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#,,
int32,str,str
0,"TEXT_VOICEMAN_06002_000010_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>皆、こちらに集まってもらえるだろうか。
時間をくれて助かった。
もう大丈夫だから、話をはじめよう。<UIForeground>01</UIForeground>"
1,"TEXT_VOICEMAN_06002_000020_YSHTOLA","よくなったのなら何よりよ。
壁の記録も興味深くはあったけれどね。"
2,"TEXT_VOICEMAN_06002_000030_YSHTOLA","それじゃあ、聞かせてもらえるかしら……
いにしえの時代に起こり、これから再び起きようとしている、
終末の災厄について。"
3,"TEXT_VOICEMAN_06002_000040_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>遥か昔、我々が生きた時代。
あの青き星は、ただ「輝く空」と……
「アーテリス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>"
4,"TEXT_VOICEMAN_06002_000050_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ある日、大地が悲鳴を上げたかのような音が響き、
生き物たちが異形へと転じはじめた。<UIForeground>01</UIForeground>"
5,"TEXT_VOICEMAN_06002_000060_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>影響は、人にも現れた。
創造魔法が暴発し、不安や恐れ、絶望を、
次々と現実のものに変えていったのだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
6,"TEXT_VOICEMAN_06002_000070_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>その災厄は限られた地域から始まり、
徐々に範囲を広め、やがて星中を混乱に陥れた……。<UIForeground>01</UIForeground>"
7,"TEXT_VOICEMAN_06002_000080_YSHTOLA","原因は突き止められたの?"
8,"TEXT_VOICEMAN_06002_000090_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>はっきりとしたことは……。
ただ、十四人委員会によって「次にどこで起きるか」までは、
予測できるようになっていたのだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
9,"TEXT_VOICEMAN_06002_000100_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>アーテリスには、
いくつかの大きなエーテルの流れが存在している。<UIForeground>01</UIForeground>"
10,"TEXT_VOICEMAN_06002_000110_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>大地に沿う「地脈」と、海を巡る「水脈」。<UIForeground>01</UIForeground>"
11,"TEXT_VOICEMAN_06002_000120_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>空を流れる「風脈」。<UIForeground>01</UIForeground>"
12,"TEXT_VOICEMAN_06002_000130_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>そして、この月も含めるようにして、
星のいちばん外側を通っている「天脈」だ。<UIForeground>01</UIForeground>"
13,"TEXT_VOICEMAN_06002_000140_YSHTOLA","天脈……その言葉は、初めて聞いたわ。<UIForeground>01</UIForeground>"
14,"TEXT_VOICEMAN_06002_000150_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>地上で暮らす貴殿らには、馴染みがないのも頷ける。
我々の時代ですら、それを認識しているのは、
一部の研究者のみだった。<UIForeground>01</UIForeground>"
15,"TEXT_VOICEMAN_06002_000160_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>しかし、その天脈こそが、終末を知るための鍵だったのだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
16,"TEXT_VOICEMAN_06002_000170_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>地脈や風脈と同じく、
天脈も細かい網目状に広がっていて、
ところによって濃淡がある。<UIForeground>01</UIForeground>"
17,"TEXT_VOICEMAN_06002_000180_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>十四人委員会は、終末の現象が、
天脈の薄い地域から発生していることに気がついた。<UIForeground>01</UIForeground>"
18,"TEXT_VOICEMAN_06002_000190_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>彼らは、根本的な原因はわからないとしつつも、
天脈が循環不全を起こしている場所から、
星が腐り始めたのだと見たようだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
19,"TEXT_VOICEMAN_06002_000200_URIANGER","だから、闇の力を……
活性の力を持つゾディアークを創造したのですね?"
20,"TEXT_VOICEMAN_06002_000210_URIANGER","星全体のエーテルの流れを増強し、制御する。
まさに理を敷き直すがごとき神業です。"
21,"TEXT_VOICEMAN_06002_000220_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>正解だ。
そうして創り出されたゾディアークによって、
予測どおり、終末は退けられた。<UIForeground>01</UIForeground>"
22,"TEXT_VOICEMAN_06002_000230_THANCRED","そのあとに、ゾディアークの扱いを巡って対立が起き、
ハイデリンが生み出された……
エメトセルクはそう語っていたが、相違はないか?"
23,"TEXT_VOICEMAN_06002_000240_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ああ……。
しいて補足をするとすれば、対立したといっても、
ハイデリンの願いはゾディアークの消滅ではなかったことだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
24,"TEXT_VOICEMAN_06002_000250_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>終末の根本的な原因を断てたわけではない以上、
ゾディアークがいなくなれば、それは再開しうる……。<UIForeground>01</UIForeground>"
25,"TEXT_VOICEMAN_06002_000260_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ゆえに彼女は、世界と自分を巻き込んでまで、
ゾディアークを分割し、封じるという手を選んだのだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
26,"TEXT_VOICEMAN_06002_Q1_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
27,"TEXT_VOICEMAN_06002_A1_000_001_NONE_VOICE","闇を消し去れと言われた気が……"
28,"TEXT_VOICEMAN_06002_A1_000_002_NONE_VOICE","前に星海で聞いた話は嘘だった……?"
29,"TEXT_VOICEMAN_06002_000270_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ああ、その真相についても、
今の貴殿らであれば、理解が及ぶかもしれない。<UIForeground>01</UIForeground>"
30,"TEXT_VOICEMAN_06002_000280_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>なるほど、光と闇がひとところにあり、
増大した闇を封じるために世界を分かった……と。
確かに、ひどく婉曲的だ。<UIForeground>01</UIForeground>"
31,"TEXT_VOICEMAN_06002_000290_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>しかし、彼女がそう話した理由について、
今の貴殿らであれば、理解が及ぶのでは?<UIForeground>01</UIForeground>"
32,"TEXT_VOICEMAN_06002_000300_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ゾディアークもハイデリンも、人が創り出したものだ。
真実と正しさだけでできた、絶対の神ではないのだよ。<UIForeground>01</UIForeground>"
33,"TEXT_VOICEMAN_06002_000310_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>その上で、両者を比べればハイデリンの方が弱い。
ゾディアークは当時の人類の半数を贄として創られたもの……
どう足掻いても規模が違う。<UIForeground>01</UIForeground>"
34,"TEXT_VOICEMAN_06002_000320_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>かつての戦いにおいては、
あらゆる技を尽くしてハイデリンが勝利したが、
それを抑え込み続けるとなると、いかにも分が悪い。<UIForeground>01</UIForeground>"
35,"TEXT_VOICEMAN_06002_000330_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>彼女の力のほとんどは封印の維持に使われ、
地上に対してできることといえば、
星の内から危機を訴え、応じた者に加護を与える程度だった。<UIForeground>01</UIForeground>"
36,"TEXT_VOICEMAN_06002_000340_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>だからなんとしてでも「光の戦士」の協力を得たい一方で、
彼女のことだ、旧き世界の事情は、
できるだけ伝えたくなかったのだと思う。<UIForeground>01</UIForeground>"
37,"TEXT_VOICEMAN_06002_000350_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>人が、過去を過去として、前に向かって進むこと……
それがハイデリンに込められた願いなのだから。<UIForeground>01</UIForeground>"
38,"TEXT_VOICEMAN_06002_000360_YSHTOLA","実際、ハイデリンのその導きがなかったら、
アシエンに、もっと多くの世界統合を許していたでしょうね。"
39,"TEXT_VOICEMAN_06002_000370_YSHTOLA","そして、今を生きる生命は、
かつての人を蘇らせるための贄とされていたはず……。"
40,"TEXT_VOICEMAN_06002_000380_THANCRED","……わかった。
ひとまずお前の言うことを信じよう。"
41,"TEXT_VOICEMAN_06002_000390_THANCRED","絶対の神がいないなら、俺はあいつが……
ミンフィリアが支えようとしたものを、信じてみたい。"
42,"TEXT_VOICEMAN_06002_000400_THANCRED","そのつもりで、もうひとつだけ教えてくれ。"
43,"TEXT_VOICEMAN_06002_000410_THANCRED","このあと、本当に終末が再開されてしまうとして、
俺たちがそれに対処できなかった場合……"
44,"TEXT_VOICEMAN_06002_000420_THANCRED","原初世界が滅びた場合、鏡像世界はどうなる?"
45,"TEXT_VOICEMAN_06002_000430_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>……原初世界は、すべての鏡像世界と繋がりをもつ。
いわば核たる世界だ。<UIForeground>01</UIForeground>"
46,"TEXT_VOICEMAN_06002_000440_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>そこが終末で腐り落ちれば、
すべての鏡像世界も、運命をともにするだろう。<UIForeground>01</UIForeground>"
47,"TEXT_VOICEMAN_06002_000450_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>起動したか……。<UIForeground>01</UIForeground>"
48,"TEXT_VOICEMAN_06002_000460_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>見せたいものがある。
上まで、ご同行願えるだろうか?<UIForeground>01</UIForeground>"
49,"TEXT_VOICEMAN_06002_000470_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>あれだ、光が灯っているのが見えるだろう。<UIForeground>01</UIForeground>"
50,"TEXT_VOICEMAN_06002_000480_YSHTOLA","何の建物かしら?"
51,"TEXT_VOICEMAN_06002_000490_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>先ほども話したとおり、
ハイデリンは万能ではなく、最強でもない。
むしろ、つねに窮地にあると言った方が近いだろう。<UIForeground>01</UIForeground>"
52,"TEXT_VOICEMAN_06002_000500_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>だからこそ、彼女は「もしも」に備えていた。
ゾディアークが予期せず消滅した場合の策を、
この月に仕込んでいたのだ。<UIForeground>01</UIForeground>"
53,"TEXT_VOICEMAN_06002_000510_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>再び終末に見舞われるアーテリスから、
生命を連れ出す巨大な「船」……
それこそが、月のもうひとつの役目だよ。<UIForeground>01</UIForeground>"
54,"TEXT_VOICEMAN_06002_000520_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>ゾディアークの監視者にすぎない私が語れるのはここまでだ。
船としての月を繰る者は、また別に存在している。<UIForeground>01</UIForeground>"
55,"TEXT_VOICEMAN_06002_000530_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>最後の仕事として、貴殿らを彼らと引き合わせよう。<UIForeground>01</UIForeground>"
56,"TEXT_VOICEMAN_06002_000540_THANCRED","静かだな……。
監視者の言ってた「月の<RubyCharaters>FF07E888B9E593A1FF0AE382AFE383ABE383BC</RubyCharaters>」とやらはどこだ?"
57,"TEXT_VOICEMAN_06002_000550_LIVINGWAY","(-????-)親愛なるレポリットの皆様、ごきげんよう!"
58,"TEXT_VOICEMAN_06002_000560_LIVINGWAY","(-????-)1243回目の定期点検には少し早いですが、
ご存知のとおり、ゾディアークの消滅が確認されました。"
59,"TEXT_VOICEMAN_06002_000570_LIVINGWAY","(-????-)以て、月は檻としての役目を終了し、
アーテリスの生命を運ぶ、船となります。
つまり……"
60,"TEXT_VOICEMAN_06002_000580_LIVINGWAY","(-????-)ついに、わたくしたちの出番ですわ!"
61,"TEXT_VOICEMAN_06002_000590_LIVINGWAY","(-????-)さあ、テキパキ準備を進めますわよ!"
62,"TEXT_VOICEMAN_06002_000600_LIVINGWAY","(-????-)ヒトを受け入れられるよう、各自、持ち場の点検を。
地上の「彼ら」にも、忘れずに信号を送ること。"
63,"TEXT_VOICEMAN_06002_000610_LIVINGWAY","(-????-)質問は……ありませんわね。
では、総員、行動開始ッ!"
64,"TEXT_VOICEMAN_06002_000620_URIANGER","なるほど、彼らがハイデリンの創りし月のクルー。
人が馴染みやすいよう、配慮されているのですね。"
65,"TEXT_VOICEMAN_06002_000630_THANCRED","そう……かもな……。"
66,"TEXT_VOICEMAN_06002_000640_LIVINGWAY","えー、それでは、改めて自己紹介をさせていただきますわ。"
67,"TEXT_VOICEMAN_06002_000650_LIVINGWAY","わたくしは、リヴィングウェイ。
月のクルーとして創造された「レポリット」たちを統括し、
アーテリスの皆様を、快適な宇宙の旅にお連れするのが役目……"
68,"TEXT_VOICEMAN_06002_000660_LIVINGWAY","いわば、ハイデリン様にこの計画を託された者ですわ。
「ハイデリン様の右腕」と呼んでいただいても結構ですのよ!"
69,"TEXT_VOICEMAN_06002_000670_MAPPINGWAY","ボクはマッピングウェイ。
星の海の航海士だよ、よろしくねぇ。"
70,"TEXT_VOICEMAN_06002_000680_THANCRED","あー……丁寧に挨拶してもらったところすまないんだが、
状況がまだよく呑み込めてなくてな。"
71,"TEXT_VOICEMAN_06002_000690_LIVINGWAY","無理もありませんわ。
でも大丈夫、あなた方が来た理由には、
概ね察しがついています。"
72,"TEXT_VOICEMAN_06002_000700_LIVINGWAY","恐らく、地上のヒトは、
ゾディアークを壊してしまうような危険因子を、
ついに止められなくなった……。"
73,"TEXT_VOICEMAN_06002_000710_LIVINGWAY","それで取り急ぎ、すぐに動けるあなた方のような子どもを、
わたくしたちのところへ遣わしたのでしょう?"
74,"TEXT_VOICEMAN_06002_000720_LIVINGWAY","心配せずとも、わたくしが、
一から十まで説明してさしあげますわ!"
75,"TEXT_VOICEMAN_06002_000730_LIVINGWAY","こちらが、アーテリスと月です。"
76,"TEXT_VOICEMAN_06002_000740_LIVINGWAY","ゾディアークが消滅したことにより、
補強されていた天脈の流れが減衰……"
77,"TEXT_VOICEMAN_06002_000750_LIVINGWAY","アーテリスは近いうちに「終末」に見舞われ、
すべての命が滅んだ死の星となるでしょう。"
78,"TEXT_VOICEMAN_06002_000760_URIANGER","……その話は、月の監視者からも伺いました。
あなた方、レポリットから見ても、
終末の到来は回避できないものなのですか?"
79,"TEXT_VOICEMAN_06002_000770_LIVINGWAY","無理ですわね。"
80,"TEXT_VOICEMAN_06002_000780_LIVINGWAY","アーテリスは今、
収穫されたニンジンと同じだと思ってくださいませ。
それも、暑いところに放置されてるヤツですわ。"
81,"TEXT_VOICEMAN_06002_000790_LIVINGWAY","どうやっても、腐るでしょう?
願おうが、祈ろうが、腐らない説を提唱しようが、
事実としてダメになる。"
82,"TEXT_VOICEMAN_06002_000800_LIVINGWAY","こうなってはもう、一刻も早く、
アーテリスから逃げ出すよりないですわ。"
83,"TEXT_VOICEMAN_06002_000810_YSHTOLA","そのための船として月を使う……と。"
84,"TEXT_VOICEMAN_06002_000820_LIVINGWAY","ええ。
地上からかき集められるだけの生命や物資を、
この月に運び入れたのち……"
85,"TEXT_VOICEMAN_06002_000830_LIVINGWAY","アーテリスを離れ、移住できるほかの星を目指して旅立ちます。"
86,"TEXT_VOICEMAN_06002_000840_LIVINGWAY","星と星は、距離がとても離れているものなのですが、
月には長年コツコツと創り続けてきた、
跳躍航行装置というものが搭載されています。"
87,"TEXT_VOICEMAN_06002_000850_LIVINGWAY","それを使えば、さほどお待たせせずに到着できるかと。"
88,"TEXT_VOICEMAN_06002_000860_YSHTOLA","すごいわね……。
私たちの知識では、想像すらできない領域の技術だわ。"
89,"TEXT_VOICEMAN_06002_000870_LIVINGWAY","ハイデリン様から託された知識と理論を実践したまでですわ。"
90,"TEXT_VOICEMAN_06002_000880_LIVINGWAY","……あの方は、「ヴェーネス」という名のヒトであったころ、
世界の構造を解き明かさんとしていたそうです。"
91,"TEXT_VOICEMAN_06002_000890_LIVINGWAY","月の監視者を名乗っている彼も……
まあここにいるのは再現体ですが、研究仲間だったとか。"
92,"TEXT_VOICEMAN_06002_000900_LIVINGWAY","彼らの知識を織り込んで、
わたくしたちは月とともに創られたのですわ。"
93,"TEXT_VOICEMAN_06002_000910_THANCRED","お前たちが見かけ以上に優秀なのはよくわかった。
それで、移住できる星とやらに当てはあるのか?"
94,"TEXT_VOICEMAN_06002_000920_MAPPINGWAY","いくつかはあるけど、星の状況も変わっていくものだからねぇ。"
95,"TEXT_VOICEMAN_06002_000930_MAPPINGWAY","跳躍航行は連続して使えるものじゃないし、
当たりの星に辿りつくまで、場合によっては長期戦になるかも?"
96,"TEXT_VOICEMAN_06002_000940_LIVINGWAY","もちろん、そうなることも想定して、
月自体も、地上の生命が居住できるように改造してあります。"
97,"TEXT_VOICEMAN_06002_000950_LIVINGWAY","「協力者」が地上の情報をくださったおかげで、
何ひとつ不便のない素敵空間に仕上がったと自負していますわ!"
98,"TEXT_VOICEMAN_06002_000960_THANCRED","「協力者」……?"
99,"TEXT_VOICEMAN_06002_000970_LIVINGWAY","あなた方のことですわよ!
わたくしたちが定期点検で目覚めるのにあわせて、
現生生命についての資料を送ってくださったでしょう?"
100,"TEXT_VOICEMAN_06002_000980_LIVINGWAY","ああ、あなた方はまだ小さな子どもだから、
ご存じないのかしら……。"
101,"TEXT_VOICEMAN_06002_000990_THANCRED","悪い、さっきから訂正し損ねてたんだが、
俺たちはれっきとした成人だ。"
102,"TEXT_VOICEMAN_06002_001000_THANCRED","それから恐らく、その「協力者」とやらでもないな。"
103,"TEXT_VOICEMAN_06002_001010_LIVINGWAY","えっ……?
じゃ、じゃあなぜここへ?"
104,"TEXT_VOICEMAN_06002_001020_LIVINGWAY","ハイデリン様に直接導かれたと……?"
105,"TEXT_VOICEMAN_06002_001030_LIVINGWAY","そそそそそうでしたの、嫌ですわ、わたくしったら早とちりを!
で、でも、その小ささで大人のフリをするのは、
さすがに無理がありましてよ!"
106,"TEXT_VOICEMAN_06002_001040_YSHTOLA","確かに古代の人と比べると小柄でしょうけれど、
現代においては、これで十分大人のサイズよ。"
107,"TEXT_VOICEMAN_06002_001050_LIVINGWAY","み、みんなあの監視者と同じくらいではないんですの……!?"
108,"TEXT_VOICEMAN_06002_001060_LIVINGWAY","ヒトが小さくなったなんて、
そんなこと、どこにも書いてなかったはず……!"
109,"TEXT_VOICEMAN_06002_001070_URIANGER","おや、そちらの本は……?"
110,"TEXT_VOICEMAN_06002_001080_LIVINGWAY","「協力者」から最初に送られてきた資料のひとつですわ!
現在のヒトについてまとめられたもので、
余白のページには、学んだことを書き込むといい……と。"
111,"TEXT_VOICEMAN_06002_001090_LIVINGWAY","ですから、ヒトについて学んだことは、
全部こちらにまとめて……"
112,"TEXT_VOICEMAN_06002_001100_LIVINGWAY","ハッ……!
これも、わたくしたちに合わせてくれたわけではなく、
今のヒトが扱っている大きさそのまま……!?"
113,"TEXT_VOICEMAN_06002_001110_LIVINGWAY","あ、わ、わ、わ……!"
114,"TEXT_VOICEMAN_06002_001120_LIVINGWAY","もしもし、ビルディングウェイ?
そう、わたくしですわ。"
115,"TEXT_VOICEMAN_06002_001130_LIVINGWAY","ヒトの居住設備を、今すぐに、
三分の一ほどのサイズに創り変えてくださいませ。"
116,"TEXT_VOICEMAN_06002_001140_LIVINGWAY","……どこまで?
全部ですわ、ぜ・ん・ぶ!
大至急、急いで速やかに手早くお願いいたしますッ!"
117,"TEXT_VOICEMAN_06002_001150_THANCRED","とりあえず、その「協力者」について、
もう少し教えてもらいたいんだが……。"
118,"TEXT_VOICEMAN_06002_001160_LIVINGWAY","その情報をお渡しする前に、そちらも情報提供を!
わたくしたちの持っているヒトの情報に相違があったら、
大惨事ですわッ!"
119,"TEXT_VOICEMAN_06002_001170_GROWINGWAY","それでは、起動しますね。"
120,"TEXT_VOICEMAN_06002_001180_GROWINGWAY","なになに、居住区は建て替えのため臨時封鎖中……?
転移先を自動変更…………あっ!"
121,"TEXT_VOICEMAN_06002_001190_URIANGER","それで、私に話とは……?"
122,"TEXT_VOICEMAN_06002_001200_LIVINGWAY","本当は、こんなことを聞きたくはないのですが……
きちんと明らかにしておかなければなりませんわ。"
123,"TEXT_VOICEMAN_06002_001210_LIVINGWAY","わたくしたちが創っていた環境は、
ヒトにとって、不満足なものだったのでしょう……?"
124,"TEXT_VOICEMAN_06002_001220_URIANGER","それは……。"
125,"TEXT_VOICEMAN_06002_001230_LIVINGWAY","お仲間の反応を見ればわかりますわ。
何が悪いのかはわかりませんが、
わからないからこそ、駄目なのでしょうね……。"
126,"TEXT_VOICEMAN_06002_001240_LIVINGWAY","わたくしたちの至らぬ点は、改められるように善処します。
ですが、それを待っていていただく時間はないのです。"
127,"TEXT_VOICEMAN_06002_001250_LIVINGWAY","こうしている間にも、終末のときが近づいてきている……。
それが始まってしまったら、もう、
皆様をお助けできないのですわ……!"
128,"TEXT_VOICEMAN_06002_001260_LIVINGWAY","アーテリスの皆様には、
気に入ってくれなくてもいいから、月に乗ってほしい。
……そのために、お願いがあるのです。"
129,"TEXT_VOICEMAN_06002_001270_LIVINGWAY","あなたにだけ「協力者」の情報をお伝えしますので、
先に地上へ戻り、彼らとともにヒトを導いていただけませんか?"
130,"TEXT_VOICEMAN_06002_001280_LIVINGWAY","月はすばらしい場所だったと……
何も不安はないから早く避難するようにと、
皆様に伝えてほしいのですわ!"
131,"TEXT_VOICEMAN_06002_001290_URIANGER","……どうしてそれを、私に?"
132,"TEXT_VOICEMAN_06002_001300_LIVINGWAY","あなたはあまり、不満そうにしていなかったから……"
133,"TEXT_VOICEMAN_06002_001310_LIVINGWAY","いえ、不満に思っていたのかもしれませんが、
あえて異を唱えずにいてくれたのではと思ったのですわ。"
134,"TEXT_VOICEMAN_06002_001320_LIVINGWAY","それは、終末の危険性を理解した証。
すべてを完璧に救えずとも、生かせる者を生かす選択を、
良しとしてくださるはずだと踏んだのです。"
135,"TEXT_VOICEMAN_06002_001330_URIANGER","また何かの犠牲を選べと……。
私は、それほどに……。"
136,"TEXT_VOICEMAN_06002_001340_LIVINGWAY","ウリエンジェさん……?"
137,"TEXT_VOICEMAN_06002_001350_URIANGER","いえ、大丈夫です。
あなた方の考えは、よくわかりました。"
138,"TEXT_VOICEMAN_06002_001360_URIANGER","私は…………"
139,"TEXT_VOICEMAN_06002_001370_GROWINGWAY","うわあああああっ!
す、す、すみませんでしたぁぁ!!"
140,"TEXT_VOICEMAN_06002_001380_GROWINGWAY","これは、あの、その、ちょっとした手違いで……
私、居住区が工事中だなんて知らなくてですね、ハイ。"
141,"TEXT_VOICEMAN_06002_001390_GROWINGWAY","とりあえずご無事でよかったというか……なんというか……
本当に申し訳ございませんでしたぁッ!"
142,"TEXT_VOICEMAN_06002_001400_URIANGER","いらっしゃるのではないかと思っておりました。"
143,"TEXT_VOICEMAN_06002_001410_URIANGER","……先ほどのリヴィングウェイたちとの話を、
お聞きになっていたのでしょう?"
144,"TEXT_VOICEMAN_06002_001420_URIANGER","申し訳ありません。
今度こそ、隠しごとをするつもりはなかったのですが……。"
145,"TEXT_VOICEMAN_06002_001430_URIANGER","彼女たちは聡いですね。
私がこれまで、誰かを救うための犠牲を許してきたことを、
見透かしているかのようです。"
146,"TEXT_VOICEMAN_06002_001440_URIANGER","私はかつて、水晶公からの申し出に……
彼の命と引き換えに世界を救うことに、力を貸しました。"
147,"TEXT_VOICEMAN_06002_001450_URIANGER","ミンフィリアにしても、第一世界に送り込む手引きをした。
彼女をサンクレッドやフ・ラミンさんから永遠に奪ったのは、
ほかでもない、私なのです。"
148,"TEXT_VOICEMAN_06002_001460_URIANGER","無論、水晶公もミンフィリアも、
私の行い以上に、彼ら自身の気高い意志と願いによって、
その道を選んだことでしょう。"
149,"TEXT_VOICEMAN_06002_001470_URIANGER","けれど、私が背中を押したことで、
彼らの本当に言いたかった言葉を……"
150,"TEXT_VOICEMAN_06002_001480_URIANGER","生きたい、という望みを奪っていたのではないかと、
そう思って、足がすくむことがあるのです。"
151,"TEXT_VOICEMAN_06002_001490_URIANGER","……そのことで苦しみ、迷っているときに、
必ず胸をよぎってしまう考えがあります。"
152,"TEXT_VOICEMAN_06002_001500_URIANGER","アシエンを倒す方法を確立するために……
それによって平和がもたらされると信じて命を捧げた、
ムーンブリダのことです。"
153,"TEXT_VOICEMAN_06002_001510_URIANGER","私が、ルイゾワ様の弟子としての、
あるいは「暁」としての使命以外に、
目を向けられていれば……"
154,"TEXT_VOICEMAN_06002_001520_URIANGER","あなたの命に勝るものなどないのだと、
ちゃんと伝えられていれば。
彼女は、今も笑っていただろうと思えてなりません。"
155,"TEXT_VOICEMAN_06002_001530_URIANGER","それほどの……耐えがたいほどの後悔と恐怖に駆られながらも、
私は、犠牲を許すようなレポリットたちの計画を、
間違いではないと考えてしまうのです。"
156,"TEXT_VOICEMAN_06002_001540_URIANGER","幻影のアーモロートで見た終末は、悲惨なものでした。
だからこそ……。"
157,"TEXT_VOICEMAN_06002_001550_URIANGER","救えなかった者の存在に苛まれ、
失ったものに胸を締め付けられようとも、
救える者を、救うべきではないか……と。"
158,"TEXT_VOICEMAN_06002_001560_URIANGER","そう思う私は、やはり、薄情なのでしょうか……。"
159,"TEXT_VOICEMAN_06002_001570_URIANGER","私が選び、歩むことで、
在るべき笑顔を奪ってしまうのでしょうか……。"
160,"TEXT_VOICEMAN_06002_Q2_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
161,"TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_001_NONE_VOICE","正しいかどうかは、誰にもわからない"
162,"TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_002_NONE_VOICE","ウリエンジェも、進むのなら護り抜け"
163,"TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_003_NONE_VOICE","いっそ、立ち止まれたらよかった……"
164,"TEXT_VOICEMAN_06002_001580_URIANGER","あなたでも、そうなのですか……?"
165,"TEXT_VOICEMAN_06002_001590_URIANGER","それは……意外です。
「暁」にいる皆は、やりかたに迷うことこそあれど、
想いには揺らぎがないように感じておりましたので……。"
166,"TEXT_VOICEMAN_06002_001600_URIANGER","それは、どういう……?"
167,"TEXT_VOICEMAN_06002_001610_URIANGER","なるほど、天竜ヴリトラがそのようなことを……。
あなたがそんな助言を受けていたというのは、
いささか意外に思えます。"
168,"TEXT_VOICEMAN_06002_001620_URIANGER","意外でした。
あなたが、そのように思っておられるとは……。"
169,"TEXT_VOICEMAN_06002_001630_URIANGER","……考えてみれば、これまで長らくご一緒してきたものの、
こうしてふたりで語らうのは、非常に珍しいかと。"
170,"TEXT_VOICEMAN_06002_001640_URIANGER","感謝いたします。
あなたから、今のお言葉を聞けてよかった……。"
171,"TEXT_VOICEMAN_06002_001650_URIANGER","レポリットの提案にどう答えるかは、
もう少しだけ、考えてみることにいたします。"
172,"TEXT_VOICEMAN_06002_001660_URIANGER","実は……少し、気になっていることがあるのです。
私たちは、互いの核心に触れないまま、
手段の話をしてしまっているのではないかと……。"
173,"TEXT_VOICEMAN_06002_001670_URIANGER","それを解消すべく、私に為せることをいたしましょう。"
174,"TEXT_VOICEMAN_06002_001680_URIANGER","覚束ない言葉でも、伝えてこそ始まるものがあるのだと、
これまでも……今も、学んで参りましたので。"
175,"TEXT_VOICEMAN_06002_001690_LIVINGWAY","もうっ、何を話しているのか、全然聞こえませんわ……!"
176,"TEXT_VOICEMAN_06002_001700_LIVINGWAY","でも、この状況、チャンスではありませんこと?"
177,"TEXT_VOICEMAN_06002_001710_URIANGER","はて……監視者の館に用があるのでは?"
178,"TEXT_VOICEMAN_06002_001720_LIVINGWAY","察しが悪いですわ!
あなたを彼らから引き離す方便に決まっているでしょう。"
179,"TEXT_VOICEMAN_06002_001730_LIVINGWAY","今のうちに地上に戻って、
ヒトを連れてくる段取りを進めてくださいませ!"
180,"TEXT_VOICEMAN_06002_001740_URIANGER","そういうことでしたら……
申し訳ありません、私は、地上へは戻らない。"
181,"TEXT_VOICEMAN_06002_001750_MAPPINGWAY","どうして!?
本当に、急がないとダメなんだ。
終末が始まったら、みんなが酷い目にあっちゃうよ……!"
182,"TEXT_VOICEMAN_06002_001760_URIANGER","……あなた方は、本当に、
私たちのことを大切に思ってくれているのですね。"
183,"TEXT_VOICEMAN_06002_001770_PUDDINGWAY","来たぁ!"
184,"TEXT_VOICEMAN_06002_001780_URIANGER","大丈夫、彼らも私も怒りません。
……そんなこと、到底できるわけがない。"
185,"TEXT_VOICEMAN_06002_001790_URIANGER","何千年もかけて月を開拓するのは、
使命だとしても、決して楽なことではなかったでしょう。"
186,"TEXT_VOICEMAN_06002_001800_URIANGER","それでも、あなた方はやりとげ、
そして、その名前を選んでくださった……。"
187,"TEXT_VOICEMAN_06002_001810_LIVINGWAY","名前……?
わたくしたちの、現代語での名前のことですの?"
188,"TEXT_VOICEMAN_06002_001820_URIANGER","ええ、名前とは己を表す大事なもの。
そう在りたい、そう在ってほしいという願いなのです。"
189,"TEXT_VOICEMAN_06002_001830_URIANGER","私たちが親しみやすいようにと、
今の名前を選んでくれたあなた方のこと……。"
190,"TEXT_VOICEMAN_06002_001840_URIANGER","アーテリスの住民を心から想い、案じてくださっているのは、
疑う余地もなくわかっております。"
191,"TEXT_VOICEMAN_06002_001850_SINGINGWAY","……ああそうだ、そうだとも!"
192,"TEXT_VOICEMAN_06002_001860_SINGINGWAY","オレたちは、ハイデリン様の、
あの星に暮らす命への想いから創られた。"
193,"TEXT_VOICEMAN_06002_001870_SINGINGWAY","大好きなんだ……
あの青い星は、どんな星よりキラキラして見える。
そこに生きてる奴らも元気だといいなって、ずっと思ってた!"
194,"TEXT_VOICEMAN_06002_001880_MAPPINGWAY","月を開拓しながら、ボクら自身の気持ちも、
どんどん大きくなっていったのさ。"
195,"TEXT_VOICEMAN_06002_001890_MAPPINGWAY","ボクらは、あの青い星にいるみんなと会いたかった。
キミたちと、ずっとずっと、会いたかったんだ!"
196,"TEXT_VOICEMAN_06002_001900_LIVINGWAY","だから、どうかお願いです……!
終末から逃げて……月に来てくださいませ……!"
197,"TEXT_VOICEMAN_06002_001910_LIVINGWAY","間違ってたのなら、いくらでも直しますから……っ!"
198,"TEXT_VOICEMAN_06002_001920_URIANGER","間違っていたのではありません。
ただ知らなかったというだけのこと……。"
199,"TEXT_VOICEMAN_06002_001930_URIANGER","たとえば、シンギングウェイ……
あなたの名前の由来となった言葉は、
単に節をつけて声を出すということではありません。"
200,"TEXT_VOICEMAN_06002_001940_URIANGER","地上には、数えきれないほどの唄がある。
それらは歓びや哀しみ、あらゆる想いや祈りを乗せて、
響き渡るものなのです。"
201,"TEXT_VOICEMAN_06002_001950_URIANGER","マッピングウェイ、あなたの名前になった言葉は、
あの広大な星を、長い時をかけて踏破し、知ってきた証。"
202,"TEXT_VOICEMAN_06002_001960_URIANGER","アーテリスには高い山があり、広い海があり、
彼方まで続く草原がある。
人は命を重ねてそれを拓き、明らかにしてきました。"
203,"TEXT_VOICEMAN_06002_001970_URIANGER","あなたは……
失礼、まだお名前を伺っていませんでしたね。"
204,"TEXT_VOICEMAN_06002_001980_PUDDINGWAY","……プ、プディングウェイ。"
205,"TEXT_VOICEMAN_06002_001990_URIANGER","それは……ふむ、言葉で説明するよりも、
作ってさしあげられればいいのですが……。"
206,"TEXT_VOICEMAN_06002_002000_URIANGER","ピクシー族に習った魔法が使えるかもしれません。
あとで試してみるといたしましょう。"
207,"TEXT_VOICEMAN_06002_002010_URIANGER","そして、リヴィングウェイ……
あなたの名前の意味を説明することは、とても難しい。"
208,"TEXT_VOICEMAN_06002_002020_URIANGER","ですが……そうですね……
私がまだ子どもだったころ、読書を邪魔してくる幼馴染に、
戯れのつもりで、その言葉の意味を問うたことがありました。"
209,"TEXT_VOICEMAN_06002_002030_URIANGER","彼女はうんと悩んだあとに、こう言った。"
210,"TEXT_VOICEMAN_06002_002040_URIANGER","まだ読めていない本の続きに期待すること。
今日の嫌な失敗が、明日には塗り替えられるようにと願うこと。"
211,"TEXT_VOICEMAN_06002_002050_URIANGER","今話している誰かと、また話せたらいいなと思うこと。
多分、そういうことの積み重ねじゃないか……とね。"
212,"TEXT_VOICEMAN_06002_002060_LIVINGWAY","……よく、わかりませんわ。"
213,"TEXT_VOICEMAN_06002_002070_URIANGER","私もまだ学んでいる途中です。
ですが、精一杯あなた方に伝えさせていただきますので……
少しの間、私たちのことを知っていただきたいのです。"
214,"TEXT_VOICEMAN_06002_002080_URIANGER","これを……。"
215,"TEXT_VOICEMAN_06002_002090_URIANGER","インクです、アーテリスと同じ青色の。
急ごしらえですが、出来には少しばかり自信があります。"
216,"TEXT_VOICEMAN_06002_002100_URIANGER","私が嘘で先導せずとも、
人は必ず、ゆくべき道を決断するでしょう。"
217,"TEXT_VOICEMAN_06002_002110_URIANGER","どうか、それを待ってはいただけないでしょうか。
そのインクで、あなたの持つ本の続きを綴りながら。"
218,"TEXT_VOICEMAN_06002_002120_URIANGER","人を知っていくうちに、付き合い方や、
月の変えるべきところが見えてくるかもしれない……。"
219,"TEXT_VOICEMAN_06002_002130_URIANGER","何より、互いにとってより良い、
新たな道を見つけられるかもしれません。"
220,"TEXT_VOICEMAN_06002_002140_LIVINGWAY","……わかりました。
是非、お願いいたしますわ。"
221,"TEXT_VOICEMAN_06002_002150_URIANGER","お聞きのとおりです。
私はここに残り、レポリットとともに月を整えます。"
222,"TEXT_VOICEMAN_06002_002160_URIANGER","サンクレッド、あなたはまさか、
リーンを見捨てるような選択はしないでしょう?"
223,"TEXT_VOICEMAN_06002_002170_URIANGER","ほかの皆さんも、同様です。
きっと最後の瞬間まで、星を捨てず、
鏡像世界を犠牲にしない方法を探すでしょう。"
224,"TEXT_VOICEMAN_06002_002180_URIANGER","……だからこそ、です。
いざというときは月で逃げられる段取りがされていた方が、
そちらも、心置きなく足掻けるかと。"
225,"TEXT_VOICEMAN_06002_002190_THANCRED","わかった。
俺たちがしくじったら、あの星の連中を、
必ずお前が救ってやってくれ。"
226,"TEXT_VOICEMAN_06002_002200_URIANGER","ええ、そのようなときには、
「あなた方ごと」引っ張り上げますので……ご容赦を。"
227,"TEXT_VOICEMAN_06002_002210_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>これは懐かしい。
……どうしてその花を?<UIForeground>01</UIForeground>"
228,"TEXT_VOICEMAN_06002_002220_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>なるほど、ヴェーネスらしい話だ。<UIForeground>01</UIForeground>"
229,"TEXT_VOICEMAN_06002_002230_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>だとすれば、その花を標として進んだ先には、
私たちですら知らない彼女の真意が、
隠されているかもしれないな。<UIForeground>01</UIForeground>"
230,"TEXT_VOICEMAN_06002_002240_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>覚えておくといい。
その花は、我々の時代には「エルピス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>"
231,"TEXT_VOICEMAN_06002_002250_LIVINGWAY","あの……勝手に焦ってしまって、あなた方にも失礼を……。
本当に申し訳ありませんでしたわ……。"
232,"TEXT_VOICEMAN_06002_002260_YSHTOLA","おあいこよ、こちらも強行手段に出てしまったし。
グローウィングウェイたちに謝っておいてもらえると助かるわ。"
233,"TEXT_VOICEMAN_06002_002270_LIVINGWAY","承知いたしました。
わたくしたちは、ひとまず、ヒトについて学びながら、
地上の皆様の決断をお待ちしますわ。"
234,"TEXT_VOICEMAN_06002_002280_LIVINGWAY","それにあたって、「協力者」のことを、
お伝えしようと思うのですが……。"
235,"TEXT_VOICEMAN_06002_002290_YSHTOLA","ああ、大丈夫よ。
どうせ、シャーレアンの哲学者議会でしょう?"
236,"TEXT_VOICEMAN_06002_002300_LIVINGWAY","ご、ご存知でしたの!?"
237,"TEXT_VOICEMAN_06002_002310_YSHTOLA","状況からみて、ね。
あなたたちの話していた「協力者」の行動に、
彼らの動きが当てはまっていたのよ。"
238,"TEXT_VOICEMAN_06002_002320_YSHTOLA","査問会にかけられてまで、
ラヴィリンソスや禁書庫を調査しておいた甲斐があったわ。"
239,"TEXT_VOICEMAN_06002_002330_YSHTOLA","詳しい話は、地上に戻ってからにしましょうか?
アルフィノたちも待ちわびているでしょうしね。"
240,"TEXT_VOICEMAN_06002_002340_BARNIER","あー、皆の者、静粛に! 静粛に!"
241,"TEXT_VOICEMAN_06002_002350_BARNIER","まずは、急な召集に応じてくれたことに、深く感謝しよう。"
242,"TEXT_VOICEMAN_06002_002360_BARNIER","今日これからする話は、シャーレアンの今後……
いや、世界の今後にまつわる重大なもの。"
243,"TEXT_VOICEMAN_06002_002370_BARNIER","ゆえに、あえて旧き議会の在り方にのっとり、
できるかぎりすべての市民に集まってもらったのだ。"
244,"TEXT_VOICEMAN_06002_002380_BARNIER","近頃、国外において、
テロフォロイと名乗る集団が騒ぎを起こしているのを、
耳にした者もいるだろう。"
245,"TEXT_VOICEMAN_06002_002390_BARNIER","それ自体は、人の世にありふれた騒乱にすぎない。
しかし、彼らが「終末」という言葉を用いたことで、
哲学者議会は警戒を強めていたのだ。"
246,"TEXT_VOICEMAN_06002_002400_BARNIER","我々はかつて、さるお方から、予言を預かった……。"
247,"TEXT_VOICEMAN_06002_002410_BARNIER","終末の災厄を招かんとする者、地に名を馳せしとき、
真なる終末が、天より注ぎて星を喰らわん……。"
248,"TEXT_VOICEMAN_06002_002420_SHARLAYANCITIZENA","聞いたことのない予言だ。"
249,"TEXT_VOICEMAN_06002_002430_SHARLAYANCITIZENB","不吉だわ……災いを暗示しているのかしら。"
250,"TEXT_VOICEMAN_06002_002440_BARNIER","まあ待て。
具体的に話したいところだが、そのためにはまず、
我々に掛けられた魔法を解かねばならん。"
251,"TEXT_VOICEMAN_06002_002450_LEGISLATORA","……我らの言の葉を覆うものよ、消えたまえ。
戒めは、ことごとく解けよ。"
252,"TEXT_VOICEMAN_06002_002460_BARNIER","これでようやく、我々が抱えてきた使命を明らかにできる。
……あとは頼めるかね?"
253,"TEXT_VOICEMAN_06002_002470_FOURCHENAULT","承知しました……。"
254,"TEXT_VOICEMAN_06002_002480_FOURCHENAULT","遡ること、およそ270年前……
我らが祖先は、低地ドラヴァニアにて、星海探索を敢行した。"
255,"TEXT_VOICEMAN_06002_002490_FOURCHENAULT","それについては、皆も知るところだろう。
だが、その真なる成果は、議会によって秘されてきた……。"
256,"TEXT_VOICEMAN_06002_002500_FOURCHENAULT","彼らは探索の最中で邂逅したのだ。
星の意志、ハイデリンに。"
257,"TEXT_VOICEMAN_06002_002510_FOURCHENAULT","ハイデリンは我らの祖先に、先の予言を……
星を終焉に導くような災厄が訪れる可能性を示唆し、
同時に、ひとつの救いを提示した。"
258,"TEXT_VOICEMAN_06002_002520_FOURCHENAULT","月は、巨大な船である……と。
そこに地上の生命を運び、新天地を目指すように教えたのだ。"
259,"TEXT_VOICEMAN_06002_002530_FOURCHENAULT","さながら、方舟によって大洪水による破滅を逃れた、
我らが始祖ニュンクレフのように。"
260,"TEXT_VOICEMAN_06002_002540_BARNIER","事実、月にはハイデリンの擁する協力者がおり、
我々は幾度か、彼らと交信を行ってきた。"
261,"TEXT_VOICEMAN_06002_002550_BARNIER","以て予言を事実になりうるものだと確信した我らは、
この国を発展させると同時に、
月へと運び出すべき知恵を、収集してきたのだ。"
262,"TEXT_VOICEMAN_06002_002560_SHARLAYANCITIZENA","それを今明かしたということは……
まさか、その災厄の到来が近いのですか!?"
263,"TEXT_VOICEMAN_06002_002570_BARNIER","月の協力者から、時来れりの信号があった。
もはや、いつ星が終焉を迎えてもおかしくない。"
264,"TEXT_VOICEMAN_06002_002580_BARNIER","よって、我らはこれより、この星からの「大撤収」を行う。"
265,"TEXT_VOICEMAN_06002_002590_BARNIER","本計画を主導するのは、
低地ドラヴァニアからの大撤収でも手腕を振るった、
彼、フルシュノ氏だ。"
266,"TEXT_VOICEMAN_06002_002600_FOURCHENAULT","知恵ある者よ、賢き同胞よ。
これから起こる未曽有の危機は、いまだかつてないほど、
世界を混乱に陥れるだろう。"
267,"TEXT_VOICEMAN_06002_002610_FOURCHENAULT","ゆえにこそ、我らシャーレアンの民は、
冷静に、淀みなく、世界の救済に向けて進まなければならない。"
268,"TEXT_VOICEMAN_06002_002620_FOURCHENAULT","断言しよう。
我らの叡智は、それを果たすに足るものだと。"
269,"TEXT_VOICEMAN_06002_002630_FOURCHENAULT","皆が良き船員となり、凛々しきニュンクレフとなるのだ。
必ずやこの荒波を乗り越え、
災厄後の新時代を、ともに生きよう。"
270,"TEXT_VOICEMAN_06002_002640_BARNIER","具体的な方策は、追って、各機関より伝達する。
焦らずに普段の仕事を維持しつつ、指示に従ってほしい。
……では、解散!"
271,"TEXT_VOICEMAN_06002_002650_ALISAIE","ねえ、アルフィノ……
この前、お母様から言われたことを覚えてる?"
272,"TEXT_VOICEMAN_06002_002660_ALISAIE","お父様が議員としての活動に心血を注ぐようになったのは、
私たちが生まれてからだ、って。"
273,"TEXT_VOICEMAN_06002_002670_ALISAIE","その活動っていうのが、星からの脱出計画を進めることなら……
お父様が逃がしたかったのは……。"
274,"TEXT_VOICEMAN_06002_002680_ALPHINAUD","ああ……きっと、そうだったのだろうね。"
275,"TEXT_VOICEMAN_06002_002690_ALPHINAUD","すまない、少しだけ時間をもらってもいいだろうか?
一言、父と話してきたいんだ。"
276,"TEXT_VOICEMAN_06002_Q3_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
277,"TEXT_VOICEMAN_06002_A3_000_001_NONE_VOICE","わかった、しっかり"
278,"TEXT_VOICEMAN_06002_A3_000_002_NONE_VOICE","また口論にならないように"
279,"TEXT_VOICEMAN_06002_002700_ALPHINAUD","ありがとう。
……ちゃんと伝えてくるよ。"
280,"TEXT_VOICEMAN_06002_002710_ALPHINAUD","わかった、十分に注意するよ。"
281,"TEXT_VOICEMAN_06002_002720_ALISAIE","私も一緒に行くわ。
伝えたいことは同じでしょうけど。"
282,"TEXT_VOICEMAN_06002_002730_FOURCHENAULT","……どうした。
また、逃げずに戦えとでも言いにきたのか?"
283,"TEXT_VOICEMAN_06002_002740_ALPHINAUD","いいえ、私たちは哲学者議会の計画に反対はしません。
逃げることを望む人を、安全に逃がしてあげてほしい。"
284,"TEXT_VOICEMAN_06002_002750_ALPHINAUD","月には、お父様もご存知の、ウリエンジェが留まっています。
何かあれば、彼がシャーレアンと月のクルーたちを、
繋いでくれるでしょう。"
285,"TEXT_VOICEMAN_06002_002760_FOURCHENAULT","……お前たちは、どうするつもりだ。"
286,"TEXT_VOICEMAN_06002_002770_ALPHINAUD","私たちは、さまざまな土地を旅し、
多くの文化や人に触れてきました。"
287,"TEXT_VOICEMAN_06002_002780_ALPHINAUD","そこかしこに、地図や書物で見るだけでは測り切れないような、
時間と想いの積み重ねがあった……。"
288,"TEXT_VOICEMAN_06002_002790_ALPHINAUD","そうしたものを護り、愛し、求め、
ときに命を懸けて挑んだ人たちを、大勢見てきました。
彼らはこの大地と、この星とともに生きているのです。"
289,"TEXT_VOICEMAN_06002_002800_ALPHINAUD","それだけじゃない。
シャーレアンや月の技術をもってしても救えない場所にだって、
かけがえのない仲間がいる……。"
290,"TEXT_VOICEMAN_06002_002810_ALPHINAUD","だから私は、今度こそ胸を張って、こう答えましょう。"
291,"TEXT_VOICEMAN_06002_002820_ALPHINAUD","彼らのために、彼らとともに、私は戦い続けると。
ときに声を張り、ときに武器を抜きながら。"
292,"TEXT_VOICEMAN_06002_002830_ALISAIE","わかってくれって、もう言わないわ。
ただ、お父様にも見ていてほしい。"
293,"TEXT_VOICEMAN_06002_002840_ALISAIE","子どもだからできないとか、
賢い者は争いを避けるべきだとか、
そういう決めつけはなしで……。"
294,"TEXT_VOICEMAN_06002_002850_ALISAIE","私たちが走っていく姿、ちゃんと見ててよね。"
295,"TEXT_VOICEMAN_06002_002860_FOURCHENAULT","邪魔をしないならば、それでいい。"
296,"TEXT_VOICEMAN_06002_002870_YSHTOLA","いい啖呵だったんじゃない?
……かっこよかったわよ、ふたりとも。"
297,"TEXT_VOICEMAN_06002_002880_ESTINIEN","あそこまで言い切ったんじゃ、
無策だってなんだって、そうそう音を上げられないな。"
298,"TEXT_VOICEMAN_06002_002890_ALISAIE","上げないわよ。
最後の最後まで、ここで生きたい人がいるかぎり、
終末に立ち向かってやるわ。"
299,"TEXT_VOICEMAN_06002_002900_THANCRED","だとしたら、一度しっかり休んでおかないとな。
ここのところ、それぞれ強行軍だったんだ。"
300,"TEXT_VOICEMAN_06002_002910_THANCRED","とくにお前は、ゾディアークとの戦いも含めてブッ続けだろう。
今日はもう、ふらふら出歩かずに分館で休めよ?"
301,"TEXT_VOICEMAN_06002_002920_ALPHINAUD","それじゃあ、みんなで帰ろうか。
……また明日から、戦うために!"
302,"TEXT_VOICEMAN_06002_002930_ENDSINGER","ラ~~"
303,"TEXT_VOICEMAN_06002_002940_SYSTEM_NONE_VOICE","ノックに続いて、自分の名を呼ぶ声がする。
この声は……"
304,"TEXT_VOICEMAN_06002_Q4_000_001_NONE_VOICE","誰の声?"
305,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_001_NONE_VOICE","アルフィノだ"
306,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_002_NONE_VOICE","アリゼーだ"
307,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_003_NONE_VOICE","サンクレッドだ"
308,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_004_NONE_VOICE","ヤ・シュトラだ"
309,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_005_NONE_VOICE","グ・ラハ・ティアだ"
310,"TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_006_NONE_VOICE","エスティニアンだ"
311,"TEXT_VOICEMAN_06002_002950_ALPHINAUD","やあ……もしかして、もう休んでいたかな?"
312,"TEXT_VOICEMAN_06002_002960_ALPHINAUD","よかった。
眠る前に、どうしても君に伝えておきたいことがあったんだ。"
313,"TEXT_VOICEMAN_06002_002970_ALPHINAUD","……ガレマルドで、
はじめてテルティウム駅を訪ねたときのことだ。"
314,"TEXT_VOICEMAN_06002_002980_ALPHINAUD","私は、ユルスたちと……
クイントゥス殿とも、話せてよかったと思っている。"
315,"TEXT_VOICEMAN_06002_002990_ALPHINAUD","けれどあのとき、
もしかしたら君だって、首輪をつけられていたかもしれない。
そうでなくても、危険な目にあっていたかもしれない。"
316,"TEXT_VOICEMAN_06002_003000_ALPHINAUD","私たちが選んだことで、
君をつき合わせてしまったことに、ちゃんと謝罪を……"
317,"TEXT_VOICEMAN_06002_003010_ALPHINAUD","……いいや、感謝を伝えたいんだ。"
318,"TEXT_VOICEMAN_06002_003020_ALPHINAUD","ありがとう。
君にはもう何度、これを伝えたかわからないけれど……
それでもやっぱり、そう思うよ。"
319,"TEXT_VOICEMAN_06002_003030_ALPHINAUD","明日からも戦いは続く……
あるいは本番はこれからなのだとすると、
折り入って話すには早かったかもしれない。"
320,"TEXT_VOICEMAN_06002_003040_ALPHINAUD","でも、父に返答ができた今だからこそ、
君に言っておきたかったんだ。"
321,"TEXT_VOICEMAN_06002_003050_ALPHINAUD","それじゃあ、私はこれで……
お礼を言うために休息の邪魔をしては、本末転倒だからね。"
322,"TEXT_VOICEMAN_06002_003060_ALPHINAUD","私も、アレンヴァルドへの手紙を書いたら休むよ。
……明日からもまた、がんばろう。"
323,"TEXT_VOICEMAN_06002_003070_ALISAIE","……ふふ、夜食を期待した?
残念、ちょっと迷ったけど、今日は手ぶらよ。"
324,"TEXT_VOICEMAN_06002_003080_ALISAIE","寝る前に、少しあなたと話がしたくてね。
長くはならないから、ここでいいわ。"
325,"TEXT_VOICEMAN_06002_003090_ALISAIE","ガレマルドで、あなたの身体が、
ゼノスに乗っ取られた事件があったでしょう?"
326,"TEXT_VOICEMAN_06002_003100_ALISAIE","あなたの魂が身体に戻って、目覚めるまでの間、
すごく実感したことがあったの……。"
327,"TEXT_VOICEMAN_06002_003110_ALISAIE","ああ、この人だって、必ず無事でいられる保証はないんだって。"
328,"TEXT_VOICEMAN_06002_003120_ALISAIE","そんなの、当たり前よね。
私だってわかってたし……わかってたけど……怖かった。"
329,"TEXT_VOICEMAN_06002_003130_ALISAIE","だからね、明日からの戦いで、
ちゃんと自分の身も護りなさいよって念押ししにきたの。"
330,"TEXT_VOICEMAN_06002_003140_ALISAIE","そりゃあ、最後まで戦うって啖呵を切ったのは私だけど!
でも、みんなに無事でいてほしいって思うのも嘘じゃないわ。"
331,"TEXT_VOICEMAN_06002_003150_ALISAIE","……よろしい!
それじゃあ、約束だからね。"
332,"TEXT_VOICEMAN_06002_003160_ALISAIE","それから、お父様に言ったこと……
走っていく姿を、ちゃんと見ててほしいって話。"
333,"TEXT_VOICEMAN_06002_003170_ALISAIE","あれ、あなたにも言ってるんだからね。
そっちも、約束!"
334,"TEXT_VOICEMAN_06002_003180_THANCRED","ああ、休もうってときに、悪いな。"
335,"TEXT_VOICEMAN_06002_003190_THANCRED","お前に折り入って頼みがあるんだが……
今、大丈夫か?"
336,"TEXT_VOICEMAN_06002_003200_THANCRED","助かる……。
なに、身構えずとも、悪い報せってわけじゃないさ。"
337,"TEXT_VOICEMAN_06002_003210_THANCRED","……まだ先は見通せないが、
俺たちはこれから、終末の災厄に抗うことになるだろう。"
338,"TEXT_VOICEMAN_06002_003220_THANCRED","それにあたって、だ。
ウリエンジェの言っていたとおり、
俺は、第一世界を……リーンを見捨てる選択はできない。"
339,"TEXT_VOICEMAN_06002_003230_THANCRED","だからこそ、冷静な状況判断ができるか怪しい。
引き上げどきが来たとしても、それを認めないだろう。"
340,"TEXT_VOICEMAN_06002_003240_THANCRED","そうなったときは……
躊躇はいらない、ブン殴ってやってくれ。"
341,"TEXT_VOICEMAN_06002_003250_THANCRED","「暁」の連中は、なんだかんだ、
お前も含めて付き合いがいいからな……。"
342,"TEXT_VOICEMAN_06002_003260_THANCRED","今のうちに頼んでおかないと、
気づいたら全員そろって負け戦に身を投じてた……
なんてことになりかねない。"
343,"TEXT_VOICEMAN_06002_003270_THANCRED","……まったく、そんな心配ができるだなんて、
俺もずいぶん贅沢者になったもんだ。"
344,"TEXT_VOICEMAN_06002_003280_THANCRED","で、引き受けてもらえるか?
俺としては、いちばん頼れる奴に依頼しに来たんだが。"
345,"TEXT_VOICEMAN_06002_003290_THANCRED","フッ、交渉成立だな。"
346,"TEXT_VOICEMAN_06002_003300_THANCRED","おかげで、少しばかり気が軽くなった。
あとは俺にできることを、やり尽くすだけだ。"
347,"TEXT_VOICEMAN_06002_003310_THANCRED","それじゃ、また休憩のあとでな。
俺が訪ねてきたことは内緒にしておいてくれよ?
休めと言っておきながら……って叱られそうだからな。"
348,"TEXT_VOICEMAN_06002_003320_YSHTOLA","こんばんは、起きていてくれてよかったわ。"
349,"TEXT_VOICEMAN_06002_003330_YSHTOLA","とりあえず……そのまま、動かないでいてもらえて?"
350,"TEXT_VOICEMAN_06002_003340_YSHTOLA","……問題はなさそうね。"
351,"TEXT_VOICEMAN_06002_003350_YSHTOLA","ほら、あなた、第一世界で戦っていたときに、
大罪喰いが放出した光をため込んでいたでしょう?"
352,"TEXT_VOICEMAN_06002_003360_YSHTOLA","そういう前科があるから、
ゾディアークを倒しても異変がなかったか、
改めて視ておこうと思ったのよ。"
353,"TEXT_VOICEMAN_06002_003370_YSHTOLA","リーンがいない以上、
気づいてあげられるのは私くらいでしょうしね。"
354,"TEXT_VOICEMAN_06002_003380_YSHTOLA","仕方のない状況だったとはいえ、
あのゾディアークと真っ向勝負だなんて……。"
355,"TEXT_VOICEMAN_06002_003390_YSHTOLA","その前は別人の身体に入れられていたし、
あなた、何か物騒な呪いでもかけられているのではなくて?"
356,"TEXT_VOICEMAN_06002_003400_YSHTOLA","……というのは冗談だとしても。
第一世界で、アーモロートを訪れたころのあなたの魂は、
本当に亀裂だらけだったのよ。"
357,"TEXT_VOICEMAN_06002_003410_YSHTOLA","見せられるものなら、戒めに見せてあげたいくらい。
私はもう二度と……あんな痛々しいもの、視たくないわ。"
358,"TEXT_VOICEMAN_06002_003420_YSHTOLA","わかったら、ときには自分を大事になさいな。
それから、何かあったら相談すること。
……理解できて?"
359,"TEXT_VOICEMAN_06002_003430_YSHTOLA","なら、私は退散するわ。
シャーレアンの夜は冷えるから、あたたかくして、
きちんとベッドに入って眠るのよ。"
360,"TEXT_VOICEMAN_06002_003440_YSHTOLA","アジントタ……よい夜を。"
361,"TEXT_VOICEMAN_06002_003450_GRAHATIA","ああ、ええと、急にすまない……!
あんたに話があってだな……その、少し、いいか……?"
362,"TEXT_VOICEMAN_06002_003460_GRAHATIA","よかった……。
しばらく、落ち着いて話せる夜は、
来ないかもしれないと思ったからさ。"
363,"TEXT_VOICEMAN_06002_003470_GRAHATIA","……これから話すことは、オレの勝手な心配だ。
杞憂で済むなら、それはそれで構わない。"
364,"TEXT_VOICEMAN_06002_003480_GRAHATIA","ゼノスがあんたと戦うために、多くの犠牲を出したこと。
そして、ゾディアークの消滅に立ち会ってしまったこと……"
365,"TEXT_VOICEMAN_06002_003490_GRAHATIA","その事実が、あんたを締めつけるときが来るかもしれない。
これから本当に災厄が起こるんだとしたら、なおのことだ。"
366,"TEXT_VOICEMAN_06002_003500_GRAHATIA","だから、オレは……"
367,"TEXT_VOICEMAN_06002_003510_GRAHATIA","あんたが生きることで背負った重荷を、
あんたが生きることを願ったオレにも、わけてほしい。"
368,"TEXT_VOICEMAN_06002_003520_GRAHATIA","すべてを肩代わりできないとしても、
一緒に歩いて、ときどき荷物を預かれる奴がいるってこと、
忘れないでいてほしい。"
369,"TEXT_VOICEMAN_06002_003530_GRAHATIA","幸い、オレは今、あんたのおかげですごく身軽なんだ。
……少しくらいは、わかちあわせてくれ。"
370,"TEXT_VOICEMAN_06002_003540_GRAHATIA","そのかわり、嬉しいこともわけてもらうからな!"
371,"TEXT_VOICEMAN_06002_003550_GRAHATIA","良い出来事ばかりじゃないが……それでもきっと、
オレはいつかこの戦いを、輝かしかった日々として思い返すよ。"
372,"TEXT_VOICEMAN_06002_003560_GRAHATIA","みんなと査問会に掛けられたことや、雪中の行軍、
この部屋で夕飯を食ったことだって……。"
373,"TEXT_VOICEMAN_06002_003570_GRAHATIA","そういうのを、これからもたくさんもらうんだ。
冒険に連れてってくれるって言ったのはあんたなんだから、
覚悟しろよな!"
374,"TEXT_VOICEMAN_06002_003580_GRAHATIA","は、話はそれだけだ……貴重な休みを邪魔して悪かった……。
明日からに備えて、今夜はよく休んでくれ……。"
375,"TEXT_VOICEMAN_06002_003590_GRAHATIA","それじゃあ、おやすみ。
……良い夢を。"
376,"TEXT_VOICEMAN_06002_003600_ESTINIEN","……よう、邪魔するぞ。"
377,"TEXT_VOICEMAN_06002_003610_ESTINIEN","アルフィノとアリゼーが部屋に押しかけてきてな。
やれメシを食えだの支度をしろだの……。"
378,"TEXT_VOICEMAN_06002_003620_ESTINIEN","面倒になったから、逃げてきた。
案の定、今日はこっちの方が静かそうだな。"
379,"TEXT_VOICEMAN_06002_003630_ESTINIEN","まったく……お前たちはよくやるもんだ。"
380,"TEXT_VOICEMAN_06002_003640_ESTINIEN","竜詩戦争に飛び込んできたときもそうだったが、
あれと負けず劣らずの厄介事に、
こうも首を突っ込んでいくとはな……。"
381,"TEXT_VOICEMAN_06002_003650_ESTINIEN","俺は正直、いにしえの蛮神だの、終末の災厄だのに、
理解が及んじゃいない。"
382,"TEXT_VOICEMAN_06002_003660_ESTINIEN","ただ、アルフィノの……
お前たちの信念に槍を貸したんだ。"
383,"TEXT_VOICEMAN_06002_003670_ESTINIEN","必要とされているかぎり、それを振るうだけだ。
これから始まる戦いが、どれだけ絶望的なものであってもな。"
384,"TEXT_VOICEMAN_06002_003680_ESTINIEN","だからまあ、そうだな……
俺は俺で、納得してここに立ってるってわけだ。"
385,"TEXT_VOICEMAN_06002_003690_ESTINIEN","気にせず、使い倒すつもりで使え。
戦果だけは、十分に上げてやるさ。"
386,"TEXT_VOICEMAN_06002_003700_ESTINIEN","さてと……そろそろ追手が掛かるころか。
悪いが、通らせてもらうぞ。"
387,"TEXT_VOICEMAN_06002_003710_ESTINIEN","もしアルフィノたちが来たら「知らない」で通せよ。"
388,"TEXT_VOICEMAN_06002_003720_ESTINIEN","じゃあな、相棒。"
389,"TEXT_VOICEMAN_06002_003730_SYSTEM_NONE_VOICE","しばらく前 アラミガン・クォーター"
390,"TEXT_VOICEMAN_06002_003740_ALAMHIGANCITIZENA","ここから見えていた、あの不気味な塔……
消えてくれて本当によかったわね。"
391,"TEXT_VOICEMAN_06002_003750_ALAMHIGANCITIZENB","なんでも、例のイルサバード派遣団が、
帝都で元凶を排除したらしい。
それで、各地の塔もキレイサッパリだそうだ。"
392,"TEXT_VOICEMAN_06002_003760_ALAMHIGANCITIZENA","ありがたいわ……。
ラウバーン様たちが防備を固めてくれていたのもあって、
大きな被害が出なかったのが、不幸中の幸いよ。"
393,"TEXT_VOICEMAN_06002_003770_ALAMHIGANCITIZENA","でも、派遣団といえば、
ガレマルドから帝国人のテンパードを大勢連れてきたとか……。
大丈夫なのかしら……。"
394,"TEXT_VOICEMAN_06002_003780_ALAMHIGANCITIZENB","ラウバーン様の説明によると、
エオルゼア諸国で分担して彼らの治療にあたるらしいが、
うちには当面、迎え入れる予定はないらしい。"
395,"TEXT_VOICEMAN_06002_003790_ALAMHIGANCITIZENA","そう……。
褒められたことじゃないでしょうけど、
少し安心しちゃったわ。"
396,"TEXT_VOICEMAN_06002_003800_ALAMHIGANCITIZENA","同じアラミゴ人の中でだって、帝国に与していた人たちと、
どう向き合ったらいいのか悩むことがあるもの……。"
397,"TEXT_VOICEMAN_06002_003810_ALAMHIGANCITIZENB","そうだな……。
アラガーナの長が中心になって、
そのあたりを支援する活動が始まったとは聞くが……。"
398,"TEXT_VOICEMAN_06002_003820_SYSTEM_NONE_VOICE","一方 イシュガルド――"
399,"TEXT_VOICEMAN_06002_003830_ERENVILLE","……こりゃあ、また、ずいぶんと大胆なご依頼だな。"
400,"TEXT_VOICEMAN_06002_003840_ERENVILLE","さて、どうしたもんか……"
401,"TEXT_VOICEMAN_06002_003850_ERENVILLE","……ん?"
402,"TEXT_VOICEMAN_06002_003860_ERENVILLE","おい、大丈夫か?"
403,"TEXT_VOICEMAN_06002_003870_ERENVILLE","今、何か……気のせいか……?"
404,"TEXT_VOICEMAN_06002_003880_ERENVILLE","各地の塔は消え去って、
帝国の動向も落ち着きを見せはじめた……"
405,"TEXT_VOICEMAN_06002_003890_ERENVILLE","だってのに、どうにも空気が重たいのは……何だ?"
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2 #
3 int32 str str
4 0 TEXT_VOICEMAN_06002_000010_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>皆、こちらに集まってもらえるだろうか。 時間をくれて助かった。 もう大丈夫だから、話をはじめよう。<UIForeground>01</UIForeground>
5 1 TEXT_VOICEMAN_06002_000020_YSHTOLA よくなったのなら何よりよ。 壁の記録も興味深くはあったけれどね。
6 2 TEXT_VOICEMAN_06002_000030_YSHTOLA それじゃあ、聞かせてもらえるかしら…… いにしえの時代に起こり、これから再び起きようとしている、 終末の災厄について。
7 3 TEXT_VOICEMAN_06002_000040_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>遥か昔、我々が生きた時代。 あの青き星は、ただ「輝く空」と…… 「アーテリス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>
8 4 TEXT_VOICEMAN_06002_000050_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ある日、大地が悲鳴を上げたかのような音が響き、 生き物たちが異形へと転じはじめた。<UIForeground>01</UIForeground>
9 5 TEXT_VOICEMAN_06002_000060_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>影響は、人にも現れた。 創造魔法が暴発し、不安や恐れ、絶望を、 次々と現実のものに変えていったのだ。<UIForeground>01</UIForeground>
10 6 TEXT_VOICEMAN_06002_000070_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>その災厄は限られた地域から始まり、 徐々に範囲を広め、やがて星中を混乱に陥れた……。<UIForeground>01</UIForeground>
11 7 TEXT_VOICEMAN_06002_000080_YSHTOLA 原因は突き止められたの?
12 8 TEXT_VOICEMAN_06002_000090_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>はっきりとしたことは……。 ただ、十四人委員会によって「次にどこで起きるか」までは、 予測できるようになっていたのだ。<UIForeground>01</UIForeground>
13 9 TEXT_VOICEMAN_06002_000100_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>アーテリスには、 いくつかの大きなエーテルの流れが存在している。<UIForeground>01</UIForeground>
14 10 TEXT_VOICEMAN_06002_000110_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>大地に沿う「地脈」と、海を巡る「水脈」。<UIForeground>01</UIForeground>
15 11 TEXT_VOICEMAN_06002_000120_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>空を流れる「風脈」。<UIForeground>01</UIForeground>
16 12 TEXT_VOICEMAN_06002_000130_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>そして、この月も含めるようにして、 星のいちばん外側を通っている「天脈」だ。<UIForeground>01</UIForeground>
17 13 TEXT_VOICEMAN_06002_000140_YSHTOLA 天脈……その言葉は、初めて聞いたわ。<UIForeground>01</UIForeground>
18 14 TEXT_VOICEMAN_06002_000150_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>地上で暮らす貴殿らには、馴染みがないのも頷ける。 我々の時代ですら、それを認識しているのは、 一部の研究者のみだった。<UIForeground>01</UIForeground>
19 15 TEXT_VOICEMAN_06002_000160_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>しかし、その天脈こそが、終末を知るための鍵だったのだ。<UIForeground>01</UIForeground>
20 16 TEXT_VOICEMAN_06002_000170_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>地脈や風脈と同じく、 天脈も細かい網目状に広がっていて、 ところによって濃淡がある。<UIForeground>01</UIForeground>
21 17 TEXT_VOICEMAN_06002_000180_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>十四人委員会は、終末の現象が、 天脈の薄い地域から発生していることに気がついた。<UIForeground>01</UIForeground>
22 18 TEXT_VOICEMAN_06002_000190_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>彼らは、根本的な原因はわからないとしつつも、 天脈が循環不全を起こしている場所から、 星が腐り始めたのだと見たようだ。<UIForeground>01</UIForeground>
23 19 TEXT_VOICEMAN_06002_000200_URIANGER だから、闇の力を…… 活性の力を持つゾディアークを創造したのですね?
24 20 TEXT_VOICEMAN_06002_000210_URIANGER 星全体のエーテルの流れを増強し、制御する。 まさに理を敷き直すがごとき神業です。
25 21 TEXT_VOICEMAN_06002_000220_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>正解だ。 そうして創り出されたゾディアークによって、 予測どおり、終末は退けられた。<UIForeground>01</UIForeground>
26 22 TEXT_VOICEMAN_06002_000230_THANCRED そのあとに、ゾディアークの扱いを巡って対立が起き、 ハイデリンが生み出された…… エメトセルクはそう語っていたが、相違はないか?
27 23 TEXT_VOICEMAN_06002_000240_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ああ……。 しいて補足をするとすれば、対立したといっても、 ハイデリンの願いはゾディアークの消滅ではなかったことだ。<UIForeground>01</UIForeground>
28 24 TEXT_VOICEMAN_06002_000250_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>終末の根本的な原因を断てたわけではない以上、 ゾディアークがいなくなれば、それは再開しうる……。<UIForeground>01</UIForeground>
29 25 TEXT_VOICEMAN_06002_000260_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ゆえに彼女は、世界と自分を巻き込んでまで、 ゾディアークを分割し、封じるという手を選んだのだ。<UIForeground>01</UIForeground>
30 26 TEXT_VOICEMAN_06002_Q1_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
31 27 TEXT_VOICEMAN_06002_A1_000_001_NONE_VOICE 闇を消し去れと言われた気が……
32 28 TEXT_VOICEMAN_06002_A1_000_002_NONE_VOICE 前に星海で聞いた話は嘘だった……?
33 29 TEXT_VOICEMAN_06002_000270_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ああ、その真相についても、 今の貴殿らであれば、理解が及ぶかもしれない。<UIForeground>01</UIForeground>
34 30 TEXT_VOICEMAN_06002_000280_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>なるほど、光と闇がひとところにあり、 増大した闇を封じるために世界を分かった……と。 確かに、ひどく婉曲的だ。<UIForeground>01</UIForeground>
35 31 TEXT_VOICEMAN_06002_000290_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>しかし、彼女がそう話した理由について、 今の貴殿らであれば、理解が及ぶのでは?<UIForeground>01</UIForeground>
36 32 TEXT_VOICEMAN_06002_000300_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ゾディアークもハイデリンも、人が創り出したものだ。 真実と正しさだけでできた、絶対の神ではないのだよ。<UIForeground>01</UIForeground>
37 33 TEXT_VOICEMAN_06002_000310_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>その上で、両者を比べればハイデリンの方が弱い。 ゾディアークは当時の人類の半数を贄として創られたもの…… どう足掻いても規模が違う。<UIForeground>01</UIForeground>
38 34 TEXT_VOICEMAN_06002_000320_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>かつての戦いにおいては、 あらゆる技を尽くしてハイデリンが勝利したが、 それを抑え込み続けるとなると、いかにも分が悪い。<UIForeground>01</UIForeground>
39 35 TEXT_VOICEMAN_06002_000330_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>彼女の力のほとんどは封印の維持に使われ、 地上に対してできることといえば、 星の内から危機を訴え、応じた者に加護を与える程度だった。<UIForeground>01</UIForeground>
40 36 TEXT_VOICEMAN_06002_000340_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>だからなんとしてでも「光の戦士」の協力を得たい一方で、 彼女のことだ、旧き世界の事情は、 できるだけ伝えたくなかったのだと思う。<UIForeground>01</UIForeground>
41 37 TEXT_VOICEMAN_06002_000350_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>人が、過去を過去として、前に向かって進むこと…… それがハイデリンに込められた願いなのだから。<UIForeground>01</UIForeground>
42 38 TEXT_VOICEMAN_06002_000360_YSHTOLA 実際、ハイデリンのその導きがなかったら、 アシエンに、もっと多くの世界統合を許していたでしょうね。
43 39 TEXT_VOICEMAN_06002_000370_YSHTOLA そして、今を生きる生命は、 かつての人を蘇らせるための贄とされていたはず……。
44 40 TEXT_VOICEMAN_06002_000380_THANCRED ……わかった。 ひとまずお前の言うことを信じよう。
45 41 TEXT_VOICEMAN_06002_000390_THANCRED 絶対の神がいないなら、俺はあいつが…… ミンフィリアが支えようとしたものを、信じてみたい。
46 42 TEXT_VOICEMAN_06002_000400_THANCRED そのつもりで、もうひとつだけ教えてくれ。
47 43 TEXT_VOICEMAN_06002_000410_THANCRED このあと、本当に終末が再開されてしまうとして、 俺たちがそれに対処できなかった場合……
48 44 TEXT_VOICEMAN_06002_000420_THANCRED 原初世界が滅びた場合、鏡像世界はどうなる?
49 45 TEXT_VOICEMAN_06002_000430_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>……原初世界は、すべての鏡像世界と繋がりをもつ。 いわば核たる世界だ。<UIForeground>01</UIForeground>
50 46 TEXT_VOICEMAN_06002_000440_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>そこが終末で腐り落ちれば、 すべての鏡像世界も、運命をともにするだろう。<UIForeground>01</UIForeground>
51 47 TEXT_VOICEMAN_06002_000450_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>起動したか……。<UIForeground>01</UIForeground>
52 48 TEXT_VOICEMAN_06002_000460_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>見せたいものがある。 上まで、ご同行願えるだろうか?<UIForeground>01</UIForeground>
53 49 TEXT_VOICEMAN_06002_000470_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>あれだ、光が灯っているのが見えるだろう。<UIForeground>01</UIForeground>
54 50 TEXT_VOICEMAN_06002_000480_YSHTOLA 何の建物かしら?
55 51 TEXT_VOICEMAN_06002_000490_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>先ほども話したとおり、 ハイデリンは万能ではなく、最強でもない。 むしろ、つねに窮地にあると言った方が近いだろう。<UIForeground>01</UIForeground>
56 52 TEXT_VOICEMAN_06002_000500_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>だからこそ、彼女は「もしも」に備えていた。 ゾディアークが予期せず消滅した場合の策を、 この月に仕込んでいたのだ。<UIForeground>01</UIForeground>
57 53 TEXT_VOICEMAN_06002_000510_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>再び終末に見舞われるアーテリスから、 生命を連れ出す巨大な「船」…… それこそが、月のもうひとつの役目だよ。<UIForeground>01</UIForeground>
58 54 TEXT_VOICEMAN_06002_000520_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>ゾディアークの監視者にすぎない私が語れるのはここまでだ。 船としての月を繰る者は、また別に存在している。<UIForeground>01</UIForeground>
59 55 TEXT_VOICEMAN_06002_000530_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>最後の仕事として、貴殿らを彼らと引き合わせよう。<UIForeground>01</UIForeground>
60 56 TEXT_VOICEMAN_06002_000540_THANCRED 静かだな……。 監視者の言ってた「月の<RubyCharaters>FF07E888B9E593A1FF0AE382AFE383ABE383BC</RubyCharaters>」とやらはどこだ?
61 57 TEXT_VOICEMAN_06002_000550_LIVINGWAY (-????-)親愛なるレポリットの皆様、ごきげんよう!
62 58 TEXT_VOICEMAN_06002_000560_LIVINGWAY (-????-)1243回目の定期点検には少し早いですが、 ご存知のとおり、ゾディアークの消滅が確認されました。
63 59 TEXT_VOICEMAN_06002_000570_LIVINGWAY (-????-)以て、月は檻としての役目を終了し、 アーテリスの生命を運ぶ、船となります。 つまり……
64 60 TEXT_VOICEMAN_06002_000580_LIVINGWAY (-????-)ついに、わたくしたちの出番ですわ!
65 61 TEXT_VOICEMAN_06002_000590_LIVINGWAY (-????-)さあ、テキパキ準備を進めますわよ!
66 62 TEXT_VOICEMAN_06002_000600_LIVINGWAY (-????-)ヒトを受け入れられるよう、各自、持ち場の点検を。 地上の「彼ら」にも、忘れずに信号を送ること。
67 63 TEXT_VOICEMAN_06002_000610_LIVINGWAY (-????-)質問は……ありませんわね。 では、総員、行動開始ッ!
68 64 TEXT_VOICEMAN_06002_000620_URIANGER なるほど、彼らがハイデリンの創りし月のクルー。 人が馴染みやすいよう、配慮されているのですね。
69 65 TEXT_VOICEMAN_06002_000630_THANCRED そう……かもな……。
70 66 TEXT_VOICEMAN_06002_000640_LIVINGWAY えー、それでは、改めて自己紹介をさせていただきますわ。
71 67 TEXT_VOICEMAN_06002_000650_LIVINGWAY わたくしは、リヴィングウェイ。 月のクルーとして創造された「レポリット」たちを統括し、 アーテリスの皆様を、快適な宇宙の旅にお連れするのが役目……
72 68 TEXT_VOICEMAN_06002_000660_LIVINGWAY いわば、ハイデリン様にこの計画を託された者ですわ。 「ハイデリン様の右腕」と呼んでいただいても結構ですのよ!
73 69 TEXT_VOICEMAN_06002_000670_MAPPINGWAY ボクはマッピングウェイ。 星の海の航海士だよ、よろしくねぇ。
74 70 TEXT_VOICEMAN_06002_000680_THANCRED あー……丁寧に挨拶してもらったところすまないんだが、 状況がまだよく呑み込めてなくてな。
75 71 TEXT_VOICEMAN_06002_000690_LIVINGWAY 無理もありませんわ。 でも大丈夫、あなた方が来た理由には、 概ね察しがついています。
76 72 TEXT_VOICEMAN_06002_000700_LIVINGWAY 恐らく、地上のヒトは、 ゾディアークを壊してしまうような危険因子を、 ついに止められなくなった……。
77 73 TEXT_VOICEMAN_06002_000710_LIVINGWAY それで取り急ぎ、すぐに動けるあなた方のような子どもを、 わたくしたちのところへ遣わしたのでしょう?
78 74 TEXT_VOICEMAN_06002_000720_LIVINGWAY 心配せずとも、わたくしが、 一から十まで説明してさしあげますわ!
79 75 TEXT_VOICEMAN_06002_000730_LIVINGWAY こちらが、アーテリスと月です。
80 76 TEXT_VOICEMAN_06002_000740_LIVINGWAY ゾディアークが消滅したことにより、 補強されていた天脈の流れが減衰……
81 77 TEXT_VOICEMAN_06002_000750_LIVINGWAY アーテリスは近いうちに「終末」に見舞われ、 すべての命が滅んだ死の星となるでしょう。
82 78 TEXT_VOICEMAN_06002_000760_URIANGER ……その話は、月の監視者からも伺いました。 あなた方、レポリットから見ても、 終末の到来は回避できないものなのですか?
83 79 TEXT_VOICEMAN_06002_000770_LIVINGWAY 無理ですわね。
84 80 TEXT_VOICEMAN_06002_000780_LIVINGWAY アーテリスは今、 収穫されたニンジンと同じだと思ってくださいませ。 それも、暑いところに放置されてるヤツですわ。
85 81 TEXT_VOICEMAN_06002_000790_LIVINGWAY どうやっても、腐るでしょう? 願おうが、祈ろうが、腐らない説を提唱しようが、 事実としてダメになる。
86 82 TEXT_VOICEMAN_06002_000800_LIVINGWAY こうなってはもう、一刻も早く、 アーテリスから逃げ出すよりないですわ。
87 83 TEXT_VOICEMAN_06002_000810_YSHTOLA そのための船として月を使う……と。
88 84 TEXT_VOICEMAN_06002_000820_LIVINGWAY ええ。 地上からかき集められるだけの生命や物資を、 この月に運び入れたのち……
89 85 TEXT_VOICEMAN_06002_000830_LIVINGWAY アーテリスを離れ、移住できるほかの星を目指して旅立ちます。
90 86 TEXT_VOICEMAN_06002_000840_LIVINGWAY 星と星は、距離がとても離れているものなのですが、 月には長年コツコツと創り続けてきた、 跳躍航行装置というものが搭載されています。
91 87 TEXT_VOICEMAN_06002_000850_LIVINGWAY それを使えば、さほどお待たせせずに到着できるかと。
92 88 TEXT_VOICEMAN_06002_000860_YSHTOLA すごいわね……。 私たちの知識では、想像すらできない領域の技術だわ。
93 89 TEXT_VOICEMAN_06002_000870_LIVINGWAY ハイデリン様から託された知識と理論を実践したまでですわ。
94 90 TEXT_VOICEMAN_06002_000880_LIVINGWAY ……あの方は、「ヴェーネス」という名のヒトであったころ、 世界の構造を解き明かさんとしていたそうです。
95 91 TEXT_VOICEMAN_06002_000890_LIVINGWAY 月の監視者を名乗っている彼も…… まあここにいるのは再現体ですが、研究仲間だったとか。
96 92 TEXT_VOICEMAN_06002_000900_LIVINGWAY 彼らの知識を織り込んで、 わたくしたちは月とともに創られたのですわ。
97 93 TEXT_VOICEMAN_06002_000910_THANCRED お前たちが見かけ以上に優秀なのはよくわかった。 それで、移住できる星とやらに当てはあるのか?
98 94 TEXT_VOICEMAN_06002_000920_MAPPINGWAY いくつかはあるけど、星の状況も変わっていくものだからねぇ。
99 95 TEXT_VOICEMAN_06002_000930_MAPPINGWAY 跳躍航行は連続して使えるものじゃないし、 当たりの星に辿りつくまで、場合によっては長期戦になるかも?
100 96 TEXT_VOICEMAN_06002_000940_LIVINGWAY もちろん、そうなることも想定して、 月自体も、地上の生命が居住できるように改造してあります。
101 97 TEXT_VOICEMAN_06002_000950_LIVINGWAY 「協力者」が地上の情報をくださったおかげで、 何ひとつ不便のない素敵空間に仕上がったと自負していますわ!
102 98 TEXT_VOICEMAN_06002_000960_THANCRED 「協力者」……?
103 99 TEXT_VOICEMAN_06002_000970_LIVINGWAY あなた方のことですわよ! わたくしたちが定期点検で目覚めるのにあわせて、 現生生命についての資料を送ってくださったでしょう?
104 100 TEXT_VOICEMAN_06002_000980_LIVINGWAY ああ、あなた方はまだ小さな子どもだから、 ご存じないのかしら……。
105 101 TEXT_VOICEMAN_06002_000990_THANCRED 悪い、さっきから訂正し損ねてたんだが、 俺たちはれっきとした成人だ。
106 102 TEXT_VOICEMAN_06002_001000_THANCRED それから恐らく、その「協力者」とやらでもないな。
107 103 TEXT_VOICEMAN_06002_001010_LIVINGWAY えっ……? じゃ、じゃあなぜここへ?
108 104 TEXT_VOICEMAN_06002_001020_LIVINGWAY ハイデリン様に直接導かれたと……?
109 105 TEXT_VOICEMAN_06002_001030_LIVINGWAY そそそそそうでしたの、嫌ですわ、わたくしったら早とちりを! で、でも、その小ささで大人のフリをするのは、 さすがに無理がありましてよ!
110 106 TEXT_VOICEMAN_06002_001040_YSHTOLA 確かに古代の人と比べると小柄でしょうけれど、 現代においては、これで十分大人のサイズよ。
111 107 TEXT_VOICEMAN_06002_001050_LIVINGWAY み、みんなあの監視者と同じくらいではないんですの……!?
112 108 TEXT_VOICEMAN_06002_001060_LIVINGWAY ヒトが小さくなったなんて、 そんなこと、どこにも書いてなかったはず……!
113 109 TEXT_VOICEMAN_06002_001070_URIANGER おや、そちらの本は……?
114 110 TEXT_VOICEMAN_06002_001080_LIVINGWAY 「協力者」から最初に送られてきた資料のひとつですわ! 現在のヒトについてまとめられたもので、 余白のページには、学んだことを書き込むといい……と。
115 111 TEXT_VOICEMAN_06002_001090_LIVINGWAY ですから、ヒトについて学んだことは、 全部こちらにまとめて……
116 112 TEXT_VOICEMAN_06002_001100_LIVINGWAY ハッ……! これも、わたくしたちに合わせてくれたわけではなく、 今のヒトが扱っている大きさそのまま……!?
117 113 TEXT_VOICEMAN_06002_001110_LIVINGWAY あ、わ、わ、わ……!
118 114 TEXT_VOICEMAN_06002_001120_LIVINGWAY もしもし、ビルディングウェイ? そう、わたくしですわ。
119 115 TEXT_VOICEMAN_06002_001130_LIVINGWAY ヒトの居住設備を、今すぐに、 三分の一ほどのサイズに創り変えてくださいませ。
120 116 TEXT_VOICEMAN_06002_001140_LIVINGWAY ……どこまで? 全部ですわ、ぜ・ん・ぶ! 大至急、急いで速やかに手早くお願いいたしますッ!
121 117 TEXT_VOICEMAN_06002_001150_THANCRED とりあえず、その「協力者」について、 もう少し教えてもらいたいんだが……。
122 118 TEXT_VOICEMAN_06002_001160_LIVINGWAY その情報をお渡しする前に、そちらも情報提供を! わたくしたちの持っているヒトの情報に相違があったら、 大惨事ですわッ!
123 119 TEXT_VOICEMAN_06002_001170_GROWINGWAY それでは、起動しますね。
124 120 TEXT_VOICEMAN_06002_001180_GROWINGWAY なになに、居住区は建て替えのため臨時封鎖中……? 転移先を自動変更…………あっ!
125 121 TEXT_VOICEMAN_06002_001190_URIANGER それで、私に話とは……?
126 122 TEXT_VOICEMAN_06002_001200_LIVINGWAY 本当は、こんなことを聞きたくはないのですが…… きちんと明らかにしておかなければなりませんわ。
127 123 TEXT_VOICEMAN_06002_001210_LIVINGWAY わたくしたちが創っていた環境は、 ヒトにとって、不満足なものだったのでしょう……?
128 124 TEXT_VOICEMAN_06002_001220_URIANGER それは……。
129 125 TEXT_VOICEMAN_06002_001230_LIVINGWAY お仲間の反応を見ればわかりますわ。 何が悪いのかはわかりませんが、 わからないからこそ、駄目なのでしょうね……。
130 126 TEXT_VOICEMAN_06002_001240_LIVINGWAY わたくしたちの至らぬ点は、改められるように善処します。 ですが、それを待っていていただく時間はないのです。
131 127 TEXT_VOICEMAN_06002_001250_LIVINGWAY こうしている間にも、終末のときが近づいてきている……。 それが始まってしまったら、もう、 皆様をお助けできないのですわ……!
132 128 TEXT_VOICEMAN_06002_001260_LIVINGWAY アーテリスの皆様には、 気に入ってくれなくてもいいから、月に乗ってほしい。 ……そのために、お願いがあるのです。
133 129 TEXT_VOICEMAN_06002_001270_LIVINGWAY あなたにだけ「協力者」の情報をお伝えしますので、 先に地上へ戻り、彼らとともにヒトを導いていただけませんか?
134 130 TEXT_VOICEMAN_06002_001280_LIVINGWAY 月はすばらしい場所だったと…… 何も不安はないから早く避難するようにと、 皆様に伝えてほしいのですわ!
135 131 TEXT_VOICEMAN_06002_001290_URIANGER ……どうしてそれを、私に?
136 132 TEXT_VOICEMAN_06002_001300_LIVINGWAY あなたはあまり、不満そうにしていなかったから……
137 133 TEXT_VOICEMAN_06002_001310_LIVINGWAY いえ、不満に思っていたのかもしれませんが、 あえて異を唱えずにいてくれたのではと思ったのですわ。
138 134 TEXT_VOICEMAN_06002_001320_LIVINGWAY それは、終末の危険性を理解した証。 すべてを完璧に救えずとも、生かせる者を生かす選択を、 良しとしてくださるはずだと踏んだのです。
139 135 TEXT_VOICEMAN_06002_001330_URIANGER また何かの犠牲を選べと……。 私は、それほどに……。
140 136 TEXT_VOICEMAN_06002_001340_LIVINGWAY ウリエンジェさん……?
141 137 TEXT_VOICEMAN_06002_001350_URIANGER いえ、大丈夫です。 あなた方の考えは、よくわかりました。
142 138 TEXT_VOICEMAN_06002_001360_URIANGER 私は…………
143 139 TEXT_VOICEMAN_06002_001370_GROWINGWAY うわあああああっ! す、す、すみませんでしたぁぁ!!
144 140 TEXT_VOICEMAN_06002_001380_GROWINGWAY これは、あの、その、ちょっとした手違いで…… 私、居住区が工事中だなんて知らなくてですね、ハイ。
145 141 TEXT_VOICEMAN_06002_001390_GROWINGWAY とりあえずご無事でよかったというか……なんというか…… 本当に申し訳ございませんでしたぁッ!
146 142 TEXT_VOICEMAN_06002_001400_URIANGER いらっしゃるのではないかと思っておりました。
147 143 TEXT_VOICEMAN_06002_001410_URIANGER ……先ほどのリヴィングウェイたちとの話を、 お聞きになっていたのでしょう?
148 144 TEXT_VOICEMAN_06002_001420_URIANGER 申し訳ありません。 今度こそ、隠しごとをするつもりはなかったのですが……。
149 145 TEXT_VOICEMAN_06002_001430_URIANGER 彼女たちは聡いですね。 私がこれまで、誰かを救うための犠牲を許してきたことを、 見透かしているかのようです。
150 146 TEXT_VOICEMAN_06002_001440_URIANGER 私はかつて、水晶公からの申し出に…… 彼の命と引き換えに世界を救うことに、力を貸しました。
151 147 TEXT_VOICEMAN_06002_001450_URIANGER ミンフィリアにしても、第一世界に送り込む手引きをした。 彼女をサンクレッドやフ・ラミンさんから永遠に奪ったのは、 ほかでもない、私なのです。
152 148 TEXT_VOICEMAN_06002_001460_URIANGER 無論、水晶公もミンフィリアも、 私の行い以上に、彼ら自身の気高い意志と願いによって、 その道を選んだことでしょう。
153 149 TEXT_VOICEMAN_06002_001470_URIANGER けれど、私が背中を押したことで、 彼らの本当に言いたかった言葉を……
154 150 TEXT_VOICEMAN_06002_001480_URIANGER 生きたい、という望みを奪っていたのではないかと、 そう思って、足がすくむことがあるのです。
155 151 TEXT_VOICEMAN_06002_001490_URIANGER ……そのことで苦しみ、迷っているときに、 必ず胸をよぎってしまう考えがあります。
156 152 TEXT_VOICEMAN_06002_001500_URIANGER アシエンを倒す方法を確立するために…… それによって平和がもたらされると信じて命を捧げた、 ムーンブリダのことです。
157 153 TEXT_VOICEMAN_06002_001510_URIANGER 私が、ルイゾワ様の弟子としての、 あるいは「暁」としての使命以外に、 目を向けられていれば……
158 154 TEXT_VOICEMAN_06002_001520_URIANGER あなたの命に勝るものなどないのだと、 ちゃんと伝えられていれば。 彼女は、今も笑っていただろうと思えてなりません。
159 155 TEXT_VOICEMAN_06002_001530_URIANGER それほどの……耐えがたいほどの後悔と恐怖に駆られながらも、 私は、犠牲を許すようなレポリットたちの計画を、 間違いではないと考えてしまうのです。
160 156 TEXT_VOICEMAN_06002_001540_URIANGER 幻影のアーモロートで見た終末は、悲惨なものでした。 だからこそ……。
161 157 TEXT_VOICEMAN_06002_001550_URIANGER 救えなかった者の存在に苛まれ、 失ったものに胸を締め付けられようとも、 救える者を、救うべきではないか……と。
162 158 TEXT_VOICEMAN_06002_001560_URIANGER そう思う私は、やはり、薄情なのでしょうか……。
163 159 TEXT_VOICEMAN_06002_001570_URIANGER 私が選び、歩むことで、 在るべき笑顔を奪ってしまうのでしょうか……。
164 160 TEXT_VOICEMAN_06002_Q2_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
165 161 TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_001_NONE_VOICE 正しいかどうかは、誰にもわからない
166 162 TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_002_NONE_VOICE ウリエンジェも、進むのなら護り抜け
167 163 TEXT_VOICEMAN_06002_A2_000_003_NONE_VOICE いっそ、立ち止まれたらよかった……
168 164 TEXT_VOICEMAN_06002_001580_URIANGER あなたでも、そうなのですか……?
169 165 TEXT_VOICEMAN_06002_001590_URIANGER それは……意外です。 「暁」にいる皆は、やりかたに迷うことこそあれど、 想いには揺らぎがないように感じておりましたので……。
170 166 TEXT_VOICEMAN_06002_001600_URIANGER それは、どういう……?
171 167 TEXT_VOICEMAN_06002_001610_URIANGER なるほど、天竜ヴリトラがそのようなことを……。 あなたがそんな助言を受けていたというのは、 いささか意外に思えます。
172 168 TEXT_VOICEMAN_06002_001620_URIANGER 意外でした。 あなたが、そのように思っておられるとは……。
173 169 TEXT_VOICEMAN_06002_001630_URIANGER ……考えてみれば、これまで長らくご一緒してきたものの、 こうしてふたりで語らうのは、非常に珍しいかと。
174 170 TEXT_VOICEMAN_06002_001640_URIANGER 感謝いたします。 あなたから、今のお言葉を聞けてよかった……。
175 171 TEXT_VOICEMAN_06002_001650_URIANGER レポリットの提案にどう答えるかは、 もう少しだけ、考えてみることにいたします。
176 172 TEXT_VOICEMAN_06002_001660_URIANGER 実は……少し、気になっていることがあるのです。 私たちは、互いの核心に触れないまま、 手段の話をしてしまっているのではないかと……。
177 173 TEXT_VOICEMAN_06002_001670_URIANGER それを解消すべく、私に為せることをいたしましょう。
178 174 TEXT_VOICEMAN_06002_001680_URIANGER 覚束ない言葉でも、伝えてこそ始まるものがあるのだと、 これまでも……今も、学んで参りましたので。
179 175 TEXT_VOICEMAN_06002_001690_LIVINGWAY もうっ、何を話しているのか、全然聞こえませんわ……!
180 176 TEXT_VOICEMAN_06002_001700_LIVINGWAY でも、この状況、チャンスではありませんこと?
181 177 TEXT_VOICEMAN_06002_001710_URIANGER はて……監視者の館に用があるのでは?
182 178 TEXT_VOICEMAN_06002_001720_LIVINGWAY 察しが悪いですわ! あなたを彼らから引き離す方便に決まっているでしょう。
183 179 TEXT_VOICEMAN_06002_001730_LIVINGWAY 今のうちに地上に戻って、 ヒトを連れてくる段取りを進めてくださいませ!
184 180 TEXT_VOICEMAN_06002_001740_URIANGER そういうことでしたら…… 申し訳ありません、私は、地上へは戻らない。
185 181 TEXT_VOICEMAN_06002_001750_MAPPINGWAY どうして!? 本当に、急がないとダメなんだ。 終末が始まったら、みんなが酷い目にあっちゃうよ……!
186 182 TEXT_VOICEMAN_06002_001760_URIANGER ……あなた方は、本当に、 私たちのことを大切に思ってくれているのですね。
187 183 TEXT_VOICEMAN_06002_001770_PUDDINGWAY 来たぁ!
188 184 TEXT_VOICEMAN_06002_001780_URIANGER 大丈夫、彼らも私も怒りません。 ……そんなこと、到底できるわけがない。
189 185 TEXT_VOICEMAN_06002_001790_URIANGER 何千年もかけて月を開拓するのは、 使命だとしても、決して楽なことではなかったでしょう。
190 186 TEXT_VOICEMAN_06002_001800_URIANGER それでも、あなた方はやりとげ、 そして、その名前を選んでくださった……。
191 187 TEXT_VOICEMAN_06002_001810_LIVINGWAY 名前……? わたくしたちの、現代語での名前のことですの?
192 188 TEXT_VOICEMAN_06002_001820_URIANGER ええ、名前とは己を表す大事なもの。 そう在りたい、そう在ってほしいという願いなのです。
193 189 TEXT_VOICEMAN_06002_001830_URIANGER 私たちが親しみやすいようにと、 今の名前を選んでくれたあなた方のこと……。
194 190 TEXT_VOICEMAN_06002_001840_URIANGER アーテリスの住民を心から想い、案じてくださっているのは、 疑う余地もなくわかっております。
195 191 TEXT_VOICEMAN_06002_001850_SINGINGWAY ……ああそうだ、そうだとも!
196 192 TEXT_VOICEMAN_06002_001860_SINGINGWAY オレたちは、ハイデリン様の、 あの星に暮らす命への想いから創られた。
197 193 TEXT_VOICEMAN_06002_001870_SINGINGWAY 大好きなんだ…… あの青い星は、どんな星よりキラキラして見える。 そこに生きてる奴らも元気だといいなって、ずっと思ってた!
198 194 TEXT_VOICEMAN_06002_001880_MAPPINGWAY 月を開拓しながら、ボクら自身の気持ちも、 どんどん大きくなっていったのさ。
199 195 TEXT_VOICEMAN_06002_001890_MAPPINGWAY ボクらは、あの青い星にいるみんなと会いたかった。 キミたちと、ずっとずっと、会いたかったんだ!
200 196 TEXT_VOICEMAN_06002_001900_LIVINGWAY だから、どうかお願いです……! 終末から逃げて……月に来てくださいませ……!
201 197 TEXT_VOICEMAN_06002_001910_LIVINGWAY 間違ってたのなら、いくらでも直しますから……っ!
202 198 TEXT_VOICEMAN_06002_001920_URIANGER 間違っていたのではありません。 ただ知らなかったというだけのこと……。
203 199 TEXT_VOICEMAN_06002_001930_URIANGER たとえば、シンギングウェイ…… あなたの名前の由来となった言葉は、 単に節をつけて声を出すということではありません。
204 200 TEXT_VOICEMAN_06002_001940_URIANGER 地上には、数えきれないほどの唄がある。 それらは歓びや哀しみ、あらゆる想いや祈りを乗せて、 響き渡るものなのです。
205 201 TEXT_VOICEMAN_06002_001950_URIANGER マッピングウェイ、あなたの名前になった言葉は、 あの広大な星を、長い時をかけて踏破し、知ってきた証。
206 202 TEXT_VOICEMAN_06002_001960_URIANGER アーテリスには高い山があり、広い海があり、 彼方まで続く草原がある。 人は命を重ねてそれを拓き、明らかにしてきました。
207 203 TEXT_VOICEMAN_06002_001970_URIANGER あなたは…… 失礼、まだお名前を伺っていませんでしたね。
208 204 TEXT_VOICEMAN_06002_001980_PUDDINGWAY ……プ、プディングウェイ。
209 205 TEXT_VOICEMAN_06002_001990_URIANGER それは……ふむ、言葉で説明するよりも、 作ってさしあげられればいいのですが……。
210 206 TEXT_VOICEMAN_06002_002000_URIANGER ピクシー族に習った魔法が使えるかもしれません。 あとで試してみるといたしましょう。
211 207 TEXT_VOICEMAN_06002_002010_URIANGER そして、リヴィングウェイ…… あなたの名前の意味を説明することは、とても難しい。
212 208 TEXT_VOICEMAN_06002_002020_URIANGER ですが……そうですね…… 私がまだ子どもだったころ、読書を邪魔してくる幼馴染に、 戯れのつもりで、その言葉の意味を問うたことがありました。
213 209 TEXT_VOICEMAN_06002_002030_URIANGER 彼女はうんと悩んだあとに、こう言った。
214 210 TEXT_VOICEMAN_06002_002040_URIANGER まだ読めていない本の続きに期待すること。 今日の嫌な失敗が、明日には塗り替えられるようにと願うこと。
215 211 TEXT_VOICEMAN_06002_002050_URIANGER 今話している誰かと、また話せたらいいなと思うこと。 多分、そういうことの積み重ねじゃないか……とね。
216 212 TEXT_VOICEMAN_06002_002060_LIVINGWAY ……よく、わかりませんわ。
217 213 TEXT_VOICEMAN_06002_002070_URIANGER 私もまだ学んでいる途中です。 ですが、精一杯あなた方に伝えさせていただきますので…… 少しの間、私たちのことを知っていただきたいのです。
218 214 TEXT_VOICEMAN_06002_002080_URIANGER これを……。
219 215 TEXT_VOICEMAN_06002_002090_URIANGER インクです、アーテリスと同じ青色の。 急ごしらえですが、出来には少しばかり自信があります。
220 216 TEXT_VOICEMAN_06002_002100_URIANGER 私が嘘で先導せずとも、 人は必ず、ゆくべき道を決断するでしょう。
221 217 TEXT_VOICEMAN_06002_002110_URIANGER どうか、それを待ってはいただけないでしょうか。 そのインクで、あなたの持つ本の続きを綴りながら。
222 218 TEXT_VOICEMAN_06002_002120_URIANGER 人を知っていくうちに、付き合い方や、 月の変えるべきところが見えてくるかもしれない……。
223 219 TEXT_VOICEMAN_06002_002130_URIANGER 何より、互いにとってより良い、 新たな道を見つけられるかもしれません。
224 220 TEXT_VOICEMAN_06002_002140_LIVINGWAY ……わかりました。 是非、お願いいたしますわ。
225 221 TEXT_VOICEMAN_06002_002150_URIANGER お聞きのとおりです。 私はここに残り、レポリットとともに月を整えます。
226 222 TEXT_VOICEMAN_06002_002160_URIANGER サンクレッド、あなたはまさか、 リーンを見捨てるような選択はしないでしょう?
227 223 TEXT_VOICEMAN_06002_002170_URIANGER ほかの皆さんも、同様です。 きっと最後の瞬間まで、星を捨てず、 鏡像世界を犠牲にしない方法を探すでしょう。
228 224 TEXT_VOICEMAN_06002_002180_URIANGER ……だからこそ、です。 いざというときは月で逃げられる段取りがされていた方が、 そちらも、心置きなく足掻けるかと。
229 225 TEXT_VOICEMAN_06002_002190_THANCRED わかった。 俺たちがしくじったら、あの星の連中を、 必ずお前が救ってやってくれ。
230 226 TEXT_VOICEMAN_06002_002200_URIANGER ええ、そのようなときには、 「あなた方ごと」引っ張り上げますので……ご容赦を。
231 227 TEXT_VOICEMAN_06002_002210_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>これは懐かしい。 ……どうしてその花を?<UIForeground>01</UIForeground>
232 228 TEXT_VOICEMAN_06002_002220_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>なるほど、ヴェーネスらしい話だ。<UIForeground>01</UIForeground>
233 229 TEXT_VOICEMAN_06002_002230_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>だとすれば、その花を標として進んだ先には、 私たちですら知らない彼女の真意が、 隠されているかもしれないな。<UIForeground>01</UIForeground>
234 230 TEXT_VOICEMAN_06002_002240_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>覚えておくといい。 その花は、我々の時代には「エルピス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>
235 231 TEXT_VOICEMAN_06002_002250_LIVINGWAY あの……勝手に焦ってしまって、あなた方にも失礼を……。 本当に申し訳ありませんでしたわ……。
236 232 TEXT_VOICEMAN_06002_002260_YSHTOLA おあいこよ、こちらも強行手段に出てしまったし。 グローウィングウェイたちに謝っておいてもらえると助かるわ。
237 233 TEXT_VOICEMAN_06002_002270_LIVINGWAY 承知いたしました。 わたくしたちは、ひとまず、ヒトについて学びながら、 地上の皆様の決断をお待ちしますわ。
238 234 TEXT_VOICEMAN_06002_002280_LIVINGWAY それにあたって、「協力者」のことを、 お伝えしようと思うのですが……。
239 235 TEXT_VOICEMAN_06002_002290_YSHTOLA ああ、大丈夫よ。 どうせ、シャーレアンの哲学者議会でしょう?
240 236 TEXT_VOICEMAN_06002_002300_LIVINGWAY ご、ご存知でしたの!?
241 237 TEXT_VOICEMAN_06002_002310_YSHTOLA 状況からみて、ね。 あなたたちの話していた「協力者」の行動に、 彼らの動きが当てはまっていたのよ。
242 238 TEXT_VOICEMAN_06002_002320_YSHTOLA 査問会にかけられてまで、 ラヴィリンソスや禁書庫を調査しておいた甲斐があったわ。
243 239 TEXT_VOICEMAN_06002_002330_YSHTOLA 詳しい話は、地上に戻ってからにしましょうか? アルフィノたちも待ちわびているでしょうしね。
244 240 TEXT_VOICEMAN_06002_002340_BARNIER あー、皆の者、静粛に! 静粛に!
245 241 TEXT_VOICEMAN_06002_002350_BARNIER まずは、急な召集に応じてくれたことに、深く感謝しよう。
246 242 TEXT_VOICEMAN_06002_002360_BARNIER 今日これからする話は、シャーレアンの今後…… いや、世界の今後にまつわる重大なもの。
247 243 TEXT_VOICEMAN_06002_002370_BARNIER ゆえに、あえて旧き議会の在り方にのっとり、 できるかぎりすべての市民に集まってもらったのだ。
248 244 TEXT_VOICEMAN_06002_002380_BARNIER 近頃、国外において、 テロフォロイと名乗る集団が騒ぎを起こしているのを、 耳にした者もいるだろう。
249 245 TEXT_VOICEMAN_06002_002390_BARNIER それ自体は、人の世にありふれた騒乱にすぎない。 しかし、彼らが「終末」という言葉を用いたことで、 哲学者議会は警戒を強めていたのだ。
250 246 TEXT_VOICEMAN_06002_002400_BARNIER 我々はかつて、さるお方から、予言を預かった……。
251 247 TEXT_VOICEMAN_06002_002410_BARNIER 終末の災厄を招かんとする者、地に名を馳せしとき、 真なる終末が、天より注ぎて星を喰らわん……。
252 248 TEXT_VOICEMAN_06002_002420_SHARLAYANCITIZENA 聞いたことのない予言だ。
253 249 TEXT_VOICEMAN_06002_002430_SHARLAYANCITIZENB 不吉だわ……災いを暗示しているのかしら。
254 250 TEXT_VOICEMAN_06002_002440_BARNIER まあ待て。 具体的に話したいところだが、そのためにはまず、 我々に掛けられた魔法を解かねばならん。
255 251 TEXT_VOICEMAN_06002_002450_LEGISLATORA ……我らの言の葉を覆うものよ、消えたまえ。 戒めは、ことごとく解けよ。
256 252 TEXT_VOICEMAN_06002_002460_BARNIER これでようやく、我々が抱えてきた使命を明らかにできる。 ……あとは頼めるかね?
257 253 TEXT_VOICEMAN_06002_002470_FOURCHENAULT 承知しました……。
258 254 TEXT_VOICEMAN_06002_002480_FOURCHENAULT 遡ること、およそ270年前…… 我らが祖先は、低地ドラヴァニアにて、星海探索を敢行した。
259 255 TEXT_VOICEMAN_06002_002490_FOURCHENAULT それについては、皆も知るところだろう。 だが、その真なる成果は、議会によって秘されてきた……。
260 256 TEXT_VOICEMAN_06002_002500_FOURCHENAULT 彼らは探索の最中で邂逅したのだ。 星の意志、ハイデリンに。
261 257 TEXT_VOICEMAN_06002_002510_FOURCHENAULT ハイデリンは我らの祖先に、先の予言を…… 星を終焉に導くような災厄が訪れる可能性を示唆し、 同時に、ひとつの救いを提示した。
262 258 TEXT_VOICEMAN_06002_002520_FOURCHENAULT 月は、巨大な船である……と。 そこに地上の生命を運び、新天地を目指すように教えたのだ。
263 259 TEXT_VOICEMAN_06002_002530_FOURCHENAULT さながら、方舟によって大洪水による破滅を逃れた、 我らが始祖ニュンクレフのように。
264 260 TEXT_VOICEMAN_06002_002540_BARNIER 事実、月にはハイデリンの擁する協力者がおり、 我々は幾度か、彼らと交信を行ってきた。
265 261 TEXT_VOICEMAN_06002_002550_BARNIER 以て予言を事実になりうるものだと確信した我らは、 この国を発展させると同時に、 月へと運び出すべき知恵を、収集してきたのだ。
266 262 TEXT_VOICEMAN_06002_002560_SHARLAYANCITIZENA それを今明かしたということは…… まさか、その災厄の到来が近いのですか!?
267 263 TEXT_VOICEMAN_06002_002570_BARNIER 月の協力者から、時来れりの信号があった。 もはや、いつ星が終焉を迎えてもおかしくない。
268 264 TEXT_VOICEMAN_06002_002580_BARNIER よって、我らはこれより、この星からの「大撤収」を行う。
269 265 TEXT_VOICEMAN_06002_002590_BARNIER 本計画を主導するのは、 低地ドラヴァニアからの大撤収でも手腕を振るった、 彼、フルシュノ氏だ。
270 266 TEXT_VOICEMAN_06002_002600_FOURCHENAULT 知恵ある者よ、賢き同胞よ。 これから起こる未曽有の危機は、いまだかつてないほど、 世界を混乱に陥れるだろう。
271 267 TEXT_VOICEMAN_06002_002610_FOURCHENAULT ゆえにこそ、我らシャーレアンの民は、 冷静に、淀みなく、世界の救済に向けて進まなければならない。
272 268 TEXT_VOICEMAN_06002_002620_FOURCHENAULT 断言しよう。 我らの叡智は、それを果たすに足るものだと。
273 269 TEXT_VOICEMAN_06002_002630_FOURCHENAULT 皆が良き船員となり、凛々しきニュンクレフとなるのだ。 必ずやこの荒波を乗り越え、 災厄後の新時代を、ともに生きよう。
274 270 TEXT_VOICEMAN_06002_002640_BARNIER 具体的な方策は、追って、各機関より伝達する。 焦らずに普段の仕事を維持しつつ、指示に従ってほしい。 ……では、解散!
275 271 TEXT_VOICEMAN_06002_002650_ALISAIE ねえ、アルフィノ…… この前、お母様から言われたことを覚えてる?
276 272 TEXT_VOICEMAN_06002_002660_ALISAIE お父様が議員としての活動に心血を注ぐようになったのは、 私たちが生まれてからだ、って。
277 273 TEXT_VOICEMAN_06002_002670_ALISAIE その活動っていうのが、星からの脱出計画を進めることなら…… お父様が逃がしたかったのは……。
278 274 TEXT_VOICEMAN_06002_002680_ALPHINAUD ああ……きっと、そうだったのだろうね。
279 275 TEXT_VOICEMAN_06002_002690_ALPHINAUD すまない、少しだけ時間をもらってもいいだろうか? 一言、父と話してきたいんだ。
280 276 TEXT_VOICEMAN_06002_Q3_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
281 277 TEXT_VOICEMAN_06002_A3_000_001_NONE_VOICE わかった、しっかり
282 278 TEXT_VOICEMAN_06002_A3_000_002_NONE_VOICE また口論にならないように
283 279 TEXT_VOICEMAN_06002_002700_ALPHINAUD ありがとう。 ……ちゃんと伝えてくるよ。
284 280 TEXT_VOICEMAN_06002_002710_ALPHINAUD わかった、十分に注意するよ。
285 281 TEXT_VOICEMAN_06002_002720_ALISAIE 私も一緒に行くわ。 伝えたいことは同じでしょうけど。
286 282 TEXT_VOICEMAN_06002_002730_FOURCHENAULT ……どうした。 また、逃げずに戦えとでも言いにきたのか?
287 283 TEXT_VOICEMAN_06002_002740_ALPHINAUD いいえ、私たちは哲学者議会の計画に反対はしません。 逃げることを望む人を、安全に逃がしてあげてほしい。
288 284 TEXT_VOICEMAN_06002_002750_ALPHINAUD 月には、お父様もご存知の、ウリエンジェが留まっています。 何かあれば、彼がシャーレアンと月のクルーたちを、 繋いでくれるでしょう。
289 285 TEXT_VOICEMAN_06002_002760_FOURCHENAULT ……お前たちは、どうするつもりだ。
290 286 TEXT_VOICEMAN_06002_002770_ALPHINAUD 私たちは、さまざまな土地を旅し、 多くの文化や人に触れてきました。
291 287 TEXT_VOICEMAN_06002_002780_ALPHINAUD そこかしこに、地図や書物で見るだけでは測り切れないような、 時間と想いの積み重ねがあった……。
292 288 TEXT_VOICEMAN_06002_002790_ALPHINAUD そうしたものを護り、愛し、求め、 ときに命を懸けて挑んだ人たちを、大勢見てきました。 彼らはこの大地と、この星とともに生きているのです。
293 289 TEXT_VOICEMAN_06002_002800_ALPHINAUD それだけじゃない。 シャーレアンや月の技術をもってしても救えない場所にだって、 かけがえのない仲間がいる……。
294 290 TEXT_VOICEMAN_06002_002810_ALPHINAUD だから私は、今度こそ胸を張って、こう答えましょう。
295 291 TEXT_VOICEMAN_06002_002820_ALPHINAUD 彼らのために、彼らとともに、私は戦い続けると。 ときに声を張り、ときに武器を抜きながら。
296 292 TEXT_VOICEMAN_06002_002830_ALISAIE わかってくれって、もう言わないわ。 ただ、お父様にも見ていてほしい。
297 293 TEXT_VOICEMAN_06002_002840_ALISAIE 子どもだからできないとか、 賢い者は争いを避けるべきだとか、 そういう決めつけはなしで……。
298 294 TEXT_VOICEMAN_06002_002850_ALISAIE 私たちが走っていく姿、ちゃんと見ててよね。
299 295 TEXT_VOICEMAN_06002_002860_FOURCHENAULT 邪魔をしないならば、それでいい。
300 296 TEXT_VOICEMAN_06002_002870_YSHTOLA いい啖呵だったんじゃない? ……かっこよかったわよ、ふたりとも。
301 297 TEXT_VOICEMAN_06002_002880_ESTINIEN あそこまで言い切ったんじゃ、 無策だってなんだって、そうそう音を上げられないな。
302 298 TEXT_VOICEMAN_06002_002890_ALISAIE 上げないわよ。 最後の最後まで、ここで生きたい人がいるかぎり、 終末に立ち向かってやるわ。
303 299 TEXT_VOICEMAN_06002_002900_THANCRED だとしたら、一度しっかり休んでおかないとな。 ここのところ、それぞれ強行軍だったんだ。
304 300 TEXT_VOICEMAN_06002_002910_THANCRED とくにお前は、ゾディアークとの戦いも含めてブッ続けだろう。 今日はもう、ふらふら出歩かずに分館で休めよ?
305 301 TEXT_VOICEMAN_06002_002920_ALPHINAUD それじゃあ、みんなで帰ろうか。 ……また明日から、戦うために!
306 302 TEXT_VOICEMAN_06002_002930_ENDSINGER ラ~~
307 303 TEXT_VOICEMAN_06002_002940_SYSTEM_NONE_VOICE ノックに続いて、自分の名を呼ぶ声がする。 この声は……
308 304 TEXT_VOICEMAN_06002_Q4_000_001_NONE_VOICE 誰の声?
309 305 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_001_NONE_VOICE アルフィノだ
310 306 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_002_NONE_VOICE アリゼーだ
311 307 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_003_NONE_VOICE サンクレッドだ
312 308 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_004_NONE_VOICE ヤ・シュトラだ
313 309 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_005_NONE_VOICE グ・ラハ・ティアだ
314 310 TEXT_VOICEMAN_06002_A4_000_006_NONE_VOICE エスティニアンだ
315 311 TEXT_VOICEMAN_06002_002950_ALPHINAUD やあ……もしかして、もう休んでいたかな?
316 312 TEXT_VOICEMAN_06002_002960_ALPHINAUD よかった。 眠る前に、どうしても君に伝えておきたいことがあったんだ。
317 313 TEXT_VOICEMAN_06002_002970_ALPHINAUD ……ガレマルドで、 はじめてテルティウム駅を訪ねたときのことだ。
318 314 TEXT_VOICEMAN_06002_002980_ALPHINAUD 私は、ユルスたちと…… クイントゥス殿とも、話せてよかったと思っている。
319 315 TEXT_VOICEMAN_06002_002990_ALPHINAUD けれどあのとき、 もしかしたら君だって、首輪をつけられていたかもしれない。 そうでなくても、危険な目にあっていたかもしれない。
320 316 TEXT_VOICEMAN_06002_003000_ALPHINAUD 私たちが選んだことで、 君をつき合わせてしまったことに、ちゃんと謝罪を……
321 317 TEXT_VOICEMAN_06002_003010_ALPHINAUD ……いいや、感謝を伝えたいんだ。
322 318 TEXT_VOICEMAN_06002_003020_ALPHINAUD ありがとう。 君にはもう何度、これを伝えたかわからないけれど…… それでもやっぱり、そう思うよ。
323 319 TEXT_VOICEMAN_06002_003030_ALPHINAUD 明日からも戦いは続く…… あるいは本番はこれからなのだとすると、 折り入って話すには早かったかもしれない。
324 320 TEXT_VOICEMAN_06002_003040_ALPHINAUD でも、父に返答ができた今だからこそ、 君に言っておきたかったんだ。
325 321 TEXT_VOICEMAN_06002_003050_ALPHINAUD それじゃあ、私はこれで…… お礼を言うために休息の邪魔をしては、本末転倒だからね。
326 322 TEXT_VOICEMAN_06002_003060_ALPHINAUD 私も、アレンヴァルドへの手紙を書いたら休むよ。 ……明日からもまた、がんばろう。
327 323 TEXT_VOICEMAN_06002_003070_ALISAIE ……ふふ、夜食を期待した? 残念、ちょっと迷ったけど、今日は手ぶらよ。
328 324 TEXT_VOICEMAN_06002_003080_ALISAIE 寝る前に、少しあなたと話がしたくてね。 長くはならないから、ここでいいわ。
329 325 TEXT_VOICEMAN_06002_003090_ALISAIE ガレマルドで、あなたの身体が、 ゼノスに乗っ取られた事件があったでしょう?
330 326 TEXT_VOICEMAN_06002_003100_ALISAIE あなたの魂が身体に戻って、目覚めるまでの間、 すごく実感したことがあったの……。
331 327 TEXT_VOICEMAN_06002_003110_ALISAIE ああ、この人だって、必ず無事でいられる保証はないんだって。
332 328 TEXT_VOICEMAN_06002_003120_ALISAIE そんなの、当たり前よね。 私だってわかってたし……わかってたけど……怖かった。
333 329 TEXT_VOICEMAN_06002_003130_ALISAIE だからね、明日からの戦いで、 ちゃんと自分の身も護りなさいよって念押ししにきたの。
334 330 TEXT_VOICEMAN_06002_003140_ALISAIE そりゃあ、最後まで戦うって啖呵を切ったのは私だけど! でも、みんなに無事でいてほしいって思うのも嘘じゃないわ。
335 331 TEXT_VOICEMAN_06002_003150_ALISAIE ……よろしい! それじゃあ、約束だからね。
336 332 TEXT_VOICEMAN_06002_003160_ALISAIE それから、お父様に言ったこと…… 走っていく姿を、ちゃんと見ててほしいって話。
337 333 TEXT_VOICEMAN_06002_003170_ALISAIE あれ、あなたにも言ってるんだからね。 そっちも、約束!
338 334 TEXT_VOICEMAN_06002_003180_THANCRED ああ、休もうってときに、悪いな。
339 335 TEXT_VOICEMAN_06002_003190_THANCRED お前に折り入って頼みがあるんだが…… 今、大丈夫か?
340 336 TEXT_VOICEMAN_06002_003200_THANCRED 助かる……。 なに、身構えずとも、悪い報せってわけじゃないさ。
341 337 TEXT_VOICEMAN_06002_003210_THANCRED ……まだ先は見通せないが、 俺たちはこれから、終末の災厄に抗うことになるだろう。
342 338 TEXT_VOICEMAN_06002_003220_THANCRED それにあたって、だ。 ウリエンジェの言っていたとおり、 俺は、第一世界を……リーンを見捨てる選択はできない。
343 339 TEXT_VOICEMAN_06002_003230_THANCRED だからこそ、冷静な状況判断ができるか怪しい。 引き上げどきが来たとしても、それを認めないだろう。
344 340 TEXT_VOICEMAN_06002_003240_THANCRED そうなったときは…… 躊躇はいらない、ブン殴ってやってくれ。
345 341 TEXT_VOICEMAN_06002_003250_THANCRED 「暁」の連中は、なんだかんだ、 お前も含めて付き合いがいいからな……。
346 342 TEXT_VOICEMAN_06002_003260_THANCRED 今のうちに頼んでおかないと、 気づいたら全員そろって負け戦に身を投じてた…… なんてことになりかねない。
347 343 TEXT_VOICEMAN_06002_003270_THANCRED ……まったく、そんな心配ができるだなんて、 俺もずいぶん贅沢者になったもんだ。
348 344 TEXT_VOICEMAN_06002_003280_THANCRED で、引き受けてもらえるか? 俺としては、いちばん頼れる奴に依頼しに来たんだが。
349 345 TEXT_VOICEMAN_06002_003290_THANCRED フッ、交渉成立だな。
350 346 TEXT_VOICEMAN_06002_003300_THANCRED おかげで、少しばかり気が軽くなった。 あとは俺にできることを、やり尽くすだけだ。
351 347 TEXT_VOICEMAN_06002_003310_THANCRED それじゃ、また休憩のあとでな。 俺が訪ねてきたことは内緒にしておいてくれよ? 休めと言っておきながら……って叱られそうだからな。
352 348 TEXT_VOICEMAN_06002_003320_YSHTOLA こんばんは、起きていてくれてよかったわ。
353 349 TEXT_VOICEMAN_06002_003330_YSHTOLA とりあえず……そのまま、動かないでいてもらえて?
354 350 TEXT_VOICEMAN_06002_003340_YSHTOLA ……問題はなさそうね。
355 351 TEXT_VOICEMAN_06002_003350_YSHTOLA ほら、あなた、第一世界で戦っていたときに、 大罪喰いが放出した光をため込んでいたでしょう?
356 352 TEXT_VOICEMAN_06002_003360_YSHTOLA そういう前科があるから、 ゾディアークを倒しても異変がなかったか、 改めて視ておこうと思ったのよ。
357 353 TEXT_VOICEMAN_06002_003370_YSHTOLA リーンがいない以上、 気づいてあげられるのは私くらいでしょうしね。
358 354 TEXT_VOICEMAN_06002_003380_YSHTOLA 仕方のない状況だったとはいえ、 あのゾディアークと真っ向勝負だなんて……。
359 355 TEXT_VOICEMAN_06002_003390_YSHTOLA その前は別人の身体に入れられていたし、 あなた、何か物騒な呪いでもかけられているのではなくて?
360 356 TEXT_VOICEMAN_06002_003400_YSHTOLA ……というのは冗談だとしても。 第一世界で、アーモロートを訪れたころのあなたの魂は、 本当に亀裂だらけだったのよ。
361 357 TEXT_VOICEMAN_06002_003410_YSHTOLA 見せられるものなら、戒めに見せてあげたいくらい。 私はもう二度と……あんな痛々しいもの、視たくないわ。
362 358 TEXT_VOICEMAN_06002_003420_YSHTOLA わかったら、ときには自分を大事になさいな。 それから、何かあったら相談すること。 ……理解できて?
363 359 TEXT_VOICEMAN_06002_003430_YSHTOLA なら、私は退散するわ。 シャーレアンの夜は冷えるから、あたたかくして、 きちんとベッドに入って眠るのよ。
364 360 TEXT_VOICEMAN_06002_003440_YSHTOLA アジントタ……よい夜を。
365 361 TEXT_VOICEMAN_06002_003450_GRAHATIA ああ、ええと、急にすまない……! あんたに話があってだな……その、少し、いいか……?
366 362 TEXT_VOICEMAN_06002_003460_GRAHATIA よかった……。 しばらく、落ち着いて話せる夜は、 来ないかもしれないと思ったからさ。
367 363 TEXT_VOICEMAN_06002_003470_GRAHATIA ……これから話すことは、オレの勝手な心配だ。 杞憂で済むなら、それはそれで構わない。
368 364 TEXT_VOICEMAN_06002_003480_GRAHATIA ゼノスがあんたと戦うために、多くの犠牲を出したこと。 そして、ゾディアークの消滅に立ち会ってしまったこと……
369 365 TEXT_VOICEMAN_06002_003490_GRAHATIA その事実が、あんたを締めつけるときが来るかもしれない。 これから本当に災厄が起こるんだとしたら、なおのことだ。
370 366 TEXT_VOICEMAN_06002_003500_GRAHATIA だから、オレは……
371 367 TEXT_VOICEMAN_06002_003510_GRAHATIA あんたが生きることで背負った重荷を、 あんたが生きることを願ったオレにも、わけてほしい。
372 368 TEXT_VOICEMAN_06002_003520_GRAHATIA すべてを肩代わりできないとしても、 一緒に歩いて、ときどき荷物を預かれる奴がいるってこと、 忘れないでいてほしい。
373 369 TEXT_VOICEMAN_06002_003530_GRAHATIA 幸い、オレは今、あんたのおかげですごく身軽なんだ。 ……少しくらいは、わかちあわせてくれ。
374 370 TEXT_VOICEMAN_06002_003540_GRAHATIA そのかわり、嬉しいこともわけてもらうからな!
375 371 TEXT_VOICEMAN_06002_003550_GRAHATIA 良い出来事ばかりじゃないが……それでもきっと、 オレはいつかこの戦いを、輝かしかった日々として思い返すよ。
376 372 TEXT_VOICEMAN_06002_003560_GRAHATIA みんなと査問会に掛けられたことや、雪中の行軍、 この部屋で夕飯を食ったことだって……。
377 373 TEXT_VOICEMAN_06002_003570_GRAHATIA そういうのを、これからもたくさんもらうんだ。 冒険に連れてってくれるって言ったのはあんたなんだから、 覚悟しろよな!
378 374 TEXT_VOICEMAN_06002_003580_GRAHATIA は、話はそれだけだ……貴重な休みを邪魔して悪かった……。 明日からに備えて、今夜はよく休んでくれ……。
379 375 TEXT_VOICEMAN_06002_003590_GRAHATIA それじゃあ、おやすみ。 ……良い夢を。
380 376 TEXT_VOICEMAN_06002_003600_ESTINIEN ……よう、邪魔するぞ。
381 377 TEXT_VOICEMAN_06002_003610_ESTINIEN アルフィノとアリゼーが部屋に押しかけてきてな。 やれメシを食えだの支度をしろだの……。
382 378 TEXT_VOICEMAN_06002_003620_ESTINIEN 面倒になったから、逃げてきた。 案の定、今日はこっちの方が静かそうだな。
383 379 TEXT_VOICEMAN_06002_003630_ESTINIEN まったく……お前たちはよくやるもんだ。
384 380 TEXT_VOICEMAN_06002_003640_ESTINIEN 竜詩戦争に飛び込んできたときもそうだったが、 あれと負けず劣らずの厄介事に、 こうも首を突っ込んでいくとはな……。
385 381 TEXT_VOICEMAN_06002_003650_ESTINIEN 俺は正直、いにしえの蛮神だの、終末の災厄だのに、 理解が及んじゃいない。
386 382 TEXT_VOICEMAN_06002_003660_ESTINIEN ただ、アルフィノの…… お前たちの信念に槍を貸したんだ。
387 383 TEXT_VOICEMAN_06002_003670_ESTINIEN 必要とされているかぎり、それを振るうだけだ。 これから始まる戦いが、どれだけ絶望的なものであってもな。
388 384 TEXT_VOICEMAN_06002_003680_ESTINIEN だからまあ、そうだな…… 俺は俺で、納得してここに立ってるってわけだ。
389 385 TEXT_VOICEMAN_06002_003690_ESTINIEN 気にせず、使い倒すつもりで使え。 戦果だけは、十分に上げてやるさ。
390 386 TEXT_VOICEMAN_06002_003700_ESTINIEN さてと……そろそろ追手が掛かるころか。 悪いが、通らせてもらうぞ。
391 387 TEXT_VOICEMAN_06002_003710_ESTINIEN もしアルフィノたちが来たら「知らない」で通せよ。
392 388 TEXT_VOICEMAN_06002_003720_ESTINIEN じゃあな、相棒。
393 389 TEXT_VOICEMAN_06002_003730_SYSTEM_NONE_VOICE しばらく前 アラミガン・クォーター
394 390 TEXT_VOICEMAN_06002_003740_ALAMHIGANCITIZENA ここから見えていた、あの不気味な塔…… 消えてくれて本当によかったわね。
395 391 TEXT_VOICEMAN_06002_003750_ALAMHIGANCITIZENB なんでも、例のイルサバード派遣団が、 帝都で元凶を排除したらしい。 それで、各地の塔もキレイサッパリだそうだ。
396 392 TEXT_VOICEMAN_06002_003760_ALAMHIGANCITIZENA ありがたいわ……。 ラウバーン様たちが防備を固めてくれていたのもあって、 大きな被害が出なかったのが、不幸中の幸いよ。
397 393 TEXT_VOICEMAN_06002_003770_ALAMHIGANCITIZENA でも、派遣団といえば、 ガレマルドから帝国人のテンパードを大勢連れてきたとか……。 大丈夫なのかしら……。
398 394 TEXT_VOICEMAN_06002_003780_ALAMHIGANCITIZENB ラウバーン様の説明によると、 エオルゼア諸国で分担して彼らの治療にあたるらしいが、 うちには当面、迎え入れる予定はないらしい。
399 395 TEXT_VOICEMAN_06002_003790_ALAMHIGANCITIZENA そう……。 褒められたことじゃないでしょうけど、 少し安心しちゃったわ。
400 396 TEXT_VOICEMAN_06002_003800_ALAMHIGANCITIZENA 同じアラミゴ人の中でだって、帝国に与していた人たちと、 どう向き合ったらいいのか悩むことがあるもの……。
401 397 TEXT_VOICEMAN_06002_003810_ALAMHIGANCITIZENB そうだな……。 アラガーナの長が中心になって、 そのあたりを支援する活動が始まったとは聞くが……。
402 398 TEXT_VOICEMAN_06002_003820_SYSTEM_NONE_VOICE 一方 イシュガルド――
403 399 TEXT_VOICEMAN_06002_003830_ERENVILLE ……こりゃあ、また、ずいぶんと大胆なご依頼だな。
404 400 TEXT_VOICEMAN_06002_003840_ERENVILLE さて、どうしたもんか……
405 401 TEXT_VOICEMAN_06002_003850_ERENVILLE ……ん?
406 402 TEXT_VOICEMAN_06002_003860_ERENVILLE おい、大丈夫か?
407 403 TEXT_VOICEMAN_06002_003870_ERENVILLE 今、何か……気のせいか……?
408 404 TEXT_VOICEMAN_06002_003880_ERENVILLE 各地の塔は消え去って、 帝国の動向も落ち着きを見せはじめた……
409 405 TEXT_VOICEMAN_06002_003890_ERENVILLE だってのに、どうにも空気が重たいのは……何だ?
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0,"TEXT_VOICEMAN_06003_000010_EMETSELCH","見よ 獣は解き放たれた"
1,"TEXT_VOICEMAN_06003_000020_EMETSELCH","それらは人々を殺し 街を焼いた"
2,"TEXT_VOICEMAN_06003_000030_EMETSELCH","明日は燃え殻となり塵となった"
3,"TEXT_VOICEMAN_06003_000040_EMETSELCH","滅びは影のように速い"
4,"TEXT_VOICEMAN_06003_000050_EMETSELCH","すべてが失われようとしていた――"
5,"TEXT_VOICEMAN_06003_000060_ALISAIE","空が、燃えてる……
本当に……終末が来たんだわ……。"
6,"TEXT_VOICEMAN_06003_000070_AWAHEEN","皆さん……!
報告をお聞きいただけたのですね。"
7,"TEXT_VOICEMAN_06003_000080_ALPHINAUD","ええ……。
アヒワーン殿、状況を詳しく教えていただけますか?"
8,"TEXT_VOICEMAN_06003_000090_AWAHEEN","昨夜のこと、悲鳴とも地鳴りともつかない音が、
島中に響き渡りました。"
9,"TEXT_VOICEMAN_06003_000100_AWAHEEN","間もなく空が燃えだした。
それに前後して、見たこともないような獣が現れ、
暴れはじめたのです。"
10,"TEXT_VOICEMAN_06003_000110_AWAHEEN","……いえ、この表現では正しくありませんね。"
11,"TEXT_VOICEMAN_06003_000120_AWAHEEN","人が突然、転じたのです。
恐るべき異形の獣に。"
12,"TEXT_VOICEMAN_06003_000130_AWAHEEN","異変は島のいたるところで起こっていますが、
ラザハンで最初に確認された、ひときわ強大な獣が、
とくに甚大な被害をもたらしている。"
13,"TEXT_VOICEMAN_06003_000140_AWAHEEN","我々はその個体を、神話に登場する人であり獣である神……
「神獣」のまがいものであるとして、
「偽神獣」と名付けました。"
14,"TEXT_VOICEMAN_06003_000150_AWAHEEN","偽神獣は今、島の北側に回って暴れています。
これより星戦士団を送り込み、討伐を試みるところです。"
15,"TEXT_VOICEMAN_06003_000160_ESTINIEN","ヴリトラの奴はどうしてるんだ。"
16,"TEXT_VOICEMAN_06003_000170_AWAHEEN","我々に先駆けて、単身、北側に向かわれました。
しかし……"
17,"TEXT_VOICEMAN_06003_000180_AWAHEEN","ヴリトラ様は、偽神獣や獣たちが、
己の愛する領民であったことを心得ていらっしゃいます。"
18,"TEXT_VOICEMAN_06003_000190_AWAHEEN","あのお方の慈悲深さが、命取りにならぬとよいのですが……。"
19,"TEXT_VOICEMAN_06003_000200_ALPHINAUD","状況はわかりました。
偽神獣の討伐作戦、是非、我々にも協力させてください。"
20,"TEXT_VOICEMAN_06003_000210_AWAHEEN","なんと心強き申し出か……。
深く感謝いたします。"
21,"TEXT_VOICEMAN_06003_000220_AWAHEEN","星戦士団は、複数のルートで島の北側に向かっています。
いくつかの部隊が、ここイェドリマンの船着場から、
船で北上する予定です。"
22,"TEXT_VOICEMAN_06003_000230_AWAHEEN","「暁」の皆さんも、同様に船で北側にお送りします。
上陸地点には、鬱蒼とした密林が広がっている……
偽神獣以外の獣たちに遭遇する可能性もあるでしょう。"
23,"TEXT_VOICEMAN_06003_000240_AWAHEEN","どうか念入りに戦いのお仕度を。
私は船着場でお待ちしております。"
24,"TEXT_VOICEMAN_06003_000250_ALISAIE","準備ならぬかりないわ。
……行きましょう。"
25,"TEXT_VOICEMAN_06003_000260_FAKEGODBEAST","ウウウ…アウウ……!"
26,"TEXT_VOICEMAN_06003_000270_FAKEGODBEAST","アアアアアアッ"
27,"TEXT_VOICEMAN_06003_000280_FAKEGODBEAST","ショ……カイ……マモ……マ……マモル…………"
28,"TEXT_VOICEMAN_06003_000290_YSHTOLA","ああ……やっぱり……なんてことなの……!"
29,"TEXT_VOICEMAN_06003_000300_ALPHINAUD","ヤ・シュトラ……?"
30,"TEXT_VOICEMAN_06003_000310_YSHTOLA","そこに偽神獣がいて、今、消滅した……
そうなんでしょう?"
31,"TEXT_VOICEMAN_06003_000320_THANCRED","ああ、そのとおりだが……
まさか、お前には視えてなかったのか?"
32,"TEXT_VOICEMAN_06003_000330_YSHTOLA","偽神獣も、ほかの人から転じた獣たちも、
視えないからこそ、視えていたわ。"
33,"TEXT_VOICEMAN_06003_000340_YSHTOLA","……ないのよ、エーテルが。
私の視界だと、空白になっているの。"
34,"TEXT_VOICEMAN_06003_000350_ALPHINAUD","それは……どういう…………。"
35,"TEXT_VOICEMAN_06003_000360_YSHTOLA","月の監視者が言っていた言葉……
古代人たちは、天脈が循環不全を起こしている場所から、
星が「腐り始めた」と見たという話……。"
36,"TEXT_VOICEMAN_06003_000370_YSHTOLA","まさに、そのとおりだったんだわ。
人から獣に転じた瞬間に、エーテルが腐り落ちてしまうのよ。"
37,"TEXT_VOICEMAN_06003_000380_YSHTOLA","身体はもちろん、魂まで……なにひとつ残らずに……。"
38,"TEXT_VOICEMAN_06003_000390_ALISAIE","で、でも、偽神獣は何か言ってるみたいだった……!
人だったころの想いが残ってるってことじゃないの!?"
39,"TEXT_VOICEMAN_06003_000400_YSHTOLA","そうね、完全に腐り果てるまでならば……。
けれどそれは、消えかけの残滓にすぎないわ。"
40,"TEXT_VOICEMAN_06003_000410_ALISAIE","そんな……。
それじゃあ、もとには戻せないってこと……?"
41,"TEXT_VOICEMAN_06003_000420_YSHTOLA","私たちの知っている方法では……"
42,"TEXT_VOICEMAN_06003_000430_YSHTOLA","いえ、完全に「無」になってしまうのだもの。
恐らくどんな方法をもってしても、戻すことはできないわ。"
43,"TEXT_VOICEMAN_06003_000440_GRAHATIA","星海にすら、還れないのか……!"
44,"TEXT_VOICEMAN_06003_000450_VRITRA","異形の獣たちの勢いが、衰えない……。"
45,"TEXT_VOICEMAN_06003_000460_VRITRA","偽神獣が、群れの長たる役目を持つならばあるいはと、
期待したのだが……。"
46,"TEXT_VOICEMAN_06003_000470_VRITRA","もとは皆、サベネアの子だった……!
どれだけこの牙に掛けなければならないのだ!"
47,"TEXT_VOICEMAN_06003_000480_AWAHEEN","ヴリトラ様、皆さん!
よくぞご無事で!"
48,"TEXT_VOICEMAN_06003_000490_ESTINIEN","いいのか、竜の姿を見せて。"
49,"TEXT_VOICEMAN_06003_000500_AWAHEEN","ええ、彼らは真実を知る、腹心たちです。
何よりも……この秘密はもはや、明かされなければならない。"
50,"TEXT_VOICEMAN_06003_000510_AWAHEEN","恐れながらヴリトラ様、
この悪夢の如き災厄を前にして、
ラザハンは悲鳴と慟哭に埋め尽くされております。"
51,"TEXT_VOICEMAN_06003_000520_AWAHEEN","今こそ、強き太守が必要なのです。
どうか真相を告げ、ヴリトラ様おんみずから、
民を率いてくださいませ……!"
52,"TEXT_VOICEMAN_06003_000530_VRITRA","何を馬鹿げたことを……
君が動転してどうする、アヒワーン。"
53,"TEXT_VOICEMAN_06003_000540_VRITRA","この惨劇の中で、太守まで竜であったなどと言い出せば、
民をいっそうの混乱に叩き落とすだけだ。"
54,"TEXT_VOICEMAN_06003_000550_VRITRA","私はこのまま「太守の盟友たる竜」として、
獣たちを掃い続ける。
民に寄り添い、なだめるのは君の役目だ。"
55,"TEXT_VOICEMAN_06003_000560_VRITRA","すまないが、「暁」の皆も、
アヒワーンに手を貸してやってほしい。"
56,"TEXT_VOICEMAN_06003_000570_VRITRA","この事態を究明し、対策を立てるには、君たちの力が必要だ。"
57,"TEXT_VOICEMAN_06003_000580_ESTINIEN","……おい、天竜。"
58,"TEXT_VOICEMAN_06003_000590_ESTINIEN","俺を連れていけ。
空中戦にも、多少の自信はある。"
59,"TEXT_VOICEMAN_06003_000600_VRITRA","話を聞いていなかったのか?
こちらは私ひとりでいい、
君たちは、アヒワーンを手伝ってくれ。"
60,"TEXT_VOICEMAN_06003_000610_THANCRED","エスティニアン、受け取れ。"
61,"TEXT_VOICEMAN_06003_000620_THANCRED","お前が面倒くさがって持とうとしなかった、
「暁」のリンクパールだ。"
62,"TEXT_VOICEMAN_06003_000630_THANCRED","ヴリトラが別行動するっていうなら、連絡手段がいるだろう?
それを持ったお前がついていれば、俺たちも助かる。"
63,"TEXT_VOICEMAN_06003_000640_ESTINIEN","フッ"
64,"TEXT_VOICEMAN_06003_000650_ESTINIEN","……だ、そうだ。
観念した方がよさそうだぞ、太守様。"
65,"TEXT_VOICEMAN_06003_000660_VRITRA","……加減はしない。
振り落とされても構わないなら、背に乗るがいい。"
66,"TEXT_VOICEMAN_06003_000670_ESTINIEN","上等だ。
さあ、とっとと空を制しに行くぞ。"
67,"TEXT_VOICEMAN_06003_000680_AWAHEEN","申し訳ございません。
ヴリトラ様のおっしゃるとおり、この事態を収めるため、
引き続きご協力いただけるでしょうか。"
68,"TEXT_VOICEMAN_06003_000690_ALPHINAUD","もちろんです。
私たちは、そのためにこの地へ来たのですから。"
69,"TEXT_VOICEMAN_06003_000700_AWAHEEN","重ねて感謝を……。
ひとまずは、ラザハンの都まで戻るといたしましょう。"
70,"TEXT_VOICEMAN_06003_000710_YSHTOLA","来ていたのね。
そちらも話を聞いてこられたのかしら。"
71,"TEXT_VOICEMAN_06003_000720_GRAHATIA","ああ、気になるところはおおよそな。
みんなの集めた情報とあわせて、意見をもらいたい。"
72,"TEXT_VOICEMAN_06003_000730_ALPHINAUD","ちょうどいい頃合いだったようだね。
私たちも、ひとまわりしてこられたよ。"
73,"TEXT_VOICEMAN_06003_000740_YSHTOLA","いいわ、じゃあ、あなたたちの報告からお願いできて?"
74,"TEXT_VOICEMAN_06003_000750_ALPHINAUD","……つまり、偽神獣になってしまったカルザール氏は、
自身の商会のことで、深く思い悩んでいたわけだね。"
75,"TEXT_VOICEMAN_06003_000760_ALISAIE","私たちが聞いた範囲でも、異形の獣に転じた人は、
直前に強い不安を感じていたみたいだった。"
76,"TEXT_VOICEMAN_06003_000770_ALISAIE","獣に追い詰められた人や、
友達が獣になるのを見てしまった人……
そういう人たちが、連鎖的に転じていったそうよ。"
77,"TEXT_VOICEMAN_06003_000780_ALPHINAUD","獣に転じる条件は、不安や恐怖、絶望といった、
負の感情を抱くこと……やはりそれが有力だと思う。"
78,"TEXT_VOICEMAN_06003_000790_YSHTOLA","……だとしたら、いにしえの時代に起きた終末とも、
共通点が見えてくるわ。"
79,"TEXT_VOICEMAN_06003_000800_YSHTOLA","古代人たちは、創造魔法が暴発し、
意図せず恐怖を具現化していったと言ったでしょう?"
80,"TEXT_VOICEMAN_06003_000810_YSHTOLA","単なる暴発だったら、
必ずしも恐ろしいと思うものばかりが創られないはず。"
81,"TEXT_VOICEMAN_06003_000820_YSHTOLA","けれど、それもまた、
負の感情とだけ結びつく現象だったとすれば……?
今目の前で起きている災厄と、ひとつの線で繋がるわ。"
82,"TEXT_VOICEMAN_06003_000830_ALPHINAUD","過去と現在の終末には、相違点もある。
それが創造魔法に現れるか、人や生物そのものに現れるかだ。"
83,"TEXT_VOICEMAN_06003_000840_ALPHINAUD","理由はまだわからないが……
古代人と私たちの最大の違いは、
分割された生命であるか否かだろう。"
84,"TEXT_VOICEMAN_06003_000850_ALPHINAUD","そこに何か、効き方の違いのようなものがあるのかもしれない。"
85,"TEXT_VOICEMAN_06003_000860_GRAHATIA","それからもうひとつ、気になる証言があったんだ。"
86,"TEXT_VOICEMAN_06003_000870_GRAHATIA","カルザールは、空が燃えるよりも前に、
偽神獣に転じていたらしいんだよ。"
87,"TEXT_VOICEMAN_06003_000880_ALISAIE","なんですって……?
それが本当なら、かなりまずいんじゃない?"
88,"TEXT_VOICEMAN_06003_000890_ALISAIE","だって、目に見える終末の現象が起きていなくたって、
獣に転じる可能性があるってことでしょ。"
89,"TEXT_VOICEMAN_06003_000900_ALISAIE","今は大きな騒ぎが起きていない地域でも、
もしかしたら、もう……。"
90,"TEXT_VOICEMAN_06003_000910_HANNISHMANA","見ろ、太守様がいらっしゃったぞ!"
91,"TEXT_VOICEMAN_06003_000920_HANNISHBOYA","太守様!"
92,"TEXT_VOICEMAN_06003_000930_HANNISHWOMANA","よかった…"
93,"TEXT_VOICEMAN_06003_000940_AWAHEEN","皆、本当に、よくぞ無事でいてくれました。"
94,"TEXT_VOICEMAN_06003_000950_AWAHEEN","予断を許さない状況ですが、
ひとまず、ラザハン都市内で暴れていた獣は、
すべて排除できたそうです。"
95,"TEXT_VOICEMAN_06003_000960_AWAHEEN","ほかの村落でも、星戦士団の皆や、
頼もしき味方である竜が奮闘してくれています。"
96,"TEXT_VOICEMAN_06003_000970_AWAHEEN","どうか心を落ち着け、慌てることなく、
待機をお願いいたします。"
97,"TEXT_VOICEMAN_06003_000980_HANNISHOLDWOMANA","太守様、「パーラカの里」はどうなっているのでしょうか?"
98,"TEXT_VOICEMAN_06003_000990_HANNISHOLDWOMANA","私の孫が、昨日あの村に出かけたきり、
まだ戻っていないのです……。"
99,"TEXT_VOICEMAN_06003_001000_AWAHEEN","私もまだ、報告を待っている状況です。
詳しいことがわかり次第、皆にも共有を……"
100,"TEXT_VOICEMAN_06003_001010_MATSYA","(-????-)太守様……!
たた、た、たいへんだす!"
101,"TEXT_VOICEMAN_06003_001020_AWAHEEN","あなたは……。"
102,"TEXT_VOICEMAN_06003_001030_MATSYA","あ、オ、オラは、アキャーリのマトシャ。
漁師のマトシャだす。"
103,"TEXT_VOICEMAN_06003_001040_THANCRED","お前は確か、最初にこの島に来たときに会った……。"
104,"TEXT_VOICEMAN_06003_001050_MATSYA","あれ、あんた方どうして……。"
105,"TEXT_VOICEMAN_06003_001060_MATSYA","い、いや、今は太守様が先だす!"
106,"TEXT_VOICEMAN_06003_001070_MATSYA","こんな不気味な空になったもんだから、
オラ、知り合いのことが心配で、
「パーラカの里」に向かったんだす。"
107,"TEXT_VOICEMAN_06003_001080_MATSYA","そしたら、里のまわりに、
見たこともない怖ろしい化け物がいっぱいいて……!"
108,"TEXT_VOICEMAN_06003_001090_HANNISHOLDWOMANA","ああ……そんな……!"
109,"TEXT_VOICEMAN_06003_001100_HANNISHOLDWOMANA","太守様、どうかすぐに助けを!
孫を救ってください……!"
110,"TEXT_VOICEMAN_06003_001110_AWAHEEN","もちろんそうします。
ですから、どうか落ち着いて……"
111,"TEXT_VOICEMAN_06003_001120_HANNISHOLDWOMANA","落ち着いていられますか……!
あの恐ろしい化け物たちは、星戦士団の手練れでも、
簡単に引きちぎっていたんですよ!?"
112,"TEXT_VOICEMAN_06003_001130_HANNISHOLDWOMANA","孫があれに襲われたら、ひとたまりも……!"
113,"TEXT_VOICEMAN_06003_001140_HANNISHOLDWOMANA","ああぁ……ヒトたマりモ……!"
114,"TEXT_VOICEMAN_06003_001150_YSHTOLA","まずいわ、皆、離れてッ!"
115,"TEXT_VOICEMAN_06003_001160_HANNISHOLDWOMANA","あああ、うう、あぁぁぁぁ!"
116,"TEXT_VOICEMAN_06003_001170_HANNISHWOMANA","い、嫌ぁぁぁぁぁッ!!"
117,"TEXT_VOICEMAN_06003_001180_THANCRED","クソッ、とにかく獣を抑え込む!"
118,"TEXT_VOICEMAN_06003_001190_YSHTOLA","あなたたちは、逃げる人の救援を優先して!"
119,"TEXT_VOICEMAN_06003_001200_HANNISHMANA","逃げるぞ、早く!"
120,"TEXT_VOICEMAN_06003_001210_HANNISHBOYA","あっ"
121,"TEXT_VOICEMAN_06003_001220_HANNISHBOYA","あ……あぁ……や……!"
122,"TEXT_VOICEMAN_06003_001230_HANNISHBOYA","ワアアアア!"
123,"TEXT_VOICEMAN_06003_001240_HANNISHBOYA","オトー……サ……ァァ……"
124,"TEXT_VOICEMAN_06003_001242_AWAHEEN","ハッ"
125,"TEXT_VOICEMAN_06003_001244_AWAHEEN","ヤッ"
126,"TEXT_VOICEMAN_06003_001246_AWAHEEN","グアァッ"
127,"TEXT_VOICEMAN_06003_001250_AWAHEEN","ヴリトラ様を、ラザハンを……どうか……!"
128,"TEXT_VOICEMAN_06003_001260_HANNISHMANA","あ、お、俺の息子が……太守様が……ッ!"
129,"TEXT_VOICEMAN_06003_001270_GRAHATIA","しっかりしろッ!
ふたりのために、あんたは逃げ延びるんだ!"
130,"TEXT_VOICEMAN_06003_001275_HANNISHMANA","フー"
131,"TEXT_VOICEMAN_06003_001280_GRAHATIA","そう、大丈夫……大丈夫だ……。"
132,"TEXT_VOICEMAN_06003_001290_GRAHATIA","すー、はぁ…"
133,"TEXT_VOICEMAN_06003_001300_GRAHATIA","皆、前を向いて胸を張れ!"
134,"TEXT_VOICEMAN_06003_001310_GRAHATIA","恐れることはない、この獣は、私たちで打ち倒せる!"
135,"TEXT_VOICEMAN_06003_001320_GRAHATIA","星戦士団は、ヤ・シュトラとサンクレッドの支援を。
獣をこの広場から出さないことだけ考えろ!"
136,"TEXT_VOICEMAN_06003_001330_GRAHATIA","ほかの者は、近くの者とともに退避だ!
怪我をしている者がいたら手を貸して、
建物の中か、下層に向かうように。"
137,"TEXT_VOICEMAN_06003_001340_GRAHATIA","焦る必要はない。
獣たちに、決して皆を追わせはしないッ!"
138,"TEXT_VOICEMAN_06003_001350_THANCRED","アルフィノ! アリゼー!
ここは俺たちで片づける、お前たちは「パーラカの里」に行け!"
139,"TEXT_VOICEMAN_06003_001360_THANCRED","マトシャ、そいつらを里まで案内してやってくれ!
必ず力になってくれる!"
140,"TEXT_VOICEMAN_06003_001370_MATSYA","わ、わかった……!"
141,"TEXT_VOICEMAN_06003_001380_GRAHATIA","あんたも行ってやってくれ。"
142,"TEXT_VOICEMAN_06003_001390_GRAHATIA","オレたちで救うんだ……ひとりでも多く!"
143,"TEXT_VOICEMAN_06003_001400_SYSTEM_NONE_VOICE","一方 サベネア島 上空――"
144,"TEXT_VOICEMAN_06003_001410_ESTINIEN","飛行型は、あらかた倒せたみたいだな。"
145,"TEXT_VOICEMAN_06003_001420_ESTINIEN","……ああ、俺だ。
そっちの状況はどうなってる?"
146,"TEXT_VOICEMAN_06003_001430_ESTINIEN","そうか……。
了解した、ヴリトラにも伝える。
それじゃあな。"
147,"TEXT_VOICEMAN_06003_001440_ESTINIEN","一度は落ち着きを見せたラザハンで、
再び、大規模な獣化があったそうだ。"
148,"TEXT_VOICEMAN_06003_001450_ESTINIEN","その最中で、住民をかばって、アヒワーンが死んだ。"
149,"TEXT_VOICEMAN_06003_001460_VRITRA","ああ…"
150,"TEXT_VOICEMAN_06003_001470_ESTINIEN","うちの連中と兵士たちが今、混乱を収めようとしているらしい。"
151,"TEXT_VOICEMAN_06003_001480_ESTINIEN","一方で、パーラカの里も獣に襲われているという報告があった。
それで、戦力を分けて対応中だそうだ。"
152,"TEXT_VOICEMAN_06003_001490_ESTINIEN","あとは、人が獣に転じる条件にも予測がついたと。
あいつらが言うには……"
153,"TEXT_VOICEMAN_06003_001500_VRITRA","恐怖や絶望がきっかけとなる……まるで悪夢ではないか。"
154,"TEXT_VOICEMAN_06003_001510_VRITRA","そのくせ覚めもしないとは。
サベネアの子らには、見合う咎などなかろうに……!"
155,"TEXT_VOICEMAN_06003_001520_ESTINIEN","そう思うなら……
あいつらを護りたいのなら、決断すべきじゃないか?"
156,"TEXT_VOICEMAN_06003_001530_ESTINIEN","ラザハンは今、太守を欠いている。
アヒワーンの望んだとおり、お前の正体を明かすかどうか、
決めるべきときだ。"
157,"TEXT_VOICEMAN_06003_001540_VRITRA","……明かしてどうなる。
所詮、ヒトと竜は違うものだ。"
158,"TEXT_VOICEMAN_06003_001550_VRITRA","この爪は、少しの力でヒトを切り裂く。
この顎もまた、君たちを易々と噛み砕くだろう。"
159,"TEXT_VOICEMAN_06003_001560_VRITRA","関わり合ってこられたのは、ヒトを模した身躯があってこそだ。
そうでなければ、恐怖を与えるだけ……
異形の獣と、なんら変わりはないだろう。"
160,"TEXT_VOICEMAN_06003_001570_ESTINIEN","そうだな……。"
161,"TEXT_VOICEMAN_06003_001580_ESTINIEN","人と竜は違う。
だからフレースヴェルグと聖女シヴァは、
生きながら添い遂げられなかったと聞く。"
162,"TEXT_VOICEMAN_06003_001590_ESTINIEN","人は竜を畏れて過ちを犯し、
あまりに長い竜詩戦争が始まった……。"
163,"TEXT_VOICEMAN_06003_001600_ESTINIEN","その中で、ニーズヘッグは、俺の故郷を壊滅させた。"
164,"TEXT_VOICEMAN_06003_001610_ESTINIEN","俺もまた、あいつの眷属を……あらゆる竜を屠った。
人は誰しも、人命を奪うことを悪としながら、
竜の命を奪うことには躊躇がなかったのさ。"
165,"TEXT_VOICEMAN_06003_001620_ESTINIEN","……だが、本当にそれだけだったなら、
氷の巫女はフレースヴェルグの背に乗ってこなかった。"
166,"TEXT_VOICEMAN_06003_001630_ESTINIEN","竜の眼を託された英雄が、
竜詩戦争を終結に導くこともなかった。"
167,"TEXT_VOICEMAN_06003_001640_ESTINIEN","俺がこの槍を持ち続けていることも、
それを星のために振るうこともなかったはずだ。"
168,"TEXT_VOICEMAN_06003_001650_ESTINIEN","俺はアヒワーンの考えなんぞわからん。
だが、長年、お前と民を繋ぐ役目を果たしてきたんだろう。"
169,"TEXT_VOICEMAN_06003_001660_ESTINIEN","そんな男が、この窮地にこそ願い出たんだ。
あいつは信じていたんじゃないか?"
170,"TEXT_VOICEMAN_06003_001670_ESTINIEN","お前と民がうまくやっていけることも、
それこそが、ラザハンに明日を引き寄せることも。"
171,"TEXT_VOICEMAN_06003_001680_ESTINIEN","新手が来たか……。"
172,"TEXT_VOICEMAN_06003_001690_VRITRA","……こちらの準備は万全だ。"
173,"TEXT_VOICEMAN_06003_001700_ESTINIEN","正念場だな、ヴリトラ。
さあ、蹴散らすぞ!"
174,"TEXT_VOICEMAN_06003_001710_ALPHINAUD","大丈夫、じきに痛みも引きます。"
175,"TEXT_VOICEMAN_06003_001720_MATSYA","誰か、メヴァンを見てないだすか?"
176,"TEXT_VOICEMAN_06003_001730_MATSYA","ここにもいないか……。"
177,"TEXT_VOICEMAN_06003_001740_ALISAIE","ひとまわりしてきたけど、
もう獣も隠れてる人もいなかったわ。"
178,"TEXT_VOICEMAN_06003_001750_ALPHINAUD","ふたりとも、おつかれさま。
手当ての方も終わったところだよ。"
179,"TEXT_VOICEMAN_06003_001760_PALAKASMAN","俺たち、これからどうなるんだ……?"
180,"TEXT_VOICEMAN_06003_001770_PALAKASWOMANA","島の外から、きっと助けがきてくれるよ。
しばらくここには戻れなくなるかもしれないけど、
いつかはまた……。"
181,"TEXT_VOICEMAN_06003_001780_PALAKASMAN","ほかの国は無事なのか?"
182,"TEXT_VOICEMAN_06003_001790_PALAKASWOMANA","それは、わからないけど……。"
183,"TEXT_VOICEMAN_06003_001800_PALAKASWOMANB","二度ともとになんて戻らないわよ!
どこに逃げたって、何もかも手遅れ!"
184,"TEXT_VOICEMAN_06003_001810_PALAKASWOMANB","だって、もう……あたしの家族は、みんな……ッ!"
185,"TEXT_VOICEMAN_06003_001820_PALAKASWOMANB","うっ、ううう"
186,"TEXT_VOICEMAN_06003_001830_ALISAIE","まずいわ……。
どうにか気を紛らわしてもらわないと、
今度はこの人たちが……!"
187,"TEXT_VOICEMAN_06003_001840_MATSYA","み、みんな!
ここは、その、プルシャ寺院だす!"
188,"TEXT_VOICEMAN_06003_001850_MATSYA","だから、あの、本物の神獣様と繋がってて……
つらいことに負けたくなければ、訓えを思い浮かべるんだす!"
189,"TEXT_VOICEMAN_06003_001860_MATSYA","そう、「神々の最初の訓え」だす!
この島のみんななら、悲しいときや苦しいとき、
いつも唱えてきたはずだす……!"
190,"TEXT_VOICEMAN_06003_001870_PALAKASWOMANA","……産まれし者よ聞け。
生とはただ美しきものにあらず。"
191,"TEXT_VOICEMAN_06003_001880_PALAKASWOMANA","生ける者は苦痛を知り、災難を知り、絶望を知る。
あらゆる辛苦は降りかかり続ける。"
192,"TEXT_VOICEMAN_06003_001890_PALAKASOLDMAN","焼けた道を行けど褒賞はなく、
道の傍らにはいつも、死が口を開いている。"
193,"TEXT_VOICEMAN_06003_001900_PALAKASOLDMAN","それらはお前を恐れさせ、嘆かせ、苛み、悩ませるだろう……。"
194,"TEXT_VOICEMAN_06003_001910_PALAKASMAN","だが、目を閉じてはならぬ。
かくのごとき生を見据えよ。"
195,"TEXT_VOICEMAN_06003_001920_PALAKASMAN","お前を打ちのめしている辛苦は、
しかし、お前を弱くはしていない。"
196,"TEXT_VOICEMAN_06003_001930_PALAKASWOMANB","ひとつひとつが、焼けた鉄に振り下ろされる、鎚に似て……"
197,"TEXT_VOICEMAN_06003_001940_PALAKASWOMANB","お前を、強き……強き剣と、成すだろう……。"
198,"TEXT_VOICEMAN_06003_001950_PALAKASOLDMAN","ありがとうよ。
こういうときこそ、忘れちゃならんの。"
199,"TEXT_VOICEMAN_06003_001960_PALAKASOLDMAN","あなた方も、助けてくださってありがとうございました。"
200,"TEXT_VOICEMAN_06003_001970_PALAKASOLDMAN","まだ、メヴァンが見つかっていないのでしょう?
わしらは里まで帰れますので、
どうか彼女たちを、探してやってください。"
201,"TEXT_VOICEMAN_06003_001980_ALPHINAUD","わかりました。
道中の獣も掃ってはありますが、くれぐれもお気をつけて。
こんな状況ですから、仲間と離れずにお待ちください。"
202,"TEXT_VOICEMAN_06003_001990_ALISAIE","みんなに声をかけてくれて、ありがとう。
さっきのが、あなたたちの大事にしてる教訓なのね。"
203,"TEXT_VOICEMAN_06003_002000_MATSYA","そう、知恵と力を持った神獣様が、
人生の最初に授けてくださったという訓えだす。"
204,"TEXT_VOICEMAN_06003_002010_MATSYA","オラは、その、すぐウジウジしちゃうから……
怒られたり、嫌なことがあったり、
不漁のときなんかにも、ずっと繰り返してるんだす。"
205,"TEXT_VOICEMAN_06003_002020_ALISAIE","いい言葉だった、私まで強さをもらった気がしたわ。
とても厳しい話でもあったけどね。"
206,"TEXT_VOICEMAN_06003_002030_MATSYA","生きてみると、実際そんなもんだす。
大変なことの方が多いって最初に訓えてもらえるから、
備えられるし、嬉しいときはたくさん歓べるんだす!"
207,"TEXT_VOICEMAN_06003_002040_ALPHINAUD","なるほど、そのとおりかもしれないね。"
208,"TEXT_VOICEMAN_06003_002050_HYDAELYN","(-ハイデリン-)暗闇のうちに、歓びを探すのです。
絶望に目を凝らし、哀しみを掻き分け、
前へと歩み続けた者だけが、その真なる輝きを得る……。"
209,"TEXT_VOICEMAN_06003_002060_ALISAIE","さあて、気合も入ったことだし、
引き続きメヴァンさんを探さないと……"
210,"TEXT_VOICEMAN_06003_002070_ALISAIE","今のは……誰かが追われてた……!?"
211,"TEXT_VOICEMAN_06003_002080_MATSYA","あれは……
遠いけど間違いない、メヴァンだす!"
212,"TEXT_VOICEMAN_06003_002090_MEHVAN","来ないで……!"
213,"TEXT_VOICEMAN_06003_002095_MEHVAN","フッ"
214,"TEXT_VOICEMAN_06003_002100_ALISAIE","くっ"
215,"TEXT_VOICEMAN_06003_002110_MEHVAN","ガッ"
216,"TEXT_VOICEMAN_06003_002120_MATSYA","ああ……そんな……ッ!"
217,"TEXT_VOICEMAN_06003_002130_ALISAIE","ダメ、身体が冷たいままだわ……!"
218,"TEXT_VOICEMAN_06003_002140_ALPHINAUD","外傷はない……意識も戻っている……。
ただ、生命力が低下してるんだ。"
219,"TEXT_VOICEMAN_06003_002150_ALPHINAUD","これ以上は治癒魔法をかけるよりも、
里に戻って着替えや手当てをした方がいい。
急ごう……!"
220,"TEXT_VOICEMAN_06003_002160_ALPHINAUD","こんなときに……!"
221,"TEXT_VOICEMAN_06003_002170_ALISAIE","マトシャ、この子を預かって。"
222,"TEXT_VOICEMAN_06003_002180_ALPHINAUD","……この遺跡の周辺に潜んでいた獣が、
騒ぎでこちらに気づいたか。
とすれば、まだ増える可能性もある。"
223,"TEXT_VOICEMAN_06003_002190_ALPHINAUD","時間がない……。
マトシャ、君はその子を連れて里まで走れるかい?"
224,"TEXT_VOICEMAN_06003_002200_MATSYA","そ、そりゃあできなくもないけど、
オラひとりでなんて、そんな……!"
225,"TEXT_VOICEMAN_06003_002210_ALISAIE","獣を引き連れて里の方へはいけないわ。
こいつらは、私たちがここで必ず倒す。"
226,"TEXT_VOICEMAN_06003_002220_ALISAIE","だからあなたも……
勇気を出して、その子を救って!"
227,"TEXT_VOICEMAN_06003_002230_MATSYA","わ、わかった!
オラ、先に里へ戻る……!"
228,"TEXT_VOICEMAN_06003_002240_ALISAIE","それじゃあ、私たちで隙を作る。
行って、マトシャ!"
229,"TEXT_VOICEMAN_06003_002250_MATSYA","ハァ、ハァ"
230,"TEXT_VOICEMAN_06003_002260_MATSYA","落ち着け……怖がっちゃダメだす……!"
231,"TEXT_VOICEMAN_06003_002270_MATSYA","そんな!
ああ、どうすれば……!"
232,"TEXT_VOICEMAN_06003_002280_MATSYA","怖くない……怖くない……怖くない……ッ!"
233,"TEXT_VOICEMAN_06003_002290_MATSYA","生ける者は苦痛を知り、災難を知り……。"
234,"TEXT_VOICEMAN_06003_002300_MATSYA","道の傍らにはいつも、死が口を開いている……!"
235,"TEXT_VOICEMAN_06003_002310_MATSYA","ひっ"
236,"TEXT_VOICEMAN_06003_002320_MATSYA","い、嫌だ……怖くない! 怖くない! 怖くないってば!"
237,"TEXT_VOICEMAN_06003_002330_MATSYA","うわああああッ!"
238,"TEXT_VOICEMAN_06003_002340_MATSYA","お前を打ちのめしている辛苦は……
しかし、お前を弱くはしていない……!"
239,"TEXT_VOICEMAN_06003_002350_MATSYA","焼けた鉄に振り下ろされる鎚に似て、
お前を、強き剣と……"
240,"TEXT_VOICEMAN_06003_002360_MATSYA","強き……剣と…………"
241,"TEXT_VOICEMAN_06003_002370_MATSYA","あぁ…"
242,"TEXT_VOICEMAN_06003_002380_MATSYA","え……?"
243,"TEXT_VOICEMAN_06003_002390_MATSYA","かみさま……?"
244,"TEXT_VOICEMAN_06003_002400_VRITRA","……いいや。
だが、君たちを護る者だ。"
245,"TEXT_VOICEMAN_06003_002410_MATSYA","助けて……この子を助けてあげてください……!"
246,"TEXT_VOICEMAN_06003_002420_MATSYA","ケラシャフとメヴァンの、大事な、大事な子なんだ……!"
247,"TEXT_VOICEMAN_06003_002430_ESTINIEN","どうやら、そんなチビでも、お前が何だかわかるらしいな。"
248,"TEXT_VOICEMAN_06003_002440_VRITRA","よくがんばってくれた。
ひとまず、パーラカの里まで送ろう。"
249,"TEXT_VOICEMAN_06003_002450_ESTINIEN","フッ"
250,"TEXT_VOICEMAN_06003_002460_ESTINIEN","となれば、あとは相棒たちだが……
まあ、空から見たあの様子なら、俺が出るまでもなさそうだ。"
251,"TEXT_VOICEMAN_06003_002470_ALISAIE","これで、ここは片づいたわね。
急いでマトシャを追いかけないと……。"
252,"TEXT_VOICEMAN_06003_Q1_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
253,"TEXT_VOICEMAN_06003_A1_000_001_NONE_VOICE","多分、大丈夫だと思う"
254,"TEXT_VOICEMAN_06003_A1_000_002_NONE_VOICE","空から降っていくのが見えた"
255,"TEXT_VOICEMAN_06003_002480_ALISAIE","どういうこと? 追わなくていいの?"
256,"TEXT_VOICEMAN_06003_002490_ALISAIE","空からって……何が?"
257,"TEXT_VOICEMAN_06003_002500_ESTINIEN","よう、ずいぶんと盛況だったみたいだな。"
258,"TEXT_VOICEMAN_06003_002510_ALPHINAUD","エスティニアン!
そうか、君がマトシャの援護を?"
259,"TEXT_VOICEMAN_06003_002520_ESTINIEN","こっちの助けに向かおうって決めたのも、
走っていくあいつを見つけたのも、ヴリトラだ。
今は、里まで送り届けてる。"
260,"TEXT_VOICEMAN_06003_002530_ALPHINAUD","ヴリトラが人の前に……。
彼は、大きな決断をしたのだね。"
261,"TEXT_VOICEMAN_06003_002540_ESTINIEN","まあな。
お前たちも、このまま合流するか?"
262,"TEXT_VOICEMAN_06003_002550_ALISAIE","待って、そのまえにひとつだけ。"
263,"TEXT_VOICEMAN_06003_002560_ALISAIE","……メヴァンさんを引き上げてあげたいの。
しっかり抱いていてくれたおかげで、
赤ちゃん、大丈夫だったって言ってあげなきゃ。"
264,"TEXT_VOICEMAN_06003_002570_ALISAIE","それで、せめて遺体を旦那さんのところに……。
手伝ってもらっても、いい?"
265,"TEXT_VOICEMAN_06003_002580_HANNISHMANB","おい、誰か出てきたぞ!"
266,"TEXT_VOICEMAN_06003_002590_VARSHAHN","みなさん、よくお集まりくださいました。"
267,"TEXT_VOICEMAN_06003_002600_VARSHAHN","今日は、すべてのラザハンの民に、大切な話があります。
……それにあたって、ひとつ、お願いをさせてください。"
268,"TEXT_VOICEMAN_06003_002610_VARSHAHN","これより現れる者を、どうか恐れないでほしい。
決して、みなさんを傷つけるものではないのです。"
269,"TEXT_VOICEMAN_06003_002620_HANNISHMANB","わかった。
こんな状況だ、今更誰が出てこようが驚かねぇよ。"
270,"TEXT_VOICEMAN_06003_002630_VARSHAHN","ありがとう……。"
271,"TEXT_VOICEMAN_06003_002640_HANNISHOLDWOMANB","竜だわ!"
272,"TEXT_VOICEMAN_06003_002650_HANNISHBOYB","すげーっ!"
273,"TEXT_VOICEMAN_06003_002660_VRITRA","ラザハンの皆よ、私はヴリトラ……
いにしえよりこの島に棲む竜だ。"
274,"TEXT_VOICEMAN_06003_002670_VRITRA","私を、太守の盟友として知る者も少なくないだろう。
そのことについて、真実を今、明かしたい。"
275,"TEXT_VOICEMAN_06003_002680_GRAHATIA","受け入れてもらえるといいな。"
276,"TEXT_VOICEMAN_06003_002690_HANNISHMANB","すると、あんたが、
建国以来の本当の太守様だったってことか……!"
277,"TEXT_VOICEMAN_06003_002700_HANNISHBOYB","ヴァルシャン……じゃなくてヴリトラ様は、
やっぱり、真眼でなんでもお見通しなのか?"
278,"TEXT_VOICEMAN_06003_002710_VRITRA","……いいや、私はラザハンのすべての歴史を見てきたが、
その未来まで見通せるわけではない。"
279,"TEXT_VOICEMAN_06003_002720_VRITRA","我らがサベネア島は、今、未曽有の災厄に脅かされている。"
280,"TEXT_VOICEMAN_06003_002730_VRITRA","皆はいちじつにして友を、仲間を、愛する者を喪い、
私もまた、民と良き理解者を喪った……。"
281,"TEXT_VOICEMAN_06003_002740_VRITRA","彼は……アヒワーンは、本当に真摯な男だった。
ラザハンを愛し、偽りなく太守であった。"
282,"TEXT_VOICEMAN_06003_002750_VRITRA","今日まで皆の前に姿を現すことさえできなかった私が、
彼ほどの信頼を得ることは難しいだろう。"
283,"TEXT_VOICEMAN_06003_002760_VRITRA","しかし、私は、ラザハンをここで終わらせたくはない……"
284,"TEXT_VOICEMAN_06003_002770_VRITRA","あの市の賑わいや、行き交うヒトの活気。
街の彩りは、ここに生きた者たちが、
時と世代を超えて塗り重ねてきたものだ。"
285,"TEXT_VOICEMAN_06003_002780_VRITRA","ひとり暗い洞窟で眠ってきた私にとって、
それはとても奇妙で、強烈で……鮮やかな歓びだった。"
286,"TEXT_VOICEMAN_06003_002790_VRITRA","この災厄ですでに多くのものを失くしたが、
君たちが生きているかぎり、
多彩なる都、ラザハンは続くのだ。"
287,"TEXT_VOICEMAN_06003_002800_VRITRA","私にそれを、君たちを護らせてくれ。"
288,"TEXT_VOICEMAN_06003_002810_VRITRA","そして、見通すことさえできないこの難局を乗り切るために、
どうか皆の力を貸してほしい。"
289,"TEXT_VOICEMAN_06003_002820_HANNISHOLDWOMANB","ヴリトラ様、真実を話してくださって、
ありがとうございました。"
290,"TEXT_VOICEMAN_06003_002830_HANNISHOLDWOMANB","私たちなら、きっと苦難を越えられます。
人たるマヌシャの神々と、獣たるムリガの神々があわさって、
平和な時代が創られたように……。"
291,"TEXT_VOICEMAN_06003_002840_ALPHINAUD","この光景をイゼルが見たなら、きっと喜んだことだろうね。"
292,"TEXT_VOICEMAN_06003_002850_ESTINIEN","…………かもな。"
293,"TEXT_VOICEMAN_06003_002860_FOURCHENAULT","……失礼、太守殿はおられるか。"
294,"TEXT_VOICEMAN_06003_002870_ALISAIE","お父様……!?"
295,"TEXT_VOICEMAN_06003_002880_FOURCHENAULT","皆、此度の災厄で、お力落としのことと存じ上げる。
しかし、どうか気を強く持っていただきたい。"
296,"TEXT_VOICEMAN_06003_002890_FOURCHENAULT","私はシャーレアンの哲学者議会を代表し、
ラザハンの人々を救うすべを提示しにきたのだ。"
297,"TEXT_VOICEMAN_06003_002900_FOURCHENAULT","火急の事態にて、予告もなく申し訳ない。
だが、一刻も早く太守殿に取り次いではいただけないだろうか。"
298,"TEXT_VOICEMAN_06003_002910_VRITRA","今は、私が太守だ。
用件を聞かせてもらおう。"
299,"TEXT_VOICEMAN_06003_002920_FOURCHENAULT","……これはとんだご無礼を。
では改めて貴殿に、この「終末」と呼ばれる災厄について、
お伝えいたしましょう。"
300,"TEXT_VOICEMAN_06003_002930_FOURCHENAULT","終末は星のすべてを蝕む病のようなもの。
不幸にもサベネア島の周辺が最初の事例となり、
今後、被害は世界全土へと拡大していくでしょう。"
301,"TEXT_VOICEMAN_06003_002940_FOURCHENAULT","哲学者議会は、遡ること数百年前、
この災厄についての予言を聞いた……。"
302,"TEXT_VOICEMAN_06003_002950_FOURCHENAULT","以来、終末がすべてを呑み込む日に備え、
この星から脱出する計画を進めてきたのです。"
303,"TEXT_VOICEMAN_06003_002960_HANNISHMANB","星からの脱出だと!?
そ、そんな馬鹿げたこと……!"
304,"TEXT_VOICEMAN_06003_002970_FOURCHENAULT","決して夢物語などではない。"
305,"TEXT_VOICEMAN_06003_002980_FOURCHENAULT","エオルゼアにおける第七霊災を機に、
赤き月とされていたダラガブが、
古代アラグ文明の遺産だと知った方も多いはず。"
306,"TEXT_VOICEMAN_06003_002990_FOURCHENAULT","なれば、白き月は?"
307,"TEXT_VOICEMAN_06003_003000_FOURCHENAULT","あれこそが、我々の同胞によって築かれた切り札……
我々や貴殿らを終末から救い出す、天往く船なのです。"
308,"TEXT_VOICEMAN_06003_003010_FOURCHENAULT","シャーレアンは、船を独占したりはしない。
世界中の人々を、可能なかぎり救いたいと考えています。"
309,"TEXT_VOICEMAN_06003_003020_FOURCHENAULT","かねてより親交が深い、ラザハンの皆様も然り。
急場につき、いくらか例外の対応は必要になりましょうが、
必ずや月へお送りいたしましょう。"
310,"TEXT_VOICEMAN_06003_003030_VRITRA","……哲学者議会との付き合いは短くない。
君たちが断言するのだから、世迷言ではないのだろう。"
311,"TEXT_VOICEMAN_06003_003040_VRITRA","しかし、その選択、本当に分があるのか?
我が父に「最後に残った希望」と言わしめたこの星を捨て、
皆の未来を築ける算段が?"
312,"TEXT_VOICEMAN_06003_003050_FOURCHENAULT","それをご説明するために、こうして私が参ったのです。
答えられる疑問には、すべてお答えしましょう。"
313,"TEXT_VOICEMAN_06003_003060_FOURCHENAULT","もっとも、民のためを思うのであれば、
迷っておられる時間はないかと存じますが。"
314,"TEXT_VOICEMAN_06003_003070_VRITRA","……彼らをメーガドゥータ宮へ。
客人として、丁重に案内してほしい。"
315,"TEXT_VOICEMAN_06003_003080_VRITRA","大丈夫、君たちが望む道を選べるような決断をしよう。"
316,"TEXT_VOICEMAN_06003_003090_VRITRA","私とアヒワーンが信頼を寄せる者たちによれば、
獣への変化を引き起こすのは、不安や絶望といった心らしい。"
317,"TEXT_VOICEMAN_06003_003100_VRITRA","だからどうか案じずに、
できることなら普段どおりに過ごしながら、
連絡を待ってほしい。"
318,"TEXT_VOICEMAN_06003_003110_HANNISHBOYB","……わかったよ。
がんばってね、ヴリトラ様。"
319,"TEXT_VOICEMAN_06003_003120_NIDHANA","あっ、よかった、まだいてくれて!"
320,"TEXT_VOICEMAN_06003_003130_ALISAIE","ニッダーナ?
どうしたの、まさかまたパーラカの里が……!"
321,"TEXT_VOICEMAN_06003_003140_NIDHANA","ううん、そうじゃなくて、
ちょっと思いついたことがあって確かめにきたの。"
322,"TEXT_VOICEMAN_06003_003150_NIDHANA","人が獣に転じるとき、エーテルが消失する……
なら、あの獣はなんで活動できているのかって、考えてたんだ。"
323,"TEXT_VOICEMAN_06003_003160_NIDHANA","単純に考えれば、エーテルに代わる活力があるはず。
そのときふとね、最近キミたちと、
エーテルとは異なる力の話をしたなって思い出したんだ。"
324,"TEXT_VOICEMAN_06003_003170_YSHTOLA","確か……アーカーシャ、だったかしら。
目には見えない、天より下りし力……"
325,"TEXT_VOICEMAN_06003_003180_YSHTOLA","想いが動かす力……!"
326,"TEXT_VOICEMAN_06003_003190_NIDHANA","そう、負の感情によってアーカーシャが動かされ、
人を獣に変えたり、エーテルもなしに活動させてる……
そんな可能性もあるんじゃないかって。"
327,"TEXT_VOICEMAN_06003_003200_NIDHANA","ねえ、まだあの花を持ってる?"
328,"TEXT_VOICEMAN_06003_003210_NIDHANA","……その花が、
周囲の人の想いによって動いたアーカーシャを捉え、
それによって輝きを変えていたのだとしたら。"
329,"TEXT_VOICEMAN_06003_003220_NIDHANA","存在が耐えきれないほどの強烈な力が、
ここに渦巻いていたんじゃないかな。
不安や恐怖、絶望を呼び水としてね。"
330,"TEXT_VOICEMAN_06003_003230_NIDHANA","気をつけて……。
終末は、アタシたちの触れられる理の外にある現象かもしれない。"
331,"TEXT_VOICEMAN_06003_003240_NIDHANA","って、脅かすみたいでよくなかったね。
アーカーシャについては、アタシも引き続き調べてみるよ。"
332,"TEXT_VOICEMAN_06003_003250_NIDHANA","前も言ったとおり、具体的な研究はされてこなかったから、
成果は期待できないかもしれないけど……。"
333,"TEXT_VOICEMAN_06003_003260_YSHTOLA","こうして可能性に気づけただけでも十分な進歩よ。
あなたも錬金術師たちも、身の安全を最優先にね。"
334,"TEXT_VOICEMAN_06003_003270_NIDHANA","ありがとう。
みんなこそ、くれぐれも気をつけて。
次会うときも、お互いに無事で……ね!"
335,"TEXT_VOICEMAN_06003_003280_YSHTOLA","そう……各地にも偽神獣が……。"
336,"TEXT_VOICEMAN_06003_003290_ALPHINAUD","父が説明していたとおり、
これから被害が拡大していくのかもしれないね……。
アーモロートで知った、過去の終末もそうだった。"
337,"TEXT_VOICEMAN_06003_003300_THANCRED","あれに倣うなら、範囲の広がりに加えて、
現象がさらに悪化する可能性もあるんじゃないか?"
338,"TEXT_VOICEMAN_06003_003310_THANCRED","人が異形に転じるってだけでも悪夢だが、
変化が多くの動植物や大地そのものに及べば、
さすがに居続けるのは難しくなる……。"
339,"TEXT_VOICEMAN_06003_003320_ESTINIEN","……いよいよ住めない星になるってわけか。"
340,"TEXT_VOICEMAN_06003_003330_MIHLEEL","ご注文の品をお持ちしました。"
341,"TEXT_VOICEMAN_06003_003340_MIHLEEL","こんな状況ですけど、ごゆっくり……。"
342,"TEXT_VOICEMAN_06003_003350_ALISAIE","……私たち、どうするべきなのかしら。"
343,"TEXT_VOICEMAN_06003_003360_ALISAIE","今回、終末を目の当たりにして、
闇雲に戦うだけじゃダメだって思い知ったわ。"
344,"TEXT_VOICEMAN_06003_003370_ALISAIE","どうにかして根本的な解決をしないと、
その場しのぎのやりかたじゃ、すぐに限界がくる。
被害が拡大していくならなおさらね……。"
345,"TEXT_VOICEMAN_06003_003380_ALISAIE","何か……何かないのかしら……。"
346,"TEXT_VOICEMAN_06003_003390_YSHTOLA","鍵を持っているとしたら、過去の終末を知り、
ゾディアークを保持することで終末を防いでいた、
ハイデリンなのでしょうけれど……。"
347,"TEXT_VOICEMAN_06003_003400_YSHTOLA","バブイルの塔の一件以来、彼女からの接触はなし。
「できない」のか「しない」のかさえ、窺い知れないわ。"
348,"TEXT_VOICEMAN_06003_003410_YSHTOLA","標として託された花も、消えてなくなってしまった……。"
349,"TEXT_VOICEMAN_06003_003420_WATCHEROFMOON","<UIForeground>F20223</UIForeground>覚えておくといい。
その花は、我々の時代には「エルピス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>"
350,"TEXT_VOICEMAN_06003_003430_YSHTOLA","確かに、月の監視者はそう言っていたわね。
エルピス……私には心当たりがない言葉だわ……。"
351,"TEXT_VOICEMAN_06003_003440_ALPHINAUD","残念ながら私もだ。
「我々の時代には」と言っていたということは、
古代人たちの言葉だということになるのかな。"
352,"TEXT_VOICEMAN_06003_003450_YSHTOLA","そうでしょうね。
ただ、アニドラスの記録を閲覧していたときにも、
聞いた覚えはないわ。"
353,"TEXT_VOICEMAN_06003_003460_ALISAIE","じゃあ、この線で追うのも無理ってこと?
古代人の生きた時代のことなんて、聞ける人もいないし……。"
354,"TEXT_VOICEMAN_06003_003470_GRAHATIA","いや……ひとりだけ、いるかもしれない。"
355,"TEXT_VOICEMAN_06003_003480_GRAHATIA","……エリディブスだ。"
356,"TEXT_VOICEMAN_06003_003490_GRAHATIA","オレは白聖石に代えて、
第一世界のクリスタルタワーに彼を封じ込めた。"
357,"TEXT_VOICEMAN_06003_003500_GRAHATIA","あの塔に込められたエーテルは、
機能の維持なんかに使われ、少しずつ星海に還ってる。
……だから、彼の魂ももう、そこにはいないかもしれない。"
358,"TEXT_VOICEMAN_06003_003510_GRAHATIA","でも、もしまだ留まっているとしたら……
話せる可能性もあるんじゃないか?"
359,"TEXT_VOICEMAN_06003_003520_GRAHATIA","オレは……オレたちはもう、それを確かめには行けない。
でも、あんたなら、再び第一世界に渡ることができる。"
360,"TEXT_VOICEMAN_06003_Q2_000_001_NONE_VOICE","何と言う?"
361,"TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_001_NONE_VOICE","その可能性に賭けてみよう!"
362,"TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_002_NONE_VOICE","ついでにみんなの様子も見てくる"
363,"TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_003_NONE_VOICE","ほかに打つ手がないのなら……"
364,"TEXT_VOICEMAN_06003_003530_GRAHATIA","ああ、行動あるのみだ!"
365,"TEXT_VOICEMAN_06003_003540_GRAHATIA","ありがとう……。
あんたがそうしてくれるなら、何より安心だ。"
366,"TEXT_VOICEMAN_06003_003550_GRAHATIA","不確かな案ですまない。
終末が第一世界に影響しているかも確認できるから、
無駄足にはならないはずだ。"
367,"TEXT_VOICEMAN_06003_003560_THANCRED","俺としても、願ったり叶ったりだ。
少なくとも今は第一世界が無事であること、
それがわかれば、踏ん張り甲斐もあるからな。"
368,"TEXT_VOICEMAN_06003_003570_THANCRED","そこで糸口が掴めるか否か……
どうあれ、俺たちが乗ってるのは相当に分の悪い賭けだ。"
369,"TEXT_VOICEMAN_06003_003580_THANCRED","だが、ウリエンジェが月にいる。
あいつは、本当にそれしか道がないと判断したら、
最善を尽くして地上の命を引き上げるだろう。"
370,"TEXT_VOICEMAN_06003_003590_ALISAIE","だったら私たちは、その瞬間まで、俯かずに抗うだけだわ。"
371,"TEXT_VOICEMAN_06003_003600_YSHTOLA","ええ……。
こちらに残る方も、やれることをやりましょう。"
372,"TEXT_VOICEMAN_06003_003610_YSHTOLA","私はマトーヤにもう一度連絡をとって、
星海からハイデリンに接触できないか試みてみるわ。"
373,"TEXT_VOICEMAN_06003_003620_ALPHINAUD","であれば私は、各国と協力して、
終末の正確な状況を把握できるようにしよう。"
374,"TEXT_VOICEMAN_06003_003630_ESTINIEN","その情報をこっちに回せ。
一時しのぎだろうが、倒せる獣は倒しておく。"
375,"TEXT_VOICEMAN_06003_003640_ALPHINAUD","不安や恐怖、それに絶望……
どれだけ遠ざけようとしても、
そういう気持ちは湧きだしてくるだろう。"
376,"TEXT_VOICEMAN_06003_003650_ALPHINAUD","けれど、忘れないでいてほしい。"
377,"TEXT_VOICEMAN_06003_003660_ALPHINAUD","ここにいる仲間が、どこかで戦い続けている。
私たちは、決して独りにはならない。"
378,"TEXT_VOICEMAN_06003_003670_EMETSELCH","ひとときの休息は過ぎ去り
ついにそのときが来る"
379,"TEXT_VOICEMAN_06003_003680_EMETSELCH","さあ すべてを明かしに行くがいい――"
380,"TEXT_VOICEMAN_06003_003690_EMETSELCH","終わりを巡る 始まりの地へ"
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4 0 TEXT_VOICEMAN_06003_000010_EMETSELCH 見よ 獣は解き放たれた
5 1 TEXT_VOICEMAN_06003_000020_EMETSELCH それらは人々を殺し 街を焼いた
6 2 TEXT_VOICEMAN_06003_000030_EMETSELCH 明日は燃え殻となり塵となった
7 3 TEXT_VOICEMAN_06003_000040_EMETSELCH 滅びは影のように速い
8 4 TEXT_VOICEMAN_06003_000050_EMETSELCH すべてが失われようとしていた――
9 5 TEXT_VOICEMAN_06003_000060_ALISAIE 空が、燃えてる…… 本当に……終末が来たんだわ……。
10 6 TEXT_VOICEMAN_06003_000070_AWAHEEN 皆さん……! 報告をお聞きいただけたのですね。
11 7 TEXT_VOICEMAN_06003_000080_ALPHINAUD ええ……。 アヒワーン殿、状況を詳しく教えていただけますか?
12 8 TEXT_VOICEMAN_06003_000090_AWAHEEN 昨夜のこと、悲鳴とも地鳴りともつかない音が、 島中に響き渡りました。
13 9 TEXT_VOICEMAN_06003_000100_AWAHEEN 間もなく空が燃えだした。 それに前後して、見たこともないような獣が現れ、 暴れはじめたのです。
14 10 TEXT_VOICEMAN_06003_000110_AWAHEEN ……いえ、この表現では正しくありませんね。
15 11 TEXT_VOICEMAN_06003_000120_AWAHEEN 人が突然、転じたのです。 恐るべき異形の獣に。
16 12 TEXT_VOICEMAN_06003_000130_AWAHEEN 異変は島のいたるところで起こっていますが、 ラザハンで最初に確認された、ひときわ強大な獣が、 とくに甚大な被害をもたらしている。
17 13 TEXT_VOICEMAN_06003_000140_AWAHEEN 我々はその個体を、神話に登場する人であり獣である神…… 「神獣」のまがいものであるとして、 「偽神獣」と名付けました。
18 14 TEXT_VOICEMAN_06003_000150_AWAHEEN 偽神獣は今、島の北側に回って暴れています。 これより星戦士団を送り込み、討伐を試みるところです。
19 15 TEXT_VOICEMAN_06003_000160_ESTINIEN ヴリトラの奴はどうしてるんだ。
20 16 TEXT_VOICEMAN_06003_000170_AWAHEEN 我々に先駆けて、単身、北側に向かわれました。 しかし……
21 17 TEXT_VOICEMAN_06003_000180_AWAHEEN ヴリトラ様は、偽神獣や獣たちが、 己の愛する領民であったことを心得ていらっしゃいます。
22 18 TEXT_VOICEMAN_06003_000190_AWAHEEN あのお方の慈悲深さが、命取りにならぬとよいのですが……。
23 19 TEXT_VOICEMAN_06003_000200_ALPHINAUD 状況はわかりました。 偽神獣の討伐作戦、是非、我々にも協力させてください。
24 20 TEXT_VOICEMAN_06003_000210_AWAHEEN なんと心強き申し出か……。 深く感謝いたします。
25 21 TEXT_VOICEMAN_06003_000220_AWAHEEN 星戦士団は、複数のルートで島の北側に向かっています。 いくつかの部隊が、ここイェドリマンの船着場から、 船で北上する予定です。
26 22 TEXT_VOICEMAN_06003_000230_AWAHEEN 「暁」の皆さんも、同様に船で北側にお送りします。 上陸地点には、鬱蒼とした密林が広がっている…… 偽神獣以外の獣たちに遭遇する可能性もあるでしょう。
27 23 TEXT_VOICEMAN_06003_000240_AWAHEEN どうか念入りに戦いのお仕度を。 私は船着場でお待ちしております。
28 24 TEXT_VOICEMAN_06003_000250_ALISAIE 準備ならぬかりないわ。 ……行きましょう。
29 25 TEXT_VOICEMAN_06003_000260_FAKEGODBEAST ウウウ…アウウ……!
30 26 TEXT_VOICEMAN_06003_000270_FAKEGODBEAST アアアアアアッ
31 27 TEXT_VOICEMAN_06003_000280_FAKEGODBEAST ショ……カイ……マモ……マ……マモル…………
32 28 TEXT_VOICEMAN_06003_000290_YSHTOLA ああ……やっぱり……なんてことなの……!
33 29 TEXT_VOICEMAN_06003_000300_ALPHINAUD ヤ・シュトラ……?
34 30 TEXT_VOICEMAN_06003_000310_YSHTOLA そこに偽神獣がいて、今、消滅した…… そうなんでしょう?
35 31 TEXT_VOICEMAN_06003_000320_THANCRED ああ、そのとおりだが…… まさか、お前には視えてなかったのか?
36 32 TEXT_VOICEMAN_06003_000330_YSHTOLA 偽神獣も、ほかの人から転じた獣たちも、 視えないからこそ、視えていたわ。
37 33 TEXT_VOICEMAN_06003_000340_YSHTOLA ……ないのよ、エーテルが。 私の視界だと、空白になっているの。
38 34 TEXT_VOICEMAN_06003_000350_ALPHINAUD それは……どういう…………。
39 35 TEXT_VOICEMAN_06003_000360_YSHTOLA 月の監視者が言っていた言葉…… 古代人たちは、天脈が循環不全を起こしている場所から、 星が「腐り始めた」と見たという話……。
40 36 TEXT_VOICEMAN_06003_000370_YSHTOLA まさに、そのとおりだったんだわ。 人から獣に転じた瞬間に、エーテルが腐り落ちてしまうのよ。
41 37 TEXT_VOICEMAN_06003_000380_YSHTOLA 身体はもちろん、魂まで……なにひとつ残らずに……。
42 38 TEXT_VOICEMAN_06003_000390_ALISAIE で、でも、偽神獣は何か言ってるみたいだった……! 人だったころの想いが残ってるってことじゃないの!?
43 39 TEXT_VOICEMAN_06003_000400_YSHTOLA そうね、完全に腐り果てるまでならば……。 けれどそれは、消えかけの残滓にすぎないわ。
44 40 TEXT_VOICEMAN_06003_000410_ALISAIE そんな……。 それじゃあ、もとには戻せないってこと……?
45 41 TEXT_VOICEMAN_06003_000420_YSHTOLA 私たちの知っている方法では……
46 42 TEXT_VOICEMAN_06003_000430_YSHTOLA いえ、完全に「無」になってしまうのだもの。 恐らくどんな方法をもってしても、戻すことはできないわ。
47 43 TEXT_VOICEMAN_06003_000440_GRAHATIA 星海にすら、還れないのか……!
48 44 TEXT_VOICEMAN_06003_000450_VRITRA 異形の獣たちの勢いが、衰えない……。
49 45 TEXT_VOICEMAN_06003_000460_VRITRA 偽神獣が、群れの長たる役目を持つならばあるいはと、 期待したのだが……。
50 46 TEXT_VOICEMAN_06003_000470_VRITRA もとは皆、サベネアの子だった……! どれだけこの牙に掛けなければならないのだ!
51 47 TEXT_VOICEMAN_06003_000480_AWAHEEN ヴリトラ様、皆さん! よくぞご無事で!
52 48 TEXT_VOICEMAN_06003_000490_ESTINIEN いいのか、竜の姿を見せて。
53 49 TEXT_VOICEMAN_06003_000500_AWAHEEN ええ、彼らは真実を知る、腹心たちです。 何よりも……この秘密はもはや、明かされなければならない。
54 50 TEXT_VOICEMAN_06003_000510_AWAHEEN 恐れながらヴリトラ様、 この悪夢の如き災厄を前にして、 ラザハンは悲鳴と慟哭に埋め尽くされております。
55 51 TEXT_VOICEMAN_06003_000520_AWAHEEN 今こそ、強き太守が必要なのです。 どうか真相を告げ、ヴリトラ様おんみずから、 民を率いてくださいませ……!
56 52 TEXT_VOICEMAN_06003_000530_VRITRA 何を馬鹿げたことを…… 君が動転してどうする、アヒワーン。
57 53 TEXT_VOICEMAN_06003_000540_VRITRA この惨劇の中で、太守まで竜であったなどと言い出せば、 民をいっそうの混乱に叩き落とすだけだ。
58 54 TEXT_VOICEMAN_06003_000550_VRITRA 私はこのまま「太守の盟友たる竜」として、 獣たちを掃い続ける。 民に寄り添い、なだめるのは君の役目だ。
59 55 TEXT_VOICEMAN_06003_000560_VRITRA すまないが、「暁」の皆も、 アヒワーンに手を貸してやってほしい。
60 56 TEXT_VOICEMAN_06003_000570_VRITRA この事態を究明し、対策を立てるには、君たちの力が必要だ。
61 57 TEXT_VOICEMAN_06003_000580_ESTINIEN ……おい、天竜。
62 58 TEXT_VOICEMAN_06003_000590_ESTINIEN 俺を連れていけ。 空中戦にも、多少の自信はある。
63 59 TEXT_VOICEMAN_06003_000600_VRITRA 話を聞いていなかったのか? こちらは私ひとりでいい、 君たちは、アヒワーンを手伝ってくれ。
64 60 TEXT_VOICEMAN_06003_000610_THANCRED エスティニアン、受け取れ。
65 61 TEXT_VOICEMAN_06003_000620_THANCRED お前が面倒くさがって持とうとしなかった、 「暁」のリンクパールだ。
66 62 TEXT_VOICEMAN_06003_000630_THANCRED ヴリトラが別行動するっていうなら、連絡手段がいるだろう? それを持ったお前がついていれば、俺たちも助かる。
67 63 TEXT_VOICEMAN_06003_000640_ESTINIEN フッ
68 64 TEXT_VOICEMAN_06003_000650_ESTINIEN ……だ、そうだ。 観念した方がよさそうだぞ、太守様。
69 65 TEXT_VOICEMAN_06003_000660_VRITRA ……加減はしない。 振り落とされても構わないなら、背に乗るがいい。
70 66 TEXT_VOICEMAN_06003_000670_ESTINIEN 上等だ。 さあ、とっとと空を制しに行くぞ。
71 67 TEXT_VOICEMAN_06003_000680_AWAHEEN 申し訳ございません。 ヴリトラ様のおっしゃるとおり、この事態を収めるため、 引き続きご協力いただけるでしょうか。
72 68 TEXT_VOICEMAN_06003_000690_ALPHINAUD もちろんです。 私たちは、そのためにこの地へ来たのですから。
73 69 TEXT_VOICEMAN_06003_000700_AWAHEEN 重ねて感謝を……。 ひとまずは、ラザハンの都まで戻るといたしましょう。
74 70 TEXT_VOICEMAN_06003_000710_YSHTOLA 来ていたのね。 そちらも話を聞いてこられたのかしら。
75 71 TEXT_VOICEMAN_06003_000720_GRAHATIA ああ、気になるところはおおよそな。 みんなの集めた情報とあわせて、意見をもらいたい。
76 72 TEXT_VOICEMAN_06003_000730_ALPHINAUD ちょうどいい頃合いだったようだね。 私たちも、ひとまわりしてこられたよ。
77 73 TEXT_VOICEMAN_06003_000740_YSHTOLA いいわ、じゃあ、あなたたちの報告からお願いできて?
78 74 TEXT_VOICEMAN_06003_000750_ALPHINAUD ……つまり、偽神獣になってしまったカルザール氏は、 自身の商会のことで、深く思い悩んでいたわけだね。
79 75 TEXT_VOICEMAN_06003_000760_ALISAIE 私たちが聞いた範囲でも、異形の獣に転じた人は、 直前に強い不安を感じていたみたいだった。
80 76 TEXT_VOICEMAN_06003_000770_ALISAIE 獣に追い詰められた人や、 友達が獣になるのを見てしまった人…… そういう人たちが、連鎖的に転じていったそうよ。
81 77 TEXT_VOICEMAN_06003_000780_ALPHINAUD 獣に転じる条件は、不安や恐怖、絶望といった、 負の感情を抱くこと……やはりそれが有力だと思う。
82 78 TEXT_VOICEMAN_06003_000790_YSHTOLA ……だとしたら、いにしえの時代に起きた終末とも、 共通点が見えてくるわ。
83 79 TEXT_VOICEMAN_06003_000800_YSHTOLA 古代人たちは、創造魔法が暴発し、 意図せず恐怖を具現化していったと言ったでしょう?
84 80 TEXT_VOICEMAN_06003_000810_YSHTOLA 単なる暴発だったら、 必ずしも恐ろしいと思うものばかりが創られないはず。
85 81 TEXT_VOICEMAN_06003_000820_YSHTOLA けれど、それもまた、 負の感情とだけ結びつく現象だったとすれば……? 今目の前で起きている災厄と、ひとつの線で繋がるわ。
86 82 TEXT_VOICEMAN_06003_000830_ALPHINAUD 過去と現在の終末には、相違点もある。 それが創造魔法に現れるか、人や生物そのものに現れるかだ。
87 83 TEXT_VOICEMAN_06003_000840_ALPHINAUD 理由はまだわからないが…… 古代人と私たちの最大の違いは、 分割された生命であるか否かだろう。
88 84 TEXT_VOICEMAN_06003_000850_ALPHINAUD そこに何か、効き方の違いのようなものがあるのかもしれない。
89 85 TEXT_VOICEMAN_06003_000860_GRAHATIA それからもうひとつ、気になる証言があったんだ。
90 86 TEXT_VOICEMAN_06003_000870_GRAHATIA カルザールは、空が燃えるよりも前に、 偽神獣に転じていたらしいんだよ。
91 87 TEXT_VOICEMAN_06003_000880_ALISAIE なんですって……? それが本当なら、かなりまずいんじゃない?
92 88 TEXT_VOICEMAN_06003_000890_ALISAIE だって、目に見える終末の現象が起きていなくたって、 獣に転じる可能性があるってことでしょ。
93 89 TEXT_VOICEMAN_06003_000900_ALISAIE 今は大きな騒ぎが起きていない地域でも、 もしかしたら、もう……。
94 90 TEXT_VOICEMAN_06003_000910_HANNISHMANA 見ろ、太守様がいらっしゃったぞ!
95 91 TEXT_VOICEMAN_06003_000920_HANNISHBOYA 太守様!
96 92 TEXT_VOICEMAN_06003_000930_HANNISHWOMANA よかった…
97 93 TEXT_VOICEMAN_06003_000940_AWAHEEN 皆、本当に、よくぞ無事でいてくれました。
98 94 TEXT_VOICEMAN_06003_000950_AWAHEEN 予断を許さない状況ですが、 ひとまず、ラザハン都市内で暴れていた獣は、 すべて排除できたそうです。
99 95 TEXT_VOICEMAN_06003_000960_AWAHEEN ほかの村落でも、星戦士団の皆や、 頼もしき味方である竜が奮闘してくれています。
100 96 TEXT_VOICEMAN_06003_000970_AWAHEEN どうか心を落ち着け、慌てることなく、 待機をお願いいたします。
101 97 TEXT_VOICEMAN_06003_000980_HANNISHOLDWOMANA 太守様、「パーラカの里」はどうなっているのでしょうか?
102 98 TEXT_VOICEMAN_06003_000990_HANNISHOLDWOMANA 私の孫が、昨日あの村に出かけたきり、 まだ戻っていないのです……。
103 99 TEXT_VOICEMAN_06003_001000_AWAHEEN 私もまだ、報告を待っている状況です。 詳しいことがわかり次第、皆にも共有を……
104 100 TEXT_VOICEMAN_06003_001010_MATSYA (-????-)太守様……! たた、た、たいへんだす!
105 101 TEXT_VOICEMAN_06003_001020_AWAHEEN あなたは……。
106 102 TEXT_VOICEMAN_06003_001030_MATSYA あ、オ、オラは、アキャーリのマトシャ。 漁師のマトシャだす。
107 103 TEXT_VOICEMAN_06003_001040_THANCRED お前は確か、最初にこの島に来たときに会った……。
108 104 TEXT_VOICEMAN_06003_001050_MATSYA あれ、あんた方どうして……。
109 105 TEXT_VOICEMAN_06003_001060_MATSYA い、いや、今は太守様が先だす!
110 106 TEXT_VOICEMAN_06003_001070_MATSYA こんな不気味な空になったもんだから、 オラ、知り合いのことが心配で、 「パーラカの里」に向かったんだす。
111 107 TEXT_VOICEMAN_06003_001080_MATSYA そしたら、里のまわりに、 見たこともない怖ろしい化け物がいっぱいいて……!
112 108 TEXT_VOICEMAN_06003_001090_HANNISHOLDWOMANA ああ……そんな……!
113 109 TEXT_VOICEMAN_06003_001100_HANNISHOLDWOMANA 太守様、どうかすぐに助けを! 孫を救ってください……!
114 110 TEXT_VOICEMAN_06003_001110_AWAHEEN もちろんそうします。 ですから、どうか落ち着いて……
115 111 TEXT_VOICEMAN_06003_001120_HANNISHOLDWOMANA 落ち着いていられますか……! あの恐ろしい化け物たちは、星戦士団の手練れでも、 簡単に引きちぎっていたんですよ!?
116 112 TEXT_VOICEMAN_06003_001130_HANNISHOLDWOMANA 孫があれに襲われたら、ひとたまりも……!
117 113 TEXT_VOICEMAN_06003_001140_HANNISHOLDWOMANA ああぁ……ヒトたマりモ……!
118 114 TEXT_VOICEMAN_06003_001150_YSHTOLA まずいわ、皆、離れてッ!
119 115 TEXT_VOICEMAN_06003_001160_HANNISHOLDWOMANA あああ、うう、あぁぁぁぁ!
120 116 TEXT_VOICEMAN_06003_001170_HANNISHWOMANA い、嫌ぁぁぁぁぁッ!!
121 117 TEXT_VOICEMAN_06003_001180_THANCRED クソッ、とにかく獣を抑え込む!
122 118 TEXT_VOICEMAN_06003_001190_YSHTOLA あなたたちは、逃げる人の救援を優先して!
123 119 TEXT_VOICEMAN_06003_001200_HANNISHMANA 逃げるぞ、早く!
124 120 TEXT_VOICEMAN_06003_001210_HANNISHBOYA あっ
125 121 TEXT_VOICEMAN_06003_001220_HANNISHBOYA あ……あぁ……や……!
126 122 TEXT_VOICEMAN_06003_001230_HANNISHBOYA ワアアアア!
127 123 TEXT_VOICEMAN_06003_001240_HANNISHBOYA オトー……サ……ァァ……
128 124 TEXT_VOICEMAN_06003_001242_AWAHEEN ハッ
129 125 TEXT_VOICEMAN_06003_001244_AWAHEEN ヤッ
130 126 TEXT_VOICEMAN_06003_001246_AWAHEEN グアァッ
131 127 TEXT_VOICEMAN_06003_001250_AWAHEEN ヴリトラ様を、ラザハンを……どうか……!
132 128 TEXT_VOICEMAN_06003_001260_HANNISHMANA あ、お、俺の息子が……太守様が……ッ!
133 129 TEXT_VOICEMAN_06003_001270_GRAHATIA しっかりしろッ! ふたりのために、あんたは逃げ延びるんだ!
134 130 TEXT_VOICEMAN_06003_001275_HANNISHMANA フー
135 131 TEXT_VOICEMAN_06003_001280_GRAHATIA そう、大丈夫……大丈夫だ……。
136 132 TEXT_VOICEMAN_06003_001290_GRAHATIA すー、はぁ…
137 133 TEXT_VOICEMAN_06003_001300_GRAHATIA 皆、前を向いて胸を張れ!
138 134 TEXT_VOICEMAN_06003_001310_GRAHATIA 恐れることはない、この獣は、私たちで打ち倒せる!
139 135 TEXT_VOICEMAN_06003_001320_GRAHATIA 星戦士団は、ヤ・シュトラとサンクレッドの支援を。 獣をこの広場から出さないことだけ考えろ!
140 136 TEXT_VOICEMAN_06003_001330_GRAHATIA ほかの者は、近くの者とともに退避だ! 怪我をしている者がいたら手を貸して、 建物の中か、下層に向かうように。
141 137 TEXT_VOICEMAN_06003_001340_GRAHATIA 焦る必要はない。 獣たちに、決して皆を追わせはしないッ!
142 138 TEXT_VOICEMAN_06003_001350_THANCRED アルフィノ! アリゼー! ここは俺たちで片づける、お前たちは「パーラカの里」に行け!
143 139 TEXT_VOICEMAN_06003_001360_THANCRED マトシャ、そいつらを里まで案内してやってくれ! 必ず力になってくれる!
144 140 TEXT_VOICEMAN_06003_001370_MATSYA わ、わかった……!
145 141 TEXT_VOICEMAN_06003_001380_GRAHATIA あんたも行ってやってくれ。
146 142 TEXT_VOICEMAN_06003_001390_GRAHATIA オレたちで救うんだ……ひとりでも多く!
147 143 TEXT_VOICEMAN_06003_001400_SYSTEM_NONE_VOICE 一方 サベネア島 上空――
148 144 TEXT_VOICEMAN_06003_001410_ESTINIEN 飛行型は、あらかた倒せたみたいだな。
149 145 TEXT_VOICEMAN_06003_001420_ESTINIEN ……ああ、俺だ。 そっちの状況はどうなってる?
150 146 TEXT_VOICEMAN_06003_001430_ESTINIEN そうか……。 了解した、ヴリトラにも伝える。 それじゃあな。
151 147 TEXT_VOICEMAN_06003_001440_ESTINIEN 一度は落ち着きを見せたラザハンで、 再び、大規模な獣化があったそうだ。
152 148 TEXT_VOICEMAN_06003_001450_ESTINIEN その最中で、住民をかばって、アヒワーンが死んだ。
153 149 TEXT_VOICEMAN_06003_001460_VRITRA ああ…
154 150 TEXT_VOICEMAN_06003_001470_ESTINIEN うちの連中と兵士たちが今、混乱を収めようとしているらしい。
155 151 TEXT_VOICEMAN_06003_001480_ESTINIEN 一方で、パーラカの里も獣に襲われているという報告があった。 それで、戦力を分けて対応中だそうだ。
156 152 TEXT_VOICEMAN_06003_001490_ESTINIEN あとは、人が獣に転じる条件にも予測がついたと。 あいつらが言うには……
157 153 TEXT_VOICEMAN_06003_001500_VRITRA 恐怖や絶望がきっかけとなる……まるで悪夢ではないか。
158 154 TEXT_VOICEMAN_06003_001510_VRITRA そのくせ覚めもしないとは。 サベネアの子らには、見合う咎などなかろうに……!
159 155 TEXT_VOICEMAN_06003_001520_ESTINIEN そう思うなら…… あいつらを護りたいのなら、決断すべきじゃないか?
160 156 TEXT_VOICEMAN_06003_001530_ESTINIEN ラザハンは今、太守を欠いている。 アヒワーンの望んだとおり、お前の正体を明かすかどうか、 決めるべきときだ。
161 157 TEXT_VOICEMAN_06003_001540_VRITRA ……明かしてどうなる。 所詮、ヒトと竜は違うものだ。
162 158 TEXT_VOICEMAN_06003_001550_VRITRA この爪は、少しの力でヒトを切り裂く。 この顎もまた、君たちを易々と噛み砕くだろう。
163 159 TEXT_VOICEMAN_06003_001560_VRITRA 関わり合ってこられたのは、ヒトを模した身躯があってこそだ。 そうでなければ、恐怖を与えるだけ…… 異形の獣と、なんら変わりはないだろう。
164 160 TEXT_VOICEMAN_06003_001570_ESTINIEN そうだな……。
165 161 TEXT_VOICEMAN_06003_001580_ESTINIEN 人と竜は違う。 だからフレースヴェルグと聖女シヴァは、 生きながら添い遂げられなかったと聞く。
166 162 TEXT_VOICEMAN_06003_001590_ESTINIEN 人は竜を畏れて過ちを犯し、 あまりに長い竜詩戦争が始まった……。
167 163 TEXT_VOICEMAN_06003_001600_ESTINIEN その中で、ニーズヘッグは、俺の故郷を壊滅させた。
168 164 TEXT_VOICEMAN_06003_001610_ESTINIEN 俺もまた、あいつの眷属を……あらゆる竜を屠った。 人は誰しも、人命を奪うことを悪としながら、 竜の命を奪うことには躊躇がなかったのさ。
169 165 TEXT_VOICEMAN_06003_001620_ESTINIEN ……だが、本当にそれだけだったなら、 氷の巫女はフレースヴェルグの背に乗ってこなかった。
170 166 TEXT_VOICEMAN_06003_001630_ESTINIEN 竜の眼を託された英雄が、 竜詩戦争を終結に導くこともなかった。
171 167 TEXT_VOICEMAN_06003_001640_ESTINIEN 俺がこの槍を持ち続けていることも、 それを星のために振るうこともなかったはずだ。
172 168 TEXT_VOICEMAN_06003_001650_ESTINIEN 俺はアヒワーンの考えなんぞわからん。 だが、長年、お前と民を繋ぐ役目を果たしてきたんだろう。
173 169 TEXT_VOICEMAN_06003_001660_ESTINIEN そんな男が、この窮地にこそ願い出たんだ。 あいつは信じていたんじゃないか?
174 170 TEXT_VOICEMAN_06003_001670_ESTINIEN お前と民がうまくやっていけることも、 それこそが、ラザハンに明日を引き寄せることも。
175 171 TEXT_VOICEMAN_06003_001680_ESTINIEN 新手が来たか……。
176 172 TEXT_VOICEMAN_06003_001690_VRITRA ……こちらの準備は万全だ。
177 173 TEXT_VOICEMAN_06003_001700_ESTINIEN 正念場だな、ヴリトラ。 さあ、蹴散らすぞ!
178 174 TEXT_VOICEMAN_06003_001710_ALPHINAUD 大丈夫、じきに痛みも引きます。
179 175 TEXT_VOICEMAN_06003_001720_MATSYA 誰か、メヴァンを見てないだすか?
180 176 TEXT_VOICEMAN_06003_001730_MATSYA ここにもいないか……。
181 177 TEXT_VOICEMAN_06003_001740_ALISAIE ひとまわりしてきたけど、 もう獣も隠れてる人もいなかったわ。
182 178 TEXT_VOICEMAN_06003_001750_ALPHINAUD ふたりとも、おつかれさま。 手当ての方も終わったところだよ。
183 179 TEXT_VOICEMAN_06003_001760_PALAKASMAN 俺たち、これからどうなるんだ……?
184 180 TEXT_VOICEMAN_06003_001770_PALAKASWOMANA 島の外から、きっと助けがきてくれるよ。 しばらくここには戻れなくなるかもしれないけど、 いつかはまた……。
185 181 TEXT_VOICEMAN_06003_001780_PALAKASMAN ほかの国は無事なのか?
186 182 TEXT_VOICEMAN_06003_001790_PALAKASWOMANA それは、わからないけど……。
187 183 TEXT_VOICEMAN_06003_001800_PALAKASWOMANB 二度ともとになんて戻らないわよ! どこに逃げたって、何もかも手遅れ!
188 184 TEXT_VOICEMAN_06003_001810_PALAKASWOMANB だって、もう……あたしの家族は、みんな……ッ!
189 185 TEXT_VOICEMAN_06003_001820_PALAKASWOMANB うっ、ううう
190 186 TEXT_VOICEMAN_06003_001830_ALISAIE まずいわ……。 どうにか気を紛らわしてもらわないと、 今度はこの人たちが……!
191 187 TEXT_VOICEMAN_06003_001840_MATSYA み、みんな! ここは、その、プルシャ寺院だす!
192 188 TEXT_VOICEMAN_06003_001850_MATSYA だから、あの、本物の神獣様と繋がってて…… つらいことに負けたくなければ、訓えを思い浮かべるんだす!
193 189 TEXT_VOICEMAN_06003_001860_MATSYA そう、「神々の最初の訓え」だす! この島のみんななら、悲しいときや苦しいとき、 いつも唱えてきたはずだす……!
194 190 TEXT_VOICEMAN_06003_001870_PALAKASWOMANA ……産まれし者よ聞け。 生とはただ美しきものにあらず。
195 191 TEXT_VOICEMAN_06003_001880_PALAKASWOMANA 生ける者は苦痛を知り、災難を知り、絶望を知る。 あらゆる辛苦は降りかかり続ける。
196 192 TEXT_VOICEMAN_06003_001890_PALAKASOLDMAN 焼けた道を行けど褒賞はなく、 道の傍らにはいつも、死が口を開いている。
197 193 TEXT_VOICEMAN_06003_001900_PALAKASOLDMAN それらはお前を恐れさせ、嘆かせ、苛み、悩ませるだろう……。
198 194 TEXT_VOICEMAN_06003_001910_PALAKASMAN だが、目を閉じてはならぬ。 かくのごとき生を見据えよ。
199 195 TEXT_VOICEMAN_06003_001920_PALAKASMAN お前を打ちのめしている辛苦は、 しかし、お前を弱くはしていない。
200 196 TEXT_VOICEMAN_06003_001930_PALAKASWOMANB ひとつひとつが、焼けた鉄に振り下ろされる、鎚に似て……
201 197 TEXT_VOICEMAN_06003_001940_PALAKASWOMANB お前を、強き……強き剣と、成すだろう……。
202 198 TEXT_VOICEMAN_06003_001950_PALAKASOLDMAN ありがとうよ。 こういうときこそ、忘れちゃならんの。
203 199 TEXT_VOICEMAN_06003_001960_PALAKASOLDMAN あなた方も、助けてくださってありがとうございました。
204 200 TEXT_VOICEMAN_06003_001970_PALAKASOLDMAN まだ、メヴァンが見つかっていないのでしょう? わしらは里まで帰れますので、 どうか彼女たちを、探してやってください。
205 201 TEXT_VOICEMAN_06003_001980_ALPHINAUD わかりました。 道中の獣も掃ってはありますが、くれぐれもお気をつけて。 こんな状況ですから、仲間と離れずにお待ちください。
206 202 TEXT_VOICEMAN_06003_001990_ALISAIE みんなに声をかけてくれて、ありがとう。 さっきのが、あなたたちの大事にしてる教訓なのね。
207 203 TEXT_VOICEMAN_06003_002000_MATSYA そう、知恵と力を持った神獣様が、 人生の最初に授けてくださったという訓えだす。
208 204 TEXT_VOICEMAN_06003_002010_MATSYA オラは、その、すぐウジウジしちゃうから…… 怒られたり、嫌なことがあったり、 不漁のときなんかにも、ずっと繰り返してるんだす。
209 205 TEXT_VOICEMAN_06003_002020_ALISAIE いい言葉だった、私まで強さをもらった気がしたわ。 とても厳しい話でもあったけどね。
210 206 TEXT_VOICEMAN_06003_002030_MATSYA 生きてみると、実際そんなもんだす。 大変なことの方が多いって最初に訓えてもらえるから、 備えられるし、嬉しいときはたくさん歓べるんだす!
211 207 TEXT_VOICEMAN_06003_002040_ALPHINAUD なるほど、そのとおりかもしれないね。
212 208 TEXT_VOICEMAN_06003_002050_HYDAELYN (-ハイデリン-)暗闇のうちに、歓びを探すのです。 絶望に目を凝らし、哀しみを掻き分け、 前へと歩み続けた者だけが、その真なる輝きを得る……。
213 209 TEXT_VOICEMAN_06003_002060_ALISAIE さあて、気合も入ったことだし、 引き続きメヴァンさんを探さないと……
214 210 TEXT_VOICEMAN_06003_002070_ALISAIE 今のは……誰かが追われてた……!?
215 211 TEXT_VOICEMAN_06003_002080_MATSYA あれは…… 遠いけど間違いない、メヴァンだす!
216 212 TEXT_VOICEMAN_06003_002090_MEHVAN 来ないで……!
217 213 TEXT_VOICEMAN_06003_002095_MEHVAN フッ
218 214 TEXT_VOICEMAN_06003_002100_ALISAIE くっ
219 215 TEXT_VOICEMAN_06003_002110_MEHVAN ガッ
220 216 TEXT_VOICEMAN_06003_002120_MATSYA ああ……そんな……ッ!
221 217 TEXT_VOICEMAN_06003_002130_ALISAIE ダメ、身体が冷たいままだわ……!
222 218 TEXT_VOICEMAN_06003_002140_ALPHINAUD 外傷はない……意識も戻っている……。 ただ、生命力が低下してるんだ。
223 219 TEXT_VOICEMAN_06003_002150_ALPHINAUD これ以上は治癒魔法をかけるよりも、 里に戻って着替えや手当てをした方がいい。 急ごう……!
224 220 TEXT_VOICEMAN_06003_002160_ALPHINAUD こんなときに……!
225 221 TEXT_VOICEMAN_06003_002170_ALISAIE マトシャ、この子を預かって。
226 222 TEXT_VOICEMAN_06003_002180_ALPHINAUD ……この遺跡の周辺に潜んでいた獣が、 騒ぎでこちらに気づいたか。 とすれば、まだ増える可能性もある。
227 223 TEXT_VOICEMAN_06003_002190_ALPHINAUD 時間がない……。 マトシャ、君はその子を連れて里まで走れるかい?
228 224 TEXT_VOICEMAN_06003_002200_MATSYA そ、そりゃあできなくもないけど、 オラひとりでなんて、そんな……!
229 225 TEXT_VOICEMAN_06003_002210_ALISAIE 獣を引き連れて里の方へはいけないわ。 こいつらは、私たちがここで必ず倒す。
230 226 TEXT_VOICEMAN_06003_002220_ALISAIE だからあなたも…… 勇気を出して、その子を救って!
231 227 TEXT_VOICEMAN_06003_002230_MATSYA わ、わかった! オラ、先に里へ戻る……!
232 228 TEXT_VOICEMAN_06003_002240_ALISAIE それじゃあ、私たちで隙を作る。 行って、マトシャ!
233 229 TEXT_VOICEMAN_06003_002250_MATSYA ハァ、ハァ
234 230 TEXT_VOICEMAN_06003_002260_MATSYA 落ち着け……怖がっちゃダメだす……!
235 231 TEXT_VOICEMAN_06003_002270_MATSYA そんな! ああ、どうすれば……!
236 232 TEXT_VOICEMAN_06003_002280_MATSYA 怖くない……怖くない……怖くない……ッ!
237 233 TEXT_VOICEMAN_06003_002290_MATSYA 生ける者は苦痛を知り、災難を知り……。
238 234 TEXT_VOICEMAN_06003_002300_MATSYA 道の傍らにはいつも、死が口を開いている……!
239 235 TEXT_VOICEMAN_06003_002310_MATSYA ひっ
240 236 TEXT_VOICEMAN_06003_002320_MATSYA い、嫌だ……怖くない! 怖くない! 怖くないってば!
241 237 TEXT_VOICEMAN_06003_002330_MATSYA うわああああッ!
242 238 TEXT_VOICEMAN_06003_002340_MATSYA お前を打ちのめしている辛苦は…… しかし、お前を弱くはしていない……!
243 239 TEXT_VOICEMAN_06003_002350_MATSYA 焼けた鉄に振り下ろされる鎚に似て、 お前を、強き剣と……
244 240 TEXT_VOICEMAN_06003_002360_MATSYA 強き……剣と…………
245 241 TEXT_VOICEMAN_06003_002370_MATSYA あぁ…
246 242 TEXT_VOICEMAN_06003_002380_MATSYA え……?
247 243 TEXT_VOICEMAN_06003_002390_MATSYA かみさま……?
248 244 TEXT_VOICEMAN_06003_002400_VRITRA ……いいや。 だが、君たちを護る者だ。
249 245 TEXT_VOICEMAN_06003_002410_MATSYA 助けて……この子を助けてあげてください……!
250 246 TEXT_VOICEMAN_06003_002420_MATSYA ケラシャフとメヴァンの、大事な、大事な子なんだ……!
251 247 TEXT_VOICEMAN_06003_002430_ESTINIEN どうやら、そんなチビでも、お前が何だかわかるらしいな。
252 248 TEXT_VOICEMAN_06003_002440_VRITRA よくがんばってくれた。 ひとまず、パーラカの里まで送ろう。
253 249 TEXT_VOICEMAN_06003_002450_ESTINIEN フッ
254 250 TEXT_VOICEMAN_06003_002460_ESTINIEN となれば、あとは相棒たちだが…… まあ、空から見たあの様子なら、俺が出るまでもなさそうだ。
255 251 TEXT_VOICEMAN_06003_002470_ALISAIE これで、ここは片づいたわね。 急いでマトシャを追いかけないと……。
256 252 TEXT_VOICEMAN_06003_Q1_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
257 253 TEXT_VOICEMAN_06003_A1_000_001_NONE_VOICE 多分、大丈夫だと思う
258 254 TEXT_VOICEMAN_06003_A1_000_002_NONE_VOICE 空から降っていくのが見えた
259 255 TEXT_VOICEMAN_06003_002480_ALISAIE どういうこと? 追わなくていいの?
260 256 TEXT_VOICEMAN_06003_002490_ALISAIE 空からって……何が?
261 257 TEXT_VOICEMAN_06003_002500_ESTINIEN よう、ずいぶんと盛況だったみたいだな。
262 258 TEXT_VOICEMAN_06003_002510_ALPHINAUD エスティニアン! そうか、君がマトシャの援護を?
263 259 TEXT_VOICEMAN_06003_002520_ESTINIEN こっちの助けに向かおうって決めたのも、 走っていくあいつを見つけたのも、ヴリトラだ。 今は、里まで送り届けてる。
264 260 TEXT_VOICEMAN_06003_002530_ALPHINAUD ヴリトラが人の前に……。 彼は、大きな決断をしたのだね。
265 261 TEXT_VOICEMAN_06003_002540_ESTINIEN まあな。 お前たちも、このまま合流するか?
266 262 TEXT_VOICEMAN_06003_002550_ALISAIE 待って、そのまえにひとつだけ。
267 263 TEXT_VOICEMAN_06003_002560_ALISAIE ……メヴァンさんを引き上げてあげたいの。 しっかり抱いていてくれたおかげで、 赤ちゃん、大丈夫だったって言ってあげなきゃ。
268 264 TEXT_VOICEMAN_06003_002570_ALISAIE それで、せめて遺体を旦那さんのところに……。 手伝ってもらっても、いい?
269 265 TEXT_VOICEMAN_06003_002580_HANNISHMANB おい、誰か出てきたぞ!
270 266 TEXT_VOICEMAN_06003_002590_VARSHAHN みなさん、よくお集まりくださいました。
271 267 TEXT_VOICEMAN_06003_002600_VARSHAHN 今日は、すべてのラザハンの民に、大切な話があります。 ……それにあたって、ひとつ、お願いをさせてください。
272 268 TEXT_VOICEMAN_06003_002610_VARSHAHN これより現れる者を、どうか恐れないでほしい。 決して、みなさんを傷つけるものではないのです。
273 269 TEXT_VOICEMAN_06003_002620_HANNISHMANB わかった。 こんな状況だ、今更誰が出てこようが驚かねぇよ。
274 270 TEXT_VOICEMAN_06003_002630_VARSHAHN ありがとう……。
275 271 TEXT_VOICEMAN_06003_002640_HANNISHOLDWOMANB 竜だわ!
276 272 TEXT_VOICEMAN_06003_002650_HANNISHBOYB すげーっ!
277 273 TEXT_VOICEMAN_06003_002660_VRITRA ラザハンの皆よ、私はヴリトラ…… いにしえよりこの島に棲む竜だ。
278 274 TEXT_VOICEMAN_06003_002670_VRITRA 私を、太守の盟友として知る者も少なくないだろう。 そのことについて、真実を今、明かしたい。
279 275 TEXT_VOICEMAN_06003_002680_GRAHATIA 受け入れてもらえるといいな。
280 276 TEXT_VOICEMAN_06003_002690_HANNISHMANB すると、あんたが、 建国以来の本当の太守様だったってことか……!
281 277 TEXT_VOICEMAN_06003_002700_HANNISHBOYB ヴァルシャン……じゃなくてヴリトラ様は、 やっぱり、真眼でなんでもお見通しなのか?
282 278 TEXT_VOICEMAN_06003_002710_VRITRA ……いいや、私はラザハンのすべての歴史を見てきたが、 その未来まで見通せるわけではない。
283 279 TEXT_VOICEMAN_06003_002720_VRITRA 我らがサベネア島は、今、未曽有の災厄に脅かされている。
284 280 TEXT_VOICEMAN_06003_002730_VRITRA 皆はいちじつにして友を、仲間を、愛する者を喪い、 私もまた、民と良き理解者を喪った……。
285 281 TEXT_VOICEMAN_06003_002740_VRITRA 彼は……アヒワーンは、本当に真摯な男だった。 ラザハンを愛し、偽りなく太守であった。
286 282 TEXT_VOICEMAN_06003_002750_VRITRA 今日まで皆の前に姿を現すことさえできなかった私が、 彼ほどの信頼を得ることは難しいだろう。
287 283 TEXT_VOICEMAN_06003_002760_VRITRA しかし、私は、ラザハンをここで終わらせたくはない……
288 284 TEXT_VOICEMAN_06003_002770_VRITRA あの市の賑わいや、行き交うヒトの活気。 街の彩りは、ここに生きた者たちが、 時と世代を超えて塗り重ねてきたものだ。
289 285 TEXT_VOICEMAN_06003_002780_VRITRA ひとり暗い洞窟で眠ってきた私にとって、 それはとても奇妙で、強烈で……鮮やかな歓びだった。
290 286 TEXT_VOICEMAN_06003_002790_VRITRA この災厄ですでに多くのものを失くしたが、 君たちが生きているかぎり、 多彩なる都、ラザハンは続くのだ。
291 287 TEXT_VOICEMAN_06003_002800_VRITRA 私にそれを、君たちを護らせてくれ。
292 288 TEXT_VOICEMAN_06003_002810_VRITRA そして、見通すことさえできないこの難局を乗り切るために、 どうか皆の力を貸してほしい。
293 289 TEXT_VOICEMAN_06003_002820_HANNISHOLDWOMANB ヴリトラ様、真実を話してくださって、 ありがとうございました。
294 290 TEXT_VOICEMAN_06003_002830_HANNISHOLDWOMANB 私たちなら、きっと苦難を越えられます。 人たるマヌシャの神々と、獣たるムリガの神々があわさって、 平和な時代が創られたように……。
295 291 TEXT_VOICEMAN_06003_002840_ALPHINAUD この光景をイゼルが見たなら、きっと喜んだことだろうね。
296 292 TEXT_VOICEMAN_06003_002850_ESTINIEN …………かもな。
297 293 TEXT_VOICEMAN_06003_002860_FOURCHENAULT ……失礼、太守殿はおられるか。
298 294 TEXT_VOICEMAN_06003_002870_ALISAIE お父様……!?
299 295 TEXT_VOICEMAN_06003_002880_FOURCHENAULT 皆、此度の災厄で、お力落としのことと存じ上げる。 しかし、どうか気を強く持っていただきたい。
300 296 TEXT_VOICEMAN_06003_002890_FOURCHENAULT 私はシャーレアンの哲学者議会を代表し、 ラザハンの人々を救うすべを提示しにきたのだ。
301 297 TEXT_VOICEMAN_06003_002900_FOURCHENAULT 火急の事態にて、予告もなく申し訳ない。 だが、一刻も早く太守殿に取り次いではいただけないだろうか。
302 298 TEXT_VOICEMAN_06003_002910_VRITRA 今は、私が太守だ。 用件を聞かせてもらおう。
303 299 TEXT_VOICEMAN_06003_002920_FOURCHENAULT ……これはとんだご無礼を。 では改めて貴殿に、この「終末」と呼ばれる災厄について、 お伝えいたしましょう。
304 300 TEXT_VOICEMAN_06003_002930_FOURCHENAULT 終末は星のすべてを蝕む病のようなもの。 不幸にもサベネア島の周辺が最初の事例となり、 今後、被害は世界全土へと拡大していくでしょう。
305 301 TEXT_VOICEMAN_06003_002940_FOURCHENAULT 哲学者議会は、遡ること数百年前、 この災厄についての予言を聞いた……。
306 302 TEXT_VOICEMAN_06003_002950_FOURCHENAULT 以来、終末がすべてを呑み込む日に備え、 この星から脱出する計画を進めてきたのです。
307 303 TEXT_VOICEMAN_06003_002960_HANNISHMANB 星からの脱出だと!? そ、そんな馬鹿げたこと……!
308 304 TEXT_VOICEMAN_06003_002970_FOURCHENAULT 決して夢物語などではない。
309 305 TEXT_VOICEMAN_06003_002980_FOURCHENAULT エオルゼアにおける第七霊災を機に、 赤き月とされていたダラガブが、 古代アラグ文明の遺産だと知った方も多いはず。
310 306 TEXT_VOICEMAN_06003_002990_FOURCHENAULT なれば、白き月は?
311 307 TEXT_VOICEMAN_06003_003000_FOURCHENAULT あれこそが、我々の同胞によって築かれた切り札…… 我々や貴殿らを終末から救い出す、天往く船なのです。
312 308 TEXT_VOICEMAN_06003_003010_FOURCHENAULT シャーレアンは、船を独占したりはしない。 世界中の人々を、可能なかぎり救いたいと考えています。
313 309 TEXT_VOICEMAN_06003_003020_FOURCHENAULT かねてより親交が深い、ラザハンの皆様も然り。 急場につき、いくらか例外の対応は必要になりましょうが、 必ずや月へお送りいたしましょう。
314 310 TEXT_VOICEMAN_06003_003030_VRITRA ……哲学者議会との付き合いは短くない。 君たちが断言するのだから、世迷言ではないのだろう。
315 311 TEXT_VOICEMAN_06003_003040_VRITRA しかし、その選択、本当に分があるのか? 我が父に「最後に残った希望」と言わしめたこの星を捨て、 皆の未来を築ける算段が?
316 312 TEXT_VOICEMAN_06003_003050_FOURCHENAULT それをご説明するために、こうして私が参ったのです。 答えられる疑問には、すべてお答えしましょう。
317 313 TEXT_VOICEMAN_06003_003060_FOURCHENAULT もっとも、民のためを思うのであれば、 迷っておられる時間はないかと存じますが。
318 314 TEXT_VOICEMAN_06003_003070_VRITRA ……彼らをメーガドゥータ宮へ。 客人として、丁重に案内してほしい。
319 315 TEXT_VOICEMAN_06003_003080_VRITRA 大丈夫、君たちが望む道を選べるような決断をしよう。
320 316 TEXT_VOICEMAN_06003_003090_VRITRA 私とアヒワーンが信頼を寄せる者たちによれば、 獣への変化を引き起こすのは、不安や絶望といった心らしい。
321 317 TEXT_VOICEMAN_06003_003100_VRITRA だからどうか案じずに、 できることなら普段どおりに過ごしながら、 連絡を待ってほしい。
322 318 TEXT_VOICEMAN_06003_003110_HANNISHBOYB ……わかったよ。 がんばってね、ヴリトラ様。
323 319 TEXT_VOICEMAN_06003_003120_NIDHANA あっ、よかった、まだいてくれて!
324 320 TEXT_VOICEMAN_06003_003130_ALISAIE ニッダーナ? どうしたの、まさかまたパーラカの里が……!
325 321 TEXT_VOICEMAN_06003_003140_NIDHANA ううん、そうじゃなくて、 ちょっと思いついたことがあって確かめにきたの。
326 322 TEXT_VOICEMAN_06003_003150_NIDHANA 人が獣に転じるとき、エーテルが消失する…… なら、あの獣はなんで活動できているのかって、考えてたんだ。
327 323 TEXT_VOICEMAN_06003_003160_NIDHANA 単純に考えれば、エーテルに代わる活力があるはず。 そのときふとね、最近キミたちと、 エーテルとは異なる力の話をしたなって思い出したんだ。
328 324 TEXT_VOICEMAN_06003_003170_YSHTOLA 確か……アーカーシャ、だったかしら。 目には見えない、天より下りし力……
329 325 TEXT_VOICEMAN_06003_003180_YSHTOLA 想いが動かす力……!
330 326 TEXT_VOICEMAN_06003_003190_NIDHANA そう、負の感情によってアーカーシャが動かされ、 人を獣に変えたり、エーテルもなしに活動させてる…… そんな可能性もあるんじゃないかって。
331 327 TEXT_VOICEMAN_06003_003200_NIDHANA ねえ、まだあの花を持ってる?
332 328 TEXT_VOICEMAN_06003_003210_NIDHANA ……その花が、 周囲の人の想いによって動いたアーカーシャを捉え、 それによって輝きを変えていたのだとしたら。
333 329 TEXT_VOICEMAN_06003_003220_NIDHANA 存在が耐えきれないほどの強烈な力が、 ここに渦巻いていたんじゃないかな。 不安や恐怖、絶望を呼び水としてね。
334 330 TEXT_VOICEMAN_06003_003230_NIDHANA 気をつけて……。 終末は、アタシたちの触れられる理の外にある現象かもしれない。
335 331 TEXT_VOICEMAN_06003_003240_NIDHANA って、脅かすみたいでよくなかったね。 アーカーシャについては、アタシも引き続き調べてみるよ。
336 332 TEXT_VOICEMAN_06003_003250_NIDHANA 前も言ったとおり、具体的な研究はされてこなかったから、 成果は期待できないかもしれないけど……。
337 333 TEXT_VOICEMAN_06003_003260_YSHTOLA こうして可能性に気づけただけでも十分な進歩よ。 あなたも錬金術師たちも、身の安全を最優先にね。
338 334 TEXT_VOICEMAN_06003_003270_NIDHANA ありがとう。 みんなこそ、くれぐれも気をつけて。 次会うときも、お互いに無事で……ね!
339 335 TEXT_VOICEMAN_06003_003280_YSHTOLA そう……各地にも偽神獣が……。
340 336 TEXT_VOICEMAN_06003_003290_ALPHINAUD 父が説明していたとおり、 これから被害が拡大していくのかもしれないね……。 アーモロートで知った、過去の終末もそうだった。
341 337 TEXT_VOICEMAN_06003_003300_THANCRED あれに倣うなら、範囲の広がりに加えて、 現象がさらに悪化する可能性もあるんじゃないか?
342 338 TEXT_VOICEMAN_06003_003310_THANCRED 人が異形に転じるってだけでも悪夢だが、 変化が多くの動植物や大地そのものに及べば、 さすがに居続けるのは難しくなる……。
343 339 TEXT_VOICEMAN_06003_003320_ESTINIEN ……いよいよ住めない星になるってわけか。
344 340 TEXT_VOICEMAN_06003_003330_MIHLEEL ご注文の品をお持ちしました。
345 341 TEXT_VOICEMAN_06003_003340_MIHLEEL こんな状況ですけど、ごゆっくり……。
346 342 TEXT_VOICEMAN_06003_003350_ALISAIE ……私たち、どうするべきなのかしら。
347 343 TEXT_VOICEMAN_06003_003360_ALISAIE 今回、終末を目の当たりにして、 闇雲に戦うだけじゃダメだって思い知ったわ。
348 344 TEXT_VOICEMAN_06003_003370_ALISAIE どうにかして根本的な解決をしないと、 その場しのぎのやりかたじゃ、すぐに限界がくる。 被害が拡大していくならなおさらね……。
349 345 TEXT_VOICEMAN_06003_003380_ALISAIE 何か……何かないのかしら……。
350 346 TEXT_VOICEMAN_06003_003390_YSHTOLA 鍵を持っているとしたら、過去の終末を知り、 ゾディアークを保持することで終末を防いでいた、 ハイデリンなのでしょうけれど……。
351 347 TEXT_VOICEMAN_06003_003400_YSHTOLA バブイルの塔の一件以来、彼女からの接触はなし。 「できない」のか「しない」のかさえ、窺い知れないわ。
352 348 TEXT_VOICEMAN_06003_003410_YSHTOLA 標として託された花も、消えてなくなってしまった……。
353 349 TEXT_VOICEMAN_06003_003420_WATCHEROFMOON <UIForeground>F20223</UIForeground>覚えておくといい。 その花は、我々の時代には「エルピス」と呼ばれていた。<UIForeground>01</UIForeground>
354 350 TEXT_VOICEMAN_06003_003430_YSHTOLA 確かに、月の監視者はそう言っていたわね。 エルピス……私には心当たりがない言葉だわ……。
355 351 TEXT_VOICEMAN_06003_003440_ALPHINAUD 残念ながら私もだ。 「我々の時代には」と言っていたということは、 古代人たちの言葉だということになるのかな。
356 352 TEXT_VOICEMAN_06003_003450_YSHTOLA そうでしょうね。 ただ、アニドラスの記録を閲覧していたときにも、 聞いた覚えはないわ。
357 353 TEXT_VOICEMAN_06003_003460_ALISAIE じゃあ、この線で追うのも無理ってこと? 古代人の生きた時代のことなんて、聞ける人もいないし……。
358 354 TEXT_VOICEMAN_06003_003470_GRAHATIA いや……ひとりだけ、いるかもしれない。
359 355 TEXT_VOICEMAN_06003_003480_GRAHATIA ……エリディブスだ。
360 356 TEXT_VOICEMAN_06003_003490_GRAHATIA オレは白聖石に代えて、 第一世界のクリスタルタワーに彼を封じ込めた。
361 357 TEXT_VOICEMAN_06003_003500_GRAHATIA あの塔に込められたエーテルは、 機能の維持なんかに使われ、少しずつ星海に還ってる。 ……だから、彼の魂ももう、そこにはいないかもしれない。
362 358 TEXT_VOICEMAN_06003_003510_GRAHATIA でも、もしまだ留まっているとしたら…… 話せる可能性もあるんじゃないか?
363 359 TEXT_VOICEMAN_06003_003520_GRAHATIA オレは……オレたちはもう、それを確かめには行けない。 でも、あんたなら、再び第一世界に渡ることができる。
364 360 TEXT_VOICEMAN_06003_Q2_000_001_NONE_VOICE 何と言う?
365 361 TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_001_NONE_VOICE その可能性に賭けてみよう!
366 362 TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_002_NONE_VOICE ついでにみんなの様子も見てくる
367 363 TEXT_VOICEMAN_06003_A2_000_003_NONE_VOICE ほかに打つ手がないのなら……
368 364 TEXT_VOICEMAN_06003_003530_GRAHATIA ああ、行動あるのみだ!
369 365 TEXT_VOICEMAN_06003_003540_GRAHATIA ありがとう……。 あんたがそうしてくれるなら、何より安心だ。
370 366 TEXT_VOICEMAN_06003_003550_GRAHATIA 不確かな案ですまない。 終末が第一世界に影響しているかも確認できるから、 無駄足にはならないはずだ。
371 367 TEXT_VOICEMAN_06003_003560_THANCRED 俺としても、願ったり叶ったりだ。 少なくとも今は第一世界が無事であること、 それがわかれば、踏ん張り甲斐もあるからな。
372 368 TEXT_VOICEMAN_06003_003570_THANCRED そこで糸口が掴めるか否か…… どうあれ、俺たちが乗ってるのは相当に分の悪い賭けだ。
373 369 TEXT_VOICEMAN_06003_003580_THANCRED だが、ウリエンジェが月にいる。 あいつは、本当にそれしか道がないと判断したら、 最善を尽くして地上の命を引き上げるだろう。
374 370 TEXT_VOICEMAN_06003_003590_ALISAIE だったら私たちは、その瞬間まで、俯かずに抗うだけだわ。
375 371 TEXT_VOICEMAN_06003_003600_YSHTOLA ええ……。 こちらに残る方も、やれることをやりましょう。
376 372 TEXT_VOICEMAN_06003_003610_YSHTOLA 私はマトーヤにもう一度連絡をとって、 星海からハイデリンに接触できないか試みてみるわ。
377 373 TEXT_VOICEMAN_06003_003620_ALPHINAUD であれば私は、各国と協力して、 終末の正確な状況を把握できるようにしよう。
378 374 TEXT_VOICEMAN_06003_003630_ESTINIEN その情報をこっちに回せ。 一時しのぎだろうが、倒せる獣は倒しておく。
379 375 TEXT_VOICEMAN_06003_003640_ALPHINAUD 不安や恐怖、それに絶望…… どれだけ遠ざけようとしても、 そういう気持ちは湧きだしてくるだろう。
380 376 TEXT_VOICEMAN_06003_003650_ALPHINAUD けれど、忘れないでいてほしい。
381 377 TEXT_VOICEMAN_06003_003660_ALPHINAUD ここにいる仲間が、どこかで戦い続けている。 私たちは、決して独りにはならない。
382 378 TEXT_VOICEMAN_06003_003670_EMETSELCH ひとときの休息は過ぎ去り ついにそのときが来る
383 379 TEXT_VOICEMAN_06003_003680_EMETSELCH さあ すべてを明かしに行くがいい――
384 380 TEXT_VOICEMAN_06003_003690_EMETSELCH 終わりを巡る 始まりの地へ
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