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| 1 | 0 | TEXT_VOICEMAN_05100_000010_KRILE | あら、来てくれていたのね。 |
|---|---|---|---|
| 2 | 1 | TEXT_VOICEMAN_05100_000020_TATARU | それで……みなさんの様子はどうでっすか? |
| 3 | 2 | TEXT_VOICEMAN_05100_000030_KRILE | 相変わらず、昏睡状態が続いているわ。 まるで眠っているように、体に異常は見られない…… |
| 4 | 3 | TEXT_VOICEMAN_05100_000040_KRILE | と、言いたいところなのだけれど、 実は変化の兆しが見られるのよ。 |
| 5 | 4 | TEXT_VOICEMAN_05100_000050_TATARU | 変化……でっすか? |
| 6 | 5 | TEXT_VOICEMAN_05100_000060_TATARU | ハッ……? もしかして、相談したかったことって……!? |
| 7 | 6 | TEXT_VOICEMAN_05100_000070_KRILE | ええ、そうよ。 |
| 8 | 7 | TEXT_VOICEMAN_05100_000080_KRILE | 微かにだけれど……みんなの肉体に残るエーテル、 つまり、魂以外の生命力とでも言い換えればいいかしら。 そこに揺らぎが見られるの。 |
| 9 | 8 | TEXT_VOICEMAN_05100_000090_KRILE | 今すぐに、どうにかなるというほどの変化ではないけれど、 その揺らぎに個人差があるのが気になるのよ。 |
| 10 | 9 | TEXT_VOICEMAN_05100_000100_KRILE | いちばん、揺らぎが大きいのはサンクレッドさん。 次いで、ヤ・シュトラとウリエンジェさん……。 一方、アルフィノくんとアリゼーには、ほとんど変化はなし。 |
| 11 | 10 | TEXT_VOICEMAN_05100_000110_TATARU | それって……倒れた順でっすよね! |
| 12 | 11 | TEXT_VOICEMAN_05100_000120_KRILE | そのとおりよ。 つまり、魂が分離してから時間が経過している人ほど、 生命力の揺らぎが大きくなっているってことね。 |
| 13 | 12 | TEXT_VOICEMAN_05100_000130_KRILE | これは推論に過ぎないけれど、 魂と肉体の結びつきが、弱まりつつあるのかもしれないわ。 |
| 14 | 13 | TEXT_VOICEMAN_05100_000140_TATARU | たたたたた、大変でっす! その結びつきが完全に断たれてしまったら、 どうなるでっすか!? |
| 15 | 14 | TEXT_VOICEMAN_05100_000150_KRILE | こんな症状はじめてだから、確かなことは何も言えないわ。 でも、決していい結果になるとは思えない。 |
| 16 | 15 | TEXT_VOICEMAN_05100_000160_KRILE | 先程も言ったけれど、まだ揺らぎはとても小さいわ。 それに、私もマトーヤ様と連携して、 肉体を保つための努力はしてみるつもり。 |
| 17 | 16 | TEXT_VOICEMAN_05100_000170_KRILE | だから、その間…… あなたには彼らの魂を帰還させる方法を探してほしいの。 |
| 18 | 17 | TEXT_VOICEMAN_05100_Q1_000_001_NONE_VOICE | 何と言う? |
| 19 | 18 | TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_001_NONE_VOICE | 任せておけ! |
| 20 | 19 | TEXT_VOICEMAN_05100_A1_000_002_NONE_VOICE | もう慣れている |
| 21 | 20 | TEXT_VOICEMAN_05100_000180_KRILE | ありがとう、頼りにさせてもらうわ。 |
| 22 | 21 | TEXT_VOICEMAN_05100_000190_KRILE | ふたつの世界を救う戦いを終えたばかりだというのに、 ごめんなさいね。 |
| 23 | 22 | TEXT_VOICEMAN_05100_000200_TATARU | でもでも、探すと言ってもどうやって!? これまでも専門家さんたちに力を借りて調べてきたのに、 まだ何も……手がかりすらつかめていないんでっすよ? |
| 24 | 23 | TEXT_VOICEMAN_05100_000210_KRILE | 確か……あなたの報告によれば、 水晶公は、召喚者である自らの死を以て、 賢人たちの魂を原初世界に返すつもりだったのよね? |
| 25 | 24 | TEXT_VOICEMAN_05100_000220_KRILE | シャーレアンにいたころのラハくんを知る身としては、 その決断に思うところもあるけれど……。 |
| 26 | 25 | TEXT_VOICEMAN_05100_000230_KRILE | 何にせよ、幸いにして彼の命は救われ、 結果的に、賢人たちも第一世界に留まることになった。 |
| 27 | 26 | TEXT_VOICEMAN_05100_000240_KRILE | そうなるとやっぱり、魂の帰還を実現するには、 召喚術の要となっている、水晶公の協力が不可欠よ。 |
| 28 | 27 | TEXT_VOICEMAN_05100_000250_KRILE | だから、この肉体の変化に関する情報を携えて、 もう一度、第一世界に渡り、水晶公たちと協議してもらいたいの。 |
| 29 | 28 | TEXT_VOICEMAN_05100_000260_KRILE | もちろん、原初世界側からのフォローは徹底させてもらうわ。 だから……よろしくね! |
| 30 | 29 | TEXT_VOICEMAN_05100_000270_URIANGER | 失礼……遅くなりました……。 |
| 31 | 30 | TEXT_VOICEMAN_05100_000280_YSHTOLA | あら、サンクレッドとリーンも、 一緒だったのではなくて? |
| 32 | 31 | TEXT_VOICEMAN_05100_000290_URIANGER | 彼らは「無の大地」に関する調査に注力したいと……。 急ぎ、手が必要なときには呼ぶよう、言付かっております。 |
| 33 | 32 | TEXT_VOICEMAN_05100_000300_MYSTERYVOICE | 確かに、彼らが担う調査も重大事だ。 今は、ここに集った者で問題を検討しよう。 |
| 34 | 33 | TEXT_VOICEMAN_05100_000310_MYSTERYVOICE | さて、皆にはすでに概要を伝えてあるが…… あなたが原初世界で聞いたことを、改めて報告してもらっても? |
| 35 | 34 | TEXT_VOICEMAN_05100_000320_ALPHINAUD | 生命力に揺らぎ、か……。 |
| 36 | 35 | TEXT_VOICEMAN_05100_000330_YSHTOLA | 魂であるこちらの私たちには、 今のところ、異常は視られないわね……。 |
| 37 | 36 | TEXT_VOICEMAN_05100_000340_YSHTOLA | さりとて、この状態を維持し続けられる確証もない…… いずれにせよ、帰還方法を真剣に探すべきでしょうね。 |
| 38 | 37 | TEXT_VOICEMAN_05100_000350_MYSTERYVOICE | あなたにも、私の用いた召喚術について、 一度、きちんと説明しておこう。 |
| 39 | 38 | TEXT_VOICEMAN_05100_000360_MYSTERYVOICE | ……そもそも、私は優秀な魔法使いなどではなくてね。 大がかりな術を扱うときには、 この塔の機能と、そこに蓄えられたエネルギーを用いているのだ。 |
| 40 | 39 | TEXT_VOICEMAN_05100_000370_MYSTERYVOICE | 皆や、あなたを喚んだ術も、例外ではない。 遠い未来で確立され、私を第一世界へと送った機能…… それを四苦八苦しながら転用した。 |
| 41 | 40 | TEXT_VOICEMAN_05100_000380_MYSTERYVOICE | 乱暴な言い方をしてしまえば、 世界の壁に、対象者だけが通れる穴をあけて、 この塔のもとへと引っ張ってくる、といったものなのだが……。 |
| 42 | 41 | TEXT_VOICEMAN_05100_000390_MYSTERYVOICE | あなた以外の皆は、想定外の召喚だったため、 その穴が完璧には開けられなかった……という具合だ。 |
| 43 | 42 | TEXT_VOICEMAN_05100_000400_MYSTERYVOICE | ……私はもう、どんな役目を背負っていても、 生きることを投げ出さない。 |
| 44 | 43 | TEXT_VOICEMAN_05100_000410_MYSTERYVOICE | あの海の底まで救いにきてくれた、あなたに誓って…… 今回の件だって、何が何でも解決法を探してみせる。 |
| 45 | 44 | TEXT_VOICEMAN_05100_000420_MYSTERYVOICE | だが……もしそれが間に合わず、 皆の身に危機が迫るようなことがあれば…… 当初の方法を選ぶことも、ためらわないでくれ。 |
| 46 | 45 | TEXT_VOICEMAN_05100_000430_MYSTERYVOICE | いでっ!? |
| 47 | 46 | TEXT_VOICEMAN_05100_000440_MYSTERYVOICE | いきなり、何を……! |
| 48 | 47 | TEXT_VOICEMAN_05100_000450_ALISAIE | 「もし」の話でも、気に食わなかっただけよ。 それで生き延びたって、あの人が悲しい顔するなら、 最低最悪のやり方だわ! |
| 49 | 48 | TEXT_VOICEMAN_05100_000460_YSHTOLA | ほうぼうから愛されて大変ね、英雄さん? |
| 50 | 49 | TEXT_VOICEMAN_05100_000470_ALISAIE | はぁっ!? |
| 51 | 50 | TEXT_VOICEMAN_05100_000480_MYSTERYVOICE | なっ……! |
| 52 | 51 | TEXT_VOICEMAN_05100_000485_YSHTOLA | あ |
| 53 | 52 | TEXT_VOICEMAN_05100_000490_YSHTOLA | さ、そろそろ議論に戻りましょうか。 |
| 54 | 53 | TEXT_VOICEMAN_05100_000500_YSHTOLA | まず検討すべきは、 私たちのような不完全な転移の事例ではないと思うの。 完全な成功例が、この場にいるんだから……。 |
| 55 | 54 | TEXT_VOICEMAN_05100_000510_YSHTOLA | ここで注目すべきは、魂と肉体の転移のみならず、 装備や持ち物を含む物質を伴い、次元の狭間を超えている点よ。 |
| 56 | 55 | TEXT_VOICEMAN_05100_000520_YSHTOLA | テレポに代表される転移魔法では、 自己の延長線上に物質を置くことで転移を実現しているの。 その際、鍵となるのが「これは自分の物である」という認識よ。 |
| 57 | 56 | TEXT_VOICEMAN_05100_000530_ALPHINAUD | なるほど。 つまり私たちの魂を、彼が「自分の物」だと認識すれば、 原初世界に持ち帰ることができる、と? |
| 58 | 57 | TEXT_VOICEMAN_05100_000540_ALPHINAUD | なるほど。 つまり私たちの魂を、彼女が「自分の物」だと認識すれば、 原初世界に持ち帰ることができる、と? |
| 59 | 58 | TEXT_VOICEMAN_05100_000550_ALISAIE | それで済むなら話がはやいわね。 |
| 60 | 59 | TEXT_VOICEMAN_05100_000560_ALISAIE | でも、そんな簡単に他人を物だなんて思える? 少しでも疑念を抱いた瞬間、次元の狭間に放り出される…… なんてことだったら、さすがに危険すぎよ。 |
| 61 | 60 | TEXT_VOICEMAN_05100_000570_URIANGER | アリゼー様の懸念は、ごもっともでしょう。 |
| 62 | 61 | TEXT_VOICEMAN_05100_000580_URIANGER | ですが、魂を何らかの物質に収めてしまえば話は別…… 我らが魔女は、そう言いたいのではありませんか? |
| 63 | 62 | TEXT_VOICEMAN_05100_000590_URIANGER | ならば、「白聖石」が役立つはず……。 あの魔器は、元々、アシエンの魂を捕らえるため創られた物。 より魂の質量が小さい我々であれば、収められて当然です。 |
| 64 | 63 | TEXT_VOICEMAN_05100_000600_URIANGER | 「白聖石」に収められた魂を、 安全に維持する方法、そして肉体に移し替える方法。 このふたつを確立できれば、原初世界への帰還も叶いましょう。 |
| 65 | 64 | TEXT_VOICEMAN_05100_000610_MYSTERYVOICE | 魂の維持と、移し替えか……。 であれば、私からも提案できることがありそうだ。 |
| 66 | 65 | TEXT_VOICEMAN_05100_000620_MYSTERYVOICE | レイクランドの「始まりの湖」、 その対岸に、かつてエルフたちが築いた宮殿があってね。 |
| 67 | 66 | TEXT_VOICEMAN_05100_000630_MYSTERYVOICE | 「光の氾濫」の折、放棄されたようなのだが、 そんな場所を根城とする風変わりなン・モゥの隠者がいるんだ。 |
| 68 | 67 | TEXT_VOICEMAN_05100_000640_MYSTERYVOICE | かつてフッブート王国の王宮にも出入りしていた魔道士で、 特に「魂」に関する研究で知られていたと聞く。 ここは隠者殿に、知恵を借りてみてはどうだろう? |
| 69 | 68 | TEXT_VOICEMAN_05100_000650_ALISAIE | もちろん、反対する気はないけれど…… そんなに名高い魔道士が、廃墟で隠れて暮らしてるなんて、 よほどの事情がありそうじゃない? |
| 70 | 69 | TEXT_VOICEMAN_05100_000660_MYSTERYVOICE | おそらく、そのとおりだ。 私も数十年前に、罪喰いの対策に関して協力を仰ごうと、 接触を試みたことがあったのだが…… |
| 71 | 70 | TEXT_VOICEMAN_05100_000670_MYSTERYVOICE | 使い魔をけしかけられて、まともに交渉すらできなかったよ。 どうやら、相当な人嫌いらしい……。 |
| 72 | 71 | TEXT_VOICEMAN_05100_000680_MYSTERYVOICE | だが、気難しいイル・メグの妖精たちとも、 縁を結んだあなた方であれば、あるいはと思ってね。 |
| 73 | 72 | TEXT_VOICEMAN_05100_000690_MYSTERYVOICE | 場合によっては、荒事になるだろうが…… ここはひとつ、隠者殿を訪ねてみようじゃないか。 もちろん、あなた方さえよければ、だがね。 |
| 74 | 73 | TEXT_VOICEMAN_05100_000700_BEQLUGG | なんともはや、自慢の使い魔までもが倒されるとは……。 |
| 75 | 74 | TEXT_VOICEMAN_05100_000710_MYSTERYVOICE | 宮殿に住まいし隠者……「ベーク=ラグ」殿とお見受けする。 |
| 76 | 75 | TEXT_VOICEMAN_05100_000720_MYSTERYVOICE | あなたにとって、我々は招かれざる客なのだろう。 少々、手荒な歓迎を受けたもので、 無礼を承知ながら、全力で応じさせていただいた。 |
| 77 | 76 | TEXT_VOICEMAN_05100_000730_MYSTERYVOICE | だが、戦いは本意ではない。 私たちは、助力を「お願い」すべく訪ねてきたのだから。 |
| 78 | 77 | TEXT_VOICEMAN_05100_000740_BEQLUGG | ……お願い……だと? |
| 79 | 78 | TEXT_VOICEMAN_05100_000750_MYSTERYVOICE | そう、私の仲間たちの命を救うため、 長年に亘り魂の研究をしてきた、あなたの知恵をお借りしたい。 その「お願い」に来たのだ。 |
| 80 | 79 | TEXT_VOICEMAN_05100_000760_BEQLUGG | ぐぬぅ……「お願い」…… な、なんとも抗いがたき甘美な響き……! |
| 81 | 80 | TEXT_VOICEMAN_05100_000770_BEQLUGG | その言葉を投げかけられたくないがゆえに、 こうして人里離れた廃墟に移り住んだというに……! |
| 82 | 81 | TEXT_VOICEMAN_05100_000780_BEQLUGG | いいや、ダメだ、ダメだ……! ワシはヒトの悪意に絶望し、生涯、お願いなど聞かぬと、 心に誓ったのだッ……! |
| 83 | 82 | TEXT_VOICEMAN_05100_000790_ALPHINAUD | 対価の収集家たるン・モゥ族が、 取引を拒むからには、相応の理由がおありなのでしょう。 |
| 84 | 83 | TEXT_VOICEMAN_05100_000800_ALPHINAUD | ですが、重ねて「お願い」させていただきたい。 私を含めて、幾人もの命が関わる事案なのです……。 どうか、話だけでも聞いてはいただけないでしょうか? |
| 85 | 84 | TEXT_VOICEMAN_05100_000810_BEQLUGG | ふぁーッ! |
| 86 | 85 | TEXT_VOICEMAN_05100_000820_BEQLUGG | 話だけ……? 本当に話を聞くだけ……? それくらいなら…… |
| 87 | 86 | TEXT_VOICEMAN_05100_000830_BEQLUGG | いいや、やっぱりダメだ、誓いを立てたのだ! |
| 88 | 87 | TEXT_VOICEMAN_05100_000840_BEQLUGG | よりにもよって、お前たちはワシの知恵を求めているのだろう? かつてワシが裏切り者の宮廷魔道士に知恵を貸したばかりに、 多くの犠牲が出たのだ……! |
| 89 | 88 | TEXT_VOICEMAN_05100_000850_BEQLUGG | お前たちは、あの恐ろしい事件を知らないから、 安々と知恵を借りたいなどと言えるのだ! |
| 90 | 89 | TEXT_VOICEMAN_05100_Q2_000_001_NONE_VOICE | 何と答える? |
| 91 | 90 | TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_001_NONE_VOICE | それでも「お願い」したい! |
| 92 | 91 | TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_002_NONE_VOICE | 決して知恵を悪用しないと誓う! |
| 93 | 92 | TEXT_VOICEMAN_05100_A2_000_003_NONE_VOICE | フッブート王国の魔物化事件のことか? |
| 94 | 93 | TEXT_VOICEMAN_05100_000860_BEQLUGG | フーッ、フーッ……! |
| 95 | 94 | TEXT_VOICEMAN_05100_000870_BEQLUGG | し、辛抱たまらん……! こう何度も「お願い」されては……どうにかなりそうだ! |
| 96 | 95 | TEXT_VOICEMAN_05100_000880_BEQLUGG | 我が知恵を、仲間の命を救うためだけに使う、と……? |
| 97 | 96 | TEXT_VOICEMAN_05100_000890_BEQLUGG | 心より誓うと申すのか? |
| 98 | 97 | TEXT_VOICEMAN_05100_000900_BEQLUGG | なんと、あの事件を知っておったか! |
| 99 | 98 | TEXT_VOICEMAN_05100_000910_BEQLUGG | だが、ワシは知恵を貸したばかりに、 あの男は魔物化の魔法を完成させたのだぞ? その忌まわしい知恵を、借りたいと申すのか……? |
| 100 | 99 | TEXT_VOICEMAN_05100_000920_BEQLUGG | うーん、うーん……。 |
| 101 | 100 | TEXT_VOICEMAN_05100_000930_BEQLUGG | よ、よかろう……。 |
| 102 | 101 | TEXT_VOICEMAN_05100_000940_BEQLUGG | いいか、ちょ~っと、話を聞くだけだぞ……? 相応の「対価」を必ず支払うのだぞ……? |
| 103 | 102 | TEXT_VOICEMAN_05100_000950_MYSTERYVOICE | 釣り合いの取れた対価を支払うと、約束しよう。 |
| 104 | 103 | TEXT_VOICEMAN_05100_000960_MYSTERYVOICE | それでは是非、私たちと共にクリスタリウムへ。 少々、込み入った事情となるが話を聞いていただきたい。 |
| 105 | 104 | TEXT_VOICEMAN_05100_000970_BEQLUGG | ……まさか、おぬしたちが、 夜に闇を取り戻していたとは……。 |
| 106 | 105 | TEXT_VOICEMAN_05100_000980_BEQLUGG | それに加えて、異界からの来訪者だと……? |
| 107 | 106 | TEXT_VOICEMAN_05100_000990_MYSTERYVOICE | 古の時代に分かたれた十三の鏡像世界…… そして、過去、七度発生した霊災による世界の統合。 これまで語った言葉に、嘘偽りはないと誓おう。 |
| 108 | 107 | TEXT_VOICEMAN_05100_001000_MYSTERYVOICE | とはいえ、そう簡単に信じられる事柄でもあるまい。 |
| 109 | 108 | TEXT_VOICEMAN_05100_001010_MYSTERYVOICE | ただ、魂について長年に亘り研究してこられたあなたなら、 彼らの魂が、この世界の者と根本的に異なることが、 おわかりになるのではあるまいか? |
| 110 | 109 | TEXT_VOICEMAN_05100_001020_BEQLUGG | 確かに……戯言と退けたくなる話だが、 なるほど、よくよく注意して観察してみれば、 魂の濃さも尋常でなく、肉体を持っておらぬこともわかる。 |
| 111 | 110 | TEXT_VOICEMAN_05100_001030_BEQLUGG | 特に、こちらの御仁は、一段と濃い魂をお持ちだ。 |
| 112 | 111 | TEXT_VOICEMAN_05100_001040_BEQLUGG | しかも、肉体も仮初めのものではなく、本物であろう。 |
| 113 | 112 | TEXT_VOICEMAN_05100_001050_BEQLUGG | ふぅ~む……。 |
| 114 | 113 | TEXT_VOICEMAN_05100_001060_MYSTERYVOICE | 繰り返すが、彼ら異界からの来訪者の協力なくして、 この世界に夜闇を取り戻すことはできなかった。 |
| 115 | 114 | TEXT_VOICEMAN_05100_001070_MYSTERYVOICE | その恩に報いるためにも、 是が非でも、無事に、もとの世界へと帰還させたい。 どうか、ご助力願えないだろうか……? |
| 116 | 115 | TEXT_VOICEMAN_05100_001080_BEQLUGG | ふぅ……。 |
| 117 | 116 | TEXT_VOICEMAN_05100_001090_BEQLUGG | 話を聞くだけのことに対価を求めはしたが、 今、聞いた情報だけでも、十分すぎるほどの価値があろう。 |
| 118 | 117 | TEXT_VOICEMAN_05100_001100_BEQLUGG | なにより、光に覆われた空に闇を取り戻してくれたというなら、 なるほど確かに、恩に報いるのが筋というもの……。 |
| 119 | 118 | TEXT_VOICEMAN_05100_001110_MYSTERYVOICE | では……!? |
| 120 | 119 | TEXT_VOICEMAN_05100_001120_BEQLUGG | うむ。 我が知恵でよければ、喜んでお貸ししよう。 |
| 121 | 120 | TEXT_VOICEMAN_05100_001130_BEQLUGG | ただし、老いぼれゆえに、 新たな研究を始めるとなると、ひとりではいかんともしがたい。 調査やら実験やらで、手を借りることになるが構わんな? |
| 122 | 121 | TEXT_VOICEMAN_05100_001140_ALPHINAUD | もちろんです。 これは私たち自身の問題…… 当然、手となり足となり、働かせていただきましょう。 |
| 123 | 122 | TEXT_VOICEMAN_05100_001150_BEQLUGG | それでは始めるぞ。 |
| 124 | 123 | TEXT_VOICEMAN_05100_001160_BEQLUGG | これまで集めてきた素材を、 すべて砕いて混ぜ込んだ粘土は用意できておるな? |
| 125 | 124 | TEXT_VOICEMAN_05100_001170_BEQLUGG | ふむ、よかろう。 では、それを豚の形にコネてみせよ。 |
| 126 | 125 | TEXT_VOICEMAN_05100_001175_BEQLUGG | とびきり、かわいく……な。 |
| 127 | 126 | TEXT_VOICEMAN_05100_001180_ALISAIE | わかったわ……。 |
| 128 | 127 | TEXT_VOICEMAN_05100_001190_ALISAIE | で、できたわよ……! |
| 129 | 128 | TEXT_VOICEMAN_05100_001200_ALPHINAUD | アリゼー、君の作品は…… 昔から、独創的……フフ……。 |
| 130 | 129 | TEXT_VOICEMAN_05100_001210_ALPHINAUD | フフフフフ……。 |
| 131 | 130 | TEXT_VOICEMAN_05100_001220_ALISAIE | ちょっとそこ、笑うんじゃないわよッ! |
| 132 | 131 | TEXT_VOICEMAN_05100_001230_BEQLUGG | よいよい、デキの良し悪しは関係ない。 この潰れたプリンのようなシロモノを術者であるおぬしが、 「とびきりかわいい豚」であると認識できておればいいのだ。 |
| 133 | 132 | TEXT_VOICEMAN_05100_001240_ALISAIE | まったくフォローになってないんだけど……。 |
| 134 | 133 | TEXT_VOICEMAN_05100_001250_BEQLUGG | よいかね……。 魔法とは、空想を現実へと変換する術のことだ。 |
| 135 | 134 | TEXT_VOICEMAN_05100_001260_BEQLUGG | それゆえ、術者の認識が重要となる。 イメージさえ強固であれば、見た目に惑わされる必要はない。 よくよく覚えておくのだぞ? |
| 136 | 135 | TEXT_VOICEMAN_05100_001270_BEQLUGG | さあ、教えたとおりの術式で、粘土の豚に魔力を注ぐのだ。 |
| 137 | 136 | TEXT_VOICEMAN_05100_001280_ALISAIE | 豚は飛ばず、土は起きず、命分かたれぬのが理なれど、 我が生命の力よ、今ひととき理より離れ、 空飛ぶ豚とならん……。 |
| 138 | 137 | TEXT_VOICEMAN_05100_001281_ALISAIE | あ |
| 139 | 138 | TEXT_VOICEMAN_05100_001290_BEQLUGG | ふむ、なかなかのデキではないか。 |
| 140 | 139 | TEXT_VOICEMAN_05100_001300_BEQLUGG | では、この使い魔を用いて、 ハルリクとやらの「魂の活性化」を執り行うぞ。 さあ、患者をここへ……。 |
| 141 | 140 | TEXT_VOICEMAN_05100_001310_BEQLUGG | さて、アリゼーよ。 おぬしが創った使い魔には、すでに魂を活性化させる、 一種の強化魔法が備わっている。 |
| 142 | 141 | TEXT_VOICEMAN_05100_001320_BEQLUGG | あとは、自身の魔力を注ぎ込みながら、 心に決めた使い魔の名を呼んでやるだけだ。 |
| 143 | 142 | TEXT_VOICEMAN_05100_001330_ALISAIE | この子の名前…………。 |
| 144 | 143 | TEXT_VOICEMAN_05100_001340_ALISAIE | うん、決めたわ……やってみる! |
| 145 | 144 | TEXT_VOICEMAN_05100_001350_ALISAIE | いきなさい、アンジェロ! |
| 146 | 145 | TEXT_VOICEMAN_05100_001360_HALRIC | ア……アアアア…… |
| 147 | 146 | TEXT_VOICEMAN_05100_001370_HALRIC | オ母サン……ボク、ハ………… |
| 148 | 147 | TEXT_VOICEMAN_05100_001380_DULIACHAI | ふ、ふたりとも……来てくれたのね! カイ・シルちゃん、よくやってくれたわ! |
| 149 | 148 | TEXT_VOICEMAN_05100_001390_ALPHINAUD | ドゥリア夫人、いったいどうしたというのです? |
| 150 | 149 | TEXT_VOICEMAN_05100_001400_DULIACHAI | 嗚呼、もう、私、どうしたらいいかわからないの……! ひとりで、本当に心細くて……! |
| 151 | 150 | TEXT_VOICEMAN_05100_001410_ALPHINAUD | ひとり……? 確かに旦那様の姿が見えないようですが……。 |
| 152 | 151 | TEXT_VOICEMAN_05100_001420_DULIACHAI | そう、そう、そうなのよ……! あの人が、私を置いて出ていってしまったの! |
| 153 | 152 | TEXT_VOICEMAN_05100_001430_ALPHINAUD | なんですって!? いったい何故、そんなことに……! |
| 154 | 153 | TEXT_VOICEMAN_05100_001440_DULIACHAI | それが……アルフィノちゃんは、 しばらくユールモアに残ってくれていたから、 知っているとは思うのだけれど…… |
| 155 | 154 | TEXT_VOICEMAN_05100_001450_DULIACHAI | あれから、私たち……自由市民が集まって、 ユールモアの新しい元首を選ぼうとしていたの。 |
| 156 | 155 | TEXT_VOICEMAN_05100_001460_ALPHINAUD | ヴァウスリーの後任を決めるため、 選挙を実施する計画でしたね? |
| 157 | 156 | TEXT_VOICEMAN_05100_001470_DULIACHAI | ええ……。 でも、誰も立候補する人がいなかったの。 |
| 158 | 157 | TEXT_VOICEMAN_05100_001480_DULIACHAI | 私たち自由市民は、怠惰な時間を過ごしすぎたわ。 我が身の振る舞いを正すだけで精一杯なのに、 混乱した国を率いようという人はいなかったのね。 |
| 159 | 158 | TEXT_VOICEMAN_05100_001490_DULIACHAI | それで、自由に投票しようということになって…… 結果、選ばれたのが、うちの旦那様だったの。 |
| 160 | 159 | TEXT_VOICEMAN_05100_001500_ALPHINAUD | ふむ……チャイ・ヌズ殿は、巨大タロースの件でも、 見事にリーダーシップを発揮しておられました。 適任のように思えますが……。 |
| 161 | 160 | TEXT_VOICEMAN_05100_001510_DULIACHAI | 私も、そう思ったわ。 彼は、ダイダロス社を率いていた立派な人だもの。 |
| 162 | 161 | TEXT_VOICEMAN_05100_001520_DULIACHAI | だから私、選ばれたときに、背中を押すようなことを言ったの。 |
| 163 | 162 | TEXT_VOICEMAN_05100_001530_DULIACHAI | きっと、それがいけなかったのね……。 あの人、そのときを最後に、姿を消してしまったんだから……。 |
| 164 | 163 | TEXT_VOICEMAN_05100_001531_DULIACHAI | うっうっうっ……。 |
| 165 | 164 | TEXT_VOICEMAN_05100_001540_ALPHINAUD | 望まぬ大役に推挙され、 重圧に耐えきれず、失踪したと……? |
| 166 | 165 | TEXT_VOICEMAN_05100_001550_ALPHINAUD | ドゥリア夫人、どうか顔をあげてください。 |
| 167 | 166 | TEXT_VOICEMAN_05100_001560_ALPHINAUD | 私は、旦那様が、愛するあなたを捨て置いて、 逃げてしまうような人物には思えません。 きっと、理由あっての一時的な外出でありましょう。 |
| 168 | 167 | TEXT_VOICEMAN_05100_001570_DULIACHAI | 本当……? アルフィノちゃん? |
| 169 | 168 | TEXT_VOICEMAN_05100_001580_DULIACHAI | あなたも、そう思う? |
| 170 | 169 | TEXT_VOICEMAN_05100_Q3_000_001_NONE_VOICE | アルフィノの意見に賛成する? |
| 171 | 170 | TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_001_NONE_VOICE | 賛成する、逃げ出したわけがない |
| 172 | 171 | TEXT_VOICEMAN_05100_A3_000_002_NONE_VOICE | 賛成しない、逃げ出したに違いない |
| 173 | 172 | TEXT_VOICEMAN_05100_001600_ALPHINAUD | 聞いてのとおりです、ドゥリア夫人……。 チャイ・ヌズ殿が、誰よりもあなたを愛していたことは、 ここにいる全員が知っているのです。 |
| 174 | 173 | TEXT_VOICEMAN_05100_001590_ALPHINAUD | いいや、これに関しては「逃げていない」と断言しよう……。 よく考えてみるんだ、チャイ・ヌズ殿は、 いつだってドゥリア夫人に寄り添っていただろう? |
| 175 | 174 | TEXT_VOICEMAN_05100_001610_ALPHINAUD | 旦那様のことは、私が探し出してみせますので、 どうか気を強くお持ちになって、お待ちください。 |
| 176 | 175 | TEXT_VOICEMAN_05100_001620_DULIACHAI | ありがとう、アルフィノちゃん。 あなたたちを呼んできてもらって正解だったわ……! 私、パーラーのいつもの席で、あの人の帰りを待っているわね! |
| 177 | 176 | TEXT_VOICEMAN_05100_001630_WRENDEN | 誰かと思えば……また、お前か……。 |
| 178 | 177 | TEXT_VOICEMAN_05100_001640_WRENDEN | しかも、ゾロゾロと連れ立って…… ひとりで説得できぬと見て、助っ人でも呼んできたか? |
| 179 | 178 | TEXT_VOICEMAN_05100_001650_CHAINUZZ | 呼んだわけではないが……確かに彼らは助っ人だ。 いや、正確には、手助けをしてくれた恩人だ。 |
| 180 | 179 | TEXT_VOICEMAN_05100_001660_CHAINUZZ | 彼らは、ドン・ヴァウスリーの下で惰眠を貪ってきた私たちを、 目覚めさせてくれた「闇の戦士」たちなのだ。 |
| 181 | 180 | TEXT_VOICEMAN_05100_001670_WRENDEN | ほう……「闇の戦士」とな……。 |
| 182 | 181 | TEXT_VOICEMAN_05100_001680_CHAINUZZ | だがしかし、いつまでも恩人の優しさに甘え、 助力を受け続けるわけにはいかん。 |
| 183 | 182 | TEXT_VOICEMAN_05100_001690_CHAINUZZ | それでは、ヴァウスリーの力に頼り、 すべてを任せきりにしていた頃と大差がない……。 彼らは助っ人ではなく「立会人」と考えていただきたい。 |
| 184 | 183 | TEXT_VOICEMAN_05100_001700_ALPHINAUD | チャイ・ヌズ殿……。 |
| 185 | 184 | TEXT_VOICEMAN_05100_001710_WRENDEN | ふん、殊勝な心がけだが……さてな。 |
| 186 | 185 | TEXT_VOICEMAN_05100_001720_WRENDEN | 私は、己を「官僚」であると規定してきた。 民のため、国のため、政を司る者に対して助言を行い、 その方針を最善の方法で実現すべく、働いてきた自負がある。 |
| 187 | 186 | TEXT_VOICEMAN_05100_001730_WRENDEN | だが、それは理想を共有できればこそ……。 民が、国が、指導者が……理想とする「楽園」とやらに、 共感できなくなったがゆえに、私はユールモアから去ったのだ。 |
| 188 | 187 | TEXT_VOICEMAN_05100_001740_WRENDEN | チャイ・ヌズとか言ったか……。 ヴァウスリーの下で奔放な生活を送ってきた貴様が、 いかなる国を築かんとするというのだ? |
| 189 | 188 | TEXT_VOICEMAN_05100_001750_CHAINUZZ | そ、その問いに一言を以て応じるほどの答えを、 私は……私は、まだ見いだせてはいない。 |
| 190 | 189 | TEXT_VOICEMAN_05100_001760_CHAINUZZ | だが……! |
| 191 | 190 | TEXT_VOICEMAN_05100_001770_CHAINUZZ | 私はいかなる国を築くのかを、市民が語れる国を作りたい! |
| 192 | 191 | TEXT_VOICEMAN_05100_001780_CHAINUZZ | 罪喰いの脅威に怯えて暮らす世界で、 私を含め、多くの者が、身の安全と食料を求めて、 ユールモアに集ってきた。 |
| 193 | 192 | TEXT_VOICEMAN_05100_001790_CHAINUZZ | 一芸を持ち、身の振り方を決められる労役市民はともかく、 街の周辺に住まう者たちは、食料の配給を断たれ、 今日明日を生き延びることに必死だ。 |
| 194 | 193 | TEXT_VOICEMAN_05100_001800_CHAINUZZ | 自由市民に至っては、もっと酷い。 未だ酒や快楽に溺れ、現実から目を背け続ける者も少なくない。 |
| 195 | 194 | TEXT_VOICEMAN_05100_001810_CHAINUZZ | 今のままでは、早々に富を食いつぶす者も現れるだろう。 私が元首となれば、その権限を以て、 かつて、国に差し出された財産の再分配を行うつもりだ。 |
| 196 | 195 | TEXT_VOICEMAN_05100_001820_CHAINUZZ | 貧者であれ富者であれ、 このような状態では国の未来など語れようものか……! |
| 197 | 196 | TEXT_VOICEMAN_05100_001830_CHAINUZZ | 食料の早急な確保、周辺集落との関係改善、 崩壊した産業の再建に、他地域との連携強化……。 課題は、まさに山積みだ。 |
| 198 | 197 | TEXT_VOICEMAN_05100_001840_CHAINUZZ | 私は、政治家でも国王でもない。 ダイダロス社の跡取り……企業家だ……! |
| 199 | 198 | TEXT_VOICEMAN_05100_001850_CHAINUZZ | そんな私にできることは、 問題を分析し、改善案を企画し、 収益を上げて部下を食わせること……。 |
| 200 | 199 | TEXT_VOICEMAN_05100_001860_CHAINUZZ | レンデン殿……ユールモアの民が、 国の理想を思い描き、政に手を挙げられるようになるまで…… どうか力を貸していただきたい! |
| 201 | 200 | TEXT_VOICEMAN_05100_001870_WRENDEN | いかなる国を築くのかを、民が語れる国か…… |
| 202 | 201 | TEXT_VOICEMAN_05100_001880_WRENDEN | 悪くない方針だ。 |
| 203 | 202 | TEXT_VOICEMAN_05100_001890_WRENDEN | チャイ・ヌズよ……。 お前がいっときとはいえ国政を担うに相応しい器か、 試させてもらうとしよう。 |
| 204 | 203 | TEXT_VOICEMAN_05100_001900_CHAINUZZ | な、なにをすればいい……!? |
| 205 | 204 | TEXT_VOICEMAN_05100_001910_WRENDEN | 今、ユールモアが抱える問題のひとつを解決してもらう。 そうでなければ、改革など夢のまた夢、 誰もお前についてはこないだろうからな……。 |
| 206 | 205 | TEXT_VOICEMAN_05100_001911_WRENDEN | フン。 |
| 207 | 206 | TEXT_VOICEMAN_05100_001920_CHAINUZZ | よし、そのまま一列になって、 ユールモアへ向かえ! |
| 208 | 207 | TEXT_VOICEMAN_05100_001930_DIRTYMAN | なんだ、この音は……? |
| 209 | 208 | TEXT_VOICEMAN_05100_001940_DIRTYMAN | タ、タロース……!? 壊れたタロースが暴走してやがるのか……? |
| 210 | 209 | TEXT_VOICEMAN_05100_001950_DIRTYMAN | おい、誰か……番兵を呼んできてくれ! |
| 211 | 210 | TEXT_VOICEMAN_05100_001960_EULMORANSOLDIER | (-ユールモア軍の兵士-)市民の方は、お下がりください……! |
| 212 | 211 | TEXT_VOICEMAN_05100_001970_DULIACHAI | まって……! |
| 213 | 212 | TEXT_VOICEMAN_05100_001980_DULIACHAI | 嗚呼、あなた……! |
| 214 | 213 | TEXT_VOICEMAN_05100_001990_CHAINUZZ | も、もちろん、帰ってくるに…… |
| 215 | 214 | TEXT_VOICEMAN_05100_002000_CHAINUZZ | ぐぁっ……く、苦しぃ…… |
| 216 | 215 | TEXT_VOICEMAN_05100_002010_DULIACHAI | あらあら、まぁまぁ、どうしましょう……? |
| 217 | 216 | TEXT_VOICEMAN_05100_002020_CHAINUZZ | ふぅ……助かった……。 |
| 218 | 217 | TEXT_VOICEMAN_05100_002030_DULIACHAI | ごめんなさい、あなた…… 帰ってきてくれたのが嬉しくて。 |
| 219 | 218 | TEXT_VOICEMAN_05100_002040_CHAINUZZ | いや、構わん。 それよりも、置き手紙だけでなく、 しっかり、言葉で伝えてから外出すべきだった。 |
| 220 | 219 | TEXT_VOICEMAN_05100_002050_DULIACHAI | それじゃあ…… |
| 221 | 220 | TEXT_VOICEMAN_05100_002060_CHAINUZZ | ……う、うむ。 私は、元首の座から逃れるために、 ユールモアを出ていったわけではない……。 |
| 222 | 221 | TEXT_VOICEMAN_05100_002070_CHAINUZZ | 補佐官としてレンデン殿を迎えるために交渉に行っていたのだ。 その助力を得られた今、ようやく私は胸を張って言える。 |
| 223 | 222 | TEXT_VOICEMAN_05100_002080_CHAINUZZ | 私は、ユールモアの元首の役目を、 引き受けさせてもらう、と。 |
| 224 | 223 | TEXT_VOICEMAN_05100_002090_DULIACHAI | まぁまぁまぁ! なんて、おめでたいのかしら……! |
| 225 | 224 | TEXT_VOICEMAN_05100_002091_CHAINUZZ | あ |
| 226 | 225 | TEXT_VOICEMAN_05100_002095_CHAINUZZ | にぃぎゃああああーー!!! |
| 227 | 226 | TEXT_VOICEMAN_05100_002100_CHAINUZZ | えー、あー……。 |
| 228 | 227 | TEXT_VOICEMAN_05100_002110_DULIACHAI | あなた……。 |
| 229 | 228 | TEXT_VOICEMAN_05100_002120_CHAINUZZ | 皆、今日はよく集まってくれた。 |
| 230 | 229 | TEXT_VOICEMAN_05100_002130_CHAINUZZ | まず、自由市民の諸君……。 周囲を見渡してほしい。 |
| 231 | 230 | TEXT_VOICEMAN_05100_002140_CHAINUZZ | ドン・ヴァウスリー施政下の20年間とは、 異なる顔ぶれが混じっていることに気づくだろう。 |
| 232 | 231 | TEXT_VOICEMAN_05100_002150_CHAINUZZ | 我々に仕えてくれていた、 労役市民たちはもちろん…… |
| 233 | 232 | TEXT_VOICEMAN_05100_002160_CHAINUZZ | 廃船街やゲートタウンに住まう、市民権を持たない者もいる……。 そしてなにより…… |
| 234 | 233 | TEXT_VOICEMAN_05100_002170_CHAINUZZ | 我らを目覚めさせてくれた恩人、 「闇の戦士」たちもまた、新たな出発となる今日という日に、 立会人として駆けつけてくれた。 |
| 235 | 234 | TEXT_VOICEMAN_05100_002180_CHAINUZZ | 先日、自由市民たちの間で行われた選挙にて、 私、チャイ・ヌズが、ドン・ヴァウスリーの後任として、 新たな元首に選出された。 |
| 236 | 235 | TEXT_VOICEMAN_05100_002190_CHAINUZZ | そして私は、名誉あるこの務めを受けさせていただくことを、 この場にいる全員の前で、宣言する。 |
| 237 | 236 | TEXT_VOICEMAN_05100_002200_CHAINUZZ | ただし、期限付きの一時的な「元首代行」として、だ。 |
| 238 | 237 | TEXT_VOICEMAN_05100_002210_CHAINUZZ | 自由市民と労役市民の関係…… そして、市民と非市民の関係……。 |
| 239 | 238 | TEXT_VOICEMAN_05100_002220_CHAINUZZ | ドン・ヴァウスリーの下で決められた歪んだ制度を正すとして、 ユールモアという国を、いかなる国にするのか……。 |
| 240 | 239 | TEXT_VOICEMAN_05100_002230_CHAINUZZ | この大きな問題について、 私は、ここにいるすべての者が意見を交わし、 議論する必要があると考えている。 |
| 241 | 240 | TEXT_VOICEMAN_05100_002240_CHAINUZZ | だが、我々が直面している現実の問題の前では、 理想を語り合う余裕など無いというのが実情だろう。 |
| 242 | 241 | TEXT_VOICEMAN_05100_002250_CHAINUZZ | メオルに依存してきた食料問題、 冷え込んだ周辺集落、他地域との関係改善、 治安維持に、産業再興……喫緊の課題があまりに多い。 |
| 243 | 242 | TEXT_VOICEMAN_05100_002260_CHAINUZZ | ゆえに私は、ひとりの企業家として、 まずは、ここにいる皆の安全と安心を優先しようと思う。 |
| 244 | 243 | TEXT_VOICEMAN_05100_002270_CHAINUZZ | 当然、ヴァウスリーが築いた偽りの楽園で、 怠惰な時を過ごしてきた、私を含む自由市民にとっては、 多くの痛みを伴う改革も必要となろう。 |
| 245 | 244 | TEXT_VOICEMAN_05100_002280_CHAINUZZ | だが、夢から覚めた私たちは、現実を生きてゆかねばならない。 |
| 246 | 245 | TEXT_VOICEMAN_05100_002290_CHAINUZZ | 私たちのために命を賭して、 天より光を払い、闇を取り戻してくれた、 「闇の戦士」たちに恥じぬ生き方を……! |
| 247 | 246 | TEXT_VOICEMAN_05100_002300_CHAINUZZ | そして、皆の暮らしが安定してきたそのとき、 改めて理想のユールモアについて、話し合わせてほしい。 |
| 248 | 247 | TEXT_VOICEMAN_05100_002310_CHAINUZZ | だから、それまでの間、どうかこの私に…… いや、ユールモアという希望に、皆の力を貸してもらいたい! |
| 249 | 248 | TEXT_VOICEMAN_05100_002320_KRILE | おまたせしちゃったわね。 |
| 250 | 249 | TEXT_VOICEMAN_05100_002330_KRILE | マトーヤ様からの助言を受けて、 みんなの体に、ひとまずの処置をしたところよ。 これで今しばらくは、生命力の揺らぎも安定してくれるはず。 |
| 251 | 250 | TEXT_VOICEMAN_05100_002340_KRILE | それで……第一世界での、 みんなの様子はどうだったの? |
| 252 | 251 | TEXT_VOICEMAN_05100_002350_TATARU | なるほど…… そのベーク=ラグさんという方の協力で、 少しずつ帰る方法の研究が始まっているのでっすね。 |
| 253 | 252 | TEXT_VOICEMAN_05100_002360_KRILE | 確かに「白聖石」を使って魂を運ぶというのは、 いいアイディアだと思うわ。 |
| 254 | 253 | TEXT_VOICEMAN_05100_002370_KRILE | なら私たちは、研究の進展を信じて、 肉体の維持に全力を尽くさなくっちゃね……。 |
| 255 | 254 | TEXT_VOICEMAN_05100_002380_ESTINIEN | (-????-)折よく、来てくれていたか。 話が早くて助かる。 |
| 256 | 255 | TEXT_VOICEMAN_05100_002390_ESTINIEN | よう……。 無事に旅先から戻ったようじゃないか。 |
| 257 | 256 | TEXT_VOICEMAN_05100_002400_TATARU | エスティニアンさん……! 連絡が取れなくなって、心配していまっした! |
| 258 | 257 | TEXT_VOICEMAN_05100_002410_ESTINIEN | 動乱の帝都から脱出して、帰還しようとしていた道中で、 リオルとかいう「暁」の密偵と出会ってな……。 ひとまず、ここに立ち寄らせてもらった。 |
| 259 | 258 | TEXT_VOICEMAN_05100_002420_TATARU | 帝都で動乱って…… いったい何があったのでっすか? |
| 260 | 259 | TEXT_VOICEMAN_05100_002430_ESTINIEN | さて、どこから話したものか……。 |
| 261 | 260 | TEXT_VOICEMAN_05100_002435_ESTINIEN | お前たちから帝国の秘密兵器の調査と始末を依頼され、 ラザハン経由で、帝国領に潜入したんだが…… |
| 262 | 261 | TEXT_VOICEMAN_05100_002440_ESTINIEN | ある属州の魔導工場で、漆黒の王狼…… いや、今は影の狩人と名乗っているんだったか。 とにかく、ガイウス・バエサルと出会ってな。 |
| 263 | 262 | TEXT_VOICEMAN_05100_002450_ESTINIEN | 共闘を打診され、帝都まで同行することになったんだ。 |
| 264 | 263 | TEXT_VOICEMAN_05100_002460_ESTINIEN | そして、その中枢……魔導城にて、 俺たちは驚くべき人物と出会うことになる。 |
| 265 | 264 | TEXT_VOICEMAN_05100_002470_ESTINIEN | アシエンから肉体を奪い返した、あの男…… |
| 266 | 265 | TEXT_VOICEMAN_05100_002475_ESTINIEN | ゼノス・イェー・ガルヴァスだ……! |
| 267 | 266 | TEXT_VOICEMAN_05100_002480_ESTINIEN | しかも、奴は俺たちの目の前で、 父親でもある皇帝ヴァリスを殺害……。 激昂したガイウスが、ゼノスに斬りかかり…… |
| 268 | 267 | TEXT_VOICEMAN_05100_002490_ESTINIEN | お、おい……! |
| 269 | 268 | TEXT_VOICEMAN_05100_002670_TATARU | 大丈夫でっすか、冒険者さん、クルルさん! |
| 270 | 269 | TEXT_VOICEMAN_05100_002680_ESTINIEN | 俺の過去を視た、といったところか? |
| 271 | 270 | TEXT_VOICEMAN_05100_002690_KRILE | 私が視た光景も同じよ。 さすがに、追体験するほどの強烈な幻視じゃなかったけれど。 |
| 272 | 271 | TEXT_VOICEMAN_05100_002700_ESTINIEN | やれやれ、その異能を直に見たのは久しぶりだが、 なんとも奇妙なものだな。 |
| 273 | 272 | TEXT_VOICEMAN_05100_002710_ESTINIEN | ともかく、肉体を取り戻したゼノスは、 近衛兵が来ると、興ざめしただのとぬかして消えやがった。 その後の行方はようとして知れず、だ。 |
| 274 | 273 | TEXT_VOICEMAN_05100_002720_KRILE | ……まさか、あのときのアラミゴでの「超える力」の研究が、 こんな大事を引き起こすだなんて。 |
| 275 | 274 | TEXT_VOICEMAN_05100_002730_KRILE | 死を超越して、他者に憑依してたばかりじゃなく、 自身の体を取り戻したなんて……信じられる? まるで、不滅なるアシエンだわ! |
| 276 | 275 | TEXT_VOICEMAN_05100_002740_ESTINIEN | 常識外という点では、次元の狭間を超えて、 異界を旅してきた、どこぞの英雄殿も大概だとは思うがな。 |
| 277 | 276 | TEXT_VOICEMAN_05100_002750_ESTINIEN | ともかく、皇帝を失った上に、 皇太子だったゼノスも消えたとあって、帝国は大荒れだ。 |
| 278 | 277 | TEXT_VOICEMAN_05100_002760_ESTINIEN | しばらくは、侵略戦争どころじゃあるまい。 「黒薔薇」に関しても、理由はどうあれゼノスが使用を阻止した。 |
| 279 | 278 | TEXT_VOICEMAN_05100_002770_ESTINIEN | これらの情報は、今頃、リオルとやらが、 エオルゼア同盟軍に伝えているはずだからな。 あとはアイメリクたち、お偉方に任せていいだろう。 |
| 280 | 279 | TEXT_VOICEMAN_05100_002780_KRILE | 確かにギムリトの戦場も落ち着きそうね。 内乱となれば帝国の属州の今後が心配だけれど…… |
| 281 | 280 | TEXT_VOICEMAN_05100_002790_KRILE | ところで、ガイウスはどうしているの? 途中までは、いっしょだったのでしょう? |
| 282 | 281 | TEXT_VOICEMAN_05100_002800_ESTINIEN | ああ、奴とは帝国本土を脱出した後で別れた。 なんでも「新たな脅威」を察知したとかでな……。 |
| 283 | 282 | TEXT_VOICEMAN_05100_002810_ESTINIEN | 詳しいことはわからんが、奴と過去に因縁のある存在が、 皇帝不在の状況で、動き出した気配があるそうだ。 |
| 284 | 283 | TEXT_VOICEMAN_05100_002820_ESTINIEN | いっときとはいえ、ともに行動して感じたが、 もはやガイウスはエオルゼア侵略を企むような男じゃない。 自由にやらせておけばいいさ。 |
| 285 | 284 | TEXT_VOICEMAN_05100_002830_TATARU | そうでっすね。 でも、「新たな脅威」と言われると、 なんだか漠然とした不安を感じてしまいまっす。 |
| 286 | 285 | TEXT_VOICEMAN_05100_002840_TATARU | リオルさんや東方の忍びさんたちに情報を共有して、 警戒を強めた方がいいかもしれまっせんね。 |
| 287 | 286 | TEXT_VOICEMAN_05100_002850_ESTINIEN | さて、俺からの報告は以上だ。 対応を依頼された「黒薔薇」の脅威も去った今、 契約は終了ってことでいいんだろう……? |
| 288 | 287 | TEXT_VOICEMAN_05100_002860_TATARU | は、はい……それはそうなのでっすが……。 賢人のみなさんも、まだお目覚めになっていない状況でっす。 よければ、もう少しここで一緒に……! |
| 289 | 288 | TEXT_VOICEMAN_05100_002870_ESTINIEN | 悪いが、約束は約束だ。 ……ガイウスがそうしているように、 俺も好きにやらせてもらう。 |
| 290 | 289 | TEXT_VOICEMAN_05100_002880_KRILE | 突然の協力要請に応えてくれて感謝しているわ。 アルフィノくんが慕うだけのことはあるわね。 |
| 291 | 290 | TEXT_VOICEMAN_05100_002890_ESTINIEN | ……フン。 |
| 292 | 291 | TEXT_VOICEMAN_05100_002900_ESTINIEN | それじゃあな、相棒。 今度は戦場で倒れるような、危なっかしいことはしてくれるなよ。 |
| 293 | 292 | TEXT_VOICEMAN_05100_002910_KRILE | さあ、私たちも解散しましょう。 賢人たちの肉体についてはこっちに任せて、 あなたは、ゆっくり身体を休めておいてね。 |