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2026-04-28 13:48:40 -05:00

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10TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_000所長デメトリオスが使っていたと思われる、 携帯端末やロッカーがある。
21TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_Q1_000_000どうする?
32TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A1_000_001携帯端末を調べる
43TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A1_000_002ロッカーを調べる
54TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_001以前はなかった項目、 「記憶のバックアップについて」が、 閲覧可能になったようだ……確認してみようか。
65TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_Q2_000_000どの項目を読む?
76TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A2_000_001日次報告
87TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A2_000_002施設の保存について
98TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A2_000_003キャンセル
109TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_A2_000_004記憶のバックアップについて
1110TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_002(-とある日の報告内容-)特記事項なし。 「鍵」の発動条件は依然として不明。
1211TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_003(-とある日の報告内容-)「鍵」の暴発により、一時的に異世界との接続を確認。 引き続きコアが引き起こすエネルギー反応の安定化を試みる。
1312TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_004(-とある日の報告内容-)研究員13名が暴発事故により肉体破損。 うち、記憶領域に影響のない4名を永久人化。 残りの9名は生体エーテルのリサイクル工程へ。
1413TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_005(-とある日の報告内容-)特記事項なし。 ミララ族の研究員2名の辞職届を棄却。
1514TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_006(-とある日の報告内容-)事案発生。 詳細はレポートにて。
1615TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_007(-未提出の文書-)無能なミララ族どもが離反し「鍵」を盗みだした。 徹底的な追跡を行い、2名とも始末したものの、 「鍵」の回収は間に合わなかった。
1716TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_008(-未提出の文書-)我々が今日に至るまで肉体を持ち続けてきたのは、 カリュクス様の手足となり、「鍵」の実験を行うためである。
1817TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_009(-未提出の文書-)実験対象を失ってしまえば、存在意義などありはしない。 カリュクス様もさぞ、私に失望していることだろう。
1918TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_010(-未提出の文書-)ついては、当施設の凍結を決定。 すべての職員の肉体をエーテルに還元し、 次なる実験の資材としてカリュクス様に献上する次第である。
2019TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_011(-未提出の文書-)記憶は回収される予定となっているが、 そこから永久人を生成するか否かは、カリュクス様に一任する。 あの方に必要とされないのであれば、次なる生など不要である。
2120TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_012(-施設の保存について-)職員たちの処理が完了した。 私も、施設の停止作業が済み次第、肉体を還す予定である。
2221TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_013(-施設の保存について-)「鍵」が物質界に存在し続けている以上、 いずれ当施設の再稼働が必要になる可能性がある。 またはカリュクス様が別の用途でご利用になるかもしれない。
2322TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_014(-施設の保存について-)そのときに備え、設備はスリープ状態で保守。 機密室へ至るための要のみ、部外者が立ち入った場合に備え、 外して別途保管とする。
2423TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_015ロッカーを調べてみよう。 何か手がかりがあるかもしれない……。
2524TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_016……特に重要な手がかりはなさそうだ。
2625TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_020(-記憶のバックアップについて-)永久人の研究を進めていくにあたり、 プリザベーションと後援たるアレクサンドリア王家は、 いくつかの大原則を定めた。
2726TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_021(-記憶のバックアップについて-)そのうちのひとつに、 「いかなる記憶も複製できない」というものがある。
2827TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_022(-記憶のバックアップについて-)しかし大戦終結後になって、王家なきあとの暫定政府の要請で、 例外が認められることとなった。
2928TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_023(-記憶のバックアップについて-)スフェーン王だ。 彼女の永久人を生成する際、ティアラ型の装置を通して、 その記憶は常時バックアップされることになったのである。
3029TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_024(-記憶のバックアップについて-)これに最後まで難色を示していたのは、 意外にも、カリュクス様だったという。
3130TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_025(-記憶のバックアップについて-)あのお方にとっては、 肉体も、永久人としての身体も、ただの器に過ぎず…… 必要とあらば、過酷な実験や改造さえ厭わない。
3231TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_026(-記憶のバックアップについて-)ただし記憶そのものについては、徹頭徹尾、不可侵だった。 それこそが唯一無二の自己であり、命であったのだ。
3332TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_027(-記憶のバックアップについて-)最終的に、カリュクス様は暫定政府からの要請を承諾。 プリザベーション内部でも、あくまで実験という体裁で、 自身にバックアップを使う者が現れた。
3433TEXT_REGSAKPRESERVATIONLABODIRECTORSOFFICE_00974_SYSTEM_000_028(-記憶のバックアップについて-)カリュクス様はそれを不問としたが、 ご自分のバックアップは、今なお取っていらっしゃらない。 ……私もそれに準ずるものとする。