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| 1 | 0 | TEXT_AKTKMB106_04385_SEQ_00 | 臣の褒賞のリキニアは、何か考え込んでいる様子だ。 |
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| 25 | 24 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_00 | アルフィノと話す |
| 26 | 25 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_01 | 血色の悪い帝都市民にを渡す |
| 27 | 26 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_02 | 痩せこけた帝都市民にを渡す |
| 28 | 27 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_03 | 呆然とした帝都市民にを渡す |
| 29 | 28 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_04 | リキニアにを渡す |
| 30 | 29 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_05 | 武装した属州民を探す |
| 31 | 30 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_06 | タッパーズデンに向かう |
| 32 | 31 | TEXT_AKTKMB106_04385_TODO_07 | アリゼーと話す |
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| 49 | 48 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_000 | 軽い凍傷を起こしているね。 すぐに手当てを……。 |
| 50 | 49 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_005 | 何か食べさせてあげたいけど…… それには、キャンプまで戻らないといけないわね。 |
| 51 | 50 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_010 | ああ……あたたかい…………。 |
| 52 | 51 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_015 | な、何もしてない……何もしてないぞ、俺は……。 |
| 53 | 52 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_020 | ………………。 |
| 54 | 53 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_030 | あ……ああ、すみません。 助けが来て安心したのか、ぼうっとしちゃって。 |
| 55 | 54 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_031 | 私はさっき走りましたし、焚火にあたらなくても大丈夫です。 その分、彼らを火のそばに置いてあげてください。 |
| 56 | 55 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_032 | 彼らは本当に弱っていて……。 少し元気を取り戻さないと、雪道を歩くのも難しいでしょう。 あなたも向こうで、労ってやってはもらえませんか? |
| 57 | 56 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_040 | こんなことになるまで、私は学生でしたし、 彼らは役人をしていたそうです。 同じ帝都に住んでいたけれど、ちっとも知らない仲……。 |
| 58 | 57 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_041 | けれど、瓦礫の中で出会い、 協力してここまで生き延びてきました。 それこそがガレアン人、私たちの性分なのです。 |
| 59 | 58 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_050 | 君も手当てを手伝ってくれるのかい? では、エマネラン殿からもらった防氷薬を、 全員に配ってもらえるだろうか。 |
| 60 | 59 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_051 | 逃げる際にできた傷や凍傷は、治癒魔法で癒せる…… けれど、寒さを和らげてあげることはできないからね。 |
| 61 | 60 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_060 | あの土壇場で、相手が寒いといけないと思えること…… それがエマネラン殿の慕われる理由なのだろうね。 |
| 62 | 61 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALPHINAUD_000_061 | 「雪の家」で出された、あたたかい飲み物にも、 そんな気遣いがあったように思う。 ……敵う気がしないな、フォルタン家の人々には。 |
| 63 | 62 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_070 | おかげさまで…… 少しずつ、あたたまってきた気がします。 こうも芯から冷えてしまうと、すぐにとはいきませんが……。 |
| 64 | 63 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_071 | 氷属性の力を防ぐ……つまり寒さを和らげる薬ですか。 ありがたく頂戴しておきます……。 |
| 65 | 64 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_072 | ガレマルドは今や、都市ではありません。 氷原に置き去られた廃墟です。 |
| 66 | 65 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_073 | この場所のように、辛うじて形を留めている建物があっても、 風雪を凌げるというだけ……。 食料も、水も、もたらしてくれる仕組みは途絶えたままです。 |
| 67 | 66 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_074 | 私たちは青燐機関を扱えますが、 大セルレア湖の湖底から青燐水を汲み上げることはできない。 精製の方法も、知りはしないのです……。 |
| 68 | 67 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_080 | 私たちガレアン人は、この厳しい土地を、 わずかな人数で生き抜いてきたのです……。 |
| 69 | 68 | TEXT_AKTKMB106_04385_WEAKENEDGARLEAN_000_081 | そのためには、規則が必要でした。 仕事の振り分けや、付随する階級制度…… それらは血族への愛によって生まれ、営まれてきたのです。 |
| 70 | 69 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_090 | な、何か用か……! 俺は問題ない……何も……大丈夫だ……! |
| 71 | 70 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_091 | く、薬……? 何が入ってるんだ、気味の悪い……。 さては俺たちを殺すための毒薬じゃ…… |
| 72 | 71 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_092 | あっ、ああ、うん、何でもない、何でもないんだ! どうもタチの悪い冗談が飛び出しちまう……癖なんだ…… ここのところ最悪な事態ばっかりだったからかな……。 |
| 73 | 72 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_093 | 帝都のこの惨状は、内戦によるものじゃない。 あれも……今思えば愚かな……悲劇だったが、 本当に恐ろしかったのは、そのあとに起きたことだ。 |
| 74 | 73 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_094 | 内戦の最中のある夜、大きな音がした。 地鳴りのような、何かとてつもなく巨大な猛獣が、 グオオと唸りを上げたかのような音だ。 |
| 75 | 74 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_095 | 続けて、衝撃……大爆発が起きたのかと思った……。 それで帝都は破壊され、同胞たちは…… 何か、声の届かないものになっちまったんだ。 |
| 76 | 75 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_096 | 奴らは建物の瓦礫を集めると、魔導城の方に運びはじめた。 意識がはっきりしてる生き残りが、それを止めようとしたら…… 応答のひとつもなしに、瓦礫で滅多打ちときた。 |
| 77 | 76 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_097 | それが今のガレマルド……俺たちの暮らした都だ……。 |
| 78 | 77 | TEXT_AKTKMB106_04385_HUNGRYGARLEAN_000_100 | いけない、しゃべりすぎたな……うん、しゃべりすぎた……。 もう黙るよ、余計に腹が減るといけない……。 |
| 79 | 78 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_110 | …………はい、何でございましょう。 |
| 80 | 79 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_111 | ああ、薬……。 お心遣いに、感謝いたします……。 |
| 81 | 80 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_112 | ……珍しいですか? 無線電信、いわゆる「ラジオ」という装置ですよ。 離れたところで発された声や音を拾い、こうして流せるんです。 |
| 82 | 81 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_113 | ラジオにはいろいろな形がありますが、 ロクス・アモエヌスで採れる鉱石を回路の一部に用いたこれは、 大変な人気があり、帝都で広く普及しています。 |
| 83 | 82 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_114 | もっとも……放送局員ももう、 逃げ出したか、やられてしまったのでしょうね。 流れてくるのはこの曲だけ……ただ繰り返されている……。 |
| 84 | 83 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_115 | 『帰らん、地平の彼方へ』……。 北の地で生きる悲哀と、豊かなるロクス・アモエヌスへの憧れ。 そこを奪還しに向かう兵士たちの決意を歌った名曲です。 |
| 85 | 84 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_116 | 奪還の前は、願いを込めて。 それが成し遂げられたあとは、勝利のしるしとして…… 人々は幾度となく、これを口ずさんできました。 |
| 86 | 85 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_117 | 今も、これを聞いていると励まされます。 目の前の現実が苦難に満ちていても、 いつかは必ず、打ち勝てるのだと……。 |
| 87 | 86 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_118 | 事実、ヴァリス陛下は、まだ屈してはおられない。 時折ラジオを通じて、私たちに呼びかけてくださるのです。 |
| 88 | 87 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_119 | いっときは訃報が流布しましたが、 陛下はこのような国難の到来を察知して、 あえて公の場から退かれたに違いありません。 |
| 89 | 88 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_120 | ええ、ええ……ヴァリス陛下はご健在ですとも……。 |
| 90 | 89 | TEXT_AKTKMB106_04385_ABSENTGARLEAN_000_130 | ああ……はやく陛下にお会いしたいものです……。 この苦境から、ガレアンを救い出してくださるはず……。 |
| 91 | 90 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_140 | えっ、薬ですか? 私にも……? |
| 92 | 91 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_141 | ……ありがとうございます。 よそには、こんなものがあるんですね。 |
| 93 | 92 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_142 | あの、いくつか質問をしてもいいですか? 状況を、ちゃんと知っておきたくて……。 |
| 94 | 93 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_143 | では……。 あなたたちは、ラテルム村に拠点を構えているんですか? 拠点はそれひとつですか? |
| 95 | 94 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_144 | 数日前に、ウェルギリア様が率いる一団が、 マグナ・グラキエス方面に出ていくのを見ました。 あなたたちが交戦したというのは、彼女たちのことですか? |
| 96 | 95 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_145 | そうですか……。 拠点はひとつ、キャンプ・ブロークングラスと呼ばれている。 操られた兵士たちはみんな、保護された……。 |
| 97 | 96 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_146 | ちなみに、マグナ・グラキエスまでは何でお越しに? 徒歩で中央山脈を……? |
| 98 | 97 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_147 | 飛空艇ですか……。 それは……私じゃ…………。 |
| 99 | 98 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIASSISTER_000_148 | (-微かな声-)お姉ちゃん……? みんな、どこにいるの……? |
| 100 | 99 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_149 | …………どうかしましたか? |
| 101 | 100 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_150 | 中から声がした……? いえ、私には聞こえませんでした。 全員こうして庭に出ていますし、ありえないことです。 |
| 102 | 101 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_151 | ああ、もしかしたらアルマスティの幼獣が入り込んだのかも。 前にも一度あったんですよ。 |
| 103 | 102 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_152 | 巡回してくれる兵もいなくなってしまって、 このあたりは獣がのさばり放題…… いつ襲われるとも知れず、恐ろしいことです。 |
| 104 | 103 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_153 | そうだ、あなたたちは軍団長と渡り合えるほど強いんですよね? だとしたら、ひとつお願いを聞いていただけないでしょうか。 |
| 105 | 104 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_154 | 実は、ここから南西に行った、大セルレア湖のほとりに、 青燐水の採水と精製に携わっていた人たちが暮らしてるんです。 |
| 106 | 105 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_155 | 彼らは、属州から働きにきた労働者たち。 私たちが青燐水をわけてほしいと頼むと、 たくさんの食料を要求してくるんです。 |
| 107 | 106 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_156 | おまけに、凍った湖上には獰猛な獣が徘徊していて、 私たちでは往復するのも命懸け……。 |
| 108 | 107 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_157 | どうか、行って彼らに事情を伝え、 あなたたちのキャンプに保護してもらうまでの間に使う分だけ、 青燐水をわけてもらえないか交渉してみてください……! |
| 109 | 108 | TEXT_AKTKMB106_04385_Q1_000_158 | 何と言う? |
| 110 | 109 | TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_159 | わかった、任せて! |
| 111 | 110 | TEXT_AKTKMB106_04385_A1_000_160 | それは構わないが…… |
| 112 | 111 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_161 | よかった……。 ありがとうございます、本当に……! |
| 113 | 112 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_162 | 建物の中にアルマスティの幼獣がいないかは、 私がしっかり確認しておきます。 帰っていらっしゃったときに、結果を報告しますね。 |
| 114 | 113 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_163 | 向かっていただく彼らの隠れ家は、 「タッパーズデン」とも呼ばれる湖畔の洞窟です。 |
| 115 | 114 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_164 | 入口には、必ず見張り役が立っているはずなので、 まずはその人たちに声をかけてみてください。 |
| 116 | 115 | TEXT_AKTKMB106_04385_LICINIA_000_170 | 「タッパーズデン」はここから南西、 大セルレア湖のほとりにあります。 あなたになら、彼らも青燐水を譲ってくれるかも……。 |
| 117 | 116 | TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_180 | 止まりな! テメェ、どうやって俺たちのことを嗅ぎつけてきた。 |
| 118 | 117 | TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_181 | ……「臣の褒賞」から? っつーと、あの鼻持ちならないガレアン人たちの手先か。 |
| 119 | 118 | TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_182 | あいつらめ、自分たちは青燐水わけてもらう側だってのに、 態度が横柄すぎるんだよ。 属州民には、何の対価も支払う必要がないと思ってやがる。 |
| 120 | 119 | TEXT_AKTKMB106_04385_ARMEDMAN04385_000_183 | んで自分たちが相手にされなくなったら、 今度は手先を寄越してくるってか。 癪に障るぜ、悪いが追い返させてもらう! |
| 121 | 120 | TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_184 | なんて強さだ… 引っ込むぞ! |
| 122 | 121 | TEXT_AKTKMB106_04385_BALLON_000_185 | 目が回るぅ… |
| 123 | 122 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_190 | (-????-)あっ、いた、Player! |
| 124 | 123 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_191 | リキニアから、あなたを追いかけてほしいって言われたのよ。 青燐水のタンクは重いし、 それを持ってるときに獣に襲われたら危ない……って。 |
| 125 | 124 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_192 | ここが、タッパーズデンね。 とりあえず、入ってみましょうか。 |
| 126 | 125 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_193 | ……ん? なんだアンタらは、見張りはどうした? |
| 127 | 126 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_194 | な、なんだって! よその国から、ガレマルドでの救援活動に……!? |
| 128 | 127 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_195 | なんてこった……こいつは奇跡か……? 俺たちはてっきり、ここで野垂れ死ぬしかないのかと……! |
| 129 | 128 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_196 | 間に合ってよかった。 あなたたちは、別の地域から来た人たちなのよね……? |
| 130 | 129 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_197 | ああ、ギラバニアにヤンサにボズヤ、ダルマスカ…… 出身はいろいろだが、青燐水を供給する作業の担い手として、 属州から集められたんだ。 |
| 131 | 130 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_198 | この国流に言うなら「アン」…… 非市民階級の労働者ってわけだ。 |
| 132 | 131 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_199 | どういうわけか、あの騒動の中でも無事でいられてな。 汲み上げた青燐水を燃やして暖を取りながら、 細々と生き延びてきたのさ。 |
| 133 | 132 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_200 | 青燐水って、この洞窟の前にある湖の底から湧いてるのよね? 完全に凍りついてるように見えたけど、 汲み取る方法があるのね。 |
| 134 | 133 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_201 | ま、そこらは、俺たちのみぞ知る秘密ってやつだ! |
| 135 | 134 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_202 | ……とはいえ、大型の施設を動かしてるわけでもなし、 手に入れられる量は微々たるもんさ。 加えて、青燐水じゃ、腹は壊せても膨れねぇ。 |
| 136 | 135 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_203 | ってことで、おふたりさん。 そのイルサバード派遣団とやらに、 俺たちとも物資の取引をしないかって、頼んじゃくれないか? |
| 137 | 136 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_204 | それは構わないけど…… 故郷へ送るとかじゃなくて、物資の取引でいいの? |
| 138 | 137 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_205 | いよいよ立ち行かなくなったら、それも考えるさ。 |
| 139 | 138 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_206 | だが、いかんせん俺たちは、ここで長く働きすぎた。 故郷を恋しく思いはするが、待っててくれる奴はいないし、 この仕事で得た知識は、ほかの土地じゃあ使えない……。 |
| 140 | 139 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_207 | だから、居座れるだけは居座るさ。 これから帝国が再建するにせよ、なくなるにせよ…… 青燐水が湧くかぎり、技術は買ってもらえそうだからな。 |
| 141 | 140 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_208 | 帝国が、なくなる……。 そっか……そういう可能性だって、もちろんあるのよね……。 |
| 142 | 141 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_210 | お前を襲った見張りたちのこと、悪く思わないでやってくれ。 青燐水を必要としてる生き残り連中から、 何度もなじられたり、脅されたりしてきたんだよ。 |
| 143 | 142 | TEXT_AKTKMB106_04385_JARECK_000_211 | 事情は、あとで俺から説明しておく。 派遣団との最初の取引は、傷薬になるかもしれないな。 |
| 144 | 143 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_220 | ああ……ごめんなさい。 帝都がこんな状況だと、派遣団がどれほど手を貸しても、 ガレマール帝国がもとの形に戻ることはない……。 |
| 145 | 144 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_221 | 当たり前の話よね。 属州の動向によっては、国の消滅だってあり得るって、 多分、私もわかってた……。 |
| 146 | 145 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_222 | けど……なんでしょうね…… 自分が今いる場所の名前が、地図から消えるかもってこと、 理解しきれてなかった気がする……。 |
| 147 | 146 | TEXT_AKTKMB106_04385_ALISAIE_000_223 | ……って、今はとにかく、 リキニアたちに青燐水を持っていってあげるのが先ね。 改めて、ここの人たちに相談してみましょ! |