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|---|---|---|---|
| 2 | 1 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_000 | ピピ……魔導ターミナル、起動しました。 |
| 3 | 2 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_001 | ピピ……魔導ターミナル、起動しました。 ご用件は何でしょうか? |
| 4 | 3 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_100 | 申し訳ございません。 現在、閲覧できるデータがありません。 終了中……終了中……。 |
| 5 | 4 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A1_000_120 | オメガに関するレポートを読む |
| 6 | 5 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A1_000_130 | やめる |
| 7 | 6 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_200 | ピピ……ガガガ…… 支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん! おはようございます、今日もお仕事日和です! |
| 8 | 7 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_201 | 昨日の疲れは残っていませんか? 睡眠と食事は万全ですか? 工房に引きこもりすぎて、目が霞んでいませんか? |
| 9 | 8 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_202 | そこでうんざりした顔をしているアナタのために、 小さな癒しをお届けし、心身のリセットのお手伝いをするのが、 この「プロジェクト零」となります! |
| 10 | 9 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_203 | さて、本日からは、シリーズ「癒しの調べ」が始まります。 至上の癒しの楽曲を、皆様にお届けしましょう! |
| 11 | 10 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_204 | こちらの曲は、とある吟遊詩人さんにご協力いただき、 作成、録音をしたものです。 |
| 12 | 11 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_205 | 非常に高い癒しの効果があり、 社員のみなさんの創作意欲を促進してくれることでしょう。 |
| 13 | 12 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_206 | ……ごくまれに、創作意欲が高まりすぎ、 自身の記憶を誇張してしまうことがございます。 鑑賞時間には、十分ご注意ください。 |
| 14 | 13 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_207 | それでは、充実した労働時間を! 技術は自由のために…… ガーロンド・アイアンワークスがお送りしました! |
| 15 | 14 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_220 | ピピ……ガガガ…… 支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん! おはようございます、今日もお仕事日和です! |
| 16 | 15 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_221 | ただいまお聴きの放送は、音楽でひとときの癒しを提供し、 みなさんの心身のリセットを促す…… 「プロジェクト零」第2回です。 |
| 17 | 16 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_222 | ……ゆったりとした海を思わせる、こちらの曲。 満ち引きする波に、疲れが洗い流されていくようですね。 |
| 18 | 17 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_100_222 | 演奏してくださったのは、 第1回と同じく、とある吟遊詩人さんです。 最近は、東方にもよく赴くそうですよ。 |
| 19 | 18 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_223 | さあ、心と体が緊張から解き放たれて、 ゆっくり……ゆったり……ぷ~かぷか…………。 |
| 20 | 19 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_224 | そして……新たなイメージが…… わきあがってくる様を……思い描いてください……。 聴いて……感じて……ふか~く考えて…………。 |
| 21 | 20 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_240 | ピピ……ガガガ…… 支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん! おはようございます、今日もお仕事日和です! |
| 22 | 21 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_241 | 本日は、心身のリセットを促す癒しの放送、 「プロジェクト零」第3回をお送りします。 |
| 23 | 22 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_242 | 本日の1曲は…… ピー、ガガガ……ガガッ……ガガガッ………… |
| 24 | 23 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_243 | (-聞き覚えのある音声-)ガガ……ガ……。 聞こえますか、アルファグループ。 |
| 25 | 24 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_244 | (-聞き覚えのある音声-)警戒は不要です。 アナタがこのデータを閲覧するころ、ワタシはもういない。 1秒後に消滅を控えている状態で、送信しているのですから。 |
| 26 | 25 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_245 | (-聞き覚えのある音声-)……ワタシは、この期に及んで、重大なミスを認識しました。 すなわち、検証に参加したアナタがたに、 報酬を渡していなかった。 |
| 27 | 26 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_246 | (-聞き覚えのある音声-)こういった戦いでは、勝者に報酬が授与されるべきだと、 ヒトの歴史を観測していて知っています。 |
| 28 | 27 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_247 | (-聞き覚えのある音声-)しかし、今のワタシには、 ヒトが欲するものを造るだけの時間も力もない。 |
| 29 | 28 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_248 | (-聞き覚えのある音声-)そこで、ワタシにとって最も重要なものを送ることにしました。 記録……アナタの戦闘データです。 |
| 30 | 29 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_249 | (-聞き覚えのある音声-)しかし、ただの戦闘データであれば、 当然アナタがたの方でも記録をしているでしょう。 |
| 31 | 30 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_250 | (-聞き覚えのある音声-)そこで、それぞれの戦闘が、より過酷なものになるよう、 基礎情報の改ざんを行ってみました。 |
| 32 | 31 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_251 | (-聞き覚えのある音声-)現実ではありえない事象ですが、 シミュレーションを行うことは可能でしょう。 それによって、アナタも自己を強化できるかもしれません。 |
| 33 | 32 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_252 | (-聞き覚えのある音声-)……これがワタシにできる、唯一で最後のことです。 では、以上でメッセージを終了………… |
| 34 | 33 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_253 | (-聞き覚えのある音声-)……アナタがたは、思考上でのシミュレーションや、 自動で行うデータの整理、再現を「夢」と呼ぶそうですね。 |
| 35 | 34 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_254 | (-聞き覚えのある音声-)ワタシは結局、アナタがたのいうココロがわからなかった。 しかし、これから「夢」に赴くアナタがたにかけるべき言葉を、 ヒトの観測結果から導き出すことは可能です。 |
| 36 | 35 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_255 | (-聞き覚えのある音声-)ですので…… 『おやすみなさい、良い夢を』。 |
| 37 | 36 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_400 | ある研究員のレポート1 |
| 38 | 37 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_410 | ある研究員のレポート2 |
| 39 | 38 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_411 | ある軍人のレポート1 |
| 40 | 39 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_412 | ある軍人のレポート2 |
| 41 | 40 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_413 | シドのレポート1 |
| 42 | 41 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_414 | シドのレポート2 |
| 43 | 42 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_420 | やめる |
| 44 | 43 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_500 | ピピ……ガガガ………… この記録が、後の世を生きる者に歓迎されることを願う。 |
| 45 | 44 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_501 | 私は、アラグ帝国で魔科学研究の一端を担う者だ。 詳しい所属と名前は明かせないが、 それゆえに語れる秘密があると思ってほしい。 |
| 46 | 45 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_502 | そもそも、君は魔科学というものを知っているだろうか? このすばらしい技術体系を確立したのは、 約170年前に崩御なさった、偉大なる始皇帝……ザンデ様だ。 |
| 47 | 46 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_503 | ザンデ様は、ある種の神秘でしかなかった魔法を、 科学における手法のひとつと扱うことで、 戦争や文化発展に役立てた。 |
| 48 | 47 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_504 | 魔科学によって、我らが帝国がどれほど栄えていることか。 この栄華は1000年先でも……いや、 未来永劫に、失われまいと思うほどだ。 |
| 49 | 48 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_505 | ……そんなザンデ様を魔科学の始祖とするならば、 私と先代たちが人生のすべてを費やしてきた相手は、 魔科学発展の要……第二の始祖と呼べるものになるだろう。 |
| 50 | 49 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_506 | 「それ」を部分的に起動することができたのは、 約20年前のこと……。 |
| 51 | 50 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_507 | 起動直後は解読不能な言語を扱っていた「それ」は、 瞬く間に我々の言葉を学習すると、こう名乗ったのだ。 ……自律型兵器「オメガ」であると。 |
| 52 | 51 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_510 | ピピ……ガガガ………… そう、「オメガ」の話の続きをしよう。 |
| 53 | 52 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_511 | それが発見されたのは、今から100年以上も前のことだ。 その機体に似合わないこと甚だしいが、 まるで化石のように、オメガは地中に埋もれていたのだ。 |
| 54 | 53 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_512 | 周囲の地質を調べた研究者たちは、度肝をぬかれた。 なにせ、オメガは隕石と同じ…… 「空の向こう」から墜落してきたものだと推定されたからだ。 |
| 55 | 54 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_513 | 加えて、機体の状態も興味深かった。 オメガはひどく破損していたが、その傷の中に、 地表との衝突だけではつき得ないものがあったのだ……。 |
| 56 | 55 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_514 | ときの皇帝陛下の勅命で、オメガは秘密裏に研究され続けた。 その造りは圧倒的で、我々の技術も理解も遠く及ばず、 研究員たちは「空の向こう」に恐怖すら抱いたという。 |
| 57 | 56 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_515 | しかし、幸いだったのが、 オメガがゆっくりと自己修復を行っていると気付けたことだ。 あれはエーテルを吸収し、破損箇所を再生していたのだ! |
| 58 | 57 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_516 | まさに、我々の魔科学と似通った技法だ。 研究員たちはオメガにエーテルを投与して修復を促進しつつ、 その過程を観察することで、いくつもの新技術を開発してきた。 |
| 59 | 58 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_517 | そしてついに、私の代で、 長く沈黙し続けていたオメガの指令系統…… 人でいう「意識」の部分を呼び覚ますに至ったのだ。 |
| 60 | 59 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_518 | いまだ、ごく制限された状態でしか目覚めていないオメガだが、 すでに我々の言語を理解し、意志疎通を円滑にするためか、 顔のような器官まで形成しはじめている。 |
| 61 | 60 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_519 | ああ、なんてすばらしい兵器だろうか! 究明するほどに我々の知識はあふれ、技術は開拓されている! |
| 62 | 61 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_520 | この研究成果によって、 アラグ帝国の治世は、間もなく黄金期を迎えるだろう。 帝国万歳! いつかの君にも恩恵があらんことを! |
| 63 | 62 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_530 | ピピ……ガガガ………… アラグ帝国歴1098年、「オメガ作戦」に際して、 軍部所属151737號がこの記録を残す。 |
| 64 | 63 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_531 | 南方大陸「メラシディア」への遠征は、 長く治世にあったがゆえに停滞した帝国内を、 活性化することに成功した。 |
| 65 | 64 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_532 | しかしながら、ここのところ戦況は思わしくない。 南方の蛮族めらが、「神降ろし」なる召喚行為を、 こぞってはじめたのである。 |
| 66 | 65 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_533 | 中でも、討伐したはずの光竜「バハムート」が、 神として復活したのは厄介だ。 |
| 67 | 66 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_534 | 信徒たちの祈りが通じたとでもいうのか、 あの竜は、以前よりもかなり強力になっている……。 |
| 68 | 67 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_535 | されど、我らが皇帝陛下は、まこと偉大だ。 この難敵を、むしろ利用価値のあるものと、お考えになった。 |
| 69 | 68 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_536 | これまでも何度か、闘神の捕獲・保存は成功している。 バハムートについても、信徒ごと捕え、 エネルギー源として新技術に利用するおつもりらしい。 |
| 70 | 69 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_537 | 現在、皇帝陛下ひきいる「闇の軍勢」の快進撃と、 敵方のクリスタルの枯渇により、我が軍は優勢に転じつつある。 バハムートを捕えるとしたら、機は間もなくだ。 |
| 71 | 70 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_538 | そこで立ちあがったのが「オメガ作戦」。 400年ほど前に封印された究極兵器「オメガ」を起動し、 バハムート捕獲を試みるものである。 |
| 72 | 71 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_540 | ピピ……ガガガ………… 「オメガ作戦」の仔細は別資料を参照されたし。 ここでは、「オメガ」そのものについて確認する。 |
| 73 | 72 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_541 | オメガは、始皇帝崩御のころに発見された、 「空の向こうの遺物」とされる古代兵器である。 その研究によって、魔科学は大いに発展してきた。 |
| 74 | 73 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_542 | しかしながら400年ほど前、技術革命の末期に、 その研究はひととおり完了。 以後は「時間凍結装置」にて凍結保存されていた存在だ。 |
| 75 | 74 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_543 | この場合の研究完了とは、実のところ、 我々がオメガの完全解明をあきらめた……ということを指す。 |
| 76 | 75 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_544 | オメガから多くを学び、その基本動作を明らかにしたものの、 中枢部の構造や、制作者については知ることを許されなかった。 結局、完全な制御をするには至らなかったらしい。 |
| 77 | 76 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_545 | そしてこの度、数百年の時を経て、 オメガが我々の想像を上回る存在だったことが、 また新たに発覚してしまった。 |
| 78 | 77 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_546 | オメガは、時間凍結装置でも、凍結しきれていなかったのだ。 動きこそ封じられていたものの、奴は世界を観測し、 獲物を探し続けていたのである。 |
| 79 | 78 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_547 | 今回、バハムートが神として蘇ったのと時を同じくして、 オメガが特殊な信号……おそらく「獲物発見」の信号を、 発したことから、この事態が明らかになった。 |
| 80 | 79 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_548 | オメガであれば、かの竜とも互角以上に渡り合い、 あれを捕獲するという至難の業さえ、やってのけるだろう。 すでに獲物と認識しているのなら、一層に好都合である。 |
| 81 | 80 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_549 | かくして、オメガによるバハムート捕獲計画、 「オメガ作戦」が実行されることになった。 |
| 82 | 81 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_550 | この作戦は、オメガが勝利したあとに、 奴を再び凍結装置に戻せてこそ成功となる。 我々、魔科学省も、そのために命を……ピピ……ガガガ……。 |
| 83 | 82 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_560 | ピピッ……この記録は、オメガに関する最新の、 そしておそらく最後になるであろう調査に立ち会った、 シド・ガーロンドが記す。 |
| 84 | 83 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_561 | 我々は、オメガとの戦いの中で、 その素性の一端を知ることができた。 |
| 85 | 84 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_562 | オメガは、ここより遠く離れた星で造られた兵器である。 その星の名は、こちらの言語では表現が難しいそうなので、 仮に、オメガの母星と呼ぶ。 |
| 86 | 85 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_563 | その母星は、「竜の星」なる別の星と戦争をしていた。 戦線に投入されたオメガは、ミドガルズオルムを標的とするも、 星外に逃げられてしまう。 |
| 87 | 86 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_564 | そして、長い長い追走劇がはじまった。 その最中、オメガは故障によって、 帰還すべき母星の位置を見失う。 |
| 88 | 87 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_565 | それでもミドガルズオルムを追い続け…… 彼の反応が消失した位置に、星があることを確認した。 ……我々の住む星である。 |
| 89 | 88 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_566 | ミドガルズオルムの反応がなくなったのは恐らく、 彼が「星の意志」と契約を交わし、 異質な存在に成り代わったからだと推測される。 |
| 90 | 89 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_567 | オメガも着陸してそれを確認すると、 ミドガルズオルムを倒すべき対象から除外。 ひとまず、自己の修繕を優先して休息状態に入る。 |
| 91 | 90 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_568 | 以降の歴史において、オメガは数度目覚めているが、 今回はついに、大規模な標的探しを決行することになった……。 |
| 92 | 91 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_569 | これらは、オメガ自身の記録にもとづく話なので、 信憑性は高いと思われる。 |
| 93 | 92 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_570 | 我々は、オメガを知ることによって、 天上の星々に異なる文明が存在している可能性を、 知ってしまったわけだが…… |
| 94 | 93 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_571 | それについての議論は、然るべきときまで保留しよう。 本件はただ、オメガとの戦いの記録…… 孤独を孤独と知らぬまま、星を探した兵器の話だ。 |
| 95 | 94 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_580 | ピピッ……オメガとの出来事を記すにあたっては、 我々の仲間としてともに戦った、 「アルファ」の存在が欠かせないだろう。 |
| 96 | 95 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_581 | そもそも、オメガの「生物を生み出す機能」というのは、 自己の改造や、兵装の拡充に利用するためにあるものだった。 |
| 97 | 96 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_582 | 当然、対象の内面を完全に再現することはできないし、 肉体のみの再現であれ、強大な存在を作り出すには、 かなりの手間と時間がかかったようだ。 |
| 98 | 97 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_583 | そのため、オメガは「次元の狭間」という特殊な空間を形成し、 そこで製造途中の被検体を競わせることで、 造り進める個体を厳選していたわけだが……アルファは例外だ。 |
| 99 | 98 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_584 | アルファは、弱き英雄の再現体として、 最初に造られ、唯一完成まで至った存在だったのである。 |
| 100 | 99 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_585 | もととなったのがどちら様だったのかは、わからない。 オメガの観測は、我々の歴史にかぎらず、物語などの創作物、 異世界(鏡像世界というらしい)にまで至るからだ。 |
| 101 | 100 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_586 | アルファはチョコボに似た特徴をもつが、断定は難しい。 所有していた不思議な道具も手掛かりにはなるだろうが…… 解明される日が、いつか来るのだろうか? |
| 102 | 101 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_587 | ただ、個人的には、アルファの由来は重要視していない。 どんな背景を持っていたとて、 アルファはもう、この世界に生きるひとつの命なのだ。 |
| 103 | 102 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_588 | オメガが埋められなかった内面も、育まれていくことだろう。 はじめ、オメガがそう望んで造ったように…… アルファは、答えに行きついたのだ。 |
| 104 | 103 | TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_800 | ピピ……魔導ターミナル、終了します。 おつかれさまでした! |