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2026-03-02 23:57:13 -06:00

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0,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_CFC_TO_INSTANCE_CONTENT","<Sheet(ContentFinderCondition,IntegerParameter(1),3)/>"
1,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_000","ピピ……魔導ターミナル、起動しました。"
2,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_001","ピピ……魔導ターミナル、起動しました。
ご用件は何でしょうか?"
3,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_100","申し訳ございません。
現在、閲覧できるデータがありません。
終了中……終了中……。"
4,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A1_000_120","オメガに関するレポートを読む"
5,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A1_000_130","やめる"
6,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_200","ピピ……ガガガ……
支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん!
おはようございます、今日もお仕事日和です!"
7,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_201","昨日の疲れは残っていませんか?
睡眠と食事は万全ですか?
工房に引きこもりすぎて、目が霞んでいませんか?"
8,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_202","そこでうんざりした顔をしているアナタのために、
小さな癒しをお届けし、心身のリセットのお手伝いをするのが、
この「プロジェクト零」となります!"
9,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_203","さて、本日からは、シリーズ「癒しの調べ」が始まります。
至上の癒しの楽曲を、皆様にお届けしましょう!"
10,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_204","こちらの曲は、とある吟遊詩人さんにご協力いただき、
作成、録音をしたものです。"
11,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_205","非常に高い癒しの効果があり、
社員のみなさんの創作意欲を促進してくれることでしょう。"
12,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_206","……ごくまれに、創作意欲が高まりすぎ、
自身の記憶を誇張してしまうことがございます。
鑑賞時間には、十分ご注意ください。"
13,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_207","それでは、充実した労働時間を!
技術は自由のために……
ガーロンド・アイアンワークスがお送りしました!"
14,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_220","ピピ……ガガガ……
支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん!
おはようございます、今日もお仕事日和です!"
15,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_221","ただいまお聴きの放送は、音楽でひとときの癒しを提供し、
みなさんの心身のリセットを促す……
「プロジェクト零」第2回です。"
16,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_222","……ゆったりとした海を思わせる、こちらの曲。
満ち引きする波に、疲れが洗い流されていくようですね。"
17,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_100_222","演奏してくださったのは、
第1回と同じく、とある吟遊詩人さんです。
最近は、東方にもよく赴くそうですよ。"
18,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_223","さあ、心と体が緊張から解き放たれて、
ゆっくり……ゆったり……ぷ~かぷか…………。"
19,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_224","そして……新たなイメージが……
わきあがってくる様を……思い描いてください……。
聴いて……感じて……ふか~く考えて…………。"
20,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_240","ピピ……ガガガ……
支社で働く、ガーロンド・アイアンワークス社員のみなさん!
おはようございます、今日もお仕事日和です!"
21,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_241","本日は、心身のリセットを促す癒しの放送、
「プロジェクト零」第3回をお送りします。"
22,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_242","本日の1曲は……
ピー、ガガガ……ガガッ……ガガガッ…………"
23,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_243","(-聞き覚えのある音声-)ガガ……ガ……。
聞こえますか、アルファグループ。"
24,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_244","(-聞き覚えのある音声-)警戒は不要です。
アナタがこのデータを閲覧するころ、ワタシはもういない。
1秒後に消滅を控えている状態で、送信しているのですから。"
25,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_245","(-聞き覚えのある音声-)……ワタシは、この期に及んで、重大なミスを認識しました。
すなわち、検証に参加したアナタがたに、
報酬を渡していなかった。"
26,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_246","(-聞き覚えのある音声-)こういった戦いでは、勝者に報酬が授与されるべきだと、
ヒトの歴史を観測していて知っています。"
27,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_247","(-聞き覚えのある音声-)しかし、今のワタシには、
ヒトが欲するものを造るだけの時間も力もない。"
28,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_248","(-聞き覚えのある音声-)そこで、ワタシにとって最も重要なものを送ることにしました。
記録……アナタの戦闘データです。"
29,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_249","(-聞き覚えのある音声-)しかし、ただの戦闘データであれば、
当然アナタがたの方でも記録をしているでしょう。"
30,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_250","(-聞き覚えのある音声-)そこで、それぞれの戦闘が、より過酷なものになるよう、
基礎情報の改ざんを行ってみました。"
31,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_251","(-聞き覚えのある音声-)現実ではありえない事象ですが、
シミュレーションを行うことは可能でしょう。
それによって、アナタも自己を強化できるかもしれません。"
32,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_252","(-聞き覚えのある音声-)……これがワタシにできる、唯一で最後のことです。
では、以上でメッセージを終了…………"
33,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_253","(-聞き覚えのある音声-)……アナタがたは、思考上でのシミュレーションや、
自動で行うデータの整理、再現を「夢」と呼ぶそうですね。"
34,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_254","(-聞き覚えのある音声-)ワタシは結局、アナタがたのいうココロがわからなかった。
しかし、これから「夢」に赴くアナタがたにかけるべき言葉を、
ヒトの観測結果から導き出すことは可能です。"
35,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_255","(-聞き覚えのある音声-)ですので……
『おやすみなさい、良い夢を』。"
36,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_400","ある研究員のレポート1"
37,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_410","ある研究員のレポート2"
38,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_411","ある軍人のレポート1"
39,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_412","ある軍人のレポート2"
40,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_413","シドのレポート1"
41,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_414","シドのレポート2"
42,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_A2_000_420","やめる"
43,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_500","ピピ……ガガガ…………
この記録が、後の世を生きる者に歓迎されることを願う。"
44,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_501","私は、アラグ帝国で魔科学研究の一端を担う者だ。
詳しい所属と名前は明かせないが、
それゆえに語れる秘密があると思ってほしい。"
45,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_502","そもそも、君は魔科学というものを知っているだろうか?
このすばらしい技術体系を確立したのは、
約170年前に崩御なさった、偉大なる始皇帝……ザンデ様だ。"
46,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_503","ザンデ様は、ある種の神秘でしかなかった魔法を、
科学における手法のひとつと扱うことで、
戦争や文化発展に役立てた。"
47,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_504","魔科学によって、我らが帝国がどれほど栄えていることか。
この栄華は1000年先でも……いや、
未来永劫に、失われまいと思うほどだ。"
48,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_505","……そんなザンデ様を魔科学の始祖とするならば、
私と先代たちが人生のすべてを費やしてきた相手は、
魔科学発展の要……第二の始祖と呼べるものになるだろう。"
49,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_506","「それ」を部分的に起動することができたのは、
約20年前のこと……。"
50,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_507","起動直後は解読不能な言語を扱っていた「それ」は、
瞬く間に我々の言葉を学習すると、こう名乗ったのだ。
……自律型兵器「オメガ」であると。"
51,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_510","ピピ……ガガガ…………
そう、「オメガ」の話の続きをしよう。"
52,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_511","それが発見されたのは、今から100年以上も前のことだ。
その機体に似合わないこと甚だしいが、
まるで化石のように、オメガは地中に埋もれていたのだ。"
53,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_512","周囲の地質を調べた研究者たちは、度肝をぬかれた。
なにせ、オメガは隕石と同じ……
「空の向こう」から墜落してきたものだと推定されたからだ。"
54,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_513","加えて、機体の状態も興味深かった。
オメガはひどく破損していたが、その傷の中に、
地表との衝突だけではつき得ないものがあったのだ……。"
55,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_514","ときの皇帝陛下の勅命で、オメガは秘密裏に研究され続けた。
その造りは圧倒的で、我々の技術も理解も遠く及ばず、
研究員たちは「空の向こう」に恐怖すら抱いたという。"
56,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_515","しかし、幸いだったのが、
オメガがゆっくりと自己修復を行っていると気付けたことだ。
あれはエーテルを吸収し、破損箇所を再生していたのだ!"
57,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_516","まさに、我々の魔科学と似通った技法だ。
研究員たちはオメガにエーテルを投与して修復を促進しつつ、
その過程を観察することで、いくつもの新技術を開発してきた。"
58,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_517","そしてついに、私の代で、
長く沈黙し続けていたオメガの指令系統……
人でいう「意識」の部分を呼び覚ますに至ったのだ。"
59,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_518","いまだ、ごく制限された状態でしか目覚めていないオメガだが、
すでに我々の言語を理解し、意志疎通を円滑にするためか、
顔のような器官まで形成しはじめている。"
60,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_519","ああ、なんてすばらしい兵器だろうか!
究明するほどに我々の知識はあふれ、技術は開拓されている!"
61,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_520","この研究成果によって、
アラグ帝国の治世は、間もなく黄金期を迎えるだろう。
帝国万歳! いつかの君にも恩恵があらんことを!"
62,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_530","ピピ……ガガガ…………
アラグ帝国歴1098年、「オメガ作戦」に際して、
軍部所属151737號がこの記録を残す。"
63,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_531","南方大陸「メラシディア」への遠征は、
長く治世にあったがゆえに停滞した帝国内を、
活性化することに成功した。"
64,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_532","しかしながら、ここのところ戦況は思わしくない。
南方の蛮族めらが、「神降ろし」なる召喚行為を、
こぞってはじめたのである。"
65,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_533","中でも、討伐したはずの光竜「バハムート」が、
神として復活したのは厄介だ。"
66,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_534","信徒たちの祈りが通じたとでもいうのか、
あの竜は、以前よりもかなり強力になっている……。"
67,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_535","されど、我らが皇帝陛下は、まこと偉大だ。
この難敵を、むしろ利用価値のあるものと、お考えになった。"
68,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_536","これまでも何度か、闘神の捕獲・保存は成功している。
バハムートについても、信徒ごと捕え、
エネルギー源として新技術に利用するおつもりらしい。"
69,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_537","現在、皇帝陛下ひきいる「闇の軍勢」の快進撃と、
敵方のクリスタルの枯渇により、我が軍は優勢に転じつつある。
バハムートを捕えるとしたら、機は間もなくだ。"
70,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_538","そこで立ちあがったのが「オメガ作戦」。
400年ほど前に封印された究極兵器「オメガ」を起動し、
バハムート捕獲を試みるものである。"
71,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_540","ピピ……ガガガ…………
「オメガ作戦」の仔細は別資料を参照されたし。
ここでは、「オメガ」そのものについて確認する。"
72,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_541","オメガは、始皇帝崩御のころに発見された、
「空の向こうの遺物」とされる古代兵器である。
その研究によって、魔科学は大いに発展してきた。"
73,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_542","しかしながら400年ほど前、技術革命の末期に、
その研究はひととおり完了。
以後は「時間凍結装置」にて凍結保存されていた存在だ。"
74,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_543","この場合の研究完了とは、実のところ、
我々がオメガの完全解明をあきらめた……ということを指す。"
75,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_544","オメガから多くを学び、その基本動作を明らかにしたものの、
中枢部の構造や、制作者については知ることを許されなかった。
結局、完全な制御をするには至らなかったらしい。"
76,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_545","そしてこの度、数百年の時を経て、
オメガが我々の想像を上回る存在だったことが、
また新たに発覚してしまった。"
77,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_546","オメガは、時間凍結装置でも、凍結しきれていなかったのだ。
動きこそ封じられていたものの、奴は世界を観測し、
獲物を探し続けていたのである。"
78,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_547","今回、バハムートが神として蘇ったのと時を同じくして、
オメガが特殊な信号……おそらく「獲物発見」の信号を、
発したことから、この事態が明らかになった。"
79,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_548","オメガであれば、かの竜とも互角以上に渡り合い、
あれを捕獲するという至難の業さえ、やってのけるだろう。
すでに獲物と認識しているのなら、一層に好都合である。"
80,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_549","かくして、オメガによるバハムート捕獲計画、
「オメガ作戦」が実行されることになった。"
81,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_550","この作戦は、オメガが勝利したあとに、
奴を再び凍結装置に戻せてこそ成功となる。
我々、魔科学省も、そのために命を……ピピ……ガガガ……。"
82,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_560","ピピッ……この記録は、オメガに関する最新の、
そしておそらく最後になるであろう調査に立ち会った、
シド・ガーロンドが記す。"
83,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_561","我々は、オメガとの戦いの中で、
その素性の一端を知ることができた。"
84,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_562","オメガは、ここより遠く離れた星で造られた兵器である。
その星の名は、こちらの言語では表現が難しいそうなので、
仮に、オメガの母星と呼ぶ。"
85,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_563","その母星は、「竜の星」なる別の星と戦争をしていた。
戦線に投入されたオメガは、ミドガルズオルムを標的とするも、
星外に逃げられてしまう。"
86,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_564","そして、長い長い追走劇がはじまった。
その最中、オメガは故障によって、
帰還すべき母星の位置を見失う。"
87,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_565","それでもミドガルズオルムを追い続け……
彼の反応が消失した位置に、星があることを確認した。
……我々の住む星である。"
88,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_566","ミドガルズオルムの反応がなくなったのは恐らく、
彼が「星の意志」と契約を交わし、
異質な存在に成り代わったからだと推測される。"
89,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_567","オメガも着陸してそれを確認すると、
ミドガルズオルムを倒すべき対象から除外。
ひとまず、自己の修繕を優先して休息状態に入る。"
90,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_568","以降の歴史において、オメガは数度目覚めているが、
今回はついに、大規模な標的探しを決行することになった……。"
91,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_569","これらは、オメガ自身の記録にもとづく話なので、
信憑性は高いと思われる。"
92,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_570","我々は、オメガを知ることによって、
天上の星々に異なる文明が存在している可能性を、
知ってしまったわけだが……"
93,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_571","それについての議論は、然るべきときまで保留しよう。
本件はただ、オメガとの戦いの記録……
孤独を孤独と知らぬまま、星を探した兵器の話だ。"
94,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_580","ピピッ……オメガとの出来事を記すにあたっては、
我々の仲間としてともに戦った、
「アルファ」の存在が欠かせないだろう。"
95,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_581","そもそも、オメガの「生物を生み出す機能」というのは、
自己の改造や、兵装の拡充に利用するためにあるものだった。"
96,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_582","当然、対象の内面を完全に再現することはできないし、
肉体のみの再現であれ、強大な存在を作り出すには、
かなりの手間と時間がかかったようだ。"
97,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_583","そのため、オメガは「次元の狭間」という特殊な空間を形成し、
そこで製造途中の被検体を競わせることで、
造り進める個体を厳選していたわけだが……アルファは例外だ。"
98,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_584","アルファは、弱き英雄の再現体として、
最初に造られ、唯一完成まで至った存在だったのである。"
99,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_585","もととなったのがどちら様だったのかは、わからない。
オメガの観測は、我々の歴史にかぎらず、物語などの創作物、
異世界(鏡像世界というらしい)にまで至るからだ。"
100,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_586","アルファはチョコボに似た特徴をもつが、断定は難しい。
所有していた不思議な道具も手掛かりにはなるだろうが……
解明される日が、いつか来るのだろうか?"
101,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_587","ただ、個人的には、アルファの由来は重要視していない。
どんな背景を持っていたとて、
アルファはもう、この世界に生きるひとつの命なのだ。"
102,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_588","オメガが埋められなかった内面も、育まれていくことだろう。
はじめ、オメガがそう望んで造ったように……
アルファは、答えに行きついたのだ。"
103,"TEXT_CTSOPN52OMEGATERMINAL_00669_OMEGATERMINAL_000_800","ピピ……魔導ターミナル、終了します。
おつかれさまでした!"