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2026-03-03 21:04:14 -06:00

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10TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_000すべてが偶さかに起きたことじゃないなら、 葬儀を始め、教会の中と外とを繋いだ「誰か」が、 巡礼路の中にいるはずでさァ。
21TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_001ひとまず行けるところまで行って、 それらしき相手に巡り会ったら、あたしに教えてくださいな。
32TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_010妙なことを口走っちまいましたがね、 騒動の原因は、間違いなく断たれてまさァ。
43TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_011そのお礼……と言うほどのもんじゃありやせんが、 あたしが知ることなら、何でも語って差し上げますよ。 多少は古い妖精としてねェ。
54TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_012ふむ、だァいぶ遠くまで行ってらしたご様子だ。 あんたも大概、境界を気にしないたちですねェ…… *『狂い咲き』*になる素質があるのでは?
65TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_013あんたも、つくづく懲りないおヒトだ! 慣れたときこそ気をつけてくださいよ、 巡礼路の探索も、あたしらのことも……。
76TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_Q1_000_020何をする?
87TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A1_000_021アチーブメントについて聞く
98TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A1_000_022アチーブメントを受け取る
109TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A1_000_023インク=ダエンの話を聞く
1110TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A1_000_024キャンセル
1211TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_Q2_000_030何を聞く?
1312TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_031妖精について
1413TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_032インク=ダエンについて
1514TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_033罪喰いについて
1615TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_034T10の「花人」について
1716TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_035T20の「フォーギヴン・エミュレーション」について
1817TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_036T30の「フォーギヴン・トレチャリー」について
1918TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_037T40の「フォーギヴン・ナイヴテイ」について
2019TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_038T50の「オグブナバリ」について
2120TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_039T60の「元祖マリクテンダー」について
2221TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_040T70の「フォーギヴン・ズィール」について
2322TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_041T80の「フォーギヴン・プロファニティー」について
2423TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_042T90の「マラコーダ」について
2524TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_043T99の「エミネントグリーフ」について
2625TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_A2_000_044キャンセル
2726TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_050巡礼路の果てで、「光耀聖典」を見つけたと? 懐かしいですねェ、昔はどの家にも、 必ずと言っていいほどあったもんでさァ。
2827TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_051今となっては何の役にも立ちやせんが、 特別な場所にあったものなら、 まだ魔力を帯びている可能性がある……。
2928TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_052騙されたと思って、オセ=ウィドに渡してごらんなさいな。 奴なら、そこに込められたものを上手い具合に掬い取って、 装飾品にでもするでしょう。
3029TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_SYSTEM_000_053最深部で回収した「光耀聖典」を、 「オセ=ウィド」に渡すことで、 4種類のアクセサリと交換できます。
3130TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_SYSTEM_000_054それらのアクセサリをすべて所持、もしくは装備し、 「インク=ダエン」に話しかけることで、 アチーブメントと、特別なアイテムを入手できます。
3231TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_055あんたに渡したいものがあるんですが…… 噂に聞いたとおり、鞄がアレやコレやでいっぱいですねェ。
3332TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_SYSTEM_000_056アチーブメントと、特別なアイテムを入手するには、 所持品に1つ以上の空きが必要です。
3433TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_057これはまた…… 指輪から耳飾りまで、妖精の装飾品が一揃いときた!
3534TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_058時代が時代、場所が場所なら、 妖精に魅入られたんだって噂されて、 除け者にされかねない有様ですねェ……いやお見事。
3635TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_059妖精王も、あんたの熱心さには、すっかりご満悦ですよ。
3736TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_060改めて探索の褒美をとらせると仰せになって、 城の宝物庫から、光耀教会にゆかりのある、 「ファーストライト・シャンデリア」を引っ張りだしておいでだ!
3837TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_061それに皆でまじないを掛け、 自由自在に飛び回れるようにしやした。
3938TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_062シャンデリアに乗って飛ぶだなんて、 いかにもおかしな夢物語か、妖精たちの悪戯でしょう? いつ覚めるとも知れませんが、よければお乗りくださいな。
4039TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_070妖精とは何か……そいつは意外と難しい問題でさァ。 まずもって、何を妖精と呼ぶのかも、 時代や地方によって変わってきやすからねェ。
4140TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_071あたしらフーアやピクシー族は、つねづね妖精の代表格。 一方でン・モゥ族や先祖返りのアマロは、 後の時代になって、妖精の括りに加えられたとされていやす。
4241TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_072その定義も実に曖昧なものでしてね、強いて言うなら、 「ヒトに似て、ヒトならざる妖しげなもの」が妖精とされる……。
4342TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_073「ヒトに似て」というのは、まァ、言葉を持つか否かですね。 吼えるだけなら、そいつは単なる獣でしょう。
4443TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_074難しいのは「ヒトならざる」の方でさァ。 なにせその線引きをするには、 「ヒトとは何か」を定義しなけりゃなりやせん!
4544TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_075生憎、あたしには難問すぎますよ。 あんたはどうです? 自分が正しくヒトであると、言い切れるんですかねェ?
4645TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_080おや、あたしに興味がおありで? 趣味は読書、ですが紙に水気を吸われることが悩みの、 しがないフーア族ですよ。
4746TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_081フーアといえば、水の妖精。 たちの悪い遊びが好きで、ヒトを水中に引き込もうとする…… なァんて嫌われておりやすが、これには深いワケがある。
4847TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_082以前、ピクシーの生まれ方について話したでしょう? ヒトの幼子が、洗礼の儀よりも前に死んじまうと、 導きを受けられずピクシーになる……と。
4948TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_083対してフーアはね、誰にも知れず水死して、 終ぞ弔われなかったヒトが転じるとされているんでさァ。
5049TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_084孤独なもんでしょう? だから生者を同じ場所、水に引き込むのが好きなんだ。
5150TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_085派手であくどい悪戯を好むのだって、本能みたいなもんです。 ここにいる、気づいてよ……ってねェ。
5251TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_086まァ、あたしなんかはもう、 「自分」がどこで溺れ死んだのかさえ覚えちゃいませんが! 思い出せたとして、骨さえ残っているかどうか。
5352TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_090罪喰いになるということは、 別の存在に変わっちまうということでさァ。
5453TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_091見た目は大なり小なり罪喰いらしくなるし、 ある記録によれば、中身なんてすっかり造りが変わるんだとか。 心もまた然り……でしょう?
5554TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_092ただねェ、「元」の構造や習性が、 部分的に残っている場合もありはするんですよ。
5655TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_093……というわけで、 あんたが巡礼路で出会った特徴的な罪喰いについて、 わかる範囲で、そうなる前の生態をご紹介いたしやしょう。
5756TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_094むかァしむかし、どこかで聞きかじったとか、 図鑑で見たことがあるとか、その程度の話ですがねェ。 光耀教会と同じく、いずれは消えゆく、氾濫前の名残でさァ。
5857TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_100虹色の葉を持つモサモサ、ですか……。 そいつは罪喰いでも何でもなく、突然変異した草人でしょうよ。
5958TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_101ご存じかもしれませんが、草人というのは、 ピクシー族によって植物に変えられたヒトでさァ。
6059TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_102それが動き出すことも、声らしき音を発することも、 まァ、前例はあるんですがね。 あんたを押し花のごとく潰そうとは、何とも旺盛な行動力!
6160TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_103株分けで素早く増殖できるのであれば、 頭に咲いた大きな花は、無用の長物にも思えますが…… もしかして、着飾っているつもりなんですかねェ?
6261TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_104そいつはいかにもヒトらしいのに、 発する言葉は、まるで植物の本能そのものだ! 長く草人でいすぎて、自分が何だか見失ったか……お気の毒に!
6362TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_110もともとは、この地方の森の深くに棲んでいたものです。 ほら、ちょうどそこいらにいるウェアウッドと同じように、 歩く樹の類でさァ。
6463TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_111その体の上で、多くの植物や菌類、 そして小動物たちと共生していたことから、 昔は「歩く小さな森」を意味する名で呼ばれていやした。
6564TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_112非常に大らかで、のんびりとした気質でしてねェ。 あたしらも、ときどき背中で昼寝をさせてもらったもんです。
6665TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_113しかし、罪喰いとなっちゃァ…… 身に触れる動植物も、みーんな光に侵されちまう。
6766TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_114だから今では、いくらかの残骸を体にひっつけるばかり。 あの「小さな森」が、ずいぶんと寂しくなりやしたねェ……。
6867TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_120はいはい、くだんの大司教についてですね。 書庫番のン・モゥたちに、嫌ァな顔をされながら、 床がビチャビチャになるまで調べてきやしたとも!
6968TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_121罪喰いになる前、ヒトだったころの名はスラドフォート。 ガルジェント族の大男で、フッブート王国の出身だったとか。
7069TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_122健やかなる精神は、健やかなる肉体に宿るってんで、 心身を鍛えるための厳しい修行を欠かさなかったそうでさァ。
7170TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_123それでいて人柄は温和とくれば、 質実剛健を体現したような人物だったんでしょう。 大司教としても、皆から厚く信頼されていたとありやす。
7271TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_124……が、罪喰いとなったとき、その誠実さが裏目に出た。 何千何万回と唱えてきた光への讃詞は、 心を失くしても忘れ得ぬほど染みついていたんでしょう。
7372TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_125結果、己が持つ罪喰いとしての光の力を、 祈りによって増幅させては撒き散らす、 厄介極まりない存在に成り下がったわけでさァ。
7473TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_126救済を説いておきながら、なんとも救いのない話ですが…… 最後にはあんたが来て、ほかならぬ教会で眠らせてくれたんだ。 祈った甲斐はあっただろうと、あたしは思いますがねェ。
7574TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_130推察するに、第21巡礼路からしばらくは、 コルシア島近海にある、海中教会群を巡っていたようですねェ。
7675TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_131かの地では昔から、岩礁を用いた建物造りが盛んでした。 海中教会群は、中でも最高傑作と称された建造物なんですよ。
7776TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_132大きな窓から見えるのは、驚くなかれ、海の中の光景だ! それに加えて、海水を直接引き入れて、 内装に用いていた部屋もあったとか……。
7877TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_133フォーギヴン・ナイヴテイと、その群れは、 そういった取水口から入り込んだのかもしれやせん。
7978TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_134連中、罪喰いにしては小賢しく連携するとか。 四方八方から強烈な噴射をかまし、 獲物を追い込むようですが……まったく不愉快な話でさァ!
8079TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_135生者をドボン!とさせるのは、あたしらフーアのお家芸! 塩っ辛い海の獣には、すっこんでいていただきたいですねェ!
8180TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_140ともすれば罪喰いよりも怖ろしげな見て呉れをしていやすが、 あんたが第50巡礼路で出会ったのは、 アム・アレーンに古くから棲む生物、オグブナバリでしょう。
8281TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_141奴が翡翠色の大アゴを地面に突き刺し、力を籠めると、 硬い地面でもたちまち砂と化しちまう。
8382TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_142大地のエーテルのバランスを変えているのだとか、 地中に衝撃波を送っているのだとか、推測はされていやすがねェ。 本当のところは、誰にもわかってないらしい。
8483TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_143なにせ滅多に遭遇する相手じゃないし、 遭ったら遭ったで、砂の中に沈下させられるわけですから、 調査もままならないってわけでさァ。
8584TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_144砂に沈められるだなんて、考えただけで怖ろしい! 足掻こうにも埋もれた四肢はびくともせず、 最後はほら、息ひとつ吸えずに終わるんだ。
8685TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_145同じ窒息なら、水死の方が断然オススメですよ。 今ならとっぷり優しくしますが、どうです? 試しに一度だけ!
8786TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_150なんとまァ、驚きだ! あの珍妙なデカブツが、罪喰いにもならず生きていたとは!
8887TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_151ギガテンダーの中でも特に大きな個体を、 「王様 (マリク)テンダー」と呼ぶんですがね、 あいつに限っては、その名を冠する理由がほかにもありやす。
8988TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_152あいつは、自身の頭から子株を切り落とす…… それを兵隊に見立てて動かし、王様ごっこをしてるんでさァ。
9089TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_153もっとも、切り離された子株は貧弱で、 少し動いたらすぐに枯れちまいますが……。
9190TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_154王冠のように見える部分も、もちろん自作自演ですよ。 金色の鉱石を砕いては擦りつけ、 そこへ輝石まで貼りつけているんだとか。
9291TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_155どこまでも独りよがりな王様だ! しかし奴の本当に滑稽なところは、もっと別にございやす。
9392TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_156もしもまた会うことがあれば、よくよくご覧なさい……。 あいつの針はねェ、頭の先から飛び出すだけじゃなく、 尻からも出ているんでさァ!
9493TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_160……その昔、今は亡きナバスアレン王国で、 広く親しまれていた物語がありやした。
9594TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_161砂漠のただなか、オアシスの村…… たびたび襲い来る「ひとつ眼の魔物」に、 村人たちは困り果てていたそうな。
9695TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_162魔物の腕っぷしは強く、気性はさながら砂嵐。 そのひとつ眼に睨まれた者は、たちまち燃え上がる始末!
9796TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_163人々は為すすべもなく富を奪われ…… しかし見かねた青年が、勇気と知恵をふるって魔物を倒す。 その寝床から金銀財宝を持ち帰り、めでたしめでたし!
9897TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_164……とまァ、そんな話でしてね。 そこに登場する「ひとつ眼の魔物」が罪喰いとなったものが、 フォーギヴン・ズィールなのではないかと。
9998TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_165睨んだ相手を焼き尽くすとされていた眼も、 今ではすっかり、光の力を帯びちまったご様子だ。
10099TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_166そうなる前から、物語で悪役を務める程度には、 嫌われものだったんでしょうが…… 砂漠の教会跡にぽつねんと在っては、哀愁を誘うばかりでさァ。
101100TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_170かつて、険しい山の奥深くに、 それはそれは立派な角を持った獣がおりやした。 毛並みは見事な漆黒で、夜を切り取ったかのようだった……。
102101TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_171そいつは怪我や病で苦しむ生き物がいると、 どこからともなく現れて、そっと躰を寄せるんですよ。
103102TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_172すると苦しんでいた奴は、まるで眠りに落ちるみたいに、 安らかに息を引き取るんでさァ。
104103TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_173無粋なことを言ってしまえば、 強い闇の力……物事を活発にするその力によって、 たちどころに死期を迎えさせただけのこと。
105104TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_174だけどねェ、当時の光耀教会は、それを忌まわしいものとした。 光で照らせぬ影だと、恐れたんですよ。
106105TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_175結果、獣は山から引きずり出され、 どこか遠くの地に封じられたと聞いておりやす。
107106TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_176そのまま罪喰いとなり、あの美しい漆黒の毛並みも、 光に塗りつぶされちまったんでしょうが……
108107TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_177あんたを死出の道行きに誘おうとしたならば、あるいは。 身の内に、闇が戻りつつあるのかもしれやせんねェ。
109108TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_180あんたは巡礼路を辿って、 あちこちの光耀教会跡へ赴いてきた……。
110109TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_181とはいえ、その範囲はノルヴラントに限られるでしょう。 そのほかの土地の教会は、光の氾濫に呑まれて、 跡すら残っちゃいないんだから。
111110TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_182では、第81巡礼路から先は、いったいどこの教会だったのか?
112111TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_183建築の様式だけなら、レイクランドの教会に思えやす。 あそこは光耀教はじまりの地とされるだけあって、 教会の数が多いし規模も大きい。
113112TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_184しかし、強い闇の力が教会を覆っていたのは何故なのか……。 ノルヴラントに夜闇が戻っているからといって、 自然まかせじゃ、あんたが見たような光景にはなりやせんよ。
114113TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_185第90巡礼路で戦うことになったマラコーダだって、 あたしでは、正体を推し量ることさえできやせん。
115114TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_186魔法陣を複数展開し、それを制御しつつ別の技の準備をして…… なんて芸当ができるんだから、相当な術者でしょう。
116115TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_187少なくとも、本能と習性にのみ従う罪喰いでは、 そんな器用な戦い方はできないでしょうねェ……。
117116TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_190エミネントグリーフ…… それが如何なるものか、妖精王は多くを語らなかった。
118117TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_191然らばあたしも、余計な詮索はよしておきやしょう。 暴きたがりのティル=マーンでもあるまいしねェ。
119118TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_192あえて……わかりきったことだけ吟味しておくのであれば、 奴の姿は、罪喰いと闇の異形が混ざったようだったとか。
120119TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_193光と闇は対極にして、ゆえにこそ惹かれ合うものでもある。 それぞれがどこから来たのかは置いておくとして、 互いの強力な力に引き寄せられたんでしょう。
121120TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_194そして喰らい合った結果、闇の異形が優位に立ったものの…… 相手も強力な罪喰いだ、いっぺんに消化しきれない!
122121TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_195かくして不完全な混ざり方で留まっているうちに、 身の内で少しずつ光と闇が中和されて健全なエーテルとなり、 奴を生き永らえさせたんでしょう。
123122TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_196だからこそ、仕留めるときは同時でなけりゃ。 奴らのあいだに愛はなくとも、別たれざる恋人たちのように、 まとめて墓に押し込むのが正解でさァ!
124123TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_197……とまァ、あんたはついに巡礼路を歩ききり、 そこに眠りたる者どもに祝福を、終わりの安らぎを与え給うた。
125124TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_198もしここまでの道行きがお気に召さずば、 しばしのあいだ居眠りしたと、すべては夢と思って結構!
126125TEXT_CTSDDD4AENCDAENTALK_00945_AENCDAEN_000_199そうなる前に贈りやしょう…… 不肖インク=ダエンより、大きな拍手と、お礼の言葉を!