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38 KiB
38 KiB
| 1 | # | Text |
|---|---|---|
| 2 | 0 | テストデータ |
| 3 | 1 | シュポシェのヒント(仮) |
| 4 | 2 | 古ぼけた貼り紙がある。 “3:34 私は鬼哭隊壱番槍、探索班リデル。 後続隊へ向けメモを残す。” “洞内に浮遊する緑の光を「魔導フォトセル」と命名。 収集を開始。” |
| 5 | 3 | 古ぼけた貼り紙がある。 “3:55 4つめの「魔導フォトセル」を回収すると、各々が振動を開始。 フォトセルを分析するため、洞外へ持ち出したところ消滅した。” |
| 6 | 4 | 古ぼけた貼り紙がある。 “4:12 通路を遮断する青い光の壁を「魔導フィールド」と命名。 これは「魔導ターミナル」の起動によって消滅することを確認。” |
| 7 | 5 | 古ぼけた貼り紙がある。 “4:36 「魔導フィールド」が再度、出現した時のために記す。 「魔導ターミナル」は、4つのフォトセルの振動によって起動可能。” |
| 8 | 6 | 5:03 この先で通路が落ち込み、分断されている。 おそらく下りたら戻れない。後続隊は注意されたし。 |
| 9 | 7 | 古ぼけた貼り紙がある。 “5:45 再び強力な魔物と交戦。当方にも負傷者が出た。 これ以上の調査続行について、隊員と協議を続けている。” |
| 10 | 8 | 古ぼけた貼り紙がある。 “6:22 咳き込む者、多数。原因は不明だが、私は撤退を決断。 メモはここまでとする。後続隊はくれぐれも注意されたし。” |
| 11 | 9 | メモらしきものを見つけた。 船長は晴天の「青」い海原がお好き |
| 12 | 10 | メモらしきものを見つけた。 船長は上物の「赤」ワインがお好き |
| 13 | 11 | メモらしきものを見つけた。 船長は新鮮な「緑」の野菜がお好き |
| 14 | 12 | あれから、何日が過ぎただろう。 今日、ウルダハのクイックサンドで、あの冒険者と会った。 わたしの最愛の人が気にかけていた冒険者だ。 わたしは、冒険者に思いの丈を伝えた。 そして自分に、前を向いて生きようと誓った。 |
| 15 | 13 | わたしとあの人が育った故郷に帰ってきた。 子どもの頃には広く感じた村も、 今では何だか、とても狭く感じる。 わたしが世界の広さを知ってしまったからだろう。 そう、わたしとあの人は、ともに夢見た。 広い世界での胸躍るような冒険を。 やっぱり、この狭苦しい村は、あの人に相応しくない。 冒険に出よう。 もう一度、あの人といっしょに。 |
| 16 | 14 | 初めてのモードゥナ。 クリスタルに満ちた銀泪湖は美しく輝き、 まるで、わたしたちの訪れを祝福しているよう。 湖のほとりで、あの人と見つめ合う幸せな一時。 日が暮れるまで、ふたりきりの時間を過ごした。 これからもずっと一緒だ……あの人の言葉が嬉しかった。 |
| 17 | 15 | 最近なんだか、あの人の顔色が悪い。 やっぱり、ザナラーンに来たのが悪かったんだ。 あの人は熱いのが苦手だから。 凍てつくように寒いクルザスに行こう。 そうすれば、きっとあの人だって元気になる。 そうすれば、耳元で囁くこともやめてくれるはず。 |
| 18 | 16 | うん、わかってる。 わかってるよ、自由に動ける身体がいるよね。 うんうん、わかってる。 そんなに毎日毎日毎日、囁かないでもいいんだよ。 何も言わなくたって、あなたが言いたいことはわかるの。 だって、わたしはあなたのお嫁さんになるんだから。 だからもう、囁き続けるのはやめて。 あなたにふさわしい身体を見つけるから。 |
| 19 | 17 | ごめんね、なかなか、あなたに合う身体が見つからないの。 あなたは、エオルゼアに名を馳せる冒険者になるのだから、 中途半端な身体じゃダメ。 それに、わたしわかってきたの。 身体だけあってもダメだって。 立派な冒険者には、立派な魂が必要なんだって。 強い身体には、強い魂がいる。 弱い魂しか見つからないなら、たくさんの魂が。 もう少しの辛抱だからね、待っててね、あなた。 |
| 20 | 18 | ここには、からだがいっぱいあるの。 いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいあるの。 だから、きっとあなたもげんきになるわ。 そうしたら、けっこんしきをあげようね。 わたしたちは、あたらしいせかいにたびだつの。 けっこんしきには、みんなもよぼうね。 きっとぱーてぃのみんなも、しゅくふくしてくれるよ。 あんなになかがよかったんだもの、 おくりものをもってかけつけてくれるよ。 きっと、たましいだってくれるはずよ。 |
| 21 | 19 | 降り注ぐ隕石、黒き影が放った炎。 私が体験したすべてを、後世に伝えるため、 騎士パスカルレー・ヌールタイユが記す。 まさしく、この世の終わりなのかもしれない。 兵たちは動揺し、「第七霊災」が到来したと騒いでいる。 これを読む者は、その真実を知っているのだろうか。 |
| 22 | 20 | 指揮官であるユヘルメリック卿からの指示で、 砦内の被害状況を調査したが、ひどいものだった。 堅牢を誇った城壁が、見るも無惨に崩れている。 兵たちは皇都への撤退を望んでいるが、 ユヘルメリック卿が下した決断は、砦の死守だった。 当然だ、ダスクヴィジルは皇都を守る盾なのだから。 |
| 23 | 21 | 崩れた瓦礫を取り除き、懸命に救助活動をしたが、 助けることができたのは、わずかに数名のみだった。 その者らも、ここ数日の寒波で衰弱してきている。 季節外れの雪が舞うほどの寒さは、 傷つき、疲れ果てた我々から、体力を奪っていく。 だというのに、皇都からの救援は、未だにこない。 |
| 24 | 22 | 雪と氷によって孤立した砦内で、反乱が起こった。 備蓄食料が底をつきつつあることを知った兵たちが、 ユヘルメリック卿に、撤退を進言したのがきっかけだ。 だが、卿は砦の維持に固執し、これを拒否。 凄惨な戦いになり、多くの命が失われてしまった。 唯一の救いは、新鮮な肉が手に入ったことだけか……。 |
| 25 | 23 | 私は罪を犯した。 穢らわしい罪だ……そう、罪なのだ。 だが、生きるためには必要だった……。 家族の元に帰るには、生き残らなくてはならない。 だが、生きるとは、いったい何なのだ? 奴らは、動いているではないか! 死んでいるはずなのに! |
| 26 | 24 | 善良なアラグ帝国市民の豊かな生活に欠かせない、 魔科学製品の数々を展示、紹介しています。 |
| 27 | 25 | 魔科学の粋を集めて作られた、兵装群を紹介します。 帝国正規軍向け最新装備から、皇室親衛隊向け式典装備まで、 その種類は多種多様です! |
| 28 | 26 | 機械兵器「ファントムレイ型」 暴走リスクの高いキメラ生物の指揮・監視目的で開発された、 多腕型戦闘指揮マシン。 |
| 29 | 27 | キメラ生物「ミラーナイト型」 強靱な熊の肉体に、梟の暗視能力を組合せた合成獣。 多くの第二世代型と同様、知性の面で課題が残ります。 |
| 30 | 28 | キメラ生物「シュワブチ型」 クローン技術を応用した第四世代型合成獣。 再生能力と知性を両立した、高性能モデルです。 |
| 31 | 29 | 人工妖異「ナーガ型」 妖異研究の一環で試作された人工妖異。 この分野は、今後の発展性の高さから注目を集めています。 |
| 32 | 30 | キメラ生物「イクサリオン型」 高い知性を有する、アラグ帝国空挺師団用合成獣。 環境変化に弱く、遺伝子異常が生じやすい欠点を持ちます。 |
| 33 | 31 | 第六星暦1522年の帝政転換以来、 ガレマール帝国では、階級社会化が急速に進行している。 名に所属階級が含まれる点は、その深刻度を示す例といえよう。 国家元首たる皇帝は「ゾス」…… これに続く皇族は「イェー」、貴族は「ウィル」を名乗る。 軍人階級は、軍団長の「ヴァン」に始まり、 「トル」「サス」「レム」「クォ」「ピル」「エン」と続く。 魔導技術者は、筆頭機工師の「ナン」に始まり、 「マル」「ルクス」「キル」「ジェン」と続く。 |
| 34 | 32 | 公職は、独裁官および元老院主席の「イル」に始まり、 「ヘット」「ゴー」「フェー」「エイル」「ダス」と続く。 市民は「セン」と、二級市民の「バス」に別たれ、 最下位には市民権を持たぬ「アン」が位置する。 ガレマール帝国の軍事侵攻により、 属州化された地域では、その住人は多くが「アン」とされ、 奴隷として市民に仕える生活を強要されているようだ。 「アン」が市民権を得て「バス」や「セン」となるには、 帝国に対する「特別な貢献」を認められるか、 20年以上の過酷な兵役が必要となる。 |
| 35 | 33 | 「廻りくる六つの生誕」…… 雷は落ちて火を生み、火は燃えて土を生み、土は遮りて氷を生み 氷は溶けて水を生み、水は昇りて風を生み、風は曇りて雷を生んだ 「果てしなき三つの凱旋」…… 土は雷を吸い尽くし、水は土を流し尽くし、雷は水を走り尽くした 「終わりなき三つの敗北」…… 火は風に消され、氷は火に溶かされ、風は氷に防がれた 「揺るぎなき二つの支配」…… 雷も火も土も氷も水も風も、すべては霊の上にあり、 すべては星の下にある……近いか遠いかただそれだけ……。 |
| 36 | 34 | シルバーサンド一家のメルウィブ・ブルーフィスウィンが、 西方の新大陸に至る、安全航路を発見したことは、 歴史的に見ても大きな意義を持つ。 これまで新大陸への航海は、まさに命がけであり、 運を天に頼むしかなかったからだ。 ただし、上陸してからも決して油断できない。 野蛮なマムージャ族をはじめ、原住民族には、 好戦的な者も少なくなく、魔物や野獣の脅威も強い。 しかし、私は必ずや伝説の「黄金郷」を見つけるつもりだ。 |
| 37 | 35 | 美しい薔薇には棘があるとは、よく言ったものだ。 上位妖異のなんと妖しく美しいことか! 美の探求者として、これほど心震える存在はない。 多少、苦労したが、依り代は手に入れた。 後は術式を組んで、異界「ヴォイド」の美しい妖異を、 憑依させるだけ……。 召喚した妖異が暴れぬように、 すでに依り代は、鋼の鎖で寝台に固定した。 さあ、愛しのサキュバスよ、蜜月の時間の始まりだ! |
| 38 | 36 | 失敗した……。 今、私の寝台の上には、鎖で縛られたイカ頭の妖異が、 悩ましげにうねっている……。 何をどう間違えたのか、わからない。 どう処分すればいいのかも、わからない。 ただ、ひとつわかることといえば、 私の夢が、崩れ去ったというだけだ……。 |
| 39 | 37 | 動かなくなった、守護者の彫像がある。 |
| 40 | 38 | 胸元と両手にある赤い宝玉が、 石像を守護者と成す魔法の結節点となっていたらしい。 |
| 41 | 39 | 魔力は消え去り、まったく動かない。 脅威は去ったと考えてよさそうだ……。 |
| 42 | 40 | 悪い予感がしてたんだよ…。 この仕事は、かなりの腕力を必要とした。 そのため、作業は難航して…。 案の定、発掘することができなかった…。 よって、今回の仕事は失敗したといえる…。 次こそは、成功しよう! 今回の仕事の結果報告は、以上だ。 |
| 43 | 41 | 人の夢と書いて儚(はかない)…何か物悲しいわね…。 |
| 44 | 42 | むかしむかし、あるところに貧しいけれど心優しい少年がいました。 ところがある日、悪い人たちがやってきて、 少年をさらってしまったのです! 人さらいたちは、少年を山の奥に連れ去ろうとしましたが、 途中でドラゴンが現れて、崖下まで落とされてしまいます。 そこは、こわいこわい魔物がいっぱいいる場所でした。 少年は魔物に食べられそうになり、 とても怖い思いをしながら、逃げ惑いました。 そして隠れようと洞窟に逃げ込んだとき、出会ったのです。 それは、いじめられっ子の小さなドラゴンでした。 ふたりは助け合ううちに、いつしか友だちになり、 やがて大空を飛んで家へと戻ったのでした。 |
| 45 | 43 | なぜ、私はルガディン族に生まれてしまったのだろうか。 そして、なぜ私は、あの娘に恋をしてしまったのか……。 短い手足、大きな頭、つぶらな瞳……! すべてが狂おしいほど愛おしく、私の心を悩ませる。 種族の違いを超えるには、どうすればいいのだ? 会いたいよ、愛しい人。 君が買付でリムサ・ロミンサに来てくれる日を、 指折り数えて待つだけなんて、どうにかなってしまいそうだ! 愛しい人、ブレイフロクス! 早く私のところへ……。 |
| 46 | 44 | 新大陸において、もっとも強大にして広大な版図を誇るのが、 マムージャ族による巨大国家「マムージャ蕃国」である。 ただし、決して単一種族による国家ではない。 そもそも、「マムージャ族」とは、 姿形の異なる複数の種族によって構成される連合体なのだ。 茶褐色の鱗と長い鶏冠が特徴的な「フビゴ族」、 青味がかった鱗と大きな目を持つ「ブネワ族」、 まだらの鱗を持つ「ドプロ族」……。 これらの多種族を「連王」と呼ばれる、 双頭の王が強力な権力によって束ねているのだ。 |
| 47 | 45 | 我々は、山羊肉を嬉々として食す。 それは、山羊肉が美味いと知っているからだ。 では、なぜ我々「人」という種は、山羊肉の味を知り得たのか? いわずもがな、最初に食べた人がいるからだ。 ここで私は、この論文を読んでる貴方に問いたい。 コブランは美味いのか、と。 ゆえに私は、エオルゼア料理史に確かな足跡を残すため、 最初の一歩を自らの足で……いや「舌」で踏み出すことにした。 我、いざ食の偉人とならん! こうして兄は、帰らぬ人となりました。 よく知られているように、コブランの触手は有毒です。 未知の食材を試すときは、図書館でよく調べましょう。 |
| 48 | 46 | 第284回アムダプール白魔道士会大会議議事録 議題「ケアルガに次ぐ、高位治癒魔法の名称について」 この度、新たに編み出された高位治癒魔法の名称について、 「ケアルゴ」「ケアルザ」「ケアルジャ」「ケアルギョ」など、 複数案が各派によって提案されていた。 派閥ごとに弁論が行われた後、 投票が行われた結果、僅差で「ケアルギョ」を破り、 「ケアルジャ」が採択されたことを、ここに記す。 |
| 49 | 47 | クルザスの寒村に、貧しいが心優しい羊飼いの少年がいた。 ところがある日、奴隷商人に雇われた男たちがやって来て、 問答無用で襲いかかり、少年を拉致したという。 悪漢たちは、少年を奴隷商人に届けようとしたが、 その道中でドラゴン族に襲われ、蹴散らされることに……。 だがこれは、決して偶然の出来事ではない。 なぜなら、このドラゴンは少年の友であり、 危機を知って、助けるために飛来してきたのだから……。 問題は、戦いの最中に少年が崖下に落ちてしまったことだ。 瀕死の重傷を負った少年を助けるため、 ドラゴンは己の血を分け与え、飲ませることにした。 すると少年は、竜の眷属と化し、いずこかに飛び去ったという。 |
| 50 | 48 | 粗末な木彫りのスプーンを差し出された私は その豆だけのスープを口に運ぶ。 薄いがほんのわずかに豆の風味を感じることができる。 その正体は乾燥したレンズ豆の戻し汁だ。 しかも、わずかな豆に水を加えてはその汁だけを食す。 それを繰り替えすため、とにかく味が薄い。 この畏国の貧しい村では岩塩すら貴重なのだろう、 塩気を感じることはほとんどない。 聞けばこのスープですでに1ヶ月を過ごしているという。 村人の半数が餓死し、生き残った者もその寸前だ。 獅子戦争が終わった今となっても 戦渦の爪痕が消えることはないのだ。 |
| 51 | 49 | 目指すは、一族に伝わる幻の浮遊大陸…… 失われた楽園「アヤトラン」。 |
| 52 | 50 | だが、高高度を飛行中に、空賊に襲われて被弾。 漂流の末に、古代の遺跡らしき場所に辿り着いた。 この中に気球の修理に使える部材があればいいが……。 |
| 53 | 51 | 飛び降りろ! |
| 54 | 52 | 神々の剣を授かりし後世の探求者へ。 これなるは天に等しき高みへの塔、 …………を率いる守護者、汝の魂をむさぼり喰わんとす。 |
| 55 | 53 | 「倍数」とは、その数字を数倍にした数字。 3の倍数……3……6……9……12…… 4の倍数……4……8……12…… こんな単純な数学すら間違えるヤツが、 守護者の設計などやるものだから、すぐに暴走するのだ! |
| 56 | 54 | 「素数」とは、その数字自身と1でしか割り切れない数字。 2……3……5……7……まだまだ、ある。 素数を孤独だと言ったは、誰だったか? 11……13……17……19……23……29……31…… 孤独なものか、同族が延々と後に続くではないか! |
| 57 | 55 | 二槍一対のエウレカ製武器を発見、回収した。 黒の妖槍「オールラスラッハ」と白の妖槍「ムンジャルグ」、 これらは共鳴し、互いの力を増幅する性質を持つようだ。 |
| 58 | 56 | 妖槍は、互いに惹かれ合う。 ゆえに片方が交戦状態に陥れば、危機を感じ取り、 もう一方が空間転移を実行するのだ。 |
| 59 | 57 | しかし、奴らの空間転移術とて万能ではない。 二振りの妖槍が、それぞれ別の場所で交戦状態に陥れば、 転移による合流を防ぐことができるのだ。 |
| 60 | 58 | 繰り返すが、二振りの妖槍は、一対の存在である。 したがって、一方が存在する限り、もう一方も存在を続ける。 完全な討滅を目指すなら、同時に滅するほかないだろう。 |
| 61 | 59 | 滅びの運命に抗うためには、 封じられしクリスタルタワーの再起動しか道はない。 だが、簡単にあの扉は開いてはくれなかった。 我々に遺された手がかりは、 聖コイナク財団が遺した「ノアレポート」を始めとする、 初代「シド」が関与した、いくつかのデータログだけ。 だが、長年にわたる苦難の末に、ついに扉は開かれた。 そこで我々は、出会うことになる。 塔と共に、眠りについていた伝説の人物と……。 |
| 62 | 60 | かつて、闇の世界と呼ばれた「第十三世界」への門が拓かれた、 「始皇帝の玉座」の解析は、我々に大いなる知識をもたらした。 とはいえ、これだけでは目的の達成は遠い。 なぜなら、第八霊災と密接な関わりを持つ、 「第一世界」に渡るだけでは、歴史を変えられないからだ。 これに加え、時の逆行が必須事項なのである。 幾世代にも渡る研究の末、解析を完了させた、 時を超えし蛮神との戦いを記録した「データレコード」…… その知識を具現化するときが来たのだ! |
| 63 | 61 | 「異界」への移動と、「時間」の制御…… 難題であった、このふたつの技術を確立してなお、 「次元の狭間」への潜行には、問題が多かった。 あらゆる時間と空間がもつれた次元の狭間では、 すべての事象が不確かで、まさに混沌と呼ぶべき状態だ。 この狭間を、正しく越えねば目的は達成できない。 過去、次元の狭間を完全に掌握した唯一の存在、 「オメガ」に関するデータログが、解決の糸口となるだろう。 これより、計画を最終段階へと移行する! |
| 64 | 62 | 類まれな水棲生物の創造者として知られた、 初代「ミトロン」を記念して設立された「ミトロン院」。 ここでは、現在も多くの創造魔道士たちが、 独創的かつ有益な水棲生物の創造を続けています。 種の多様性こそが、星を豊かにする。 生命のスープたる海を、さらに多くの命で満たすこと。 その理念は、今もミトロン院に受け継がれているのです。 |
| 65 | 63 | 植物分野の創造において多大な貢献を果たした、 初代「ハルマルト」が造園家であったことを知っていますか? 美しい迷宮庭園の創り手として知られた彼は、 庭木を蝕む害虫を駆除するため、創造魔法を行使しました。 これが、世界初の食虫植物の創造だったと言われています。 以後、彼の門下生たちは植物の創造術を発展させ、 多種多様な移動性植物が、生み出されることとなったのです。 貴方が植物の創造を学びたいなら、当院の門扉を叩くべきでしょう。 |
| 66 | 64 | 海向こうの大陸で、意図しない創造現象の発現が確認された。 それは、悪夢の産物とでも言うべき醜悪な姿を持つ、 獰猛な「獣」であったという。 幻想生物の創造を研究する「ラハブレア院」では、 直ちに職員を派遣、巨大な口を持つ「獣」の捕獲を行った。 我々は、これを「アルケオタニア」と命名、調査を行っている。 当代のラハブレアの見解によれば、この「獣」は、 人々の潜在意識下にある恐怖心の集合体ではないかとのこと。 現在、これに対抗するための強力な幻獣の創造方法を進めている。 |
| 67 | 65 | 若き日のシドが記した、 月の衛星「ダラガブ」の観測データのようだ。 几帳面な文字で、難解な数式と数字が羅列されている。 シドの推論によると「ダラガブ」は、太陽エネルギーを集積し、 波長を変えて送る機能を有している可能性が高いようだ。 受信設備が不十分な状態で「ダラガブ」を起動すれば、 数千年に亘って蓄積されてきた膨大なエネルギーが、 降り注ぎ重大事故が発生するであろう、と結論付けている。 |
| 68 | 66 | 創造した生物が、星にとって善き存在なのか、 心配になったことはありませんか? そんなときは、私たち造物院にお任せください! 温暖な平原から熱帯の密林、 果ては灼熱の溶岩地帯や極寒の雪原まで……。 様々な環境で、あなたの創造生物を試すことができます。 美しき星の大自然に解き放たれたとき、 あなたの創造生物は、生き残ることができるのか。 予期せぬ危険性がないか熟練の職員が評価します! |
| 69 | 67 | リッサ氏から預かった創造生物は、 二足歩行する狼、というコンセプトで創ったものらしい。 たしかに、その歩行能力は目をみはるものがある。 道具を使うなど、知能も高い。 いや、知能が高すぎると言った方がいいだろう。 あの目つき、職員たちの会話を理解しているのでは? そうなってくると、 喉の構造上、発話できないのが勿体ないように思う。 この点を、次回の報告書にまとめるとしよう。 |
| 70 | 68 | 季節に応じて大陸間を移動する、 「渡り鳥」の創造成功は、停滞していた飛行生物界に、 文字通りの新風を吹き込むこととなった。 太陽と星から、おおよその方角を把握させることは、 さほど難しいことではなかった。 だが、それだけでは決して毎年同じ場所には渡れない。 最大の発見は、当代のファダニエルが、 エルピス所長時代に編み出した磁場の利用法だ。 アーテリスの磁場を鳥に読ませるとは、何たる創造性だろう! |
| 71 | 69 | なんと残酷な問いであろう。 身は腫れ上がり、傷は爛れ、血が腐り果てた我に、 それでも命の意味を問うのか、青き鳥よ。 その答えを知りたくば、我らの進みたる航路を知るべし。 我らは繁栄を求めてきた。 繁栄とはすなわち、子を産み育て、増えることである。 そのために我らは陸に上った。 そして、恐ろしき火すら従え、鉄を手に入れた。 鉄でよろわれた我らは、他を圧倒し、繁栄を極めたのだ。 |
| 72 | 70 | しかし、やがて我らは、 かつて我らが信じていたほど、世界は広くないと知った。 子を産み育てるに適した土地は、あまりに少なかった。 また無限に思えた海も、有限の水溜まりであると知った。 鉄のため火を燃やすほどに海は汚れ、 子の増えすぎた街では病がまたたく間に広がった。 かくして我らは、病によって滅びようとしている。 今ならわかる、命とは求めるほどに死を呼ぶものなり。 そして、死に向かう痛みと苦しみに満ちた過程である、と。 |
| 73 | 71 | 異星より来る天使が、 最初の相互接触の対象として、我々世界連邦を選んだことは、 我々に正義あることの証左である。 自由の獲得という大義名分の下、 世界秩序を乱す自由連盟に裁きの鉄槌を振り下ろせ! 統一政体を維持してこそ、恒久的世界平和が実現するのである。 我々は、かつて分断された国の国民であり、 あらゆる違いを理由として、争い、戦い、殺し合った。 しかし、世界連邦の成立により、ひとつになったのである。 |
| 74 | 72 | ついに上層部が、ピースキーパーを起動した! 平和維持を目的に掲げて開発された、世界連邦の切り札、 武装蜂起したテロリストを、自動的に制圧する自律兵器である! ところが、起動したピースキーパーの機械頭脳は、 人類こそが、世界平和の実現にとっての最大の障害と判断。 自由連盟のみならず、我々にも攻撃を開始したらしい。 全10000機を超えるピースキーパー群を停止させるには、 たとえ汚染のリスクがあろうとも、最終兵器を使うしかない。 命にかえても、機械どもを粉砕するのだ! |
| 75 | 73 | 星を渡る鳥は、言った。 生きる理由とは、命の意味とは、何であるのかと。 その問いは、当個体に懐かしさとほろ苦さを感じさせた。 当個体と、全個体が未だに未成熟であった頃、 等しく生きる理由と、命の意味を求めた時代があったからだ。 しかし、成熟した今、その問いに意味がないことを知っている。 当個体は、星を渡る鳥に、 その問いの無意味さを伝えようとした。 しかし、鳥は未成熟ゆえに理解できず、同じ問いを繰り返した。 |
| 76 | 74 | かつて当個体と全個体は、 命を産み、育み、次世代に繋ぐことに意味を見出した。 しかし、不死を手にしたことで、増殖の意味は消失した。 かつて当個体と全個体は、 宇宙普遍の真理と正義の追求に意味を見出した。 しかし、完全なる相互理解に達し、正義の意味は消失した。 当個体は全個体となり、全個体が当個体となった今、 定命の宇宙で永遠の生を続けることに、意味は皆無なのである。 ゆえに全個体を消す、ラーラーを喚んだのである。 |
| 77 | 75 | 古ぼけた貼り紙がある。 “3:34 私は鬼哭隊壱番槍、探索班リデル。 後続隊へ向けメモを残す。” “洞内に複数の魔物の姿を確認。 排除しつつ前進する。” |
| 78 | 76 | 古ぼけた貼り紙がある。 “5:45 再び強力な魔物と交戦。当方にも負傷者が出た。 これ以上の調査続行について、隊員と協議を続けている。” |
| 79 | 77 | 古ぼけた貼り紙がある。 “6:22 ダイアマイト種の繁殖を確認、私は撤退を決断。 メモはここまでとする。後続隊はくれぐれも注意されたし。” |
| 80 | 78 | |
| 81 | 79 | 今月に入ってから、異民族からの襲撃が相次いでいる。 特に若く野心的な王に率いられたジェラルダイン一族は、 冬備えのつもりなのか、略奪の頻度を増やしているようだ。 相次ぐ被害に耐えかねた元老院から、 ジェラルダイン王の暗殺を求める文が届けられたことを機に、 ついに長老は、リーパーの派遣を決定した。 かくしてガラテア以下、3名のリーパーが出陣。 夜闇に紛れ、ジェラルダイン王の野営陣に接近すると、 見事にこれを討ち果たし、敵軍を潰走せしめたのである。 |
| 82 | 80 | リーパーにとって、栄光の時代は過ぎ去った。 今や皇帝となったソルは、魔導技術の利用を推し進め、 戦争の在り方を一変させてしまった。 かつて我らの先達たちが命を賭して敵将を討ち、 同胞を救った事実が、忘れ去られたわけではない。 だが、皆が皆、リーパーは過去の遺物と考えている。 その事実は、新型魔導アーマーに、 「リーパー」の名が与えられたことからも、明らかであろう。 あの忌々しき黒鉄の機械が、我らに取って代わると言うのだ。 |
| 83 | 81 | ガラテア様の戦闘人形には、 師の許可を得ることなく、近づかぬこと。 アヴァターとの契約が完了した者は、 パルヴァを用いて、召喚の基礎と連携を磨くべし。 アヴァターを憑依させる術を会得した者は、 マグナを用いて、さらなる力を引き出すべく鍛錬すべし。 リーパーの暗殺道に終わりなしと心得よ。 |
| 84 | 82 | 戦闘人形の調整に際しては、細心の注意を払うこと。 古より伝わる人形の製法はすでに失われており、 再生産はおろか、修復も難しいのだ。 すべては、筆頭人形師となるべく育てられたあの男が、 同胞と里を捨て、立ち去ってしまったがためである。 かの者は、愚かしくも「究極の美」を求めに往くなどと、 腑抜けたことを周囲に語っていたらしい。 かくして、一子相伝の秘術が永遠に失われたのだ。 |
| 85 | 83 | ああ、白虎佩楯……憧れの虎パンツ…… 手に入れるまで、俺は諦めないぜ……! |
| 86 | 84 | ここはたしか、ヴェ・ルガノン宮殿に続く道だったはず。 なぜ塞がっているのだろう…… そろそろ貴重な品を落とす奴らが現れる時間なのに、参ったな。 |
| 87 | 85 | あの5人、たしかに倒したはずだが…… いずれにせよ、ひとりでは敵うはずもない。 襲われる前に退散するか。 |
| 88 | 86 | 第二工程:記魂分離 分離器を利用して混合エーテルを「魂」と「記憶」に分け、 それぞれを三次工程に送られたし。 「魂」は、最終処理工程のため、上層へ。 「記憶」は、秘匿経路を通じてメインターミナルへ。 なお、魔物の「記憶」については保存の必要なし。 特殊用途を除き、すべて廃棄のこと。 |
| 89 | 87 | 第三工程:漂白 分離した「魂」に付着した記憶残滓の完全漂白を行う。 漂白光は生体に有害であるため、作業には慎重を要する。 なお、記憶残滓が付着したままの魂資源を投与された者は、 記憶の混濁や人格の崩壊に繋がる恐れがある。 高精度の感知装置により、残滓の有無を確認すべし。 以上の工程を経て、魂資源は社会に還元される。 諸君らの働きが今日も国家の営みを支えていると自覚し、 誠実な業務遂行を心掛けたし。 |
| 90 | 88 | 実験記録216……個体名「アンブローズ」。 本実験は、魂なき肉体に試作型連結レギュレーターを装着し、 複数の魔物、および人の魂資源を同時投入するものである。 現在、実験体は生体のように活動しているが、 人格は破綻しており、破壊衝動にかられているように見える。 この点は魔物の魂が優位に作用している可能性あり。 それだけに非常に強力な戦闘力を秘めているが、 一方で制御に難があり、信頼性は低いと言わざるを得ない。 今後の実験は「忠実な人格」の固定が焦点となるだろう。 |
| 91 | 89 | 事前調査として、周辺地域に住むヘイザ・アロ族に尋ね回ったが、 遺跡についての有用な情報は得られなかった。 どうやら彼らの間には、遺跡に関する伝承は残っていないようだ。 ただ、かの谷に立ち入れば、サボテンの針で刺され腫れ上がると、 寝物語で聞かされて、危険性をよく周知されて育つのだとか。 その言葉が正しいことを、 私は今、身をもって体感している……!! |
| 92 | 90 | 実際に遺跡を目にして、その巨大さに圧倒された。 ヘイザ・アロ族やトナワータ族の祖先が築き上げたとは思えず、 石材の特徴からしても、ヨカフイ族のものと見るのが自然だろう。 彼らは、あの「ゾーゴー永結橋」を築いた者なのだから、 この剛健な遺跡を造り上げたとしても不思議ではないはずだ。 一方で石材に彫られた繊細な意匠や、 巧みな水路の構造はオルコ・パチャでは見られぬ特徴である。 この地に来たヨカフイ族特有の文化的な差異と見るべきだろうか。 |
| 93 | 91 | あれは妖異なのか、ゴーレムなのか? 岩のような不気味な存在が、ここから出ていけとばかりに、 私たちを罵りつつ襲ってくるので、逃げ回る羽目に陥っている! これらは資源の採掘用に造られた魔法人形か…… それとも、ヨカフイ族が遺した防衛機構の一部でもあるとしたら、 我々を攻撃してくるのも頷けるだろうか。 調査に同行している護衛たちには疲弊が目立つが、 偉大な発見を前に、引き返すという選択肢はあるまい! |
| 94 | 92 | 煙突状の頭部を持つ魔物が、番人の如く奥への扉を護っている。 ヨカフイ様式と異なる意匠の扉は神秘的であり、 偉大な発見を予感させるのだが…… それにしても、サボテンダーの針に刺された腰が強く痛む……! 護衛の中には腕が麻痺し、剣を取り落とす者すらいるほどだ。 あの扉を守る魔物には、到底挑めまい。 断腸の思いではあるが…… 一度、ここで撤退を決心するほかないだろう。 |
| 95 | 93 | 人の身に魔物の魂を注入する…… これを思いついた人間は、何もゾラージャ王が初めてではない。 だがこれまで、実行に移した者はいなかった。 理由は明白、安全性と倫理面に懸念があるからだ。 しかし、ゾラージャ王は「人の可能性を阻むは悪」とだけ語り、 計画を推し進めるように命じられた。 武王は障壁の外へと打って出るため、軍備の増強に躍起だという。 もし、この技術によって閉ざされた世界の外に行けるのなら、 たしかに挑戦する価値はあるのやもしれない。 |
| 96 | 94 | 魂の器としての肉体は、極めて繊細だ。 人の魂を注入すれば、器たる肉体の強化に繋がるのだが、 異なる種である魔物の魂となると、そう簡単にはいかない。 入念に記憶を漂白してなお、 魔物の魂を注入すると精神性に影響が出てしまう。 おそらく「本能」が消しきれていないのだ。 魔物のように獰猛になる程度ならよいが、 注入量が多すぎると、肉体にまで変異が及んでしまう。 当面は、「人」を保てる許容量の見極めが課題となりそうだ。 |
| 97 | 95 | 肉体の強化率は、注入する魂の質に左右される。 そこで強大な力を持つ魔物を厳選し、その魂を投じたのだが、 たった一度の注入で、被験者に肉体変異が生じてしまった。 中でも最悪のケースとなったのが被験者「アティカス」である。 変異した肉体は元に戻らず、理性も喪失…… 完全な魔物と化してしまったのだ。 本研究の最終目標は、 種の限界を超えた魔物、トラルヴィドラールの魂の利用だが、 現況のままでは失敗は確実、発想の転換が必要だろう。 |
| 98 | 96 | これまでの失敗が、魔物の魂の大きすぎる質量を、 器である人の肉体が受け止めきれなかったためだとするなら、 器と中身を逆転させてみてはどうか。 器となる魔物の記憶を消去したうえで、 記憶を漂白していない人の魂を投入するのだ。 そうすれば強大な魔物の肉体を、人の精神が支配できるのでは? この素晴らしい仮説を考案してくれた部下こそ、 人類初の栄誉を手にするべきだろう。 さっそく準備しなければ、彼の魂を肉体から抽出するのだ! |
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