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2026-03-03 21:04:14 -06:00

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10TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_000おお、君は……焦がれの入江でも見かけたかな? 俺は新人に向けて、この星について案内してるんだ。 知りたいことがあれば、何でも聞いてくれ!
21TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_Q1_000_000何を聞く?
32TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_001あなたのことを教えてほしい
43TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_002「惑星パエンナ」について
54TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_003「グラスブロワーズ岩窟」について
65TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_004「ミルフィオリの丘」について
76TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_005「ソーダライム・フロート」について
87TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_006「硝礫の川浜」について
98TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_007「イリデセント・ステップス」について
109TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_008「カプセル・カズム」について
1110TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_009「フュージングウェイ・ヴェント」について
1211TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_A1_000_010キャンセル
1312TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_100_001俺は故郷を離れての放浪旅の傍ら、グリーナーをしていてな。 その縁で、まだ誰も見たことのない土地に行けるなら面白いと、 探索計画に参加させてもらったのさ。
1413TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_200_002グリーナーならば研究試料の採集なんかはお手の物だし、 こんな宇宙の向こうへ来ても、まぁ役立てているはずさ。 俺みたいな連中がここにはぎょうさん来ている。
1514TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_300_003幸い、この星には危険な魔物なんかも見当たらないみたいだ。 研究者連中やレポリットが十分に計画を練ってくれてるし、 アーテリスでの旅よりも、仕事に没頭できてるってくらいだな。
1615TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_001「惑星パエンナ」は、星外探索計画として訪れた初めての惑星だ。 聞いた話じゃ、アーテリスからの距離は3ニンジンほどだとかで、 「UL9」星系に位置する6番目の惑星らしい。
1716TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_002耳に挟んでるだろうが、ガラス質の資源が豊富な星だ。 濃厚な環境エーテルが雲の上や地中で、ガラスの元になる物質を、 絶えず熱く煮立たせ、地上に表出させてるんだとか。
1817TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_003ここいらはセントラルクリスタルのおかげでマシになってるが、 星の裏側なんかじゃ、熱いガラスの雫が暴風雨になってるってよ。 そっちの方面にも、無人機での探索を試みてるらしいがな。
1918TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_004「グラスブロワーズ岩窟」は深い空間が広がる天然洞窟でな、 内部にこの基地が建設されているんだ。 天井に割れ目があるから、宇宙船の出入りも可能なのさ。
2019TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_005元はこの空間を膨大な量のガラス物質が埋めていたらしいが、 地熱によって流れ出て侵食され、この洞窟が出来上がったらしい。 今もその名残をあちこちに見ることができるそうだぜ。
2120TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_006もっとも、俺たちが機器類と一緒に洞窟内に引きこもるだけじゃ、 細けぇグラスレインの粒の侵入は防ぎきれねぇ。 望遠鏡や重要な機器類にはバリア機能を持たせてるってことだ。
2221TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_007ミルフィオリってのは、アーテリスでのガラス工芸の一種で、 「千の花」って意味の言葉だそうだ。 そのとおりに、色とりどりのガラス植物が見られる丘陵地だな。
2322TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_008ガラス植物とはいったい……という疑問は当然だろう。 この星の水や土壌、あらゆる天然資源にはケイ素が多く、 植物もその影響を受け、細胞の組成がガラスに寄るらしい。
2423TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_009……ってことはだ、もしもこの星で生物の進化がうんと進んだら、 ガラスの牛やガラスの人間みたいのだって、現れるのか? そいつはどうも、ゾッとしねぇな。
2524TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_010「ソーダライム・フロート」ってのは、 ラストスタンドで出される小洒落た飲み物みてぇな名前だが、 ガラスの原料にもなるソーダ灰が多く含まれた水質の川だそうだ。
2625TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_011それ自体が液状ガラスみたいな性質なのかもな。 固まってないだけで、アーテリスの水とは違う状態だろうって、 研究してる連中が目を輝かせてたぜ。
2726TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_012この基地の水源としても川の水を利用してるが、 それには濾過装置をフル稼働させてるはずだから、安心しろよ。 摂取し続けたら内臓からガラス質に……なんてことはねぇさ。
2827TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_013「硝礫の川浜」は、ソーダライム・フロートの西側に広がる、 砂浜状の広い河岸地帯だ。
2928TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_014淡い灰色の砂漠にも見えるだろうが、 集まっているのは、極小で色も様々なガラス粒なんだぜ。 川底に溜まったガラス塊が、長い時をかけて砕かれたらしい。
3029TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_015川浜のなかには、蟻地獄のような底なしの穴も紛れてるようだ。 地表からはなかなか見分けがつかないだろうから、 近づくときは砂の流れによく気を付けるんだぞ。
3130TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_016「イリデセント・ステップス」は、棚田状の段差が連なった、 色とりどりの小さなガラスの池が集まる石灰華段だ。
3231TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_017石灰岩の山肌が雨などで侵食されて形成されたのち、 液状ガラスが堆積し、この風景が生まれたらしい。 何万年がかりのものなのか……圧倒されるぜ。
3332TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_018池ごとにガラスの色合いが違うように、 狭い範囲で異なる試料が得られるのさ。 そんなとこが、グリーナーとして面白く思う部分だな。
3433TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_019「カプセル・カズム」は、奈落に通じるような深い大穴に、 球状に膨れたガラス玉がいくつも積み重なってできた谷だ。 割れたガラス玉のいくつかに水が溜まって、湖にもなってるな。
3534TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_020元々は火山の噴火口が陥没したものと考えられてるそうだ。 そこに地上で形成されたガラス玉が転がり落ちて、と…… この星独特の環境変化が、幾重にも感じられる場所だろう。
3635TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_021大穴の上から見れば、割れた半球状の地形がよくわかるはずだぜ。 繊細な谷底へと降りるために開発した特殊クレーンを使って、 近づきながら観察してみてくれや。
3736TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_022「フュージングウェイ・ヴェント」は、 この一帯で地熱を吹き上げている、火山の口のような場所だな。 溶岩状に赤く溶けたガラスがぐつぐつと煮立ってやがる。
3837TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_023この星は地熱貯留層の変動が活発なようでな。 地面のあちこちから熱が表出し、地上のガラス鉱物を溶かして、 惑星パエンナならではの風景を絶えず変化させてるらしい。
3938TEXT_CTSWKS73GLASSBLOWERSBEACON_00955_JAROMIR_000_024活発とはいえ、噴出箇所が変わるのは数百年単位って話だ。 俺たちが他の火口が生まれるのを見ることはまぁねえだろう…… レポリットたちなら、わからんがな。