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xiashtra ac666f0f6d 7.45 (#98)
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2026-03-02 23:57:13 -06:00

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40TEXT_AKTKMG108_04457_SEQ_00イーアの里のコフ=コーグは、ゆらゆらと同胞たちを待っている。
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2824TEXT_AKTKMG108_04457_TODO_00コフ=コーグと話す
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5248TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_000これが住居とは…… だが、肉体なき精神体が宿る場所としては、 道理なのだろうね。
5349TEXT_AKTKMG108_04457_ALISAIE_000_005エーテライトにするみたいに、交感をすればいいのよね……? なんだか、途切れ途切れの呻きみたいなものしか、 聞こえないんだけど……。
5450TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_010こちらの住居からは、反応がありません。 深く眠っておいでなのでしょうか……あるいは……。
5551TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_015意欲的な研究は、もう必要ない……か。 肉体を取り戻したいというのも、 それほど切迫した願望ではないのかしら……?
5652TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_016とにかく、ここで眠っているイーアたちを起こして、 事情を聞かせてもらうとしましょう。
5753TEXT_AKTKMG108_04457_GRAHATIA_000_020ここのイーアは、間もなく出てきてくれるそうだ。 やっぱり、コフ=コーグと同じような見た目なのかな……?
5854TEXT_AKTKMG108_04457_ALISAIE_000_030戻ったわ。 私はうまく対話できる相手に巡り会えなかったけど、 みんなが声を掛けた中には、起きてくれたイーアもいたみたい。
5955TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_031……ああ、ちょうど来たようだ。
6056TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_032同志ラァ=ラーク、デゥ=デーク、それにネェ=ネーグだ。 こうして対面するのは、私も久々だよ。
6157TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_033久しいな、コフ=コーグ。 会わないうちに、サドルIVがひとまわりしたんじゃないか?
6258TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_034まったくだ。 旅人諸君に指摘されるまで気づかなかったが、 ここに集った者も、もうずいぶん溶けてしまったようだぞ。
6359TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_035旅人……。 ああそうだ、そうだとも、我々はこの者たちに呼ばれたのだ。 なんでも、肉体の再獲得を目指すに至る話を聞きたいとか。
6460TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_036そうらしい。 話すべき事実は隣星までの距離よりも明確だが、 私ひとりでは、個人的見解だと受け取られかねないのでね。
6561TEXT_AKTKMG108_04457_GRAHATIA_000_037だ、誰が話してるかわからないな……。 感じ取れる声も、しゃべり方も、そっくりだ……。
6662TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_038肉体に起因する揺らぎがないと、 このようになるのかもしれませんね……。
6763TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_039ときにコフ=コーグ。 君はもう、旅人諸君に「そういうこと」をしたのかい?
6864TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_040ほら、あったじゃないか…… よそからの来客を迎える際の、お決まりごと……作法が……。
6965TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_041おっと……あまりに久々すぎて、すっかり失念していた。 確かに、話をするまえに「そういうこと」をするのが、 理性ある存在としてのマナーだろう。
7066TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_042だろう? しかし、肝心の「そういうこと」の中身が思い出せない。 ええと……つまりは……何だったか……。
7167TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_043記録庫で検索すればいいのではないか?
7268TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_044しっかりしたまえ、同志ネェ=ネーグ。 私たちの記録庫は、とうの昔に凍結しただろう。 君もあれと繋がって「やるせない病」になりたいのか?
7369TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_045……思い出した。 食事を振る舞うのではなかったか?
7470TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_046彼らのような生命は、肉体を維持するために、 エーテルを止め処なく消費する。 その補給に寄与することで、親交を望む旨を示したのでは?
7571TEXT_AKTKMG108_04457_ALLEA04457_000_047(-イーアたち-)そうだ、そうだった!
7672TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_048大変失礼した。 改めて、君たちを食事に招待させてくれ。 そののちに、ゆっくりと話をしよう。
7773TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_049きちんと話をしてもらえるのなら、 断る理由は、なさそうだね……。
7874TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_050では、すぐそこの環状の設備へ……。 最高純度のエーテルを、ご馳走しよう。
7975TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_060君たちは、どれくらいのエーテルを吸うのだろう? 中毒症状の心配はないかい?
8076TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_065僕たちの管理する星には、もともと外からの来客が少なかった。 肉体を完全に捨てた生物というのは、宇宙でも比較的珍しい…… それで、何かと様式が合わなかったんだ。
8177TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_066中でも、意思伝達の方法が合わないと致命的だ。 僕たちの持つ情報は、厳重に隠蔽しなくとも、 多くの生命にとって盗み聞きさえできないものだったのさ。
8278TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_067君は、僕たちと対話できる稀有な存在だよ。 「感情によって動くエネルギー」を使っているんだろう? 良い着眼点だ……それもまた虚しい成果ではあるけれどね。
8379TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_070記録庫のことすら忘れかけていたとは……。 今回は、長くだらけすぎていたか。
8480TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_071まあ、そのまま自我が消え失せたとしても、 なんら問題はないのだがね。 まるで肉体を有する生物の「寿命」のようじゃないか。
8581TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_075こうして食事用の施設がある以上、 エーテルが補給できなくなって未来が閉ざされた…… ということではなさそうだね。
8682TEXT_AKTKMG108_04457_ALISAIE_000_080エーテルって言ってたし、変なことにはならないと思うけど、 ちょっとドキドキするわね……。
8783TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_085外周にも、何やら浴びているかのようなイーアたちがいますね。 もしや彼らは、全身を使って、 エーテルの流れを直接取り込むのでしょうか?
8884TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_090私の予想どおりなら、恐らくこの食事は……
8985TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_091……いえ、ここまできたら、結果を見た方が早いわね。 大丈夫、身に危険が及ぶようなことにはならないはずよ。
9086TEXT_AKTKMG108_04457_GRAHATIA_000_095適当に立ってろって言われたから、そうしてるんだが…… これじゃ、食事というより儀式だな……!?
9187TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_100ここは、私たちがエーテルを補給するのに用いている施設だ。 名前はとくにないが、私たち懐古主義者には、 「レストラン」と呼ばれたりするよ。
9288TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_101さあ、中に入って、好きな場所に立つんだ。 すぐに極上のエーテルがあふれ出してくるから、 好きなだけ吸うといい。
9389TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_110大丈夫だ、エーテルの純度は保証しよう。 仲間たちとともに、好きなだけ堪能するといい。
9490TEXT_AKTKMG108_04457_SYSTEM_000_120濃厚なエーテルが流れ出してくる……はずだが、 これといった変化を感じられない。 もう少し待ってみよう。
9591TEXT_AKTKMG108_04457_SYSTEM_000_130……やはり変化を感じられない。
9692TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_131思ったとおりね……イーアの星を模してはいるけれど、 ここはウルティマ・トゥーレだもの。 そうそうエーテルを発生させられるわけがないわ。
9793TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_132再現体の彼らは、それを認識していない。 ちょうど、幻影のアーモロートにいた古代人たちのようにね。
9894TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_133あなたも、気をつけていて頂戴。 私たちが話しているのは、死者の記録……その再現……。 彼らのペースに乗せられて、立ち止まってはダメよ。
9995TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_134どうだろう? 私たち自慢の高純度エーテルは、 たっぷり補給できただろうか。
10096TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_135ごめんなさい。 どうやら……私たちの造りでは、うまく吸収できないみたい。
10197TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_136おっと、それはまた失礼した。 ちなみに、君たちは普段どの器官を使って食事を?
10298TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_137経口摂取! 素晴らしい、なんて古典的なんだ!
10399TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_138しかも、口が発音器官も兼ねているとは……! 私たちの管理域では絶滅したタイプの肉体ではないか……!
104100TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_139イーアの皆さん、エーテルを摂ることはできずとも、 歓待の気持ちは確かにいただきました。
105101TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_140しかし、このように高度なイーアの文化に触れるにつれ、 なぜ肉体を得て終わろうとしているのか、疑問が募ります。 次は是非、そのお話をお聞かせ願えないでしょうか?
106102TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_141ふむ、実に肉体持ちらしい忙しなさだ。 だが、それもまた趣深い……。
107103TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_142いいだろう。 始まりは、そう……イーアがまだ肉体を有していたころ……。 私たちの祖先は、知識と技術の発展に勤しんでいた。
108104TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_143祖先たちは、あらゆる「限界」をなくすことで、 悲しみの種を排除し、真の幸福をもたらそうとしたのだ。
109105TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_144土地、資源、労働力……さまざまなものに限界があったが、 中でもとくに大きな問題だったのが、肉体の限界だ。
110106TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_145当時のイーアは、実に半端な寿命を有していた。 どうせ終わるものと捨てるには長く、 寛容に生きるには短すぎる……。
111107TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_146加えて、肉体を良い状態で維持することに、 多くのエネルギーと研究時間が費やされていたのだ。
112108TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_147イーアは、長年の探究の末に、 肉体を捨てて精神生命へと変わる方法を、ついに編み出した。
113109TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_148以て私たちは、肉体の限界から解放され、 健やかな永遠の生を手に入れたのだ。
114110TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_149そうした在り方の変化は、僕たちの知識をさらに発展させた。 より広い視野と長い時間をかけて、物事を研究できたからだ。
115111TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_150だから、僕たちは最後の限界に挑むことにした。
116112TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_151すなわち、知の限界……この世すべての理を解明することだ。
117113TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_152過去、いかにして宇宙が生じたかを解き…… 現在を織り成す森羅万象を明かし…… やがて至る未来を予測する……。
118114TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_153それを成し遂げたとき、私たちからは、 すべての不安や憂いが取り払われるはずだと考えたのだ。
119115TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_154……すべてを、解いたの?
120116TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_155ああ……解き明かしたとも。
121117TEXT_AKTKMG108_04457_LAHLAAKH_000_156知りたければ、とくに重大な事柄について、 君たちにも教えよう。 どのみち、私たちについての話を続けるには必要不可欠だ。
122118TEXT_AKTKMG108_04457_DEWDEEKH_000_157それはダメだ。 見たところ、彼らはまだ発展途上の生命…… 伝えるのは酷すぎる。
123119TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_158しかし、彼らにはまだ肉体がある。 滅びることも容易だ。
124120TEXT_AKTKMG108_04457_NEHNEEDG_000_159ならば今のうちに伝えてやることこそが、 我ら、先ゆく者たちの責務ではないだろうか?
125121TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_160いかが思われますか、彼らの……
126122TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_161すまない、こちらの意見はまとまった。
127123TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_162君たちが望むのであれば、私たちが得た世界の真実を交えて、 この続きを話すことにしよう。
128124TEXT_AKTKMG108_04457_COPHCOODG_000_163私たちは、里の外れにある石碑群……「辞世の連句碑」で待つ。 聞く気があるならば、訪ねてきたまえ。
129125TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_170たしかに、「知らない」ということは、 それだけで恐怖や不安を生む。 すべてを知識で埋められれば、安心を得られるかもしれない。
130126TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_171だが……ハイデリンは言っていたね。 そうして負の感情を完全に排除しようとした星々は、 ことごとく成し遂げられなかったのだと。
131127TEXT_AKTKMG108_04457_ALPHINAUD_000_172事実、イーアもこうして、 滅んだ者たちの記録に加えられている。 彼らがこれから語ることは……喜ばしい話ではないだろうね。
132128TEXT_AKTKMG108_04457_ALISAIE_000_175全知と全能は別物よ。 わかってるのに上手く対処できないことなんて、 私にだって、たくさんあるわ。
133129TEXT_AKTKMG108_04457_ALISAIE_000_176イーアたちは、知識と現実の差で悩むことはなかったのかしら。 そりゃ、途方もない技術も持ってるんでしょうけど……。
134130TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_180……我らが魔女は、師マトーヤと同じく、 世界の真実を追い求めている。
135131TEXT_AKTKMG108_04457_URIANGER_000_181彼女にとって、すべてを解いたというイーアの言葉と、 その果てに彼らが終わりを望んだという事実は、 どれほどの重みを持つことでしょう……。
136132TEXT_AKTKMG108_04457_GRAHATIA_000_185すべての過去、現在、未来を解き明かすなんて、 永遠の命があったとしても……むしろ期限がないからこそ、 容易なことじゃなかったはずだ。
137133TEXT_AKTKMG108_04457_GRAHATIA_000_186知る前の、究明に邁進しているイーアたちと、 知ったあとの、溶けるほど意欲を失ってるイーアたち…… どっちが幸せだったのかって、つい考えたよ。
138134TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_190すべてを解き明かした、ね……。
139135TEXT_AKTKMG108_04457_YSHTOLA_000_191いいわ、彼らに話の続きを乞おうじゃない。 探求を極めた者たちが、こんなていたらくである理由…… しかと聞かせてもらいましょう。