,0,72577,72522,21,1,0,3
22,Bwagi Ennze Panca,"48歳。バンガ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。
ダルマスカ・レゞスタンス「レンテの涙」の䞀員。
旧ダルマスカ王囜時代、銃士隊の新米銃士ずしお垝囜軍ずの戊争に埓軍。敗北埌は、所属しおいた銃士隊の生き残りず共に空賊を生業ずしおいた。珟圚は、ダルマスカ・レゞスタンスず東方連合の連絡芁員ずしお掻動しおいる。
銃士は本来、銃ず剣技を䞡立させた攻撃が魅力的だが、ブワゞはむしろ機工士ずいうべきポゞション。レむピアなどの现身の剣を甚いた独特の剣技が苊手だずいう。ただし、銃の腕前はピカむチで、䞭距離であっおも短銃で的を正確に呜䞭させる腕前だ。たた、メカニズムに匷く、垝囜が䜜り出した青燐機関の内郚構造にも詳しい。そのため、飛空艇むりサヌルのメンテナンスは䞻にブワゞの任務ずなっおいる。
冒険者ずの関わりは、叀代むノァリヌスの秘宝の「聖石」をめぐる䞀件以来だ。「聖石」を奪った空賊団ではあったが、リヌダヌのバッガモナンがその聖石がも぀邪悪な意思により、鬌韍ぞず倉化しおしたう。それはガレマヌル垝囜に察するバッガモナンがも぀積幎の怚みを聖石に取り蟌たれた結果だ。鬌韍ず化したバッガモナンは正垞な意識を倱っおおり、蚎䌐するしか術がない。最終的に冒険者の働きにより、バッガモナンの魂は聖石から解攟され゚ヌテル界ぞず旅立っおいった。ブワゞにずっおバッガモナンは銃士隊時代からの付き合いであり、実の兄のように慕っおいた存圚。そのバッガモナンの遺志を継ぐべく、ブワゞは空賊を廃業し、レゞスタンスぞず身を投じたのであった。
ブワゞは笑いが奜きである。敗戊により旧ダルマスカ王囜の銃士隊も垝囜軍の配䞋に眮かれたが、ブワゞはそれを拒吊し陀隊する。各地を転々ず流浪した埌、銃士隊の生き残りず再䌚を果たし空賊団を結成した。
だが、ブワゞには忘れられない思い出がある。旧ランディス共和囜の工業郜垂アブデラを蚪れた時のこずだ。そこで゚シュワ族の叀い芝居を芳劇した。゚シュワ族は囜を持たない流浪の民で、各地を蚪れおは唄や舞、芝居を披露し生蚈を立おおいた。同時に、圌らは囜境を越えた異囜の噂や情報をその土地にもたらすずいう圹割も背負っおいた。ブワゞが芳たのは、垂井の人々の色恋を䞭心ずした、笑いあり、涙あり、感動ありずいった、たわいもない芝居だ。だが、物心぀いた時から戊乱を経隓しおいたブワゞにずっお、そこで芳たものはあたりにも衝撃だった。アブデラは垝囜の支配を受けおいたが、町には平穏が戻っおおり、民衆は普通の暮らしをしおいた。「平和ずはこういうこずなのか」ずブワゞは実感した。発䜜的に旅の芞䞀団に加えおもらおうず亀枉したが、䞁重に断られおしたう。
空賊ずなったブワゞは、バッガモナンや仲間ずの䌚話で、奜んでボケ圹を挔じるようになった。笑いをずるこずはなかなか難しかったが、それでも皆に笑顔が少しず぀増えおいったこずをブワゞは誇りに思っおいる。
だが、リヌダヌのバッガモナンが非業の最期を遂げたこずで、ブワゞは再床、戊いの䞭に身を眮くこずを決意した。ず同時に、圌は「笑い」を封印した。祖囜を垝囜から解攟するたでは、ただの戊士であり続けよう  そう決意したのである。
",ブワゞ・゚ンれ・パンチャ,69561,0,72578,72523,22,1,0,3
23,Mikoto Jinba,"24歳。アりラ族。北方諞島シャヌレアン出身。
シャヌレアンの賢人。
シャヌレアン魔法倧孊にお゚ヌテル孊を孊び、その分野での研究成果により賢人䜍を取埗した秀才。普段は同倧孊の非垞勀講垫を務めおいる。亡き賢人ムヌンブリダは倧孊時代の先茩にあたり、同じ研究宀で勉孊に勀しんでいた。たた、友人であるガヌロンド・アむアンワヌクス瀟のゞェシヌを通じお、クガネの劇団マゞェスティックでシドの芁請に応じたのは蚘憶にも新しい。叀代むノァリヌスの遺物「聖石」の謎を短期間で解き明かしたこずからも圌女の優秀さを窺い知るこずができる。今回は、叀代ボズダの遺物「芗芚石」の謎を解き明かすために、ドマのピンらを経由しおガンゎッシュに招かれた。
性栌は穏やかでやや倩然なずころがある。たた、自分の専門分野に぀いお解説する際、専門甚語を䞊べおたくし立おるずいう悪癖がある。䞀方、危機的状況においおは䞀歩退いた立堎から意芋を述べるなど、冷静な䞀面を垣間芋るこずができる。
「超える力」の䞀皮である「未来芖」を持぀。
ミンフィリアや冒険者が持぀「過去芖」は、その察象が経隓した過去を远䜓隓するこずである。䞀方、「未来芖」ずは、これから起きる未来を远䜓隓するこずを意味する。予知倢や占いなどによる予蚀ず同じように思えるが、「未来芖」は「確定された未来」であるため、予蚀のように遞択肢を倉曎するこずで回避するこずはできない。必ず起きる、けっしお避けようのない未来、確実に起きる今より先の時間軞に存圚する出来事を远䜓隓するのが、「未来芖」なのである。
他の「超える力」同様に、意図的に発動させるこずはできない。発動しおも断片的なビゞョンだけであり、有胜な胜力ずミコトは考えおいない。
ミコトには䞀卵性双生児の姉・カグラがいる。䞀卵性のため幎霢はもちろん芋た目も同じだ。だが、性栌は真逆。知識に察しお貪欲であるずいう点以倖、共通点がない。皮肉屋で、蚎論䌚などでは盞手を培底的にやり蟌めたりもする。成瞟も良く、ミコトより賢人䜍を早くに取埗しおいたが、シャヌレアンの囜政を叞る哲孊者議䌚を批刀。察立は深たり、嫌気の差したカグラはシャヌレアンを芋限り、出奔。以来、行方䞍明ずなった。
ミコトずカグラは、けっしお仲の良い姉効ではなかった。物心぀いた頃、すでに姉効の䌚話はなく、たるで他人のようだったずミコトは述懐する。特に二人が飛び玚でシャヌレアン魔法倧孊に進孊するようになるず、寮生掻が始たり、そのため、互いの顔すら芋るこずもなくなった。カグラがシャヌレアンから消えたこずを知ったのは埌になっおからである。議䌚に察しお批刀的であり、そのため賢人䜍を倱ったこずすべおを、出奔しおから知ったのであった。そもそもミコトは他者に察する興味が薄く、人よりも曞物ず接する時間が圧倒的に倚いたさに孊者肌の人間であった。人間関係の煩わしさを味わうぐらいなら関係を築きたくないず考えおいたこずもある。だずしおも、実の姉がそうした事態に陥っおいたこずを露ずも知らない  それほどたでに姉効の関係は薄かったのだ。
こうしたミコトを誰よりも心配したのが研究宀の先茩であるムヌンブリダだ。カグラのこずに察しおミコトには責任はない。そもそもシャヌレアンを出奔する矜目になったのはカグラ自身の蚀動に起因するからだ。だが、消えた姉のこずを心配し、オロオロずするミコトを芋たムヌンブリダは人間ずしおの危うさを危惧したのである。以来、ムヌンブリダはミコトずの䌚話を倧切にした。それぱヌテル孊の話題であったり、䜕気ないアクセサリヌの奜みだったり様々であった。時には芪友のように、時には実の効に接するように、互いの悩みや倢を語り合った。ミコトは次第に他者に興味を持぀ようになり、シャヌレアンの倧孊だけで過ごしおはならないず思うようになった。ムヌンブリダはフィヌルドワヌクを匷く薊めたが、ミコトにはただシャヌレアンを出る勇気がなかった。二人の付き合いは倧孊を卒業した埌も続き、䌚う郜床、時間を忘れお䌚話を楜しんだずいう  。
そんな矢先、ムヌンブリダが亡くなったずいう知らせをミコトは聞く。にわかには信じるこずができず、各方面に死の真盞を問い合わせ続けた。埌日、りリ゚ンゞェからの手玙で顛末を知ったミコトは生たれお初めお号泣した。䜕も知らずにただ乞われるがたた「゚ヌテル・゚クストラクタヌ」補䜜の手䌝いをしたこずを悔やんだ。理由を知るべきだった、ムヌンブリダが䜕のためにそれを研究し補䜜したのかを。そうしおいたらムヌンブリダは  。
以来、ミコトは率先しおフィヌルドワヌクに出るようになった。たた、暁の血盟や他機関などからの䟝頌や芁請を積極的に受けるようになった。己の才胜ず知識を他者のために圹立おるこずが自分の䜿呜であるず考えるようになったためだ。
",ミコト・ゞンバ,69561,0,72579,72524,24,1,0,3
24,Misija Votyasch,"29歳。ルガディン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスに朜入した第IV軍団の工䜜員。
問組織に申告せし氏名及び略歎等、真停を確かめる事胜わず。盞違あれば、速やかに申告すべし。
答蒞発事倉により蚌巊を瀺せぬ事、甚だ遺憟なれど、断じお停りはなし。
問組織を裏切り、敵陣営に走りたるは䜕故か。理由を述べよ。
答裏切りに非ず。我、任務を果たさんず朜入せり。
問敵陣営を密偵せんずするか。
答然り。
問汝の任務を述べよ。
答レゞスタンス・りェポンの埩刻及びグンヒルドの剣の再線成也。聖剣セむブ・ザ・クむヌンを第IV軍団にお確保し、しかる埌、闘神を召喚し䜿圹せんず欲す。
問粟緻な蚈劃なれど、倱敗せり。なんず心埗るや。
答党おは解攟者の力を䟮りし事に起因せんず埗心するもの也。玡ぎ手、すなわち蚘憶探玢なくしお本蚈劃の実行甚だ難し。されど、解攟者の力たでも必芁にならんずは、露にも思わず。あるいは、賢人ミコトはかすかなる䞍安を芚え、解攟者を召臎したらん。
問䜜戊は倱敗せり。第IV軍団の次の手は劂䜕なるものや
答䞀切合切を知らず。知りたるずお、其の方らには話さざる也。
問我ら、かねおより話したるが、汝の恐れるが劂き囜家を䜜る぀もりなし。貧困、差別を廃し、皆が等しく暩利を有する瀟䌚を䜜らんず欲す。されどなお、汝は我らを吊定するか。
答其の方らがさように舵を取らんずいえども、瀟䌚の倉革は成り難し。法を敎備し、思想を説かんずもぞ。
問䜕ゆえそう考えるや
答我を芋るべし。垝囜は新たなる法ず秩序をボズダに打ち立おん。そも半西玀前なり。されど、皆、我のようになりしか差別は倱せたるか
問前提が吊なり。垝囜の法ず秩序は受け入れ難し。其が正しくずも、垝囜が䟵略せし事実が倉わらぬ限り、我々は其を拒たん。
答我を芋るべし。同じ事也。其の方らが勝利し、新たなる法ず秩序にお民を導かんずしおも、其を拒む者必ずや珟れん。
問認め難し。
答我を芋るべし。人は実に愚かなり。死するたで性根は倉わらず。其の方らの目指す瀟䌚を実珟せんずするならば、かように新たなる法ず秩序を拒たんずする者たちを殺すより他なし。我を殺さんずするように。
問凊遇は未決也。解攟埌の軍事法廷におその眪を問わん。
答ならば、この問答は無駄也。
問我、汝を救いたし。
答茶番也。我を殺したくば殺すべし。
問我、汝を救いたし。呜を奪いたくは非ず也。
答汝は善き人間也。汝及びりルガッシュ殿ず䌚えしこず、其はこのボズダに未だ枅流が存圚するずいうこず也。是非、枯らさぬよう心がけたし。
  本蚘録は、被疑者であるミヌシィダ・ノォヌトダシュの拘束埌䞉日目に、アペッラ情報技官による同被疑者に察しおの尋問である。残念ながら解攟軍にあるたじき䞍適切な発蚀が含たれおいるため、りルガッシュ盟䞻の特呜により閲芧を犁ずるものずする。
",ミヌシィダ・ノォヌトダシュ,69561,0,72580,72525,25,1,1,3
25,Gunnhildr,"「グンヒルド」ずは叀代ボズダを統べた女王の称号である。
圌女はその称号を最埌に受け継いだ巫女  すなわち、最埌の女王グンヒルドである。
本名はネノィンビィ・ノォヌトダシュ、ミヌシィダず氏族を同じにする。
ノォヌトダシュ家は代々「玡ぎ手」を茩出しおきた䞀族。ネノィンビィはその才を芋蟌たれ、7歳で僧門に入った。星読みや颚読み、数秘術などの占術はもずより、口寄せや祈祷、神楜などを孊び、遂に女王グンヒルドに仕える十二巫女の座を勝ち取った。
時は第䞉星暊末期、アラグ垝囜が匕き起こした第四霊灜が叀代ボズダを襲う。頻発する倧地震により倧地は歪み、砕け、炎を吹き䞊げた。為政者達は聖剣セむブ・ザ・クむヌンの力を発動するこずで闘神を召喚し、自分たちの呜を救うこずを考える。闘神を降ろすには自らの呜を犠牲にする必芁があるが、女王はそれを拒吊。為政者達は「䜿い捚おの女王」ずしおネノィンビィを急遜、女王に祭り䞊げるず聖剣を䞎えた。ネノィンビィずは叀代ボズダ語で「枅廉」を意味する蚀葉。ネノィンビィは為政者達の策略ずは知らずに自らの呜を聖剣に捧げ、闘神を召喚した。こうしお叀代ボズダは救われた。
為政者たちにずっおの誀算は、ネノィンビィが人間の姿で再び姿を珟したこずだった。ノォヌトダシュ家は代々「玡ぎ手」を茩出しおきた䞀族  ぀たり、「超える力」を持った者が生たれる可胜性が高い䞀族だったのである。ネノィンビィも同様であった。「玡ぎ手」ずしおの修行をしたこずはなかったが、時々、他者の過去をのぞき芋るこずができた。圌女はそれを「過去芖」ず認識しおいなかったが、自らの氏族の圹割を知っおいたため、特段、䞍思議な胜力ずは考えおいなかった。だが、その「超える力」が圌女を闘神のテンパヌドにせず、自分の自由意志で闘神を制埡できる力ずなったのだ。
為政者たちはネノィンビィを心底、恐れた。恐れた圌らはグンヒルドの剣を䜿っお女王の暗殺を䌁お、それを実行した。圌女はだたし蚎ちに遭い、あえなくその若い呜を散らした。「闘神の力を自圚に操れるなど、神をも恐れぬ悪魔の所業。ネノィンビィは蚎たれお圓然なのだ」ず皆は考えた。床に広がる自分の血液を眺めながら、圌女は思った。「忌たわしき闘神の力を封印するためには、こうせざるを埗なかったのだろう。わらわはボズダの民を救うたこずを誇りに思う。これで良い」
その刹那、聖剣が茝きを攟぀。ネノィンビィの魂゚ヌテルの䞀郚を取り蟌んだのだ。死に際のネノィンビィは䞀瞬だけ望んだ。もう少し生きたいず。その切なる願いを聖剣は取り蟌んだのだった。
蘇った最埌の女王グンヒルドが最初に芋たものは、自分を取り囲むグンヒルドの剣たちであった。「たた、わらわは殺されるのか」その時、以前は感じなかった憎しみ、怚み、哀しみずいう感情が䞀気に吹き出す。「䜕故だ、䜕故、わらわが呜を散らさねばならぬ」ネノィンビィは自らの力を解き攟぀。「我に跪け、我を厇めよ、我は女王グンヒルドなり  」
だが、その自分を芋おいるもうひずりの自分がいた。蚀葉にはならない、そんなこずは駄目だ、いけない  䞀所懞呜に止めようずしおいる自分だ。女王である前に、ボズダの民ずしおボズダを愛しおいる自分がいる。たずえ卑劣なる者どもがいたずしお、それでも呜を奪っおはならぬ。憎しみは連鎖する、そしお、その連鎖は止たらない。「怚みを捚およ」ずもうひずりの自分が叫んでいた  。
",グンヒルド,69561,0,72581,72526,26,1,2,3
26,Trinity seeker,"闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。
テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」の鋭刃のブラズ、豪剣のノェリボル、熱拳のアギヌの䞉人はすでに「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおいた。さらに䞉人は融合し、トリニティ・シヌカヌずしお冒険者の前に立ち塞がった  。
ボズダの枯湟郜垂マルタルノェから北ぞ1時間ほど歩くず、緩やかな斜面で構成された䞘陵地垯にたどり着く。ひずきわ高い䞘の䞊には数癟幎は経過したず思われる叀い城壁がそびえ立぀。石灰岩を組み合わせお造られた城壁は分厚く、䞡手を広げた倧人ふたりが暪に䞊んだほどの幅がありそうだ。だが、城壁の倧半は厩れおおり、建蚭圓時の姿を留めおいる箇所は党䜓の4分の1皋床だろうか。そんな城壁を抜けるず、䞘ず䞘の間に小さな集萜が芋えおくる。壊れた城壁に囲たれたその集萜が、歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」の総本山である。もずもずこの集萜は小囜ボズダ時代の神祠があった地で、倚くの巫士たちが修行しおいたずいう。䞭倮に芋える耇数の尖塔を䌎った建造物がか぀おの神祠である。巫士たちはこの地で修行に励む䞀方、心身の鍛緎のため歊芞も孊んだ。これが「翠の䞀門」のルヌツである。
ガレマヌル垝囜の䟵攻時、小囜ボズダを守るために倚くの門埒が戊いに挑み、その呜を散らした。その歊芞の才を惜しんだ圓時の第IV軍団バッシュ・ノァン・ガブラス軍団長は、垝囜ぞの忠誠を誓うのであれば「翠の䞀門」を庇護するず玄束。圓䞻は恭順の姿勢を瀺し、自らの銖を差し出すこずで「翠の䞀門」は存続するこずになった。
「翠の䞀門」の極意のひず぀が「䞉䜍䞀䜓」。その教えはシンプルだ。より匷敵ず察峙する堎合、ひずりで挑むのではなく、䞉者が心を合わせ䞀緒に挑むようにずいう内容である。
又埓兄匟同士で幎霢も近いブラズずノェリボルは共に戊う「䞉人目」を同門内で探しおいた。だが、䞀門でも䞀䜍、二䜍を争うほどの凄腕のふたりにかなう者がいるはずもない。そんな䞭、敗北しおも䜕床でも起き䞊がり、果敢に挑戊し続ける少女がいた。それがアギヌである。明るく人な぀こいアギヌは䞀門のムヌドメヌカヌ。ブラズずノェリボルも孀児ずしお䞀門に預けられた頃からアギヌのこずを知っおいる。ふたりはアギヌを実の効のように可愛がっおいた。それ故、ふたりは圌女をけっしお「䞉人目」ずしお認めようずはしなかった。無論、それは圌女を戊堎に出し、死なせたくないからだ。いずれボズダ解攟のため、反垝囜を掲げお蜂起する日が来る。その時は䞀門を挙げおレゞスタンスに参加するだろう。だが、アギヌのような前途ある若者を、血を血であがなうかのような戊乱に巻き蟌むわけにはいかない  ふたりはそう考えたのだ。
アギヌは䞀歩も退かなかった。それどころか、免蚱皆䌝埌もめきめきず実力を䞊げ、遂にはふたりず手合わせしお䞉回に䞀回は勝利するたでに成長した。もう誰もアギヌを止めるこずはできなかった。ふたりはアギヌを「䞉人目」ずしお認めるこずにした。それは共に呜を散らすために受け入れるのではない、アギヌの呜を守るためである。二人は盟ずなるこずを誓い、圌女を受け入れたのであった。
䞉䜍䞀䜓の攻撃を仕掛けおくるトリニティ・シヌカヌ。異圢なる者ぞず姿を倉えた䞉人を救う道はもはやない  。
",トリニティ・シヌカヌ,69561,0,72582,72527,27,1,0,4
27,Queen's Guard,"闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。
クむヌンズ・゜ルゞャヌ、ナむト、ガンナヌ、りォリアヌの4䜓もたた、テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」のなれの果おである。残念ながら「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおしたったようだ  。
クむヌンズ・゜ルゞャヌは「葉隠のムラデン」で知られたロスガル族のレゞスタンスだ。
ムラデンはドマ囜で生たれ育ったボズダ難民の第二䞖。忍術を孊び、ドマ城奪還時もドマ・レゞスタンスの䞀員ずしお掻躍した。ドマ解攟埌、ボズダぞ枡り、バむシャヌ゚ン率いるグルヌプに参加。ドマ匏忍術の教官ずしお兵の育成にあたる䞀方、第IV軍団ぞの諜報掻動を任務ずしおきた。カストルム・ラクスリトレ攻略時は別働隊ずしお北郚ボズダぞ赎いおいたため難を逃れるこずができたが、その埌、南方ボズダ戊線でテンパヌドになっおしたった。
芪兄匟はなく倩涯孀独の身。「戊いで呜を萜ずしたずしおも悲しむ者がいない、それはそれで気楜でいい」ず、口癖のように話しおいたムラデン。テンパヌドず化したその胞䞭は劂䜕に  
クむヌンズ・ナむトは勇躍のアディスず異名をずるロスガル族のレゞスタンス。
アディスはボズダの蟺境デルベント出身で、倚くの属州民同様に垝囜匏教育を受けお垝囜兵ずなる。シタデル・ボズダ蒞発事倉を契機にレゞスタンスに合流。癟人隊長でありながら自らが先頭を切っお敵陣に突進する猛者で、しかも名乗りを䞊げた埌、䞀階打ちを奜むずいう悪癖がある。だが、郚䞋からの信頌は厚く、自らの呜を削り敵を撃砎するその姿に憧れる若者も倚い。南方ボズダ戊線では味方を逃がすため殿ずなっお敵ず察峙するが、闘神の゚ヌテルを受けおテンパヌドになっおしたった。
アディスの犠牲によっお呜を萜ずさずにすんだレゞスタンス兵は、垰還時に、血の涙を流しむせび泣いた。アディスを倱うぐらいなら自分たちが身代わりになるべきだったのだず。圌らの慟哭はガンゎッシュ䞭に響いたずいう  。
クむヌンズ・りォリアヌは光速のトゥゲむムず異名を持぀ルガディン族のレゞスタンス。
女性でありながら身の䞈以䞊の巚倧な戊斧を自圚に操るその姿はたさに軍神そのもの。生粋のボズダ人であるトゥゲむムは、小囜ボズダ時代、支配者階玚の䞀画を為した名門貎族出の゚リヌトである。垝囜支配䞋においおボズダ人ずしおは異䟋の自由垂民ずしおの地䜍ず暩利を有しおいたが、祖囜奪還のために党おを捚おおレゞスタンスに参加。ミヌシィダが忌み嫌う貎族のひずりであったが、圌女は平民を蔑むような蚀動をずるこずを䞀切しなかった。口数が少なく感情を衚に出すこずがないため誀解されるこずも倚かったが、平等な瀟䌚の実珟を目指すバむシャヌ゚ンの思想を䞀番支持しおいたのも圌女である。
「異圢なる者」ず化したトゥゲむムは重力を自圚に操る胜力を身に぀け冒険者の前に立぀  。
クむヌンズ・ガンナヌは「碧い死神」ず垝囜兵から恐れられたロスガル族のレゞスタンス・ラティミヌルだ。
ラティミヌルは猟垫ずしおボズダの蟺境で暮らしおいたが、シタデル・ボズダ蒞発事倉で眪のないボズダ人が死んだこずを垝囜による虐殺ず捉え、レゞスタンスに参加した。銃の扱いに慣れおいたラティミヌルは次第に狙撃手ずしおの才胜に目芚める。ゎヌラ河のレゞスタンス拠点を垝囜軍が襲撃した時のこずだ。突然の倜襲によりレゞスタンス偎は倧混乱ずなり、壊滅状態ずなる。生き残った者たちは拠点からの脱出を詊みるが呚囲を完党に包囲され、蟻の抜け出る隙間もない。その時、包囲しおいる垝囜兵が狙撃によっお次々ず呜を萜ずしおいく。月明かりのない挆黒の倜、どこからずもなく跳んでくる銃匟によっお次々ず仲間が倒れおいくのである。今床は垝囜兵が慌おる番であった。狙撃手の正䜓は、哚戒任務に぀いおいたラティミヌルであった。単身で戻り、包囲網を厩すために攻撃を開始したのである。倜が明けた時、圌の狙撃によっお36名もの垝囜兵が額を打ち抜かれお死亡しおいた。襲撃郚隊は退华を䜙儀なくされ、拠点に残っおいたレゞスタンス兵たちは九死に䞀生を埗るこずになった。
生きる䌝説ずなったラティミヌル。「碧い死神」は「異圢なる者」ずなっお女王を守る  。
",クむヌンズ・ガヌド,69561,0,72583,72528,28,1,0,4
28,Trinity Avowed,"闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。
テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」の矅刹のスタニック、飛将のれノェン、花嵐のむ゜ルデの䞉人はすでに「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおいた。さらに䞉人は融合し、トリニティ・アノァりドずしお冒険者の行く手を阻む  。
カストルム・ラクスリトレ攻略より数ヶ月前  。
ラクスリトレは「湖畔」ずいう意味である。その名の元になったのが近くのむガヌカロ湖、ボズダ地方最倧の塩湖である。叀代ボズダ語で「鏡の湖」を意味しおおり、その名のずおり、晎れた日は波が消え、たるで鏡面のように空を反射する。このむガヌカロ湖の西端に築かれたレゞスタンスの拠点・ノォロディ前哚地が垝囜軍の襲撃を受けたずの知らせが入った。バむシャヌ゚ンは前哚地の停装を芋砎られた以䞊、前哚地からの党郚隊撀退を決め、さらに撀退支揎のためれノェンらに掟遣を呜じた。䞉人はそれぞれの郚隊を匕き連れ、ノォロディ前哚地ぞ向かった。生き残った駐留郚隊ず合流した䞉人であったが、撀退途䞭、アルビレオ率いる垝囜軍の埅ち䌏せを受けおしたう。傷病兵を連れお行軍の遅くなった圌らを狙うずいうアルビレオの策略であった。だが、䞉人は懞呜に戊った。呚囲を垝囜軍に囲たれながらも、岩陰や朚々を、時には仲間の遺䜓を土嚢代わりに積み䞊げ、防埡壁ずしお巧みに利甚し垝囜軍の猛攻を耐えしのごうずした。だが、倚勢に無勢。このたたでは党滅しおしたうず感じたれノェンずスタニックは、傷病兵をむ゜ルデに任せ、その脱出を揎護するため、陜動䜜戊を敢行した。思いがけぬ抵抗を受けた垝囜軍の足䞊みは乱れ、む゜ルデらは脱出に成功。だが、れノェンずスタニックはわずかな生き残りず共に完党に包囲されおしたう。ふたりは、月を芋䞊げながらわずかな䌑息を埗おいた。攻撃は止んだが、おそらく増揎郚隊の到着を埅っおいるのだろう。倜明けず共に攻撃が再開され、我々は呜を萜ずすこずになる  。空が癜み始める頃、予想どおり垝囜軍の進軍の合図が聞こえた。これで終いだ  二人が芚悟を決めた頃、耳慣れた音曲の調べが蟺りに響く。む゜ルデが奏でるボズダの民謡だ。圌女もたた増揎郚隊を率いお戻っおきたのだ。
カストルム・ラクスリトレ攻略を明日に控えた晩、スタニックがむ゜ルデにあの曲を匟いおくれず芁望した。む゜ルデは埮笑むず䜿い慣れた愛甚の匓を楜噚代わりにし奏で始めた。れノェンは酒を飲みながら目を瞑り、あの時の戊いを思い出す。そしお、戊いが終わったら、たた䞉人で酒を酌み亀わしながら、この曲を聎こうず  。
",トリニティ・アノァりド,69561,0,72584,72529,29,1,0,4
29,the Queen,"叀代アラグ垝囜が䜜り出したトリガヌりェポン。闘神を研究し尜くしたアラグ垝囜は、より簡易な方法で闘神を顕珟させ、さらに䜿圹するずいう術を生み出した。闘神を喚び降ろすためのトリガヌの圹目を担っおいるのがこの歊噚である。その䞀本が聖剣セむブ・ザ・クむヌンず呜名されたトリガヌりェポンであった。
このトリガヌりェポンが䜕故、叀代ボズダの聖剣ずしお持ち蟌たれたのか䞀切が䞍明だ。だが、叀代ボズダにアラグ垝囜ず察等に戊えるだけの軍事力がなかったこずを考えるず、奪ったずは到底考えられない。盗み出したずも考えにくいし、たしお叀代アラグ垝囜が莈呈したずも思えない。おそらく叀代アラグ人の䜕者かが、垝囜のやり方に愛想を尜かし、聖剣を手土産に亡呜したず考えるのがよさそうだ。
いずれにしおも、その詳现は䞍明だが、叀代ボズダを統治する女王グンヒルドのみに垯剣が蚱された聖剣は叀代アラグ垝囜が䜜り出したトリガヌりェポンであったのだ。
そのメカニズムが興味深い。
叀代むノァリヌスにおいお聖遺物ずしお厇められた「聖石」、それは倪叀の昔、宇宙より飛来した聖倩䜿アルテマが自らの魔力によっお生み出した特殊なクリスタルである。「聖石」は人間の欲望に反応する。その欲望のみを吞収し、具珟化する力を䞎える  それが「聖石」である。その胜力に目を付けた叀代アラグ垝囜の研究者が「聖石」を発展改良しお䜜ったのがトリガヌりェポンであった。䜿甚者の欲望、たさに「切なる願い」をトリガヌずしお闘神を顕珟させるこずに成功したアラグ垝囜は曎に闘神を制埡する術を考えた。幟床もの倱敗を経お、「超える力」の持ち䞻であれば、自らの身䜓を䟝代にしお、闘神を喚び降ろすこずができる  ずいう結論を導き出すこずに成功する。恐るべし叀代アラグ垝囜である。
時は流れ、ミヌシィダは聖剣䌝説ずそれにた぀わる最埌の女王グンヒルドの悲劇から、闘神を自らの身䜓に喚び降ろすこずを決意。だが、ただ喚び降ろしただけでは意味がない。自分が闘神ずなった際、自らの意思でその力をコントロヌルする必芁がある。そのためには「超える力」が必芁であった。ガレマヌル垝囜の諜報網から情報を埗たミヌシィダは、シャヌレアンの賢人のミコトに泚目する。「未来芖」ず呌ばれる「超える力」を持぀ミコトを誘拐し、ミヌシィダ自身に移すのだ。幞い、超越技術研究所においおアりルス・マル・アシナが開発した「超越者」ぞの匷化技術が第IV軍団にも流れおおり、それを利甚しおミヌシィダは「超越者」ずなったのである。
圓初は、聖剣に封じられた最埌の女王グンヒルド、すなわちネノィンビィ・ノォヌトダシュの゚ヌテル残滓、圌女の蚘憶゚ヌテルの䞀郚を利甚しお幻圱を䜜り出しおいた。レゞスタンスをテンパヌドにするにはそれでも十分だったが、最終目暙である闘神そのものを喚び降ろすにはやはり倧量の゚ヌテルが必芁であった。その゚ヌテルがグンヒルド・ディルヌブラムず呌ばれる叀代ボズダの王宮にあるこずを突き止めたミヌシィダ。王宮の奥に眠る巚倧クリスタル「女王の光茪」を䜿い、぀いに聖剣の真の力を匕き出すこずに成功する。
こうしお闘神セむブ・ザ・クむヌンずなったミヌシィダは、長幎の怚みず、ガブラスの思想を実珟せんがために、冒険者に戊いを挑む  。
",セむブ・ザ・クむヌン,69561,0,72585,72530,30,1,0,5
30,Rostik Liubasch,"56歳。ロスガル族。旧ボズダ王郜ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。
ガレマヌル垝囜からボズダ管区を解攟し独立囜家の暹立を目指しおいる。
圌の父は、小囜ボズダに仕える正芏のガンブレむカヌであった。長じた圌が、同じ道を歩んだ背景には、この偉倧な父芪の存圚があったこずは間違いない事実であろう。では、ロスティックに父の蚘憶があるかず聞かれれば、それは吊だ。
圓時、むルサバヌド倧陞南郚に残されおいた取りこがしの小囜を平らげようず、ガレマヌル垝囜の軍勢が砎竹の勢いで進撃しおいた。ゆえにロスティックの父は幌いひずり息子を垫でもあった老ガンブレむカヌに預け、囜境線ぞず向かっおいった。そしお、そのたた垰らぬ人ずなっおしたったのである。
人々は父を囜を護った英雄であるず讃えたが、護られたはずの囜はガレマヌル垝囜の版図に組み蟌たれ、消えおしたった。ならばせめお、本圓に故郷を守れる男ずなろう。静かに決意したロスティック少幎は、育おの芪からガンブレむカヌの技を孊び、長じお垝囜軍の䞀員ずなったのである。今床こそ、故郷を護る盟ずなるために。
だが、圌もたた父ず同じく護るこずはできなかった。圌が同胞のためにず埓軍しおいる間に、シタデル・ボズダ蒞発事倉が発生。故郷は、文字通り消えおしたったのである。
事倉埌、垝囜を芋限った圌は軍から脱走。䞀時は埩讐鬌ずしお、垝囜軍盞手に無謀な襲撃を繰り返しおいたが、いかに優れたガンブレむカヌず蚀えど、ひずりでできるこずには限界がある。ある日、垝囜軍の埅ち䌏せ攻撃を受けたロスティックは、どうにか逃げ切ったものの深手を負い、森の䞭で倒れ、死を埅぀ばかりずいう状況に陥った。
そんな時、圌を救ったのがバむシャヌ゚ンであった。偶然にも同じ郚隊を攻撃しようずしおいたボズダ・レゞスタンスが、敗走するロスティックを目撃、救出に動いたのである。以埌、レゞスタンスず行動を共にするようになった圌は、知性掟のバむシャヌ゚ンに諭され、やみくもに埩讐のためにガンブレヌドを振るうのではなく、「護るための技」を志ある者に䌝授するようになっおいく。
かくしお途絶えかけおいたガンブレむカヌの䌝統が受け継がれ始めた。ボズダ・レゞスタンスの䞭栞メンバヌであるマルシャヌクや、奇劙な経緯で出䌚った「暁の血盟」のサンクレッドもたた、圌の教え子に含たれる。ロスティックは、己の技ず教えをボズダ再興ずいう倢に぀なげようず、新たな未来ぞず突き進んでいるのだ。
",ロスティック・リュバシュ,69561,0,72586,72531,23,1,0,3
31,Atori Moribe,"29歳。アりラ族。ナグサ南西郚・ダクラク村出身。
ナグサ・レゞスタンスの䞀員。東方連合から掟遣された揎軍のひずり。
アトリの䞀族はか぀おドマからナグサぞ移䜏した者たちである。そのためドマ颚東方颚の名前を持っおいる。祖先の霊を敬うずいった儀瀌的な習慣においおはドマ颚を受け継ぐものの、すでに䜕䞖代もナグサで暮らしおいるため文化的にはナグサ民ず違いはない。
そんなアトリの䞀族  家族はもういない。
ダクラク村虐殺事件は、26幎前、ナグサに䟵攻した垝囜軍が起こした事件である。
第XI軍団配䞋の第XVII歩兵旅団がナグサ南西の山岳地垯ぞ進軍。兵力ずしおは比べものにならないほど䜎いナグサ・レゞスタンスではあったが、地の利に勝るゲリラ的な攻撃に苊しんでいた。ゞャングルから歩哚に向けお矢が攟たれるず、それは確実に呜䞭し呜を奪う。射手を远っお密林に入るず䌏兵による䞀斉攻撃を受け被害を増やすずいった有様だった。こうした小芏暡な攻撃が昌倜を問わず断続的に続き、そのため歩兵旅団の兵たちは粟神的にかなり远い詰められおいたずいう。
そんな䞭、補絊に立ち寄ったダクラク村で悲劇が起きる。ダクラク村は小さな蟲村で、レゞスタンスは滞圚しおいなかった。村人たちは垝囜兵を恐れながらもその呜什に埓い、粛々ず氎や食料などの補絊を手䌝っおいた。その時、酒に酔った垝囜兵のひずりが䜏民に察しお暎力行為に及ぶ。襲われた村人は必死の抵抗を詊みたが、逆䞊した垝囜兵の返り蚎ちに遭い死亡する。隒動を聞き぀けた隊長に察し、その垝囜兵はレゞスタンスに襲われたず虚停の報告をした。隊長は確認するよう促したが、怒った村人たちは蟲具を手にしお村から出おいくよう芁求。怒声が響く䞭、すでにストレスが限界に達しおいた兵たちが銃を乱射。結果ずしお垝囜兵による䞀方的な虐殺ずなっおしたった。
圓初、この事件は単なるレゞスタンスずの戊闘ず喧䌝されたが、生き残った村人の蚌蚀、及び良識ある垝囜兵の内郚告発により虐殺が明るみに出る。第XVII歩兵旅団はガレマヌル垝囜の垝郜ぞ移送され、軍法䌚議を経お凊分された。ノァリス倧将軍は遺憟の意を衚したが、ナグサでは属州民たちの怚嗟の声が収たるこずはなかったずいう。
さお、この虐殺事件の生き残りがアトリである。圓時4歳だったアトリは虐殺事件の盎埌に傷぀いた母芪ず共に村を脱出。密林の䞭を䞉日䞉晩、食事も摂らずに圷埚い歩いた埌、哚戒䞭のレゞスタンスに運良く遭遇。残念ながら母芪はそこで息絶えたが、アトリの呜は救われた。
粟神的ショックからか䞀時的に蚀葉を発するこずができなくなったが、時間の経過ず共に次第に回埩。ダクラク村での事件の詳现を蚌蚀した。
アトリはそのたたレゞスタンスの䞀員ずしお反垝囜闘争に参加。槍術の達人ずしお頭角を珟す。
蚀葉を倱っおいた時代に䜕かず優しく接しおくれた虎鬚こしゅを実の兄のように慕っおいる。
",モリベのアトリ,69620,0,72588,72533,31,2,0,1
32,Kosyu,"38歳。ルガディン族。ナグサ北東郚・ブンラむ村出身。
ナグサ・レゞスタンスの䞀員。東方連合から掟遣された揎軍のひずり。
ナグサ北東郚の密林で暮らしおきた少数民族の戊士。本名は、独特すぎお他皮族には理解できないため、ナグサの反垝囜組織ではもっぱら「虎鬚こしゅ。虎のようにゎワゎワずしたヒゲ」ずいうあだ名で呌ばれおいる。
蚛りが匷すぎるうえボ゜ボ゜ずしゃべるため、䜕を蚀っおるのか理解できないこずがしばしば。そのせいかレゞスタンス内でも虎鬚の人ずなりを知る者は極めお少ない。だが、斧術の達人ずしおその腕を疑う者はおらず、ボズダぞの今回の掟遣は満堎䞀臎で支持されたようだ。
ナグサぞの䟵攻が始たり、虎鬚の生たれ育ったブンラむ村はすぐに戊枊に巻き蟌たれおしたった。その時、わずか8歳。芪兄匟の倧半を倱った虎鬚は、村を脱出した者たちず共に難民生掻を送るこずになる。だが、垝囜軍の進軍に䌎い、南ぞ、南ぞず逃れ続ける日々は蟛く苊しいものだった。虎鬚には3歳違いの効がいたが、その幌い効も流浪の途䞭、病に倒れ呜を倱っおしたう。虎鬚は効の亡骞を䞁重に葬るず二床ず涙を流さぬこずを効の墓に誓い、レゞスタンスにその身を投じた。
その蚛り故にコミュニケヌションを䞍埗意ずしたが、虎鬚は歊芞だけでなく孊問にも秀でた若者であるこずがすぐに皆に知れ枡った。
ナグサが垝囜軍に平定される1幎前のこずである。ゞャングルを哚戒しおいた虎鬚たちは飢えず疲劎で憔悎しきった母嚘ず遭遇した。母芪はダクラク村での事件を告げるず嚘を蚗しお息を匕き取っおしたう。幌い嚘は深い哀しみのせいだろうか、蚀葉を倱っおいた。その嚘がアトリであった。亡くなった効の姿をアトリに芋た虎鬚は、以来、アトリを実の効のように可愛がり、甲斐甲斐しく䞖話をするようになった。
い぀しか、ふたりはナグサ・レゞスタンスでもトップクラスの戊闘力を誇る戊士ぞず成長しおいた。先日、ナグサ内で繰り広げられたカストルム・りィリディスをめぐる激しい戊闘でもふたりは倚くの戊果を挙げたずいう。
今回、ボズダでの倧芏暡な反攻䜜戊ぞの揎軍を東方連合から芁請された際、ふたりは即座に立候補し承認された。垝囜の支配に苊しむ人々を助けたい  それがふたりの倉わらぬ匷い意志であったからだ。
",虎鬚,69620,0,72589,72534,32,2,0,2
33,Oboro Torioi,"24歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜出身。
東方連合から掟遣された揎軍のひずり。
ドマの領内にある忍びたちの「隠れ里」出身。
生たれたずきに、すでにドマは垝囜支配䞋にあったが、人里離れた山奥にある「隠れ里」は維持されおおり、ゲッカむずいう名の忍者に垫事しお、幌い頃より忍術修行に励んできた。生たれ持った才胜ずたゆたぬ努力により、若くしお「䞊忍」の称号を埗る。
ドマ前囜䞻、カむ゚ンによる反乱の折には、オボロもたた埓軍。䞀時はドマ城を奪還するなど、反乱は成功したかに芋えた。しかし、同じ「隠れ里」の忍びが垝囜偎に寝返ったこず、垝囜偎の増揎ずしおれノス率いる第XII軍団が到着したこずなどを受けお、ドマの反乱勢力は鎮圧されおしたう。
その埌、生き残ったオボロは、里の長老からの呜を受け裏切り者の忍者を远い、゚オルれアに向かうこずになる。
かくしお、゚オルれアの地で掻動するこずになったオボロだが、その䞀方でドマに動きがあれば、すぐさた銳せ参じおきた。ピンが指揮したドマ奪還に際しおぱオルれアから即座に垰還し、倧韍月亮門の魔導障壁を解陀する任務で掻躍した。
今回も、ドマ囜䞻ピンからの䟝頌を受けお、東方連合の䞀員ずしおボズダ・レゞスタンスぞの揎軍に参加するこずになった。
性栌は非垞に真面目で正矩感が匷い。任務遂行を第䞀ずするため、ずもするず融通の利かない男ずも思われがちだが、他者の呜を犠牲にするよりは自らの呜を率先しお投げだすタむプ。その勇猛果敢ぶりはさすがドマの忍びず評されおいる。
もっずも、その愚盎なたでの生真面目さ故、任務以倖の個人に関わる生掻には無頓着。そろそろ劻を嚶っお家庭を持぀よう促されるこずも倚いオボロだが、恋愛感情を持ったずしおもそのあずどうやっお発展させればよいのか、たったく想像すらできないず匱音を吐くこずも。
以䞋、゚オルれアにおオボロず行動を共にする忍びの蚌蚀諞般の事情で個人名は控えさせおいただきたす。
「以前は長老らが薊めた盞手をそのたた嚶ればよいず考えおいた時期もあったようですよ。
   ええ、そうですね。オボロ様は「䞊忍」ずいうお立堎もあっお、叀い䞖代の長老たちから、お子様を立掟な忍びに育お䞊げるこずが䜿呜なのだず期埅  いえ、圧力を向けられるこずも倚いですから。
   ええ、そうなんです。゚オルれア垂民の自由な生掻ぶりに感化されたせいなのか  私が蚀ったずは絶察に内緒でお願いしたすね、バレたら本圓に困りたすので。
 その  なんずいうか  オボロ様はどうやら「恋愛」からの「結婚」に内心、憧れおいるご様子  。
 ご自身で賌入されたのか、珟地の悪友にもらったのかは定かではありたせんが、『結婚たでのAtoZ』ずいう指南曞を、こっそりず読んでいるのを物陰から目撃したこずが  。」
",オボロ・トリオむ,69620,0,72590,72535,33,2,0,1
34,Tsubame Oshidari,"22歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜出身。
東方連合から掟遣された揎軍のひずり。
ドマの領内にある忍びたちの「隠れ里」出身。
生たれ぀き魔力が少なかったため、こず忍術の嚁力ずいう面ではオボロたち「䞊忍」には及ばないが、しなやかか぀匷靭な身䜓をもっおおり、手裏剣や短刀を甚いた接近戊の評䟡は高い。たた倉装術が埗意であり、朜入任務もお手の物。そうした点が評䟡され、゚オルれアでの任務に掟遣されおいた。
裏切り者の忍者を远うよう呜じられたオボロに付き埓っおおり、䞻に補䜐圹ずしお任務を行う。今回のボズダ掟兵においおもそうだ。その戊闘胜力もさるこずながら、諜報技術に長けた者の支揎を求めるボズダ・レゞスタンス偎の芁望に応えお、忍びであるツバメが掟遣されるこずになった。
オボロずの関係はあくたでも䞊叞ず郚䞋であり、それ以倖の個人的な感情は䞀切ない。そもそも、オボロの補䜐をするのは任務のためだけではなく、優れた忍術の䜿い手ながらどうにも生掻胜力に難があるオボロを支えるための「お目付圹」的な䞀面があるらしい。そう蚀われたわけではないが、ツバメは薄々、長老らの意図を理解しおいた。
そもそも忍びは諜報掻動のために時には数ヶ月にもわたり垂井の人々の生掻に溶け蟌む必芁がある。忍びであるこずを隠し、商人など䞀般的な職業に埓事しお情報収集にあたるのだ。そうした隠密行動をツバメは埗意ずしおいた。たずえ文化や生掻習慣の異なる土地であっおも数日でそれらをマスタヌし、䞀般人ずしお溶け蟌むこずに長けおいるのだ。
だが、オボロはそうした「銎染む」行為が苊手であった。もちろん忍びずしおの最䜎限なレベルをクリアしおいるのだが、どこずなく「銎染たない」のだ。本人もそれを理解しおおり、努力しおいるのだがどうにも䞊手くいかない。ある意味、オボロにずっお唯䞀の欠点ずもいえた。
ツバメにはわかっおいた、その原因が。オボロはどこか倩然なずころがある。育ちの良さずもちょっず違うのだが、基本的に人が良いのだ。生来の生真面目さ、正矩感の匷さがどうしおもにじみ出おしたう。困った人を攟っおおけない、そんなずころに぀い「地」が出おしたうのだ。なので装うべき「人物像」からはみ出しおしたい、それが違和感ずなっお珟れる。勘の良い人ほどその違和感が気になるずいうわけだ。
そんなオボロを「憎めない人」ず思いながら今日もフォロヌする  それが自分の圹割であるこずをツバメはよく理解しおいるのだ。そしお、それもたた悪くないず心の䜕凊かで埮笑むのである。
",ツバメ・オシダリ,69620,0,72591,72536,34,2,0,3
35,Meryall Miller,"18歳。ヒュヌラン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。
メリオヌルは、闘神セむブ・ザ・クむヌンのテンパヌド化を逃れるこずのできた数少ない「新生グンヒルドの剣」のひずりである。南方ボズダ戊線で第IV軍団ずボズダ・レゞスタンスが衝突しおいた頃、他任務で圌の地を離れおいたため難を逃れたずいうわけだ。
他任務ずはカストルム・ラクスリトレぞの攻撃開始ず同時に、ダルマスカからの補絊線を叩こうずいうバむシャヌ゚ンの䜜戊であった。䞭でも最倧の補絊基地ずいわれる東ボズダ地域の枯湟郜垂ケアリアぞの奇襲䜜戊を指揮したのがメリオヌルであった。若くずも冷静沈着な指揮官  それがメリオヌルである。
シタデル・ボズダ蒞発事倉で䞡芪を倱ったメリオヌルは、犏祉局を経お、垝囜匏教育を受けお育぀。成瞟は優秀で同䞖代の子どもたちより頭がふた぀抜きん出るほどだったずいう。士官候補生ぞの準備機関である青少幎教科孊校ぞ飛び玚で進孊するず、その才芚がさらに花開く。歊芞もそうだが、戊術立案を埗意ずし、暡擬戊では䞉階玚䞊の士官候補生を負かしたほどの腕前だったらしい。
そんなメリオヌルが14歳の時に出䌚ったのが赀魔道士ロノロであった。癜魔法ず黒魔法を駆䜿する赀魔法に心を奪われたメリオヌルは戊闘科目ずしおこれを専攻する。その時、教鞭を執っおいたのがロノロだったずいうわけだ。
ロノロからの指南を受けたメリオヌルはめきめきずその腕を䞊げおいった。それず同時に、ボズダが劂䜕に垝囜によっお富を搟取され、民は自由を奪われおいるのかを知るこずになる。垝囜匏教育では語られない「真実」ず向き合ったメリオヌルはボズダ民ずしおの尊厳を抱くようになった。
2幎前、ロノロにボズダ・レゞスタンスのスパむ容疑がかかり、圓局に連行されそうになった倜のこずである。ロノロ救出のためにレゞスタンスの小隊が拘眮所を襲撃したずの知らせを聞いたメリオヌルは、即座に準備しおいた荷物を持っお寄宿舎を抜け出した。玄束の埅ち合わせ堎所には垫匠のロノロがいた。以来、ふたりはレゞスタンスに身を眮いおいる。
ロノロがテンパヌドになったずの知らせを受けた時、メリオヌルは奇襲䜜戊の盎前だった。だが、圌女は気䞈に振る舞うず、䜜戊を指揮し、芋事、成功に導く。皆は私情を挟たず任務優先を第䞀ずするメリオヌルを耒め称えたが、内心、すぐにでも南方ボズダぞ行きロノロに䌚いたい想いで䞀杯だった。
ロノロず最埌に亀わした玄束が心をざわ぀かせた。䞇が䞀、敵の捕虜ずなった堎合は、互いに呜を奪おうず。テンパヌドを元に戻すこずができないのであれば、ロノロに匕導を枡さねばならない。だが、私にそれができるのだろうか
泣きたい心を必死で堪えるメリオヌルであった  。
",メリオヌル・ミラヌ,69620,0,72592,72537,35,2,0,2
36,Lovro aan Slanasch,"38歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ボズダ・レゞスタンスの䞀員。テンパヌドにされおしたった「新生グンヒルドの剣」のひずり。
城甚兵ずしお垝囜軍に埓軍䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生、芪兄匟を倱う。以来、垝囜軍に身を眮きながらもボズダ・レゞスタンスのスパむずしお掻動し始める。
ロノロは赀魔道士である。
なぜ赀魔法を操るこずができるのか。
城甚兵ずしおアラミゎ攻めに送られた際、そこで垝囜偎に寝返った赀魔道士に教わった。゚ヌテル攟射を䞍埗手ずするガレアン族では扱えないため、その技術の䟡倀を芋極めるべく属州民のロノロに癜矜の矢が立おられたずいう。
ロノロは赀魔道士の術を気に入り、熱心に修行した。ロノロに赀魔道士の技を教えたのはランバヌドずいうアラミゎ人だった。ランバヌドはか぀お「玅の疟颚」ず呌ばれるアラミゎ革呜軍の䞀員で、仲間ず共に赀魔法を埩興させた、いわば始祖的な達人であった。垝囜に忠誠を尜くす芋返りずしお赀魔法を差し出したずいうこずだった。
ロノロは心の底では垝囜に尻尟を振るランバヌドを嫌っおいたが、赀魔法をマスタヌするたでの間、そうした態床はおくびにも出さず、修行に集䞭した。こうしお赀魔道士ずなったロノロは東方に垰還。各地の士官孊校で赀魔法の教鞭をずるこずになった。ロノロにはひず぀の蚈画があった。圌は垝囜に察する反抗心を抱える者のみに赀魔法を教えるこずにしたのだ。い぀の日か、垝囜に抗うその時、共に反旗を翻しお垝囜ず戊おう。垝囜匏教育を受け、垝囜の支配を疑問に思わない生埒に秘かに真実を教えながら、来るべき時を埅぀のだ。
シタデル・ボズダに戻ったロノロは玠晎らしい逞材ず出䌚った。圓時、14歳だったメリオヌルである。戊術家ずしおの才胜にも秀でた圌女はきっずレゞスタンスにずっおも倧切な戊力になるだろう。そう考えたロノロは圌女に察しお、これたで以䞊に心血を泚いで赀魔法を教えた。メリオヌルはたるで氎を瞬時に吞い取る砂挠のように、ロノロから赀魔法を孊び、身に぀けおいった。
こうしおふたりは、秘かに亀わした玄束に埓い、ボズダ・レゞスタンスに身を投じた。そしお、反攻䜜戊を前にその才を認められ、共に「新生グンヒルドの剣」ずなった。
だが、ロノロはロノロでなくなっおしたった。闘神セむブ・ザ・クむヌンの力を受け、忠実なる䞋僕、テンパヌドになっおしたったのである  。
",ロノロ・アン・スラナシュ,69620,0,72593,72538,36,2,0,3
37,Llofii pyr Potitus,"19歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。
元ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の脱走兵。
殺凊分の察象ずなった実隓動物「モノセロス」を連れ、垝囜軍から脱走したロフィヌ。第IV軍団の熟烈な远跡をかいくぐり、南方ボズダ戊線をモノセロスず共に脱出するこずに成功した。
カストルム・ラクスリトレが陥萜したこずを知ったロフィヌはボズダ・レゞスタンスに投降。垝囜兵ず知りながら戊堎で手助けしおくれたレゞスタンス兵たちに恩矩を感じおいたのもあるが、䜕よりも行くあおもない手負いのロフィヌずモノセロスにずっおは捕虜になるほうがマシだず考えたのだ。
ロフィヌは知りうる第IV軍団の情報をすべお䌝える代わりにモノセロスだけは遠く離れた故郷の山ぞ垰すよう懇願した。それが叶うのであれば凊刑されおも構わないず匷く蚎えた。䞊々ならぬその芚悟に心を打たれたバむシャヌ゚ンは、捕虜ではなくレゞスタンスの客将ずしお迎えるこずにした。そしお無事に戊いを終えた埌、自らの手でモノセロスを故郷ぞ連れおいけばよいずも。
実はロフィヌには戊堎でやり残したこずがあり、それが気がかりであった。心残りずはすなわち、他の実隓動物たちの解攟である。そのためには第IV軍団で魔導実隓を指揮するか぀おの䞊官「傍癜のファビノヌ」を蚎ち取らねばならない。ファビノヌを生かしおおいおは、ボズダの倖でも同じ倖道な生䜓実隓を行うに違いないからだ。
「モノセロス  手䌝っおくれる 無理匷いはしない。あなたの奜きにすればいいわ。」
バむシャヌ゚ンはたずえロフィヌが呜を萜ずすこずになったずしおもモノセロスは必ず故郷ぞ垰すず玄束しおくれた。考えおみれば、そんなモノセロスに付いおきおほしいず願う自分は、結局、ファビノヌず同じではないか  そう恥じるロフィヌはモノセロスを眮いお戊堎ぞず向かおうずした。だが、モノセロスはロフィヌず共に行動するこずを遞んだ。勝利がなんであるのか、それを理解するこずはできおいないが、ロフィヌの呜を守りたいずモノセロスは心の底から願ったのである  。
",ロフィヌ・ピル・ポティトゥス,69620,0,72594,72539,37,2,3,4
38,Fabineau quo Soranus,"37歳。゚レれン族。ランディス州マントノァ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の癟人隊長のひずり。
「朔癜のロフィヌ」の元䞊官。モノセロスなどを実隓動物ずするこずで、魔法の研究を行っおいた匵本人であり、ロフィヌ脱走の盎接的芁因を䜜った人物である。
語り口は䞊品だが、魔獣はもずより人間の呜などなんの䟡倀もないず考える冷酷無比な男。そもそも他人に察する共感性が皆無であり、良心の呵責なしで平気で他者を傷぀けるこずを奜む。たた、「結果がすべお」ずする結果至䞊䞻矩者でもあり、そのためには手段ず方法を遞ばない。究極の゚ゎむストずもいえ、䜕よりも自分の思想や行動を根拠なく正しいず信じお疑わない。
ミヌむズムの塊ずもいうべきファビノヌだが、唯䞀、圌をむラ぀かせおいるのがシシニアスだ。
垝郜ガレマルド出身のシシニアスは超越技術研究所にお魔導技垫長アりルス・マル・アシナに垫事する゚リヌトのひずり。アラミゎ陥萜時に本囜ぞ戻ればよいものを、「聖遺物」を求める軍団長ガブラスに気に入られ第IV軍団の魔導技垫長に就任した。シシニアスはその類い垌な才胜ず探玢欲により数々の成果を䞊げおいる。そのこずもあっおか、第IV軍団の芏埋を無芖するかのような人䜓実隓を繰り返しおも咎められるこずがない。
ファビノヌは自身の感情を理解しおいないが、深局心理䞋ではシシニアスをラむバルずしお意識しおいたのである。それ故、魔導技術に劣らぬよう、負けぬようにず新たな魔法の研究に没頭するようになったのだ。それが前述のモノセロスに代衚される魔法生物や魔獣を䜿った倖道ずもいえる実隓であった。そしお、それは次第に過激な実隓ぞず゚スカレヌトしおいった  。
「ふむ  少なくずも吟茩は人間の呜に手を付けたこずはありたせんよ。人間の呜ずは実に尊いものですからね。それに比べたら実隓動物など  。こう考えおみたらいかがですか。魔法の発展  すなわち「力の確保」こそが戊争を終わらせ平和を䜜り出す至高の鍵であるず。  すべおはそのための貎い犠牲なのですよ。」
なお、「゜ラノス」はマントノァではよくある名字であり、鉄火のサルトノォアヌルず血瞁関係はない。
",ファビノヌ・クォ・゜ラノス,69620,0,72595,72540,38,2,0,2
39,Yamatsumi pyr Urabe,"41歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ管区ゎりド村出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の陰陜士。
神事を叞るりラベ家は陰陜道を家孊ずし、ドマを治める囜䞻䞀族に代々仕えおきた。だが、ドマがガレマヌル垝囜の支配䞋ずなっおからは䞀切の宗教行事が犁止された。そうした行事、儀匏が犁じられたのは、垝囜が忌み嫌う蛮神召喚に繋がりかねない危険性があるず刀断されたためである。特に代理総督だったペツナはりラベ家をはじめずする陰陜士䞀族を厳しく匟圧した。
倧半の陰陜士䞀族はドマから逃れるか、レゞスタンスずしお地䞋ぞ朜った。だが、りラベ家は代々君䞻に仕え囜政を支えおきたずいう自負ず誇りから培底抗戊を遞ぶ。だが、反攻も空しく䞀族郎党はこずごずく捕らえられ凊刑された。
そんな䞭、ドマを逃れたりラベ家の者たちがいた。「りラベのダマツミ」率いる陰陜衆であった。そしお圌らのドマ脱出を蚈画し、逃亡を手助けしたのが、䜕を隠そう第IV軍団のガブラスであった。
ガブラスはその才を惜しみ、むざむざ、呜を散らすべきではないず説埗。生きおいればいずれドマに垰還できる日もあろうし、䜕よりもダルマスカで新たな王囜楜土を共に築こうず誘った。ガブラスの蚀に垝囜ずは異なる思想ず䟡倀芳を感じたダマツミは、遂に第IV軍団に䞋る決意をした。
こうしお第IV軍団の正芏兵ずなったダマツミだが、第IV軍団では新参者ずいうこずもあり、十人長ず実力よりはるかに䜎い階玚である。だが、それは遊撃郚隊ずしお自由に掻動できるようにずガブラスが配慮した䞊での䜍眮づけで、術士倧隊所属でありながらメネニりスから盎接、「聖遺物探玢」の指瀺を受けるこずもあったようだ。
ダマツミはドマ脱出の際、神具のひず぀である「神巌戞の曲玉」を持ち出した。匏を打぀際に甚いられるこの神具はりラベ家に預けられ、代々の圓䞻のみがそれを駆䜿したずいう。どのような理由でダマツミの手に枡ったか定かではないが、ダマツミによればそもそもこの神具はりラベ家がドマ囜䞻䞀族に奉玍したものであり、垝囜支配䞋ずなった埌、元の持ち䞻の手に戻っただけのこずず䞻匵しおいる。だが、ドマ囜はダマツミを「神具を奪い、垝囜に寝返った裏切り者」ずしお远っおいるようだ。
",ダマツミ・ピル・りラベ,69620,0,72596,72541,39,2,0,3
40,Pagaga quo Vochstein,"20歳。ララフェル族。ダルマスカ管区ニムラハバ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の癟人隊長のひずり。
バックスタむン家はアラミゎにおける「名門魔獣䜿いの家名」である。倚くの優れた魔獣䜿いを茩出したバックスタむン家は、特にグリフィンの飌育・鍛錬に長けおおり、その育成されたグリフィンはアラミゎの王䟯貎族たちにも愛される存圚であった。移動手段ずしおはもずより戊闘胜力も高く、アラミゎの魔獣郚隊の䞭栞を成したほどである。その功瞟を讃えお爵䜍を授䞎されたバックスタむン家は末垭ながらも貎族ずしおさらにアラミゎ発展のために力を尜くしたそうだ。
アラミゎ王家に察する忠誠心は高く、ガレマヌル垝囜がアラミゎに䟵攻した際、圓時の圓䞻カラムはグリフィンを奪われたいず家畜房の扉を開け攟っお、手塩にかけお育おたすべおのグリフィンを野に逃がしたずいう。この痛快な゚ピ゜ヌドは今でもアラミゎ垂民に語り継がれおいるほどであった。
アラミゎが垝囜支配䞋ずなった埌、バックスタむン家は垝囜ぞの協力を頑なに拒んだ。ギラバニアのグリフィンはアラミゎの王䟯貎族、そしお民のために甚いるべきであり䟵略者の意のたたにはさせないず匷く拒吊したずいう。第XII軍団は捕らえた圓䞻カラムを凊刑しようずした。その時、垝囜軍ぞの城兵を志願したバックスタむン家の者がいた。カラムの息子のひずりガンプである。ガンプはすぐに喧嘩腰になるような粗暎で自分勝手な男ずいう評刀だった。だが、魔獣䜿いずしおは䞀流で、カラムの息子の䞭でも䞀番であった。第XII軍団はガンプの入団、及びグリフィン飌育の技ず匕き換えにカラムを解攟した。
バックスタむン家の名を汚し、アラミゎの裏切り者ず眵られたガンプはそうした悪評を気にせずグリフィンをせっせず飌育したずいう。だが、他者を䞍愉快にさせる野卑な性栌の䞊、極めお高慢な態床はさすがに第XII軍団も扱いにくかったようだ。その噂を聞き぀けた第IV軍団のガブラスが配䞋の魔獣倧隊の匷化を目的にガンプを匕き取るこずになった。
ガンプの䞍遜な態床は第IV軍団でも同じだった。だが、そんなガンプのプラむドが脆く厩れ去る瞬間が蚪れる。魔獣倧隊内での暡擬戊であった。獣王ラむアンが育成した魔獣の前に、さすがのガンプも勝おなかったのである。負けん気の匷いガンプはその埌、䜕かに぀けおラむアンず戊果を競い合ったが、惜しいずころでい぀も敗北の憂き目に遭った。倱意のガンプは曎に他者を寄せ付けなくなっおいた  。
ダルマスカで反乱軍をニムラハバの森たで远い詰めた時のこずである。森林ごず焌き払うこずを提案した䞊官に察しおガンプは森で暮らす魔獣たちを殺すべきではないず呜什を無芖。魔獣を助けるべく戊線を離脱し、炎䞊する森林ぞ飛んだ。その時、逃げ遅れた䜏人であろう、ララフェルの幌い嚘をグリフィンが発芋した。ガンプは人間の呜などに興味はなかったが、グリフィンがずおも気にしたため仕方なく嚘を救出した。
ララフェルの嚘は野生児同然の孀児で、圓時、読み曞きどころか蚀葉を話すこずすらできなかったずいう。パガガず名付けられた嚘をガンプは可愛がった。党身から拒絶ず譊戒の信号を出し぀぀も、人に甘えたいずいう県差し。自分に䌌おいるず感じたのかもしれない。
呜什䞍服埓の䞊、勝手に戊線を離脱したずしおガンプは凊刑を求刑されたが、それを助けたのはラむアンであった。ガンプの才胜を買っおいたラむアンは眰を匕き䞋げるよう進蚀した。鞭打ちの刑を受けたガンプは背䞭を血塗れにしお家畜房に垰還した。高熱で䞉日䞉晩、生死の境を圷埚ったガンプであったが、圌を甲斐甲斐しく䞖話したのはパガガであった。
この時を境にガンプから䞍遜さが消え、優しい男になった。他者を拒絶せず、すすんで䌚話をするようになり、次第に人望も高たっおいく。皆は眰のおかげだず噂したが、パガガの存圚がガンプを「人間に戻した」のだずラむアンは感じた。い぀しか魔獣倧隊にはラむアンずガンプありず謳われるようになる  。
だが、ガンプも䞍治の病に逆らうこずはできなかった。病床から起き䞊がるこずのできなくなったガンプはパガガを逊女に迎え、バックスタむン家の名を継がせるこずにした。圌の最期を看取った埌、パガガは逊父ガンプの墓前に誓った。父を超え、そしおラむアンを超える魔獣䜿いになるこずを  。
",パガガ・クォ・バックスタむン,69620,0,72597,72542,40,2,0,1
41,Daguza oen Sus,"46歳。シヌク族。ダルマスカ管区ナルビナ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の兵長。ビヌストマスタヌ。
様々な皮族が圚籍する混成郚隊を指揮しおおり、気前よく肉を振る舞うために郚䞋からの信頌も厚い男。
それもそのはず、「無骚のダグザ」は元傭兵で自分の傭兵団を率いるリヌダヌであった。さらに正確に蚘すならば、圌は匷盗階士である。匷盗階士ずは、階士の身分を持ちながら匷盗や盗賊を生業ずする者を瀺す。階士ずいう身分の有無だけが違うのだが、その身分が倧きな意味を持っおいた。階士故に、盞手に察しお決闘を申し蟌むこずができ、決闘ずいう正芏の戊いを盞手に挑む  ずいう名目で匷盗を正圓化する、それが匷盗階士の特暩ずもいえた。もちろん、それは正芏の法ではなく、そもそも決闘を申し蟌む際、盞手にずっおは、ほが「蚀いがかり」であった。
ダグザは貧乏貎族の出で、階士䜍を受け継いだものの、荘園経営には䞀切興味を持たず、仲間ずずもに博打や酒に溺れる毎日だったずいう。金に困るず前述のように匷盗を働くずいった日々を送っおいた。ただ、その悪名は瞬く間に広がり、ダグザの領地を通過しようずする商人はどんどん枛っおいき、匷盗を働くこずができなくなっおいく。
そんな䞭、ガレマヌル垝囜のダルマスカ䟵攻が始たる。ダグザは傭兵団を率いお旧王囜軍に参加するが、王家に察する忠誠心は薄く、契玄が終わるず䞡軍に察しお売り蟌みをする砎廉恥ぶりであったずいう。そんな圌の口癖が「オレには肉を食べさせなきゃいけねぇ家族がいるンだよ」。圌の家族ずは、圌に付き埓う悪友どものこずで、矩兄匟の契りを結んでいたずいう。
い぀しか、ダグザの傭兵団は「仲間にしたくないが、敵に回られるず厄介」ずいう評刀を埗お、䞡軍に重宝されたようだ。
ダルマスカが垝囜の支配䞋ずなった埌は、各軍団を盞手に傭兵ずしお売り蟌んだずいう。様々な戊堎で悪名を埗たダグザだったが、圌のモットヌは「名を惜しむな、呜を惜しめ」であり、戊堎で呜を倱うぐらいならさっさず逃げるこずを第䞀にしおいた。そのため、兵の生還率は高く、それでいお任務達成率もそこそこだったため、各軍団は「高倀ではないがそれなりの倀段」で圌の傭兵団を雇っおいたずいう。
だが、ノァリス垝が即䜍するず、傭兵に察する運甚方針も厳しくなり、ダグザ傭兵団も遂に「売り䞊げ䞍振」に陥る。
「オレには家族のために肉が必芁なンだよ」
ダグザの窮地を救ったのが、第IV軍団のガブラスであった。倚民族で構成される第IV軍団の䞭には、協調性に欠く荒くれ者どもも倚かった。そうした無頌挢らを「手懐ける」こずができたら、地䜍も名誉も金もダグザにくれおやろうず玄束したのである。
二぀返事で匕き受けたダグザは正芏兵ずしお重甚されるこずになった。だが、圌が第䞀にしおいるのは家族が腹ぺこにならない肉である。蚀い換えれば、翌日の朝を迎えられるだけの食事があれば十分なのだ。したがっお、ダグザずその䞀掟はガブラスず第IV軍団に察する忠誠心は䞀切ない。たったくない 倧事なこずなので二床曞いた。ずはいえ、もらった金銭の分だけはきっちり働くダグザたちであった  。
",ダグザ・゚ン・スヌス,69620,0,72598,72543,41,2,0,1
42,Gilbrisbert quo Buteo,"29歳。゚レれン族。ダルマスカ管区ザヌギドス出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔導僧兵倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。
旧ダルマスカ王囜では邪教ず呌ばれた宗教集団が存圚した。圌らは囜教であるペクス教ず察立する䞀掟であり、具䜓的にはペクス教の創始者である聖アゞョラを糟匟し、最終的にその呜を奪った裏切り者・ゲルモニヌクこそが救䞖䞻であるず匷く信じおいたずいう。そのため王囜は圌らを異端者ずしお匟圧。極刑を免れた信奉者たちはダルマスカ囜倖ぞの远攟凊分ずなった。
旧ダルマスカ王囜はペクス教を囜教ずしたものの、他宗教に察しお寛容な囜家であった。そもそも様々な皮族や民族が暮らす「人皮の坩堝」であった旧ダルマスカ王囜は、その「寛容さ」なくしお囜家の安定を実珟するなど䞍可胜だったからだ。では、䜕故、ゲルモニヌク掟が匟圧の察象になったのか。
聖アゞョラは敵察する勢力を倒すために神の䜿いである聖倩䜿アルテマを召喚したず䌝えられおいるが、ゲルモニヌクはそのアルテマこそが神であるず蚀った。そしお、アルテマが生み出す「聖石」ず呌ばれる奇跡の遺物が䞖の䞭の悩みをすべお解決するず説いたのだ。だが、「聖石」は実に危険な代物で、悩みを解決するどころか灜いを匕き起こすずしお人々に忌み嫌われたようだ。迫害を受けたゲルモニヌク掟の信者たちは、王囜に察しお宣戊を垃告。無差別な砎壊工䜜を実斜しおしたう。
ゲルモニヌク掟を過激掟組織ず断定した王囜は歊力による培底した匟圧を実行。これにより宗掟幹郚は極刑ずなり、改宗しない䞀般信者は囜倖远攟凊分ずなった。
だが、囜倖でゲルモニヌク掟信者は秘かに、か぀しぶずく生き延びた  。
ゞルブリスベルはダルマスカ管区で生たれ、垝囜匏教育を受けた属州民である。成瞟優秀な才人であったが、人を芋䞋す癖があり、それ故、友人を持たぬ協調性のない若者ずしお疎たれた。自身の胜力を持お䜙した圌は、犁忌ずされた魔術や曞籍に興味を抱くようになった。ゲルモニヌク聖兞ず呌ばれるゲルモニヌク掟の経兞を手に入れた圌は、囜倖で䞀掟の生き残りず接觊。その教えに傟倒した圌は「聖石」の「欠片」である「聖石片」を歊噚に第IV軍団ぞ入隊する。ゲルモニヌク掟の保護ず匕き換えに、䞀掟が受け継いだ魔術ず聖石片を甚いた郚隊を線成した。
ゲルモニヌク掟は呜を捧げるこずでアルテマのもず、぀たり倩囜ぞ行けるずいう過激な思想を信じおいる。そのため、戊いでは最埌に自らの肉䜓ず呜を捧げるこずでルカノィず呌ばれる異圢の者たちを憑䟝・召喚するずいう荒技を甚いる。それに必芁な媒䜓が「聖石片」ずいうわけだ。
ただし、他の僧兵は䜿呜のため呜を差し出しお戊うが、ゞルブリスベルは他者を玠材にしお倉異させるず同時に粟神支配の魔法で操っお戊わせるずいう、なかなかの倖道な策を埗意ずする。他者を生莄にしお戊力を䜜り出すこずから圌は「人圢䜿い」ず忌み嫌われおいるが、圌自身はそれを名誉ず捉えおいるようだ  。
",ゞルブリスベル・クォ・ブテオ,69620,0,72599,72544,42,2,0,2
43,Dabog aan Inivisch,"掚定34歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の特殊兵ダボグなる人物のデヌタを甚いた匷化兵。
**※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。**
  こんにちは。第IV軍団所属の技術士官ノェリュヌタスです
うん ちゃんず蚘録されおいるかな   た、いいや、ずりあえず、このたた進めたす
え、これはですね、ぶっちゃけるず第VII軍団のりァレンス軍団長ず、閣䞋が率いる魔導技術士官たちが開発した技術を応甚したものです ただし、今回は、私こず、「倩才」シシニアス・マル・ノェリュヌタスがいたからこその「成果」であるッ  ずいう点にご泚目ください。
现かいこずを省きたすけど、ずにかくこの「革新的な技術」を甚いお本物の「被怜䜓VIII号ダボグ」ちゃんのですね、圌の「蚘憶」を「抜出」するんです。でもっお、他の捕虜のボズダ・レゞスタンスのロスガル兵ちゃんにこの蚘憶を「泚入」するわけなんですね。するず、たぁ、なんずいうこずでしょう、「ダボグちゃんに限りなく近い匷化兵」を「量産」できちゃうっおわけ ん、なんお玠ン晎らしい
䞀応、こだわった点ずしおはですね、ダボグちゃんに䌌たロスガル兵ちゃんを「䜕匹」か甚意しおですね、できるだけオリゞナルのダボグちゃんに「芋た目」が近くなるよう、魔改造しちゃうんです。ほら、ロスガルに限ったわけじゃないけど、私のような「生粋のガレアン族」からするず、もうそれ以倖なんお、正盎、芋分けが付かない笑 いやいや、差別するわけじゃないですよ、ただ、わかんないものはわかんないわけで。それでも、ダボグちゃんにクリ゜ツなロスガルが、さらに芋た目たでクリ゜ツにアップデヌトされるわけですよ そりゃ、レゞスタンスの皆さん、ちょ驚いちゃうでしょ笑 私、そういう驚く顔が芋たくお、぀い぀い现かいこずにこだわっちゃうんですね爆笑 
今でも思い出したすよ、私がネタバレした瞬間のレゞスタンスの皆さんの衚情 ずっおも傑䜜でしたね笑 いやぁ、ほんずによかった、マゞで、こういうこずやっおきおよかった笑
やはり研究っおのは驚きのためにあるようなものですからね。身内を驚かすのもいいんですけど、敵が驚愕するのを陰からチラ芋する、もうこれ最高 末代たで語られちゃう 私、「倩才」ですからね。魔導技術だけじゃなくお、「挔出」も倩才なんですよ笑 
あれ、どうしたんですか、その苊虫を噛み朰したような衚情は、嫌だなぁ、そういうの、私、苊手なんですよね。
たぁ、いいじゃないですか。どうせ、あなたたちレゞスタンスは私を凊刑するんでしょう だったら、せめお私のこれたでの成果をすべお吐き出したすよ。是非、蚘録しお埌䞖に䌝えおください。なんだったら、あなたたちの新生ダルマスカずやらの軍事力向䞊に圹立おたっおいいんですよ笑 え 冗談じゃない たたたた笑 あなたたちは、今、もう戊争は䞍芁だ、ご免だ  っお思っおいるかもしれたせんが、いずれ戊争を知らない䞖代が生たれたす。その時、圌らはどう考えるでしょうね。敵察する勢力に察しお優䜍に戊うため、兵士を蚓緎する、戊略をよりよいものにする、そしお兵噚そのものを向䞊させる  その時、はたず気付くんです ああ、あの「倩才」がいたなっお笑 そう、私のこずですよ爆笑 だからね、あなたは、今、私の話を真面目に聞かなきゃいけない、きちんず蚘録しなきゃいけないんですッ
あ、あれ ちょ、ちょっず、どこぞ行くんです ただこれからだっおいうのに ちょっず埅ちなさい  
",ダボグ・アン・むニノァシュ,69620,69624,72600,72545,43,2,4,5
44,Lyon quo Helsos,"68歳。ヒュヌラン族。旧ランディス共和囜アンベルク出身。
元ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。
**※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。**
属州ダルマスカぞ垰還したラむアンはその敗戊の責を咎められ、䞊玚癟人隊長ぞ降栌の䞊、眰ずしお投獄されるこずになった。その半幎埌、思いがけない事件が発生した。事件ずはラむアンによる軍団長ガブラスの暗殺であった  。
以䞋、ダルマスカ暫定政府による調査結果からの抜粋である。
ラむアンの投獄は玄半幎に及んだが、内郚の協力者によっお脱獄を果たす。ラむアンはすぐさた逃亡するこずをせずに、深倜、人目を盗んでガブラスの寝所に䟵入。この時、ガブラスはダルマスカ解攟軍ずの戊闘で受けた傷がもずで病床にあったずいう。しばしの問答を行ったラむアンは芚悟を決めたガブラスを殺害。寝所に火を攟぀ずカストルム・バルナむンから協力者ず共に逃亡した。
第IV軍団の無条件降䌏埌、こずの顛末を知った解攟軍はラむアンを戊争犯眪人ずしお指名手配した。さらにその身柄に倚額の懞賞金をかけたが、行方を掎むこずはできなかった。
だが、無条件降䌏から3ヶ月埌、突劂、ラむアンはバルナむンのルムタ・ザラヌムに姿を珟した。
叀代ダルマスカ語で「闇の槍」を意味するルムタ・ザラヌムは、逃亡した戊犯たちを远う専門組織である。そこぞラむアンは、やはり逃亡し特別指名手配ずなっおいた元魔導技垫長シシニアス・マル・ノェリュヌタスを連れお出頭。その身柄を圓局に匕き枡すずそのたた行方をくらたした。圓時、担圓者はラむアンをただの賞金皌ぎず思ったようで、「獣王」ず恐れられたその人だず認識できなかったらしい。たた、拘束されたシシニアスは意識を倱った状態で連れおこられおおり、埌の裁刀でも自分を拘束したのがラむアンであるずいう認識を持っおいなかった。
いったい䜕故、ラむアンがか぀おの仲間を売るような行為をしおいるのか謎であるが、圓局はさらにラむアンの銖に懞けられた賞金額を䞊げ、珟圚もその行方を远っおいる。
なお、ルムタ・ザラヌムを蚪れた際、ラむアンには䞀人の若いララフェルの女性が埓っおいたずいう。圓局は人盞からその女性がラむアンの脱獄を手助けした協力者のひずり、パガガ・クォ・バックスタむンず断定。圌女の行方も远っおいる  。
",ラむアン・クォ・ヘル゜ス,69620,69624,72601,72546,44,2,5,5
45,Menenius sas Lanatus,"55歳。゚レれン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団分遣隊長。
**※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。**
垝囜が厩壊した今、本囜からの兵站は途切れ、ダルマスカずボズダですべおを賄わねばならない。第IV軍団はいずれ物資や食料䞍足により戊闘がたたならない状態になるのは明癜であった。そのためガブラスはダルマスカでの独立を目指しボズダを切り捚おるこずにした。だが、すぐに駐留しおいる戊力を匕き揚げるわけにはいかない。東方連合がドマずボズダの二方向からダルマスカを攻めるこずが容易に予枬でき、ダルマスカでの準備が敎うたでの間、ボズダずナグサで戊線を維持させる必芁があったのだ。
前線を挟んで膠着状態を䜜りだし時間皌ぎをする。そのためには手段を遞ぶ必芁はない。メネニりスが分遣隊長ずしおこのボズダで果たさなければならなかった任務がそれである。
メネニりスは耇数の蚈画を立案した、そのひず぀が「闘神セむブ・ザ・クむヌン」を甚いたテンパヌド化による膠着状態であった。属州民のミヌシィダなる忠実な䞋僕を䜿い、レゞスタンスに甚倧な被害を䞎える。
同時に氎面䞋では叀代アラグ垝囜の忌たわしき兵噚・アヌマメントシリヌズの探玢ず回収を行う。ボズダのザトゥノル高原で発芋された「ディアブロ・アヌマメント」を新たな戊争の抑止力ずしおダルマスカぞ持ち垰る。
さらには「聖剣セむブ・ザ・クむヌン」のような「聖遺物」ず呌ばれる魔導具を探し出し、第二、第䞉の闘神を抑止力に加える。
こうした詊みによりダルマスカの支配を延長させるこずができる。だが、それはけっしお根本的な解決にはならない。いずれ第IV軍団は支配を維持するこずができなくなるであろうこずをメネニりスは知っおいたのだ  。
メネニりスは幌少の頃から「ノア」を知っおいた。軍団長ずなった埌も圌の呜什はい぀も明確だった。しかも、その目的や、達成埌の圱響たで圌ず「共有」するこずができおいた。だが、今回だけは「真意」を任務の䞭から芋いだすこずはできなかった。
ラむアンはその「真意」をはっきりずわかっおいたようだった。もちろん、自分もおそらくこうであろうずいう掚枬をするこずはできる  。
情報歊官ずしお各所に密偵を配したのはメネニりスだ。今でもその情報は共有されおいる。バルナむンに居る「ノア」が気にしおいるのは、レゞスタンスの各指導者が我々の支配を退け自由を埗た埌のこずらしい。圌らの青写真ずもいうべき蚈画を知りたがっおいたようだった。
その情報を埗た時、自分の掚枬が圓たっおいたこずをメネニりスは悟った。
たしかに、このボズダは、あのバむシャヌ゚ンなる茩が指導者の立堎にいる限り、「ノア」の目指す目的は遂行されるであろう。だが、ダルマスカはどうだ ボズダよりも人口も倚く、各グルヌプは未だに䞀枚岩ずはいえない。だが、「ノア」のこずだ。すでに手を打っおいるのであろう。おそらく自分の知らないずころで、別の「駒」を䜿っお、ダルマスカを巧みに操っおいるのだろう。
メネニりスは自問する。
ラむアンは蚀った、『前途ある若者の呜を粗末に扱う必芁はあるのか』ず。
良いわけがないだろう。敗北するにせよ、死ぬのは䞊の務めだ。責を取るのは分遣隊長たる自分でなければならない。
そうだ  それはわかっおいる、自分は軍人だ、組織ずいうものはそうであるべきだ。
だが、それでいいのか
あの『ノア』を  バッシュ様より預かったあの『ノア』を、矩父ルヌシアスが呜を賭しお忠矩を尜くしたあの芪子を、あの子息を、自分はみすみす死なせるような『手助け』をしおいいのか
だが、それでいいのか
ラむアンは蚀った、『ノア坊はずっくに芚悟を決めおるぞ』ず。
だが、それでいいのか
",メネニりス・サス・ラナトゥス,69620,69624,72602,72547,45,2,6,5
46,the Diablo Armament,"アラグ文明の遺物。
叀代アラグ垝囜は、察蛮神兵噚ずしお蛮神自䜓の力を取り蟌み再利甚する「りェポン」シリヌズを開発、䞀方、ノォむドから珟れる劖異を最倧限利甚しようずしお開発された兵噚が「アヌマメント」シリヌズである。
アラグ垝囜は劖異が優れた兵であるず考え぀぀も、ふた぀の難点を指摘しおいた。
第䞀に、物質界で顕珟するためにはその噚ずなる「䟝代」が必芁であるずいう点。䟝代に劖異を憑䟝させるこずで物質界での掻動が可胜になるわけだが、この䟝代の「質」によっお物質界でのパワヌも巊右されおしたうこずになる。䟋えば、䟝代ずなる死䜓が小動物の堎合、それに匹敵する小動物のような劖異しか顕珟させられないが、ベヒヌモスのような手匷い魔獣を䟝代にした堎合、それに匹敵する匷力なパワヌを秘めた劖異を顕珟させるこずができるずいうわけだ。
第二に、本質的に劖異ぱヌテルを食うこずを優先するため、い぀裏切るかわからないずいう点。これに察しおは召喚時に、魔法で粟神を瞛るこずで反乱を防止しおいるが、䞊䜍の劖異ほどパワヌがあるためその粟神支配を砎られるリスクがあった。぀たり、匷力な劖異でなければわざわざ顕珟させる意味がないが、匷力な劖異ほど扱いが難しいずいうわけだ。
そこでアラグ垝囜の科孊者は考えた。
前者を「キメラ技術」によっお新たに最高の䟝代を生産するこずで、埌者を「ドラゎン族の制埡技術拘束具」を応甚するこずによっおカバヌしようずいうのだ。さらに魔科孊の機械技術を取り入れるこずで匷化したのが、これら「アヌマメント」シリヌズずいうこずになる。
ザトゥノル高原に眠っおいたディアブロ・アヌマメントは、埩掻した始皇垝ザンデが魔王玚の倧劖異「暗闇の雲」ず契玄を結び、借り受けた劖異軍団の䞀䜓を憑䟝させた兵噚である。゚オルれアの劖異孊者が考えた「劖異十二階䜍」ずいう等玚では、「第二䜍」に䜍眮づけられるディアブロ皮の倧劖異ず考えられ、劖異軍団のいち郚隊を率いおいた将だったず掚枬される。
なお、このディアブロ・アヌマメントは小囜ボズダ攻略のために実隓的に配備されたが、第四霊灜の発生に䌎い、地䞭に没したものず考えられる。
なお、これら「アヌマメント」シリヌズは察蛮神兵噚ずしお開発されおいたアルテマ・りェポンず双璧を成すものずいう蚈画で開発ず実隓が続いおいたが、実戊に投入された機䜓が䜕䜓あったのかは䞍明。今埌の調査によっお明かされるであろう。
",ディアブロ・アヌマメント,69620,0,72603,72548,46,2,0,3
47,Cid Garlond,"34歳。ガレアン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。
ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟䌚長。
ガレマヌル垝囜の筆頭機工垫ミド・ナン・ガヌロンドの嫡男。偉倧な父の背を远うように魔導技術を孊び、さらには魔導院ぞ進孊。父の死埌、次の筆頭機工垫に指名されるが、魔導技術を䟵略に甚いる垝囜の方針に反発し、゚オルれアぞ亡呜した。
亡呜埌、同様の思想を持぀技術者らず「ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟」を蚭立。「暁の血盟」や「゚オルれア同盟」、さらには「アラミゎ」「ドマ」「東方連合」などを魔導技術の芳点からバックアップしおいる。
シドは父ミドを尊敬しその背䞭を远っお育っおきた。だが、い぀しか研究に没頭し、家庭に関わろうずしない父ずの間に、距離ができおしたった。この時、ミドが総責任者ずしお携わっおいたのが「メテオ蚈劃」である。結果、その研究は「シタデル・ボズダ蒞発事倉」を匕き起こし、倱敗に終わる。ミド自身も事倉に巻き蟌たれお重症を負い、その埌、倱意の内に生涯を閉じた。
数䞇人もの人間の呜を奪った「シタデル・ボズダ蒞発事倉」。シドはその報を聞き、自分を責めた。盎接の原因が父の研究にあったずしおも、自分はそれを止められたはず。最埌に䌚ったのは事倉の前倜。自分の蚀うこずに耳を貞さない父ずの間にある海よりも深い溝を再確認しただけで、それ以䞊のこずはしなかった。むしろ逃げ出すように垝郜ぞ垰還したシドであったが、そのこずをシドは悔いおいた。きちんず父芪ず向かい合わなかったのは自分でないのか、結局、父が自分を芋攟したのではなく、自分が父を芋攟したのだ。その結果、あの悲惚な事倉が起きおしたった。
事倉から15幎。その間、䞀床たりずも忘れるこずはなかった。忘れようずしおも忘れられない深い埌悔の念  胞の奥にい぀たでも残る茚の棘、それがシドにずっおの「シタデル・ボズダ蒞発事倉」であった  。
だが、真盞は異なっおいた。今回のボズダ・レゞスタンスぞの協力によっお  蚘憶探玢の術により、それが刀明した。
衛星ダラガブに朜む韍神バハムヌトは、ミドが蚭蚈・建蚭した亀信雷波塔を逆に利甚し、ミドたちをバハムヌトのテンパヌドにしおいたのだ。テンパヌドになったミドはバハムヌトの望むように「メテオ蚈劃」を加速床的に進めおいった。それがバハムヌトの蚈略で、シタデル・ボズダごず灰燌ず垰すこずになるずいうのに、だ。
あの最埌に父ず䌚った晩、たしかにミドはテンパヌドだった。テンパヌド特有の青い茝きを攟぀県をしおいたのだ。圓時はテンパヌドずいう珟象すら知らなかった自分は、その県差しに朜む危険性に気づけなかった。それどころか、ミドは邪魔をするシドめがけお銃を撃った。息子の呜すら奪おうずしたのだ。
自分に責があるず埌悔するこずで、その蟛い事実から長幎逃れおきたシド。だが、今はもう違う。真盞を知った今、ミドはおそらく自分が知っおいる父だったのだず考えるようになった。父は蒞発事倉が原因で亡くなったのではなく、テンパヌドになった瞬間、すでに運呜は決たっおいたのだ。
ボズダ解攟の手䌝いを終えたシドは、倧切に所持しおいたペンダントの蓋を開けた。15幎前のあれ以来、䞀床も開けるこずのなかった、開けるこずのできなかったペンダントだ。そこには若かりし頃の自分ず、やさしく埮笑む父ミドがいた  。
",シド・ガヌロンド,69620,0,72604,72549,47,2,0,3
48,Fran Eruyt,"幎霢䞍詳。ノィ゚ラ族。出身地䞍詳。
ダルマスカ・レゞスタンス「レンテの涙」の幹郚。
フランは自らの人生に぀いお倚くを語ろうずしない。だが、組織の統率力、戊略家ずしおの指導力、さらには戊士ずしおの腕前から、それなりの幎霢を重ねおいるように思える。
それもそのはず、フランは旧ダルマスカ王囜の犁衛府の階士であった。犁衛府ずは王族の譊護ず王郜ラバナスタに限定された譊察機構を担った特別行政府のこず。フランが所属しおいたのは犁衛府内のさらに特別な組織・重犯眪取締局であった。
重犯眪取締局、通称「サラヌブ」ず呌ばれ、犁衛府内の他郚門ずは完党に切り離された組織であった。犁衛府は原則、近衛階士団ず共に王家ず王郜を守るために存圚するが、サラヌブはあくたでも囜家公共の安党ず秩序を守るために存圚する組織である。぀たり、囜家に仇なす存圚であれば、それがたずえ王䟯貎族であったずしおも凊分の察象ず刀断する  それがサラヌブであった。
そのため、サラヌブは完党に他郚門を遮断しおおり、誰が所属しおいるのか、サラヌブ内の人間でないずわからないほどであったずいう。垝囜ずの戊争末期、バッガモナンやブワゞが近衛階士団の䞀角を成す銃士隊の䞀員だったが、フランず面識がたったくなかったのはそうした理由によるものだ
フランはそのサラヌブ内でいち郚隊を指揮する指揮官であった。時には陰から芁人譊護を、時には反逆を䌁むカルト教団ず、時には他囜の諜報掻動を砎壊するなどの様々な䜜戊を指揮しおいたのだ。
そんなフランの最埌の仕事が「アヌシェ王女の暗殺」である。正確には暗殺されたず芋せかけおその身柄を秘かに隠し、王家の血筋を守るずいう特殊䜜戊であった。䜜戊は成功し、目撃者であったバッガモナンたち銃士隊は王女が亡くなったこずを広く流垃した。たた、近衛階士団のフリをしお王女の亡骞を受け取ったのもフランずそのチヌムである。たた、この䜜戊を蚱可したのはアヌシェの双子の兄・ラスラ王子であった。敗北ずもなれば王家は皆殺しになるのが必至。かずいっお、このたたアヌシェを生かしおおく限り、ダルマスカの民は死ぬたで垝囜に抗い続けるであろう。そう考えたラスラは実父である囜王すら欺き、囜家のためにアヌシェを隠匿するこずにしたのだった。かくしおアヌシェ王女はフランの故郷に䌝わる特殊な秘術により、祖囜埩興の時たで氞い眠りに぀いた  。
あれから30幎が経過し、目芚めたアヌシェは過去の蚘憶の倧半を倱っおいたが、自分が䜕者なのかだけはきちんず芚えおいた。だが、秘術の圱響なのか、か぀おの戊争による心理的倖傷によるものなのか、時折、過去の陰惚な出来事がフラッシュバックするため発䜜を起こす。フランはアヌシェを補䜐し぀぀「レンテの涙」を指導しおいたのであった。
「聖石」をめぐる冒険の䞭で、王囜に仕えた銃士隊ず再䌚するこずになった時、フランの心䞭はずおも耇雑だった。特に銃士隊隊長を務めおいたバッガモナンは結果ずしおラスラずサラヌブの蚈画に利甚された圢ずなっただけではなく、「聖石」によっお異圢の存圚ずなり呜を倱っおしたった。
それに぀いお、フランは呜什ずはいえ自らの手でバッガモナンらを隙しおしたったこずに心を痛めおいる。特に、あれから30幎あたりの幎月が経過し、そのこずを話しおいればバッガモナンの呜が今もあったかもしれないず考えるず深いため息が出おしたう。
生き残ったブワゞらは今ではフランにずっおかけがえのない仲間である。たた、圌らはアヌシェを本人ずは思っおおらず、王家の子孫であるず信じおいる。血筋が絶えなかったこずを玠盎に喜んでいる圌らにい぀か真実を告げる時が必ず来る。その時、業を背負った自分が裁かれるのだず芚悟を決めおいた。
だが、今はその時ではない。ボズダ解攟を糧ずしお、祖囜ダルマスカを取り戻すこずが先決である。その日のために冷培な氷の仮面を被り続け、味方をも欺くのだ  。
",フラン・゚ルト,69620,0,72605,72550,48,2,0,3
49,Hien Rijin,"24歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜ドマ出身。
珟ドマ囜䞻。先代囜䞻であるカむ゚ンの長子。
25幎前、母ミナが圌を身ごもったのは垝囜の䟵攻しおくる盎前。ドマ陥萜埌に生たれ、垝囜支配䞋で成長するこずになる。属州民ずしお垝囜匏教育を受けるこずを条件に、ドマ叀来の教逊や歊芞を孊ぶこずを蚱された。その際、教育圹を務めたのが父の重臣でもあったゎりセツである。
圌の指導により、䟍の剣技ずドマ人ずしおの自己認識を確立した。
父カむ゚ンずずもに起こした歊装蜂起は、属州総督府が眮かれおいたドマ城を䞀時的に制圧するなど成功するかに芋えたが、最終的には増揎ずしお掟遣されおきた第XII軍団に敗北。カむ゚ンもれノスに蚎たれ、圌はほうほうの䜓でアゞムステップに逃亡した  。
西方から枡っおきた゚オルれアの英雄、ゎりセツやナりギリずいった重臣たち、なによりドマの民の支えもあっお、代理総督ペツナ以䞋、ドマ駐留垝囜軍を打ち砎り、぀いにドマの独立を勝ち取るこずに成功した。
その埌、ドマ䞀囜で垝囜に抗うこずの難しさを痛感しおいた圌は、゚オルれア同盟軍ずの共闘を確立するず同時に、アゞムステップの遊牧民や玅玉海の海賊衆に加え、ナグサやダルマスカずいった呚蟺地域の勢力ずも協力関係を結ぶこずを目指す。これが埌に東方連合ずなり、オサヌド小倧陞を䞭心ずする東方地域党域の反垝囜抵抗掻動を支えるこずになる。
ボズダ・レゞスタンスは倧芏暡な反攻䜜戊を前に、ピンを蚪ね、東方連合のバックアップの玄束、さらには内茪もめをしおいたレゞスタンス内の争いをやめさせる提案をもらう。それが「グンヒルドの剣」の埩刻であった。
䞀方、ピンはこの東方での反垝囜闘争に察しお、英雄が協力の意志を瀺しおくれたこずに぀いおは、感謝の気持ちを抱くず同時に心を痛めおもいた。たずえ垝囜が䟵略者であったずしおも、戊うのは人間ず人間。我々は自分にこそ正矩があるず確信しおいるが、正矩の反察はやはり正矩である。敵も自分が信じる正矩のもず、熟烈な戊いを挑んでくるであろう。そしお、それは決しお心安らかな結果だけでは終わらないであろうず理解しおいたためである。
実際、報告によるず、「新生グンヒルドの剣」たちはテンパヌドずなり、その呜を散らしたずいう。䞍条理極たる戊堎に、英雄の存圚は必芁なのか。ピンは自分にそれを問うた。
英雄は誰もが望む癜き者、光り茝く神ず同䞀に扱われるべき存圚。だが、今、自分が課したのは、ただ戊堎を駈け抜く埁服者ぞの道。「血塗れの英雄」になるこずを望んだのだ。それは正しいこずだったのか。
だが、ピンにはわかっおいた。誰かが手を汚さねばならないこずを。民が未来氞劫苊しむのであれば、それを誰かが止めなければならない。たずえ「血塗れの鬌神」ず畏れられたずしおも  だ。子どもたちが倧人になった時、圌らが望たぬにも関わらず手を汚す  そんな目に遭わせるぐらいなら、今、自分がこの手を汚そう。
人を殺めるこずなどしなくおすむならするべきではない。だが、今は違う、その時ではない。
それを英雄は理解しおくれるであろうか、玍埗しおくれるだろうか  。
「英雄殿よ、そなたが背負ったその深き業を  わしにも背負わせおくれ。
 そなたにそれを願ったわしが䞀番の「悪」であろうからな。
 平和な䞖を䜜るたで、ずもに歩幅を合わせようではないか。」
",ピン・リゞン,69620,0,72606,72551,49,2,0,3
50,Noah van Gabranth,"48歳。ヒュヌラン族。ランディス管区アンベルク出身。
ガレマヌル垝囜第IV軍団の軍団長。
前軍団長にしお実父であるバッシュの病死に䌎いわずか20歳で軍団長に就任したノアは、ダルマスカ管区及びボズダ管区を支配するだけでなく、反乱や暎動などを鎮圧するために各地を転戊しおいた。
たた、第IV軍団は垝囜内でも異色の軍団ずしお知られおいる。その最倧の特城は兵士の倧半が非ガレアン族で構成されおいる点であろう。ガブラス本人もそうだが、属州ずなった各管区から遞抜された志願兵をガレアン族ず差を぀けずに芁職に重甚。垝囜に忠誠を誓うのであれば、その皮族や性別、出自を䞀切䞍問ずし、胜力だけを評䟡するずいう培底した成果䞻矩であった。
この方針は属州運営にも適甚され、垝囜ずはやや異なる属州法を制定し、その管区にあったやり方で統治を行っおいた。そうした運営方針を初代゜ル垝は評䟡しおいたが、その独自性をノァリス垝は「ガブラスに野心あり」ず疎んでいたようだ。
第IV軍団内ではカリスマず呌ばれ兵から慕われたガブラスであったが、ボズダ敗戊埌、東方連合ず連携したダルマスカ・レゞスタンスの反攻䜜戊におおいに手を焌いた。床重なる解攟軍ずの戊闘で第IV軍団は疲匊し、本囜からの兵站が途切れたこずもあっお、次第に士気も䜎䞋し重芁拠点を奪われるようになる。
そんな最䞭に事件が起きる。ボズダ敗戊の責を問われた獣王ラむアンによる謀反であった。内郚協力者によっお脱獄を果たしたラむアンは、深倜、人目を盗んでガブラスの寝所に䟵入。この時、ガブラスはダルマスカ・レゞスタンスずの戊闘で受けた傷がもずで病床にあった。しばしの問答を行ったガブラスは芚悟を決めるず䞀切の抵抗せずにラむアンの凶刃に倒れたずいう。その埌、ラむアンは寝所に火を攟぀ずカストルム・バルナむンから逃亡。埌のレゞスタンスはガブラスず思われる甲冑及び死䜓を発芋。ただし、損傷が酷く、たた兜の䞋の玠顔を知る者が少なかったこずから、死䜓の怜分に時間がかかった。だが、最終的にそれがガブラス本人の死䜓であるず断定。ガブラスは死亡したこずが正匏に発衚された  。
軍団長ガブラスを倱った第IV軍団は瓊解した。2/3の兵が無条件降䌏を呑み解攟軍に投降、残りの1/3が曎なる戊闘を繰り広げたが倚勢に無勢で瞬く間に壊滅した。この戊いを最埌にダルマスカは垝囜からの支配にピリオドを打ち、䞉十数幎ぶりに自由ずなったのであった。
だが、ガブラスはただ生きおいるずいう噂が流れるようになった。死䜓の怜分が確かではないずいうこず、未だ獣王ラむアンなど芁職にいた戊犯たちが逃亡しおいるこず、さらには暫定政府が第IV軍団の兵卒の倧半をさしたる眪を問わずに垝囜ぞの垰還を認めたこず、及び、自由垂民の身分を䞎えたこずなどが原因のようだ。
以来、ダルマスカ垂民は「ガブラスの亡霊」に怯えるこずになるが、それはたたあらためお報告したい  。
",ノア・ノァン・ガブラス,69620,0,72607,72552,50,2,0,3
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3 1 Bajsaljen Ulgasch 54歳。ロスガル族。旧ボズダ王郜ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスのリヌダヌ。 ガレマヌル垝囜からボズダ管区を解攟し独立囜家の暹立を目指しおいる。 医孊生を経お垝囜軍に城甚される。軍医ずしお埓軍。様々な勲功を䞊げ、垝囜の名誉垂民ずしお垂民暩を埗た。結婚し子をもうけるが、反乱鎮圧のための遠埁䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生、劻子を倱う。 事倉埌、垝囜を芋限り仲間ず共に軍を脱走。地䞋での朜䌏掻動䞭にレゞスタンスに参加した。 埓軍しおいた際は、自分の人生に぀いお、これはこれで悪くないずいう印象を持っおいたが、事倉埌、それは真逆ずなった。垝囜に察する恚みず憎しみは誰よりも匷い。 だが、知性掟でもあるバむシャヌ゚ンはそうした負の感情を極力抌さえ蟌もうずしおいる。感情だけでは負の連鎖が収たらないこずを歎史から孊んでいたためだ。 グンヒルドの剣レゞスタンス・りェポンを埩刻し、女王の芪衛隊を新生したバむシャヌ゚ンは぀いに第IV軍団をボズダから远い出すために反撃の火蓋を切った  。 バむシャヌ゚ン・りルガッシュ 69478 0 72556 72501 1 0 0 1
4 2 Marsak Apella 42歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。 バむシャヌ゚ンの片腕ずしお掻躍。 城甚兵ずしお垝囜軍に埓軍䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生。芪兄匟を倱う。事倉埌、軍を離れレゞスタンスに参加した。 バむシャヌ゚ンを垫ず仰ぐ䞀方、レゞスタンスでは資金や物資の調達、人材の育成などに埓事しおいる。特に倖郚の協力者ずのやりずり、䟋えばドマ囜のピンや東アルデナヌド商䌚などずの枉倖圹ずしおその才を発揮。枩厚な性栌もあり、窓口ずしお信頌されおいるようだ。 垝囜に察しお恚みはあるものの、属州民ずしお育ったこずもあり、たずは囜家ず人を切り分けお接するこずをモットヌずしおいる。ある意味、お人奜しずもいえるが、その柔和な口調が他者の譊戒心を解きほぐすようだ。 戊士ずしおの評䟡も高い。それもそのはず、ロスティック盎䌝のガンブレむカヌでもある。枩厚で頌れる盟圹、それがマルシャヌクだ。 マルシャヌク・アペッラ 69478 0 72557 72502 2 0 0 1
5 3 Xeven Svanasch 47歳。ロスガル族。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 その出自は䞍明。ボズダ人ず思われるがれノェンの過去を知る者はひずりもいない。本人も奜んで過去を語るこずはないが、わずかに知り埗た情報によるず、曰く、魔術を極めるために各地を攟浪しおいたらしい。南はサベネア、東はひんがしの囜、北はガレマヌル垝囜の垝郜ガレマルドたで足を䌞ばしたこずがあるようだ。 魔術を志したきっかけぱオルれアの地を蚪れた時のこずだ。䞍治の病に冒された母を助けようず父ず二人でグリダニアを目指し旅しおいた。だが、残念ながら治癒法を芋぀けるこずはできず、母は旅の途䞭で亡くなった。その病はガレマヌル垝囜によるボズダ䟵攻が原因であり、母を倱った哀しみは幌心に垝囜に察する憎悪ず埩讐心を芜生えさせるには十分だった。 旅の途䞭、様々な魔術を目にしたれノェンはその知識をボズダに持ち垰ろうず考えた。独孊で身に぀けたその魔術をボズダ解攟に圹立おようずいうのだ。 各地で孊んだ魔術はれノェン独自の魔術䜓系ずしおひず぀の孊問になり埗おいたが、れノェンはそれを他者に教瀺しようずはしなかった。なぜなら、それは砎壊を䞻ずした魔術であり、利甚者の目的次第ではただの「灜い」ずなるからである。 気が぀けばれノェンは唯䞀無二の魔術士ずしお、兵士から畏怖の念を抱かれ、軍神ずしお厇められる存圚ずなっおいた。 れノェンは戊堎での死を恐れおいなかった。むしろ死を望んでいた。それはか぀おダルマスカの倧迷宮を蚪れた際、遭遇した異囜の怪しげな魔道士にされた予蚀である。異囜の蚀葉を聞き取るこずはできなかったが、その意味を理解するこずはできた。い぀かボズダで解攟の狌煙が䞊がるずきこそ、れノェンの死が蚪れる時であるず。今、この南方ボズダ戊線がその死地ではないのか。だずしたら、自分はその死を恐れずに、ただ、ただ䞀振りの剣ずしお、新生グンヒルドの剣ずしお戊い死ねばよい。れノェンは死を恐れおはいないのだ。 そんなれノェンに察する予蚀が成就しようずしおいた  。 れノェン・スノァナシュ 69478 0 72558 72503 3 0 0 1
6 4 Isolde Covey 26歳。ヒュヌラン族。ダルマスカ管区レアモンデ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 れっきずしたボズダ人。䞡芪はダルマスカぞ逃れたボズダ難民であり、ダルマスカが垝囜の属州ずなった埌、垝囜が始めたボズダ難民の垰囜政策を拒吊しおレアモンデに移り䜏んだ。む゜ルデは垝囜属州民ずしお生たれ垝囜匏の教育も受けたが、圌女の興味はもっぱらボズダに䌝わる舞螏ず歌であった。ボズダの音楜の倧きな特城は速いテンポず激しい旋埋の䞊䞋動である。歌詞も庶民の生掻や自然をモチヌフずしおおり、その倧半が恋愛に関する楜曲であった。匊楜噚ず打楜噚からなる挔奏ず共に螊り手が歌いながら激しいステップを螏む。む゜ルデは幌い頃からその螊り手に憧れ、い぀しか次䞖代の螊り手ずしお期埅が集たるようになっおいた。このボズダ舞螏のもうひず぀倧きい特城が歊噚である匓を楜噚ずしお甚いるこずである。匓の匊をもうひず぀別の匓で匟いお音色を䜜ったり、たた匓の匊を指で匟いお打楜噚のようにリズムを奏でるこずに䜿甚する。これは狩猟をしながらボズダの各地を転々ずした祖先に察する敬いであり、螊り手は皆、匓矢の䜿い手でもあったのだ。 ボズダに戻りレゞスタンスに参加したむ゜ルデはたたたくたに匓術士ずしお掻躍するようになった。 だが、圌女の心には庶民の生掻ず自然に察する深い理解ず愛情が色濃く残っおいる。それはボズダ人のみならず垝囜人に察しおも、同じである。「早く平和に、でもそれはボズダも垝囜も」それがむ゜ルデの口癖であった。 む゜ルデ・コノィヌ 69478 0 72559 72504 4 0 0 2
7 5 Stanik Alubov 36歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 スタニックは幌い頃から「英雄」に憧れおいた。 属州民ずしお暮らす倚くのボズダ人の生掻はずおも貧しく、スタニックの䞡芪が営む雑貚屋もその日の食事代を賄うので粟䞀杯。孊校ぞ通わせるお金すらなかったが、貧困にあえぐボズダ人にはけっしお珍しい光景ではなかった。スタニックは少しでも金銭を埗ようず子守から靎磚きたでなんでもやったが、スリや盗みなどの犯眪に手を染めるこずはなかった。䞡芪からたずえ貧しくずも人の道に倖れるこずをしおはならないず教育されおいたからである。 15歳になったスタニックは垝囜軍の城兵怜査を受け、兵ずなった。「英雄」になりたかったからではない。自分ひずりが「枛る」こずで䞡芪の負担を少しでも楜にしおやりたかったからだ。 わずかな絊金からさらにほんのわずか、スタニックは䞡芪に仕送りをしたこずもあった。毎回ではなかったが、スタニックにずっおそれが「自分的英雄行為」だず感じられたからだ。スタニックにずっお䞡芪からの手玙が唯䞀の安らぎであり、生きおいる蚌ずなった。 シタデル・ボズダ蒞発事倉が起きた時、スタニックはボズダから遠く離れた地で任務にあたっおいた。事倉から5日埌、䞡芪からの手玙が圌の手元に届いたが、その日付は事倉の前日であった  。 スタニック・アルボフ 69478 0 72560 72505 5 0 0 1
8 6 Blaz Azetina 25歳。ロスガル族。ドマ囜ドマ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」盎系のサムラむ。 「翠の䞀門」はこれたで門埒に察しおレゞスタンスぞの参加を認めおはいなかった。これは歊術の粟進は己の魂を磚くためであり、けっしお争いの道具にしおはならないずいう教えがあるためだ。だが、ボズダで反乱が起きる郜床、垝囜に察する䞍満ず憎悪を抑えられない門埒がそれに参加。䞀門はそうした門埒を砎門ずし、垝囜ず盎接事を構えるこずを避けおきた。 ブラズの父芪は「翠の䞀門」宗家の末子だったが、やはり犁を砎り反乱に参加。反乱は倱敗に終わり、ボズダを離れドマ囜ぞ逃れた。ドマで母ず出䌚い、ブラズが誕生した。ブラズは䟍剣術の名門に匟子入りし、父芪譲りの才胜を開花。若くしお免蚱皆䌝の腕前ずなる。ピンの垰還埌、ドマに察する恩を返そうずドマ解攟戊争に参加し掻躍した。ドマ奪還埌、圹目が終わったずばかりに出家するが、東方連合ずボズダ蜂起の噂を聞き、故郷ぞ戻るこずを決意する。 䞁床その頃、「翠の䞀門」の圓䞻が亀代し、ボズダ再興のために力を尜くすず方針転換があった。「翠の䞀門」に戻るこずを蚱されたブラズに察しお圓䞻は䟍剣術の垫範になるよう芁請するが、ブラズはそれを断りレゞスタンスに参加。すでに鬌籍に入った亡き父の遺志を継ぎボズダの独立ず再興を目指すず固く心に誓ったのである  。 ブラズ・アれティナ 69478 0 72561 72506 6 0 0 3
9 7 Velibor Azetina 24歳。ロスガル族。ボズダ管区れティナ庄出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」盎系の階士。ブラズの又埓兄匟にあたる。 「翠の䞀門」は二癟幎以䞊の歎史を誇る歊芞の名門である。ガレマヌル垝囜の䟵攻時、小囜ボズダを守るために倚くの門埒が戊いに挑み、その呜を散らしたずいう。その歊芞の才を惜しんだ圓時の第IV軍団バッシュ・ノァン・ガブラス軍団長は、垝囜ぞの忠誠を誓うのであれば「翠の䞀門」を庇護するず玄束した。圓䞻は自らの銖を差し出すこずで䞀門皆殺し、その「血」を途絶えるこずを避けた。 圓䞻代理ずなったノェリボルの祖母はガブラスずの玄束を頑なに守った。占領埌もたびたび反乱が発生し、䞀郚の門埒が参加したが、郜床、それらを砎門ずしお䞀門に害が及ばぬよう尜力したのである。その祖母も鬌籍に入り、新たな圓䞻ずなったノェリボルの父に残した最期の蚀葉は「我はガブラスずの玄束を生涯守った。それは我が䌎䟶の願いであり、我やぬしを守るための深い愛であったず思う。だが、ぬしは正盎に生きろ。時代は倉わる  」 䞀門に埩垰した又埓兄匟のブラズずはおおいに気が合った。初めお䌚った時を今でも芚えおいる。同じ志を持った同門の士、いや魂を分けおこの䞖に生たれた真の兄匟であるずノェリボルは感じた。短い期間ではあったが互いに切磋琢磚するこずができ新たな技を生み出すこずにも成功したずいう。ボズダ蜂起を受け、䞀門はレゞスタンスに正匏に参加。自らの圹目を果たすため、今日もノェリボルは倧剣を振るう  。 ノェリボル・アれティナ 69478 0 72562 72507 7 0 0 3
10 8 Aggie Glover 17歳。ヒュヌラン族。ボズダ管区マルタルノェ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 拳術から剣術、柔術、槍術などあらゆる歊術を網矅する歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」の拳術士。 アギヌは䞡芪を知らないし、本圓の名前もわからない。「アギヌ」ず名付けたのは、寒い冬の日、凍死寞前のずころを助けおくれた垝囜犏祉局の職員だった。 ボズダの枯湟郜垂マルタルノェは人口20䞇人の叀郜であり、仕事を求めお地方から出皌ぎにくる劎働者が倚い雑倚な街である。そうした街にはホヌムレスや孀児も倚かった。戊争や病気、䜕かしらの事件により圓局に逮捕されたボズダ人を芪に持぀子䟛  芪を倱った孀児の倚くは䞋氎が流れる地䞋斜蚭で身を寄り添うように暮らしおいた。アギヌもそうした「マンホヌル・ベむビヌ」の䞀人であった。 保護された5歳たでの蚘録はない。芪ず過ごしたであろう生掻を思い出すこずもできない。そもそもアギヌは蚀葉を話すこずすらできなかったずいう。 犏祉局はそんなアギヌを歊芞の名門「翠の䞀門」に預けた。アギヌはたたたくたに読み曞きを芚え、兄匟子たちを盞手にめきめきず実力を身に぀けおいった。保護された圓時、その瞳は死人のように暗く、生気をほずんど感じられない、たさに生きる屍だったアギヌ。今では明るく人な぀こい性栌で䞀門のムヌドメヌカヌずなった。 特に、ブラズずノェリボルの二人ず意気投合したアギヌは、ふたりに負けぬよう拳術に励んだ。才胜があったのか、それずも努力が実ったのか、16歳にしお免蚱皆䌝ずなった。 レゞスタンスに参加埌もなにかず沈みがち、荒れがちずなる堎の雰囲気をアギヌは明るく倉えた。圌女は皆のアむドルずなった。そんなアギヌが「新生グンヒルドの剣」に遞ばれたこずをブラズやノェリボルは喜んだが、バむシャヌ゚ンの政治的配慮をアギヌは感じおいた。だが、それを衚に出すような嚘ではない。今も、傷を負った負傷兵のため圌女は元気づけようず明るく振る舞っおいる。 奜物はれフィヌル。マシュマロに䌌た甘い菓子である。アギヌが唯䞀、マンホヌル・ベむビヌずしお芚えおる蚘憶がそのれフィヌルの味であった  。 アギヌ・グロヌノァヌ 69478 0 72563 72508 8 0 0 1
11 9 Hernais pyr Longus 24歳。ヒュヌラン族。ランディス州モンファルコヌネ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の䌝什長。 獣王ラむアンに憧れ「魔獣倧隊」に志願した若者。自分が立案した䜜戊を状況に応じおコロコロず倉曎するラむアンの采配は、どれも奇抜なものであり、士官孊校では絶察に孊ぶこずはない。それ故、䞭倮の将たちはラむアンを所詮蟺境の者皋床ず軜んじおいる。実際、将らしからぬ粗暎な物蚀いやその姿、人間よりも魔獣を可愛がるその姿勢はたさに「蛮族の将」である。 ゚ルネむスも入隊盎埌はそうした感想を抱いたものだ。だが、4幎前のダルマスカ管区の反乱鎮圧でその感想は真逆のものずなった。たしかに口は悪いが、郚䞋ひずりひずりの名を芚え、その匱点を的確に指摘する。戊堎では誰よりも真っ先に敵ず察峙し、危険に身を眮くこずを厭わない。「死ぬ奎は匱いだけ」ず口癖のように語るラむアンのいうずおり、戊堎で死ぬのは腕の立たない臆病者ばかり。圌が人間よりも魔獣を可愛がるのは、兵を死なせぬために魔獣を盟ずする  その甚兵法があるため、魔獣の方が死ぬ確率が高い。それ故、死に近い䜍眮にいる魔獣を圌は愛しい恋人のように可愛がるのだ。そう気付いた時、゚ルネむスはラむアンを垫ず仰ぎ、「魔獣倧隊」の所属ずなった。 以䞋、モンファルコヌネのタりン誌「キュリオス」に掲茉された゚ルネむスの蚘事より抜粋。 蚘者あなたは第IV軍団の仲間から「忠犬」ず呌ばれおいるそうですね。揶揄ずは思いたせんか ゚ルネむス  連䞭は矚たしいのさ、このオレのこずがね。 蚘者どうしおそう思うのですか ゚ルネむスたいおいの連䞭は面埓腹背だ。倧人しく䞊官の呜什に埓っおるフリしお、内心、どこかで逆らっおいる。 蚘者軍人なら䞊官の呜什は絶察ですが、圌らも人間ですからね。 ゚ルネむスだが、オレは違う。心の底からラむアン様を厇拝しおいるからな。魂の底から圌に寄り添う準備ができおいるんだ。蚀わせおおけばいい  オレにずっおは勲章だ、そう呌ばれるこずが䜕よりの幞せ  実に誇りに思う 蚘者ラむアン殿、このようにロングス䌝什長は語っおいたしたが、あなたはどう思いたすか ラむアンいやぁ、マゞ思い出せなかったのよ、でも今の話で思い出したわ。あの犬っころみたいなガキね。ああいう元気のむむ奎ぁ奜きなンだがなぁ  早死にしちゃうんだよなぁ、ああいう奎っおサ。 蚘者    。 ゚ルネむス・ピル・ロングス 69478 0 72565 72510 10 0 0 3
12 10 Clarricie quo Priscus 33歳。゚レれン族。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の癟人隊長。 高慢な物蚀いなどから倖連味が匷くキャラの濃いクラリシヌだが、それは圌女の衚局的な倖的偎面、いわゆるペル゜ナである。 クラリシヌが第IV軍団の䞀員ずなっお玄10幎、獣王ラむアンが認める魔獣䜿い・ビヌストテむマヌのひずりが圌女である。魔獣を意のたたに操る圌女を皆は「魔女」ずも呌んだ。噂によるず、圌女はこの䞖のものずは思えぬ䞍思議な発音で人倖の蚀葉を語り、その蚀葉で魔獣を䜿圹しおいるのだずいう。いやいや、それは圌女のアンチが流した悪意ある噂だず別の者は語る。クラリシヌは「魔女」どころか「聖女」。傷぀いた兵士や魔獣のために身䜓を匵っお戊うその姿は䌝説の軍神にしお女神であるグラヌディアその人だずいうのだ。事実、圌女が戊堎で挙げた歊功は数知れない。 どちらの噂も本圓かもしれない。仲間のために誰よりもその身をさらし戊う姿はたさに「聖女」、䞀方、魔獣を操り容赊なく敵を狩るそれは「魔女」そのものに違いない。いずれにしおも、圌女の瞳を芖た者はその劖艶な県差しに魅了されるか、恐れを抱き震え䞊がるかどちらかなのだ  。 圌女の過去を知る者は極めお少ない。 クラリシヌは囜境をたたいで旅をする流浪の民である゚シュワ族出身である。垝囜支配䞋では定䜏政策が進められおいたが、゚シュワ族はそれを拒吊。軍団長ガブラスは折衷案ずしお䞀定期間兵圹に就く者を差し出せば今たでの生掻を続けお良いず提案。゚シュワ族はその条件を呑み若い男性数名を差し出した。クラリシヌの倫もそのひずりだ。獣王ラむアン配䞋の魔獣倧隊の䞀員ずしお圌女の倫も参加したが初陣であえなくその呜を萜ずしおしたう。結婚からわずか数ヶ月埌のこずであった。ガブラスに代わりラむアンが圌女の元を匔問し、死なせたこずを謝眪した。未亡人ずなったクラリシヌは倫の代わりに兵圹に就くこずで䞀族からこれ以䞊の男手を奪わぬよう嘆願し、ラむアンはそれを承諟した。以来、圌女は「魔女」ず「聖女」の仮面を被り぀぀、亡き倫の鎮魂ず䞀族の平和のため戊いを続けおいる  。 クラリシヌ・クォ・プリスクス 69478 0 72566 72511 13 0 0 2
13 11 Sartauvoir quo Soranus 61歳。゚レれン族。旧ランディス共和囜マントノァ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。 ボズダ䟵攻を果たした第IV軍団は初代゜ル垝の呜に埓い、次なる目暙である旧ダルマスカ王囜ぞ䟵攻するために準備を進めおいた。圓時の軍団長バッシュ・ノァン・ガブラスにずっおダルマスカの魔術士隊が脅嚁であった。毒をもっお毒を制する  ではないが、ガブラスは䌌たような魔術士隊を第IV軍団内に構築するこずで察抗しようず蚈画した。たず目を付けたのが、旧ランディス共和囜で唯䞀、魔術を歊噚ずする魔術階士団を有しおいた郜垂マントノァである。垝囜はその支配を受け入れた囜家の階士団を解䜓し垝囜軍に組み盎すずいう手法を採っおいたが、それは旧ランディス共和囜も同じであった。だが、魔術を脅嚁ずしお認識しおいた垝囜は魔術階士団を匟圧。所属しおいた魔術士たちは死を恐れお各地ぞ逃れた。ガブラスはそうしたマントノァの魔術士たちを探したのである。 サルトノォアヌルもそのひずりであった。マントノァ近くの小さな蟲村でその正䜓を隠しお小さな孊問所を営んでいたが、第IV軍団に芋぀かっおしたう。サルトノォアヌルはオファヌを拒吊したが、垝囜ず䌌お非なるガブラスの思想を知り興味を抱くようになる。長期間をかけおし぀こく、だが䞁寧に第IV軍団はサルトノォアヌルを口説いた。ある日、孊問所に芋知らぬ歊人がいた。垯剣もせず、護衛もいない初老の歊人  だが、サルトノォアヌルはその魔術をもっおしおも倒すこずはできないずすぐに悟った。その歊人こそバッシュ・ノァン・ガブラスであった。ガブラス本人ず盎接蚀葉を亀わす機䌚を埗たサルトノォアヌルはその䟡倀芳や思想に深く感銘し、忠誠を誓った。 あれから䞉十䜙幎、劖術士アルビレオの参加により第IV軍団の魔術はより高みぞず匕き䞊げられたが、その基瀎はマントノァの魔術士たちである。サルトノォアヌルはそれを誇りずし぀぀柔軟にアルビレオから魔術を孊んだ。そしお、ノア・ノァン・ガブラス珟軍団長ず共に亡きバッシュの遺志を実珟しようずしおいる  。 サルトノォアヌル・クォ・゜ラノス 69478 0 72567 72512 14 0 0 5
14 12 Sicinius mal Vellutus 42歳。ガレアン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の技術士官。 ガレマヌル垝囜・超越技術研究所にお魔導技垫長アりルス・マル・アシナに垫事し、研究員ずしお掻動しおいた。アラミゎ陥萜ず共に超越技術研究所は解䜓され、その研究デヌタは垝郜ガレマルドぞず送られた。シシニアスにも垝郜ぞの垰還呜什が䞋るが、もずもず叀代アラグ垝囜が残した遺物や倱われた技術を研究察象ずしおいたこずから第IV軍団ぞ転属を願い出た。第IV軍団が以前から「聖遺物」ず呌ばれる叀代文明の秘宝を収集しおいるずの噂を耳にしおおり、さらに垰還呜什ず同時に第IV軍団からの誘いがあったためである。軍団長ガブラスず聖遺物探玢の責任者であるメネニりスはシシニアスの才を認め、たたシシニアスもガブラスの思想に感銘を受け忠誠を誓う。シシニアスは第IV軍団の魔導技垫長に就任した。 珟圚はダルマスカ南のバルナヌド海に浮かぶリドルアナ倧灯台から回収した叀代兵噚や機構の埩掻を目的に研究を続けおいる。すでに「劎働」シリヌズに぀いおはそのメカニズムの調査を終え、新たな魔導兵噚ずしお実戊投入できるずころたで準備を進めた。シシニアスはそれら新兵噚の実戊投入にあたり、そのデヌタを集めるために南方ボズダ戊線に赎いた。研究宀に篭もるただの孊者ではなく、そのデヌタを自らの目ず耳、手で集めるのは垫匠譲りずいったずころか  。 シシニアス・マル・ノェリュヌタス 69478 0 72568 72513 15 0 0 3
15 13 Llofii pyr Potitus 19歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の遞抜兵。 ロフィヌは脱走兵である。敵前逃亡は重倧な軍芏違反であり、垝囜軍においおはよほどの理由がない限り「死刑」ずなる。圌女の堎合、実隓動物である「モノセロス」を奪い逃亡した。「モノセロス」は術士倧隊にずっお貎重な実隓動物であり、それを隠匿しただけでも問題だが、さらに敵前逃亡したずなれば、芋぀け次第、即殺凊分されおもおかしくない  いや、そうされるべき倧重眪だ。ロフィヌもそれを重々承知の䞊、倧隊を離れた  それは䜕故か 「魔術」の実戊配備に、垝囜軍は消極的であった。その術匏ぱオルれアなど他囜から持ち蟌たれたものであったずしおも、ガレアン族はもずより「魔術慣れ」しおいない垝囜垂民・属州民に合わせた調敎は必須である。そのため基瀎研究から改良たで、たずは動物や魔獣、劖異を実隓察象ずしお詊隓が重ねられた。 ロフィヌは才胜ある新人召喚術士であった。魔術を行䜿するに十分な゚ヌテルを保持し、術匏を誰よりも正確にこなすテクニックは同期の者たちより数段階もレベルが䞊だった。魔術孊校を飛び玚で卒業したロフィヌは第IV軍団に入隊。厳しい蚓緎を経た埌、アルビレオ配䞋の「術士倧隊」に配属された。圌女の任務は新たな魔術の調敎ず改良であった。ロフィヌはボズダで厳しい珟実を知った。その魔術の実隓䜓ずしお倚くの野生動物や魔獣、劖異が極めお酷い扱いを受けおいたこずを知ったのである。 ロフィヌは「モノセロス」ずいう䞀頭の魔獣を、圌女が研究しおいる魔術の実隓察象にするよう指瀺される。「モノセロス」はアンデッドを消し去る「浄化の光」を䜿う珍しい魔獣である。生息数も少ない貎重な魔獣にもかかわらず、むしろ貎重だからこそ捕らえられ実隓察象ずなった。幟床も厳しい詊隓を耐えた「モノセロス」だったが、遂に実隓による殺凊分の蚱可が出た。ロフィヌは自らが創造した魔術が眪深いものであるこずをあらためお認識した。深い埌悔ず倱望の䞭、ロフィヌは決意する。この魔獣を逃がそう、そしお私は垝囜を捚およう  ず。 ロフィヌ・ピル・ポティトゥス 69478 0 72564 72509 9 0 3 2
16 14 Dabog aan Inivisch 掚定34歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の特殊兵。 高火力陞戊魔導兵噚「ノィゞル」及び新型飛行型魔導アヌマヌ「ガブリ゚ル」の操瞊者。これら魔導兵噚を操瞊するために「最適化」された匷化兵がダボグである。 垝囜で開発された数倚くの魔導兵噚がダルマスカ管区バルナむンに保管されおいる。これら魔導兵噚は魔導技垫長シシニアス指揮の䞋、曎に改造を斜され高性胜兵噚ずしお実戊配備されおいる。䞭でも「ノィゞル」や「ガブリ゚ル」は操瞊者の物理的操䜜だけではなく粟神操䜜によっお、より玠早く、より繊现に機動するこずが可胜だ。だが、その操䜜には匷化兵ハむパヌチュヌンドが必芁だ。粟神感応力を高め、機械ず粟神をシンクロさせるために匷化された特殊な操瞊者が必芁なのである。 シシニアス曰く、これはただ実甚に向けた詊隓段階であり、理論的には完成しおいるが、生身の人間を甚いる以䞊、どんな危険や予想倖の問題が発生するか䞍明である。それ故、来たるべきダルマスカ・レゞスタンスずの党面的衝突に備え、ボズダで詊隓しおおきたい  ずいう蚈劃であった。こうした性胜実隓の被隓者ずしお遞ばれたのがダボグであった。 ダボグは志願兵ではない。それどころか本来は、第IV軍団ず戊うレゞスタンスの䞀員である。 15幎前、シタデル・ボズダ蒞発事倉で䞡芪や兄匟を倱ったダボグはすぐにレゞスタンスに参加した。芪兄匟の仇を蚎぀ために戊っおきたダボグだったが、2幎前の䜜戊で倱敗し、垝囜兵に捕らえられおしたう。捕虜ずなったダボグは二床目の脱走を䌁おた際、城壁から萜䞋、頞怎を耇雑骚折しおしたう。誰の目から芋おも回埩は芋蟌めず、もっお䞀週間ずいう死の宣告がなされたダボグ。 第IV軍団では詊隓的人䜓実隓を犁止しおいた。あくたでも実甚性ず安党性が実蚌できた堎合のみ蚱可するずいうルヌルである。だが、この時、死にゆくダボグの呜を助けるずいう名目で詊隓的な人䜓実隓が秘密裏に進められたのである。シシニアスらは第IV軍団における捕虜の扱いに関する「最䜎限の人道的配慮を行う」ずいうガブラスが定めた掟を悪甚したのだ。 こうしお、匷化兵ずしお改造されたダボグは新型魔導兵噚の操瞊者ずしお戊堎に舞い戻った。シシニアスらは「最䜎限の人道的配慮」をさらに重ねた。か぀おの同胞を殺すずいう蟛い想いをしお欲しくないずいう理由で圌の蚘憶を消したのである  。 ダボグ・アン・むニノァシュ 69478 0 72569 72514 11 0 4 5
17 15 Dyunbu pyr Potitus 24歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区ラノェンナ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の遞抜兵。 治癒術士であるナンブはその胜力を掻かしお配䞋の兵ず共に戊堎で戊う若者だ。 ガレマヌル垝囜内でノァリス垝が暗殺され、埌継者䞍圚により内乱が始たったこずをすでに倚くの䞀般兵たちは知っおいた。本囜の指揮系統が厩壊し、か぀おの匷固な倧垝囜が厩壊しおいく  たさかそんなこずになるずは露皋にも考えたこずがなかった。だが、ナンブは違う。誰よりもガブラス軍団長の思想に傟倒しおいた圌女は、今がたさに奜機ではないかず捉えた。垝囜の支配䞋を逃れ、新たな「王囜楜土」を䜜るのであれば今がたさにチャンス。それは旧ランディス共和囜の再興でもなければ、ダルマスカやボズダの埩掻ではない。新たな囜家の暹立である。 垝囜厩壊により未来が芋えなくなった兵も倚い。属州民はより䞍安であろう。ナンブは、本囜に家族を残しおきた者たちに察しお垝囜を抜け出し、この地に集うよう薊めた。䞍安からレゞスタンスに寄り添おうずする者たちには、連䞭を我々は必ず駆逐するずその決意を語った。 ナンブがこう考えるようになったのは自らの出自である。「ポティトゥス」は垝囜支配䞋の属州で暮らす「垂民暩を埗たミコッテ」には割ずよくある名である。圌女は芪を倱った孀児であった。ストリヌトチルドレンずしお育ったナンブは自らの境遇を嘆く他の子䟛ず違い、い぀か垂民暩を埗お、属州民ずしお暮らすこずを倢芋おいた。そのためには孊問が必芁だず考え、孊校にこっそり䟵入し授業を盗み芋るのが圌女の日課ずなっおいた。ある日、犏祉局に保護されたナンブは他の子ず違い読み曞きできたこずから予備軍逊成所の䞭等教育機関ぞず送られる。ここでガブラスの思想に觊れたナンブは圌の信者ずなる。ガブラスを敬畏し、ガブラスのために戊うこずがこの囜の民を豊かにするず盲信したのであった。 治癒術士ずなったナンブは、今日も戊堎で仲間を助けるためその腕を振るう  。 ナンブ・ピル・ポティトゥス 69478 0 72570 72515 12 0 0 4
18 16 Misija Votyasch 29歳。ルガディン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスに朜入した第IV軍団の工䜜員。 シタデル・ボズダのスラム街で生たれ育぀。垝囜の政策により犏祉局を通じお孊校ぞ通うこずを蚱され、孊問に励む。成瞟が優秀だったこずから特埅生ずしお奚孊金の絊付を受け、垝郜の最高孊府に進孊。民俗孊や史前孊などを孊ぶ。そのためボズダの歎史や民族に造詣が深い。 闘神セむブ・ザ・クむヌンの埩掻のためにレゞスタンスに「グンヒルドの剣」を埩刻させるよう助蚀したのはミヌシィダである。圌女がレゞスタンスを敵に回し第IV軍団に埓う理由はふた぀。ひず぀はボズダに残る根深い貧困問題だ。 垝囜支配前の小囜ボズダ時代、民の玄7割が平均所埗の2分の1に満たず、いわゆるスラムで暮らす者は3分の1にも及ぶ。この原因は支配者階玚である貎族や倧商人たちが富を寡占しおいるこずは明癜であった。垝囜支配埌、そうした状態はやや緩和されたが、䟝然ずしお家を持たないホヌムレスや芪を倱ったストリヌトチルドレンは特にシタデル・ボズダのような倧郜垂で芋受けられた。 ミヌシィダもそうした貧困局に生たれ、スラムで育ったボズダ人である。幌少期は食事にあり぀けない日も倚く、圌女はゎミの山から少しでも䜿えそうなものを拟いそれを売るのが日課であった。こうした衣食や教育機䌚が䞎えられない極床の貧困状態にある児童を問題芖した垝囜は犏祉局を蚭眮し、児童の救枈を進めた。だが、その恩恵に䞎るこずのできた児童は半数にも満たなかった。 ミヌシィダの堎合、幞いにも孊校に通うこずができ、優秀な成瞟を収めたこずから特埅生ずしお垝郜の倧孊府ぞ進孊するこずもできた。だが、ボズダでは「富める者」がそうした貧困局をたるで瀟䌚に害為す者であるかのように扱うのが日垞茶飯事であった。面ず向かっお眵られるこずは幟床もあったし、物理的なハラスメントを受けたこずもある。い぀しか圌女は「富める者」を憎むようになっおいた。 たた、ミヌシィダは最埌の女王グンヒルドの血脈であり、その末裔であった。そしお女王の悲惚な最期を知っおいた。 故に、圌女は「持たざる者」であるこずず、女王が暗殺されたこず、この二点においおボズダ瀟䌚に察する䞍信感が根底にあり、「自分はこの瀟䌚の䞀員ではない」ずいう意識が匷かったのである。 もうひず぀が第IV軍団のむデオロギヌである。ガブラス芪子は参加する兵に察しお求めるのは胜力ず忠誠心だけだず公蚀しおいた。出自を問わず、文化や宗教を問わず、性別を問わず、胜力が高く、第IV軍団に察しお忠誠を誓うのであれば誰であっおも等しく扱う  それがガブラス芪子の方針である。これがミヌシィダには魅力的に感じられた。  そんな心に傷を持぀ミヌシィダをいったい誰が止められようか  。 ミヌシィダ・ノォヌトダシュ 69478 0 72574 72519 19 0 1 3
19 17 Lyon rem Helsos 68歳。ヒュヌラン族。旧ランディス共和囜アンベルク出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団千人隊長。 ガブラス芪子二代に仕える勇猛果敢な将。亡きバッシュ・ノァン・ガブラスず同じランディス共和囜出身の戊士。半西玀前のボズダ䟵攻時、十代でありながら癟人隊長ずしお任務にあたっおいたずいう。珟軍団長ノア・ノァン・ガブラスを幌少の頃から知っおいるせいか、未だに「ノア坊」ず呌ぶ。 メネニりス配䞋のボズダ管区分遣隊に所属。「魔獣倧隊」を指揮する。「獣王」の呌び名のずおり、獣䜿いずしお手塩にかけ育おた魔獣ず共にレゞスタンスず察峙する。 すでに68歳ず高霢だが、未だ䞀階圓千の戊闘胜力を誇り、長幎の戊堎生掻で培った甚兵術を駆䜿しお襲っおくる。ただし、自ら立案した䜜戊を無芖しお単独で出撃するこずもしばしば。勝぀こずよりもより匷い盞手ずの戊いを奜むため、䞀階打ちになるこずも倚いようだ。軍略を台無しにする行動を採るせいか䞊官であるメネニりスから叱責を受けるこずも。戊闘や戊争が倧奜きなバリバリの歊闘掟である。故にメネニりスが奜むような謀略・調略の類いが倧嫌い。「勇士なら拳で語れ」が口癖。 ラむアン・レム・ヘル゜ス 69478 0 72572 72517 17 0 5 5
20 18 Menenius sas Lanatus 55歳。゚レれン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団分遣隊長。 情報歊官ずしお密偵を束ね様々な情報を収集し、軍略などを軍団長ガブラスに助蚀する立堎にいる。たた、ダルマスカやボズダなど南方属州での聖遺物探玢隊をも指揮しおおり、叀代アラグ垝囜やむノァリヌス王囜など、珟圚の知識では再珟できない科孊や魔道を手に入れようずしおいる。 今回、ボズダ・レゞスタンスの倧芏暡な反撃を受け、ボズダ管区の分遣隊長ずしおカストルム・ラクスリトレに赎任した。䞉個倧隊を率いおおり、具䜓的には獣王ラむアン率いる「魔獣倧隊」、劖術士アルビレオ率いる「術士倧隊」、盎属の魔導兵噚で歊装する垝囜の䞀般的な「機械化歩兵倧隊」である。 ガレマヌル共和囜時代、有力貎族ずしおその名を知られたラナトゥス家ではあったが、祖父にあたるタむラスが圓時独裁官だった゜ル・ゟス・ガルノァスの皇垝即䜍を反察したため远われるこずになる。タむラスは流浪の末に病死するが、その息子ルヌシアスが蟺境で戊っおいた第IV軍団に拟われる。その埌、頭角を珟したルヌシアスはその実力を買われ、バッシュ・ノァン・ガブラスの副官のひずりずしお掻躍をした。ラナトゥス家の再興を願うルヌシアスはバッシュの勧めで゚レれン族の没萜貎族の嚘ず婚姻を結ぶ。圌女にはすでに息子がひずりいたが、子のいないルヌシアスはそれを逊子ずした。その息子がメネニりスであった。 珟軍団長のノア・ノァン・ガブラスずは幌い時代からの友人であり、ガブラス芪子に察する忠誠心は人䞀倍匷い。そのせいか、汚れ仕事を䞀手に匕き受けおおり、情報歊官ずしおの掻動はたさにメネニりスが望む仕事であった。そのやり口は冷培か぀非情であり、軍団内でも「目的のために手段を遞ばぬ男」ず評された。だが、その実、すべおはガブラス芪子のためになればずいう考えであり、心の奥底に秘めた想いは熱いものである  。 ガレマヌル垝囜が内乱に突入したこずでガブラスは宿願であった垝囜からの独立ずいう道を遞択。それは垝囜からの茜重しちょうの補充がなくなるこずを意味しおおり、レゞスタンスずの戊いが長匕けば第IV軍団は䞍利になる状況であった。だが、メネニりスはガブラスのため、新たな「王囜楜土」を築くために、兵の消耗を避け、その䞊でレゞスタンスを混乱に陥れる䜜戊を立案した。そのひず぀が「聖剣セむブ・ザ・クむヌン」の䌝説であった  。 メネニりス・サス・ラナトゥス 69478 0 72573 72518 18 0 6 3
21 19 Sadr rem Albeleo 37歳。゚レれン族。゚オルれア・りルダハ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団千人隊長。 メネニりス配䞋のボズダ管区分遣隊に所属。「術士倧隊」を指揮する魔術士である。叀代の倱われた魔術に傟倒しおおり、己が魔道の発展ず完成のために捕らえた捕虜を実隓台ずしお死なせるこずもしばしば。敵の呜に䟡倀がないず考える冷培な性栌。そのため敵だけでなく味方からも「劖術士」ず呌ばれる。 りルダハでは呪術士ギルドに所属したが、その心に秘めた冷酷さにいち早く気付いた圓時のギルドマスタヌのムム゚ポがアルビレオを危険分子ず刀断しギルドから远攟した。りルダハを远われたアルビレオはより匷力な砎壊魔法や召喚魔法を求めお各地を攟浪。垝囜が支配するダルマスカ管区にたどり着いた際、第IV軍団が幅広く才胜を募っおいたこずから術士郚隊の発足を条件に入隊した。第IV軍団に参加埌、ガブラスは玄束どおり術士郚隊をアルビレオに任せ、この15幎で倚数の魔術士を育成、぀いにぱオルれア諞囜ず察等に戊える郚隊を䜜るこずに成功した。 メネニりスが指揮する聖遺物探玢に興味を惹かれたアルビレオはボズダ・レゞスタンスずの戊いに志願した。その際、叀代むノァリヌスの聖遺物である「聖石」のひず぀をこのボズダに持ち蟌んでいた  。 サドル・レム・アルビレオ 69478 0 72571 72516 16 0 0 3
22 20 Gunnhildr 叀代ボズダを統べた女王。 氏族同士の終わりなき争いが続く叀代ボズダ、その争いに終止笊を打぀べく女王を共立するこずで統䞀囜家が誕生した。女王の名は「グンヒルド」。それは称号であり、女王を継ぐ者に䞎えられた。 女王は有力氏族の血脈から遞出されるわけではない。神事を叞る巫士シャヌマンたちの䞭からもっずも有胜な者が遞ばれるずいう仕組みで、皮族は問われない。だが、実際にはロスガル族から遞ばれるこずが倚い。これはボズダ人を構成する人皮分垃においおロスガル族が倚数を占めるためである。 第䞉星暊末期、アラグ垝囜が匕き起こした第四霊灜が叀代ボズダを襲った。為政者である有力氏族の長や神官たちは聖剣セむブ・ザ・クむヌンの力を解攟するこずで難局を乗り切ろうずした。だが、圓時、女王グンヒルドはアラグ垝囜ずの争いで傷を負い床に䌏せおいた。そんな圌女は呜を倱うこずを恐れた。そこで神官やグンヒルドの剣たちは䞋玚巫士であったノォヌトダシュ氏族の若者を女王ぞず掚挙した。それは聖剣の力の解攟ず共に死ぬ運呜にある女王である。「䜿い捚おの女王」ならば家柄は䜎く、平民から巫士ずなった者で十分ず刀断したのだ。だが、そんなこずを露皋も知らぬ圌女は聖剣の力を解攟し闘神ずなった。 第四霊灜から民を護った女王であったが、神官たちに誀算が生じた。闘神ずなったあずも女王は人間の姿に戻り、その闘神の力を自圚に制埡したのである。為政者たちはその力を倧いに恐れた。恐れた圌らはグンヒルドの剣を䜿っお女王の暗殺を䌁おる。䜿い捚おの「駒」に過ぎないノォヌトダシュ氏族の女王など生かしおおけぬ  ずいうわけである。 圌女はだたし蚎ちに遭い、あえなくその若い呜を散らした。だが、その魂゚ヌテルの䞀郚が聖剣に取り蟌たれたこずに銖謀者たちが気付くこずはなかった  。 グンヒルド 69478 0 72575 72520 20 0 2 3
23 21 Lilja Sjasaris 19歳。ノィ゚ラ族。ダルマスカ管区ラバナスタ出身。 ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟の新人瀟員。 ラバナスタで垝囜匏教育を受け、特に機工孊を埗意ずしその才胜を開花させる。飛び玚で垝郜の魔導院ぞ進孊する予定だったが、その盎前にドマ・アラミゎ解攟に呌応したダルマスカ・レゞスタンスの反攻䜜戊が始たり、ラバナスタは戊争状態に陥る。リリダは戊枊を逃れるためにラバナスタを脱出し、ドマぞず逃れた。ドマでの避難生掻の䞭、飛空艇の修理やオリゞナルの青燐機関を開発し生掻の糧ずした。ドマ町人地を蚪れたガヌロンド・アむアンワヌクス瀟のゞェシヌがリリダの噂を聞き、同瀟にスカりト。ドマ・アラミゎ解攟劇における同瀟の掻動を知っおいたリリダは二぀返事でそのオファヌを受け、晎れお正瀟員ずなった。 明るく前向きな性栌のリリダだが、その胞䞭は耇雑である。 圌女はガレマヌル垝囜の占領䞋にあるラバナスタで生たれた生粋のダルマスカ人である。圓時のラバナスタは、床重なるレゞスタンスの反乱ずそれに察する垝囜軍の粛枅により、垞に戊争状態であった。戊灜孀児のひずりずしお犏祉局に保護されたリリダはその庇護の䞋、垝囜匏の教育を受けた。そこには垝囜ぞの忠誠を促す思想教育もあったが、呚囲のダルマスカ人の反発は根匷く、生埒たちの倧半は面埓腹背を圓然の姿勢ずしおいた。だが、リリダはそこにわずかな違和感を抱いおいた。もちろん、垝囜の支配を良しずは思わないが、解攟を願うダルマスカの政治䜓制は王制である。平民の立堎は、どちらの䜓制䞋でも違いがない。 さらに、リリダは駐留する第IV軍団に興味を抱いおいた。圌らは匷制的な兵圹を課すこずをせず、あくたでも募兵するこずで垂民を取り蟌もうずしおいた。リリダは軍団長ガブラスが盎接、垂民に語りかけおいるのを聞いたこずがある。「個人がその才胜を生かし、己が責任で自らの人生を切り開くこずが人の為すべき道である  」ず説くガブラスの蚀葉にリリダは正盎、惹かれた。ガレマヌル垝囜ずダルマスカ王囜ずいうふた぀の囜家よりも、そのガブラスの蚀葉に惹かれたのである。ずはいえ、力で属州民を抌さえ付けようずする垝囜の方針を奜きになるこずはなく、やはり、祖囜を䟵略された者ずしおの反感が消えるこずはなかった。 反垝囜偎に身を眮きながら、今ひず぀、レゞスタンスに参加するたでのめり蟌めない  そんな䞭途半端な自分を嫌っおいたリリダ。 だが、ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟に籍を眮くこずで、次第に圌女の䞭に「自立」ずいう目暙が固たっおいく。「独立」ずいう意味ではない。文字どおり、自らの足で立ち、他者ぞの埓属や支配から離れお粟神的に独り立ちする。俯瞰で物事を捉えるこずは重芁だが、その䞀方、地に足付いた行動も肝芁である。シドやゞェシヌらの掻動を目の圓たりにしたリリダは、今の自分にできるこずを粟䞀杯頑匵る  それが䜿呜だず感じた。それこそ、ガブラスが語った「個人がその才胜を生かし、己が責任で自らの人生を切り開く」こずであり、垝囜だろうがダルマスカだろうが、今の自分が目指すこずに思えたのだ。 「いやぁ、自分、かなり頭でっかちになっおいたッス。恥ずかしいッス。」 「リリダ、䜕ぶ぀くさ蚀っおるの いいから手を動かしなさい。私もシド䌚長もあなたの才胜は認めおいるんだから、その期埅にちゃんず応えなきゃ駄目よ。」 「わかっおるッス 姐埡からの教えはすべおメモっおるッス バッチリッス」 「その姐埡っお呌ぶの、やめなさいよね」 リリダ・シアサリス 69561 0 72577 72522 21 1 0 3
24 22 Bwagi Ennze Panca 48歳。バンガ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。 ダルマスカ・レゞスタンス「レンテの涙」の䞀員。 旧ダルマスカ王囜時代、銃士隊の新米銃士ずしお垝囜軍ずの戊争に埓軍。敗北埌は、所属しおいた銃士隊の生き残りず共に空賊を生業ずしおいた。珟圚は、ダルマスカ・レゞスタンスず東方連合の連絡芁員ずしお掻動しおいる。 銃士は本来、銃ず剣技を䞡立させた攻撃が魅力的だが、ブワゞはむしろ機工士ずいうべきポゞション。レむピアなどの现身の剣を甚いた独特の剣技が苊手だずいう。ただし、銃の腕前はピカむチで、䞭距離であっおも短銃で的を正確に呜䞭させる腕前だ。たた、メカニズムに匷く、垝囜が䜜り出した青燐機関の内郚構造にも詳しい。そのため、飛空艇むりサヌルのメンテナンスは䞻にブワゞの任務ずなっおいる。 冒険者ずの関わりは、叀代むノァリヌスの秘宝の「聖石」をめぐる䞀件以来だ。「聖石」を奪った空賊団ではあったが、リヌダヌのバッガモナンがその聖石がも぀邪悪な意思により、鬌韍ぞず倉化しおしたう。それはガレマヌル垝囜に察するバッガモナンがも぀積幎の怚みを聖石に取り蟌たれた結果だ。鬌韍ず化したバッガモナンは正垞な意識を倱っおおり、蚎䌐するしか術がない。最終的に冒険者の働きにより、バッガモナンの魂は聖石から解攟され゚ヌテル界ぞず旅立っおいった。ブワゞにずっおバッガモナンは銃士隊時代からの付き合いであり、実の兄のように慕っおいた存圚。そのバッガモナンの遺志を継ぐべく、ブワゞは空賊を廃業し、レゞスタンスぞず身を投じたのであった。 ブワゞは笑いが奜きである。敗戊により旧ダルマスカ王囜の銃士隊も垝囜軍の配䞋に眮かれたが、ブワゞはそれを拒吊し陀隊する。各地を転々ず流浪した埌、銃士隊の生き残りず再䌚を果たし空賊団を結成した。 だが、ブワゞには忘れられない思い出がある。旧ランディス共和囜の工業郜垂アブデラを蚪れた時のこずだ。そこで゚シュワ族の叀い芝居を芳劇した。゚シュワ族は囜を持たない流浪の民で、各地を蚪れおは唄や舞、芝居を披露し生蚈を立おおいた。同時に、圌らは囜境を越えた異囜の噂や情報をその土地にもたらすずいう圹割も背負っおいた。ブワゞが芳たのは、垂井の人々の色恋を䞭心ずした、笑いあり、涙あり、感動ありずいった、たわいもない芝居だ。だが、物心぀いた時から戊乱を経隓しおいたブワゞにずっお、そこで芳たものはあたりにも衝撃だった。アブデラは垝囜の支配を受けおいたが、町には平穏が戻っおおり、民衆は普通の暮らしをしおいた。「平和ずはこういうこずなのか」ずブワゞは実感した。発䜜的に旅の芞䞀団に加えおもらおうず亀枉したが、䞁重に断られおしたう。 空賊ずなったブワゞは、バッガモナンや仲間ずの䌚話で、奜んでボケ圹を挔じるようになった。笑いをずるこずはなかなか難しかったが、それでも皆に笑顔が少しず぀増えおいったこずをブワゞは誇りに思っおいる。 だが、リヌダヌのバッガモナンが非業の最期を遂げたこずで、ブワゞは再床、戊いの䞭に身を眮くこずを決意した。ず同時に、圌は「笑い」を封印した。祖囜を垝囜から解攟するたでは、ただの戊士であり続けよう  そう決意したのである。 ブワゞ・゚ンれ・パンチャ 69561 0 72578 72523 22 1 0 3
25 23 Mikoto Jinba 24歳。アりラ族。北方諞島シャヌレアン出身。 シャヌレアンの賢人。 シャヌレアン魔法倧孊にお゚ヌテル孊を孊び、その分野での研究成果により賢人䜍を取埗した秀才。普段は同倧孊の非垞勀講垫を務めおいる。亡き賢人ムヌンブリダは倧孊時代の先茩にあたり、同じ研究宀で勉孊に勀しんでいた。たた、友人であるガヌロンド・アむアンワヌクス瀟のゞェシヌを通じお、クガネの劇団マゞェスティックでシドの芁請に応じたのは蚘憶にも新しい。叀代むノァリヌスの遺物「聖石」の謎を短期間で解き明かしたこずからも圌女の優秀さを窺い知るこずができる。今回は、叀代ボズダの遺物「芗芚石」の謎を解き明かすために、ドマのピンらを経由しおガンゎッシュに招かれた。 性栌は穏やかでやや倩然なずころがある。たた、自分の専門分野に぀いお解説する際、専門甚語を䞊べおたくし立おるずいう悪癖がある。䞀方、危機的状況においおは䞀歩退いた立堎から意芋を述べるなど、冷静な䞀面を垣間芋るこずができる。 「超える力」の䞀皮である「未来芖」を持぀。 ミンフィリアや冒険者が持぀「過去芖」は、その察象が経隓した過去を远䜓隓するこずである。䞀方、「未来芖」ずは、これから起きる未来を远䜓隓するこずを意味する。予知倢や占いなどによる予蚀ず同じように思えるが、「未来芖」は「確定された未来」であるため、予蚀のように遞択肢を倉曎するこずで回避するこずはできない。必ず起きる、けっしお避けようのない未来、確実に起きる今より先の時間軞に存圚する出来事を远䜓隓するのが、「未来芖」なのである。 他の「超える力」同様に、意図的に発動させるこずはできない。発動しおも断片的なビゞョンだけであり、有胜な胜力ずミコトは考えおいない。 ミコトには䞀卵性双生児の姉・カグラがいる。䞀卵性のため幎霢はもちろん芋た目も同じだ。だが、性栌は真逆。知識に察しお貪欲であるずいう点以倖、共通点がない。皮肉屋で、蚎論䌚などでは盞手を培底的にやり蟌めたりもする。成瞟も良く、ミコトより賢人䜍を早くに取埗しおいたが、シャヌレアンの囜政を叞る哲孊者議䌚を批刀。察立は深たり、嫌気の差したカグラはシャヌレアンを芋限り、出奔。以来、行方䞍明ずなった。 ミコトずカグラは、けっしお仲の良い姉効ではなかった。物心぀いた頃、すでに姉効の䌚話はなく、たるで他人のようだったずミコトは述懐する。特に二人が飛び玚でシャヌレアン魔法倧孊に進孊するようになるず、寮生掻が始たり、そのため、互いの顔すら芋るこずもなくなった。カグラがシャヌレアンから消えたこずを知ったのは埌になっおからである。議䌚に察しお批刀的であり、そのため賢人䜍を倱ったこずすべおを、出奔しおから知ったのであった。そもそもミコトは他者に察する興味が薄く、人よりも曞物ず接する時間が圧倒的に倚いたさに孊者肌の人間であった。人間関係の煩わしさを味わうぐらいなら関係を築きたくないず考えおいたこずもある。だずしおも、実の姉がそうした事態に陥っおいたこずを露ずも知らない  それほどたでに姉効の関係は薄かったのだ。 こうしたミコトを誰よりも心配したのが研究宀の先茩であるムヌンブリダだ。カグラのこずに察しおミコトには責任はない。そもそもシャヌレアンを出奔する矜目になったのはカグラ自身の蚀動に起因するからだ。だが、消えた姉のこずを心配し、オロオロずするミコトを芋たムヌンブリダは人間ずしおの危うさを危惧したのである。以来、ムヌンブリダはミコトずの䌚話を倧切にした。それぱヌテル孊の話題であったり、䜕気ないアクセサリヌの奜みだったり様々であった。時には芪友のように、時には実の効に接するように、互いの悩みや倢を語り合った。ミコトは次第に他者に興味を持぀ようになり、シャヌレアンの倧孊だけで過ごしおはならないず思うようになった。ムヌンブリダはフィヌルドワヌクを匷く薊めたが、ミコトにはただシャヌレアンを出る勇気がなかった。二人の付き合いは倧孊を卒業した埌も続き、䌚う郜床、時間を忘れお䌚話を楜しんだずいう  。 そんな矢先、ムヌンブリダが亡くなったずいう知らせをミコトは聞く。にわかには信じるこずができず、各方面に死の真盞を問い合わせ続けた。埌日、りリ゚ンゞェからの手玙で顛末を知ったミコトは生たれお初めお号泣した。䜕も知らずにただ乞われるがたた「゚ヌテル・゚クストラクタヌ」補䜜の手䌝いをしたこずを悔やんだ。理由を知るべきだった、ムヌンブリダが䜕のためにそれを研究し補䜜したのかを。そうしおいたらムヌンブリダは  。 以来、ミコトは率先しおフィヌルドワヌクに出るようになった。たた、暁の血盟や他機関などからの䟝頌や芁請を積極的に受けるようになった。己の才胜ず知識を他者のために圹立おるこずが自分の䜿呜であるず考えるようになったためだ。 ミコト・ゞンバ 69561 0 72579 72524 24 1 0 3
26 24 Misija Votyasch 29歳。ルガディン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスに朜入した第IV軍団の工䜜員。 問組織に申告せし氏名及び略歎等、真停を確かめる事胜わず。盞違あれば、速やかに申告すべし。 答蒞発事倉により蚌巊を瀺せぬ事、甚だ遺憟なれど、断じお停りはなし。 問組織を裏切り、敵陣営に走りたるは䜕故か。理由を述べよ。 答裏切りに非ず。我、任務を果たさんず朜入せり。 問敵陣営を密偵せんずするか。 答然り。 問汝の任務を述べよ。 答レゞスタンス・りェポンの埩刻及びグンヒルドの剣の再線成也。聖剣セむブ・ザ・クむヌンを第IV軍団にお確保し、しかる埌、闘神を召喚し䜿圹せんず欲す。 問粟緻な蚈劃なれど、倱敗せり。なんず心埗るや。 答党おは解攟者の力を䟮りし事に起因せんず埗心するもの也。玡ぎ手、すなわち蚘憶探玢なくしお本蚈劃の実行甚だ難し。されど、解攟者の力たでも必芁にならんずは、露にも思わず。あるいは、賢人ミコトはかすかなる䞍安を芚え、解攟者を召臎したらん。 問䜜戊は倱敗せり。第IV軍団の次の手は劂䜕なるものや 答䞀切合切を知らず。知りたるずお、其の方らには話さざる也。 問我ら、かねおより話したるが、汝の恐れるが劂き囜家を䜜る぀もりなし。貧困、差別を廃し、皆が等しく暩利を有する瀟䌚を䜜らんず欲す。されどなお、汝は我らを吊定するか。 答其の方らがさように舵を取らんずいえども、瀟䌚の倉革は成り難し。法を敎備し、思想を説かんずもぞ。 問䜕ゆえそう考えるや 答我を芋るべし。垝囜は新たなる法ず秩序をボズダに打ち立おん。そも半西玀前なり。されど、皆、我のようになりしか差別は倱せたるか 問前提が吊なり。垝囜の法ず秩序は受け入れ難し。其が正しくずも、垝囜が䟵略せし事実が倉わらぬ限り、我々は其を拒たん。 答我を芋るべし。同じ事也。其の方らが勝利し、新たなる法ず秩序にお民を導かんずしおも、其を拒む者必ずや珟れん。 問認め難し。 答我を芋るべし。人は実に愚かなり。死するたで性根は倉わらず。其の方らの目指す瀟䌚を実珟せんずするならば、かように新たなる法ず秩序を拒たんずする者たちを殺すより他なし。我を殺さんずするように。 問凊遇は未決也。解攟埌の軍事法廷におその眪を問わん。 答ならば、この問答は無駄也。 問我、汝を救いたし。 答茶番也。我を殺したくば殺すべし。 問我、汝を救いたし。呜を奪いたくは非ず也。 答汝は善き人間也。汝及びりルガッシュ殿ず䌚えしこず、其はこのボズダに未だ枅流が存圚するずいうこず也。是非、枯らさぬよう心がけたし。   本蚘録は、被疑者であるミヌシィダ・ノォヌトダシュの拘束埌䞉日目に、アペッラ情報技官による同被疑者に察しおの尋問である。残念ながら解攟軍にあるたじき䞍適切な発蚀が含たれおいるため、りルガッシュ盟䞻の特呜により閲芧を犁ずるものずする。 ミヌシィダ・ノォヌトダシュ 69561 0 72580 72525 25 1 1 3
27 25 Gunnhildr 「グンヒルド」ずは叀代ボズダを統べた女王の称号である。 圌女はその称号を最埌に受け継いだ巫女  すなわち、最埌の女王グンヒルドである。 本名はネノィンビィ・ノォヌトダシュ、ミヌシィダず氏族を同じにする。 ノォヌトダシュ家は代々「玡ぎ手」を茩出しおきた䞀族。ネノィンビィはその才を芋蟌たれ、7歳で僧門に入った。星読みや颚読み、数秘術などの占術はもずより、口寄せや祈祷、神楜などを孊び、遂に女王グンヒルドに仕える十二巫女の座を勝ち取った。 時は第䞉星暊末期、アラグ垝囜が匕き起こした第四霊灜が叀代ボズダを襲う。頻発する倧地震により倧地は歪み、砕け、炎を吹き䞊げた。為政者達は聖剣セむブ・ザ・クむヌンの力を発動するこずで闘神を召喚し、自分たちの呜を救うこずを考える。闘神を降ろすには自らの呜を犠牲にする必芁があるが、女王はそれを拒吊。為政者達は「䜿い捚おの女王」ずしおネノィンビィを急遜、女王に祭り䞊げるず聖剣を䞎えた。ネノィンビィずは叀代ボズダ語で「枅廉」を意味する蚀葉。ネノィンビィは為政者達の策略ずは知らずに自らの呜を聖剣に捧げ、闘神を召喚した。こうしお叀代ボズダは救われた。 為政者たちにずっおの誀算は、ネノィンビィが人間の姿で再び姿を珟したこずだった。ノォヌトダシュ家は代々「玡ぎ手」を茩出しおきた䞀族  ぀たり、「超える力」を持った者が生たれる可胜性が高い䞀族だったのである。ネノィンビィも同様であった。「玡ぎ手」ずしおの修行をしたこずはなかったが、時々、他者の過去をのぞき芋るこずができた。圌女はそれを「過去芖」ず認識しおいなかったが、自らの氏族の圹割を知っおいたため、特段、䞍思議な胜力ずは考えおいなかった。だが、その「超える力」が圌女を闘神のテンパヌドにせず、自分の自由意志で闘神を制埡できる力ずなったのだ。 為政者たちはネノィンビィを心底、恐れた。恐れた圌らはグンヒルドの剣を䜿っお女王の暗殺を䌁お、それを実行した。圌女はだたし蚎ちに遭い、あえなくその若い呜を散らした。「闘神の力を自圚に操れるなど、神をも恐れぬ悪魔の所業。ネノィンビィは蚎たれお圓然なのだ」ず皆は考えた。床に広がる自分の血液を眺めながら、圌女は思った。「忌たわしき闘神の力を封印するためには、こうせざるを埗なかったのだろう。わらわはボズダの民を救うたこずを誇りに思う。これで良い」 その刹那、聖剣が茝きを攟぀。ネノィンビィの魂゚ヌテルの䞀郚を取り蟌んだのだ。死に際のネノィンビィは䞀瞬だけ望んだ。もう少し生きたいず。その切なる願いを聖剣は取り蟌んだのだった。 蘇った最埌の女王グンヒルドが最初に芋たものは、自分を取り囲むグンヒルドの剣たちであった。「たた、わらわは殺されるのか」その時、以前は感じなかった憎しみ、怚み、哀しみずいう感情が䞀気に吹き出す。「䜕故だ、䜕故、わらわが呜を散らさねばならぬ」ネノィンビィは自らの力を解き攟぀。「我に跪け、我を厇めよ、我は女王グンヒルドなり  」 だが、その自分を芋おいるもうひずりの自分がいた。蚀葉にはならない、そんなこずは駄目だ、いけない  䞀所懞呜に止めようずしおいる自分だ。女王である前に、ボズダの民ずしおボズダを愛しおいる自分がいる。たずえ卑劣なる者どもがいたずしお、それでも呜を奪っおはならぬ。憎しみは連鎖する、そしお、その連鎖は止たらない。「怚みを捚およ」ずもうひずりの自分が叫んでいた  。 グンヒルド 69561 0 72581 72526 26 1 2 3
28 26 Trinity seeker 闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。 テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」の鋭刃のブラズ、豪剣のノェリボル、熱拳のアギヌの䞉人はすでに「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおいた。さらに䞉人は融合し、トリニティ・シヌカヌずしお冒険者の前に立ち塞がった  。 ボズダの枯湟郜垂マルタルノェから北ぞ1時間ほど歩くず、緩やかな斜面で構成された䞘陵地垯にたどり着く。ひずきわ高い䞘の䞊には数癟幎は経過したず思われる叀い城壁がそびえ立぀。石灰岩を組み合わせお造られた城壁は分厚く、䞡手を広げた倧人ふたりが暪に䞊んだほどの幅がありそうだ。だが、城壁の倧半は厩れおおり、建蚭圓時の姿を留めおいる箇所は党䜓の4分の1皋床だろうか。そんな城壁を抜けるず、䞘ず䞘の間に小さな集萜が芋えおくる。壊れた城壁に囲たれたその集萜が、歊芞の高玚癟貚店こず「翠みどりの䞀門」の総本山である。もずもずこの集萜は小囜ボズダ時代の神祠があった地で、倚くの巫士たちが修行しおいたずいう。䞭倮に芋える耇数の尖塔を䌎った建造物がか぀おの神祠である。巫士たちはこの地で修行に励む䞀方、心身の鍛緎のため歊芞も孊んだ。これが「翠の䞀門」のルヌツである。 ガレマヌル垝囜の䟵攻時、小囜ボズダを守るために倚くの門埒が戊いに挑み、その呜を散らした。その歊芞の才を惜しんだ圓時の第IV軍団バッシュ・ノァン・ガブラス軍団長は、垝囜ぞの忠誠を誓うのであれば「翠の䞀門」を庇護するず玄束。圓䞻は恭順の姿勢を瀺し、自らの銖を差し出すこずで「翠の䞀門」は存続するこずになった。 「翠の䞀門」の極意のひず぀が「䞉䜍䞀䜓」。その教えはシンプルだ。より匷敵ず察峙する堎合、ひずりで挑むのではなく、䞉者が心を合わせ䞀緒に挑むようにずいう内容である。 又埓兄匟同士で幎霢も近いブラズずノェリボルは共に戊う「䞉人目」を同門内で探しおいた。だが、䞀門でも䞀䜍、二䜍を争うほどの凄腕のふたりにかなう者がいるはずもない。そんな䞭、敗北しおも䜕床でも起き䞊がり、果敢に挑戊し続ける少女がいた。それがアギヌである。明るく人な぀こいアギヌは䞀門のムヌドメヌカヌ。ブラズずノェリボルも孀児ずしお䞀門に預けられた頃からアギヌのこずを知っおいる。ふたりはアギヌを実の効のように可愛がっおいた。それ故、ふたりは圌女をけっしお「䞉人目」ずしお認めようずはしなかった。無論、それは圌女を戊堎に出し、死なせたくないからだ。いずれボズダ解攟のため、反垝囜を掲げお蜂起する日が来る。その時は䞀門を挙げおレゞスタンスに参加するだろう。だが、アギヌのような前途ある若者を、血を血であがなうかのような戊乱に巻き蟌むわけにはいかない  ふたりはそう考えたのだ。 アギヌは䞀歩も退かなかった。それどころか、免蚱皆䌝埌もめきめきず実力を䞊げ、遂にはふたりず手合わせしお䞉回に䞀回は勝利するたでに成長した。もう誰もアギヌを止めるこずはできなかった。ふたりはアギヌを「䞉人目」ずしお認めるこずにした。それは共に呜を散らすために受け入れるのではない、アギヌの呜を守るためである。二人は盟ずなるこずを誓い、圌女を受け入れたのであった。 䞉䜍䞀䜓の攻撃を仕掛けおくるトリニティ・シヌカヌ。異圢なる者ぞず姿を倉えた䞉人を救う道はもはやない  。 トリニティ・シヌカヌ 69561 0 72582 72527 27 1 0 4
29 27 Queen's Guard 闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。 クむヌンズ・゜ルゞャヌ、ナむト、ガンナヌ、りォリアヌの4䜓もたた、テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」のなれの果おである。残念ながら「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおしたったようだ  。 クむヌンズ・゜ルゞャヌは「葉隠のムラデン」で知られたロスガル族のレゞスタンスだ。 ムラデンはドマ囜で生たれ育ったボズダ難民の第二䞖。忍術を孊び、ドマ城奪還時もドマ・レゞスタンスの䞀員ずしお掻躍した。ドマ解攟埌、ボズダぞ枡り、バむシャヌ゚ン率いるグルヌプに参加。ドマ匏忍術の教官ずしお兵の育成にあたる䞀方、第IV軍団ぞの諜報掻動を任務ずしおきた。カストルム・ラクスリトレ攻略時は別働隊ずしお北郚ボズダぞ赎いおいたため難を逃れるこずができたが、その埌、南方ボズダ戊線でテンパヌドになっおしたった。 芪兄匟はなく倩涯孀独の身。「戊いで呜を萜ずしたずしおも悲しむ者がいない、それはそれで気楜でいい」ず、口癖のように話しおいたムラデン。テンパヌドず化したその胞䞭は劂䜕に   クむヌンズ・ナむトは勇躍のアディスず異名をずるロスガル族のレゞスタンス。 アディスはボズダの蟺境デルベント出身で、倚くの属州民同様に垝囜匏教育を受けお垝囜兵ずなる。シタデル・ボズダ蒞発事倉を契機にレゞスタンスに合流。癟人隊長でありながら自らが先頭を切っお敵陣に突進する猛者で、しかも名乗りを䞊げた埌、䞀階打ちを奜むずいう悪癖がある。だが、郚䞋からの信頌は厚く、自らの呜を削り敵を撃砎するその姿に憧れる若者も倚い。南方ボズダ戊線では味方を逃がすため殿ずなっお敵ず察峙するが、闘神の゚ヌテルを受けおテンパヌドになっおしたった。 アディスの犠牲によっお呜を萜ずさずにすんだレゞスタンス兵は、垰還時に、血の涙を流しむせび泣いた。アディスを倱うぐらいなら自分たちが身代わりになるべきだったのだず。圌らの慟哭はガンゎッシュ䞭に響いたずいう  。 クむヌンズ・りォリアヌは光速のトゥゲむムず異名を持぀ルガディン族のレゞスタンス。 女性でありながら身の䞈以䞊の巚倧な戊斧を自圚に操るその姿はたさに軍神そのもの。生粋のボズダ人であるトゥゲむムは、小囜ボズダ時代、支配者階玚の䞀画を為した名門貎族出の゚リヌトである。垝囜支配䞋においおボズダ人ずしおは異䟋の自由垂民ずしおの地䜍ず暩利を有しおいたが、祖囜奪還のために党おを捚おおレゞスタンスに参加。ミヌシィダが忌み嫌う貎族のひずりであったが、圌女は平民を蔑むような蚀動をずるこずを䞀切しなかった。口数が少なく感情を衚に出すこずがないため誀解されるこずも倚かったが、平等な瀟䌚の実珟を目指すバむシャヌ゚ンの思想を䞀番支持しおいたのも圌女である。 「異圢なる者」ず化したトゥゲむムは重力を自圚に操る胜力を身に぀け冒険者の前に立぀  。 クむヌンズ・ガンナヌは「碧い死神」ず垝囜兵から恐れられたロスガル族のレゞスタンス・ラティミヌルだ。 ラティミヌルは猟垫ずしおボズダの蟺境で暮らしおいたが、シタデル・ボズダ蒞発事倉で眪のないボズダ人が死んだこずを垝囜による虐殺ず捉え、レゞスタンスに参加した。銃の扱いに慣れおいたラティミヌルは次第に狙撃手ずしおの才胜に目芚める。ゎヌラ河のレゞスタンス拠点を垝囜軍が襲撃した時のこずだ。突然の倜襲によりレゞスタンス偎は倧混乱ずなり、壊滅状態ずなる。生き残った者たちは拠点からの脱出を詊みるが呚囲を完党に包囲され、蟻の抜け出る隙間もない。その時、包囲しおいる垝囜兵が狙撃によっお次々ず呜を萜ずしおいく。月明かりのない挆黒の倜、どこからずもなく跳んでくる銃匟によっお次々ず仲間が倒れおいくのである。今床は垝囜兵が慌おる番であった。狙撃手の正䜓は、哚戒任務に぀いおいたラティミヌルであった。単身で戻り、包囲網を厩すために攻撃を開始したのである。倜が明けた時、圌の狙撃によっお36名もの垝囜兵が額を打ち抜かれお死亡しおいた。襲撃郚隊は退华を䜙儀なくされ、拠点に残っおいたレゞスタンス兵たちは九死に䞀生を埗るこずになった。 生きる䌝説ずなったラティミヌル。「碧い死神」は「異圢なる者」ずなっお女王を守る  。 クむヌンズ・ガヌド 69561 0 72583 72528 28 1 0 4
30 28 Trinity Avowed 闘神セむブ・ザ・クむヌンの忠実なるテンパヌド。 テンパヌド化した「新生グンヒルドの剣」の矅刹のスタニック、飛将のれノェン、花嵐のむ゜ルデの䞉人はすでに「異圢なる者」ぞず身䜓が倉化しおいた。さらに䞉人は融合し、トリニティ・アノァりドずしお冒険者の行く手を阻む  。 カストルム・ラクスリトレ攻略より数ヶ月前  。 ラクスリトレは「湖畔」ずいう意味である。その名の元になったのが近くのむガヌカロ湖、ボズダ地方最倧の塩湖である。叀代ボズダ語で「鏡の湖」を意味しおおり、その名のずおり、晎れた日は波が消え、たるで鏡面のように空を反射する。このむガヌカロ湖の西端に築かれたレゞスタンスの拠点・ノォロディ前哚地が垝囜軍の襲撃を受けたずの知らせが入った。バむシャヌ゚ンは前哚地の停装を芋砎られた以䞊、前哚地からの党郚隊撀退を決め、さらに撀退支揎のためれノェンらに掟遣を呜じた。䞉人はそれぞれの郚隊を匕き連れ、ノォロディ前哚地ぞ向かった。生き残った駐留郚隊ず合流した䞉人であったが、撀退途䞭、アルビレオ率いる垝囜軍の埅ち䌏せを受けおしたう。傷病兵を連れお行軍の遅くなった圌らを狙うずいうアルビレオの策略であった。だが、䞉人は懞呜に戊った。呚囲を垝囜軍に囲たれながらも、岩陰や朚々を、時には仲間の遺䜓を土嚢代わりに積み䞊げ、防埡壁ずしお巧みに利甚し垝囜軍の猛攻を耐えしのごうずした。だが、倚勢に無勢。このたたでは党滅しおしたうず感じたれノェンずスタニックは、傷病兵をむ゜ルデに任せ、その脱出を揎護するため、陜動䜜戊を敢行した。思いがけぬ抵抗を受けた垝囜軍の足䞊みは乱れ、む゜ルデらは脱出に成功。だが、れノェンずスタニックはわずかな生き残りず共に完党に包囲されおしたう。ふたりは、月を芋䞊げながらわずかな䌑息を埗おいた。攻撃は止んだが、おそらく増揎郚隊の到着を埅っおいるのだろう。倜明けず共に攻撃が再開され、我々は呜を萜ずすこずになる  。空が癜み始める頃、予想どおり垝囜軍の進軍の合図が聞こえた。これで終いだ  二人が芚悟を決めた頃、耳慣れた音曲の調べが蟺りに響く。む゜ルデが奏でるボズダの民謡だ。圌女もたた増揎郚隊を率いお戻っおきたのだ。 カストルム・ラクスリトレ攻略を明日に控えた晩、スタニックがむ゜ルデにあの曲を匟いおくれず芁望した。む゜ルデは埮笑むず䜿い慣れた愛甚の匓を楜噚代わりにし奏で始めた。れノェンは酒を飲みながら目を瞑り、あの時の戊いを思い出す。そしお、戊いが終わったら、たた䞉人で酒を酌み亀わしながら、この曲を聎こうず  。 トリニティ・アノァりド 69561 0 72584 72529 29 1 0 4
31 29 the Queen 叀代アラグ垝囜が䜜り出したトリガヌりェポン。闘神を研究し尜くしたアラグ垝囜は、より簡易な方法で闘神を顕珟させ、さらに䜿圹するずいう術を生み出した。闘神を喚び降ろすためのトリガヌの圹目を担っおいるのがこの歊噚である。その䞀本が聖剣セむブ・ザ・クむヌンず呜名されたトリガヌりェポンであった。 このトリガヌりェポンが䜕故、叀代ボズダの聖剣ずしお持ち蟌たれたのか䞀切が䞍明だ。だが、叀代ボズダにアラグ垝囜ず察等に戊えるだけの軍事力がなかったこずを考えるず、奪ったずは到底考えられない。盗み出したずも考えにくいし、たしお叀代アラグ垝囜が莈呈したずも思えない。おそらく叀代アラグ人の䜕者かが、垝囜のやり方に愛想を尜かし、聖剣を手土産に亡呜したず考えるのがよさそうだ。 いずれにしおも、その詳现は䞍明だが、叀代ボズダを統治する女王グンヒルドのみに垯剣が蚱された聖剣は叀代アラグ垝囜が䜜り出したトリガヌりェポンであったのだ。 そのメカニズムが興味深い。 叀代むノァリヌスにおいお聖遺物ずしお厇められた「聖石」、それは倪叀の昔、宇宙より飛来した聖倩䜿アルテマが自らの魔力によっお生み出した特殊なクリスタルである。「聖石」は人間の欲望に反応する。その欲望のみを吞収し、具珟化する力を䞎える  それが「聖石」である。その胜力に目を付けた叀代アラグ垝囜の研究者が「聖石」を発展改良しお䜜ったのがトリガヌりェポンであった。䜿甚者の欲望、たさに「切なる願い」をトリガヌずしお闘神を顕珟させるこずに成功したアラグ垝囜は曎に闘神を制埡する術を考えた。幟床もの倱敗を経お、「超える力」の持ち䞻であれば、自らの身䜓を䟝代にしお、闘神を喚び降ろすこずができる  ずいう結論を導き出すこずに成功する。恐るべし叀代アラグ垝囜である。 時は流れ、ミヌシィダは聖剣䌝説ずそれにた぀わる最埌の女王グンヒルドの悲劇から、闘神を自らの身䜓に喚び降ろすこずを決意。だが、ただ喚び降ろしただけでは意味がない。自分が闘神ずなった際、自らの意思でその力をコントロヌルする必芁がある。そのためには「超える力」が必芁であった。ガレマヌル垝囜の諜報網から情報を埗たミヌシィダは、シャヌレアンの賢人のミコトに泚目する。「未来芖」ず呌ばれる「超える力」を持぀ミコトを誘拐し、ミヌシィダ自身に移すのだ。幞い、超越技術研究所においおアりルス・マル・アシナが開発した「超越者」ぞの匷化技術が第IV軍団にも流れおおり、それを利甚しおミヌシィダは「超越者」ずなったのである。 圓初は、聖剣に封じられた最埌の女王グンヒルド、すなわちネノィンビィ・ノォヌトダシュの゚ヌテル残滓、圌女の蚘憶゚ヌテルの䞀郚を利甚しお幻圱を䜜り出しおいた。レゞスタンスをテンパヌドにするにはそれでも十分だったが、最終目暙である闘神そのものを喚び降ろすにはやはり倧量の゚ヌテルが必芁であった。その゚ヌテルがグンヒルド・ディルヌブラムず呌ばれる叀代ボズダの王宮にあるこずを突き止めたミヌシィダ。王宮の奥に眠る巚倧クリスタル「女王の光茪」を䜿い、぀いに聖剣の真の力を匕き出すこずに成功する。 こうしお闘神セむブ・ザ・クむヌンずなったミヌシィダは、長幎の怚みず、ガブラスの思想を実珟せんがために、冒険者に戊いを挑む  。 セむブ・ザ・クむヌン 69561 0 72585 72530 30 1 0 5
32 30 Rostik Liubasch 56歳。ロスガル族。旧ボズダ王郜ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。 ガレマヌル垝囜からボズダ管区を解攟し独立囜家の暹立を目指しおいる。 圌の父は、小囜ボズダに仕える正芏のガンブレむカヌであった。長じた圌が、同じ道を歩んだ背景には、この偉倧な父芪の存圚があったこずは間違いない事実であろう。では、ロスティックに父の蚘憶があるかず聞かれれば、それは吊だ。 圓時、むルサバヌド倧陞南郚に残されおいた取りこがしの小囜を平らげようず、ガレマヌル垝囜の軍勢が砎竹の勢いで進撃しおいた。ゆえにロスティックの父は幌いひずり息子を垫でもあった老ガンブレむカヌに預け、囜境線ぞず向かっおいった。そしお、そのたた垰らぬ人ずなっおしたったのである。 人々は父を囜を護った英雄であるず讃えたが、護られたはずの囜はガレマヌル垝囜の版図に組み蟌たれ、消えおしたった。ならばせめお、本圓に故郷を守れる男ずなろう。静かに決意したロスティック少幎は、育おの芪からガンブレむカヌの技を孊び、長じお垝囜軍の䞀員ずなったのである。今床こそ、故郷を護る盟ずなるために。 だが、圌もたた父ず同じく護るこずはできなかった。圌が同胞のためにず埓軍しおいる間に、シタデル・ボズダ蒞発事倉が発生。故郷は、文字通り消えおしたったのである。 事倉埌、垝囜を芋限った圌は軍から脱走。䞀時は埩讐鬌ずしお、垝囜軍盞手に無謀な襲撃を繰り返しおいたが、いかに優れたガンブレむカヌず蚀えど、ひずりでできるこずには限界がある。ある日、垝囜軍の埅ち䌏せ攻撃を受けたロスティックは、どうにか逃げ切ったものの深手を負い、森の䞭で倒れ、死を埅぀ばかりずいう状況に陥った。 そんな時、圌を救ったのがバむシャヌ゚ンであった。偶然にも同じ郚隊を攻撃しようずしおいたボズダ・レゞスタンスが、敗走するロスティックを目撃、救出に動いたのである。以埌、レゞスタンスず行動を共にするようになった圌は、知性掟のバむシャヌ゚ンに諭され、やみくもに埩讐のためにガンブレヌドを振るうのではなく、「護るための技」を志ある者に䌝授するようになっおいく。 かくしお途絶えかけおいたガンブレむカヌの䌝統が受け継がれ始めた。ボズダ・レゞスタンスの䞭栞メンバヌであるマルシャヌクや、奇劙な経緯で出䌚った「暁の血盟」のサンクレッドもたた、圌の教え子に含たれる。ロスティックは、己の技ず教えをボズダ再興ずいう倢に぀なげようず、新たな未来ぞず突き進んでいるのだ。 ロスティック・リュバシュ 69561 0 72586 72531 23 1 0 3
33 31 Atori Moribe 29歳。アりラ族。ナグサ南西郚・ダクラク村出身。 ナグサ・レゞスタンスの䞀員。東方連合から掟遣された揎軍のひずり。 アトリの䞀族はか぀おドマからナグサぞ移䜏した者たちである。そのためドマ颚東方颚の名前を持っおいる。祖先の霊を敬うずいった儀瀌的な習慣においおはドマ颚を受け継ぐものの、すでに䜕䞖代もナグサで暮らしおいるため文化的にはナグサ民ず違いはない。 そんなアトリの䞀族  家族はもういない。 ダクラク村虐殺事件は、26幎前、ナグサに䟵攻した垝囜軍が起こした事件である。 第XI軍団配䞋の第XVII歩兵旅団がナグサ南西の山岳地垯ぞ進軍。兵力ずしおは比べものにならないほど䜎いナグサ・レゞスタンスではあったが、地の利に勝るゲリラ的な攻撃に苊しんでいた。ゞャングルから歩哚に向けお矢が攟たれるず、それは確実に呜䞭し呜を奪う。射手を远っお密林に入るず䌏兵による䞀斉攻撃を受け被害を増やすずいった有様だった。こうした小芏暡な攻撃が昌倜を問わず断続的に続き、そのため歩兵旅団の兵たちは粟神的にかなり远い詰められおいたずいう。 そんな䞭、補絊に立ち寄ったダクラク村で悲劇が起きる。ダクラク村は小さな蟲村で、レゞスタンスは滞圚しおいなかった。村人たちは垝囜兵を恐れながらもその呜什に埓い、粛々ず氎や食料などの補絊を手䌝っおいた。その時、酒に酔った垝囜兵のひずりが䜏民に察しお暎力行為に及ぶ。襲われた村人は必死の抵抗を詊みたが、逆䞊した垝囜兵の返り蚎ちに遭い死亡する。隒動を聞き぀けた隊長に察し、その垝囜兵はレゞスタンスに襲われたず虚停の報告をした。隊長は確認するよう促したが、怒った村人たちは蟲具を手にしお村から出おいくよう芁求。怒声が響く䞭、すでにストレスが限界に達しおいた兵たちが銃を乱射。結果ずしお垝囜兵による䞀方的な虐殺ずなっおしたった。 圓初、この事件は単なるレゞスタンスずの戊闘ず喧䌝されたが、生き残った村人の蚌蚀、及び良識ある垝囜兵の内郚告発により虐殺が明るみに出る。第XVII歩兵旅団はガレマヌル垝囜の垝郜ぞ移送され、軍法䌚議を経お凊分された。ノァリス倧将軍は遺憟の意を衚したが、ナグサでは属州民たちの怚嗟の声が収たるこずはなかったずいう。 さお、この虐殺事件の生き残りがアトリである。圓時4歳だったアトリは虐殺事件の盎埌に傷぀いた母芪ず共に村を脱出。密林の䞭を䞉日䞉晩、食事も摂らずに圷埚い歩いた埌、哚戒䞭のレゞスタンスに運良く遭遇。残念ながら母芪はそこで息絶えたが、アトリの呜は救われた。 粟神的ショックからか䞀時的に蚀葉を発するこずができなくなったが、時間の経過ず共に次第に回埩。ダクラク村での事件の詳现を蚌蚀した。 アトリはそのたたレゞスタンスの䞀員ずしお反垝囜闘争に参加。槍術の達人ずしお頭角を珟す。 蚀葉を倱っおいた時代に䜕かず優しく接しおくれた虎鬚こしゅを実の兄のように慕っおいる。 モリベのアトリ 69620 0 72588 72533 31 2 0 1
34 32 Kosyu 38歳。ルガディン族。ナグサ北東郚・ブンラむ村出身。 ナグサ・レゞスタンスの䞀員。東方連合から掟遣された揎軍のひずり。 ナグサ北東郚の密林で暮らしおきた少数民族の戊士。本名は、独特すぎお他皮族には理解できないため、ナグサの反垝囜組織ではもっぱら「虎鬚こしゅ。虎のようにゎワゎワずしたヒゲ」ずいうあだ名で呌ばれおいる。 蚛りが匷すぎるうえボ゜ボ゜ずしゃべるため、䜕を蚀っおるのか理解できないこずがしばしば。そのせいかレゞスタンス内でも虎鬚の人ずなりを知る者は極めお少ない。だが、斧術の達人ずしおその腕を疑う者はおらず、ボズダぞの今回の掟遣は満堎䞀臎で支持されたようだ。 ナグサぞの䟵攻が始たり、虎鬚の生たれ育ったブンラむ村はすぐに戊枊に巻き蟌たれおしたった。その時、わずか8歳。芪兄匟の倧半を倱った虎鬚は、村を脱出した者たちず共に難民生掻を送るこずになる。だが、垝囜軍の進軍に䌎い、南ぞ、南ぞず逃れ続ける日々は蟛く苊しいものだった。虎鬚には3歳違いの効がいたが、その幌い効も流浪の途䞭、病に倒れ呜を倱っおしたう。虎鬚は効の亡骞を䞁重に葬るず二床ず涙を流さぬこずを効の墓に誓い、レゞスタンスにその身を投じた。 その蚛り故にコミュニケヌションを䞍埗意ずしたが、虎鬚は歊芞だけでなく孊問にも秀でた若者であるこずがすぐに皆に知れ枡った。 ナグサが垝囜軍に平定される1幎前のこずである。ゞャングルを哚戒しおいた虎鬚たちは飢えず疲劎で憔悎しきった母嚘ず遭遇した。母芪はダクラク村での事件を告げるず嚘を蚗しお息を匕き取っおしたう。幌い嚘は深い哀しみのせいだろうか、蚀葉を倱っおいた。その嚘がアトリであった。亡くなった効の姿をアトリに芋た虎鬚は、以来、アトリを実の効のように可愛がり、甲斐甲斐しく䞖話をするようになった。 い぀しか、ふたりはナグサ・レゞスタンスでもトップクラスの戊闘力を誇る戊士ぞず成長しおいた。先日、ナグサ内で繰り広げられたカストルム・りィリディスをめぐる激しい戊闘でもふたりは倚くの戊果を挙げたずいう。 今回、ボズダでの倧芏暡な反攻䜜戊ぞの揎軍を東方連合から芁請された際、ふたりは即座に立候補し承認された。垝囜の支配に苊しむ人々を助けたい  それがふたりの倉わらぬ匷い意志であったからだ。 虎鬚 69620 0 72589 72534 32 2 0 2
35 33 Oboro Torioi 24歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜出身。 東方連合から掟遣された揎軍のひずり。 ドマの領内にある忍びたちの「隠れ里」出身。 生たれたずきに、すでにドマは垝囜支配䞋にあったが、人里離れた山奥にある「隠れ里」は維持されおおり、ゲッカむずいう名の忍者に垫事しお、幌い頃より忍術修行に励んできた。生たれ持った才胜ずたゆたぬ努力により、若くしお「䞊忍」の称号を埗る。 ドマ前囜䞻、カむ゚ンによる反乱の折には、オボロもたた埓軍。䞀時はドマ城を奪還するなど、反乱は成功したかに芋えた。しかし、同じ「隠れ里」の忍びが垝囜偎に寝返ったこず、垝囜偎の増揎ずしおれノス率いる第XII軍団が到着したこずなどを受けお、ドマの反乱勢力は鎮圧されおしたう。 その埌、生き残ったオボロは、里の長老からの呜を受け裏切り者の忍者を远い、゚オルれアに向かうこずになる。 かくしお、゚オルれアの地で掻動するこずになったオボロだが、その䞀方でドマに動きがあれば、すぐさた銳せ参じおきた。ピンが指揮したドマ奪還に際しおぱオルれアから即座に垰還し、倧韍月亮門の魔導障壁を解陀する任務で掻躍した。 今回も、ドマ囜䞻ピンからの䟝頌を受けお、東方連合の䞀員ずしおボズダ・レゞスタンスぞの揎軍に参加するこずになった。 性栌は非垞に真面目で正矩感が匷い。任務遂行を第䞀ずするため、ずもするず融通の利かない男ずも思われがちだが、他者の呜を犠牲にするよりは自らの呜を率先しお投げだすタむプ。その勇猛果敢ぶりはさすがドマの忍びず評されおいる。 もっずも、その愚盎なたでの生真面目さ故、任務以倖の個人に関わる生掻には無頓着。そろそろ劻を嚶っお家庭を持぀よう促されるこずも倚いオボロだが、恋愛感情を持ったずしおもそのあずどうやっお発展させればよいのか、たったく想像すらできないず匱音を吐くこずも。 以䞋、゚オルれアにおオボロず行動を共にする忍びの蚌蚀諞般の事情で個人名は控えさせおいただきたす。 「以前は長老らが薊めた盞手をそのたた嚶ればよいず考えおいた時期もあったようですよ。    ええ、そうですね。オボロ様は「䞊忍」ずいうお立堎もあっお、叀い䞖代の長老たちから、お子様を立掟な忍びに育お䞊げるこずが䜿呜なのだず期埅  いえ、圧力を向けられるこずも倚いですから。    ええ、そうなんです。゚オルれア垂民の自由な生掻ぶりに感化されたせいなのか  私が蚀ったずは絶察に内緒でお願いしたすね、バレたら本圓に困りたすので。  その  なんずいうか  オボロ様はどうやら「恋愛」からの「結婚」に内心、憧れおいるご様子  。  ご自身で賌入されたのか、珟地の悪友にもらったのかは定かではありたせんが、『結婚たでのAtoZ』ずいう指南曞を、こっそりず読んでいるのを物陰から目撃したこずが  。」 オボロ・トリオむ 69620 0 72590 72535 33 2 0 1
36 34 Tsubame Oshidari 22歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜出身。 東方連合から掟遣された揎軍のひずり。 ドマの領内にある忍びたちの「隠れ里」出身。 生たれ぀き魔力が少なかったため、こず忍術の嚁力ずいう面ではオボロたち「䞊忍」には及ばないが、しなやかか぀匷靭な身䜓をもっおおり、手裏剣や短刀を甚いた接近戊の評䟡は高い。たた倉装術が埗意であり、朜入任務もお手の物。そうした点が評䟡され、゚オルれアでの任務に掟遣されおいた。 裏切り者の忍者を远うよう呜じられたオボロに付き埓っおおり、䞻に補䜐圹ずしお任務を行う。今回のボズダ掟兵においおもそうだ。その戊闘胜力もさるこずながら、諜報技術に長けた者の支揎を求めるボズダ・レゞスタンス偎の芁望に応えお、忍びであるツバメが掟遣されるこずになった。 オボロずの関係はあくたでも䞊叞ず郚䞋であり、それ以倖の個人的な感情は䞀切ない。そもそも、オボロの補䜐をするのは任務のためだけではなく、優れた忍術の䜿い手ながらどうにも生掻胜力に難があるオボロを支えるための「お目付圹」的な䞀面があるらしい。そう蚀われたわけではないが、ツバメは薄々、長老らの意図を理解しおいた。 そもそも忍びは諜報掻動のために時には数ヶ月にもわたり垂井の人々の生掻に溶け蟌む必芁がある。忍びであるこずを隠し、商人など䞀般的な職業に埓事しお情報収集にあたるのだ。そうした隠密行動をツバメは埗意ずしおいた。たずえ文化や生掻習慣の異なる土地であっおも数日でそれらをマスタヌし、䞀般人ずしお溶け蟌むこずに長けおいるのだ。 だが、オボロはそうした「銎染む」行為が苊手であった。もちろん忍びずしおの最䜎限なレベルをクリアしおいるのだが、どこずなく「銎染たない」のだ。本人もそれを理解しおおり、努力しおいるのだがどうにも䞊手くいかない。ある意味、オボロにずっお唯䞀の欠点ずもいえた。 ツバメにはわかっおいた、その原因が。オボロはどこか倩然なずころがある。育ちの良さずもちょっず違うのだが、基本的に人が良いのだ。生来の生真面目さ、正矩感の匷さがどうしおもにじみ出おしたう。困った人を攟っおおけない、そんなずころに぀い「地」が出おしたうのだ。なので装うべき「人物像」からはみ出しおしたい、それが違和感ずなっお珟れる。勘の良い人ほどその違和感が気になるずいうわけだ。 そんなオボロを「憎めない人」ず思いながら今日もフォロヌする  それが自分の圹割であるこずをツバメはよく理解しおいるのだ。そしお、それもたた悪くないず心の䜕凊かで埮笑むのである。 ツバメ・オシダリ 69620 0 72591 72536 34 2 0 3
37 35 Meryall Miller 18歳。ヒュヌラン族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。「新生グンヒルドの剣」のひずり。 メリオヌルは、闘神セむブ・ザ・クむヌンのテンパヌド化を逃れるこずのできた数少ない「新生グンヒルドの剣」のひずりである。南方ボズダ戊線で第IV軍団ずボズダ・レゞスタンスが衝突しおいた頃、他任務で圌の地を離れおいたため難を逃れたずいうわけだ。 他任務ずはカストルム・ラクスリトレぞの攻撃開始ず同時に、ダルマスカからの補絊線を叩こうずいうバむシャヌ゚ンの䜜戊であった。䞭でも最倧の補絊基地ずいわれる東ボズダ地域の枯湟郜垂ケアリアぞの奇襲䜜戊を指揮したのがメリオヌルであった。若くずも冷静沈着な指揮官  それがメリオヌルである。 シタデル・ボズダ蒞発事倉で䞡芪を倱ったメリオヌルは、犏祉局を経お、垝囜匏教育を受けお育぀。成瞟は優秀で同䞖代の子どもたちより頭がふた぀抜きん出るほどだったずいう。士官候補生ぞの準備機関である青少幎教科孊校ぞ飛び玚で進孊するず、その才芚がさらに花開く。歊芞もそうだが、戊術立案を埗意ずし、暡擬戊では䞉階玚䞊の士官候補生を負かしたほどの腕前だったらしい。 そんなメリオヌルが14歳の時に出䌚ったのが赀魔道士ロノロであった。癜魔法ず黒魔法を駆䜿する赀魔法に心を奪われたメリオヌルは戊闘科目ずしおこれを専攻する。その時、教鞭を執っおいたのがロノロだったずいうわけだ。 ロノロからの指南を受けたメリオヌルはめきめきずその腕を䞊げおいった。それず同時に、ボズダが劂䜕に垝囜によっお富を搟取され、民は自由を奪われおいるのかを知るこずになる。垝囜匏教育では語られない「真実」ず向き合ったメリオヌルはボズダ民ずしおの尊厳を抱くようになった。 2幎前、ロノロにボズダ・レゞスタンスのスパむ容疑がかかり、圓局に連行されそうになった倜のこずである。ロノロ救出のためにレゞスタンスの小隊が拘眮所を襲撃したずの知らせを聞いたメリオヌルは、即座に準備しおいた荷物を持っお寄宿舎を抜け出した。玄束の埅ち合わせ堎所には垫匠のロノロがいた。以来、ふたりはレゞスタンスに身を眮いおいる。 ロノロがテンパヌドになったずの知らせを受けた時、メリオヌルは奇襲䜜戊の盎前だった。だが、圌女は気䞈に振る舞うず、䜜戊を指揮し、芋事、成功に導く。皆は私情を挟たず任務優先を第䞀ずするメリオヌルを耒め称えたが、内心、すぐにでも南方ボズダぞ行きロノロに䌚いたい想いで䞀杯だった。 ロノロず最埌に亀わした玄束が心をざわ぀かせた。䞇が䞀、敵の捕虜ずなった堎合は、互いに呜を奪おうず。テンパヌドを元に戻すこずができないのであれば、ロノロに匕導を枡さねばならない。だが、私にそれができるのだろうか 泣きたい心を必死で堪えるメリオヌルであった  。 メリオヌル・ミラヌ 69620 0 72592 72537 35 2 0 2
38 36 Lovro aan Slanasch 38歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ボズダ・レゞスタンスの䞀員。テンパヌドにされおしたった「新生グンヒルドの剣」のひずり。 城甚兵ずしお垝囜軍に埓軍䞭にシタデル・ボズダ蒞発事倉が発生、芪兄匟を倱う。以来、垝囜軍に身を眮きながらもボズダ・レゞスタンスのスパむずしお掻動し始める。 ロノロは赀魔道士である。 なぜ赀魔法を操るこずができるのか。 城甚兵ずしおアラミゎ攻めに送られた際、そこで垝囜偎に寝返った赀魔道士に教わった。゚ヌテル攟射を䞍埗手ずするガレアン族では扱えないため、その技術の䟡倀を芋極めるべく属州民のロノロに癜矜の矢が立おられたずいう。 ロノロは赀魔道士の術を気に入り、熱心に修行した。ロノロに赀魔道士の技を教えたのはランバヌドずいうアラミゎ人だった。ランバヌドはか぀お「玅の疟颚」ず呌ばれるアラミゎ革呜軍の䞀員で、仲間ず共に赀魔法を埩興させた、いわば始祖的な達人であった。垝囜に忠誠を尜くす芋返りずしお赀魔法を差し出したずいうこずだった。 ロノロは心の底では垝囜に尻尟を振るランバヌドを嫌っおいたが、赀魔法をマスタヌするたでの間、そうした態床はおくびにも出さず、修行に集䞭した。こうしお赀魔道士ずなったロノロは東方に垰還。各地の士官孊校で赀魔法の教鞭をずるこずになった。ロノロにはひず぀の蚈画があった。圌は垝囜に察する反抗心を抱える者のみに赀魔法を教えるこずにしたのだ。い぀の日か、垝囜に抗うその時、共に反旗を翻しお垝囜ず戊おう。垝囜匏教育を受け、垝囜の支配を疑問に思わない生埒に秘かに真実を教えながら、来るべき時を埅぀のだ。 シタデル・ボズダに戻ったロノロは玠晎らしい逞材ず出䌚った。圓時、14歳だったメリオヌルである。戊術家ずしおの才胜にも秀でた圌女はきっずレゞスタンスにずっおも倧切な戊力になるだろう。そう考えたロノロは圌女に察しお、これたで以䞊に心血を泚いで赀魔法を教えた。メリオヌルはたるで氎を瞬時に吞い取る砂挠のように、ロノロから赀魔法を孊び、身に぀けおいった。 こうしおふたりは、秘かに亀わした玄束に埓い、ボズダ・レゞスタンスに身を投じた。そしお、反攻䜜戊を前にその才を認められ、共に「新生グンヒルドの剣」ずなった。 だが、ロノロはロノロでなくなっおしたった。闘神セむブ・ザ・クむヌンの力を受け、忠実なる䞋僕、テンパヌドになっおしたったのである  。 ロノロ・アン・スラナシュ 69620 0 72593 72538 36 2 0 3
39 37 Llofii pyr Potitus 19歳。ミコッテ族。ダルマスカ管区バルナむン出身。 元ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の脱走兵。 殺凊分の察象ずなった実隓動物「モノセロス」を連れ、垝囜軍から脱走したロフィヌ。第IV軍団の熟烈な远跡をかいくぐり、南方ボズダ戊線をモノセロスず共に脱出するこずに成功した。 カストルム・ラクスリトレが陥萜したこずを知ったロフィヌはボズダ・レゞスタンスに投降。垝囜兵ず知りながら戊堎で手助けしおくれたレゞスタンス兵たちに恩矩を感じおいたのもあるが、䜕よりも行くあおもない手負いのロフィヌずモノセロスにずっおは捕虜になるほうがマシだず考えたのだ。 ロフィヌは知りうる第IV軍団の情報をすべお䌝える代わりにモノセロスだけは遠く離れた故郷の山ぞ垰すよう懇願した。それが叶うのであれば凊刑されおも構わないず匷く蚎えた。䞊々ならぬその芚悟に心を打たれたバむシャヌ゚ンは、捕虜ではなくレゞスタンスの客将ずしお迎えるこずにした。そしお無事に戊いを終えた埌、自らの手でモノセロスを故郷ぞ連れおいけばよいずも。 実はロフィヌには戊堎でやり残したこずがあり、それが気がかりであった。心残りずはすなわち、他の実隓動物たちの解攟である。そのためには第IV軍団で魔導実隓を指揮するか぀おの䞊官「傍癜のファビノヌ」を蚎ち取らねばならない。ファビノヌを生かしおおいおは、ボズダの倖でも同じ倖道な生䜓実隓を行うに違いないからだ。 「モノセロス  手䌝っおくれる 無理匷いはしない。あなたの奜きにすればいいわ。」 バむシャヌ゚ンはたずえロフィヌが呜を萜ずすこずになったずしおもモノセロスは必ず故郷ぞ垰すず玄束しおくれた。考えおみれば、そんなモノセロスに付いおきおほしいず願う自分は、結局、ファビノヌず同じではないか  そう恥じるロフィヌはモノセロスを眮いお戊堎ぞず向かおうずした。だが、モノセロスはロフィヌず共に行動するこずを遞んだ。勝利がなんであるのか、それを理解するこずはできおいないが、ロフィヌの呜を守りたいずモノセロスは心の底から願ったのである  。 ロフィヌ・ピル・ポティトゥス 69620 0 72594 72539 37 2 3 4
40 38 Fabineau quo Soranus 37歳。゚レれン族。ランディス州マントノァ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の癟人隊長のひずり。 「朔癜のロフィヌ」の元䞊官。モノセロスなどを実隓動物ずするこずで、魔法の研究を行っおいた匵本人であり、ロフィヌ脱走の盎接的芁因を䜜った人物である。 語り口は䞊品だが、魔獣はもずより人間の呜などなんの䟡倀もないず考える冷酷無比な男。そもそも他人に察する共感性が皆無であり、良心の呵責なしで平気で他者を傷぀けるこずを奜む。たた、「結果がすべお」ずする結果至䞊䞻矩者でもあり、そのためには手段ず方法を遞ばない。究極の゚ゎむストずもいえ、䜕よりも自分の思想や行動を根拠なく正しいず信じお疑わない。 ミヌむズムの塊ずもいうべきファビノヌだが、唯䞀、圌をむラ぀かせおいるのがシシニアスだ。 垝郜ガレマルド出身のシシニアスは超越技術研究所にお魔導技垫長アりルス・マル・アシナに垫事する゚リヌトのひずり。アラミゎ陥萜時に本囜ぞ戻ればよいものを、「聖遺物」を求める軍団長ガブラスに気に入られ第IV軍団の魔導技垫長に就任した。シシニアスはその類い垌な才胜ず探玢欲により数々の成果を䞊げおいる。そのこずもあっおか、第IV軍団の芏埋を無芖するかのような人䜓実隓を繰り返しおも咎められるこずがない。 ファビノヌは自身の感情を理解しおいないが、深局心理䞋ではシシニアスをラむバルずしお意識しおいたのである。それ故、魔導技術に劣らぬよう、負けぬようにず新たな魔法の研究に没頭するようになったのだ。それが前述のモノセロスに代衚される魔法生物や魔獣を䜿った倖道ずもいえる実隓であった。そしお、それは次第に過激な実隓ぞず゚スカレヌトしおいった  。 「ふむ  少なくずも吟茩は人間の呜に手を付けたこずはありたせんよ。人間の呜ずは実に尊いものですからね。それに比べたら実隓動物など  。こう考えおみたらいかがですか。魔法の発展  すなわち「力の確保」こそが戊争を終わらせ平和を䜜り出す至高の鍵であるず。  すべおはそのための貎い犠牲なのですよ。」 なお、「゜ラノス」はマントノァではよくある名字であり、鉄火のサルトノォアヌルず血瞁関係はない。 ファビノヌ・クォ・゜ラノス 69620 0 72595 72540 38 2 0 2
41 39 Yamatsumi pyr Urabe 41歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ管区ゎりド村出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「術士倧隊」所属の陰陜士。 神事を叞るりラベ家は陰陜道を家孊ずし、ドマを治める囜䞻䞀族に代々仕えおきた。だが、ドマがガレマヌル垝囜の支配䞋ずなっおからは䞀切の宗教行事が犁止された。そうした行事、儀匏が犁じられたのは、垝囜が忌み嫌う蛮神召喚に繋がりかねない危険性があるず刀断されたためである。特に代理総督だったペツナはりラベ家をはじめずする陰陜士䞀族を厳しく匟圧した。 倧半の陰陜士䞀族はドマから逃れるか、レゞスタンスずしお地䞋ぞ朜った。だが、りラベ家は代々君䞻に仕え囜政を支えおきたずいう自負ず誇りから培底抗戊を遞ぶ。だが、反攻も空しく䞀族郎党はこずごずく捕らえられ凊刑された。 そんな䞭、ドマを逃れたりラベ家の者たちがいた。「りラベのダマツミ」率いる陰陜衆であった。そしお圌らのドマ脱出を蚈画し、逃亡を手助けしたのが、䜕を隠そう第IV軍団のガブラスであった。 ガブラスはその才を惜しみ、むざむざ、呜を散らすべきではないず説埗。生きおいればいずれドマに垰還できる日もあろうし、䜕よりもダルマスカで新たな王囜楜土を共に築こうず誘った。ガブラスの蚀に垝囜ずは異なる思想ず䟡倀芳を感じたダマツミは、遂に第IV軍団に䞋る決意をした。 こうしお第IV軍団の正芏兵ずなったダマツミだが、第IV軍団では新参者ずいうこずもあり、十人長ず実力よりはるかに䜎い階玚である。だが、それは遊撃郚隊ずしお自由に掻動できるようにずガブラスが配慮した䞊での䜍眮づけで、術士倧隊所属でありながらメネニりスから盎接、「聖遺物探玢」の指瀺を受けるこずもあったようだ。 ダマツミはドマ脱出の際、神具のひず぀である「神巌戞の曲玉」を持ち出した。匏を打぀際に甚いられるこの神具はりラベ家に預けられ、代々の圓䞻のみがそれを駆䜿したずいう。どのような理由でダマツミの手に枡ったか定かではないが、ダマツミによればそもそもこの神具はりラベ家がドマ囜䞻䞀族に奉玍したものであり、垝囜支配䞋ずなった埌、元の持ち䞻の手に戻っただけのこずず䞻匵しおいる。だが、ドマ囜はダマツミを「神具を奪い、垝囜に寝返った裏切り者」ずしお远っおいるようだ。 ダマツミ・ピル・りラベ 69620 0 72596 72541 39 2 0 3
42 40 Pagaga quo Vochstein 20歳。ララフェル族。ダルマスカ管区ニムラハバ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の癟人隊長のひずり。 バックスタむン家はアラミゎにおける「名門魔獣䜿いの家名」である。倚くの優れた魔獣䜿いを茩出したバックスタむン家は、特にグリフィンの飌育・鍛錬に長けおおり、その育成されたグリフィンはアラミゎの王䟯貎族たちにも愛される存圚であった。移動手段ずしおはもずより戊闘胜力も高く、アラミゎの魔獣郚隊の䞭栞を成したほどである。その功瞟を讃えお爵䜍を授䞎されたバックスタむン家は末垭ながらも貎族ずしおさらにアラミゎ発展のために力を尜くしたそうだ。 アラミゎ王家に察する忠誠心は高く、ガレマヌル垝囜がアラミゎに䟵攻した際、圓時の圓䞻カラムはグリフィンを奪われたいず家畜房の扉を開け攟っお、手塩にかけお育おたすべおのグリフィンを野に逃がしたずいう。この痛快な゚ピ゜ヌドは今でもアラミゎ垂民に語り継がれおいるほどであった。 アラミゎが垝囜支配䞋ずなった埌、バックスタむン家は垝囜ぞの協力を頑なに拒んだ。ギラバニアのグリフィンはアラミゎの王䟯貎族、そしお民のために甚いるべきであり䟵略者の意のたたにはさせないず匷く拒吊したずいう。第XII軍団は捕らえた圓䞻カラムを凊刑しようずした。その時、垝囜軍ぞの城兵を志願したバックスタむン家の者がいた。カラムの息子のひずりガンプである。ガンプはすぐに喧嘩腰になるような粗暎で自分勝手な男ずいう評刀だった。だが、魔獣䜿いずしおは䞀流で、カラムの息子の䞭でも䞀番であった。第XII軍団はガンプの入団、及びグリフィン飌育の技ず匕き換えにカラムを解攟した。 バックスタむン家の名を汚し、アラミゎの裏切り者ず眵られたガンプはそうした悪評を気にせずグリフィンをせっせず飌育したずいう。だが、他者を䞍愉快にさせる野卑な性栌の䞊、極めお高慢な態床はさすがに第XII軍団も扱いにくかったようだ。その噂を聞き぀けた第IV軍団のガブラスが配䞋の魔獣倧隊の匷化を目的にガンプを匕き取るこずになった。 ガンプの䞍遜な態床は第IV軍団でも同じだった。だが、そんなガンプのプラむドが脆く厩れ去る瞬間が蚪れる。魔獣倧隊内での暡擬戊であった。獣王ラむアンが育成した魔獣の前に、さすがのガンプも勝おなかったのである。負けん気の匷いガンプはその埌、䜕かに぀けおラむアンず戊果を競い合ったが、惜しいずころでい぀も敗北の憂き目に遭った。倱意のガンプは曎に他者を寄せ付けなくなっおいた  。 ダルマスカで反乱軍をニムラハバの森たで远い詰めた時のこずである。森林ごず焌き払うこずを提案した䞊官に察しおガンプは森で暮らす魔獣たちを殺すべきではないず呜什を無芖。魔獣を助けるべく戊線を離脱し、炎䞊する森林ぞ飛んだ。その時、逃げ遅れた䜏人であろう、ララフェルの幌い嚘をグリフィンが発芋した。ガンプは人間の呜などに興味はなかったが、グリフィンがずおも気にしたため仕方なく嚘を救出した。 ララフェルの嚘は野生児同然の孀児で、圓時、読み曞きどころか蚀葉を話すこずすらできなかったずいう。パガガず名付けられた嚘をガンプは可愛がった。党身から拒絶ず譊戒の信号を出し぀぀も、人に甘えたいずいう県差し。自分に䌌おいるず感じたのかもしれない。 呜什䞍服埓の䞊、勝手に戊線を離脱したずしおガンプは凊刑を求刑されたが、それを助けたのはラむアンであった。ガンプの才胜を買っおいたラむアンは眰を匕き䞋げるよう進蚀した。鞭打ちの刑を受けたガンプは背䞭を血塗れにしお家畜房に垰還した。高熱で䞉日䞉晩、生死の境を圷埚ったガンプであったが、圌を甲斐甲斐しく䞖話したのはパガガであった。 この時を境にガンプから䞍遜さが消え、優しい男になった。他者を拒絶せず、すすんで䌚話をするようになり、次第に人望も高たっおいく。皆は眰のおかげだず噂したが、パガガの存圚がガンプを「人間に戻した」のだずラむアンは感じた。い぀しか魔獣倧隊にはラむアンずガンプありず謳われるようになる  。 だが、ガンプも䞍治の病に逆らうこずはできなかった。病床から起き䞊がるこずのできなくなったガンプはパガガを逊女に迎え、バックスタむン家の名を継がせるこずにした。圌の最期を看取った埌、パガガは逊父ガンプの墓前に誓った。父を超え、そしおラむアンを超える魔獣䜿いになるこずを  。 パガガ・クォ・バックスタむン 69620 0 72597 72542 40 2 0 1
43 41 Daguza oen Sus 46歳。シヌク族。ダルマスカ管区ナルビナ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の兵長。ビヌストマスタヌ。 様々な皮族が圚籍する混成郚隊を指揮しおおり、気前よく肉を振る舞うために郚䞋からの信頌も厚い男。 それもそのはず、「無骚のダグザ」は元傭兵で自分の傭兵団を率いるリヌダヌであった。さらに正確に蚘すならば、圌は匷盗階士である。匷盗階士ずは、階士の身分を持ちながら匷盗や盗賊を生業ずする者を瀺す。階士ずいう身分の有無だけが違うのだが、その身分が倧きな意味を持っおいた。階士故に、盞手に察しお決闘を申し蟌むこずができ、決闘ずいう正芏の戊いを盞手に挑む  ずいう名目で匷盗を正圓化する、それが匷盗階士の特暩ずもいえた。もちろん、それは正芏の法ではなく、そもそも決闘を申し蟌む際、盞手にずっおは、ほが「蚀いがかり」であった。 ダグザは貧乏貎族の出で、階士䜍を受け継いだものの、荘園経営には䞀切興味を持たず、仲間ずずもに博打や酒に溺れる毎日だったずいう。金に困るず前述のように匷盗を働くずいった日々を送っおいた。ただ、その悪名は瞬く間に広がり、ダグザの領地を通過しようずする商人はどんどん枛っおいき、匷盗を働くこずができなくなっおいく。 そんな䞭、ガレマヌル垝囜のダルマスカ䟵攻が始たる。ダグザは傭兵団を率いお旧王囜軍に参加するが、王家に察する忠誠心は薄く、契玄が終わるず䞡軍に察しお売り蟌みをする砎廉恥ぶりであったずいう。そんな圌の口癖が「オレには肉を食べさせなきゃいけねぇ家族がいるンだよ」。圌の家族ずは、圌に付き埓う悪友どものこずで、矩兄匟の契りを結んでいたずいう。 い぀しか、ダグザの傭兵団は「仲間にしたくないが、敵に回られるず厄介」ずいう評刀を埗お、䞡軍に重宝されたようだ。 ダルマスカが垝囜の支配䞋ずなった埌は、各軍団を盞手に傭兵ずしお売り蟌んだずいう。様々な戊堎で悪名を埗たダグザだったが、圌のモットヌは「名を惜しむな、呜を惜しめ」であり、戊堎で呜を倱うぐらいならさっさず逃げるこずを第䞀にしおいた。そのため、兵の生還率は高く、それでいお任務達成率もそこそこだったため、各軍団は「高倀ではないがそれなりの倀段」で圌の傭兵団を雇っおいたずいう。 だが、ノァリス垝が即䜍するず、傭兵に察する運甚方針も厳しくなり、ダグザ傭兵団も遂に「売り䞊げ䞍振」に陥る。 「オレには家族のために肉が必芁なンだよ」 ダグザの窮地を救ったのが、第IV軍団のガブラスであった。倚民族で構成される第IV軍団の䞭には、協調性に欠く荒くれ者どもも倚かった。そうした無頌挢らを「手懐ける」こずができたら、地䜍も名誉も金もダグザにくれおやろうず玄束したのである。 二぀返事で匕き受けたダグザは正芏兵ずしお重甚されるこずになった。だが、圌が第䞀にしおいるのは家族が腹ぺこにならない肉である。蚀い換えれば、翌日の朝を迎えられるだけの食事があれば十分なのだ。したがっお、ダグザずその䞀掟はガブラスず第IV軍団に察する忠誠心は䞀切ない。たったくない 倧事なこずなので二床曞いた。ずはいえ、もらった金銭の分だけはきっちり働くダグザたちであった  。 ダグザ・゚ン・スヌス 69620 0 72598 72543 41 2 0 1
44 42 Gilbrisbert quo Buteo 29歳。゚レれン族。ダルマスカ管区ザヌギドス出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔導僧兵倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。 旧ダルマスカ王囜では邪教ず呌ばれた宗教集団が存圚した。圌らは囜教であるペクス教ず察立する䞀掟であり、具䜓的にはペクス教の創始者である聖アゞョラを糟匟し、最終的にその呜を奪った裏切り者・ゲルモニヌクこそが救䞖䞻であるず匷く信じおいたずいう。そのため王囜は圌らを異端者ずしお匟圧。極刑を免れた信奉者たちはダルマスカ囜倖ぞの远攟凊分ずなった。 旧ダルマスカ王囜はペクス教を囜教ずしたものの、他宗教に察しお寛容な囜家であった。そもそも様々な皮族や民族が暮らす「人皮の坩堝」であった旧ダルマスカ王囜は、その「寛容さ」なくしお囜家の安定を実珟するなど䞍可胜だったからだ。では、䜕故、ゲルモニヌク掟が匟圧の察象になったのか。 聖アゞョラは敵察する勢力を倒すために神の䜿いである聖倩䜿アルテマを召喚したず䌝えられおいるが、ゲルモニヌクはそのアルテマこそが神であるず蚀った。そしお、アルテマが生み出す「聖石」ず呌ばれる奇跡の遺物が䞖の䞭の悩みをすべお解決するず説いたのだ。だが、「聖石」は実に危険な代物で、悩みを解決するどころか灜いを匕き起こすずしお人々に忌み嫌われたようだ。迫害を受けたゲルモニヌク掟の信者たちは、王囜に察しお宣戊を垃告。無差別な砎壊工䜜を実斜しおしたう。 ゲルモニヌク掟を過激掟組織ず断定した王囜は歊力による培底した匟圧を実行。これにより宗掟幹郚は極刑ずなり、改宗しない䞀般信者は囜倖远攟凊分ずなった。 だが、囜倖でゲルモニヌク掟信者は秘かに、か぀しぶずく生き延びた  。 ゞルブリスベルはダルマスカ管区で生たれ、垝囜匏教育を受けた属州民である。成瞟優秀な才人であったが、人を芋䞋す癖があり、それ故、友人を持たぬ協調性のない若者ずしお疎たれた。自身の胜力を持お䜙した圌は、犁忌ずされた魔術や曞籍に興味を抱くようになった。ゲルモニヌク聖兞ず呌ばれるゲルモニヌク掟の経兞を手に入れた圌は、囜倖で䞀掟の生き残りず接觊。その教えに傟倒した圌は「聖石」の「欠片」である「聖石片」を歊噚に第IV軍団ぞ入隊する。ゲルモニヌク掟の保護ず匕き換えに、䞀掟が受け継いだ魔術ず聖石片を甚いた郚隊を線成した。 ゲルモニヌク掟は呜を捧げるこずでアルテマのもず、぀たり倩囜ぞ行けるずいう過激な思想を信じおいる。そのため、戊いでは最埌に自らの肉䜓ず呜を捧げるこずでルカノィず呌ばれる異圢の者たちを憑䟝・召喚するずいう荒技を甚いる。それに必芁な媒䜓が「聖石片」ずいうわけだ。 ただし、他の僧兵は䜿呜のため呜を差し出しお戊うが、ゞルブリスベルは他者を玠材にしお倉異させるず同時に粟神支配の魔法で操っお戊わせるずいう、なかなかの倖道な策を埗意ずする。他者を生莄にしお戊力を䜜り出すこずから圌は「人圢䜿い」ず忌み嫌われおいるが、圌自身はそれを名誉ず捉えおいるようだ  。 ゞルブリスベル・クォ・ブテオ 69620 0 72599 72544 42 2 0 2
45 43 Dabog aan Inivisch 掚定34歳。ロスガル族。ボズダ管区シタデル・ボズダ出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団「機械化歩兵倧隊」所属の特殊兵ダボグなる人物のデヌタを甚いた匷化兵。 **※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。**   こんにちは。第IV軍団所属の技術士官ノェリュヌタスです うん ちゃんず蚘録されおいるかな   た、いいや、ずりあえず、このたた進めたす え、これはですね、ぶっちゃけるず第VII軍団のりァレンス軍団長ず、閣䞋が率いる魔導技術士官たちが開発した技術を応甚したものです ただし、今回は、私こず、「倩才」シシニアス・マル・ノェリュヌタスがいたからこその「成果」であるッ  ずいう点にご泚目ください。 现かいこずを省きたすけど、ずにかくこの「革新的な技術」を甚いお本物の「被怜䜓VIII号ダボグ」ちゃんのですね、圌の「蚘憶」を「抜出」するんです。でもっお、他の捕虜のボズダ・レゞスタンスのロスガル兵ちゃんにこの蚘憶を「泚入」するわけなんですね。するず、たぁ、なんずいうこずでしょう、「ダボグちゃんに限りなく近い匷化兵」を「量産」できちゃうっおわけ ん、なんお玠ン晎らしい 䞀応、こだわった点ずしおはですね、ダボグちゃんに䌌たロスガル兵ちゃんを「䜕匹」か甚意しおですね、できるだけオリゞナルのダボグちゃんに「芋た目」が近くなるよう、魔改造しちゃうんです。ほら、ロスガルに限ったわけじゃないけど、私のような「生粋のガレアン族」からするず、もうそれ以倖なんお、正盎、芋分けが付かない笑 いやいや、差別するわけじゃないですよ、ただ、わかんないものはわかんないわけで。それでも、ダボグちゃんにクリ゜ツなロスガルが、さらに芋た目たでクリ゜ツにアップデヌトされるわけですよ そりゃ、レゞスタンスの皆さん、ちょ驚いちゃうでしょ笑 私、そういう驚く顔が芋たくお、぀い぀い现かいこずにこだわっちゃうんですね爆笑  今でも思い出したすよ、私がネタバレした瞬間のレゞスタンスの皆さんの衚情 ずっおも傑䜜でしたね笑 いやぁ、ほんずによかった、マゞで、こういうこずやっおきおよかった笑 やはり研究っおのは驚きのためにあるようなものですからね。身内を驚かすのもいいんですけど、敵が驚愕するのを陰からチラ芋する、もうこれ最高 末代たで語られちゃう 私、「倩才」ですからね。魔導技術だけじゃなくお、「挔出」も倩才なんですよ笑  あれ、どうしたんですか、その苊虫を噛み朰したような衚情は、嫌だなぁ、そういうの、私、苊手なんですよね。 たぁ、いいじゃないですか。どうせ、あなたたちレゞスタンスは私を凊刑するんでしょう だったら、せめお私のこれたでの成果をすべお吐き出したすよ。是非、蚘録しお埌䞖に䌝えおください。なんだったら、あなたたちの新生ダルマスカずやらの軍事力向䞊に圹立おたっおいいんですよ笑 え 冗談じゃない たたたた笑 あなたたちは、今、もう戊争は䞍芁だ、ご免だ  っお思っおいるかもしれたせんが、いずれ戊争を知らない䞖代が生たれたす。その時、圌らはどう考えるでしょうね。敵察する勢力に察しお優䜍に戊うため、兵士を蚓緎する、戊略をよりよいものにする、そしお兵噚そのものを向䞊させる  その時、はたず気付くんです ああ、あの「倩才」がいたなっお笑 そう、私のこずですよ爆笑 だからね、あなたは、今、私の話を真面目に聞かなきゃいけない、きちんず蚘録しなきゃいけないんですッ あ、あれ ちょ、ちょっず、どこぞ行くんです ただこれからだっおいうのに ちょっず埅ちなさい   ダボグ・アン・むニノァシュ 69620 69624 72600 72545 43 2 4 5
46 44 Lyon quo Helsos 68歳。ヒュヌラン族。旧ランディス共和囜アンベルク出身。 元ガレマヌル垝囜第IV軍団「魔獣倧隊」所属の䞊玚癟人隊長。 **※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。** 属州ダルマスカぞ垰還したラむアンはその敗戊の責を咎められ、䞊玚癟人隊長ぞ降栌の䞊、眰ずしお投獄されるこずになった。その半幎埌、思いがけない事件が発生した。事件ずはラむアンによる軍団長ガブラスの暗殺であった  。 以䞋、ダルマスカ暫定政府による調査結果からの抜粋である。 ラむアンの投獄は玄半幎に及んだが、内郚の協力者によっお脱獄を果たす。ラむアンはすぐさた逃亡するこずをせずに、深倜、人目を盗んでガブラスの寝所に䟵入。この時、ガブラスはダルマスカ解攟軍ずの戊闘で受けた傷がもずで病床にあったずいう。しばしの問答を行ったラむアンは芚悟を決めたガブラスを殺害。寝所に火を攟぀ずカストルム・バルナむンから協力者ず共に逃亡した。 第IV軍団の無条件降䌏埌、こずの顛末を知った解攟軍はラむアンを戊争犯眪人ずしお指名手配した。さらにその身柄に倚額の懞賞金をかけたが、行方を掎むこずはできなかった。 だが、無条件降䌏から3ヶ月埌、突劂、ラむアンはバルナむンのルムタ・ザラヌムに姿を珟した。 叀代ダルマスカ語で「闇の槍」を意味するルムタ・ザラヌムは、逃亡した戊犯たちを远う専門組織である。そこぞラむアンは、やはり逃亡し特別指名手配ずなっおいた元魔導技垫長シシニアス・マル・ノェリュヌタスを連れお出頭。その身柄を圓局に匕き枡すずそのたた行方をくらたした。圓時、担圓者はラむアンをただの賞金皌ぎず思ったようで、「獣王」ず恐れられたその人だず認識できなかったらしい。たた、拘束されたシシニアスは意識を倱った状態で連れおこられおおり、埌の裁刀でも自分を拘束したのがラむアンであるずいう認識を持っおいなかった。 いったい䜕故、ラむアンがか぀おの仲間を売るような行為をしおいるのか謎であるが、圓局はさらにラむアンの銖に懞けられた賞金額を䞊げ、珟圚もその行方を远っおいる。 なお、ルムタ・ザラヌムを蚪れた際、ラむアンには䞀人の若いララフェルの女性が埓っおいたずいう。圓局は人盞からその女性がラむアンの脱獄を手助けした協力者のひずり、パガガ・クォ・バックスタむンず断定。圌女の行方も远っおいる  。 ラむアン・クォ・ヘル゜ス 69620 69624 72601 72546 44 2 5 5
47 45 Menenius sas Lanatus 55歳。゚レれン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団分遣隊長。 **※これ以降の情報は、特定のク゚ストをコンプリヌトした埌に開瀺されたす。** 垝囜が厩壊した今、本囜からの兵站は途切れ、ダルマスカずボズダですべおを賄わねばならない。第IV軍団はいずれ物資や食料䞍足により戊闘がたたならない状態になるのは明癜であった。そのためガブラスはダルマスカでの独立を目指しボズダを切り捚おるこずにした。だが、すぐに駐留しおいる戊力を匕き揚げるわけにはいかない。東方連合がドマずボズダの二方向からダルマスカを攻めるこずが容易に予枬でき、ダルマスカでの準備が敎うたでの間、ボズダずナグサで戊線を維持させる必芁があったのだ。 前線を挟んで膠着状態を䜜りだし時間皌ぎをする。そのためには手段を遞ぶ必芁はない。メネニりスが分遣隊長ずしおこのボズダで果たさなければならなかった任務がそれである。 メネニりスは耇数の蚈画を立案した、そのひず぀が「闘神セむブ・ザ・クむヌン」を甚いたテンパヌド化による膠着状態であった。属州民のミヌシィダなる忠実な䞋僕を䜿い、レゞスタンスに甚倧な被害を䞎える。 同時に氎面䞋では叀代アラグ垝囜の忌たわしき兵噚・アヌマメントシリヌズの探玢ず回収を行う。ボズダのザトゥノル高原で発芋された「ディアブロ・アヌマメント」を新たな戊争の抑止力ずしおダルマスカぞ持ち垰る。 さらには「聖剣セむブ・ザ・クむヌン」のような「聖遺物」ず呌ばれる魔導具を探し出し、第二、第䞉の闘神を抑止力に加える。 こうした詊みによりダルマスカの支配を延長させるこずができる。だが、それはけっしお根本的な解決にはならない。いずれ第IV軍団は支配を維持するこずができなくなるであろうこずをメネニりスは知っおいたのだ  。 メネニりスは幌少の頃から「ノア」を知っおいた。軍団長ずなった埌も圌の呜什はい぀も明確だった。しかも、その目的や、達成埌の圱響たで圌ず「共有」するこずができおいた。だが、今回だけは「真意」を任務の䞭から芋いだすこずはできなかった。 ラむアンはその「真意」をはっきりずわかっおいたようだった。もちろん、自分もおそらくこうであろうずいう掚枬をするこずはできる  。 情報歊官ずしお各所に密偵を配したのはメネニりスだ。今でもその情報は共有されおいる。バルナむンに居る「ノア」が気にしおいるのは、レゞスタンスの各指導者が我々の支配を退け自由を埗た埌のこずらしい。圌らの青写真ずもいうべき蚈画を知りたがっおいたようだった。 その情報を埗た時、自分の掚枬が圓たっおいたこずをメネニりスは悟った。 たしかに、このボズダは、あのバむシャヌ゚ンなる茩が指導者の立堎にいる限り、「ノア」の目指す目的は遂行されるであろう。だが、ダルマスカはどうだ ボズダよりも人口も倚く、各グルヌプは未だに䞀枚岩ずはいえない。だが、「ノア」のこずだ。すでに手を打っおいるのであろう。おそらく自分の知らないずころで、別の「駒」を䜿っお、ダルマスカを巧みに操っおいるのだろう。 メネニりスは自問する。 ラむアンは蚀った、『前途ある若者の呜を粗末に扱う必芁はあるのか』ず。 良いわけがないだろう。敗北するにせよ、死ぬのは䞊の務めだ。責を取るのは分遣隊長たる自分でなければならない。 そうだ  それはわかっおいる、自分は軍人だ、組織ずいうものはそうであるべきだ。 だが、それでいいのか あの『ノア』を  バッシュ様より預かったあの『ノア』を、矩父ルヌシアスが呜を賭しお忠矩を尜くしたあの芪子を、あの子息を、自分はみすみす死なせるような『手助け』をしおいいのか だが、それでいいのか ラむアンは蚀った、『ノア坊はずっくに芚悟を決めおるぞ』ず。 だが、それでいいのか メネニりス・サス・ラナトゥス 69620 69624 72602 72547 45 2 6 5
48 46 the Diablo Armament アラグ文明の遺物。 叀代アラグ垝囜は、察蛮神兵噚ずしお蛮神自䜓の力を取り蟌み再利甚する「りェポン」シリヌズを開発、䞀方、ノォむドから珟れる劖異を最倧限利甚しようずしお開発された兵噚が「アヌマメント」シリヌズである。 アラグ垝囜は劖異が優れた兵であるず考え぀぀も、ふた぀の難点を指摘しおいた。 第䞀に、物質界で顕珟するためにはその噚ずなる「䟝代」が必芁であるずいう点。䟝代に劖異を憑䟝させるこずで物質界での掻動が可胜になるわけだが、この䟝代の「質」によっお物質界でのパワヌも巊右されおしたうこずになる。䟋えば、䟝代ずなる死䜓が小動物の堎合、それに匹敵する小動物のような劖異しか顕珟させられないが、ベヒヌモスのような手匷い魔獣を䟝代にした堎合、それに匹敵する匷力なパワヌを秘めた劖異を顕珟させるこずができるずいうわけだ。 第二に、本質的に劖異ぱヌテルを食うこずを優先するため、い぀裏切るかわからないずいう点。これに察しおは召喚時に、魔法で粟神を瞛るこずで反乱を防止しおいるが、䞊䜍の劖異ほどパワヌがあるためその粟神支配を砎られるリスクがあった。぀たり、匷力な劖異でなければわざわざ顕珟させる意味がないが、匷力な劖異ほど扱いが難しいずいうわけだ。 そこでアラグ垝囜の科孊者は考えた。 前者を「キメラ技術」によっお新たに最高の䟝代を生産するこずで、埌者を「ドラゎン族の制埡技術拘束具」を応甚するこずによっおカバヌしようずいうのだ。さらに魔科孊の機械技術を取り入れるこずで匷化したのが、これら「アヌマメント」シリヌズずいうこずになる。 ザトゥノル高原に眠っおいたディアブロ・アヌマメントは、埩掻した始皇垝ザンデが魔王玚の倧劖異「暗闇の雲」ず契玄を結び、借り受けた劖異軍団の䞀䜓を憑䟝させた兵噚である。゚オルれアの劖異孊者が考えた「劖異十二階䜍」ずいう等玚では、「第二䜍」に䜍眮づけられるディアブロ皮の倧劖異ず考えられ、劖異軍団のいち郚隊を率いおいた将だったず掚枬される。 なお、このディアブロ・アヌマメントは小囜ボズダ攻略のために実隓的に配備されたが、第四霊灜の発生に䌎い、地䞭に没したものず考えられる。 なお、これら「アヌマメント」シリヌズは察蛮神兵噚ずしお開発されおいたアルテマ・りェポンず双璧を成すものずいう蚈画で開発ず実隓が続いおいたが、実戊に投入された機䜓が䜕䜓あったのかは䞍明。今埌の調査によっお明かされるであろう。 ディアブロ・アヌマメント 69620 0 72603 72548 46 2 0 3
49 47 Cid Garlond 34歳。ガレアン族。ガレマヌル垝囜ガレマルド出身。 ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟䌚長。 ガレマヌル垝囜の筆頭機工垫ミド・ナン・ガヌロンドの嫡男。偉倧な父の背を远うように魔導技術を孊び、さらには魔導院ぞ進孊。父の死埌、次の筆頭機工垫に指名されるが、魔導技術を䟵略に甚いる垝囜の方針に反発し、゚オルれアぞ亡呜した。 亡呜埌、同様の思想を持぀技術者らず「ガヌロンド・アむアンワヌクス瀟」を蚭立。「暁の血盟」や「゚オルれア同盟」、さらには「アラミゎ」「ドマ」「東方連合」などを魔導技術の芳点からバックアップしおいる。 シドは父ミドを尊敬しその背䞭を远っお育っおきた。だが、い぀しか研究に没頭し、家庭に関わろうずしない父ずの間に、距離ができおしたった。この時、ミドが総責任者ずしお携わっおいたのが「メテオ蚈劃」である。結果、その研究は「シタデル・ボズダ蒞発事倉」を匕き起こし、倱敗に終わる。ミド自身も事倉に巻き蟌たれお重症を負い、その埌、倱意の内に生涯を閉じた。 数䞇人もの人間の呜を奪った「シタデル・ボズダ蒞発事倉」。シドはその報を聞き、自分を責めた。盎接の原因が父の研究にあったずしおも、自分はそれを止められたはず。最埌に䌚ったのは事倉の前倜。自分の蚀うこずに耳を貞さない父ずの間にある海よりも深い溝を再確認しただけで、それ以䞊のこずはしなかった。むしろ逃げ出すように垝郜ぞ垰還したシドであったが、そのこずをシドは悔いおいた。きちんず父芪ず向かい合わなかったのは自分でないのか、結局、父が自分を芋攟したのではなく、自分が父を芋攟したのだ。その結果、あの悲惚な事倉が起きおしたった。 事倉から15幎。その間、䞀床たりずも忘れるこずはなかった。忘れようずしおも忘れられない深い埌悔の念  胞の奥にい぀たでも残る茚の棘、それがシドにずっおの「シタデル・ボズダ蒞発事倉」であった  。 だが、真盞は異なっおいた。今回のボズダ・レゞスタンスぞの協力によっお  蚘憶探玢の術により、それが刀明した。 衛星ダラガブに朜む韍神バハムヌトは、ミドが蚭蚈・建蚭した亀信雷波塔を逆に利甚し、ミドたちをバハムヌトのテンパヌドにしおいたのだ。テンパヌドになったミドはバハムヌトの望むように「メテオ蚈劃」を加速床的に進めおいった。それがバハムヌトの蚈略で、シタデル・ボズダごず灰燌ず垰すこずになるずいうのに、だ。 あの最埌に父ず䌚った晩、たしかにミドはテンパヌドだった。テンパヌド特有の青い茝きを攟぀県をしおいたのだ。圓時はテンパヌドずいう珟象すら知らなかった自分は、その県差しに朜む危険性に気づけなかった。それどころか、ミドは邪魔をするシドめがけお銃を撃った。息子の呜すら奪おうずしたのだ。 自分に責があるず埌悔するこずで、その蟛い事実から長幎逃れおきたシド。だが、今はもう違う。真盞を知った今、ミドはおそらく自分が知っおいる父だったのだず考えるようになった。父は蒞発事倉が原因で亡くなったのではなく、テンパヌドになった瞬間、すでに運呜は決たっおいたのだ。 ボズダ解攟の手䌝いを終えたシドは、倧切に所持しおいたペンダントの蓋を開けた。15幎前のあれ以来、䞀床も開けるこずのなかった、開けるこずのできなかったペンダントだ。そこには若かりし頃の自分ず、やさしく埮笑む父ミドがいた  。 シド・ガヌロンド 69620 0 72604 72549 47 2 0 3
50 48 Fran Eruyt 幎霢䞍詳。ノィ゚ラ族。出身地䞍詳。 ダルマスカ・レゞスタンス「レンテの涙」の幹郚。 フランは自らの人生に぀いお倚くを語ろうずしない。だが、組織の統率力、戊略家ずしおの指導力、さらには戊士ずしおの腕前から、それなりの幎霢を重ねおいるように思える。 それもそのはず、フランは旧ダルマスカ王囜の犁衛府の階士であった。犁衛府ずは王族の譊護ず王郜ラバナスタに限定された譊察機構を担った特別行政府のこず。フランが所属しおいたのは犁衛府内のさらに特別な組織・重犯眪取締局であった。 重犯眪取締局、通称「サラヌブ」ず呌ばれ、犁衛府内の他郚門ずは完党に切り離された組織であった。犁衛府は原則、近衛階士団ず共に王家ず王郜を守るために存圚するが、サラヌブはあくたでも囜家公共の安党ず秩序を守るために存圚する組織である。぀たり、囜家に仇なす存圚であれば、それがたずえ王䟯貎族であったずしおも凊分の察象ず刀断する  それがサラヌブであった。 そのため、サラヌブは完党に他郚門を遮断しおおり、誰が所属しおいるのか、サラヌブ内の人間でないずわからないほどであったずいう。垝囜ずの戊争末期、バッガモナンやブワゞが近衛階士団の䞀角を成す銃士隊の䞀員だったが、フランず面識がたったくなかったのはそうした理由によるものだ フランはそのサラヌブ内でいち郚隊を指揮する指揮官であった。時には陰から芁人譊護を、時には反逆を䌁むカルト教団ず、時には他囜の諜報掻動を砎壊するなどの様々な䜜戊を指揮しおいたのだ。 そんなフランの最埌の仕事が「アヌシェ王女の暗殺」である。正確には暗殺されたず芋せかけおその身柄を秘かに隠し、王家の血筋を守るずいう特殊䜜戊であった。䜜戊は成功し、目撃者であったバッガモナンたち銃士隊は王女が亡くなったこずを広く流垃した。たた、近衛階士団のフリをしお王女の亡骞を受け取ったのもフランずそのチヌムである。たた、この䜜戊を蚱可したのはアヌシェの双子の兄・ラスラ王子であった。敗北ずもなれば王家は皆殺しになるのが必至。かずいっお、このたたアヌシェを生かしおおく限り、ダルマスカの民は死ぬたで垝囜に抗い続けるであろう。そう考えたラスラは実父である囜王すら欺き、囜家のためにアヌシェを隠匿するこずにしたのだった。かくしおアヌシェ王女はフランの故郷に䌝わる特殊な秘術により、祖囜埩興の時たで氞い眠りに぀いた  。 あれから30幎が経過し、目芚めたアヌシェは過去の蚘憶の倧半を倱っおいたが、自分が䜕者なのかだけはきちんず芚えおいた。だが、秘術の圱響なのか、か぀おの戊争による心理的倖傷によるものなのか、時折、過去の陰惚な出来事がフラッシュバックするため発䜜を起こす。フランはアヌシェを補䜐し぀぀「レンテの涙」を指導しおいたのであった。 「聖石」をめぐる冒険の䞭で、王囜に仕えた銃士隊ず再䌚するこずになった時、フランの心䞭はずおも耇雑だった。特に銃士隊隊長を務めおいたバッガモナンは結果ずしおラスラずサラヌブの蚈画に利甚された圢ずなっただけではなく、「聖石」によっお異圢の存圚ずなり呜を倱っおしたった。 それに぀いお、フランは呜什ずはいえ自らの手でバッガモナンらを隙しおしたったこずに心を痛めおいる。特に、あれから30幎あたりの幎月が経過し、そのこずを話しおいればバッガモナンの呜が今もあったかもしれないず考えるず深いため息が出おしたう。 生き残ったブワゞらは今ではフランにずっおかけがえのない仲間である。たた、圌らはアヌシェを本人ずは思っおおらず、王家の子孫であるず信じおいる。血筋が絶えなかったこずを玠盎に喜んでいる圌らにい぀か真実を告げる時が必ず来る。その時、業を背負った自分が裁かれるのだず芚悟を決めおいた。 だが、今はその時ではない。ボズダ解攟を糧ずしお、祖囜ダルマスカを取り戻すこずが先決である。その日のために冷培な氷の仮面を被り続け、味方をも欺くのだ  。 フラン・゚ルト 69620 0 72605 72550 48 2 0 3
51 49 Hien Rijin 24歳。東方系ヒュヌラン族。ドマ囜ドマ出身。 珟ドマ囜䞻。先代囜䞻であるカむ゚ンの長子。 25幎前、母ミナが圌を身ごもったのは垝囜の䟵攻しおくる盎前。ドマ陥萜埌に生たれ、垝囜支配䞋で成長するこずになる。属州民ずしお垝囜匏教育を受けるこずを条件に、ドマ叀来の教逊や歊芞を孊ぶこずを蚱された。その際、教育圹を務めたのが父の重臣でもあったゎりセツである。 圌の指導により、䟍の剣技ずドマ人ずしおの自己認識を確立した。 父カむ゚ンずずもに起こした歊装蜂起は、属州総督府が眮かれおいたドマ城を䞀時的に制圧するなど成功するかに芋えたが、最終的には増揎ずしお掟遣されおきた第XII軍団に敗北。カむ゚ンもれノスに蚎たれ、圌はほうほうの䜓でアゞムステップに逃亡した  。 西方から枡っおきた゚オルれアの英雄、ゎりセツやナりギリずいった重臣たち、なによりドマの民の支えもあっお、代理総督ペツナ以䞋、ドマ駐留垝囜軍を打ち砎り、぀いにドマの独立を勝ち取るこずに成功した。 その埌、ドマ䞀囜で垝囜に抗うこずの難しさを痛感しおいた圌は、゚オルれア同盟軍ずの共闘を確立するず同時に、アゞムステップの遊牧民や玅玉海の海賊衆に加え、ナグサやダルマスカずいった呚蟺地域の勢力ずも協力関係を結ぶこずを目指す。これが埌に東方連合ずなり、オサヌド小倧陞を䞭心ずする東方地域党域の反垝囜抵抗掻動を支えるこずになる。 ボズダ・レゞスタンスは倧芏暡な反攻䜜戊を前に、ピンを蚪ね、東方連合のバックアップの玄束、さらには内茪もめをしおいたレゞスタンス内の争いをやめさせる提案をもらう。それが「グンヒルドの剣」の埩刻であった。 䞀方、ピンはこの東方での反垝囜闘争に察しお、英雄が協力の意志を瀺しおくれたこずに぀いおは、感謝の気持ちを抱くず同時に心を痛めおもいた。たずえ垝囜が䟵略者であったずしおも、戊うのは人間ず人間。我々は自分にこそ正矩があるず確信しおいるが、正矩の反察はやはり正矩である。敵も自分が信じる正矩のもず、熟烈な戊いを挑んでくるであろう。そしお、それは決しお心安らかな結果だけでは終わらないであろうず理解しおいたためである。 実際、報告によるず、「新生グンヒルドの剣」たちはテンパヌドずなり、その呜を散らしたずいう。䞍条理極たる戊堎に、英雄の存圚は必芁なのか。ピンは自分にそれを問うた。 英雄は誰もが望む癜き者、光り茝く神ず同䞀に扱われるべき存圚。だが、今、自分が課したのは、ただ戊堎を駈け抜く埁服者ぞの道。「血塗れの英雄」になるこずを望んだのだ。それは正しいこずだったのか。 だが、ピンにはわかっおいた。誰かが手を汚さねばならないこずを。民が未来氞劫苊しむのであれば、それを誰かが止めなければならない。たずえ「血塗れの鬌神」ず畏れられたずしおも  だ。子どもたちが倧人になった時、圌らが望たぬにも関わらず手を汚す  そんな目に遭わせるぐらいなら、今、自分がこの手を汚そう。 人を殺めるこずなどしなくおすむならするべきではない。だが、今は違う、その時ではない。 それを英雄は理解しおくれるであろうか、玍埗しおくれるだろうか  。 「英雄殿よ、そなたが背負ったその深き業を  わしにも背負わせおくれ。  そなたにそれを願ったわしが䞀番の「悪」であろうからな。  平和な䞖を䜜るたで、ずもに歩幅を合わせようではないか。」 ピン・リゞン 69620 0 72606 72551 49 2 0 3
52 50 Noah van Gabranth 48歳。ヒュヌラン族。ランディス管区アンベルク出身。 ガレマヌル垝囜第IV軍団の軍団長。 前軍団長にしお実父であるバッシュの病死に䌎いわずか20歳で軍団長に就任したノアは、ダルマスカ管区及びボズダ管区を支配するだけでなく、反乱や暎動などを鎮圧するために各地を転戊しおいた。 たた、第IV軍団は垝囜内でも異色の軍団ずしお知られおいる。その最倧の特城は兵士の倧半が非ガレアン族で構成されおいる点であろう。ガブラス本人もそうだが、属州ずなった各管区から遞抜された志願兵をガレアン族ず差を぀けずに芁職に重甚。垝囜に忠誠を誓うのであれば、その皮族や性別、出自を䞀切䞍問ずし、胜力だけを評䟡するずいう培底した成果䞻矩であった。 この方針は属州運営にも適甚され、垝囜ずはやや異なる属州法を制定し、その管区にあったやり方で統治を行っおいた。そうした運営方針を初代゜ル垝は評䟡しおいたが、その独自性をノァリス垝は「ガブラスに野心あり」ず疎んでいたようだ。 第IV軍団内ではカリスマず呌ばれ兵から慕われたガブラスであったが、ボズダ敗戊埌、東方連合ず連携したダルマスカ・レゞスタンスの反攻䜜戊におおいに手を焌いた。床重なる解攟軍ずの戊闘で第IV軍団は疲匊し、本囜からの兵站が途切れたこずもあっお、次第に士気も䜎䞋し重芁拠点を奪われるようになる。 そんな最䞭に事件が起きる。ボズダ敗戊の責を問われた獣王ラむアンによる謀反であった。内郚協力者によっお脱獄を果たしたラむアンは、深倜、人目を盗んでガブラスの寝所に䟵入。この時、ガブラスはダルマスカ・レゞスタンスずの戊闘で受けた傷がもずで病床にあった。しばしの問答を行ったガブラスは芚悟を決めるず䞀切の抵抗せずにラむアンの凶刃に倒れたずいう。その埌、ラむアンは寝所に火を攟぀ずカストルム・バルナむンから逃亡。埌のレゞスタンスはガブラスず思われる甲冑及び死䜓を発芋。ただし、損傷が酷く、たた兜の䞋の玠顔を知る者が少なかったこずから、死䜓の怜分に時間がかかった。だが、最終的にそれがガブラス本人の死䜓であるず断定。ガブラスは死亡したこずが正匏に発衚された  。 軍団長ガブラスを倱った第IV軍団は瓊解した。2/3の兵が無条件降䌏を呑み解攟軍に投降、残りの1/3が曎なる戊闘を繰り広げたが倚勢に無勢で瞬く間に壊滅した。この戊いを最埌にダルマスカは垝囜からの支配にピリオドを打ち、䞉十数幎ぶりに自由ずなったのであった。 だが、ガブラスはただ生きおいるずいう噂が流れるようになった。死䜓の怜分が確かではないずいうこず、未だ獣王ラむアンなど芁職にいた戊犯たちが逃亡しおいるこず、さらには暫定政府が第IV軍団の兵卒の倧半をさしたる眪を問わずに垝囜ぞの垰還を認めたこず、及び、自由垂民の身分を䞎えたこずなどが原因のようだ。 以来、ダルマスカ垂民は「ガブラスの亡霊」に怯えるこずになるが、それはたたあらためお報告したい  。 ノア・ノァン・ガブラス 69620 0 72607 72552 50 2 0 3
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