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2026-03-02 23:57:13 -06:00
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0,"TEXT_AKTKMB106_04385_SEQ_00","臣の褒賞のリキニアは、何か考え込んでいる様子だ。"
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24,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_00","アルフィノと話す"
25,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_01","血色の悪い帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す"
26,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_02","痩せこけた帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す"
27,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_03","呆然とした帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す"
28,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_04","リキニアに<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す"
29,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_05","武装した属州民を探す"
30,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_06","タッパーズデンに向かう"
31,"TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_07","アリゼーと話す"
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48,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_000","軽い凍傷を起こしているね。
すぐに手当てを……。"
49,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_005","何か食べさせてあげたいけど……
それには、キャンプまで戻らないといけないわね。"
50,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_010","ああ……あたたかい…………。"
51,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_015","な、何もしてない……何もしてないぞ、俺は……。"
52,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_020","………………。"
53,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_030","あ……ああ、すみません。
助けが来て安心したのか、ぼうっとしちゃって。"
54,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_031","私はさっき走りましたし、焚火にあたらなくても大丈夫です。
その分、彼らを火のそばに置いてあげてください。"
55,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_032","彼らは本当に弱っていて……。
少し元気を取り戻さないと、雪道を歩くのも難しいでしょう。
あなたも向こうで、労ってやってはもらえませんか?"
56,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_040","こんなことになるまで、私は学生でしたし、
彼らは役人をしていたそうです。
同じ帝都に住んでいたけれど、ちっとも知らない仲……。"
57,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_041","けれど、瓦礫の中で出会い、
協力してここまで生き延びてきました。
それこそがガレアン人、私たちの性分なのです。"
58,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_050","君も手当てを手伝ってくれるのかい?
では、エマネラン殿からもらった防氷薬を、
全員に配ってもらえるだろうか。"
59,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_051","逃げる際にできた傷や凍傷は、治癒魔法で癒せる……
けれど、寒さを和らげてあげることはできないからね。"
60,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_060","あの土壇場で、相手が寒いといけないと思えること……
それがエマネラン殿の慕われる理由なのだろうね。"
61,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_061","「雪の家」で出された、あたたかい飲み物にも、
そんな気遣いがあったように思う。
……敵う気がしないな、フォルタン家の人々には。"
62,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_070","おかげさまで……
少しずつ、あたたまってきた気がします。
こうも芯から冷えてしまうと、すぐにとはいきませんが……。"
63,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_071","氷属性の力を防ぐ……つまり寒さを和らげる薬ですか。
ありがたく頂戴しておきます……。"
64,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_072","ガレマルドは今や、都市ではありません。
氷原に置き去られた廃墟です。"
65,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_073","この場所のように、辛うじて形を留めている建物があっても、
風雪を凌げるというだけ……。
食料も、水も、もたらしてくれる仕組みは途絶えたままです。"
66,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_074","私たちは青燐機関を扱えますが、
大セルレア湖の湖底から青燐水を汲み上げることはできない。
精製の方法も、知りはしないのです……。"
67,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_080","私たちガレアン人は、この厳しい土地を、
わずかな人数で生き抜いてきたのです……。"
68,"TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_081","そのためには、規則が必要でした。
仕事の振り分けや、付随する階級制度……
それらは血族への愛によって生まれ、営まれてきたのです。"
69,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_090","な、何か用か……!
俺は問題ない……何も……大丈夫だ……!"
70,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_091","く、薬……?
何が入ってるんだ、気味の悪い……。
さては俺たちを殺すための毒薬じゃ……"
71,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_092","あっ、ああ、うん、何でもない、何でもないんだ!
どうもタチの悪い冗談が飛び出しちまう……癖なんだ……
ここのところ最悪な事態ばっかりだったからかな……。"
72,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_093","帝都のこの惨状は、内戦によるものじゃない。
あれも……今思えば愚かな……悲劇だったが、
本当に恐ろしかったのは、そのあとに起きたことだ。"
73,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_094","内戦の最中のある夜、大きな音がした。
地鳴りのような、何かとてつもなく巨大な猛獣が、
グオオと唸りを上げたかのような音だ。"
74,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_095","続けて、衝撃……大爆発が起きたのかと思った……。
それで帝都は破壊され、同胞たちは……
何か、声の届かないものになっちまったんだ。"
75,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_096","奴らは建物の瓦礫を集めると、魔導城の方に運びはじめた。
意識がはっきりしてる生き残りが、それを止めようとしたら……
応答のひとつもなしに、瓦礫で滅多打ちときた。"
76,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_097","それが今のガレマルド……俺たちの暮らした都だ……。"
77,"TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_100","いけない、しゃべりすぎたな……うん、しゃべりすぎた……。
もう黙るよ、余計に腹が減るといけない……。"
78,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_110","…………はい、何でございましょう。"
79,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_111","ああ、薬……。
お心遣いに、感謝いたします……。"
80,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_112","……珍しいですか?
無線電信、いわゆる「ラジオ」という装置ですよ。
離れたところで発された声や音を拾い、こうして流せるんです。"
81,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_113","ラジオにはいろいろな形がありますが、
ロクス・アモエヌスで採れる鉱石を回路の一部に用いたこれは、
大変な人気があり、帝都で広く普及しています。"
82,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_114","もっとも……放送局員ももう、
逃げ出したか、やられてしまったのでしょうね。
流れてくるのはこの曲だけ……ただ繰り返されている……。"
83,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_115","『帰らん、地平の彼方へ』……。
北の地で生きる悲哀と、豊かなるロクス・アモエヌスへの憧れ。
そこを奪還しに向かう兵士たちの決意を歌った名曲です。"
84,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_116","奪還の前は、願いを込めて。
それが成し遂げられたあとは、勝利のしるしとして……
人々は幾度となく、これを口ずさんできました。"
85,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_117","今も、これを聞いていると励まされます。
目の前の現実が苦難に満ちていても、
いつかは必ず、打ち勝てるのだと……。"
86,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_118","事実、ヴァリス陛下は、まだ屈してはおられない。
時折ラジオを通じて、私たちに呼びかけてくださるのです。"
87,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_119","いっときは訃報が流布しましたが、
陛下はこのような国難の到来を察知して、
あえて公の場から退かれたに違いありません。"
88,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_120","ええ、ええ……ヴァリス陛下はご健在ですとも……。"
89,"TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_130","ああ……はやく陛下にお会いしたいものです……。
この苦境から、ガレアンを救い出してくださるはず……。"
90,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_140","えっ、薬ですか? 私にも……?"
91,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_141","……ありがとうございます。
よそには、こんなものがあるんですね。"
92,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_142","あの、いくつか質問をしてもいいですか?
状況を、ちゃんと知っておきたくて……。"
93,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_143","では……。
あなたたちは、ラテルム村に拠点を構えているんですか?
拠点はそれひとつですか?"
94,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_144","数日前に、ウェルギリア様が率いる一団が、
マグナ・グラキエス方面に出ていくのを見ました。
あなたたちが交戦したというのは、彼女たちのことですか?"
95,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_145","そうですか……。
拠点はひとつ、キャンプ・ブロークングラスと呼ばれている。
操られた兵士たちはみんな、保護された……。"
96,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_146","ちなみに、マグナ・グラキエスまでは何でお越しに?
徒歩で中央山脈を……?"
97,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_147","飛空艇ですか……。
それは……私じゃ…………。"
98,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIASSISTER_000_148","(-微かな声-)お姉ちゃん……?
みんな、どこにいるの……?"
99,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_149","…………どうかしましたか?"
100,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_150","中から声がした……?
いえ、私には聞こえませんでした。
全員こうして庭に出ていますし、ありえないことです。"
101,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_151","ああ、もしかしたらアルマスティの幼獣が入り込んだのかも。
前にも一度あったんですよ。"
102,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_152","巡回してくれる兵もいなくなってしまって、
このあたりは獣がのさばり放題……
いつ襲われるとも知れず、恐ろしいことです。"
103,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_153","そうだ、あなたたちは軍団長と渡り合えるほど強いんですよね?
だとしたら、ひとつお願いを聞いていただけないでしょうか。"
104,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_154","実は、ここから南西に行った、大セルレア湖のほとりに、
青燐水の採水と精製に携わっていた人たちが暮らしてるんです。"
105,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_155","彼らは、属州から働きにきた労働者たち。
私たちが青燐水をわけてほしいと頼むと、
たくさんの食料を要求してくるんです。"
106,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_156","おまけに、凍った湖上には獰猛な獣が徘徊していて、
私たちでは往復するのも命懸け……。"
107,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_157","どうか、行って彼らに事情を伝え、
あなたたちのキャンプに保護してもらうまでの間に使う分だけ、
青燐水をわけてもらえないか交渉してみてください……!"
108,"TEXT_AKTKMB106_04385_Q1_000_158","何と言う?"
109,"TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_159","わかった、任せて!"
110,"TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_160","それは構わないが……"
111,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_161","よかった……。
ありがとうございます、本当に……!"
112,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_162","建物の中にアルマスティの幼獣がいないかは、
私がしっかり確認しておきます。
帰っていらっしゃったときに、結果を報告しますね。"
113,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_163","向かっていただく彼らの隠れ家は、
「タッパーズデン」とも呼ばれる湖畔の洞窟です。"
114,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_164","入口には、必ず見張り役が立っているはずなので、
まずはその人たちに声をかけてみてください。"
115,"TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_170","「タッパーズデン」はここから南西、
大セルレア湖のほとりにあります。
あなたになら、彼らも青燐水を譲ってくれるかも……。"
116,"TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_180","止まりな!
テメェ、どうやって俺たちのことを嗅ぎつけてきた。"
117,"TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_181","……「臣の褒賞」から?
っつーと、あの鼻持ちならないガレアン人たちの手先か。"
118,"TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_182","あいつらめ、自分たちは青燐水わけてもらう側だってのに、
態度が横柄すぎるんだよ。
属州民には、何の対価も支払う必要がないと思ってやがる。"
119,"TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_183","んで自分たちが相手にされなくなったら、
今度は手先を寄越してくるってか。
癪に障るぜ、悪いが追い返させてもらう!"
120,"TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_184","なんて強さだ…
引っ込むぞ!"
121,"TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_185","目が回るぅ…"
122,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_190","(-????-)あっ、いた、<Split(<Highlight>ObjectParameter(1)</Highlight>, ,1)/>!"
123,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_191","リキニアから、あなたを追いかけてほしいって言われたのよ。
青燐水のタンクは重いし、
それを持ってるときに獣に襲われたら危ない……って。"
124,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_192","ここが、タッパーズデンね。
とりあえず、入ってみましょうか。"
125,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_193","……ん?
なんだアンタらは、見張りはどうした?"
126,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_194","な、なんだって!
よその国から、ガレマルドでの救援活動に……!?"
127,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_195","なんてこった……こいつは奇跡か……?
俺たちはてっきり、ここで野垂れ死ぬしかないのかと……!"
128,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_196","間に合ってよかった。
あなたたちは、別の地域から来た人たちなのよね……?"
129,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_197","ああ、ギラバニアにヤンサにボズヤ、ダルマスカ……
出身はいろいろだが、青燐水を供給する作業の担い手として、
属州から集められたんだ。"
130,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_198","この国流に言うなら「アン」……
非市民階級の労働者ってわけだ。"
131,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_199","どういうわけか、あの騒動の中でも無事でいられてな。
汲み上げた青燐水を燃やして暖を取りながら、
細々と生き延びてきたのさ。"
132,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_200","青燐水って、この洞窟の前にある湖の底から湧いてるのよね?
完全に凍りついてるように見えたけど、
汲み取る方法があるのね。"
133,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_201","ま、そこらは、俺たちのみぞ知る秘密ってやつだ!"
134,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_202","……とはいえ、大型の施設を動かしてるわけでもなし、
手に入れられる量は微々たるもんさ。
加えて、青燐水じゃ、腹は壊せても膨れねぇ。"
135,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_203","ってことで、おふたりさん。
そのイルサバード派遣団とやらに、
俺たちとも物資の取引をしないかって、頼んじゃくれないか?"
136,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_204","それは構わないけど……
故郷へ送るとかじゃなくて、物資の取引でいいの?"
137,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_205","いよいよ立ち行かなくなったら、それも考えるさ。"
138,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_206","だが、いかんせん俺たちは、ここで長く働きすぎた。
故郷を恋しく思いはするが、待っててくれる奴はいないし、
この仕事で得た知識は、ほかの土地じゃあ使えない……。"
139,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_207","だから、居座れるだけは居座るさ。
これから帝国が再建するにせよ、なくなるにせよ……
青燐水が湧くかぎり、技術は買ってもらえそうだからな。"
140,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_208","帝国が、なくなる……。
そっか……そういう可能性だって、もちろんあるのよね……。"
141,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_210","お前を襲った見張りたちのこと、悪く思わないでやってくれ。
青燐水を必要としてる生き残り連中から、
何度もなじられたり、脅されたりしてきたんだよ。"
142,"TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_211","事情は、あとで俺から説明しておく。
派遣団との最初の取引は、傷薬になるかもしれないな。"
143,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_220","ああ……ごめんなさい。
帝都がこんな状況だと、派遣団がどれほど手を貸しても、
ガレマール帝国がもとの形に戻ることはない……。"
144,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_221","当たり前の話よね。
属州の動向によっては、国の消滅だってあり得るって、
多分、私もわかってた……。"
145,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_222","けど……なんでしょうね……
自分が今いる場所の名前が、地図から消えるかもってこと、
理解しきれてなかった気がする……。"
146,"TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_223","……って、今はとにかく、
リキニアたちに青燐水を持っていってあげるのが先ね。
改めて、ここの人たちに相談してみましょ!"
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2 #
3 int32 str str
4 0 TEXT_AKTKMB106_04385_SEQ_00 臣の褒賞のリキニアは、何か考え込んでいる様子だ。
5 1 TEXT_AKTKMB106_04385_SEQ_01
6 2 TEXT_AKTKMB106_04385_SEQ_02
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28 24 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_00 アルフィノと話す
29 25 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_01 血色の悪い帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す
30 26 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_02 痩せこけた帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す
31 27 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_03 呆然とした帝都市民に<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す
32 28 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_04 リキニアに<Sheet(EventItem,2003227,0)/>を渡す
33 29 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_05 武装した属州民を探す
34 30 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_06 タッパーズデンに向かう
35 31 TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_07 アリゼーと話す
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52 48 TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_000 軽い凍傷を起こしているね。 すぐに手当てを……。
53 49 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_005 何か食べさせてあげたいけど…… それには、キャンプまで戻らないといけないわね。
54 50 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_010 ああ……あたたかい…………。
55 51 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_015 な、何もしてない……何もしてないぞ、俺は……。
56 52 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_020 ………………。
57 53 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_030 あ……ああ、すみません。 助けが来て安心したのか、ぼうっとしちゃって。
58 54 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_031 私はさっき走りましたし、焚火にあたらなくても大丈夫です。 その分、彼らを火のそばに置いてあげてください。
59 55 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_032 彼らは本当に弱っていて……。 少し元気を取り戻さないと、雪道を歩くのも難しいでしょう。 あなたも向こうで、労ってやってはもらえませんか?
60 56 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_040 こんなことになるまで、私は学生でしたし、 彼らは役人をしていたそうです。 同じ帝都に住んでいたけれど、ちっとも知らない仲……。
61 57 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_041 けれど、瓦礫の中で出会い、 協力してここまで生き延びてきました。 それこそがガレアン人、私たちの性分なのです。
62 58 TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_050 君も手当てを手伝ってくれるのかい? では、エマネラン殿からもらった防氷薬を、 全員に配ってもらえるだろうか。
63 59 TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_051 逃げる際にできた傷や凍傷は、治癒魔法で癒せる…… けれど、寒さを和らげてあげることはできないからね。
64 60 TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_060 あの土壇場で、相手が寒いといけないと思えること…… それがエマネラン殿の慕われる理由なのだろうね。
65 61 TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_061 「雪の家」で出された、あたたかい飲み物にも、 そんな気遣いがあったように思う。 ……敵う気がしないな、フォルタン家の人々には。
66 62 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_070 おかげさまで…… 少しずつ、あたたまってきた気がします。 こうも芯から冷えてしまうと、すぐにとはいきませんが……。
67 63 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_071 氷属性の力を防ぐ……つまり寒さを和らげる薬ですか。 ありがたく頂戴しておきます……。
68 64 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_072 ガレマルドは今や、都市ではありません。 氷原に置き去られた廃墟です。
69 65 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_073 この場所のように、辛うじて形を留めている建物があっても、 風雪を凌げるというだけ……。 食料も、水も、もたらしてくれる仕組みは途絶えたままです。
70 66 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_074 私たちは青燐機関を扱えますが、 大セルレア湖の湖底から青燐水を汲み上げることはできない。 精製の方法も、知りはしないのです……。
71 67 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_080 私たちガレアン人は、この厳しい土地を、 わずかな人数で生き抜いてきたのです……。
72 68 TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_081 そのためには、規則が必要でした。 仕事の振り分けや、付随する階級制度…… それらは血族への愛によって生まれ、営まれてきたのです。
73 69 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_090 な、何か用か……! 俺は問題ない……何も……大丈夫だ……!
74 70 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_091 く、薬……? 何が入ってるんだ、気味の悪い……。 さては俺たちを殺すための毒薬じゃ……
75 71 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_092 あっ、ああ、うん、何でもない、何でもないんだ! どうもタチの悪い冗談が飛び出しちまう……癖なんだ…… ここのところ最悪な事態ばっかりだったからかな……。
76 72 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_093 帝都のこの惨状は、内戦によるものじゃない。 あれも……今思えば愚かな……悲劇だったが、 本当に恐ろしかったのは、そのあとに起きたことだ。
77 73 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_094 内戦の最中のある夜、大きな音がした。 地鳴りのような、何かとてつもなく巨大な猛獣が、 グオオと唸りを上げたかのような音だ。
78 74 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_095 続けて、衝撃……大爆発が起きたのかと思った……。 それで帝都は破壊され、同胞たちは…… 何か、声の届かないものになっちまったんだ。
79 75 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_096 奴らは建物の瓦礫を集めると、魔導城の方に運びはじめた。 意識がはっきりしてる生き残りが、それを止めようとしたら…… 応答のひとつもなしに、瓦礫で滅多打ちときた。
80 76 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_097 それが今のガレマルド……俺たちの暮らした都だ……。
81 77 TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_100 いけない、しゃべりすぎたな……うん、しゃべりすぎた……。 もう黙るよ、余計に腹が減るといけない……。
82 78 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_110 …………はい、何でございましょう。
83 79 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_111 ああ、薬……。 お心遣いに、感謝いたします……。
84 80 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_112 ……珍しいですか? 無線電信、いわゆる「ラジオ」という装置ですよ。 離れたところで発された声や音を拾い、こうして流せるんです。
85 81 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_113 ラジオにはいろいろな形がありますが、 ロクス・アモエヌスで採れる鉱石を回路の一部に用いたこれは、 大変な人気があり、帝都で広く普及しています。
86 82 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_114 もっとも……放送局員ももう、 逃げ出したか、やられてしまったのでしょうね。 流れてくるのはこの曲だけ……ただ繰り返されている……。
87 83 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_115 『帰らん、地平の彼方へ』……。 北の地で生きる悲哀と、豊かなるロクス・アモエヌスへの憧れ。 そこを奪還しに向かう兵士たちの決意を歌った名曲です。
88 84 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_116 奪還の前は、願いを込めて。 それが成し遂げられたあとは、勝利のしるしとして…… 人々は幾度となく、これを口ずさんできました。
89 85 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_117 今も、これを聞いていると励まされます。 目の前の現実が苦難に満ちていても、 いつかは必ず、打ち勝てるのだと……。
90 86 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_118 事実、ヴァリス陛下は、まだ屈してはおられない。 時折ラジオを通じて、私たちに呼びかけてくださるのです。
91 87 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_119 いっときは訃報が流布しましたが、 陛下はこのような国難の到来を察知して、 あえて公の場から退かれたに違いありません。
92 88 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_120 ええ、ええ……ヴァリス陛下はご健在ですとも……。
93 89 TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_130 ああ……はやく陛下にお会いしたいものです……。 この苦境から、ガレアンを救い出してくださるはず……。
94 90 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_140 えっ、薬ですか? 私にも……?
95 91 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_141 ……ありがとうございます。 よそには、こんなものがあるんですね。
96 92 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_142 あの、いくつか質問をしてもいいですか? 状況を、ちゃんと知っておきたくて……。
97 93 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_143 では……。 あなたたちは、ラテルム村に拠点を構えているんですか? 拠点はそれひとつですか?
98 94 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_144 数日前に、ウェルギリア様が率いる一団が、 マグナ・グラキエス方面に出ていくのを見ました。 あなたたちが交戦したというのは、彼女たちのことですか?
99 95 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_145 そうですか……。 拠点はひとつ、キャンプ・ブロークングラスと呼ばれている。 操られた兵士たちはみんな、保護された……。
100 96 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_146 ちなみに、マグナ・グラキエスまでは何でお越しに? 徒歩で中央山脈を……?
101 97 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_147 飛空艇ですか……。 それは……私じゃ…………。
102 98 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIASSISTER_000_148 (-微かな声-)お姉ちゃん……? みんな、どこにいるの……?
103 99 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_149 …………どうかしましたか?
104 100 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_150 中から声がした……? いえ、私には聞こえませんでした。 全員こうして庭に出ていますし、ありえないことです。
105 101 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_151 ああ、もしかしたらアルマスティの幼獣が入り込んだのかも。 前にも一度あったんですよ。
106 102 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_152 巡回してくれる兵もいなくなってしまって、 このあたりは獣がのさばり放題…… いつ襲われるとも知れず、恐ろしいことです。
107 103 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_153 そうだ、あなたたちは軍団長と渡り合えるほど強いんですよね? だとしたら、ひとつお願いを聞いていただけないでしょうか。
108 104 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_154 実は、ここから南西に行った、大セルレア湖のほとりに、 青燐水の採水と精製に携わっていた人たちが暮らしてるんです。
109 105 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_155 彼らは、属州から働きにきた労働者たち。 私たちが青燐水をわけてほしいと頼むと、 たくさんの食料を要求してくるんです。
110 106 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_156 おまけに、凍った湖上には獰猛な獣が徘徊していて、 私たちでは往復するのも命懸け……。
111 107 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_157 どうか、行って彼らに事情を伝え、 あなたたちのキャンプに保護してもらうまでの間に使う分だけ、 青燐水をわけてもらえないか交渉してみてください……!
112 108 TEXT_AKTKMB106_04385_Q1_000_158 何と言う?
113 109 TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_159 わかった、任せて!
114 110 TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_160 それは構わないが……
115 111 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_161 よかった……。 ありがとうございます、本当に……!
116 112 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_162 建物の中にアルマスティの幼獣がいないかは、 私がしっかり確認しておきます。 帰っていらっしゃったときに、結果を報告しますね。
117 113 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_163 向かっていただく彼らの隠れ家は、 「タッパーズデン」とも呼ばれる湖畔の洞窟です。
118 114 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_164 入口には、必ず見張り役が立っているはずなので、 まずはその人たちに声をかけてみてください。
119 115 TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_170 「タッパーズデン」はここから南西、 大セルレア湖のほとりにあります。 あなたになら、彼らも青燐水を譲ってくれるかも……。
120 116 TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_180 止まりな! テメェ、どうやって俺たちのことを嗅ぎつけてきた。
121 117 TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_181 ……「臣の褒賞」から? っつーと、あの鼻持ちならないガレアン人たちの手先か。
122 118 TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_182 あいつらめ、自分たちは青燐水わけてもらう側だってのに、 態度が横柄すぎるんだよ。 属州民には、何の対価も支払う必要がないと思ってやがる。
123 119 TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_183 んで自分たちが相手にされなくなったら、 今度は手先を寄越してくるってか。 癪に障るぜ、悪いが追い返させてもらう!
124 120 TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_184 なんて強さだ… 引っ込むぞ!
125 121 TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_185 目が回るぅ…
126 122 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_190 (-????-)あっ、いた、<Split(<Highlight>ObjectParameter(1)</Highlight>, ,1)/>!
127 123 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_191 リキニアから、あなたを追いかけてほしいって言われたのよ。 青燐水のタンクは重いし、 それを持ってるときに獣に襲われたら危ない……って。
128 124 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_192 ここが、タッパーズデンね。 とりあえず、入ってみましょうか。
129 125 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_193 ……ん? なんだアンタらは、見張りはどうした?
130 126 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_194 な、なんだって! よその国から、ガレマルドでの救援活動に……!?
131 127 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_195 なんてこった……こいつは奇跡か……? 俺たちはてっきり、ここで野垂れ死ぬしかないのかと……!
132 128 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_196 間に合ってよかった。 あなたたちは、別の地域から来た人たちなのよね……?
133 129 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_197 ああ、ギラバニアにヤンサにボズヤ、ダルマスカ…… 出身はいろいろだが、青燐水を供給する作業の担い手として、 属州から集められたんだ。
134 130 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_198 この国流に言うなら「アン」…… 非市民階級の労働者ってわけだ。
135 131 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_199 どういうわけか、あの騒動の中でも無事でいられてな。 汲み上げた青燐水を燃やして暖を取りながら、 細々と生き延びてきたのさ。
136 132 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_200 青燐水って、この洞窟の前にある湖の底から湧いてるのよね? 完全に凍りついてるように見えたけど、 汲み取る方法があるのね。
137 133 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_201 ま、そこらは、俺たちのみぞ知る秘密ってやつだ!
138 134 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_202 ……とはいえ、大型の施設を動かしてるわけでもなし、 手に入れられる量は微々たるもんさ。 加えて、青燐水じゃ、腹は壊せても膨れねぇ。
139 135 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_203 ってことで、おふたりさん。 そのイルサバード派遣団とやらに、 俺たちとも物資の取引をしないかって、頼んじゃくれないか?
140 136 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_204 それは構わないけど…… 故郷へ送るとかじゃなくて、物資の取引でいいの?
141 137 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_205 いよいよ立ち行かなくなったら、それも考えるさ。
142 138 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_206 だが、いかんせん俺たちは、ここで長く働きすぎた。 故郷を恋しく思いはするが、待っててくれる奴はいないし、 この仕事で得た知識は、ほかの土地じゃあ使えない……。
143 139 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_207 だから、居座れるだけは居座るさ。 これから帝国が再建するにせよ、なくなるにせよ…… 青燐水が湧くかぎり、技術は買ってもらえそうだからな。
144 140 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_208 帝国が、なくなる……。 そっか……そういう可能性だって、もちろんあるのよね……。
145 141 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_210 お前を襲った見張りたちのこと、悪く思わないでやってくれ。 青燐水を必要としてる生き残り連中から、 何度もなじられたり、脅されたりしてきたんだよ。
146 142 TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_211 事情は、あとで俺から説明しておく。 派遣団との最初の取引は、傷薬になるかもしれないな。
147 143 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_220 ああ……ごめんなさい。 帝都がこんな状況だと、派遣団がどれほど手を貸しても、 ガレマール帝国がもとの形に戻ることはない……。
148 144 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_221 当たり前の話よね。 属州の動向によっては、国の消滅だってあり得るって、 多分、私もわかってた……。
149 145 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_222 けど……なんでしょうね…… 自分が今いる場所の名前が、地図から消えるかもってこと、 理解しきれてなかった気がする……。
150 146 TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_223 ……って、今はとにかく、 リキニアたちに青燐水を持っていってあげるのが先ね。 改めて、ここの人たちに相談してみましょ!